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中頓別町議会 令和6年第4回定例会 2024年12月11日

今後の対策等のお考えについて

2024年12月11日、中頓別町議会の一般質問で、宮崎泰宗議員が「今後の対策等のお考えについて」質問し、町長 小林生吉が答弁しました。

質問者
宮崎泰宗 議員
答弁者
町長 小林生吉

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 5番 宮崎泰宗

受付番号6番、議席番号5番、宮崎です。今回も2問事前に通告させていただきました。1問目は、シンプルに人口減少についてということで、この人口の状況ということに関してもこれまでも何度か伺ってきているところですけれども、人口そのものが減少し続けている中で、毎年の減少数自体も完全に増加傾向に転じているというこの数年の状況を含め、どのように捉えておられるのか、今後の対策等のお考えについてお伺いできたらと思います。よろしくお願いいたします。中頓別町の人口は、減少の一途をたどっており、今年の3月には1,500人を下回りました。現在の人口は、10月31日までで1,475人となっています。2022年4月にスタートした現在の第8期総合計画の中では、計画期間中に迎える2度目の国勢調査、2030年ということになると思いますが、この結果において1,306人を下回らないことが目標とされております。思い返せば1期前の第7期総合計画策定時には、計画の最終年度でありました2021年10月時点での人口を1,720人として目標に掲げられていたわけですが、計画前半の5年間で目標を下回ることが明らかとなり、後期実施計画の検討段階でこれをおよそ140人減の1,586人と確実に達成できる目標に改めた経緯があります。明らかに達成できない目標も無意味でありますが、これはこれで目標の意味合いを失ってしまったと言わざるを得ません。実際に2020年、令和2年でありますが、このときの国勢調査の結果としては1,638人となったことから、同時期の町の予測人数であった1,578人との比較で60人人口減少を抑えたということにされておりますが、元の目標値と同時期との比較からすると100人近く減少が進んだことになります。そして、今また人口減少が加速しているのではないでしょうか。前年度、令和5年度は1年間で60人を超える減少になったと思われますが、令和4年度も50人近い減少であり、令和3年度も40人超えと減少数の増加が続いています。今年度も既に20人ほど減少が進んでおり、令和2年に改定されたばかりの人口ビジョンにおける来年度末で1,500人という目標が達成できないということは、まだ1年以上も前の現時点で確実となっているわけですが、このような状況に陥っていることも含め、短期的に人口の動向を捉えた定期的な分析の報告等、町民に向けて行政が自主的に行うべきではないでしょうか。減少数増加の要因は何なのか、まちづくりそのものが町から人が離れていく原因になってしまっていないかなどの検証が急ぎ必要な状況と思われますが、今後の見通しや具体的対策へのお考えも含め、伺います。

答弁 町長 小林生吉

宮崎議員の人口減少に関するご質問にお答えしたいと思います。マクロ的には人口予測は、統計的予測の中でもそのとおりになる確率が高いものとされています。そうした予測に対して地域として目標を掲げて、対策を講じることの意味は大きいというふうに考えています。目標がやや過大であったかもしれませんが、社人研の予測に対しては上方に動いていることは確かだと考えています。2023年12月に国立社会保障・人口問題研究所が公表した将来人口の予測値が前回2018年推計より人口減少数が上方修正されたことはこれまでの施策が作用し、人口減少の抑制になっているものと受け止めていますが、その後の人口減少のペースが速まっていて、強い危機感を感じているところです。2015年、2020年で5歳別人口の推移を見ると、若い世代で比較的維持できているものの、高齢世代での減少が大きくなっています。直近のこうした動向の分析を行う必要があるというふうに考えています。10月に社人研の2023年推計の詳細が分かる報告書が刊行されましたので、これを踏まえて現在の人口ビジョンに掲げた目指すべき将来の方向として人口減少を食い止めるために掲げた転入者の増加、出生数の増加、転出者の抑制の3つの柱の視点でこれまでの点検等を行い、令和7年度において新たな人口ビジョンを策定していきたいというふうに考えています。

