みんなの議会

中頓別町議会 平成23年第4回定例会 2011年12月18日

予防接種だとか介護保険の問題について

2011年12月18日、中頓別町議会の一般質問で、東海林繁幸議員が「予防接種だとか介護保険の問題について」質問し、町長 野邑智雄、産業建設課参事 小林嘉仁が答弁しました。

質問者
東海林繁幸 議員
答弁者
町長 野邑智雄、産業建設課参事 小林嘉仁

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 4番 東海林繁幸

4番、東海林でございます。私は至って簡単な質問で、3行半の質問なのですけれども、ここに至りましたことをちょっと申し上げますと、私は従来からはっきり自分の中で整理した地域課題を掘り起こして、それに対する課題解決策も含めて提案したり、ご質問をしてまいった。一番先に出して、たくさんの項目を出していた経過があります。これは私のスタイルとしてとってきた態度なのですけれども、ただ今回はそういったやり方をしているとどうしても次に出す人たち、議員の皆さんとの重複が起こる場合が大いにあります。そこで、たくさんの皆さんのご意見を聞いていただいたほうがいいだろうという観点から、私は最後に出させていただいたのです。内容からすると、私はよかったなと思うのは、柳澤議員の総合計画だとか地域主権改革、それからいろいろそのほか出ましたね。予防接種だとか介護保険の問題についても私も非常に興味もありますし、質問したい事項がありましたけれども、それはそれで今までの議員さんで相当提案がありました。というようなことで、私は1点に絞ってエゾシカ対策をこれから質問させていただきたいと思います。エゾシカ対策というのが私は非常に重要な行政課題になってきたという観点で申し上げます。第2回定例会での細谷議員の質疑に対して、今や被害ではなく災害であるという、そういう答弁をしています。南宗谷鳥獣害担当課長会議など、宗谷管内の広域的な対応を含め、その後の取り組みはどうなっておりますかというのが質問の概要でございます。よろしくお願いします。

答弁 町長 野邑智雄(町長は2015年3月まで)

東海林議員のエゾシカの駆除対策状況について、産業建設課、小林参事に答弁をいたさせます。

答弁 産業建設課参事 小林嘉仁(産業建設課参事は2012年3月まで)

エゾシカの駆除対策状況につきまして、私のほうからご答弁申し上げます。枝幸町、浜頓別町、猿払村、中頓別町で構成された南宗谷鳥獣害担当課長会議は、平成23年度に3回開催を行い、エゾシカの残滓処分方法について協議を行ってきました。その協議の中で広域による動物焼却施設建設のほかに、さらなる建設コスト及び運営コストの安価なシステムとして枝幸町で試験的に実施されていますホタテガイのウロの処分と同様な処分方法が提案されました。その方法は、牛ふんと木材チップを利用した発酵処理での減量化であり、枝幸町において平成24年度中にエゾシカの発酵処理試験を実施することとしております。既にアメリカでは、牛の残滓処分に利用している実績もあり、その試験結果を受けて対応方針を決定していくことで4町村の担当課長で合意がなされたところであります。

