中頓別町議会 令和3年第1回定例会 2021年3月14日
町内福祉施設と病院の存続について
2021年3月14日、中頓別町議会の一般質問で、東海林繁幸議員が「町内福祉施設と病院の存続について」質問し、町長 小林生吉が答弁しました。
- 質問者
- 東海林繁幸 議員
- 答弁者
- 町長 小林生吉
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 5番 東海林繁幸
東海林が質問いたします。私の質問の前提は、分かりやすく言うとこの町に長く住みたい、この町に住んでいてよかったと思われる人々がたくさんいるわけでして、そういう方々の心情を察するとこの町の子育て環境や、それと同時に一番心に残るもの、心に引っかかるものとしては病院を含めた福祉施設のありようがどういうものなのであろうか、それによるものという前提で質問させていただきます。まず、町内福祉施設と病院の存続について伺います。本町の人口構成を考えますと、福祉施設、いわゆる長寿園、厚生園、こども園などと町立病院の存在は、大変大きな存在であります。この施設の維持をどうするのか、次の6項目について質問いたします。まず、1つは、長寿園をこの町にとって絶対に必要な施設として管理運営を今後も継続して支援する考えはありますか、伺います。次に関連して、長寿園の課題と思われる財政、職員確保、利用者定員の適正化についての支援をどうしようとしているのか伺いたいと思います。次、厚生園について伺います。厚生園も今後寄宿棟などは、かつての高等学校の寮を改修して使わせていただいておりますが、既にさらに改修の時期が来ております。これには多額な経費を要すると考えられます。この対応を町としてどうすべきと思いますか、伺いたいと思います。次に、病院の問題ですが、病院の将来について現在検討中でありますが、町民の一番の関心事です。令和4年度を改革の第1弾としていますけれども、これをいつ決定し、実現しようとしているのか、現状の内容方針についてお知らせいただきたいと思います。次、5番目に、こども園について伺います。こども園は、現況の管理運営は非常に適切であり、子育てを支援する行政の在り方として大変評価できます。子育てを支援する現場の中心は適切な施設環境と、重要なのは養護、教育に当たる指導職員の配置です。現状の課題と今後の職員配置について伺いたいと思います。最後に、居宅介護サービスについて、長寿園、病院の今後の在り方に関連し伺います。いわゆる施設介護から居宅介護に移行しようとする国の施策に基づいて居宅サービスについて、これは居宅サービス対象者である介護認定者が対象でありますが、それ以外の老人世帯、独居老人世帯、障がい者世帯などへの介護サービスの検討は進められているのでしょうか。これは、以前にも私は一般質問でお願いした事項でありますので、付け加えさせていただきました。以上、お願いいたします。
答弁 町長 小林生吉
東海林議員の町内福祉施設と病院の存続についてのご質問にお答えをしたいと思います。本町にとって福祉施設の存続は、大変重要なものと認識をしております。施設の管理運営について、施設側の考え方を基本としますが、支援や協力を求められた際には町としても継続して支援をしていきたいと考えております。長寿園の財政の問題については、非常に厳しい状況にあると認識をしております。少しでも財政状況が改善できるように、この間派遣看護職員に対する経費の補助や資格養成に係る助成などを進めてきたところであります。さらに、今後は財政状況の分析を行うためコンサルに委託し、施設側に提案をしていきながら、財政状況の見直しを行っていきたいと考えております。また、職員確保については、全国的に介護福祉人材が不足している中、南宗谷福祉会も職員確保に大変苦慮しているところであると認識しております。昨年度から外国人介護福祉人材育成支援協議会に加入し、少しでも多くの学生を南宗谷福祉会で働いてもらいたいという思いから、継続して協議会に加入し、職員確保に努めていきたいと考えております。施設の定員については、地域医療提供体制と地域包括ケア構築に向けた見直しを進めていく中で、協議を重ねていきたいというふうに考えております。3点目の厚生園に関してでありますけれども、今後予想される天北厚生園の施設改修に係る経費については、国や道の補助金や交付金を活用しながら、補助裏の自己財源については町からの補助金を充当し、施設の負担を軽減できるような対応で進めていきたいと考えております。4点目、病院でありますけれども、病院の将来計画の策定に向けて、現在国民健康保険病院運営委員会と保健福祉審議会に地域医療提供体制と地域包括ケア構築に関する基本方針策定を諮問しており、3月中にその答申がされる予定となっております。