みんなの議会

訓子府町議会 平成18年第1回定例会 2006年3月16日

自立行革の歩みと目標等について

2006年3月16日、訓子府町議会の一般質問で、上原豊茂議員が「自立行革の歩みと目標等について」質問し、町長 深見定雄、助役 宮川伊三男、企画財政課長 佐藤正好が答弁しました。

質問者
上原豊茂 議員
答弁者
町長 深見定雄、助役 宮川伊三男、企画財政課長 佐藤正好

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 9番 上原豊茂

通告にあるとおり、私は自立行政の歩みと目標並びに次期町政への対応についてであります。昨年1月住民アンケートの結果を以って自立の道を決断以降、町長は平成17年度町政執行方針において、効率的かつ効果的行財政運営による自立の道を歩むために歳出削減・歳入創出をうたい、さらに町民の理解と協力の重要性を説いたところであります。また、7項目の施策を掲げ、自立のため最善の努力を傾注することと、合併問題は町民の意志を尊重し、全職員の工夫と協力を結集して事務の見直し、内部経費縮減の努力を約束するとともに、町民あげての行財政改革の断行のときと状況分析をしたところであります。以来、議会においても、様々な場面で自立のための方策論議をしてまいりました。町民からは、議員・町理事者に対して厳しい発言が多く出されたところであります。先の行政報告において、クラスター分析結果報告がございましたが、去る2月15日には、道の市町村合併のたたき台が発表されるなど、中央からの圧力は強まっています。自立の道を歩む中で、1年余の自立行政の経過を総括し、町民の声を受けての自立行革目標を具体的に示した上で、住民と行政が一体となった“まちづくり”にまい進すべきだと思います。このことは、“くんねっぷ町”の将来を大きく左右するものと確信するところです。時の町長として、現状をより深く分析し、評価と反省を明確にして、自立のための行財政改革の目標を示していただきたい。さらには、平成18年度予算について、歳入・歳出のバランスを含め大きな疑問を持つところです。町政執行の基本理念、踏襲した自立行政改革に足るものと確信されているのか伺いたい。また、課題山積の中で、町政担当4期の最終年次を迎えた今、深見町政執行の基本理念及び基本姿勢について、その達成度はどの程度と認識されているのか。また現職として、次期町政への対応をどのように考えているのか。町長の考えをお伺いしたいと思います。

答弁 町長 深見定雄(町長は2007年3月まで)

ただいま自立行革の歩みと目標等について、3点のお尋ねをいただきましてのでお答えいたします。まず、1点目の「自立のための行財政改革の目標」についてでありますが、本町におきましては、ご案内のとおり置戸町との合併が困難となったことに伴い、当面自立せざるを得ない状況にありますが、これに加えて、国の三位一体改革により地方交付税等が毎年減額されている厳しい現状から皆様のご理解をいただき、行財政改革を進めているところであります。行財政改革につきましては、最少の経費で最大の効果をあげる手段のひとつであり、必ずしも行政コストの削減を意味するものではありませんが、大きな削減効果があるものについては、一定程度手をつけてきたと考えております。行財政改革に終わりはありませんので、引き続き地道な取り組みを進めていくことになりますが、最大の問題は、国の地方財政対策による減収がこうした行財政改革の削減効果で埋められるかということであります。このほか、現在進められている権限委譲事務の受入体制が整備できるかという問題もありますし、また、国保や介護保険事業などを将来にわたって安定的に運営できるかなど、小規模自治体としての課題が山積していると言えます。従いまして、地方を取り巻く環境が激変する可能性が高い中で、「自立のための行財政改革の目標を示す」ことにつきましては、非常に難しいと言えますので、ご理解を賜りたいと存じます。次に、2点目の「平成18年度予算について」のお尋ねでありますが、新年度における一つひとつの事務事業の予算は、行政改革を反映し、非常に厳しい内容になっていると理解しております。結果としては、継続事業である橋梁工事のほか、道営畑総事業が本格実施されることなどにより、前年より予算総額が伸びておりますが、地域経済への影響のほか、福祉や教育等に係る予算にも可能な限り配慮させていただいたつもりでございます。次に、3点目の「町政執行における達成度及び次期町政への対応」について、お尋ねをいただきましたのでお答えいたします。町政執行方針でも申し上げましたが、私は平成3年の町長就任以来、「いきいき・はつらつ・心のかようまちづくり」を基本理念として、町政を担当させていただきました。特に心をくだいたのは、町民の皆様のための町政でなければならないという強い思いから、「公平」「信頼」「町民の利益」のキーワードを大切にしながら、町政を執行してきたつもりです。この間、町総合計画等を中心として社会資本整備や産業基盤整備など数多くの事業を実施でき、町民の皆様の生活や産業の向上に資することができたものと考えております。一方では、市町村合併問題、ふるさと銀河線問題、国家財政危機に端を発しているとはいえ、地方財政危機と町政の限界を感ぜざるを得ない困難な行政課題も少なからずあったと認識しております。しかし、4期15年間の町政執行を省みますに、誠心誠意担当させていただきましたし、各種事業も概ね達成できたものと思っております。これもひとえに歴代の議員各位はじめ、町民の皆様のご協力があったからこそと改めて感謝申し上げます。さて、次期町政の執行についてご質問がありました。これまで15年間、議員の皆様や町民の皆様、後援会の皆様のご理解とご協力をいただきながら、歴代助役を先頭に全職員が本当によくがんばって、まちづくりに努力いただいたいと感謝いたしております。本町にとって、これからの大きな課題は、合併問題や財政問題など、訓子府の将来のあるべき姿をどのように追い求めるかということであると考えております。今期1年を残しているわけでございますが、それらの課題を十分に念頭におきながら、後援会や各方面の皆様にご相談申し上げ、次期町政ついては、しかるべき時期までに結論を出さなければならないと認識しておりますので、ご理解を賜りたいと思います。

