南幌町議会 平成28年第1回定例会 2016年3月9日
新規就農希望者の受入推進について
2016年3月9日、南幌町議会の一般質問で、熊木惠子議員が「新規就農希望者の受入推進について」質問し、町長、産業振興課長が答弁しました。
- 質問者
- 熊木惠子 議員
- 答弁者
- 町長、産業振興課長
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は町のサイトの一般質問の一覧の表記です。
質問 熊木
それでは2問目に移ります。新規就農希望者の受入推進について、これは町長の執行方針分で質問させていただきます。本町の農業は、個人・法人を含め、農業の大型化が定着しています。農家戸数が激減する中でも、耕作放棄地はゼロであり近年、後継者がふえつつあることは、町の未来にとっても大きな喜びです。今、食の安全や農業への関心の高さから新規就農に取り組んでみたいという層がふえていると聞きます。近隣の町では、農業就業者の減少と高齢化に早くから危機感を募らせ、農家の意向調査や、今後の町の農業や農村の課題に取り組み、新規就農者を募集し、移住定住に向けて、ホームページの作成や、関東関西での説明会を開催し、移住者が増加していると話題になっています。町政執行方針では、農業振興と地産地消、交流の推進が掲げられ、担い手後継者対策として、ふるさと就労促進事業を進めるとあります。都市と農村の交流を促進し、新しい住民を迎えるためにも、新規就農者受入窓口を強化する考えはあるのか、町長に伺います。
答弁 町長
新規就農希望者の受入推進についてお答えいたします。本町における新規就農者は、平成18年からの10年間で64人を数え、年平均にすると6人であります。全国的に担い手、後継者不足が叫ばれる中、Uターンなどによる新規就農者が確保されている状況が非常に恵まれた環境にあると言えます。また、本町には耕作放棄地がなく担い手への農地集積率は90%を超え、農地の継承が順調に行われています。そのような状況の中で、国の新規就農者に対する支援制度として、青年就農給付金事業がありますが、本町に多く見られる親元就農の新規就農者には5年以内に経営継承を求めるなど、一般就農者に比べ厳しい要件が求められ、実態として、親元就農での青年就農給付金の活用実績もなく、次代の本町の農業を担う親元就農の後継者には手当てがないことから、そのような方々を対象に、町単独で給付金を支給するふるさと就農促進事業を創設し、Uターンなどによる親元就農の促進を図りながら、将来の担い手を育成することで、本町農業の持続的安定的な発展を支える礎にしたいと考えております。御質問の地域就農者の受入窓口の強化については、既に町、農業委員会、農協、農業改良普及センターで構成する南幌町担い手育成総合支援協議会を設置しており、これまでも新規就農者、新規就農希望者の相談を受け付け、受入農家のあっせんや、研修支援を行っていることから、引き続き、道協議会において、相談窓口としてサポート体制の充実を図るとともに、各地で開催される、就農相談会などの参加も含め、受入窓口の強化についても検討してまいります。
再質問 熊木
再質問させていただきます。新規就農者の受け入れということで質問しているんですけれども、今回の執行方針の中の予算では、Uターンとか親元就農の促進を図るということで、新しい制度っていうかそういうのを設けられています。質問の中でも言いましたように、今までも議会の中でもいろいろこう報告とかを受ける中では、南幌は本当に若い農家の方々が戻ってきて、一緒に農業をやっている、それから生産法人もたくさんあるので、そういう中で雇用も生まれているということで、本当に農家の方の努力と、やっぱり町をあげて農業を守ってきたっていうところが、こういう成果につながっているのかなと思います。そういう中でも、以前訪問したところでも、農家の方がUターンで戻ってきた時に、なかなか今親の家も古くなったりしていて、そこに若い夫婦が一緒に同居するというのはなかなか難しくて、じゃあその若い夫婦が直ぐ家を建てれるかっていうと、なかなかそうはいかないということで、それに対する支援っていうのが早くから取り組まれてるところがありました。そういう意味では、どういう形で今回の支援制度が使われるのか。縛りはいろいろないのか。その金額がどのぐらいなのかっていうこともちょっと具体的に教えてほしいと思います。それから、耕作放棄地がないってことではいいんですけども、若い人ばかりでなくて、国が進める北海道で農業を始めるサイトとか、いろんな形でやっていますけども、そういう中では20代から45歳とかね、そういう形で年齢を区切って意欲のある人方を農業体験をしてもらいながら行く行くは町で農業に従事する、自分たちで就農していくっていうようなことでいろんなこう支援制度があります。そういうのを使って、各地にいろいろ農業の形態も違いますから、例えばそのミニトマトとか何かそういうものを特化して、そういうものを作ってくれる人とか、いろんな形の募集とかもされています。