その答申を受けて、町として基本計画を新年度の早い段階で決定し、見直しの第1弾の準備に入っていきたいという考えです。第1段階の見直しとして、病床の減少と介護医療院の併設が予定されておりますが、基本計画策定後に一部施設改修を行い、令和4年度早期の開始に向けていく予定としております。5点目のこども園についてでありますけれども、認定こども園の指導職員については、現在退職した再任用職員により保育士定数を何とか確保できているという状態であります。今後3歳未満児の入園が増えることが予想されるため、保育士を募集しているところでありますが、応募はまだない状況であります。今後も人的なつながり等も使いながら、職員確保を目指していきたいというふうに考えています。6点目でありますけれども、介護認定者以外の介護サービスについては、先般地域包括の担当者が旭川市の社会福祉協議会で実施しているファミリーサポートセンターの介護型の研修会に参加してきており、本町で実施が可能かどうかも含めてただいま検討しているところであります。手助けを受けたい人、依頼会員や手助けを行いたい人、提供会員が会員となって、地域でお互いに助け合い、支え合う相互援助活動となりますが、提供会員の担い手となる人材の確保が必要となります。担い手となる人の確保の問題もありますが、誰もが安心して暮らせる地域づくりを目指すためにもこの制度を早急に立ち上げていきたいと考えております。また、介護保険地域支援事業の軽度生活援助事業、ホームヘルパー等派遣と生活管理指導短期宿泊事業、老人ホームの短期入所の再開に向けて検討を進めていきたいというふうに考えております。
質問 5番 東海林繁幸
広範囲について答弁いただきましたが、さらに詳しくお聞きしたい事項もありますので、伺います。まず、1点目の長寿園の財政問題、それからいろいろな課題があるわけですけれども、何かコンサルタントを委託し、調査を願い、課題解決のための提案をしてもらうということのようですけれども、コンサルにいつ委託するのですか。その結果を町はどう受けて、それを実現に向けるスケジュールはどうなっているのか、その辺を伺いたいと思います。それから次に、職員確保について、いろいろ解決のためにご苦労されていることはよく分かります。そこで、外国人介護福祉人材育成支援協議会に加入して、外国人の介護士の獲得に向けているようですけれども、これは現実的には可能性としてどうなっているのかなと。ほかの施設、近隣の施設ではどういった状況でこれと対応しているのか。本当に来てくれる可能性がどのぐらい高いものなのかちょっと分からないので、町が受け止めている感じでよろしいですから、どういった内容かをお知らせください。次に、天北厚生園のもう改修しなければならない状況が来ていると聞いております。そのために厚生園としては、そういった面を含めて、基金というか、積立金というか、私が調べたのでは約1億円ほどあったはずです。1億円ほどあったのが同じ法人の傘下にある長寿園の財政が厳しくなったということで、2,000万円、逆にこれを長寿園に融通した。さらに1,000万円ぐらい不足になるだろうと言われています。そうすると、せっかくためた1億円が7,000万円ぐらいになってしまう。こういったことが繰り返されたら、あと2年かそこらでこの基金はなくなってしまう。こういうやり方をして、同じ法人の下だから、せっかくためた別の施設のものを融通しなければならない。こんなやり方をしているのではたまったものではない。努力するすべもないようなことになってしまうので、何とか長寿園本体の財政支援を考えなければ、もう厚生園の資金はからからになってしまう。そうすると、町も覚悟しているようだけれども、厚生園の施設改修にこれは数億円かかると思うのです。そんな何千万円かでできるものではない。それを結局は町が負担するような形になるのなら何にもならないので、やはり厚生園が努力して積み立てたものは積み立てたものとして、そういった施設整備に充てるということで置いておいて、長寿園のほうに対する財政支援を検討すべきことが本筋でないか。一銭もなくなってから、もうやることもないと、繰り出しもできないという状況になるまで待とうとしているのか。これでは町としてちょっと寂しいなと思うのです。その辺お考えを聞きたいと思います。それから、4番目、病院の問題です。病院は、今保健福祉審議会において、3月中に答申できるかどうか私は疑問に思っているのです。私も関係者の一人として参加しているのだけれども。というのは、そこで示されているのは病院の入院定数を50から20にすると。