再質問 9番 上原豊茂

再質問をさせていただきますけれども、その前に私が通告書の読み上げの段階で読み間違いがありました。「自立行革」のところを「自立行政」と読み上げたようでありますので、訂正をしておきたいと思います。それでは再質問をさせていただきますけれども、この質問文章の中で私は意図的に訓子府町をひらがなで書いてみました。実は、この書くときに私も異常な違和感を感じたところでありますけれども、おそらく読んでいて「何だ」というふうに感じられたのではないかと思います。これをしてみても住民アンケートの結果は多くの町民の偽ざる本意だというふうに私は認識したところであります。この自立の選択をして、当面自立というところをしっかり歩むという名言をされ今日に至っているわけですけれども、自立の選択をするという段階から当然財政的な厳しさも含め、住民の意思を尊重する緊縮財政、住民サービス、それらをどの方向で進めていくのか。その検討については、行政と町民の一体化というところを柱にするべきだったというふうに私思います。そういう観点で進められてきたのではないかと思いますけれども、今一つ大きな疑問が残るところであります。それは先ほどの佐藤議員の質問に対する回答にもありましたように、政策的な部分にメスを入れないという財政計画であります。当然、自立の道を歩む厳しい歩みについては、町民の理解、政策の変更。その辺をして、はじめて先が見えるのではないかというふうに私は思うわけでありますけれども、この自立の選択の中で町民と一体化する実践行動として何があったのか、答えをいただきたいと思います。できるだけ町長の口からお答えをいただきたいと思います。

答弁 助役 宮川伊三男

私のほうからご答弁をさせていただきますけれども、常日頃、上原議員におかれましては、町民と一丸となって町議のお声を吸収しながら町政に当たるべきというご意見はいただいておりました。町のあらゆる運営の中で、上原議員にとっては不足な部分があったかもしれませんけれども、例えば青空町長室だとか、今回の総合計画の問題あるいは置戸町との合併の問題で、いろいろ町民の懇談会等々も含めて実施をさせていただきました。あるいは今回の総合計画の中では、アンケート調査等を行いながら町民の方々のご意向を行ったところでございます。また、日常の行政運営の中では、特に各町内会あるいは実践会等、自治組織の皆様方にもいろいろとご協力をいただきながら、町政にあたってきたところでございまして、今後もさらに町民の皆様のご意見が町政に反映できるように、さらに努力をしてまいりたいと考えてございますのでご理解を賜りたいと存じます。

