みんなの議会

中頓別町議会 平成28年第4回定例会 2016年12月11日

初めに、町の行政課題の認識というか、捉え方について

2016年12月11日、中頓別町議会の一般質問で、東海林繁幸議員が「初めに、町の行政課題の認識というか、捉え方について」質問し、町長 小林生吉が答弁しました。

質問者
東海林繁幸 議員
答弁者
町長 小林生吉

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 6番 東海林繁幸

東海林です。まず、初めの質問について行います。初めに、町の行政課題の認識というか、捉え方について伺いたいと思います。本町に対する行政課題は、人それぞれによって捉え方、認識の違いはあろうかと思うのです。ただ、私としては、一般的には人口減少、それに付随する少子高齢化、働く場の問題、町に存在する資源活用、住民生活の安全、安心確保の課題などたくさんあると考えております。町長は、就任して2年目を迎えとありますが、もう終了する時期が近づいてきております。この約2年の間に今何を喫緊の課題として考えているのか。また、その対応策は何かを伺いたいと思います。

答弁 町長 小林生吉

町の行政課題の認識についてというご質問についてお答えしたいと思います。今後につきましてでありますけれども、やはり若い世代が生きがいや働きがいを求め、定住できる環境を整備していくことが最重要の課題であるというふうに考えています。これまでも農業、商工業を振興するための支援制度の創設や子ども・子育て支援や教育の充実、地域交通のための実証実験、住宅整備などを図ってきたところですけれども、これからは農協や商工会など経済団体とも一体となって、地域経済の活性化と雇用創出に邁進していかなければならないというふうに考えているところであります。農業においては、大規模農場や育成牧場の実現や基盤整備事業の実施、牛乳などを活用した6次産業化、商工業では企業誘致と新たな観光振興策への取り組み、また町の8割を占める森林を活用した振興策の検討などを重点的に推進していきたいというふうに考えています。

再質問 6番 東海林繁幸

それでは、再質問に移りたいと思います。町長の今のお答えは、非常にまちづくりとしては模範的なことで、私は総論としては町長の考えていることでいいのかなと思います。総論は賛成でございます。ただ、私が聞きたいのは各論のほうで、私は何も総論を聞きたくて聞いたわけではないのです、はっきり言うと。各論を聞きたかった。その各論を町長の答え順に伺います。まず、1つ目は、今後は地域経済の活性化と雇用創出に邁進していかなければということです。まず、1つ目は、地域経済の活性化、これから具体的にはどんなことをもって活性化につなげようとしているのか。一つでも二つでも例があれば、町長のお考えを伺いたい。と同時にこれも同じようなつながりになるでしょうけれども、雇用創出に邁進する。雇用創出は、従来から言っていることですけれども、大変なことなのです。後にも出てきますけれども、企業誘致の問題も当然雇用創出の問題とリンケージするわけですが、一言で雇用創出と言っても新しい起業が、新しい業を起こすという期待感はするとしてもなかなか実現は大変です。場合によっては、今ある企業を拡大する、今の事業を拡大する、そういったことも非常に大事だと思うのですけれども、私は従来から福祉施設の拡大を言ってまいりました。それも一つは雇用創出につながることだろうと思うのですが、町長の頭の中にはどういったことがこの雇用創出にあるのか。これも各論として例があれば伺いたい。その次に、牛乳などを活用した6次産業化という言い方をしているのです。6次産業は、長年の願望だった生乳の飲料用牛乳ができ上がりました。これはまた何らかの方法で、でき上がっただけではなくて、これから発展させなければならないのが一番のネックだろうと思うので、これはこれとして、さらにどんな6次産業化を考えているのか。多分チーズだとかバターだとかいろいろそういったことがあるのでしょうけれども、現実味を帯びた6次産業化というと、どういうことになるのかなとみんな期待して想像しているところなのです。町長が実現可能だと現実に思っているような6次産業化は何なのか。それが伺いたいなと思います。それと、商工業では企業誘致とあります。それから、新たな観光振興策への取り組みとあります。この辺についても、企業誘致、町長の広い情報の中では今石灰石の事業化が進んでいるというふうには聞いておりますが、これは一体どんなふうな状況になって、事業開始のプログラムはどうなっているのかなというのがひとつ具体的には聞きたいなと思っておりましたので、これもお願いしたいことと、この後の企業誘致、これは私は企業を誘致するだけでなくて、いろんな公共施設を誘致するという考え方も一つは捨てられないなと。例えば従来からよく一般的に言われたのは、交通刑務所なんかいいのではないかなんて一応冗談めいて言っているのだけれども、実際に先日もテレビでやっていましたけれども、交通刑務所はあっぷあっぷの状態で、国としても新しい施設設置を考えざるを得ない状況になっているというテレビ報道がありました。こういったことも含めて、現実的に今まで市町村長や議会がそういったものの誘致のために動いたのかといったら、私は動いていないと思うのです。積極的に新しいそういった試みを国の全般的な政策の中でもアプローチしてみる必要があるのではないかと。例えばもう一つ考えられるのは、今山村留学で親子留学を誘致しようという試みを民間の方が一生懸命やってくれています。ありがたい話で、これはこれとして応援することにして、国の施設では何らかの事情で親が養育できない子供たちを預かる施設、これがあるのです、現実に。これも非常に現代社会の裏の部分で、ふえている実情があります。いわゆる子供の育児を放棄してしまう、そういった状況で、こういった施設だってこの町の環境を考えたらいい施設でないかなと。そういう施設があれば、そこから小学校、中学校へ通ってもらうのもいいのではないかななんて私は昔から思っていたのだけれども、現実にそういう施設を調査して、どんな状況にあって、どこへ申し入れればいいのかという動きはやっていないと思うのです。そんなことも含めて、企業誘致という言い方でくくられているけれども、現実にそういった施設の誘致も含め、やる気があるか、ないかと言ったらあると言うと思うのだけれども、本当に試みとしてでもいいからアタックしてみる必要があるのでないかという思いがあるものですから、ここの言葉を利用させていただいて、町長に伺いたいと思います。それから、観光の面ですけれども、新たな観光振興策への取り組み、これはいろいろ町の資源の中で私ども古い住民にとっては余り価値観を考えないけれども、ある人から見ると非常に価値観のある観光資源というのはたくさんあることも私たちは知るべきだし、知りつつあると思うのです。ただ、新たな観光というこの視点になると、また難しい部分があって、例えば鍾乳洞を通年観光に持っていくというような試みなんかも新たな観光の視点に入るのかなと思うのですけれども、町長の行政報告では中華大学との協定の問題で、私は期待している一人なのだけれども、そのことがうまく将来の観光に結びつけるとしても、観光の受け入れ施設としての当町の状況は全く貧弱であると言わざるを得ません。ただ、宿泊施設についてもここでは次の観光計画の中では言っているのですけれども、こういったことも含めてこれから新たな観光の振興というところの取り組みが町長はどんな視点で考えているのかなということを伺いたい。それから、森林の活用です。その森林の活用、これも振興策の検討はすると言ってきているのですが、本当に間伐林を利用するような工場はできないのでしょうか。それを現実に専門家に聞いたり、いろいろやっているところがあるわけです。下川町だとか近くでもやっているところがあるわけですから、当町の森林資源、当町だけで足りなかったら浜頓別町でも猿払村でもいいのではないですか。本当にそういうことを取り組むのをどこまでいこうとしているのか、その辺伺いたいと思います。