質問 5番 宮崎泰宗

まず、今町長のほうから非常にまとまったご答弁をいただいたなというふうに思います。ただ、印象としては非常に簡単なというか、漠然とした短いお答えだなということも感じております。この点、我が町の人口減少を考える内容なわけですから、例えば今回の一般質問だけで見ても、私の2問目含め、3名の議員が中頓別学園の整備に関して重要と考えて質問をしているわけですけれども、人口が減るということは、もうこれはマイナスしかありませんから、学校建設の負担というようなこと以上に自治体の根幹に関わることであります。そういう当たり前のことではあるのですけれども、例えば学校建設に対する見方一つ取っても人口が減るということは新しい施設ができたとしてもその頃にはその施設を利用する人そのものが減ってしまうという本末転倒な状況になっていくということと、学校建設の負担や今後の施設の維持管理を支えてくれる人が減ってしまって、町に残っていただいている人の負担だけが増えるということになる。人口問題というのは、そういう常に最重要な課題だと思うのですけれども、それにしてはというような内容ではないでしょうか。例えば時期的なことであるとか数値的な部分なんかも含めて具体的なことが一つもないと言っても過言ではない内容かと思います。今回人口減少の状況等について、今の現状なんかも含めて質問する頃合いかなというふうに考えてから自分自身も改めておさらいができたかなと思いますが、10年以上遡って総合計画、総合戦略、人口ビジョン、広報、こういった確認できる資料を振り返りながら先ほどの質問の内容に反映していますので、そういったことをイメージしていただける内容になっているとは思うのですけれども、とはいえこのご答弁の内容もそうですし、こういった状況になっているということは、本来町側のほうから議会に対してもそうでしょうし、広報などを通じて町民の皆さんへの報告なり、伝えられるべきものではないでしょうか。現に今の質問の中で申し上げているとおり、来年度末で1,500人という目標があると思うのですけれども、1,500人を下回ったのは今年の3月ですから、2年も早く目標を下回ったことになります。ここまで早い段階でこの目標が意味をなさなくなっているわけですから、2030年で1,300人という目標から逆算して再設定し直すであるとか、もっと早くそういうお話があってしかるべきではないでしょうか。この点どのように捉えておられるのかというようなこと、もっと具体的にお答えいただけることがあるのではないかと思いますが、これについてはいかがでしょうか。また、ご答弁冒頭のマクロ的にはというお話、社人研の予測に対しては上方に動いていることは確かだと考えていますということで、統計上はそうなる可能性が高いと言われている中でそれを上回っているということは、人口減少を緩やかにできているという希望的観測のようなものがあるというのもなかなか対応が急がれていない要因となっているのか。この人口統計も一つの予測として見る分には構わないと思いますが、私はそれ以上のものにはならないと思っています。そもそも日本は、もともと統計学が好きなお国柄でもありますから、こういったことがいろんな場面で用いられていますけれども、当たるも八卦、当たらぬも八卦の占いも統計学とされているように、実際には当たらないこと、当たっていないこと、法則が打ち破られることというのも多いのです。実際その後に続くご答弁にもあるように、昨年公表された社人研の予測値、前回より上方修正されたものに実際なっていると思います。それだけ自治体が危機感を持って頑張ったということも言えなくはないと思いますが、前回がかなり厳しめで推計したものだったから、単に当たらなかったということも言えなくはないわけです。だからなのか分かりませんけれども、新しいものはかなり甘めというか、さらに精度は上がったということなのか、2025年、来年の中頓別町の予測人口は1,470人ということになっているかと思います。この点、最初の質問から伺っているように実際の人口は今年の10月末で1,475人ですから、今まさに1,470人というような人口になっているかと思います。これでいくと、上方どころか社人研の予測よりさらに下方に向かっているということになると思いますので、この辺もしっかり議会はもとより町民の皆さんとも共通認識を持つ必要があると思いますが、この辺の対応は今のご答弁の最後の部分にある新たな人口ビジョンを策定する来年度以降ということになるのか、この点もお伺いできたらと思います。関連して新たな人口ビジョンの策定、前回の改定が令和2年3月なので、今年度で丸5年経過することになると思うのですけれども、この年度内ということでなくて来年度中に策定するスケジュールになっているという認識でよろしいのか。このスケジューリングの関係も含めて、お互いの認識が深まるようなお答えをいただけたらと思います。もう一点、町のほうでは当然押さえておられることだと思うので、私のほうからあえて言及するほどのことでもないと思うのですけれども、分かる範囲で近年の、これは年代別とかではなくて人口のみなのですけれども、十数年分書き出してみたものがあります。もちろん増加している年は一年もありません。全てマイナスでありますが、例えば2012年度、2013年度、今から12年ほど前ということになるわけですけれども、人口2,000人を下回ったというような時期になるかと思います。この辺は、年間の減少数が十数人ということが続いたりもしていたのですけれども、これが2014年度、前の第7期総合計画の3年目というような中で、この年は一気に70人の減少ということになってしまったのです。前の年でも20人いかないぐらいの減少だったものが、そして翌年の2015年度から小林町長が就任されておられると思うのですが、この年の減少も48人と、こういった大きな減少が続いたことが慌ててこの目標値を大幅に下げる要因になったと私は記憶しております。翌年の2016年度では1回16人というような減少数にはなったのですけれども、その後2017年度以降はまた30人台、40人台、最低でも20以上という数値で増えたり、減ったりという感じになっているかと思います。それがこの直近3年間では減少数が増加し続けていて、40人台という減少から前年度の減少数では60人を超えたことになるかと思います。なので、町長最初のご答弁の中にもありましたけれども、具体的に何が効果的だったのかというような法則性みたいなもの、私には見てとれませんし、逆に今の第8期総合計画の策定段階から学園構想へという流れとつながるように人口減少が加速しているようには見てとれます。私は、これは感じ取れる町の声からしても無関係ではないと思っています。この点、具体的にどの取組で数値的なことであるとか、どういった効果が示されているのか、また逆にここ数年のまちづくりそのものが人口減少の要因の一つになってしまっているかもしれないという認識についてはいかがでしょうか。今私が申し上げているようなことは最低でも一理以上はあると思うので、そういうことも言えるというような状況に対して町長としてはどのような見解を持って今後に生かしていかれるのか。私が今伺ったことに対してどのようなお考えをお持ちになるのか、今の時点ではということでも構いません。ここの認識も町全体で合致していかないと打開できないと思いますので、この点も含めてどうお考えになられるか、より具体的なお答えを再度いただけたらと思います。