そういう中では、本町では先ほどの答弁の中では、今既にそういう担い手育成っていうことで、いろいろ早くから取り組んでいるってことでしたけれども、実際には町とかJAとかいろんなところに問い合わせはどれぐらいの件数があるものなのか。それから、具体的に問い合わせに一緒に入ってコーディネートをしながら、紹介したりいろんなことがされていると思うんですけれども、その辺の件数を教えてください。それから、実際にはそういう形から農家の方ではなくて、全くの新規の方が南幌町で農業をしたっていう件数とかがあるのかどうか。それも伺いたいと思います。近隣で南幌町とその条件はいろいろ違って耕作放棄地があったりっていうところで、早くからその問題っていうかその高齢化とかね、農地が荒れていくってことに目を付けてというか、心配して立ち上げたところでは、すごい件数の相談が寄せられて、それは北海道田舎暮らしフェアとか、本州でもいろんな形で募集をして、そこから実際には就農するっていう形でふえている。それが若い世代とか家族で引っ越してくるので、例えばその学校とかも、複式学級とかになるようなところも、そこに集団で入ってきたりして、それが学校とかも活性化されたり、地域も活性化されているっていうことが報告されているんですけども、そういうことに対してもどのように考えているのか。それから私はUターンで若い農家の方が入ってくることはもちろん大歓迎ですし、だけどそれと同時にやっぱり新しい感覚で就農するっていう人が入ることによって南幌町の特産を生かしたいろんなものを開発するっていうようなことにもね、つながっていくんじゃないかと思うんですよね。その辺では何かこう秘策があるのかどうか伺います。
答弁 産業振興課長
初めに給付金の支給内容等について、私の方から回答させていただきます。町単独のふるさと就農給付金でございますけれども、基本的には国の青年就農給付金事業をベースに制度設計をしておりまして、親元就農に入られた後継者の方に対して、まず農業研修型といたしまして、支給期間2年間、支給額つきましては月額2万円、その後新規就農に向かわれる後継者の方につきましては、支給期間を3年間、支給額を4万円ということで考えております。ですからUターンされて、実際的に自ら就農されると5年間にわたって給付金を支給したいというふうに考えています。なお、縛りとかという部分なんですけれども、あくまでも給付金でございますので、それが賃貸住宅の家賃になる方もいらっしゃるでしょうし、あと生活していく上での生活費になるということも考えられますので、制度的には縛りとかはございません。以上でございます。
答弁 町長
熊木議員の再質問にお答えをいたします。今課長の方から資金内容についてお話しさせていただきましたけども、あくまでもUターン等々で戻ってくる方々、あるいは、お婿さんで就農する方々も含めて何とか応援してあげようということでございます。農業体験はそれぞれ人数を受け入れしているのは、26年で19名、それから27年で26名というようなお話を聞いております。実績としては、26年で5組、27年に3組という話にはなっておりますが、どちらしても、この体験等々で来ていただいて、どうあるべきかというと先ほど申し上げたように、うちの町の農業体系、体質というか、形態が非常に違うところであります。新規就農はいいんでしょうけども、私どもはやはり経営として成り立っていただける環境を作っていかなければなりません。うちの土地利用型でいくと到底、相当応援する方々が町を初め、いろんな関係団体が応援しない限りは、なかなかうちの町で新たに農業を始めるというのは、私は難しいと。それは国や北海道や町が相当応援していかなければ経営が成り立たない。ですからなんとか法人も含めて、今の農家をやっている方々のところに入って、一緒になって就農するのが私は望ましい姿ではないかなというふうに思っております。また、土地条件等々も網羅し、これまでのいろんな農業団体の実績も考えると、うちの町で2、3ヘクタールで、経営を成り立たせるというのには相当財産を持ってくるか、相当我々が援助するかというようなことになろうかと思います。ですので、今回の予算にも計上させていただいておりますけれども、機械力を使って人数でできる農業っていうのを、どうしても目指していかなきゃならない、うちの農業形態からいくとそういう方向で土地利用型で進めていくのが、私は望ましいのではないかなというふうに思っているとこであります。ただ、今熊木議員が言われたように、新しい土地も当然必要でありますから、人手不足の、当然数十ヘクタール持ちますとできませんので、そういうとこにはやっぱり一緒なってともに経営を支えるパートナーとして農業をやっていただける方が来ていただけるように、これはいろんな媒体、あるいはいろんなとこの今フェア等々ありますので、うちの町からも多くの農家の方々がそこへ出かけておりますので、そこでうまく見つかっていただければ、もっともっといい農業形態になるのではないかなというふうに思っておりますから、どちらしてもやはり来ていただく方の生活が困らないような、家族で来ていただいても生活が成り立たなければ何もなりませんので、それらも十分考えながら、来ていただく方たちの支援体制は取っていきたいなと思っていますが、先ほど言ったように町でできるものは限界がございますので、それらを含めて、来ていただきたいのも当然ありますけれども、やはり先ほど言ったように家計が成り立つ農業になるように応援はしていきたいなと、そんなふうに思います。