再質問 9番 上原豊茂

私は、基本的に政策的なと言いますか、数字の部分でなくて基本方針的なものについては、町長がお答えいただくのが当然だと思いますし、可能な限りそういう形で対応をしていただきたいということをさらに付け加えたいと思います。次に、先ほどの前段議員の質問の中にもありましたように、町民アンケートを実施し、その中に様々な町民の声が反映されているところであります。一般的に誰がどんな形で政策を行っても100%町民からの支持を得れるということはあり得ないというふうに認識しているところであります。しかしながら、このアンケートの中身、町民が行政サービスの実感がないような項目が結構あります。また、意図的に書かれているのかどうかわかりませんけれど、職員への不満。これはやっぱり町民といかに疎遠かということに尽きるというふうに私とらえております。また、当然ながら私も議員に対する不満もるるあるわけでありますけれども、これは私たちの活動の不足、資質の向上に努めるということに尽きるのではないかと。また、町民の議員に求める質の高さというものを再認識していきたいというふうに私は思っております。同時に、政策への不満というのも結構あったのではないかと。当然、先ほど申し上げましたように、議員と議会で議論するだけでなくして、町長が持つ町政の柱たるものについては、当然自ら町民への訴えかけ、理解と協力の求める姿勢というものを示すべきでないかというふうに思うわけであります。そういう意味では、町民との政策論議という点で時間を取っていなかったのではないかなというふうに、多忙だということもありますけれども、ただ訓子府町の先導役としては、そこで済まされることではないのでないかと思います。ぜひ、そういう意味では町民の中に入っての政策論議をし、町民の中に浸透させるという行動が必要でなかったかと思いますけれども、改めてその件についてお答えをいただきたい。

答弁 町長 深見定雄(町長は2007年3月まで)

私はこれまで振り返ってみましても、一番大事なことはやはり町民の声をいかに町政に反映させるかということだというふうにも思っておりましたので、まずは自分が最高ではなくて、この町に住む住民の皆さんがどんな希望を思っているのか、どんな町に対する期待があるのか。そうしたこと等も含めて、やはりその声をしっかり受け止めて、全部ができるわけではありませんので、できるものはできる、できないものはできないという部分は出てきますけれども、町民の声をまず反映させると、町政に。このことは町政の原点だというふうに理解をしておりましたので、各地域での住民の皆さんとの懇談会をよくやってきたわけでございます。そうした取り組みをしてきておりますので、私は町民の皆さんの考え方というのは、そういう場面でよく聞かさせていただいたというふうに理解しております。以上です。

再質問 9番 上原豊茂

町長の認識はわかりました。そこでさらに確認したいと思いますけれども、町長は昨年11月5日北海道市町村合併推進懇談会において、これは道新記事でありますけれども、「合併は、市町村が住民の意向を踏まえて自主的に判断するという道の考え方は甘すぎる」と「道のリーダーシップを必要としている」という記事がございました。これは確認をしたいわけですけれども、昨年1月に決断した合併断念自立の道に対する反省なのか。または、それに至るまでの住民アンケート結果に対する不満なのか。その辺も含めて、お聞かせをいただきたい。

答弁 町長 深見定雄(町長は2007年3月まで)

先ほどの佐藤議員の質問にもお答えさせていただきましたが、私は国が今進めようとしている合併問題というのは、国の財政問題が大きくそこにあると思うのですよ。そうしたことを考えたとき、基本的にはやはり国の今合併問題を推進しようとしていることもわかるわけですけれども、そうしたこときちんと国の財政問題等々も含めて、なぜ今合併問題を推進しようとしているのか。住民にわかりやすい、国民にわかりやすい説明をする中で、合併問題というものをきちんと明確にしていくべきだろうと。そうしたことから、私はやはりただ上から締め付けるように合併合併ではなくて、きちんと国の台所事情、そうしたこともきちんとお話をした中で、そして、今国がこういうことを進めようとしているんだと。先ほど申し上げましたように、佐藤議員の質問にも答えましたように、今国の公債残高も772兆円という大きな借金。国民世帯あたりにすると1,641万円の借金があるのですよと。そういう国の財政の中で、この合併問題を推進をして少しでも自治体の数を減らすということは、これはやはり国の借金を減らすということの上に立っても大きな効果のあることですので、そうした意味で私はこの合併問題というものも、私はあまりしたくはないのですけど、国のそういう財政問題を考えるとやむを得ないだろうという思いがございました。しかし、そうしたこともきちんと説明した中で、住民の意志というものを踏まえて最終的な決断をするべきではないかと、各自治体はですね。そういう判断から申し上げたとこでございますので、ご理解を賜りたいと思います。