答弁 町長 小林生吉

今お話の中にもありましたけれども、人口の増減に関しては結構波があるというか、その中でそれらの年度、年度の細かい分析というところには至っていないので、私としては5年刻みの国調をベースとした人口の動向、そこら辺りから分析をしていくということは必要なのかなというふうに思います。まず、1点目でありますけれども、質問が簡素だったのかもしれません。それは申し訳ないと思いますけれども、人口問題がやっぱり町の取組として最重要だという認識については私も同じ思いでおりますし、このことは就任以来取り上げて、掲げてきているというつもりであります。消滅可能性都市という言葉を生んだレポートがありますけれども、その中で特に20代、30代の女性の数、あるいは合計特殊出生率というようなところが改めてクローズアップされて、そこがある程度減少を抑制されていることが消滅からの脱却につながるという、それがこの10年間の中で各自治体共通に認識をして進めてきたところではないかなというふうに思っています。そういう意味では、町の総合戦略においても働きたい、暮らしたいと思える町ということを掲げて、特に若い世代、子供を産み育てるそういう世代の皆さんが定住し、あるいは移住していただける、そういったところが政策の肝になるというふうな認識を持って進めてきています。決して先ほどの2015、2020の人口の状況から当初の予測より上方修正されたということを楽観視しているつもりはありません。やっぱり人口が減少していることには変わりはないわけでありますので、これをどうやって食い止めていくのかというところをしっかり見ていかなければならないというふうに思っています。質問の答えになっているかどうかというところはちょっとありますけれども、特に2015から2020、先ほど答弁の中でも少し触れていますけれども、5年間の中でもともと20歳から24歳だった人は、5年後ですから、25歳から29歳というふうに上がっていくと思います。そこの数を見ると、20歳から24歳、あるいは30歳から35歳……40歳から44歳ぐらいのところの層については、どの5歳刻みでも一定数増えているということが見てとれます。これはたまたまかもしれませんけれども、この世代の人が転入が多かったということが言えるのではないかというふうに思います。町として掲げた子ども・子育ての支援とか、そういったところがどれだけ効果があったかどうかはなかなか検証が難しいところがありますけれども、こういった若い世代を転入として迎えることができた5年間だったというふうには思います。ただ、一方でそれまでの動向とやっぱり大きく違うのは、55歳から59歳の方が翌調査では60歳から64歳になるわけです。こういうところから非常に減少が大きくなるということが過去以上に起こっているかなというふうに思います。ちなみに、2015年55歳から59歳の方が2020年60歳から64歳になる時点で25人減っていると。この世代なので、亡くなる方が多いとは思えませんので、こういったのはやっぱり60歳の定年を機に町外のほうに転出されたという家族が多かったということになるというふうに思います。さらに、特徴的かなと思うのは、そのさらに上の世代、60代の後半から70歳代、こういったところの人たち、80歳になってもそうなのですけれども、それ以前と比べると大変大きな増え方をしているかなというふうに思って感じています。これらは、一定程度働かれた後、定年退職された後、最後この町で過ごすということではなく、多くは子供がいらっしゃる都市部とかなのかなと思いますけれども、そういったところへの転出される方が多いのかなというふうに見てとれるのではないかなというふうに思います。改めて最後まで住み続ける町として選択してもらえるような、安心して人生の後半も住み続けられる医療や介護、そういった仕組み等についてしっかり構築をしていく必要があるのではないかというふうに思うところであります。スケジュールの話もありましたけれども、今年度は新しい人口ビジョン等の策定に至っておりませんけれども、来年度において新しいビジョンの策定を行うように取り組んでいきたいというふうに思っています。