中頓別町議会 平成27年第2回定例会 2015年6月24日
後継者対策と人口減少問題について
2015年6月24日、中頓別町議会の一般質問で、細谷久雄議員が「後継者対策と人口減少問題について」質問し、町長 小林生吉が答弁しました。
- 質問者
- 細谷久雄 議員
- 答弁者
- 町長 小林生吉
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 5番 細谷久雄
それでは、2点目の質問に移りたいと思います。2点目の質問は、後継者対策と人口減少問題についてお伺いをいたします。町の振興策として若者の定住環境づくりは最も重要なことであり、農業、商業後継者の育成と定着は大きな課題である。雇用の場がなければ50代、60代の定着も難しくなってくる。人口減少を食いとめるために雇用創出を考える必要があると思うが、町長の考えは。
答弁 町長 小林生吉
ご答弁申し上げます。雇用創出は、当町にとって大変重要な課題であることは十分認識しているところでありますが、打開策がそう簡単ではないというのも現実であります。町としては、まずは官民問わずに現状の雇用の場を維持することを基本とし、新たな支援策の創設を含めた対策を講じていきたいと考えております。その上で、公的な対応としては移住支援を強化し、地域おこし協力隊の新たな分野での活用や集落支援員の全町的な活用なども図っていきたいというふうに考えております。雇用創出のための基盤づくりとして、住宅の確保、若い世代の家賃対策、地域の子ども・子育て支援の充実や妊娠、出産、子育ての切れ目ない支援等の若い世代への対策を図るなど、まずは今できることを確実に行っていくことが将来的な人口減少対策につながるというふうに考えております。新たな雇用創出に向けては、地域資源の活用を基本に据えて、まずは第1次産業である農林業へのてこ入れを図って、関連する雇用機会の拡大につなげ、農林産品を生かした商品開発など、そこから派生する取り組みを進めていきたいというふうに考えております。
再質問 5番 細谷久雄
それでは、再質問させていただきます。再質問では若者の定住対策と農業後継者問題について伺います。まず初めに、若者の定住対策について伺います。中頓別町では若者の定住が少なく、少子高齢化が進み、人口減による地域活力の減退があらわれてきており、今後活力の減退傾向はますます進むと考えられます。構造的なマイナス閉鎖を断ち切るためには、次世代を担う若者の定住を促進し、町の生産年齢人口を維持拡大し、地域経済の活性化を構築することが必要であると私は思います。私は、次世代を担う若者の視点に立ち、若者が求める定住の魅力あるまちづくりとは何かを再度原点に返り、徹底的に追求、検討し、町が活力に満ちあふれ、若者が住みやすく、住んでみたくなる環境づくり対策の実施が不可欠であると考えます。さらに、若者にとって魅力的な町として、愛着を持ち、住み続けたいという定着化推進対策を若者参加型で策定し、展開し、生産年齢人口の維持拡大を図り、地域経済の活性化により豊かで活力が満ちあふれた元気なまちづくりが必要であると考えます。そこで、町長に伺います。町長は、本町の若者に何を求め、期待しておられるのか。また、本町に若者が住み続けたい定住政策を今後どのように取り組まれる考えがあるのか伺います。次に、農業後継者問題について伺います。人口の高齢化によって農業従事者も高齢化し、後継者がいないので、農家は自分の代で終わりだといった話をよく聞きます。後継者のいる、いないは基本的には個人の問題でありますが、基幹産業である農業だけに、見逃すことはできない問題であると考えます。本町の実態として、現在専業農家は何戸あり、うち後継者のいる数といない数はどのような状況になっているのか伺います。また、行政の対応でありますが、後継者の問題は私的な問題でありますから、農家のお子さんにあなたは農業をしなさいと言うわけにはいきません。しかし、基幹産業である農業後継者を確保するには、行政として何か打つ手を考える必要があると私は思いますが、町長の見解を伺います。
答弁 町長 小林生吉
まず、若者の定住対策についてでありますけれども、細谷議員がおっしゃるように、この地域の将来への持続を考えていったときに、若者がこの町に魅力を感じて住み続けていただくと、この地域の中で家庭を持ち、子供を産み育てていく、そういう若い人が一人でも多く帰ってくる、あるいはやってきてくれるということが大変重要だというふうに思っています。そういう面で、そういう若者たちに魅力のある雇用の場を確保していくということが非常に大事なのだというふうに考えておりまして、そういったことをしっかり焦点に据えた対策が必要であるというふうに考えています。その中で、ご質問は私が若者に何を求め、期待するかと、非常に抽象的な答えにくい質問なのでありますけれども、基本的に私は執行方針の中でも申し上げておりますけれども、本当にこの町は自然も豊かで、人を育て、育んでいく力がある、そういう豊かさを持った町なのだというふうに思っています。そういう意味では、この町の魅力というものをぜひしっかり受けとめ、感じて、この地域の中で地域の人と一緒に住み続けたいというふうに思ってもらえる、そんなふうに考え方、生き方を持っていただければありがたいなというふうに考えています。その中で定住対策にどんなふうに取り組んでいくのかということでありますけれども、経済的な所得をかさ上げするというのはなかなか容易なことではないというふうに思います。ただ、この地域で生活していく上での負担を軽くしていくということはできるのではないかというふうに思っておりまして、そういう面では住宅や子ども・子育てに係る費用の負担、こういったものを少しでも軽減できる対策というものに取り組んでいくということと、地域の中で、先ほど申し上げましたこの地域の魅力、この地域の資源を生かして生きがいを持って働くことができる、そういう雇用を創出していくことが重要なのではないかというふうに考えています。少々お待ちください。(何事か呼ぶ者あり)