再質問 9番 上原豊茂

町長の思いと私のとらえ方に差があるのかなというふうに思いますけれども、私と町長こういう議会で話していてもこういう差が生まれてくるというところからして、当然先ほど申し上げましたように、町民と町長の基本的な施策についての浸透という部分を考えれば、さらにそこに時間を費やすという姿勢が必要でないかと思います。また、過去のことについてしつこくと思われることもあるかと思いますけれども、このことはこれからのまちづくりをどこに進めていくのか。非常に大きな柱になると言いますか、その土台になっていくというふうに認識いたしまして、確認をさせていただきました。次に、平成18年度の予算の関係で、私は自立行政改革を目指すそのことにそぐうのかという確認をしたわけであります。様々な努力の経過は、先般の予算書、説明の中で見えてきておりますけれども、自立の道を歩むという点でいけば、先ほど佐藤議員からもありましたように、単純な我々の思いだけでは済まないというのが実態ではないでしょうか。いかにして、自立の道を選ぶのか。例えば、先ほど町長に確認をさせていただきましたけれども、訓子府の合併を含めた先行きの方向性も含めて、どの程度までの自立の道を模索するのか、永遠なる自立の道を選ぶのか。その辺を明確にしていくということが、この予算の中でも重要な位置を占めてくるというふうに認識しているわけであります。12月の私の質問に対して、先ほど佐藤議員の言葉の中にもありましたけれども、身の丈に合う予算を組むという答えをいただきました。しかしながら、今も申し上げましたように、この予算の案を見たときに、もしかして自立の道を放棄したのかなという感じさえ持ったところであります。その点について、これが身の丈にあった予算編成なのかどうなのか。自立に向けて、極端な言い方をしましたけども、長い自立の道を歩もうとしていないのかどうか。その辺についてお答えをいただきたい。

答弁 企画財政課長 佐藤正好(企画財政課長は2009年3月まで)

ただいま平成18年度の予算に絡みまして、自立行革をにらんでのことかというようなお尋ねをいただきました。基本的に今回予算編成の中で、予算の説明資料を示させていただいておりますけれども、それぞれ人件費あるいは扶助費、公債費は当然年次的に減ってまいります。そのほか補助奨励費等でも特殊な事情があって、増えている部分一部ありますけれども、それぞれの一つひとつ見たときには、限りなく縮減をさせていただいているということがございます。そして、先ほどから町長、助役のほうからもお話しておりますけれども、投資的事業が大きく伸びたことが全体の予算を増やしていることでありまして、例えば相内線の道路の事業関係で言いましても、国の補助あるいは辺地債を使って、自主的な町の持ち出しを限りなく圧縮しているということもございますので、必ずしもこの総額だけを見て行革に値しないのだというものではございません。自立の行革に向けて何ら対応してないということではないということで、まずその点だけご理解をいただきたいと思います。

再質問 9番 上原豊茂

先ほども申し上げましたように、個々の分野で努力しているという経過は認めたところでありますし、それは当然に日々の皆さんの説明員方々含めた職員の皆さんの努力は目にしているところでありますから、それを否定する何ものでもありません。しかし、実質的に自立の道を歩むという明言をされたからには、これは数字だけ見てと言われても、数字が赤に変化していくとどうにもならなくなると。さっきの前段の議員の議論の中にもありましたように、にっちもさっちもいかなくなるというのが実態であります。上からまさに命令が下るわけですから、それらも含めてその部分を目をつぶれというのはいささか至難の業かなと思うところであります。ところで、先ほどから町民の声を聞き、町民と一緒にまちづくりをするのだということが示されておりましたけれども、平成18年度予算の中で町民が行政参加を前提とした予算編成が明らかに見える部分、その辺についてお示しをいただきたいと思います。

