中頓別町議会 平成29年第4回定例会 2017年12月13日
行革で将来も安心して住める町
2017年12月13日、中頓別町議会の一般質問で、星川三喜男議員が「行革で将来も安心して住める町」について質問し、町長 小林生吉が答弁しました。
- 質問者
- 星川三喜男 議員
- 答弁者
- 町長 小林生吉
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 7番 星川三喜男
それでは次に、3点目について質問させてもらいます。行革で将来も安心して住める町にということです。町長は、議会で反対者が多数出たにもかかわらず、副町長を置き、新たな政策を推進するためとして町職員を採用し、財政を肥大化させている。その結果は、税金の課税誤り、普通交付税の算定ミス、行政財産の違法売買とさんざんたるものでありました。企業誘致も、過去を振り返れば選挙が近づくとあらわれる亡霊のようなもので、今まではせいぜい三、四年でそういう業者が撤退、また倒産した例がありました。補助金に見合った効果は得られていない。なぜ誘致に至ったのか。先ほどの議員からも質問が出されましたけれども、誘致企業の関係、きっかけ、経緯を町民にわかりやすい言葉でもう一度説明願います。また、この先人口が減少する中にあって、職員数を減らさなければ自立できない町であるのにもかかわらず、その真逆を進んでいると私は思っています。町民共有の基金という貯金箱が空になる日がすぐそこに近づいていると私は感じているところでございます。町の将来のためにも政策、組織機構などの行革を断行する時期と私は思いますが、町長にお伺いいたします。
答弁 町長 小林生吉
行革で将来も安心して住める町にということについてご答弁を申し上げます。たび重なる行政事務の誤りについては、率直に反省しなければならないと考えており、各自治会との懇談会でも冒頭におわびし、職員一丸となって再発防止に努めていくということをお話を申し上げてきたところであります。ただ、副町長の配置については、法等に基づく適切な判断であって、おっしゃられるような財政を肥大化させているというような批判というのは、私は当たらないというふうに考えています。企業誘致の事業者については、昨年明けに来町され、事業計画の概要についての説明があり、その段階で議会にも報告をさせていただきました。この間この計画の実現に向けて今日まで継続的に協議を重ねてきて、国や道等による支援制度の活用や必要な手続などへの情報提供を行うとともに、実現可能な事業計画づくりについても協力を行ってきたところであります。最後、行政改革については、総合計画に加え、地方創生のための総合戦略に基づく人口減少対策を積極的に進めつつ、第2次の中長期行財政運営計画及び定員管理計画を基本に、計画的、効率的な組織づくり、施策の推進を行っていきたいというふうに考えているところであります。
再質問 7番 星川三喜男
それでは、再質問させてもらいます。再質問の前に、これは私の愚痴ですので、先に愚痴を言わせてもらいます。副町長については、自治法上、条例で定めれば置かないことができるとされております。これは、町長も当然わかっておりますし、議員もわかっております。自治体の事情に見合った柔軟な対応が認められているところです。置けば約800万円の報酬がふえることは、これは事実であり、財政負担がふえるのは当然のことだと思います。本来なら、人事案件は全員一致で同意されるのが特別職のあるべき姿であり、反対者の中には今の職員の中には人材がいないという意見もありました。それと、絶えない行政の不祥事が続き、置く必要がなかったことを物語っているのかなと私は思っているところです。これは、私の愚痴です。これは愚痴ですので、答弁は要りません。これは質問ではありませんので。それでは、本題の質問に入りたいと思います。過去を知る者にとっては、なぜ今貝化石なのかと首をかしげている町民が多いのです。これは、1億円という巨額の補助を出すからなのです。この会社の業種や信用調査などは一切していないのではないのかなと思いますが、したのでしょうか。過去には、皆さんは若い方も大勢いますから、わかりませんけれども、貝化石工場が2社ありました。そのほかに石灰工場が1社ありました。これがみんな撤退しているのです。町長はその原因を調査した上での誘致なのか、お聞きいたしたいと思います。そして、町民は、そもそも設置する場所が何で福祉ゾーンに設置するのか、厚生園の皆さんがかわいそうではないのですかという声が多いのです。というのは、幾ら技術が進んでいるとはいえ、騒音、あの石灰石の、また土ぼこり、これが舞う可能性は大です。そこまでして何でそこに誘致をしたのかという声が多々あります。その親会社の経営状況について信用調査を行ったのかお伺いいたします。それと、行革の件についてなのですけれども、この間第3次定員管理計画、それと平成29年度から平成38年度の中長期行財政運営計画等をもらいまして、改めて読み返し、矛盾とボタンのかけ違いが多いと私は感じて、質問させてもらいます。