中頓別町議会 平成23年第4回定例会 2011年12月18日
1つ目、介護保険料引き下げを
2011年12月18日、中頓別町議会の一般質問で、本多夕紀江議員が「1つ目、介護保険料引き下げを」について質問し、町長 野邑智雄、保健福祉課長 石川篤が答弁しました。
- 質問者
- 本多夕紀江 議員
- 答弁者
- 町長 野邑智雄、保健福祉課長 石川篤
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 3番 本多夕紀江
受け付け番号5番、議席番号3番、本多です。通告に従って質問させていただきたいと思います。1つ目、介護保険料引き下げを。来年度は3年ごとの介護保険見直しの年で法律の改正、制度の見直し等が行われています。当町においても第5期介護保険事業計画の策定に向けた作業が進められているものと考え、次の点を伺います。当町の介護保険給付費準備基金は、制度開始以来一度も取り崩されることなく平成22年度末で約2,400万円、高齢者1人当たり3万円以上積まれています。介護保険は、3年ごとに介護サービスの見込み量に合った保険料を設置することになっていますので、これは見込み違いによる取り過ぎ保険料ということになります。よって、保険料引き下げの形で全額を高齢者に返還すべきと考えますが、見解を伺います。2つ目は、計画の策定に当たり、地域の課題や高齢者のニーズを的確に把握するため調査をすることになっていますが、当町ではどのように調査が行われ、課題やニーズをどう把握されましたか。3点目、介護保険法改正で新しく設けられた介護予防・日常生活支援総合事業は実施する計画がありますか。
答弁 町長 野邑智雄(町長は2015年3月まで)
本多議員の介護保険料引き下げをの質問につきまして、石川保健福祉課長に答弁をいたさせます。
答弁 保健福祉課長 石川篤(保健福祉課長は2012年3月まで)
介護保険料の引き下げについてご答弁申し上げます。まず、1点目であります。介護保険料の引き下げは、平成23年度の実績や介護保険利用状況の調査や今後の見込みなど細かい調査も行う必要があることから、もう少し時間をいただきたいと思います。なお、現在の基金を取り崩すことになってもできるだけ将来にわたって町民の負担を少なく、長く保険料の増額をしなくても済むことを視野に入れ、検討いたしたいと考えます。2点目です。当町では、高齢者のうち介護認定者や施設入所者などを除き493名の対象者に調査票を送付し、ニーズ調査を行いました。調査の方法は、7月11日に対象者全員に調査票を発送し、民生委員の戸別訪問により調査の目的や回答の仕方を説明し、10月末日までに回収をいたしました。調査内容は、1点目、日常の行動に関するもの、2つ目、運動機能に関するもの、3つ目、低栄養に関するもの、4つ目、口腔に関するもの、5つ目、閉じこもりに関するもの、6つ目、認知症に関するもの、7つ目、うつに関するものの7項目で25の質問にわたっています。まとめとして、1つは特定高齢者に該当した方は少なく、309人の方は自己の健康状態をよいまたは普通と判断をしているものでございます。2点目、年齢や性別、地区により差がある。3点目、一般高齢者は年齢の上昇とともに異常なしの該当率が減少し、2次予防対象者の男性は年齢の上昇に伴い該当率が増加していくが、女性は各年齢ごとに平均化して該当していると。4点目、すべてのリスクは単独で発生するよりも運動機能が劣っている方は口腔機能も劣っているなど他の組み合わせで発生している。このようなまとめに対応した施策を推進していく必要があるかと考えております。3点目であります。市町村は、介護予防及び日常生活支援のための施策を総合的かつ一体的に行うため、厚生労働省令で定める基準に従って地域支援事業を行うことができるものとすることとされておりますが、これにつきましては中頓別町の現状や現在のサービスなども考慮の上、計画策定に係る会議において検討をしていきたいと考えております。以上であります。
質問 3番 本多夕紀江
引き下げに当たって、利用状況の調査、今後の見込みと言われるのですけれども、既に今12月、年末の時期を迎えて予算編成作業も行われていると思うのです。収入となる介護保険料については、これは高齢者の人口というか、高齢者の人数もわかっていることですし、第4期の3年間の推移を見れば給付費がどのくらいになるのか、およそわかるのではないでしょうか。施設介護サービスを利用する人が大幅にでも増加しなければ、給付費が不足することはないのではないかと思うのです。施設サービスを利用する人がどんどんふえる要素、あるのでしょうか。それから、国のほうでは第5期介護保険料の設定について、それに当たって都道府県は財政安定化基金の取り崩しをするようにと言っているようです。また、市町村の介護給付費準備基金に対しては、計画期間内に必要となる保険料を各計画期間における保険料で賄うことを原則としている。