中頓別町議会 平成29年第2回定例会 2017年6月15日
地元で学べる環境を整え町塾の創設について
2017年6月15日、中頓別町議会の一般質問で、細谷久雄議員が「地元で学べる環境を整え町塾の創設について」質問し、教育長 田邊彰宏が答弁しました。
- 質問者
- 細谷久雄 議員
- 答弁者
- 教育長 田邊彰宏
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 5番 細谷久雄
それでは、2点目の質問に移りたいと思います。2点目の質問は、地元で学べる環境を整え町塾の創設についてお伺いをいたします。子供たちの放課後や休日の過ごし方、家庭学習のあり方などが学校だよりなどで報告されているが、特に家庭学習の時間が全国、全道と比較すると非常に短いと思われる。地元で学べる環境を整え、学力向上のため町塾の創設について教育長に伺います。
答弁 教育長 田邊彰宏(教育長は2022年3月まで)
答弁させていただきます。家庭学習時間につきましては、それぞれの学年掛ける10分プラス10分を目安としております。小学校では模範となる家庭学習ノートを公開、中学校では学年で家庭学習の目標時間を設定し、一人一人が取り組んだ時間をシールを添付したグラフであらわす等、この目安の時間が習慣となることを児童生徒に啓発しています。教員も児童生徒の学力向上に向けて、授業の中で目標、目当てや狙いを示すことや授業の最後に学習したことを振り返る活動を取り入れ、学習内容の定着に努めております。学力向上には教員の指導力の向上と児童生徒一人一人が自主的に学習する習慣を身につけることが大切と考えております。放課後子どもプランでは、毎週英語や算数教室、学習会を実施しており、参加する児童は1時間ほどの学習時間が確保されています。私は、このプランが地元で学べる町塾として充実することを思い描いています。町塾の創設が学力の向上に寄与することは大変望ましいと思いますが、適切な講師の確保や運営形態等に課題があると考えております。
再質問 5番 細谷久雄
それでは、ただいまのご答弁を伺いまして再質問させていただきます。なかとんべつ放課後子どもプランの安全管理マニュアルについては、きょう手元にいただきました。放課後子どもプランでは、私が聞きたいのは毎週どれぐらいの児童生徒が参加しているのか、また教える講師、時間帯などプラン内容を詳しく伺いたいと思います。また、教育長は、町塾の創設に当たり適切な講師の確保や運営形態に課題があるとご答弁をいただきましたが、まず全国では佐賀県の大町町が個別指導学習塾、明光義塾を運営する佐賀市内の企業、株式会社クース・コーポレーションに業務委託し、町内の小学3年生から6年生を対象とした無料の算数塾を2015年9月に開設いたしました。児童に学習習慣を身につけさせ、学力の向上を図るとともに、経済的事情などによる学力格差が生じないようにすることを目的としているそうです。無料の学習塾は、町内の小学校の希望者を対象、1回の授業は1時間で、6年生は週2回、3年から5年生は週1回、放課後に町内の公民館で塾講師から算数を教えてもらっているそうです。児童三、四人につき講師1人が担当し、教材は塾が提供している。町によると、2014年度に行われた小学校全国学力テストにおける同町の結果が全国平均より下回ったことが今回の事業の一因だと言っております。町は、民間塾のノウハウを生かし、学力向上が図られればと期待しております。ちなみに、委託費用は126万円、現在町内の対象児童約210人のうち半数弱の児童が活用しており、大変好評だそうです。さらに、北海道では足寄町で平成27年10月に足寄町学習塾を開設しました。この学習塾は、全国的にも珍しい公設民営塾で、足寄町が開設し、全国で学習塾を展開する株式会社バース47が経営するもので、これは足寄高校生の学力向上を支援し、それぞれの夢をかなえることで同校の魅力アップを図り、入学希望者の増加につながることを目指しているそうです。学習塾の社長、高橋さんは足寄町の出身で、足寄中学、足寄高校を卒業後、全国各地の教育格差問題は深刻だと、母校である足寄高校の子供たちへの教育貢献を通じて故郷のさらなる魅力に尽くしたいとお話ししております。また、足寄町長は、高校の存続は町の発展に大きくかかわる問題、都市部の高校にも劣らない魅力で特色ある高校になれば、入学を目的とした町への転入も期待できると話しておられます。このように各地で公設民営の塾を開設しております。中頓別町でも私はできないとは思いません。町塾創設に当たり、私の再質問をお聞きになり、再度教育長の考え方をお伺いいたします。