そして、介護医療院の併設、これは言うなれば病院の中に介護医療院をつくって、それである程度の人を受け入れるというようなことの考え方、これはこれで結構だと思うのですけれども、問題はそういった介護医療院の併設も含めて職員対象はどうなるのだろう、今の職員を減らすのか、また増やさなければならないのか、そういった点について伺いたいと思います。考え方です。まだ決まっていませんけれども、今検討の最中ですから、考え方として伺いたいと思います。それから、認定こども園について、私は今の施設長が来てくれて大変いい運営がされている。管理体制も非常によくなってきていて、いいと思いながら、でもいつまでもこの職員体制が、管理体制が続くとも思えません。いつかの時代にまたこれが崩れる、崩れるというか、異動するということも考えられますので、今後のこういったときの対応を今から考えなければならないだろうというふうに思いますので、もしお考えがあったら伺いたいと思います。最後に、介護認定者以外に対する在宅介護サービス、これ各地でやっているのです。どこもこれ抜けているのです、各自治体は。各自治体が責任を負うのは介護認定者に対する在宅介護サービスぐらいしか考えないのが、これは仕方ないといえば仕方ないのですけれども、しかしその介護認定されていない人数で障がい者や独居老人や老人世帯がたくさんあるのです。屋根の雪を下ろすのも除雪するのもみんな自分の経費でやっているのです。やっぱり福祉の町、老人を大事にする町というようなことを言っているのであれば、その辺行政として抜け道になっているところを綻びを直す、そういった考え方があってこそ中頓別町はいい町だなと言われるのではないですか。ほかのまちと違って中頓別町はいい町だ。長く住んでいたい、そして住んでいてよかったと思わせるような、特に高齢者40%になっている当町としては、高齢者も含めて、そういったことで今後検討していきたい、検討していますよと言っているのです。いろいろ旭川市での研修会にも参加してきた。それは分かる。だから、検討中はいつまで続くのですか。いいと思ったらすぐ始めてください。この結果いつ出るの。何年度からやってくれる。来年度からやってくれるのですか。そのぐらい具体的に答弁していただくと大変ありがたいと思うのです。ちょっと長くなりました。6項目について伺います。
答弁 町長 小林生吉
ご答弁申し上げたいと思います。まず、1点目の長寿園の今後の運営に関するところでコンサルティングの実施とそのスケジュールということでありますけれども、まず今年度、令和2年度において今進めている地域医療提供体制と地域包括ケア構築に向けた取組の中で、既にその支援としての委託業務を行っておりまして、その中でも長寿園のほうに内部を見させていただいたり、職員の方のヒアリングをしていただいたりしていきながら、そのコンサル業務の成果の中でも一定程度問題点、課題点の洗い出しを行ってもらっています。今後は、まず第1段階で行ったその問題点、課題点等を基に速やかに長寿園のほうとも、南宗谷福祉会のほうともコンタクトを取って、改善できないかというようなことについての働きかけを行っていかなければならないという認識でおります。次年度におきましても継続してコンサルティングをお願いしていく予定として予算を計上させていただいておりますので、さらにその中でも具体的に進めていきたいというふうに思っています。それと、2点目の外国人材の問題でありますけれども、今東川町のほうで進めている協議会でありますけれども、参加町村が20を超える状況になってきています。それで、旭川福祉専門学校としても実際に外国人の学生を受け入れられる人数として20名とか二十数名ぐらいという中で考えていくと、構成町村に毎年1人学生を送り出すのが平均になっていくのかなというふうに見込まれています。幸い本町におきましても昨年から参加して、昨年の4月に入学された学生の1人が本町での就職を希望していただいているということでありまして、これはまだどうなるか分からないところありますけれども、順調にいけば来年の4月にこの学生さんが1人迎えられるのかなというふうに思います。これからの介護人材の確保に向けた対策を考えていくときに、これは旭川市辺りでも1割とか2割とかという人数を外国人材に頼っていかないと難しいのではないかというふうに考えられている法人もございます。それを考えると、また本町の中でも今後一定数の外国人材に頼っていかざるを得ないことは間違いないのかなというふうに思います。