質問 4番 東海林繁幸

3回も課長さんで会議をやったということですから、いろいろな内容について出てきたのだろうなと想像するのですけれども、まずこの問題が行政課題として問われたり、対策を考えなければならないと思ったのがここ二、三年前からだと思うのですけれども、まだこの話では来年1年は枝幸町のやり方を見てとの話ですよね。来年何か具体的にやるのですか、やらないのですかというところなのです。これいつまでたってもこんなことでは、らちが明かないというのが私の考え方です。では、少なくとも次のことについて聞きますけれども、とりあえず動物焼却施設建設を考えていたはずです。これはどこに建てたら一番効果的なのか、建てるには幾らかかるのか、その財源はどういうものがあるのか、そういった話は当然今までにされていなければなりません。これをきちっと具体的に話し合って、いやしかし途中でこの残滓処理の方法が別にアメリカでやっていたと。だとすれば、それは枝幸町がやらなくたって今までどこかでやっているのでしょう。データもあるでしょう。当然アメリカでやっているのなら、アメリカのデータもあるでしょう。そんなものあるのですか。それをまず出してください。でなかったら、丸々また1年黙って枝幸町のやることを見ているのですかね。この辺になると、どうもやっぱり課長の責任ではなくて、課長会議で3回やってまだこの段階だとすると、理事者が何か言ってやらなければまずいのではないですか。それと、私もいろんな地域の安心、安全の問題にかかわってきているのだけれども、町長、去年1年というか、1月から11月までシカの被害、シカとの交通事故の問題ですけれども、枝幸町管内で、これ多分担当者はお持ちになっていると思うので私のほうから申し上げますと、11月末までに42件あるのです。そのうち町村別に言うと、枝幸町が21件、浜頓別町が12件、中頓別町が9件、国道、道道、町道の延長路線から言うと中頓別町は多分枝幸町の4分の1、浜頓別町の2分の1程度だと思うのです。そうしますと、この9件、中頓別町の9件というのは物すごく多い数なのですよね。いかに中頓別町がシカの存在が多いか、この被害に遭う件数が多いか、おわかりになると思いますし、この枝幸町のデータでは、これは届け出があった件数にのみ限られているわけです。多分担当者と話していたのですけれども、これはあくまでも車両保険に入っている人が事故証明をもらうために届け出たものであろうと。そのほか入っていない人の事故接触件数は倍はあるだろうと。倍どころでないかもしれないというぐらい実態は相当大変な状況になっています。そういう点からして、シカと衝突して負傷したという事例も出ています。これが死亡事故にかかわったのも道内では出ておりますよね、避けようとして。これ死ななければ動かないのかと、市町村は。そうではなくて、少なくても安心、安全をうたっている当町の姿勢としては、やっぱり一番多いのもどうも中頓別町らしいということもあると、これやっぱり町として積極的に動く必要が私はあると思うのです。そこで、実態はどうなっているのと聞きますと、わからないというのです。わからないけれども、狩猟関係者の人に聞くと人口以上あるのではないかというのが話なのです。人口以上というと、約2,000以上はあるのかなと。そうしますと、繁殖率を考えたら繁殖能力のあるのが約半分、1,000頭、そのうち繁殖して出産するのは500頭と仮に推定すると毎年500頭ずつ出て、町の駆除目標が150、ことしは30ぐらい追加したみたいですけれども、この150、180の数で500頭が生まれてきたら絶対調整はつかないというのが実態だと思うのです。何とかこれそんな重大事故が発生しないように手を打っていただきたいというのが私の趣旨なのですけれども、今まで幾つかの質問をしてきましたのでお答えをいただきたいと思いますが、この残滓処理の方法を今枝幸町でやろうというのは、これただ肥料か何かになるのでしょうね、最後は。それがわからないのですけれども、やっぱり私ども考えたときにそれほどシカがいる、それを利用するという考え方にいかないのか。いわゆる食材として考える方法は考えていなかったのか。この辺も疑問に思うのです。ただ殺して埋める、処理するというだけでなく、そこまでやっぱり考えていっていいのではないのかなと。そういうことをやっているところもあるわけですから、その辺の考え方も伺いたいと思います。それと、またもう一つ出てきましたのは、11月の28、29、30日でしたか、3日間一斉駆除をやりました。そのときの様子を聞いたときに私は、はっきり言って腹が立ってきたのですが、あるところに行ってシカが数頭いる、一応農家に断ろうといって断ったらとらないでくださいと言われた。どうしようもないのだと。うちの敷地内ではとらないでくださいという意味なのだろうと思います。しかし、シカはそこにずっととどまっているわけでもない、隣の牧場にも隣の草地にも道路にも出てくるわけです。せっかく町が駆除をしようとし、農家にも指導していると思うのですけれども、現実にそういう農家が数戸あったそうです。これ行政の方針が住民に伝わっていない、しかも酪農家の食害をも防ぐという目標が全然伝わっていないことになるのです。不思議に思ったのは、では町が直接でなくても農協あたりがそういった指導伝達もきちっとすべき、しているのだろうと、こういうふうに思いましたので、逆にもう一点聞きたいのはそういった行政指導に対する農協のかかわりの仕方、これがどうなっているのですか。この辺、まず再質問で伺いたいと思います。

答弁 産業建設課参事 小林嘉仁(産業建設課参事は2012年3月まで)

