中頓別町議会 平成18年第2回定例会 2006年6月19日
まちづくり基本条例の制定について
2006年6月19日、中頓別町議会の一般質問で、柳澤雅宏議員が「まちづくり基本条例の制定について」質問し、町長 野邑智雄が答弁しました。
- 質問者
- 柳澤雅宏 議員
- 答弁者
- 町長 野邑智雄
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 4番 柳澤雅宏
それでは、質問させていただきます。自治基本条例、まちづくり基本条例の制定についてお伺いしたいと思います。ことし3月に中頓別町中長期行財政運営計画が策定されました。また、本年12月までには環境基本計画並びに環境基本条例等が制定される見込みになっております。また、今年度中には町の総合計画、一流の、中頓別づくりの後期計画が策定されることになっております。これらの計画は、今後のまちづくりの大きなテーマであり、まちづくりの根幹であるというふうに私は考えておりますし、その上で、これらを統括してそれぞれの計画相互の整合性を図っていく、そしてそれらの計画が確実に実行されるために自治基本条例あるいはまちづくり基本条例等が必要であると思いますが、町長の考えをお伺いしたいと思います。
答弁 町長 野邑智雄(町長は2015年3月まで)
柳澤議員さんの自治(まちづくり)基本条例の制定についてお答えをいたします。市町村は、分権改革によって自己決定、自己責任が増大し、行政を担う基礎自治体に位置づけられました。公共サービスの充実や住民福祉の増進を図るという責任が大きく課せられたところであります。このことは、分権改革に対応できる政策形成の体制整備や住民参加の仕組みをルール化するなどの自治体の運営システムを構築することであります。このようなことから、本町は住民主体による各種計画の策定を今までお願いをしてまいりました。そこで、このような仕組みや理念、住民の権利と責任、行政の役割と責任などを明確にし、住民参加の保障と住民と行政の情報共有を将来にわたって続けられるようなルールの制度化を図る必要があると、私もこのように考えているところでございます。
質問 4番 柳澤雅宏
それでは、再度お伺いしたいと思いますが、このルールの制度化を図る必要があるということで、そのルールづくりの必要性については町長も十分お考えになっているのかなというふうに思います。特に、答弁の中にもありますように住民主体によって本町はいろいろな計画を策定するという流れに今なってきて、まちづくりとしては住民とともにという考えのもとでここ数年こられているのかなというふうに思います。そういう面では、まちづくりという面で住民も行政もともにというある程度の考え方が表面にあらわれてきているのかなというふうに思います。それで、町長が言われるように、将来にわたって続けられるという点においては、やはりどういう状況にあっても、とりあえず町長の任期というのは来春までと、当面はそうなっているので、例えば町長がかわっても、まちづくりの理念というのは継続していく、続けられる、だれが町長になってもやっぱり続けていけるというような、流れを変えないで持っていくというようなルールづくりというのはどうしても必要なのだろうと。先ほど私が言いましたように、これから中長期の行革の計画を進めていく、あるいは総合計画の後期分を策定するという面で、やはりそれらを統括するものというのは必ず必要になる。先ほどの常任委員長の報告もありましたけれども、私はやはりこれが先行していなければならないものだというふうに思います。ですが、残念ながら今のところは、その下にあると言っていいのかどうか、ほかの計画が先行しています。私は、町長も平成17年3月の予算審査の総括質疑の中で、まちづくり基本条例については残り2年の任期中に制定するよう準備を進めたいというふうに答弁されていますけれども、もう18年も中を過ぎて、任期と言えばあと9カ月ということになると思うので、先ほども言われましたように中長期の行財政改革の計画がもう進んでいる、本年から始まる。それから、後期のあれがことしできる。19年度からは総合計画の後期分がスタートする。そういうことを考えますと、少なくとも本年中にまちづくり基本条例となり得るものを私は策定するべきだというふうに思いますが、その点について答弁願いたいと思います。
答弁 町長 野邑智雄(町長は2015年3月まで)
先ほどのいきいきふるさと常任委員会、5月15日開催の中でも、いわば中頓別町の自治の憲法である自治基本条例の関係が言われておりました。本来であれば早くに自治基本条例、仮称でありますけれども、まちづくり条例と言われるものも同じ意味合いを持っているかもしれませんけれども、こういうものを策定した中で、それぞれさっきお話ししたように住民と行政の情報の共有を図りながらまちづくりを進めていくと、これが基本的な今のスタンスではないかなと、このように思いますけれども、ご指摘のとおり基本になる自治の憲法が策定がなされていない中でいろんな仕組みを今現在進めていると、こういうようなことでなかろうかなと思います。今お話ししたとおり、仮称でありますけれども、自治基本条例は必ず策定をしなければならないものという認識は私は持っておりまして、ただこの自治基本条例、仮称でありますけれども、それぞれの町村の特徴を持った自治基本条例にならなければ意味がないだろうと。これは、どこのまちも同じような金太郎あめみたいな自治基本条例では私は意味がないと、このように認識をしております。