それで、この協議会、まず1人しっかり受け入れていく方向で考えていかなければというふうに思いますけれども、重ねてここでの仕組みの中から数を増やしていくということは進めていかなければなりませんけれども、先ほど言いましたように1年1人で足りるのかというようなことも将来出てくる可能性もありますので、この協議会以外の方法についても考えていく必要があるのかなというふうには思いますけれども、いずれにしても外国からこの地域に来ていただくその方にしっかり定着をしていただくということは、本当に丁寧な対応が必要だと思いますので、それをしっかりできるような体制を構築していくということをまず取り組まなければならないというふうに思っています。それと、3点目の厚生園の改修と法人内での老人施設に係る赤字補填に厚生園の施設改修に充てようとされている基金が減っていくのではないかという問題についてでありますけれども、まず基本的には一つの法人としてある以上は、まずその法人の中での運営として収支を整えてもらうということが基本になるかなというふうに思います。そういう意味では、やはり今赤字になっている高齢者のほうの施設の立て直しということに向かっていくべきだろうというふうに考えています。まず、これの努力は重要だというふうに思っています。そんな中で、今回我が町として取り組もうとしている地域包括ケアの体制の構築の中で、ある意味高齢者の施設にも一定の赤字を生む要因みたいなものはやっぱり一時的につくることになるかなというふうに思いますので、そういったところについては町としてもしっかり手当てをしていかなければならないという考えでありますけれども、最大限収支均衡が取れる運営という方向に向かって、まず先ほど言ったコンサルティングの結果も含めて支援をしていくということを優先したいというふうに思います。できるだけ通常の運営については、入ってくる収入の中で賄っていくという体制を取って長期的に施設運営をしていただきたいということを基本にしつつ、その中でやむを得ない特に施設改修とかという問題に関して財源が必要な場合については、町もしっかりそれについて対策を講じるということだけは考えていきたいというふうに思っています。それと、病院の改革、医療提供体制の見直し等に関わってでありますけれども、基本的には現在いる職員の皆さんには引き続きこれからも働き続けていただきたいということを前提として考えていくというふうにしております。そんな中で、どちらかというと看護師の数より、今後は介護職員の人数がどうしても必要になっていくということでありますので、ここに対する対策をしっかりと取って、特に来年の4月にもし介護医療院のスタートというようなことになると、そこについての対応が急務というふうに思いますので、早めに対応を取りながら人材の確保に当たっていきたいというふうに考えています。それと、5点目の認定こども園でありますけれども、認定こども園は従前から私は大変質の高い保育を提供する施設としてやってきたというふうに認識をしておりまして、そんな中3年前に校長退職の園長を迎えて、より幼児教育面において強化するというところでの対応を取ってきたというふうに考えています。これからも従前の保育所型のところをしっかり環境保育等の取組の中で維持をしてもらいながら、さらに今英語とか自然体験とか、そういうところですごく頑張った取組をしてもらっていますけれども、そういった取組が継続できるように教育者、教育に精通された人材を置いて、これまでつくり上げてきた体制を今後も維持できるように進めていきたいという考えでおります。最後、介護認定を受けていない方へのサービスについてでありますけれども、以前から東海林議員のご質問をいただいて、部内で検討を進めさせていただいています。若干その期待の速さより遅れぎみなのかもしれませんけれども、今回の地域医療提供体制の見直しや地域包括ケアの構築ということにおいては、重要な要素としては全てを公的サービスで賄うということではなくて、住民の共助、互助というところが重要なポイントになるというふうに認識をしております。とはいえ、公的に支えていくべきところというのは当然あるというふうに考えておりまして、ここに介護版ファミサポの今検討を進めているということでありますけれども、これについては令和3年度、来年度のできるだけ早い時期にスタートできるように今検討を加速するように保健福祉課のほうに言っておりますので、どんなに遅くとも、令和4年度スタートという場合ももしかしたらあるかもしれませんけれども、年度内のできるだけ早い時期のスタートを目指すということでの取組を指示していきたいというふうに考えております。
質問 5番 東海林繁幸