答弁 教育長 田邊彰宏(教育長は2022年3月まで)
最初の質問から答弁いたします。まず、放課後子どもプランの状況についてなのですけれども、現在登録者は、この答弁要旨では37名となっておりますけれども、1名ふえまして38名が登録になっております。この中で毎回来ているというか、必ず来る者はどのぐらいいるかというと、約半数、20名に満たない状況でございます。どのような内容を行っているかということにつきましては、基本的には2時半過ぎぐらいに子供たちがやってくるわけですけれども、最初に宿題といいますか、その日に習ったこと、これを各自が行っている。その後に、英会話、算数教室について言いますと、英会話教室はダリンが担当しています。大体3時から1時間程度、子供たちに英語を教えています。英語は1、2、3、4、大体このくらいの子供たちが来ているわけなのですけれども、大まかに言って簡単な日常会話程度の英語をやっていると思います。それから、算数教室については私のほうで担当しているのですけれども、週に1回やっています。ここも1年生、2年生が中心なのですけれども、頭の体操といいますか、1年生、2年生が考えれば解けるような問題、数独あるいは応用問題等々をやっております。指導員というのは現在で7名の方が放課後子どもプランにかかわっておりますけれども、その中で教員免許を持った人は1人いるはずなのですけれども、その方も手伝うことはあるのですけれども、多くの場合は教員免許を持っていない人がかかわっているというのが現状でございます。それから次に、塾のほうについていろいろと情報を提供していただきました。足寄高校の情報については、私も自身で調べております。バース47というところ、委託経営ということで、足寄高校生が通っているということは情報として認識しております。それから、佐賀県の塾の情報についてもお話を聞かせていただきました。委託料が126万円で、210人の生徒、半数が通っているということ。約50%に近い子供たちが通っているということは、非常にいい塾というか、人気があるのかなというふうに認識するところです。この塾について私のほうの頭としては、放課後子どもプランというものが内容を充実する中で町塾、これは子供たち、小学生を対象にしているのですけれども、ならないかなという思いはあるのですけれども、現状では今の状況が限界といいますか、苦しいところかなというふうに考えています。学力の向上について自分自身の考えを申し上げますと、あくまでも学校の教員による子供たちの指導、これが第一だと私は考えています。学校の授業をしっかりやってもらいたい。そのために、答弁書にもお書きしましたけれども、最初の目標と最後の振り返りは、これは確実にやってもらいたいということ、これは校長会や教頭会のほうでも日ごろからお話をしているところです。これが大切だと思います。なおかつ、子供が自分で学習する習慣を身につけること、これに尽きます。ただ世の中の状況的には、塾等に通っている子供たちがいるのも確かです。本町の場合で町塾をやろうというふうに思ったときには、ここにも書きましたけれども、一番には講師の確保、これが頭に浮かびます。端的に言えば、どこかの民間塾の業者と委託契約して、そこにやってもらうという方法もあるのですけれども、126万円というお金ではそういうところはなかなか出てこないのではないかなというふうには考えています。そうなると、近隣のまちというと名寄市か稚内市になる。毎日通ってきてもらうというのは苦しいなというふうに思ったりします。そこで、頭の中であるのは、町で塾をやるとすれば、土曜日であるとか日曜日、あるいは長期休業中、このようなときに小学生や中学生を対象として何回かというか、週に1回できるかなというところはあるのですけれども、今のところはここでとまっています。