みんなの議会

中頓別町議会 令和2年第1回定例会 2020年3月9日

林業の活性化について

2020年3月9日、中頓別町議会の一般質問で、髙橋憲一議員が「林業の活性化について」質問し、町長 小林生吉、産業課参事 渡邉誠人が答弁しました。

質問者
髙橋憲一 議員
答弁者
町長 小林生吉、産業課参事 渡邉誠人

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 1番 髙橋憲一

それでは、4番目の髙橋でございます。まず1番目に、林業の活性化についてということでお伺いをいたします。農業とともに林業は本町の基幹産業として本町110年の発展を支えてきたわけですが、海外の輸入木材の価格競争と産業としての基盤の脆弱さから衰退を余儀なくされてきました。近年道北の町村でも林業の再生、育成の取組が見られます。本町としても先進地域に学び、また連携を模索しながら次の100年の本町の発展のためにも林業再生の取組に踏み出すべきだと思いますが、いかがですか。

答弁 町長 小林生吉

髙橋議員の林業の活性化についてのご質問にお答えしたいと思います。本町は総土地面積の84%を森林が占めており、この豊かな森林資源を背景として林業、木材産業が基幹産業の一つとして本町の発展を支えてきましたが、近年輸入木材の増加など厳しい情勢から事業活動が停滞ぎみとなっており、このままでは森林の整備や保全に支障を来しており、森林の多面的機能の持続的な発揮が危ぶまれる状況と認識しております。一方で、戦後植林してきたトドマツやカラマツ等の人工林資源は造林、保育による資源の育成期から利用期へと移行しつつあり、現在では伐採される木材の約9割を人工林材が占めるようになっております。このことから、森林の有する多面的機能を持続的に発展させるとともに、本町の経済を活性化させるため、既存の林務施策のみならず、森林環境譲与税を活用しながら、これら人工林を中心に除伐、間伐などの森林整備事業量の増加を図り、産出される丸太を木材や木質バイオマスエネルギーとして公共施設等で有効活用し、その収益を森林の整備や保全に再び向ける森林資源の循環利用による林業の成長産業化を進めていく考えであります。また、森林、林業への関心を深め、林業成長産業化に向けた取組を町民全体で支える理解、機運の醸成を図るため、森林や木材に触れ合う機会を創出し、幅広い世代を対象とした木育活動、木づかい運動を実施する考えであります。

質問 1番 髙橋憲一

ありがとうございます。それで、先ほど町長が執行方針のところでも述べられておりますように、森林環境贈与税を活用して新たな町独自事業を創設しという文言がありますけれども、この辺について具体的にもし何かお考えがあればお聞かせをいただきたいと思います。

答弁 産業課参事 渡邉誠人(産業課参事は2020年6月まで)

今のご質問にお答えします。新たな独自事業についてですが、既存の公共事業による除伐、間伐事業、あと路網の整備ですとか、いろいろ行っているのですが、対象を私有林の人工林に限定されるのですけれども、譲与税を使って既存の林務施策で対応できない部分、小面積の対象地ですとか、冬場の事業地ですとか、そういうところを整備していきましょうということで譲与税は一応趣旨として設置されております。それに対応する事業として、来年度、令和2年度の4月1日施行ということで要領を今整備しているところです。それが一応独自事業ということになります。

質問 1番 髙橋憲一

それでは、もう一点、今も私有林の整備というようなことも申されましたけれども、今町長も答弁されましたように、ちょうど今伐採期でございます。私も、ほんのわずかですけれども、私有林を持っておりますけれども、ここ数年伐採をいたしました。やっぱり気になるのは、では次に何を植えようかということなわけです。これは当然将来、今は御存じのように森林伐採してもほとんど収入がないというような状況になっておりますので、将来的なある程度の展望っていいますか、どういう種類の木材を植えたらいいのかと、林業経営として成り立っていくのかというようなこともありますので、ぜひその辺もできれば町の中で活用できるような、付加価値をつけられるような体制をとっていっていただきたいなというふうに思っておりますが、いかがでしょうか。

答弁 産業課参事 渡邉誠人(産業課参事は2020年6月まで)

再造林に当たっての樹種の選び方といいますか、基本的には森林所有者の方が決めているというのが実態であります。ここ数年、20年ほど前から中頓別町においてはアカエゾマツとかをよく植えてはいるのですけれども、それは過去にトドマツの霜の被害があって、樹種転換を図られたというふうに伺っております。ただ、この近辺はトドマツが主体となって人工林形成をしておりまして、木材産業としてもトドマツがメインでこの辺は、道北地域は回っているのかなというふうには考えております。町有林も同じなのですけれども、ただトドマツに関しては伐期が非常に短いといいますか、長く置いておいても質が悪くなるということもあって、最近カラマツとか植えてくるような事例もあるかと思います。地域的にはトドマツよりもカラマツのほうがちょっと成長がいいというような事例もありますので、その辺は需要動向によってどちらがいいかというのは40年、50年後、先の話になりますので、正直今ここで結論を出すということは非常に難しいかなというふうに思いますけれども、全道の需要動向を見ながら所有者の方に選んでいただいているというのが実態でございます。あと、木材産業のほうの話なのですけれども、町内には1軒、今製材工場があるということもありますけれども、現状町内の丸太はその工場には行っていないということもあります。昔と違いまして、今は車による丸太材が主流ということで、割と丸太の行動範囲といいますか、輸送範囲も長くなっております。上川北部方面にも工場がたくさんありますので、実態としてはそちらのほうに流れていっているというのが実態です。ただ、バイオマスに関しては、近くの道北の枝幸町のほうですとか、そういうところに流れているのですけれども、なかなかすぐに道北地域で新たな加工施設を設置するとかという話はちょっと難しいかなというふうには思っております。しかしながら、道北地域にもある製材工場、加工施設と町の森林組合などと連携して、そちらのほうと協力しながら、この地域の丸太の活用を考えていければなというふうにも思っております。

質問 1番 髙橋憲一

今後ぜひ努力して頑張っていただきたいというふうに思います。

出典:中頓別町議会 令和2年第1回定例会 2020年3月9日 議事録 PDF(49ページ) 間違いを知らせる