みんなの議会

中頓別町議会 平成20年第4回定例会 2008年12月14日

災害対策について

2008年12月14日、中頓別町議会の一般質問で、本多夕紀江議員が「災害対策について」質問し、町長 野邑智雄、総務課長 遠藤義一、産業建設課参事 中原直樹が答弁しました。

質問者
本多夕紀江 議員
答弁者
町長 野邑智雄、総務課長 遠藤義一、産業建設課参事 中原直樹

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 2番 本多夕紀江

午前に引き続きまして、一般質問をさせていただきます。2点目ですけれども、災害対策について伺いたいと思います。近年全国各地で集中豪雨による被害が相次いで起きています。頓別川を初め中小河川の多い当町では、50年ほどの間に大雨集中豪雨の被害が10回くらい起きています。市街地頓別川沿いには医療、福祉施設、公営住宅等があり、水害が発生すれば、施設の機能が損なわれたり、即住民生活に大きな影響が出ます。そこで、次の点を伺います。災害時行政側だけでは、十分な対応ができないと考えます。地域住民一人一人がどう行動すべきか知っている必要があります。行政、地域住民が一体となった防災組織を早急に立ち上げるべきではありませんか。頓別川の河川改修計画については、どのような方針、見通しを立てていますか。役場担当者、地域住民の異動もあり、防災体制を小まめに見直すことが大切ではないでしょうか。防災計画の見直し、ハザードマップ作成の計画はありますか。

答弁 町長 野邑智雄(町長は2015年3月まで)

災害対策について、(1)と(3)については遠藤総務課長、(2)については中原産業建設課参事に答弁をいたさせます。

答弁 総務課長 遠藤義一(総務課長は2017年3月まで)

まず、第1点目についてご説明させていただきます。現在の防災計画においても応急活動を円滑かつ迅速に処理するために自治会等の協力を要請することとなっており、行政、地域住民が一体となった防災組織は必要と考えております。特に平成12年に水害被害を受けたあかね地区においては、町内のモデルとして自主防災組織立ち上げに向け、自治会との協議を行ってきているところであり、できるだけ早く組織化されるよう協議を進めてまいりたいと思います。なお、随時他の自治会にも要請してまいりたいというふうに考えております。3点目の件についてですが、中頓別町防災計画は平成14年4月に作成されたものであり、内容的に現状にそぐわない面も多くあり、現在見直し内容について検討しているところであります。なお、ハザードマップの必要性は認識しており、今後関係課と十分に協議を進めながら作成に向け、努力してまいりたいというふうに思っております。

答弁 産業建設課参事 中原直樹(産業建設課参事は2010年3月まで)

2点目のご質問に対して、私のほうから答弁させていただきます。頓別川河川改修につきましては、平成11年度に稚内土木現業所が頓別川水系河川整備計画の検討を行い、現在浜頓別地区で河川改修工事が進められております。平成18年2月に稚内土木現業所から中頓別地区における河川改修案の説明があり、町からは事業実施に当たっては河川環境への影響評価や町民とのコンセンサスを十分にとりながら進めていくことを要望し、それ以降河川改修案に対する稚内土木現業所との協議、地先や頓別川水系河川整備計画(案)検討委員会委員の方々を対象とした説明会等を行ってきておりますが、現在まで中頓別地区における河川改修案はまとまっておりません。本年11月4日に災害から町民の生命と財産を保護する、自然環境を保全する、貴重な生物を保護することの整合を図りながら河川整備のあり方を検討することを目的とした地先、町民の代表、有識者で構成する頓別川河川整備のあり方を検討する町民懇話会を設置いたしました。今後は、今年度中をめどに町民懇話会で河川整備のあり方を検討することとしております。