その中で今言ったようなところも丁寧に分析をするということが必要だと思いますけれども、答弁の中でも申し上げましたけれども、2020年以降の人口の減り方が非常に大きいと。これは、ほかの宗谷管内の状況を見てもやっぱり中頓別町が特に多い印象があります。毎月日刊宗谷のほうでも新聞の掲載ありますけれども、前年比3%台の減少をしているというのは中頓別町ぐらいではないかなというふうに思って見ています。この辺りの年齢別だとか、さらにその方たちの転出されたりしている理由とか、そういったところを丁寧に見る必要があるかなというふうに思っているところです。そういう分析をもって今後の目標を定めていきたいというふうに思います。先ほども最初の質問でも冒頭に申し上げていますけれども、なかなか目標そのものの設定の仕方、確実に達成できる下位な目標を立てて安心するのか、ある程度高い目標を掲げて挑戦するのかというのはあるというふうに思います。先ほどの2025年の目標を1,500人としていたところについては、予測値、ある程度対策を講じた上での予測値はもうちょっと下なのだけれども、あえてそれより高い目標設定をしたということであります。それがよかったかどうかというところはまた評価が分かれるかもしれませんけれども、チャレンジしようとしたということでご理解をいただければというふうに思います。あと、これはその分析の中でしっかり検証しなければいけないと思いますけれども、新型コロナウイルス感染症等の影響、特に出生のところかなというふうに思いますけれども、こういったところがほかの自治体等も含めて比較した上でどの程度影響があったかとかというようなことも検証する必要があるのではないかなというふうに思います。そのせいで目標を達成できなかったと言うつもりはもちろんありませんけれども、そういった要因も丁寧に分析する必要があるのではないかなというふうに思います。最後のご質問にあった何が効果を生んだのかというところは、明確に申し上げられないところはありますけれども、やっぱり若い世代が増えたり、子供の数が2015から20に関してはある程度生まれたというのは、一定子育てに対する支援策が有効だったのではないかというふうには思います。結婚されている世帯の中では多子化というか、子供が多く生まれる傾向とかというのは生み出せたというふうには思います。ただ、一方で先ほど言った若い世代は増えていますけれども、既婚率というか、婚姻されている数としては必ずしも多くないというような状況もあるので、そういった若い世代への支援の在り方として、なお課題があるというふうに感じています。また、先ほど申し上げた高齢層の減少、そこは一定程度やむを得ないところもあるのかもしれませんけれども、どうしたらそういった世代の方たちが残っていただけるのかというところ、そこへの対策が十分ではなかったのかなというふうには感じています。60歳から64歳、もうちょっと上の世代ぐらい、75歳ぐらいまでというのは、やっぱり地域の中でもぜひ残っていただいて多くの役割を果たしていくことを期待したい世代でもあるというふうに思っていますので、そういったところの流出が止められるような施策というのも併せて考えていく必要があるのではないかというふうに思います。質問に沿えていないところがあればご指摘ください。

再質問 5番 宮崎泰宗

時間もあって、もう一問ありますので、この点について再度質問はいたしませんが、ただ基本的には人口の減少について町としても強い危機感をお持ちだということだと思いますので、人口ビジョンの策定ということについては来年度ということになるかと思いますけれども、今再度町長お答えいただいたような目標設定の考え方であるとか分析のことであるとか、今お答えいただいたような考えで今からでも早急にこの着手をしていっていただきたいなというふうに思います。この質問については以上とさせていただきます。

出典:中頓別町議会 令和6年第4回定例会 2024年12月11日 議事録 PDF(38ページ) 間違いを知らせる