みんなの議会

中頓別町議会 平成29年第2回定例会 2017年6月15日

「観光地域づくり振興計画概要からお尋ねいたします」

2017年6月15日、中頓別町議会の一般質問で、東海林繁幸議員が質問し、町長 小林生吉が答弁しました。

質問者
東海林繁幸 議員
答弁者
町長 小林生吉

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 6番 東海林繁幸

東海林です。観光地域づくり振興計画概要からお尋ねいたします。顧客に対するワングレードアップ提供の具体的な対策などがなかなか見えてこないのです。どうも理念ばかりが先走って、理念の説明が多いような気がするのですが、そこで具体的にはここで記述されているワングレードアップは何をどう変えようとしているのか、それがグレードアップと言っている意味なのか、その辺がよくわからないので、ちょっと解説してください。それから、ピンネシリ温泉の未来像を具体的にお聞かせいただきたいのは、概要で言っているのは現在の位置からコテージ側に移して云々とあります。何をどう移すのか、その辺がなければわかりませんので、教えてください。それと、概要にちょっとがっかりしているのは、鍾乳洞の将来の姿が全く表現されていません。私は、鍾乳洞の存在はピンネシリ温泉と町の観光の2大拠点と思うのです。なぜ鍾乳洞の将来像が表現されないのかお聞きしたいと思います。それから、最後に、観光に対する町民意識の変革を求めて研修、説明会で人づくりを目指すとありますが、誰がこれを担うのでしょう、どなたがやるのでしょうか、その辺お聞かせいただければ。

答弁 町長 小林生吉

ご答弁申し上げます。ちょっと長くなるので、大変申しわけありません。まず、1点目でありますけれども、観光振興計画では本町でゆっくりと滞在を楽しむ顧客をメーンターゲットとしており、本町での滞在を快適に楽しんでいただくことが重要と捉えております。そのためには、宿泊施設の設備等の改善と本町の観光関連施設の連携を図っていくことが必要との認識をしているところであります。宿泊施設については、敏音知地区にあるコテージの改修及び周辺の整備に向けて、改修内容の検討を速やかに進めていきたいと考えております。また、観光関連施設間の連携につきましては、観光地域づくりを進める民間組織、DMOの設立により観光施設の一元的な管理運営と情報発信、マーケティングの実施による滞在のプランの企画、販売を進めることにより、ワングレード上の上質な滞在スタイルが確立されるものと考えております。本年度は、コテージ等の改修に係る調査設計を実施するほか、観光振興計画を進めるため、暮らし体験フォローアップ事業を実施し、DMO設立に向けた具体的な方法について協議検討を進めることとしております。2点目であります。ピンネシリ温泉につきましては、施設、設備も老朽化していることや利用者のニーズに合わない設備等も見受けられることから、温泉の将来のあり方を見据えた整備を検討することは重要と考えております。本町は、地域的にもツアー客が大型の観光バスを利用して訪れるような観光地を目指すのではなく、本町での滞在を楽しんでいただける家族やグループ等をターゲットとした滞在型、体験型の観光地を目指す方向で進めていきたいと考えております。そのためにも、訪れる方々が快適に滞在していただける施設の整備を進めていかなければならないと考えております。ピンネシリ温泉は、町民の保養施設であるとともに、本町においては数少ない宿泊施設であることから、温泉の再整備等の考え方について今後検討していきたいと考えております。3点目であります。観光振興計画では、主として交流人口をふやし、本町のファンとなった方々を最終的には移住へと結びつけていくというコンセプトのもと、地域全体の課題や問題点を洗い出し、地域全体がどうなっていきたいかという観点から検討、協議を進めてきたところです。そこで、地域全体が一体となって観光客の誘致を進めるための組織のあり方などについて取りまとめさせていただいております。鍾乳洞につきましては、北海道指定天然記念物であり、他の地域にはない資源であることから、ふれあい自然公園として整備も進めてまいりましたが、今後も本町の観光資源として貴重な存在であるとの認識に変わりはありません。4点目であります。本町が進めようとしている滞在型、体験型観光では、ガイドとなるスタッフの育成はもとより、町民の皆様一人一人が訪れた方々との交流を深めていただくことが重要と考えております。観光地域づくりを進める民間組織DMOの設立に向けた勉強会や説明会を通じて町民の皆様にご理解とご協力をいただけるように進めていきたいと考えております。本年度に実施する観光振興計画推進のための暮らし体験フォローアップ事業の中で具体的な方法について検討してまいります。これらの事業につきまして、4点目ですけれども、町が主体的に役割を担っていくという考え方を持っているところであります。