再質問 2番 本多夕紀江

再質問をさせていただきます。防災計画の見直し内容について検討している。もう少し急いでいただきたいなという、そんな気分でございます。検討しているところという状況であれば、その計画の全体ができ上がるのを待ってからというわけにはいかないのではないでしょうか。やっぱり急ぐところ、急がなければならないものからやっていかなくてはならないと思うのです。局地的集中豪雨が頻繁に起きていますから、50年確率の大雨や水害がことしか、来年か、いつ起きるかわからないという心配の声はやっぱり聞きますし、自然現象を災害に発展させないための取り組みを急がなければならないと思うのです。そこで、伺いたいのですけれども、1点目です。幾つか水門、樋門があると思うのですけれども、その管理を町民の方に委託していると思うのです。1カ所の樋門、水門について複数の配置になっているかどうか。緊急時にたまたまそこの委託している方が留守であったとか、連絡とれなかったり、かぎが見つからないとかということがあったら大変なことになります。災害とならないものでも災害になってしまいます。ですから、そのあたりどうなっているのか伺います。2つ目、防災組織ですけれども、緊急のときだれがだれを援助するのか、一人一人はどう行動するのか、やはり具体的で実効のあるものを早急に立ち上げるべきではないかと考えます。3つ目、避難所、避難場所の件ですけれども、大変わかりにくいという声を聞きます。住民の異動も毎年少なからずあるわけですから、ここの地域、中頓別町の避難所、避難場所はここですよというようなお知らせが少なくとも年に1回くらいあってもいいのではないでしょうか。また、そういう場所、避難所、避難場所として適当かどうかという見直しも必要ではないかと思います。ここの地域は、1年の半分以上暖房を必要とする地域です。いつの時期でも避難所として使えるような場所が確保されているのかどうか伺いたいと思います。あと、4点目ですけれども、頓別川の改修の件ですけれども、大変危険であると多くの方が心配しているあかね地区の整備は急がなければならないのではないかと思うのです。中頓別町の中でもそこをまず先に改修、整備するということに反対する人はいないと思うのです。危ないところから先にやったほうがいいとみんな思うわけです。ですから、町として土木現業所に強力にそのことを要請すべきではないかと思うわけです。土木現業所の計画どおりに例えば順番に下流から整備、改修を進めていったら、一番みんなが心配しているあかねあたりに改修というか、整備が到達するのには、何年かかるかわからない話になってしまいます。あと1つなのですけれども、そこの地域に何年か前に下水終末処理場ができました。これできてから何年もたつわけですけれども、大雨とか、大水でもそこの排水機能というのは大丈夫なのでしょうか。また、できた当初と変わりなく、排水機能について機能しているでしょうか。

答弁 総務課長 遠藤義一(総務課長は2017年3月まで)

樋門の関係は、中原参事のほうから説明させていただきます。まず、組織について具体的に実効あるものにすべきということですので、この件については先ほどもちょっと触れましたけれども、直接あかね地区等々との協議を進めておりますので、それについては随時他の自治会に対しても今後進めていくことにしておりますので、そういうことでちょっとご理解をいただきたいと思います。それから、避難場所等々のことについてお知らせを年1回程度やるべきということですので、それについては十分わかりますので、今後旬報、あるいは広報等、どちらかでそういう機会をきちんと定期的に持つようにしていきたいと、こういうふうに思っております。それから、避難場所が適当かどうかということですが、町の防災計画の中に避難場所等の一覧表があります。多くは公共施設がほとんどでありますので、この中で冬期間も暖房等を使って施設が運営されているところがほとんどでありますので、その辺については今後の見直しの中で十分協議はしていきますが、冬期間であってもその辺の対応は可能というふうに判断はしております。

答弁 産業建設課参事 中原直樹(産業建設課参事は2010年3月まで)

まず、樋門、樋管の関係でございますけれども、現在中頓別町では頓別川と兵知安川を合わせて樋門、樋管が30系統ございます。それで、管理人に委託をしていただいているわけでありますけれども、確かに重複して管理をしていただいている方もおりまして、管理人については現在16名でございます。それで、例えば大雨時に管理人の方がいなかった場合はどうなるのかというようなことでございますけれども、大雨になるような状況のときには、その前に管理人の方々に町から十分大雨が来る可能性があるので、巡回等をお願いしますよということで連絡をしておりまして、そのときにもし仮にその日がいないということも把握できるような体制をとっております。また、管理人任せということではなくて、町としても今はインターネットだとか、携帯電話でも都度河川の水位または雨量についても周知することができますので、例えば河川についていえば、指定水位だとか、警戒水位というのもわかる形になっております。指定水位等に近づいたときには、町としても巡回に回っておりますし、管理人とも連携をとりながら樋門の管理をしていると、そういう状況でございます。それと、頓別川の河川改修の件でございますけれども、あかね団地のほうに、平成12年のときもそうでありましたけれども、被害があったと、市街地のほうから改修をしたらどうかというご質問だというふうに思いますけれども、その点につきましてもこの間土木現業所のほうで一度そういった検討もしたこともございますけれども、下流のほうをしないで上流だけをやった場合に、50年確率の雨が来た場合に下流のほうの人家に水がつくという計算上のデータもございまして、そういった水がつくということがわかっていながら上流のほうの工事を先行するわけにはいかないという見解でございます。当然上流のほうの改修をすることによって、流量だとか、流速だとか、水の流れもよくなるわけでありまして、そのことによって今よりも下流に対する影響も広がる可能性もあると。そういうことから改修については上流の改修をする以前に下流の改修をして、その受け口をつくってから上流に移っていくという改修の方向性としているところであります。それと、下水道の管理センターの関係でございますけれども、管理センターの排水というのは下水道の管理センターの隣にあります普通河川の角田の沢川に放流しております、排水は。ですから、大雨が来て水位が上がれば、排水の高さよりも水位が上がれば、その排水が流れなくなるということも事実でございますけれども、そういった場合についてはポンプでくみ上げて、頓別川に流すというような方法をとっておりますので、現在のところはそういった対応で行っているということでございます。