介護保険制度においては、そういう原則にしている。各保険者におかれては、その積極的な取り崩しを検討いただきたい。なお、保険料収入が不足する場合には、財政安定化基金からの貸し付け及び交付を活用することができることとなっているというふうなことを決められたようです。このことからしても長く保険料の増額をしなくて済むようにというそのお考えは、この制度の趣旨からずれているのではないかと思います。国から基金の取り崩しの方針がはっきりと示されたこの時期にこそ取り崩す、そして還元すべきではないかと考えます。いかがですか。もう一つですけれども、それにニーズ調査についてですけれども、介護認定者、施設入所者の方はどうしてその調査から外されるのでしょうか。素朴な疑問なのですけれども、今のご答弁からはどのようなニーズがあったかははっきりとはわかりませんけれども、少なくとも課題については把握されたことと思います。第5期の介護保険計画、老人保健福祉計画はどのような施策を特に重視すべきとお考えですか。
答弁 保健福祉課長 石川篤(保健福祉課長は2012年3月まで)
まず、1点目なのですが、これからふえる要素があるかどうかということでございます。今までの計画につきましては、計画自体も4期のものを見させていただきますと施設利用者、介護保険施設の施設利用者などは40名前後で推移をしてきております。実際は33名、34名、35名、今現在は長寿園でいえば37名になっております。極端にふえるということは、恐らくはないだろうと思いますけれども、高齢化率も上がっていることから徐々にふえていくのではないかなと思っております。そういうこともありまして、基金の積立額も今現在は2,400万になっているということかなと思います。それから、長くという意味は、今申し上げましたように中頓別町も元気で長生きといいますか、健康で80過ぎぐらいまでは薬を飲みながらでも健康に暮らしている方が多いのですが、その後施設入所をされてすぐ特養に介護保険を使うような方が多くなってくるのではないかなと思っております。こういうことから、今の基金を全額一遍に取り崩してという考え方ではなくて、少しずつ取り崩して国が介護保険料の標準の額なども示しておりますけれども、当町については議員が言われるように少し取り崩すような検討もこれからはしていかなくてはならないのかなと思っております。それから、ニーズ調査でありますけれども、ニーズ調査につきましては今現在介護保険施設などを利用している方については外させて、これは特定高齢者を選定といいますか、どれだけの特定高齢者になるような方がいるのかということを視野に入れて調査をさせていただいたものであります。この調査をしたまとめは今答弁いたしましたが、やはり今後の視点といたしましては、低栄養者は少なかったのですけれども、口腔だとか運動機能については年齢とともに該当者が増加をしているということですから、何らかの介護予防施策は必要となると。それから、運動などは特に後期高齢者のための教室を今後とも推進していく必要があるのではないかとか、幾つか重なったリスクもあることから、そういった勉強のための総合教室なんかもやっていってはどうかとか、そういうことを今後事業として展開していく必要性があるのではないかというふうに考えているところであります。
質問 3番 本多夕紀江
介護保険料ですけれども、給付費準備基金を少しずつ取り崩す検討もしていかなくてはならないということで、これが引き下げにつながるのかどうか、少し疑問には思うのですけれども、介護保険が始まって10年ちょっとたちましたけれども、介護保険の第1期、第2期のこの中頓別町の保険料というのは宗谷管内、全道、全国の平均と比べて結構高かったのです。基金の大半は、この第1期、2期の間に積まれているわけです。この間ずっと特別会計の中では、介護保険会計が一般会計からの法定外の繰り入れを受けていない。そういうことからして、介護保険料は市町村それぞれが決められるものですから、最低でも1年間に限りというような形、引き下げの形もとれるのではないでしょうか。年金が年々下がっている現実の中で、何年も前の取り過ぎ保険料をそのままに高齢者からの、しかも高齢者の保険料ですね、この積立金というのは。それをそのままにしておくのは、年金が下がる、生活大変だと言っている高齢者の方々に大変申しわけないのではないでしょうかと思います。この点いかがでしょうか。もう一つ、事業計画の第5期介護保険計画の進捗状況を伺う。それとともに、策定委員会のメンバー7名中、今回第5期の策定委員は今期も7名なのかどうかわかりませんけれども、女性の方は何名いらっしゃいますか。4期のときは7名中7名、全員が男性の方だったのです。介護の現場を担っているのは、施設でも家庭でも女性がとても多いのです。それと、人口の半分以上、半分は女性なのですから、こういうところにも女性を配置すべきと考えますけれども、どういう努力をされているか伺いたいと思います。