まず、1点目でございますが、焼却施設の費用的なもの、これは概概算でございますけれども、約7,000万ぐらいかかるのではないかなというふうに考えております。これにつきましては、各町村等にもお話をしまして、この程度かかる予定だと、概概算だということでのお話をしてございます。場所につきましては、南宗谷衛生施設組合との併設ということで今現在は話をしているところでございます。アメリカの部分の乳牛のデータというものにつきましては、今現在私どものほうには手に入っていない状況でございます。大学の教授の方が一緒に何かやっているということでございますが、そのデータについてはとれていないといいますか、単にこういうことでできますよという形の部分だけでございます。どの程度の堆肥を入れて、どの程度のチップ等を必要とするかと、その辺のデータが必要になるかなというふうに話しているところでございます。それから、枝幸町の試験の部分で出てきたものについて、これは堆肥になるのでしょうかという話だったのですが、これは堆肥になりません。減量化するだけでございます。減量化して、それについては焼却処分することが可能な形まで落としていくと。かなり少なくなるというふうなお話をいただいているところでございます。それから、中頓別町の被害が多いということで、先ほど議員のほうからもお話がありましたとおり、その辺も受けまして交通事故の多発する時期に一斉駆除ということで、ことしは試験的にやらせていただいたところでございます。これには数多くのハンターさん、委託しているハンターさん全員のご協力がいただけました。あと、埋める部分につきましては農家さんのご協力が得られているということでございますが、先ほどお聞きしたとおり、何軒かの方はうちでシカはとらないでくれと、かわいそうだというふうな部分が実際聞いております。これにつきましては、私どものほうも付近の部分にも影響することなので、何とか協力してくれないかという部分では、なかなかちょっと話しづらい部分でもございますが、今後ともそういった課題を含めて次年度以降も一斉駆除ということで実施していきたいと。それにつきましては春、秋ということの2回で実施していきたいと思っております。あと、農協のかかわりという部分でございますが、埋設に係ります部分につきましては中山間の直接支払制度の部分で経費を出していただいているような部分もございまして、当然農協の職員のほうもかかわりを持っていただいて動いている状況でございます。各農家さんにつきましては、農協経由でファクス等で流しましてご協力願いたいというお願いはしてきているところでございます。それから、エゾシカの加工の部分、ちょっとお話があったと思うのですが、担当課長会議の中でもやはり加工の話については話題となっております。そういう加工の部分も含めて検討していくべきではないかというようなご意見もいただいておりまして、まだその辺の部分についてはまとまっていないところでございます。今段階で中頓別町の部分としましては、前回の議会の部分でも町長がお答えになっているとおり廃棄の部分が、最終処分の部分が整理できれば民間の方等が出てくるのではないかと、そういった部分については補助も検討していきたいというふうな考え方になろうかと思います。年間の頭数の関係、全体数からの話がございました。これ北海道としても全体枠はつかんでいないということで、西部地区、石狩、空知、上川、留萌、宗谷、胆振、日高の7振興局の部分で約32万頭、プラス・マイナス7万頭というふうになっております。これをただ単純に陸地町村で割りますと1町村3万6,000頭というふうな計算にはなりますが、内陸部については少ないと思いますので、中頓においてはもっといるのではないかなというふうに思っています。それで、少しでもとる頭数をふやしていかなければならないということもございまして、一斉駆除ということで今年度実施させていただいたということでございます。さらなる強化という部分でございますが、これにつきましてはハンターさんがやはり高齢化していて今人数もかなり減ってきているという実態がございまして、次年度に猟銃等の所有者をちょっとふやすような補助を実施していきたいということで検討している最中でございます。