再質問 熊木
今、町でできることには限界があるって、それは思います。国の支援とかね、道のいろいろ支援の中で、就農研修受け入れとか、青年就農給付金とかいろんな形で設けられていますけれども、相談された方にやっぱりそのようなことはもちろん紹介しながらやっていると思うんですよね。それで、私以前地域おこし協力隊のことで質問させていただいて、うちの町ができないって、その時点ではそういうことでしたけれども、あの後もそういう募集ありながら、そしてその農業とかに携わった方々は、そこでいろんな発信をしながら、新しいその息吹をそこの町に注ぎ込んでるっていうかそういうので、すごく成功している例がたくさんに載せられているんですけれども、そういう形で今後、町長、前回の私が質問した時には、現時点では、っておっしゃっていましたけれども、やっぱり今もなおかつたくさんそういう募集とかしていて、農業の分野だけではなくて、町を活性化するためのいろんなことがアイデアとか取り入れられていますけども、それも含めて今後検討するってことになっていくのかどうか、ちょっとそれますけれども、伺いたいと思います。私もいろいろこう切り抜きとか、隣の町の意見とか近隣の町のとか調べると、農業形態は本当にさまざまですから、うちのように稲作とかその大型化をやっている農業の中では、本当に新規就農で入っても、よっぽどの財産とかなければなかなかできないというのは私も理解できます。だけれども、例えばその名前出していいのかな、月形町とか、その夏期に限定するとか、あと平取とかそういうところでは、ハウス1棟2棟から始めてっていうところで、そこに援助する、そういう形もやっています。また、住宅の確保っていうことでも、やっぱり教員住宅を改良したりとかっていう形で、住宅も用意しているというところがあるんですけれども、南幌町も今、住宅用意しましたよね。そういう形で、そういうこともふやしていく方向にあるのかどうか。それから、新規就農者が作った野菜とかそれを学校給食に使ったり、ふるさと納税のお返しに使ったりっていうところもあるんですけれども、そのように発展させていくことができるんじゃないかと思うんですけれども、そういうことを取り組むことで、先ほど1問目の質問にあるように、やっぱり移住定住を促進していくってことで町を活性化させることになると思うんですけれども、その辺を含めてお考えを伺いたいと思います。
答弁 町長
熊木議員の再々質問にお答えいたします。思いは十分わかるんですが、今うちの町、先程言ったように耕作放棄地はない、なおかつ若い人の土地を求める意欲がまだまだたくさんあります、現実は。ですから、新しい人も入っていきたい思いはあります。これは不耕作地や耕作放棄地がたくさん出てこればそういう方法は当然取らなきゃなりませんけれども、今うちに親から引き継いで、あるいは代々引き継いで農業で頑張ってこれからも頑張ろう、という若い意欲のある青年がたくさんおりますので、私どもはそこの青年を応援していくのがまず大事ではないかなと。農業というのはそんなに甘いものではございません。ハウス2棟で家族4人生活できるかといったら、到底うちの町ではなかなかできない環境であります。ですから、作物を見ていただければ歴史がちゃんと物語ってると。今回の予算にも入れてますが土地改良をなぜするか、そういうことを考えていくとなかなか思いはわかりますけれども、うちの町で新たな方々を入れてどうのこうのという、そういう環境にないものですから、あればちょっと変わります。ですから、以前お話ししたように協力隊も含めて、今まだそういう時期ではないなというふうに思っております。今ある若い人たちがやっぱり元気になっていただきたいので、そこらの支援はしていかなきゃならないというふうに思っておりますので、今後どういうふうに変化がなるかちょっとわかりませんが、やはり町が手をかけるということは、経営もちゃんと成り立つ指導ができなければ新規就農の、私は受け入れは難しいものというふうに考えておりますので、思いと現実とはかなりやっぱりありますので、現在はうちの町に合った形態の方が優先するし、我が町の青年をいかに一人前にしていくか、そしてそこに新しい方々が一緒にやりたい、そういう方々の受け皿になれるような、若い人を育てていきたいなと、そんなふうに思ってます。