みんなの議会

中頓別町議会 平成28年第4回定例会 2016年12月11日

観光振興計画について

2016年12月11日、中頓別町議会の一般質問で、東海林繁幸議員が「観光振興計画について」質問し、町長 小林生吉が答弁しました。

質問者
東海林繁幸 議員
答弁者
町長 小林生吉

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 6番 東海林繁幸

それと、技術系職員を含め専門職員の不足があると思うのです。これは、住民でわかる人はみんなわかっていて、やはり専門職員の確保は大事だろうと。職員を減らすことを余りやり過ぎたのでないかという思いが私は実はあるものですから、実践集団となり得る体質にするのにもその辺の不足の職員はきちっと確保するということは、私は一向に差し支えないと思いますので、申し入れをしておきたいと思います。次に、観光振興計画について申し上げます。平成28年度において観光振興計画が現在策定中であります。計画ができてから町の政策が動くことはやむを得ないことではありますけれども、しかし計画策定中であればこそ計画の中に理事者の、また町の考えが、観光振興への願い、思いが語られなければならないと思うのです、計画中であるがゆえに。その思いが盛られた計画であるように計画書は策定されるべきだと思います。本町の観光資源で何を中心にどう生かすか、ぜひ町として、理事者として計画にその願い、思いを盛り込んでいただきたい、そういう思いで質問させていただきます。

答弁 町長 小林生吉

2点目の観光振興計画についてご質問にお答えしたいと思います。本町の観光の振興を進めるに当たっては、中頓別町固有の自然とそこで暮らしている私たちの暮らしや産業などさまざまな営みを基本に据え、魅力ある体験プログラムを提供することを中心に宿泊施設や食の魅力を磨いていくことが重要と考えています。日本の最北端である宗谷の入り口という立地を生かし、北オホーツク、サロベツ、利尻、礼文など周辺の魅力をも取り込んでいくことも戦略の一つだというふうに考えております。国内外を問わずターゲットを絞り、マーケティングをしっかりやって、その層が求めるプログラムを開発していくことから始めていきたいというふうに考えています。また、町を挙げた観光推進の体制づくりも重要であり、関係機関との協議を加速して、その実現を図っていきたいと考えております。観光振興計画の策定につきましては、来年1月ころには素案の内容について検討委員会のほか地域内で議論をいただき、年度内には最終的な計画書として取りまとめていく予定であります。

再質問 6番 東海林繁幸

再質問を行います。これも町長の言っていることは総論としてはわかるのですが、あえて各論について質問いたしますと、まず1点目、宿泊施設や食の魅力を磨いていくとあります。宿泊施設は、今考えられるのは温泉の施設とコテージかなと思うのです。これをコテージ2棟を新築するということは、定員の増につながるわけですが、これはこれでコテージの利用頻度からいって効率性を見て建てることになるだろうと思うので、いいと思いますけれども、抜本的に考えると観光客を呼ぶとか、それも団体で呼ぶということには全くならないのです。だから、観光資源を生かすということが前提になると思うのです。だから、観光資源を生かして、それを受け皿としての宿泊施設を整備するというのであれば、それはそれで大いに賛成もしますし、結構だと思うのですが、町長の頭の中に宿泊施設や食の魅力を磨いてとあるのは、例えば温泉の宿泊施設をさらに拡大して、今実質ある和室のトイレ、シャワーなしの部屋の状況から少なくても20人、30人の団体客まで呼べる施設をつくろうとしているのか。それと、食の魅力、当町の何をもって食の魅力を発信するのか、その辺ひとつ確認させていただきたいと思います。それと、2番目に、観光推進の体制づくりとあるのですが、これは観光推進はいろいろな団体でやる、行政もやるということですけれども、一義的には一番観光協会が動いてくれているわけです。体制づくりということについては、私は観光協会の組織再編というか、組織を改めて見直す必要があるだろうと思うのです。行政をやっている人はわかるだろうと思うけれども、観光協会というのは歴史ある組織でありますけれども、もともとの発端は観光事業、いわゆるイベントなどをやってもうかる人が入っていると。だから、何か物を売れるのでないかという商店だとか、町が観光振興で元気になったら家も建てるのではないかという土建業者の人だけが協会の会員になっている。非常に初め不自然な状態で観光協会はでき上がっていて、それは今も同じなのです。本来町の観光推進という意味では、一人一人の住民が関係して当たり前のことなのです。町が観光振興をすれば、住んでいる住民がみんなそれなりの恩恵を受けるはずだから、観光協会員が商店や事業者だけで成り立つなんていうことではなくて、住民の全体の支援を受けての協会であることが本当は望ましいと思うのです。私は、従来から観光協会にたくさんの住民が入ってもらって、何かあるときにはみんなその住民の人たちもいろんな役割を担ってもらうような、そんな組織になっていただければいいのでないかと思っているのですが、町長が言うこの観光推進の体制づくりというのは、そこまでの考えがおありなのでしょうか。その辺を伺いたいと思います。