再々質問 2番 本多夕紀江

再々質問をさせていただきます。川の樋門、水門の関係ですけれども、指定水位等に近づいたら、町としても巡回をするということですけれども、例えばことしあたり指定水位に近づいて、巡回をしたというようなことがありますかどうか。それから、同じように終末処理場でポンプでくみ上げなければならないというような事態がかなりあるのかということです。それと、河川の整備、改修ですけれども、今のお答えからすると、土木現業所としてはやはり下流からやらなければならないというふうな、そういう考えのように思いますけれども、そうしたら下流からやっていって、あかね地区にその工事が到達するまで、完成するまでといったら、本当に長い年月かかると思うのです。そうしたら、逆にというか、そこの地域、市街地の全施設も、住んでいる人も全体が長い間心配しながら暮らさなければならないということになるわけです。ここは町の立場、方針として、土木現業所でももし雨が降ったらという、もし50年確率の大雨が降ればという、そういう仮定の話をしているわけですけれども、やはり町としてもそういう場合を仮定したら、これでは市街地困るのだということで強力に申し入れて、実現するわけにはいかないのでしょうか。河川の整備とか、改修には地域の意見を反映させなければならないというふうに河川法が変わったと聞いていますけれども、そういう整備の仕方とか、時期とかについても地域の意見が尊重されるのではないでしょうか、そのあたり実際にどうなのかはわかりませんけれども。あと、河川整備ということに関連して、河川整備の一つだと思いますけれども、やはり河畔林が込み過ぎているという指摘も環境ミーティングあたりでされているわけです。環境保護は大事だと思いますけれども、やはり自然のままに放置することとは違って、適度な手入れをするということが大事だと思うのです。また、河畔林を一定程度切るということによって、築堤、堤防をつくらなくてもある程度水の流れがよくなって、洪水の心配がやや薄らぐということもあるかと思うのです。以上です。

答弁 産業建設課参事 中原直樹(産業建設課参事は2010年3月まで)

まず、河川の水位が指定水位を超えて、町が巡回したことがあるかということでございますけれども、ことしも多くはございませんけれども、一、二度ございまして、指定水位に達したから見に行くのだということでなくて、そういう達する可能性がある場合も見には行っておりますから、何回かは主要な市街地にある樋門等については確認に行っております。ただ、ことしについてはご存じのとおり余り大雨というものが少なかったということでございまして、去年だとか、その前だとかというのは、毎年数度かは指定水位、もしくは警戒水位を超えることもございました。そういったときには、当然巡回をしております。それと、下水道の排水をポンプでくみ出したことはあるかということでございますけれども、ことしについては今言ったように大雨が少なかったものですから、ことしはございませんでしたが、去年でいえば10月の7日、8日ぐらいに一定の雨がございまして、そのときについては角田の沢川の水位が上がった。上がったという理由は、角田の沢川の水量がふえたということと、頓別川本流の水位が上がって、角田の沢川の水の流れが滞ったということも原因でありますけれども、そういったことがございましたので、ポンプでくみ出したということはございます。そのほかにも過去にもございます。あと、頓別川の河川改修の関係でございますけれども、本多議員さんの考え、ご意見というのは十分わかりますけれども、そういったご意見のある方も町内には多々いらっしゃるだろうというふうに思っております。そういうご意見だとか、また別のご意見の方も多々いらっしゃるというふうに思うわけで、そういうご意見だとかをまとめて、中頓別町における河川整備のあり方をどうしていくのかと、それを検討していくのが先ほど答弁いたしました、11月4日に設置をいたしました懇話会でありまして、地先や以前からご協力いただいている河川整備計画の検討委員さんのほかに町民の代表である自治会連合会また商工会、有識者ということで総合開発委員さんだとか、消防団だとか、防災会議の方だとか、そういった代表される方で構成して、その中で今後の河川改修はどうしていくのかということをそれぞれ意見を出していただいて、知恵を出していただいて、その上でそれでまとまったものを土木現業所のほうに上げていこうというふうに考えているところでございます。ですので、下流より先に上流の改修工事をすべきだとか、河畔林についても適度に整備したほうがいいのでないかだとか、そういったものについてもその懇話会の中で今後十分な協議がなされるものだというふうに思っております。それとあと、工事の期間の関係でございますけれども、今現在浜頓別地区で改修工事が進められておりまして、計画では来年、平成21年まで浜頓別地区で、その後中頓別地区で改修をしようとした場合は平成22年度からなるということでございます。それから工事が始まりますので、市街地にスムーズに到達するまでにはやはり5年、6年、7年とかかるのかなというふうには思っておりますけれども、そういったことも含めて、しつこいようですけれども、懇話会の中で協議をして、今後の中頓別町の河川整備のあり方を検討していくということでございますので、ご理解いただければと思います。

再々質問 2番 本多夕紀江

これについての質問は終わらせていただきますけれども、それにしてもやはり市街地の工事到達、完成するまで相当な年月かかるようですので、自然現象を災害に発展させないための取り組みというのは、それだからこそ急がれると思いますので、この点は急ぐべきだと思います。

出典:中頓別町議会 平成20年第4回定例会 2008年12月14日 議事録 PDF(26ページ) 間違いを知らせる