質問 6番 東海林繁幸

町長に一生懸命答弁していただいたのだけれども、私が言っていることは簡単なのです。何をどう変えるとか、そういうことでなければなかなか納得できないところがあります。町長の答弁が余り難し過ぎるというか、もう少し頭の悪い私にもわかるように言ってほしいのだけれども、まずグレードアップって何をどう変えるのですか。例えばコテージの改修がグレードアップになるのか。それから、宿泊施設という言い回しをしていると、それは温泉施設も入るわけです。温泉施設の宿泊部門をどうグレードアップするのか、どう変えるのか。その辺を1つ聞きたいと思います。それから、温泉施設を今の位置から道路の向かい側に持っていくという構想、これはこれでユニークな構想だと思うのです。しかし、それにはどういう宿泊施設が伴うのか、入浴施設だけなのか、その辺が大事なところで、町民だって期待しているところなのです。ただ向かい側に移すのではどうしようもないし、それと同時にこの記述の中では大型観光バスを入れてやる云々を目指すものではないというのだけれども、これから建てる温泉入浴施設、それから宿泊施設を目指すのであれば、30人や40人泊まれるようにしないでどうするつもりですか。今の温泉ホテルは、あれは昔の湯治場の施設です。あれを宿泊施設だなんていってグレードアップをして、ちょっと高い顧客を求めるなんていうことはできないと思うのです。施設そのものを根本的に考えを変えないと、一段上の顧客をつかむなんて夢のまた夢みたいな話なのです。それで、温泉施設をどうしようとしているのか、これから考えるというのだったら、それはそれでいいのだけれども、観光振興計画からするとちょっとわからない部分があるのです。それから、人づくりを誰がするのですかと聞いているのです。町がやるのですか、観光協会に任せるのですか、その辺を聞きたかったのです。人づくりって大変なのです。教育長ならよくわかっていると思うけれども、まさに社会教育をどう行うかという問題なので、人づくりをやるというのは、簡単に言葉で言ったってできるものではないのです。だから、それを誰がやるのか、担当課はどこになるのですか。それから、これは本当は初めの質問書に書いておけばよかったのだけれども、町がつくって町民に配った観光地域づくり振興計画、この一番裏の町長の挨拶の中に、3行目にですが、中頓別町の観光地域づくり振興計画を策定しました。これは過去完了ですよね。私は見たことないのです。従来から議会の常任委員会において、観光振興計画は議決事項ではないけれども、町にとって非常に重要な計画である。いろいろこれをつくる上においてそれぞれの人の努力があったことは聞いておりますけれども、計画が固まる前に議会としての意見も申し上げたいと、議会としても見せてもらいたいということを言っていたはずです。これはもう計画ができ上がっているのですね、策定しましただから。これは、編成過程において情報をいただきたいということを再三言っていたのがこういったことでは今まで議会が何をやっていたのか、ちょっと私自身混乱してきたので、今策定したものはあるのですかという聞き方しかできないのですけれども、いかがでしょう。

答弁 町長 小林生吉

私の答え切れないところは後で担当課のほうで補足をしてもらいたいと思いますけれども、コテージ、温泉を含めて施設の位置、それから改修内容、それらについては具体的にはこれからの検討になっているというふうにまずご理解を賜りたいと思います。考え方として、現状の施設の状況では言われているようなワングレードアップの顧客の呼び込みというのはなかなか難しいというようなことから、そのあたりについてはこれから詳細に詰めていくという考え方であります。ただ、一つの考え方として、温泉、道の駅、コテージ、そういったものが一体となっていることが望ましいという基本的な考え方のもとに、配置そのものも道路をまたいで新たに集積させるという考え方もあっていいのかというような議論がこれまでされてきているかなというふうに思います。ただ、それらも含めて確定とするのはこれからの検討によるところだというふうにご理解をいただきたいと思います。あと、宿泊施設のキャパシティーに関しても、現状温泉で最大30コテージで20くらいですか、そういったようなキャパシティーになっているかなというふうに思いますけれども、実際に具体的なターゲットとか、あるいは採算を含めた運営の規模とか、そういったことも含めて今後の検討になっていくかなというふうに思っています。あと、人づくりの主体の話は、先ほど最後にちょっと私は述べたつもりでおりますけれども、答弁書の中になかったので。具体的にはDMOとかいうような形の中で進めていったりするというところはあるかもしれませんけれども、これらについては町がしっかり主体的にかかわっていきたいという考え方を持っているということでご理解をいただければというふうに思います。それと、計画の策定過程における議会への説明の不十分さというお話がございました。大変申しわけありません。私としては、一定の説明をさせていただいてきたという認識でおりましたけれども、計画の最終盤のところで町民のフォーラムと、そういったような形ではやらせていただいてきたというところでありますけれども、確定前に議会への説明を欠いた点については大変おわびを申し上げたいというふうに思います。計画そのものは理念的なところを中心に持っているところではありますけれども、この計画、計画書と既になっておりますけれども、これらの推進に当たりまして具体的な展開を進めていく上ではしっかり説明をさせていただきながら取り進めていくという考え方でいきたいと思いますので、経緯については率直におわびを申し上げまして、今後の進め方において穴埋めというか、埋めさせていただくということでぜひご理解を賜ればというふうに思います。