ただ、子供たちは、学校の学習はさておいて、中学校の場合ですと自主的に残って学習会を行ったり、夏休み、冬休みについては先生がついて、高校でいうような講習的なものも行われているわけで、自学する習慣というのはそれなりに指導はされていると思います。では、どのぐらい子供たちが勉強しているのかというのは、全国学力・学習状況調査は、あれは6年生と中学3年生の状況の結果なのですけれども、私自身の認識としては、毎日家庭学習を習慣的に行っている児童生徒とそうではない生徒、これが二極化しているのではないかなというふうに考えています。これが全体の中でいくと習慣のできている者は勉強しているけれども、そうではないというか、ほかに興味がある者についてはなかなかそうはなっていない。そういう意味でいうと、放課後子どもプランに来る子供たちについてはそこで最低1時間程度の学習はしていますので、それが家庭学習時間というふうになれば、十分な学習時間をとれているというふうに認識しているわけなのですけれども、これが家に帰ってもさらに同じようなことをやってもらえればいいというふうには考えています。そこで、注目になるのは全国学力・学習状況調査の平均正答率、これがどのぐらいになるかということで判断されるわけですけれども、これは何と言って表現していいか、非常に厳しいところもあるのですけれども、本町の子供たちはその年によって大きな変化があります。子供の集団が少ないということ、これがまずあると思うのです。常に平均正答率が高いような状態が続けば願ってもないのですけれども、なかなかそうはならないという状況があるのもご理解していただきたいというふうに思います。ただ、町塾創設して学力が上がるかということ、100%そうなるかということについては、今ここでは自分の中では何とも言えない部分があります。これはやってみなければわからない。どのぐらいの参加者がいるのか、どういう運営形態がいいのかということについては、もう少しお時間をいただきたいと思います。
再々質問 5番 細谷久雄
それでは、再々質問で教育長に最後に1つだけお伺いします。私は、町塾の創設に当たり、いろんな人にお話を聞きました。町塾をつくることによって、本当にこの自然豊かな田舎の子供たちが、中頓別町の子供たちが、都会と同じ環境をつくってやって、自主的に学習に取り組むことができるのか、若干私は不安です。そこで、伺います。最後に一言です。田邊教育長は、中頓別町に着任されまして2年が経過しました。その中でいろいろな場面で中頓別町の子供たちと接し、見てきたと思います。平成29年度教育行政執行方針で、子供は未来からの留学生であり、希望であり、宝ですと、この思いは変わりませんと述べられました。そこで、最後に一言だけ伺います。田邊教育長は、未来からの留学生である宝、中頓別町の子供たちをどのような教育環境で育てることが子供たちに一番いいのか、また将来中頓別町に帰ってくる子供たちであってほしいのか、これを最後に一言だけお伺いいたします。
答弁 教育長 田邊彰宏(教育長は2022年3月まで)
最初の質問について答弁いたします。非常に難しい問題です。この町の子供たちは、大変明るい表情で、朝私と会っても挨拶を交わしてくれる。私は、これだけで非常にかわいいと思います。まさに留学生であり、宝であり、希望であると、この思いは今も変わっておりません。できるならばこの環境の中で、私は先ほども申し上げましたけれども、やはり教員が子供たちの未来をつくるために学力を定着させるのだという思いを常に持ってもらいたいと思います。その補足的なもので町塾はあるというふうに考えています。この思いは変わりません。ただ、子供たちが運動会の中でいい表情をして走り回る、あれが一番の地域への勇気であり、元気であり、宝物ではないかなというふうに思っております。そういうような中で中頓別町の思い出が心に残り、私自身は、小学校、中学校を卒業して高校は出ていくけれども、帰ってきてもらいたい、この思いはあります。帰ってきて、町の産業である酪農を継いでもらいたい、あるいは基幹産業等、そこに入って活躍してもらいたい、こういう思いはあります。そのためには、この町で小学校、中学校でこういう経験をしたのだということ、それを胸に刻みたい。そんなような教育を思い描いています。
再々質問 5番 細谷久雄
どうもありがとうございました。以上をもちまして私の一般質問を終わりたいと思います。