再質問 9番 上原豊茂

こういう質問に対して時間がかかるということ自体が問題なのですね。基本的な姿勢としてうたっているわけです。私は先ほど言ったことは、そこが欠落していると言っているのですね。町長は怒るかもしれませんけれども、町民と行政、町職員、我々も含めた町行政運営に係わる人たちがいかに一体化できるかということが、これは例えば自立を求めなくても当然のことでありますし、ましてや自立を選んだという段階で、そうあるべきだと明示した以上、そのことに対しては即答できるそういう体制をとってほしいというふうに思います。そのことについては、あえてお答えを求めません。そこで事務事業の見直しをするのだということが示されておりますけれども、その事務事業の見直しに対する基本的な姿勢と具体策を示していただきたいと思います。

答弁 助役 宮川伊三男

先ほど、即答弁ができなくて大変失礼をいたしました。お答えするにあたって、非常に抽象的な答えになってしまわざるを得ないということもございまして、どのように答弁するべきかということをちょっと整理していたものですから、大変申し訳なく思ってございますけれども、この平成18年度の予算編成にあたって、町民のご意向をどこにどのように反映しているかというのは、極端な話全般にわたってそのような気持ちを持って予算編成にあたったつもりでございます。これは上原議員さんにこのようなことを申し上げますと、またお叱りを得るかもしれませんけども、どの費目につきましても、それぞれの所管が町民全般でなくて、該当する組織団体等ともご協議を申し上げながら予算編成にあたっておりますし、いろいろなこのアンケート調査等々の町民の皆さんの声をお聞きしながら、町長の冒頭の答弁でも申し上げましたように、産業・福祉・教育という部分で町民を中心に最少の経費で最大の効果を上げるべく予算編成にあたってきたことを申し上げました。そういうことで進めてきておりますので、まずその点については、ご理解を賜りたいと存じます。今後の町政運営にあたって申し上げますと、先ほど佐藤議員さんの質問にも若干お答えを申し上げましたけれども、4月以降、職員でプロジェクトチームみたいなものを組織して、どういうことが今後町民の福祉・教育・産業・生活基盤、いろいろなものを総合的に見ながら、今まで整備をしてまいりました各施設を有効に利用しながら、どのように管理運営していくことが将来の訓子府の財政にプラスになってくるかということも含めて、知恵を出し合いたいなとそのように思ってございます。その時期は、先ほども答弁申し上げましたように、できるだけ早い時期から時間をかけて協議をし、町民の皆さんあるいは議員の皆さん方のご理解も得ながら、あるいはお知恵を借りながら平成19年度の予算編成に向けて進めてまいりたいと。それともう一つ、議員もご案内のとおり置戸町との合併が破談になりました。これは町民の皆さんにアンケートをしながら、町民の皆さんのご意向に沿って置戸町との合併を断念したわけでございますけれども、そういう点から国は新しい合併特例法を昨年の4月に施行いたしました。今後5年間の期限で、どのような形で国・道がこの合併に向けて進めてくるか、まだ見えない部分もございます。そういう部分も含めて、今後慎重に検討しなければならないわけですけれども、当面は置戸町との合併が破談になった以上、自立をしていかなければならないということで、そのためにも精一杯の努力をしたいというふうに考えてございますので、ご理解を賜りたいと存じます。

再質問 9番 上原豊茂

満腹になりましたので、少し丸くなったかなという感じもしますけれども、午前中に引き続きまして再質問をさせていただきます。先ほど、助役さんから私の質問に対して答弁がありましたけれども、事務事業の見直しの具体案について質問をしたところ、いわゆる具体案についてお答えをいただけませんでした。要するに、その前の質問と同時に明確にしておかなければならないものが明確になっていないという事実が、さらに明らかになってきたというふうに私は認識いたしました。それで、この関連で言いますと私は以前の質問におきまして、町民は行政サービスを受ける側として一町民が受けるわけですから、行政サービスを行ういわゆる行政側は、それぞれ課が分かれていると。そのことによって、サービスを受ける立場にとっては、極めて不合理な感じを持つのではないかと。そういう意味では、今一つ行政改革という意味からもその辺の壁と言いますか、職域の超えた体制づくりと言いますか。その辺を明確にしていくと。これは議会で論議するのではなくて、町長が自らその方針を明確にされることによって、その体制が確立されていくというふうに私は認識しているところでありますし、それについてのお考えをお聞かせいただきたいと思いますのと、もう一つは12月の定例議会におきまして、政策の関係で質問させていただきました。福祉・農業政策の具体的な取り組みとその目標、また、情勢変化を見せた新たな取り込みについてと。この質問に対して、予算の積み上げ段階であり、また国・道の政策変化の状況があるため答えられないということが答弁としてございました。ある程度見通しがついたという私は認識をしているわけですけれども、それらについてどのようなお考えを持つのかお答えをいただきたいと思います。