人口が減ることを前提としながら、職員数が変わらない結末です。町民は納得しないと私は思います。第1次計画の目標値、これは町長が多分つくったのだろうと思いますけれども、あのときの定員が私の記憶では41名ぐらいでなかったのかなと思っております。その41名から大きく後退しており、合併協議をしたときに自立の道を選択した意味がここにきてないのではないのかと私は常日ごろ思っております。この計画書の中に、平成28年度4月時点で類似団体に比べると一般行政職は45名で、全体で12名もふえている。また、計画目標にある平成37年度には人口は当初より約300人減る。1,496名と書いてありました。減るにもかかわらず、普通会計上の職員総数は51名と現行から減っていないのです。また、この財政シミュレーションでは、平成33年度から単年度余剰金の基金化ができなくなり、平成35年度からは歳入歳出が逆転し、単年度赤字の見込みとなっているのです。そして、この対策としてここに書いておりますけれども、平成31年度から物件費、維持補修費、補助費を毎年1%削減し、平成35年度赤字化の計画となっているわけなのです。いずれもこれは人口減少を前提としながら、人件費を削減するという姿勢が見られないのです。第1次中長期行財政運営計画では、公共料金を大幅に引き上げ、町民にお願いをしながら町の負担を軽くしてきたのです。今後職員の削減とともに、住民の負担を軽くするのがやっぱり行政のあるべき姿でなかろうかなと思います。人口減少が見込まれる自治体の定員管理計画で職員数を減らされない自治体はあるのか伺います。私は聞いたことはないのです。それと、総務省から職員数の削減についていろんな通知が来ていないのか、あわせて伺いたいと思います。何より町民は、職員の人件費、それから退職後の年金まで現役世代の給料を投じて支えていかなければならないのです。この計画は、将来の住民の負担増を度外視した無責任きわまりないものだと私はこの計画を見て思いました。職員数が減らない計画があることなど、町民は、ほとんど知りません。今この町が取り組まなければならないのは、職員の抑制、人件費の削減であり、当然特別職や議員報酬などを引き上げるような時期ではないと思っております。町民に対し、この中長期財政運営計画及び定員計画について町長は説明すべきでなかろうかなと思いますが、町長にお伺いいたします。
答弁 町長 小林生吉
最初に愚痴というふうにおっしゃっていたのですけれども、そう言わずに一言言わせていただきたいなと思いますけれども、まず自治体には地方自治法で定められた組織や仕事をするための必要な経費、これは交付税の算定上も基準財政需要額というような形で財源保障して、各自治体がしっかり地方自治の仕事ができるということを保障する仕組みになっていて、私はその中に当然法に定められている副町長の配置も含めた経費が算定されているというふうに思っています。それで、例えば今の状況がにっちもさっちもいかない財政が厳しい状況であるというような場合においては、財政の逼迫を理由として副町長を置かずに頑張ろうというような、少なくともうちが行革に取り組んで副町長を置かなかった当初というのはそういうことだったというふうに思います。でも、今現状はしっかり財政再建を果たして、その中である意味安定的に行財政を運営していく基調にあるというふうに思っていて、少なくとも財政が厳しいことを理由として副町長を置かないというような理由は私は成り立たないというふうな認識を持っておりまして、当然配置されるべき職という認識を今持っているということであります。たび重なるいろんな行政上のミスもあって、そこについては本当に申しわけないというふうに思いますけれども、10年間副町長を置かないなりに、さらに大きく職員数を削減してやってきた中から、乗り越えていく将来に向かって起こってしまったことであるというふうに思っています。それについては、だからという理由にはならないのかもしれませんけれども、そうならない体制を構築していくということがこれからの使命ではないかというふうに思います。それと、貝化石の関係で、1つは誘致企業の信用調査と。私ども直接的に調査できるということは思っていませんけれども、金融機関などを含めて企業の状況についてはご意見を伺って、極めて健全な事業者であるという評価をいただいたというふうに思っています。貝化石事業は過去に確かに撤退した事業であるということについては、そのことも前提に将来この事業が本当に成り立つのかということについては何よりも心配をして、会社からの情報だけでなく、きょうの新聞にもありましたけれども、帯広畜産大学の中野先生などのご意見も伺うなどして、町なりにできる調査を行ってきたつもりだと思っています。前事業者については、もう十数年も前になると思うのですけれども、本町にお見えになって、貝化石の事業を再開したいというようなお話がありました。ただ、その時点では工場は中頓別町に置くということではなくて、よそのまちに設置をすると。ただ、せっかくここで採取されるので、その原料を使った化粧品の加工だとか、そういったようなことを中頓別町でもやれないかというようなことも考えているというお話を伺ったことはあります。