答弁 町長 小林生吉

質問にお答えをしたいと思います。前段の地域経済の活性化、雇用創出ということについては、後段にある農業、商工業、林業、こういった産業の振興を図る結果として、地域経済を活性化し、雇用創出を実現したいというような趣旨で答弁をさせていただいたものでありまして、そういう意味で農業以降の対応について、まずお答えをさせていただきたいというふうに思います。農業におきましては、最初に答弁申し上げましたとおり、農家、農協におきましても今の生産規模を拡大、増頭増産していくという考え方を基本に、生乳の集荷量もふやしていこうという中で、まだ計画としては具体化していませんけれども、メガファームであったり、育成牧場を設けることで個々の農家の増頭増産に寄与するような仕組みを考えていこうというようなところがあるわけでありまして、これらの取り組みをまずしっかりしていく中で、今よりも生乳生産がふえる体制をしっかり構築をしていきながら、その中で新たな雇用の創出も生み出していけるのではないだろうかというふうに考えているところであります。そういった基盤をしっかり守っていく、つくっていく中で、牛乳などの6次産業化ということが実際に生産者の意欲向上という意味も含めて必要になってくるのではないかなというふうに考えています。町としては、遅くても来年度当初においてアイスクリームであったり、ソフトクリームミックスなどを生産をしていきながら、夏の来訪者の多い時期にはそういうものに供していけるような形をとっていきたいというふうに考えています。そのほか町内で牛乳を使った新たな加工品の取り組みをしようというような動きもありますし、もう一つまた違った団体においては町内のこれまで開拓以来つくられてきた料理なども図鑑化して、それらを将来6次産業につなげていきたいというような動きもありますので、こういったところもしっかり連携を図っていきながら進めていくことになるのかなというふうに思います。原料の生産、1次、それを加工する2次というところまではある程度進んでいくにしても、それをさらに地域の中で宿泊や将来への商品につなげるような取り組みというものを構築していかなければならないわけで、そこについてはなかなか見通しの明確になっているところではないとは思いますけれども、今申し上げたようなところを着実に進めていきながら、将来の展望を開いていくというふうに考えていきたいと思っております。企業誘致の話でありますけれども、当初は今年度中の操業というお話で進んでおりましたけれども、現在のところは年度内の操業ということにはもうならないというふうに考えております。ただ、来年度中の操業を視野に実際の事業者の方も今鉱業権の申請でありますとか、その他林地開発に係る許可に関する手続なども進めているところでありまして、来年度中には操業が始まるのではないだろうかというような前提でお話を伺っているところです。この辺につきましては、計画、事業の詳細もまだ固まっていない状況でありまして、当初の話よりは若干縮小した事業になっていくものとは思いますけれども、どういう計画になっていくのかということをしっかりお聞きしながら、町としてできる対応について考えていきたいというふうに思っております。あと、その他の企業誘致の関係につきましては、私ももっと積極的にいろんな情報の収集に努めていきたいというふうに思います。公共施設的なものの誘致というものについての展望があるわけではありませんけれども、先ほどお話のあった児童養護施設の関係などについても私のほうでも非常に実は関心を持っていて、さすがに児童養護施設をふやすということではなくて、むしろ里親制度とかそういった形で施設から家庭的な環境での保育とか、そういったものを進めていくというのが基本的な流れのようでありますので、もう少しそういった情報などについてもお聞きしながら、親子留学などとあわせた取り組みにつながればいいのかなというふうに考えています。観光に関しては、今新たな観光計画をつくっているところでありますけれども、国全体として2020年の東京オリンピックに向けてインバウンドをふやすことを含めた観光立国というようなことがうたわれていく中で、その動きを少しでも本町のほうに向けていく取り組みとして努力をしていく必要があるのだというふうに考えています。観光の中で先ほどお話がありました施設の問題、やはり受け入れに当たって現状の施設環境では大変厳しいというようなご指摘をいただいております。運営する主体の問題は、従前からご指摘をいただいているところでありますので、観光を推進していく体制づくりとして基盤である施設、こういったものを今後どのような形で改善、整備していくのかというところを一方で考えていく必要があるというふうに思っておりますので、実際に中頓別町としては単に中頓別町だけではなくて、利尻、礼文やサロベツ、北オホーツクといった周辺の観光も含めた入り口としての立地を生かした考え方というのも重要だというふうに考えておりますので、その中で宿泊につなげる、あるいはさらに少しでも長い滞在につながるような施策を講じていくということが必要だというふうに考えています。森林の問題につきましては、今民有林においても不在地主の方がいて、実際に森林の整備が進んでいない森林も多く抱えているところでありますので、町全体として改めて森林をどう活用していくかという考え方を持っていく必要があるという認識を持っております。そういった実態も調べるとともに、それらの活用策について改めて町としての計画、方針づくりが必要であるというふうな認識を持っておりますので、今後それらに関する取り組みをしていかなければならないというふうに思っております。大きな事業所ができるかどうか、大小にかかわらず新たな事業所ができるかどうかは別としても、まだまだ森林の整備や保全といったところで雇用を生み出す余地があるのではないかというふうにも思っておりますので、そういった計画づくりというか、方針をしっかり固めていくということについて今後取り組んでいかなければならないというふうに思っているところであります。