答弁 助役 宮川伊三男

今回の平成18年度の予算編成にあたりまして、ただいまご質問のあった点について、あくまでも議会の議員の皆様にお配りをしております総合計画の実施計画を基本に、特にハード事業等については対応してございます。この国の交付税あるいは補助金の対応によって、その政策を先延ばししなければならない部分もこの平成18年度予算の中では一部ございました。そういう状況の中で、いろいろと判断をしながら、今回の予算編成にあたってきたところでございます。それから前段、町民が住民サービスを受ける上で、今の機構に若干の問題があるのではないかというご指摘がございました。これは昨年も4月1日で機構の見直しをさせていただきました。確かに、今調整を行う上で課を設けて町政運営にあたっているわけでございますけれども、これも常日頃職員とお話をしているのは、縦割りではなくて横のつながりも密にしながら行政運営にあたることが町民サービスにつながるという信念のもとで、お話をし合いながら行政運営にあたってございますので、今後これをさらにどうするかという問題は、職員の数の問題も出てまいります。今の財政状況の中からいきますと、非常に職員を補充していくことがなかなか難しい状況にもありますから、ある程度計画的に職員の採用はしていかなければならないわけですけれども、現状よりもさらにやはり職員の数は減っていくだろうと。厳しい状況にありますので、いろいろとその課の構成等についても知恵を絞りながら、町民の皆さんに不便を与えない行政運営をしてまいりたいと考えてございますので、ご理解を賜りたいと存じます。

再質問 9番 上原豊茂

私の問い方が悪いのでしょうか。なかなか思うようなお答えをいただけませんけれども、そこに時間を費やしているようなこともできませんので、次に入りたいと思います。先ほど答えになりましたように、深見町政4期最終年次という状況の中で、私なりに振り返ってみますと、当初、深見町政誕生のときには、町長の持つ中央との太いパイプを生かした政策遂行と。町民の期待も非常に大きく、また結果として着実にその成果を出してきたというふうに認識しているところであります。そこで私は再確認という意味で質問をしたいのですけれども、常日頃から町長はまちづくりの基本的な整備が終わったというふうに説明してございますけれども、インフラ整備はほぼ完成したという認識でよろしいのでしょうか。

答弁 町長 深見定雄(町長は2007年3月まで)

本町に今残されている課題、今まであった課題としては、ほぼインフラのほうは整備できたなというふうに思っております。

再質問 9番 上原豊茂

インフラ整備はほぼ終わったという抑え方であります。それで昨今の財政状況を見たときに、そのインフラ整備を進めてきたことによる財政的な圧力というのがあるのかなというふうにも思いますけども、このことに対するご認識はいかがなものでしょうか。

答弁 町長 深見定雄(町長は2007年3月まで)

今ご指摘がございましたように、今の財政状況というのは、そうしたインフラ整備を進めてきた結果そうした状況にもあるかなというふうにも思いますが、ただ、今後こうした訓子府が進めてきたようなインフラ整備をしようとしても、なかなか実現できない問題かもしれません。そういった意味では本当に職員よくがんばってやってくれたわけですけれども、タイミングが良かったかなというふうに思います。ただ、いつまでもこうしたインフラ整備をやれればいいのですけれども、国の財政も町の財政も大変厳しい中でございますので、これからはある程度我慢の時代に入る、そうした状況にもあるかというふうに理解をしております。