質問 6番 東海林繁幸

議会議員は8名いまして、観光振興計画については非常にみんな関心を持っているのです。当町としても何としても鍾乳洞とピンネシリ温泉周辺を起爆剤とした観光振興計画をきちっとつくって、そこに活性化を求めていくという願いみたいなものを全員持っているのです。だからこそ、観光振興計画は議決事項ではないけれども、我々もかかわっていこうと、言うべき意見は言おうということで、観光振興計画をつくる上においてその過程の状況も含めて情報をいただきたいと、我々の願いや思いも場合によってはそこで申し入れようという意気込みでやってきた。これは、常任委員会の所管事務調査に入れてあるのです。そのことが全く動いてこないというのは、ちょっと議会軽視かなと、そう言わざるを得ない。それもありますから、こういう大きな計画は、議決事項ではないとしても、総合計画との関連性からいうと当然議会に報告を含めて情報提供しなければならないものだと私は思うのです。だから、その辺は町長も謙虚に、先ほど星川議員も情報提供が悪いという言い方をしていました。その辺情報提供していただきたいと思うのです。そのことはお願いになりましょうけれども、町長の考えとして先ほどそういった方向でいくというお話もありましたから、それはそれでよろしいでしょう。ただ、もう一点ちょっと伺いたいのは、私は従来から思っていたのだけれども、温泉の担当課長もやりましたから、一番困ったのが源泉の問題です。あの山奥から何キロも引っ張ってきて、雨が降るたびに水が濁っただとか、温泉の水が少なくなったとか、温度が下がるのは当然です。だから、当時もお金があったらボーリングして温泉を出したほうがいいのでないかと。もう30年以上も前の話ですが、私が企画課長だった時代に業者が何人も来て、中頓別町は温泉が出ますと、もう地質調査もしていると、一番確実なのは敏音知地区、2番目が旭台地区と、そこまでちゃんと読んでいるのです。その後、豊泉にも出るだろうという見方をしていました。ですから、もしホテルを移設するということになるのであれば、いつまでもあの山奥から源泉を引っ張るのではなくて、施設も新しくするのであれば、1億円はかかるのでしょうけれども、ボーリングをするぐらいのつもりで将来的には潤沢な温泉経営ができるような方法を移設をするということであれば考えたほうがよろしいのではないかと思うのです、私は。それは、これからまたさらに検討いただきたいと思いますが、町長の今の移設という考えの中では多分今の温泉の源泉をそのままパイプを延ばして向かい側に持ってくるぐらいの考え方だろうと思うのですけれども、ボーリングについての私の一つの提案ですけれども、いかが思いましょうか、感想だけ伺いたい。

答弁 町長 小林生吉

今の導水施設につきましては、私が観光のほうを担当していたのが平成20年から平成23年ぐらいの間だと思うのですけれども、その中で3カ年かけて導水管を全て入れかえるというような事業をいたしました。基本的には源泉が当面枯渇しないだろうということと、今お話しになったような新たな泉源というか、源泉というか、そういったものの確保ということは難しいだろうというようなことで、その際は現導水施設の管の部分の入れかえというような事業をやってきています。最初の導水から二十数年たった段階での入れかえということなので、今入れかえた管については当初の管よりももう少し長もちするのではないかというふうには考えているところであります。毎日きちんと温泉の貯湯槽、あそこで水量を見ていけば、管の施設の中に問題があれば早目に発見できるかなというふうに思っていますので、私自身はそれが今後も長く続くのかなという想定でおりました。かつてあった温泉のボーリングをしたら出るというような可能性については、大変残念ながら後々私が担当していたときも資料等については受け継がれていなかったかなというふうに思います。まずは、そういった過去の資料や、識者に対してそういう可能性があるかというようなことについてはしっかり調べていきたいというふうには思いますけれども、今の段階で感想としてはその可能性があるかどうかについて述べるのは難しいところがあるかなというところで、ご勘弁をいただければというふうに思います。

再々質問 6番 東海林繁幸

再々質問したことになりますので、以上で終わりますけれども、町長、観光振興計画だけは、まだ書籍として出ていないことは知っているのだけれども、策定したという言い方はちょっと失敗だったと思うのだけれども、早く作成しなければならないことと、それ以前に議会に状況も含めて情報公開すると、そのぐらいのことは今後努力していただきたいと思います。以上で終わります。

出典:中頓別町議会 平成29年第2回定例会 2017年6月15日 議事録 PDF(57ページ) 間違いを知らせる