再質問 6番 東海林繁幸

一生懸命答弁していただいてありがとうございます。私としては、まだまだ具体的な考え方を示していただけるかなと思ったのだけれども、いろんな努力目標みたいものでの紹介になりました。しかし、それはぜひ考えていることをいろんな総合計画の実現とあわせて、やっぱり動かなければだめなのです。理念と理論だけで考えていても、頭の中に入っていても行動が伴わなければだめだと思うのです。だから、町は行動する実践集団としての役割、考える、計画をつくるだけではなくて、行動、実践する頭脳集団だぐらいのプライドを持って行動していただきたい。それが私の願いです。そこで、最後に再々質問として、これはちょっと落とした部分もあるのですけれども、私は育成牧場の実現というのは大変重要だと思うのです。限られた農業条件の中で、育成牧場は非常に大事だろうと思うのです。これを実現やと言うのだけれども、いつどこにつくりたいのか。そこだけでもちらっとでもいいから教えていただければと思うのですが、いかがでしょう。

答弁 町長 小林生吉

場所の問題については、候補として考えているところはあるのですけれども、また地先の方のお話とかが進んでいる状況ではないので、控えさせていただきたいと思いますけれども、先般も農協と懇談会を開催をしておりまして、農協におかれましてもできるだけ早くと、一年でも早く実現したいというお話がありました。メガファームについては、農協を中心とした運営主体で建設も含めて取り組んでいきたいという考え方をお持ちですけれども、育成牧場の建物までに関しては町でというようなことができないかというようなご相談もいただいています。今それらの対応に向かって検討しているところです。来年度農協のほうでも新しい振興計画を策定されるということでありますので、少なくてもその中では建設に係る年次なども明確にできるような協議をしていかなければならないかなというふうに考えています。そういう意味で、再来年度以降ということになるかもしれませんが、その中でできるだけ早い時期にこの取り組みを進めたいというふうに考えています。冒頭いただきました行動する実践集団と。なかなか今の職員も厳しい状況の中で仕事をしていて、みんな一生懸命頑張っていただいているところであります。意識としては非常に高くみんな持っているところでありますので、期待に応えられるような組織として活動していきたいというふうに思います。

再質問 6番 東海林繁幸

1問目終わりますが、町長に申し上げておきたいのは、はっきり言うと実践集団になり得る体質はあるのにできないという理由は、職員の数だと思うのです。

出典:中頓別町議会 平成28年第4回定例会 2016年12月11日 議事録 PDF(34ページ) 間違いを知らせる