答弁 町長 野邑智雄(町長は2015年3月まで)
積立金を使って介護保険料の引き下げの話について、私からお答えをいたしますけれども、第1期のときに平成12年からスタートしたわけでありますけれども、3,719円でスタートをいたしました。たまたまその時点では、そんなに大きな余剰金が出たわけではありませんけれども、第2期の平成15年からスタートしたときに3,719円から4,000円に上げると。担当課から私のほうに当時相談に参りました。特に養護から特別養護のほうに移行する高齢者の人たちが大変多くなるだろうという予想をしておりました。当時私の記憶では41名か42名の予想をして、担当課長と担当者が私のところに来て、3点ほどの介護保険料の引き上げに対する案を持ってきて、当時一番安い4,000円にしたと、そういう記憶をしております。たまたまそういう4,000円にした時点で特養に入所している地元の住民の人たちが計画どおりの人員にならなかったと、こういうようなことで平成15年以降18年までだと思いましたけれども、余剰金を積み立てて2,400万円になったことであります。そういう意味で、去年から本多議員が基金を取り崩して介護保険料を引き下げをしたらいいのではないかという話ありまして、去年の第4定の一般質問のときにも私申し上げました。検討課題であると、こういうようなお話をさせていただきました。ことしのまだ決算は出ておりませんけれども、これからその決算を見ながら引き下げをすべきなのか、それとも今後これから養護から特養に移る人たちが地元の人が大変多くなってくると思います。これは来年、再来年どうなるかわかりませんけれども、そういうことを勘案した中でこれから将来にわたって保険料を上げないで、これを取り崩していって充当していく方法論も一つあるのかなと。また、本多議員が言うように今現在保険料を引き下げて、そして基金から充当して、そして基金がなくなった場合については、そのときには大きな負担増というか、介護保険料の引き上げ幅が大きくなる可能性もあると。どっちを選択するのがいいのか。これは本当に慎重に推移を見ながら検討しないとならないことだなと思います。どちらにしても基金があるわけですから、その基金をどういうぐあいに介護保険料の引き上げまたは引き下げ、どっちに利用するか、これについてはもう少し時間をいただければなと、このように思います。
答弁 保健福祉課長 石川篤(保健福祉課長は2012年3月まで)
策定委員さんの状況でございますけれども、今回につきましても同じ方々を選定させていただきました。というのは、前回の計画に携わっていて中身がわかっていらっしゃるということと、もう一つは国が言っている第3期、第4期、第5期の計画については、それほど中身は変えませんと言っているのです。そういうこともありまして、中身がわかっている前回の委員さんとさせていただいたところであります。女性の方はいらっしゃいません。それから、進捗状況なのですが、若干おくれてはいますけれども、今現在前回の計画とこの後の5期の計画の比較表をつくっている最中でございます。これができ上がれば、早目に作業部会などを開いて、その後策定委員会なども開いて諮っていきたいなと考えております。
再々質問 3番 本多夕紀江
再々質問まで終わりましたので、これは質問に、これ以上の質問はできないと思いますけれども、今回の策定委員会のメンバーは前と同じ、女性の方はいないと。3期、4期と比べて中身のわかっている人のほうがいいという、そういうことでメンバーを選定されたようですけれども、どの委員会とか、いろんな委員会が町にありますけれども、そういうメンバーの選び方をしていったら、なかなか中身、進展というものがないだろうし、新たな問題に気づくということも難しいのではないかと思います。特に介護保険事業計画、3年ごとに見直されるのですけれども、前と同じ、前と同じではいけないから3年ごとに見直されると思うのです。第4期のときの委員会の委員は7名で組織すると。次に掲げる団体からの推薦者を町長が委嘱するとなっていますけれども、団体、民生、児童委員から始まって身体障害者福祉協会まで7団体上がっているのですけれども、どの団体を見ましても団体を構成するメンバーが男性しかいないという団体はないと思うのです。必ずしも団体からの推薦者、それから出てくる人は男性とか、そこの団体の長でなくてもいいわけですよね。そこの団体の長が出ることという決まりはないと思うのです。団体にお願いするときに、ぜひ女性の方を推薦していただきたいということを働きかけることもできたのではないかと思うのですけれども、今後こういう委員会の構成なんかに当たっては、団体の長ばかりがいつも同じ顔ぶれの人が集まるということなく、構成メンバーの全員が入れかわっても中身がわからなくなるので、少なくとも3分の1、半数を入れかえるという、女性も入れていくという、そういうような考え方をぜひしていただきたいと思います。