再質問 9番 上原豊茂

当然投資をすれば返済しなければならないものも出るわけですから、それらに対する現状の財政における圧迫というのも、今町長からの答えのように認識しなければならないというふうに思います。これらの状況も含めて、やっぱり町民がどういう状況にあるのかと、何がこういう形で今の財政の状況を生んでいるのかという認識に立つべく情報提供と言いますか、先ほど申し上げました政策論議と言いますか、そういうのを町民の中で巻き起こしていく必要があるというふうに思います。それで当然町民としては、かつて先ほど申し上げましたように、気迫ある町政遂行をしてきた町長の当時の勢いと言いますか、それを期待し、それが見えないことに対する苛立ちとか、不満とか、そういうものが今の町政に対する不満として、我々に「どうなっているんだ」という問いかけとして出てきているのではないかというふうに思います。それで当然自立の道を歩みという中で、ここ1、2年の町の方向づけ、それは政策、財政も含めて、それがどういうふうに動いていくのかというのが、訓子府の町のこの近隣における位置づけに大きく影響するだろうと思います。どういう形で町が将来的な方向を見出すのか、私にはあまりはっきり見えませんけれども、しかし、いずれにしてもその評価を受けるということが町民にとっても、まさにこの町で住んでいくと。町長が目指す「住んで良かった」というまちづくりの大きな要因になるのでないかというふうに思うわけであります。そういう意味から町の政策力ですとか、町民の結集力というのが問われるわけですけれども、これらについてどのような対策を講じようとするのか、あるのかないのかも含めてお聞かせをいただきたい。

答弁 町長 深見定雄(町長は2007年3月まで)

いろいろと本当に歴代助役を先頭に職員もよくがんばっていただきまして、インフラ整備等本当に良くできたというふうに思っております。それが財政圧迫をしたと言われれば、必ずしもそれはあたっていないとは言えないわけですけれども、しかし、これからの時代において、本町が進めてきたようなことをやろうとしても、なかなかもうできない時代になってきているのではないかと。そうした意味では、ある程度町民の皆さんも不満をお持ちの部分はあろうかもしれませんけれど、この不満は我慢に変えていかなければならない時代になってきているのかもしれません。国の財政問題、我が町の方向も見えて、国の財政問題を考えれば、これから本町がやってきたようなインフラ整備等実現しようと思っても、なかなか困難な時代に入ってきているのではないかと。そういったようなことから考えれば、タイミングは良かったと思います。ただ、あと財政的な問題で考えますと、やはり相当我慢をしていかなければならないときになっているということだけは、私どももはっきり認識しておりますので、ご理解をいただきたいと思います。

再質問 9番 上原豊茂

町長は、執行方針の中で「今正念場を迎え、また町長に係る使命感・責任を痛感している」という表現をされております。そこで、そういう認識にはある町長として、先ほど質問の中でお伺いしました次期町政に対する姿勢でありますけれども、先ほども申し上げましたように、町民はかつての町長の気迫を求めているわけであります。今だからこそ、それを求めていると私は思うわけですね。それで、当然使命感・責任感を痛感しているという町長でありますから、町民がこのあとのまちづくり、町の行方、どうなるのかという不安を抱いている中で、自らの方向性を明らかにするということは当然だと思いますけれども、それについてはいかがでしょうか。

答弁 町長 深見定雄(町長は2007年3月まで)

おっしゃることもよくわかるのですけども、私一人でこの町長になったわけではございませんで、後援会の本当に皆様方が大変な思いをして、訓子府へいきなりボンと帰ってきた私を支えて、32年ぶりで訓子府に帰ってきた私を支えて、こうした立場に立たせていただいたわけでございますので、そうした後援会の皆様方の大変なご苦労を考えますと、私は今後におきましてもどういうふうにするか、その辺は後援会の皆様方とも十分一つ協議をしながら、結論・判断をしていかなければならないとそういうふうに思っておりますので、ご理解を賜りたいと思います。