大変ご丁寧に答弁いただきましてありがとうございます。そこで、もうちょっと詰めていただきたいなと思うところがありますので、再々質問をさせていただきますが、長寿園の問題については課題が単に財政、例えば財政困難というのはどこから生じているのか、どうしても生じる困難なのか、または管理運営のやり方によってそれが削減できるのか、その辺がコンサルの力量だと思います。ぜひ優秀なコンサルについて検討を早く進めるようにしていただきたいと思います。これは答弁は要りません。ただ、もう一つ、外国人の介護人材の育成で、非常に心強く感じたのは当面来年度にも1名ぐらいはあるだろうという予測ですが、私はぜひ町長に頑張ってほしいのは、これは町長も含めて担当職員が向こうから来てくれるというのを待っているのではないのです、こういうのは。行きたいと思わせることに努力しなければ駄目だ、本来は。私もかつて職員だったときに保健師さんがゼロになってしまって、一生懸命行って、施設を回り、関係者の人たちにお願いして歩いたのだけれども、向こうから中頓別町、いいよ、行ってやるよと言ってくれるのはなかなか難しい。いかにうちの町というのは保健師さんにとってやりがいのある地域なのだということを私は何回も行って勧誘した覚えがあります。ですから、外国人介護士の人たちを受け入れるとしても、例えば1年に1人ではあまりにも少ないのではないでしょうか。だから、これを複数人入れるような体制をするためにも、これは町長を先頭にして、旭川市ですから何回も行って、うちの町は介護職の働きやすい場所であるということを熱心に説いて回る、そういった姿勢をぜひ持っていただきたいと思います。それから、厚生園については、法人である以上はやりくりするのは、これはこれで町としての立場はそう言いたいでしょう。それは分かるのだけれども、ただ私が思っているのは、例えば生活保護費を支給する条件に全くの資産ゼロになっていなかったら支給しないというようなやり方は私は駄目だと思っているのですけれども、そういう問題ではなくて、当面の見通しを施設側が持てるような資金ぐらいは残しておいてやらないと、やっぱりこれは経営が大変で、これは法人といいながら町が造ったものでしょう、要するに。厚生園だって町が造って今民間に渡しただけで、長寿園の施設だって大半が町がお金を出して造ったものでしょう。何かあったら法人という逃げ方するけれども、これは町立と同じような考え方に立たないと彼らも大変だと思うのです。ただ、私が心配しているのは、ずさんな管理運営をしていて赤字になるのなら、これは許されない。これは許されないけれども、一生懸命努力し、最大限の財政効率を高めようとしながらもこういった環境の中で、社会情勢の中でやむにやまれぬこういった財政困難が生じるとしたら、それは一方の厚生園が若干の資金があるとしても町としても、一遍にやろうとすると大変だから、少しずつでもいいから毎年毎年応援してやるような、そして私が言っているのは、先ほども言ったように施設を建てたのも町です、あれは。だとしたら、もう少し指導をきちっとすべきでしょう、町側として。法人を大事にするのは分かる。法人の独立性も分かる。しかし、これだけ町が絡んだ福祉施設ですから、町としてもいろんな意味で支援するという意味でいうと、財政だけでなくて人的な支援も含めて、だってかつて特別職で、構想として副町長くらいを派遣しようとした時期もあったでしょう。そういった時期を私も確認して聞いているし、そういったぐらいの思いもあった時期もあったのだから、どうかこの施設をこの町からなくならないようにしてほしいと思います。もう一度これ確認させてください。こども園については、町長のおっしゃるとおりで、これは結構だと思います。それと最後に、介護認定者以外の在宅サービスについては、非常に進んだ考え方をしてくれているようで、大変ありがたいなと思っています。ただ、私がここで言いたかったのは、私のような高齢者があと何年生きるか分からない、そんな思いで住んでいるのですけれども、死ぬときにこの町に住んでいてよかったなと思わせてくださいという、そういうお願いなのです。ですから、令和3年度の早い時期にもこのサービスをスタートしたいという町長の言葉はすごくうれしく、ありがたいと思います。これは担当者の努力にもよることは分かりますので、ぜひ具体的に提示していただけるものであれば早い時期に提示してください。よろしくお願いいたします。私質問の立場にありながら何か質問でなく、町長の答えが大変立派な答えだったので、お願いを重ねているような感じになります。もし再々質問だなと思えるところがあったら答弁してください。
答弁 町長 小林生吉