質問 4番 東海林繁幸

適切なお答えをいただきまして、ありがとう。それで、まだちょっと疑問が残るのがもう一つ、シカの害についてきちっと住民もそれの意識を持つというか、それが大事だと思うのです。せっかく町が駆除をしようとしているところに、それを理解しない人たちがいるというところが大変問題だし、駆除を依頼されてやっている人たちに対しても大変失礼な話で、要は自分たちは町からもいろいろ依頼されて、はっきり言うとボランティアでやっている人たちに、それを拒否するような人がいるというのはまことに失礼な話で、この辺さっき農協のこともお答えはなかったのだけれども、むしろ町より農協が主体的に立たなければならないと思うのです。交通事故の問題を考えたときには、町も当然それなりの対応はすべきだと思うけれども、この辺農協とのかかわりの仕方をもう一度確認させてください。農協もやる気あるのですかね。それが1点。それと、残念なのは発酵処理での減量化というのは今々出た問題なので、ですからそれを枝幸町の状況を見てからという、そこに結論を持っていったというのは余りにも問題を重視していないなというふうに考えてしまう。それで、これは町長に聞きたいのだけれども、どうしても聞きたいのだけれども、町長やっぱり管内的にシカの頭数も多いぞと、交通事故の状況も他町村より多いよと思われる当町のあり方として、もう少しシカ対策、町長は町村会の会長でもあることだし、首長として、担当課長もいろいろ検討して意見は出てくると思うのですけれども、この問題を本当に地域の政策としてもとらえなければならない時期に入ってきたのではないかと思うので、その辺町長の意見を伺いたいと思います。

答弁 町長 野邑智雄(町長は2015年3月まで)

私からお答えをいたします。まず、1点目の農協のかかわりの関係でありますけれども、今月に入りまして組合長等々とシカ対策のことでお話をさせていただきました。それは、先ほど参事が言いましたとおり狩猟免許の所有者をふやそうと、今こういう考え方を町のほうで考えておりまして、かかる経費に助成を町としても考えていまして、それに対して農協さんもぜひ協力してほしいという要請に行ってまいりました。その時点で組合長も、そういう方向でハンターの増員を図っていくということについては同じような考え方を持っていまして、そういう面からすると農協さんもこのシカの被害等々を十分認識されて、その対応を町と一緒に考えていただいてくれているのだなと、そういう認識を受けてまいりました。そういうことで、農協も今シカの対策について真剣に考えていただいているのだなと、こういう認識を持っているということでご理解をいただければなと思います。また、宗谷総合振興局の関係でありますけれども、私たちも総会または臨時総会のときに必ず総合振興局長、総合振興局長が出れない場合については副総合振興局長が出てまいります。そういう中で管内的な意見交換をする場合には必ずこのシカの問題、それからアライグマの問題、そのほかにヒグマの問題も話し合われます。ただ、私どもが本当にせっぱ詰まった意見を言っているのですけれども、総合振興局としては今までの経過からいくとそんなに我々と同じような認識度合いを持っていないと、はっきり申し上げて。私の側からいけば、3年いたら転勤になっていいのかなと、そんなような認識の程度でないかなと、私はそう思っています。そういうことで、我々もそういう会議のたびに総合振興局のほうに話をしていますけれども、今と同じような考え方で話ししていても余りらちが明かないと、これはやはり宗谷町村会も町村会の統一した考え方で文書か何かで1回要請をしないとだめかなと、そういうような認識も持っておりますので、ぜひことし、今来月に臨時総会をやりますので、その場所にも総合振興局長が出てくることになっていますので、そういう中で対応してまいりたいと、このように思います。

再々質問 4番 東海林繁幸

再々質問も終わりましたので、これで終わりますけれども、ちょっと希望を申し上げますと、この問題は私がかかわってきたら、これからどんな重大な事故に発展するかわからないなというおそれと同時に、やっぱりシカがいるということは、1つは地域の材料としてやっぱり使うべきだろうと考えますので、シカの処理についてただ焼いて灰にしてしまえばいいなんていう簡単な話。でも、簡単だけれども、また来年1年度様子を見るなんていうことではなくて、当初からシカ処理の施設7,000万ほどかかるとしたら、多分補助もあるでしょう。市町村の持ち出しもそれは数千万にはなるのかもしれないけれども、やっぱりそこで働く人の雇用の場面にもつながることですし、とにかく今皆さんだれもが思っていると思いますけれども、今最近は雪が降ったのでいいのだけれども、前は4時過ぎるとおそるおそる走っていますよね、中頓別町内なんかは特に。先ほど言ったように事故の件数でも松音知が3件で岩手が2件、敏音知2件、上頓別1件、上駒が1件だけなのだけれども、要するに松音知から岩手までの件数なのです、9件というのは。そういった面で、いつでもはっとする、ほっとするというようなことを体験している人も随分多いのですから、何とか町長の力をもって主導的な役割を何とかしていただければなと思って、期待して質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。

出典:中頓別町議会 平成23年第4回定例会 2011年12月18日 議事録 PDF(47ページ) 間違いを知らせる