再質問 9番 上原豊茂

町長の今のおかれている立場というのは、推測できないわけでもございませんけれども、町長がかねて長期政権は良くないということを常々口にし、我々も何回となく耳にしたところであります。当然、自らがそういう考えを持っているということは、自らの先に向かっての姿勢に対する方向づけもきちっと持っているものだというふうに思います。そういう意味では、先ほども言いましたように、わからないわけでもないけれども、今私に寄せられているのは、まさに町長を支えてきた、支持してきた多くの町民から「どうなっているんだ」と「お前だったらちょっと確認できるだろう」という問いかけを多くされております。実際、私もこんなことをこの場で問いかけしたくないわけですけれども、そういう町民の多くの声を受けて、今ここに質問をしているわけであります。当然、町長がここで先ほど申し上げましたように、1、2年極めて重要な状況におかれている町の状況の中で、後ろ向きの発言・姿勢は見せれないと。当然なことだと思いますけれども、それをしてもこのあとの流れをどうするのか、それは明確にする必要があると。それが町長として、首長として、15年間君臨してきた深見町長の基本的な姿勢を貫くとこの場でないかというふうに思いますけれども、いかがなものでしょうか。

答弁 町長 深見定雄(町長は2007年3月まで)

以前よりも申し上げておりますけれども、私は常々思いますことは、自分は最高ではないという認識でこれまでやらせていただいたと思っております。そういう思いがきちんとありますので、今後につきましても、今後どういうふうにするべきかということにつきましては、後援会の皆様方と十分ご相談を申し上げまして、最終的な判断をしていかなければならないというふうに思っております。まだ、今後援会の皆様ともその辺のところは相談をしておりませんので、私が勝手にその辺の判断するということは、これは後援会の皆様、これまで私をお支えていただいた後援会の皆様方にも大変失礼な話でございますので、今しばらくお時間をいただければと思いますので、よろしくお願いをいたします。

再質問 9番 上原豊茂

それでは確認をしておきますけれども、たまたま一般の町民の方から町長自ら「次期町政には携わらない」という発言をしたということが聞かされておりますけれども、そういうことはなかったということでしょうか。また、後援会と相談し、方向づけを明確にするというその時期はどのようにいつというふうに考えているのか、お聞かせいただきたい。

答弁 町長 深見定雄(町長は2007年3月まで)

次期のことについて、その時期ですけれども、これも後援会の幹部の皆さんとよくご相談申し上げて最終的な時期判断。そして、それをはっきりした段階で発表させていただくということにしたいと考えております。

再質問 9番 上原豊茂

もう1点、自らが次の町政も関わらないという発言をしたということをたまたま聞いた人は、私が直接聞いたというようなことを聞かされましたけれども、そういう事実がないということでよろしいのでしょうか。

答弁 町長 深見定雄(町長は2007年3月まで)

私は、これは自分一人で判断できるものではなくて、やはり後援会の皆さんとしっかりその辺のことを相談させていただいて、最終的な結論を出さなければならないと思っておりますが、ただ先ほども申したかもしれませんけれど、私はこの立場に立たせていただいて15年が終わろうとしているわけですけれども、絶えず自分の中にありますことは自分は最高ではないと、自分は最高ではないんだと。本当にこれまでがんばってくれたのは、歴代助役をはじめ町職員、本当によくがんばってくれましたし、それを支えてくれたのも、また後援会の皆様方でもありましたし、そういったことから今日まで自分が、この町長という立場を維持してこれたというふうに自分は認識しております。このあとのことにつきましては、私の考え方というのも後援会の皆さんに十分お話もしておりますし、またご理解もいただいていると思いますけれども、最終的なことにつきましては、幹部の皆さんときちんとその辺の話し合いを、最終的な話し合いをした中で、発表させていただくということになろうと思いますので、その辺ご理解をいただきたいと思います。

再質問 9番 上原豊茂

私は、町長の後援会と町長のつながりがいかに深く強いのかという認識をしたところでありますけれども、しかしながら、町政に携わるという部分からしますと、これからの極めて困難なまちづくりに対して、はっきりした方向づけをするためにも、早期に町政に対する先が見える、自らの意思表示をしてほしいと思いますし、少なくても先ほど申し上げましたように、これからの町政に支障のないように、政策を明らかに明示しながら、力強いまちづくりを進めていただきたいというふうに思います。以上で、私の質問を終わらせていただきます。

出典:訓子府町議会 平成18年第1回定例会 2006年3月16日 議事録 PDF(15ページ) 間違いを知らせる