まず、外国人の人材確保の話でありますけれども、これは外国人に限らず、やはりこの町の福祉の仕事、医療の仕事に携わりたいと思ってもらえるというところが本当に肝になるというふうに思っています。今回策定をしようとしている地域医療提供体制、地域包括ケアシステムの構築に関わる部分でも、大事な考え方としてはそこで働いている人たちがそこで働くことに喜びを感じて、働き続けたいと思ってもらえると、やっぱりそこを目指していかなければならないというところをしっかり押さえていかなければならないというふうに思っています。それは、先ほどの長寿園の問題にも絡むところだと思いますけれども、基本的にはそういう考え方に立って、ここで働きたいと思ってもらえるような、そういう施設の運営、まちづくりを進めるということを大事に考えていきたいというふうに思います。それと、長寿園の運営の話でありますけれども、もちろん設立当初は町が誘致をして、代々特別職級の方を送り出して運営されてきた法人だというふうには認識をしておりますけれども、ただ法人のほうでもそういう町からの経営者の受入れということではなくて、法人の内部から人材を登用して、法人として自立していくという道は選んで進んできたという歴史があって、私はそこをやはり重く受け止めてほしいというふうに思っています。決して町立ではなくて、独立した法人の経営として進んでいこうとされてきたはずだし、そうであるべきだというふうに私は思ってこれまで対応してきているつもりであります。やむを得ない、この地域ゆえに条件不利等があって、そこが原因での財政的な赤字が生じるというようなことであれば、それは町としても支援させていただきますということは、私になってからそういうふうに申し上げてきました。だから、先ほどもちょっと言いましたけれども、看護師の派遣であったり、人材育成の問題であったりとかというようなところでは支援をさせていただいてきているつもりでありますし、今現在長寿園の、養護のほうの償還は終わりましたけれども、特別養護老人ホームの改修に当たった償還を町は今続けているわけでありまして、これは予算を経て補助という形になっているわけではありませんけれども、非常に大きな町としては支援を今しているという状況にあるということを法人のほうでもやっぱり理解していただくということが私は必要だというふうに思っています。ただ、先ほど言いましたように今進めている改革、それからこの先の高齢者の施設入所対象者になる人数も減少していくということ、そもそも地域の中での入所者が今の定員を満たさない状況が今後予想されていくと、そうなれば当然財政的な問題というのが生じてくると。もう一つは、人材難に伴って受入れの可能な人数も受け入れられないというような、それもまた経営を維持していくことが難しくなっていく一つの要因になる可能性はあると思います。こういった要因がもとでというようなことであれば、やっぱりそれは町もしっかり支援を考えていかなければならない対象になるというふうに思いますけれども、やはり一義的には自立した法人としての経営努力ということをしっかり求めた上での対応になるのではないかというふうに思っています。ただ、これは突き放すとかそういうことではなくて、町もしっかり伴走しながら、法人と共に考えていきたいというふうに考えておりますので、ご理解をいただきたいと思います。それと、東海林議員最後おっしゃったように、本当にこの町に住んでよかったと思ってもらえる、そういうふうなまちづくりを目指して今の地域医療提供体制、地域包括ケアシステムを構築していくという考え方に私としては強い決意を持っておりますので、高齢者が生活していく上での悩み、課題、困難、そういうものを一つ一つ見逃さない、そういう支援の行き届くまちづくりを進めていくというふうな考え方で挑みたいというふうに思っております。答弁漏れがもしあればご指摘を。
再々質問 5番 東海林繁幸
再々質問までたくさんお答えいただきまして、ありがとうございます。最後に、私これだけは町長に覚悟してもらいたいと思っていましたのは、十数年前に国、いわゆる政府の施策として施設福祉から地域福祉、在宅福祉へ移行させるという方針、これは理念的に間違っているわけではないのです。施設に入って、その決まりの中だけで生活するよりも、地域の人々の見守りの中で在宅でできるのであれば、そちらのほうにすべきだろうというこの理念は私も賛成です。ただ、これは逆に考えたら、今ある施設の縮小であり、統合だったのです。国の狙いはその辺にもあったことは明確なのです。これも国のありようとしてはやむを得ないことだったと思うのですが、ただこの過疎地で福祉施設を抱えている我が町として、それに迎合することはできないと思う。この施設を縮小したり、統合したり、廃止したりすることは到底考えられません。そういう意味で、国の施策は施策として尊重しながらも、地域の実情を大いにうたい上げて、国と相まった形になるかもしれませんけれども、それはそれで理念として町長も今後もお考えいただきたいと思う。長々と質問しまして、ありがとうございました。