答弁 町長 小林生吉

まず、宿泊施設の問題でありますけれども、これは実際にどれぐらいのキャパシティーを町として持っていくかという具体的なところまではまだ煮詰めているわけではありませんけれども、いずれにしましても今までよりもある意味質の高い、グレードの高い宿泊施設を整備をしていく必要があるということでありまして、コテージはそこそこの評価を受けてはいるのですけれども、受け入れに関するさまざまな工夫というか、そういうものをさらに加えていかなければならないところがあるだろうということでありまして、これにあわせて温泉の現施設での改修がいいのか、新たな場所への移転がいいのか、その場合場所の問題も移転となればどういうふうに持っていくのがいいのかというようなことを考えていく必要があるかなというふうに思っています。現施設はボイラーのほうがいつ動かなくなってもおかしくないような状況の中で何年も様子を見てきた経緯もあるので、余り遅くはできないというふうに思っておりまして、そのあたりをこの観光振興計画を踏まえて、並行して施設の整備に関する考え方も明確にしていく必要があるかなというふうに考えています。基本的には全体としてはもう少し受け入れるキャパシティーが必要かなという考え方は持っているところです。食に関しては、まだ具体的なところは実はありませんけれども、牛乳に関するものも含め、あるいは中頓別町産にこだわらず、近隣の水産品なんかも含めたこの地域の食というものを年間を通してどのように提供していけるのかということを考えていくということになろうかというふうに思っています。あと、観光の体制づくりについてでありますけれども、私は観光協会におきましても本当に地域のことを会員の皆さんは真剣にこれまで考えてきていただいているというふうに思っておりますし、観光開発株式会社におきましても株主の皆さんが観光振興という考え方に立って取り組んできていただいている、そういうものだというふうに考えています。そういった歴史や、今頑張って取り組んでいただいている皆さんの意思を尊重していくということは、非常に重要であるというふうに考えています。ただ、その中で改めてこれからの観光を町全体のまちづくりとして考えていく、そういう中でいわゆるDMOと言われているような組織を立ち上げていくことが必要ではないかという議論が今観光振興計画策定の中でも言われています。それは、目的地における観光やその他産業の経営とかマーケティングを行っていきながら進めていくというような組織でありますけれども、こういったものを構築をしていくという動きを今後図っていく必要があるというふうに思っています。既存の組織がその中で一体になっていくのか、あるいは違った形で再編をしていくのか、どういう展開になるかわかりませんけれども、今申し上げましたようなDMOというものを意識した組織体制というものを構築をしていきたいというのが基本的な考え方になっていくというふうに思っています。

再質問 6番 東海林繁幸

町長は、一生懸命思いを語っていただいたとは思っているのですけれども、私としては観光振興計画が今策定中の中でのなかなか町長の公式の思いというのは言いにくい部分もあるだろうと思いますので、それはそれでこの辺でとめておいていただいて結構なのだけれども、ただマーケティングを行うというのは、本当はこれからの話ではなくて振興計画をつくる前の話なのです、本来は。マーケティングをしながら振興計画に盛り込むというのが手順でありまして、本来は計画ができてからのマーケティングでは遅いのです。だから、仮に宿泊施設をどうするかということについても、それは原点としては中頓別町の観光資源をどうするかによって決まることであって、その辺の手順の間違いをなるべく避けるようにしていかないと、どんどん事は遅くなってしまう。みんな期待をしているのは、より一つでも実現していくということなので、そのためにもなお一層行政の推進が求められていると思うのです。そういったことで、私は1つだけ再質問したかったのは、観光協会の組織ですけれども、このままでいいのですかということを聞きたかったのです。私は、先ほども言ったように一般住民でも会員になって、町の観光推進を一人の住民として推進していくというような組織にしなければ、商売をやっている人たちが何かやったら売れて、少しはもうかるかなという思いだけで、そんなボランティアみたいなことを押しつけてしまっているような、今のイベントはそうですよね。だから、それでは気の毒だと思うのです。実際に観光協会、商店街の中心が一生懸命やってくれているのはありがたいのだけれども、住民全部でそれを担うようにしないと、自分たちで楽しむという思いとそういう住民の意識が他町村の人たちをも呼び込むという意識につながってくるようにしないとだめだと思うのです。町長が今の観光協会の組織でだめだなんていう言い方はなかなかできないと思うのだけれども、私の思いというか、そういうことが本来組織としてあるべきかなと思っているのですが、町長の論評だけ伺えば結構ですから、最後に。

答弁 町長 小林生吉

基本的に今東海林議員がおっしゃったように観光協会は独立した一つの団体であり、そこに団体としての意思も当然あるということで、余り私が差し出がましく口を出すということではないのかなというふうには基本的に思います。いずれにしましても、先ほど申し上げましたように地域の観光イベント、それから観光施設の今道の駅やコテージの運営、そういったものについて担ってきていただいておりまして、そのことに対して本当に心から敬意を表しているところでありますので、その中でさらにより発展的な議論を一緒にできる、そういう関係をつくって、先ほど申し上げたDMOの設立とそれにかかわっていく協会の思い、考え方、そういうものを総合的に再構築していくようにできればなというふうに思っております。

再質問 6番 東海林繁幸

終わります。

出典:中頓別町議会 平成28年第4回定例会 2016年12月11日 議事録 PDF(39ページ) 間違いを知らせる