そういう意味からすると、やはりじっくりと時間をかけて、将来にわたってそれが本当に中頓別町の自治を運営する憲法になると、こういうような意味合いを持った自治基本条例を策定をすると、こういう必要性があるのかなと思います。そういう中で、私もできるだけ早く策定をしたいという考え方については前から持っておりますけれども、今私ども本当に職員が減少する中で、職員も一生懸命今いろんな課題に取り組んでおります。特にバランスシートや行政の評価システムの確立、また環境問題、定住、移住関係、それから中高、敏小の跡地の利活用、それから総合計画の策定、こういうような懸案事項が山積をしている状況でありますので、私はそういう中にあって、柳澤議員さんに申し上げますけれども、この自治基本条例の策定に向けては本年度から準備をしながら、できるだけ早い年度中に条例化をすべきという目標を持って取り組んでまいりたい、このように思います。以上であります。
質問 4番 柳澤雅宏
確かに当町においても当面やっていかなければならない問題が山積している中で、町長が答弁されるように職員数も少なくなっていく、そういう中で早急につくっていきたいという考えは、私も十分理解できます。ただ、おおよそこういうことは二度とないだろうとは思われますけれども、先ほど常任委員会の環境基本条例についての報告があったように、1本の条例に3年かけて、まだできないという現状があります。確かに当町に合った当町独自のまちづくり基本条例、(仮称)自治基本条例をつくりたいという気持ちはわかりますし、私もそういうふうに望みます。ですが、急いではいたのだけれども、結果的にはできなかったというような答弁がまた今後もあっては私はならないというふうに思います。ですから、本来であれば本年中につくっていただきたいなというふうに思いますし、議会側としてもその条例に向けて大いに協力していこうというふうに議員のみんなも認識しているので、できれば18年中につくりたい。ただ、町長が年度中につくりたいと言ったので、ならば18年度中というふうにとらえてよろしいのか。私多少おくれることは、それはいたし方のないことで、18年12月中につくろうとしていたのが1月、2月にずれたとか、年度中につくろうと思ったのが4月、5月、6月ぐらいまでおくれた。それであれば、それはいたし方のないことかなと思うけれども、半年も1年も2年も、総合計画が来年度からスタートして、2年もおくれてしまったら、総合計画の後期の半分が終わってしまうということでしょう。それでは、私やっぱりうまくないなと。ですから、少なくとも目標として年度中ぐらいの答弁は私いただきたいと。本当は18年12月までと言いたいのですけれども、少なくとも年度中を目標にしたいというぐらいの答弁はいただきたいと思いますので、その点についてもう一度お伺いしたいと思います。
答弁 町長 野邑智雄(町長は2015年3月まで)
先ほど今の町のいろんな懸案、課題についてお話を申し上げましたけれども、そういう中で本年度から策定に向けて準備をするよと、こういうようなお話を申し上げました。私は、本当に今のいろんな懸案事項の中で、この自治基本条例、簡単にできるものではないと、こういう認識を持っています。かなり勉強しながら、いろんな情報を収集をしながら、本当に中頓別町に合う自治基本条例を策定するとしたら、私は1年以上かかるだろうと、このように認識をしております。職員の能力だとかいろんなものがほかの町村よりずっとあると私は思っていますけれども、そういうような気もいたしております。そういう意味では、本年度から策定に向けて準備をさせていただいて、少なくとも19年度の早い時期にそういう素案をつくって、議会や、それからいろんな諸団体の人たちと協議を申し上げて、19年度中に最終的にはつくり上げると、こういうような日程で進めたいと、このように考えているところでございます。
質問 4番 柳澤雅宏
一応質問回数が過ぎましたので、例えば奈井江町においては行革の計画がつくられてから自治条例に向けて取り組まれて、約半年でつくられているという自治体もありますし、だから中頓ができるかどうかというのは、確かに職員、あるいは当面の問題等もあるので、一概には言えないけれども、そういう町もあるということをぜひ参考にしていただきたい。それから、あと星川さんがバランスシートについてこれから質問されるわけですけれども、町長が言われたように地方分権がスタートしてから、自己責任、自己決定というのが市町村に求められております。先ほど町長が言われるように、自治基本条例というのは町の憲法であると、それに基づいて行革が行われ、計画が進められ、それから総合計画も進んでいくのだろうと。それは、当然それを統括するものでなければならない。ただ、それぞれの計画を遂行するための裏づけとなるものがやっぱり自治体財政の財務であろうというふうに思います。そういう計画の裏づけとなるそれらの自治体財務の説明責任を果たせるのがやっぱりバランスシートであり、行政コスト計算書だというふうに思います。そういった面では、これらをことしじゅうに作成していただいて、来年度の政策や予算に反映させる、そういう必要があろうかと思います。だから、自治基本条例と、それから一番底辺にある財務関係の両方がなければ、やはりまちづくりは進まないし、それぞれの計画も進んでいかないだろう。そういう面では早急にバランスシートや財政コスト計算書等を作成されるように一言お願いしておいて、私の質問を終わりたいと思います。