答弁 町長 小林生吉
申しわけありません。まず、先ほどの数字のほうですけれども、現在農家として生乳を出荷している戸数が36戸ありまして、このうち40歳以下の経営者あるいは後継者がいるところが23戸程度ということでご理解をいただきたいというふうに思います。そういう面でいいますと、近隣の市町村と比べると本町の場合は比較的次の後継者がいるという地域であるというふうに私は認識しております。そういう面では大変ありがたいというふうに思っていますし、ぜひこういった方々がこれからも農業を継続し、地域の農業を支え、さらに振興していただける担い手になっていただけるような支援が必要だというふうに考えております。私も農作業が忙しくなる前にぜひというお願いをして、地域の若い農業者の方とお話をさせていただく機会を持たせていただいております。その中でさまざまなご意見をいただいておりますけれども、何より皆さんが大変意欲的に将来に向けて頑張っていくという気持ちを持たれているということに大変心強く感じたところです。そういう中で、第三者継承に関する支援は一定程度、手厚くされていますけれども、親から農業を引き継いでいくような場合についてはそれらの支援に比べると格差が大きい。一方、農業をやっていく営農環境、営農施設などについてはまだまだ課題も多いというようなお話をいただきました。そういう面で、今担当のほうにも検討してもらっていますけれども、そういう第三者継承以外の後継者の皆さんに対する就農、あるいはもっと広げてということになると思いますけれども、施設整備に関する支援の拡充といったことを一定財源の確保を図った上で取り組んでいく必要があるかなということで、この辺についてはできるだけ早い段階で判断をして、施策としてお諮りをしていく方向に向かいたいというふうに思っております。
再々質問 5番 細谷久雄
それでは、再々質問させていただきます。私は、若い人たちには中頓別町の再生に向けて観光や農業問題にもすばらしい意見や提案、アイデアを持っている人も多くおられると思います。その新しいアイデアや意見を直接行政当局が聞いて、町の再生に役立てる必要があると考えます。私は、この町を活性化し、定住政策を展開していくに当たり、若い人たちとの座談会なりパネルディスカッションなり、そういう機会を持って直接活発な意見の交流を図る場を期待するものであります。そこで、お聞きしますが、過去に若者と行政側との直接交流の機会を持つことがあったのでしょうか。また、ないとすれば、今後実行する意思を持っておられるのか、町長にお聞きいたします。
答弁 町長 小林生吉
ご答弁申し上げたいと思います。まず、今のご質問の中で過去にそういう若い方たちと直接交流の場があったのかどうかということでいえば、決してなかったわけではないというふうに思います。ただ、それが十分かどうかというところの評価についてはあるかと思いますけれども、私としてはそういった考え方をより強く持ってこれから進めていきたいというふうに考えております。先ほど農業の若い担い手の方とお話をさせていただいたということを申し上げましたけれども、近く商工会の青年部の皆さんともそういうお話をする機会を持ちたいと思っていますし、それ以外の団体などともぜひ活発に意見を重ねる場を持っていきたいというふうに思っています。それで、まちづくりに若者が中心となって考えていくという意味では、まちづくり推進課のほうでもこの数年、町内の青年の交流の場をつくろうという中で、取り組みの中で魅力的な中頓別町をつくっていこうというようなテーマでワークショップをやったりということがされてきたというふうに思います。さらにこういった取り組みを広げていくとともに、ばらばらにやるのではなくて、これらをうまく結びつけながら一つにまとめて、若者がみずから考え、発信し、そしてそれを地域の中で実現し、さらなる若者の定住や移住というものにつながるようにできればいいなというふうに心から思います。そういう気持ちを持ってぜひ積極的にそういう交流の場づくりをやっていきたいというふうに思います。
再々質問 5番 細谷久雄
それでは、再々質問も終わりましたので、最後に、私は元気なお年寄りの皆さんが頑張っているうちに一人でも多くの若者が町に定着していただきたいと思っていますし、また町のお年寄りの中には福祉も大事だが、若い人にもお金を使ってくれ、若い人がいなくなれば町がなくなると切実に訴えている人もいます。町を存続させるためには、町の後継者である若者に定着していただくことと、あるアンケート調査によれば、田舎の若者の30%は田舎に住みたいと答えているそうで、そういう若者を町に呼び込み、田舎暮らしを体験させ、若者向けの公営住宅を建築し、子育て支援を充実させ、地元や近隣の職場に通勤できるような取り組みや、また空き家を活用してシニア層を対象としたスローライフ生活ができる第二のふるさとなどの居住整備が今後必要になってくるのではないでしょうかと私は思います。以上で私の一般質問の全てを終わらせていただきます。