結果実現していませんし、その後を引き継いだ今の富良野市の会社が新たにその方から事業を引き継ぐと、それも東日本大震災なんかの影響もあって、その事業者の方が計画していた事業がうまくいかなくなったので、その事業を引き継いでやると。その時点で大変可能性のある事業だというふうに判断されて、何年も時間をかけてやっと今ここに至っているというようなことかなというふうに思います。販売先などの心配というのは何よりもあって、それで私も融資を決めていただいた北洋銀行の支店長ともちょっとお話をさせていただきましたけれども、思った以上に将来の可能性がある事業なのだなというふうに感じていて、そのことを含めて融資の可否についてしっかり検討していくというような説明を受けました。その結果融資を認めたということからも、この事業の可能性はあるのかなというふうに私なりに思っているということである。設置場所の問題だとかも含めて、なかなか100点満点、全ての町民の皆さんが歓迎して受け入れてくれるというような企業誘致にならないところについては残念な思いもないわけではありませんけれども、本町にとってみて本当に久しぶりの企業の立地、協定では6名の正規の新規雇用ということが見込まれる事業というのは、本当に得がたいものではないかというふうに思い、とにかくこの事業の着手について町としてできることを精いっぱいやろうということで、ここに至ったということであります。実際にこの後も工場周辺にいろんな課題が生じる可能性がないとは言いませんけれども、これらについては事業者にしっかり対応していただくよう町としてもやっていきたいなというふうに考えておりますので、ご理解を賜りたいと思います。それと、行政改革の考え方でありますけれども、まず第1次の今の前の中長期行財政運営計画、それから定員管理計画について申し上げますと、あの時点で10年後の財政の規模が昭和の後半のような規模まで地方自治の、合併のときに言われたことですけれども、そこまで地方財政は厳しくなるというふうに言われて、そこまでの状況になったとしても成り立っていくための計画をしたということであります。だから、財政の規模も大きく縮減し、相当期間、一定期間基金も取り崩すけれども、将来的にはその基金を10年後にきれいに積み増しできる。基金としては10年前と10年後と同じになるような水準にするというような計画をまず基調としています。だから、当然収入も少ないし、人件費も大きく削減するという計画に立っていたということであります。ただ、ご承知のとおり、国も政策的には改めて地方の財源をしっかり組んでいただくようになって、町としては大きな貯金を残して今日に至っています。その段階で見えたことは、それを優先して、本来であればもう少し職員数の削減とかも緩めていくという選択はあったのかなというふうに思いますけれども、三位一体改革のときに起こったような突然国の政策によって厳しい局面を迎えるということに対応できるということを最優先に、とにかく10年前に考えた計画を粛々と実現して、残った財源をしっかり積むというような形できた10年間だったということであります。改めて新しい今の計画になっていく際には、私は職員数においてももう少し配置されるべき余力があるというふうな認識をしております。実際のまちの財政状況について一端を申し上げると、ほかとの比較でできるところでいうと平成27年度の数値になりますけれども、経常収支比率が中頓別町と同じような類似団体においては79.3という数値に対して、中頓別町は平成27年度において55.0まで下がっていて、国平均から見ても約25ポイントぐらい余力のある運営をしておりますし、人件費の比率も類似団体から見るとずっと低い数字で推移をしてきているということであって、地方創生、人口減少対策ということに取り組んでいく以上、当然職員に負荷がかかるわけでありますから一定数職員数をふやして仕事をできる体制をとっていくということは、私は必要だという認識に立っています。ただ、そこには一定の抑制というものも必要でありますので、その意味で先ほど申し上げた中長期の行財政運営計画や定員管理計画、これをしっかり立て、財政状況の経年的な変化も見つつ、財政運営を誤ることがないようにしっかり対応していきたいというふうな考え方に立って進めているところでありますので、ご理解を賜りたいというふうに思います。
再質問 7番 星川三喜男
今事務局長から残り3分と言われましたので。町長の言わんとするところはわかります。でも、いかなる理由につけても職員をふやせば、これは町民の負担増なのです。使うべき予算も町民に使えなくなる。そういったことを考えながら、近い将来住民に負担を余りかけずに町が成り立っていくような管理を私は望んでいきたいと思いますし、太刀打ちできなくなれば町が崩壊ですから、それは大変なことですので、町長が歳入歳出に見合った範囲内で今後町運営に頑張ってもらいたいと思います。持ち時間の1時間が来ましたので、これで質問を終わらせてもらいます。