中頓別町議会 平成18年第1回定例会 2006年3月11日
町政執行方針について
2006年3月11日、中頓別町議会の一般質問で、柳澤雅宏議員が「町政執行方針について」質問し、町長 野邑智雄、産業建設課参事 柴田弘、総務課長 安積明が答弁しました。
- 質問者
- 柳澤雅宏 議員
- 答弁者
- 町長 野邑智雄、産業建設課参事 柴田弘、総務課長 安積明
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 4番 柳澤雅宏
それでは、質問させていただきます。まず、町政執行方針についてお聞きいたします。平成18年度の町政執行方針の重点的な政策について挙げてあります次の点についてお伺いしたいと思います。まず、自然と共生する地域づくりから、中山間地域等直接支払制度による農業経営支援システムを確立するというふうに述べておられますので、そのための具体的な方策をお伺いしたいと思います。2点目は、家畜ふん尿集合処理施設に伴う循環型農業、この推進に努めていくということなので、その推進に当たり具体的な方策をお聞きいたします。3点目は、町民が体験できる森づくりや森林の大切さを啓発していくということでございますので、この点についての具体的な方策と、また事業内容等についてお伺いしたいと思います。4点目は、地域の資源や地域の食にこだわる参加型、体験型観光への情報提供ということでありますので、この点についての具体的な方策とその事業内容等についてお伺いしたいというふうに思います。続きまして、3番目の新しい自治の仕組みづくりから、まず1点目は行政評価制度の導入に向けて試行するということでございますので、その具体的な中身についてお伺いしたいと思います。2点目は、団塊世代へ向けての長期滞在型の移住体験事業ということを挙げてありますので、この点についてその具体的な内容をお伺いしたいと思います。
答弁 町長 野邑智雄(町長は2015年3月まで)
柳澤議員さんの町政執行方針についての質問に対しまして、1点目の自然と共生する地域づくりからの質問につきましては産業建設課の柴田参事に、また2点目の新しい自治の仕組みづくりからの質問につきましては安積総務課長に答弁をいたさせます。
答弁 産業建設課参事 柴田弘(産業建設課参事は2006年3月まで)
お答えいたします。自然と共生する地域づくりから、①の農業経営支援システムにつきましては、平成17年度から5年間事業が継続されました中山間地域等直接支払制度において集落、農家の方々ですが、集落と関係機関で構成する推進協議会で支援システムを現在検討中であります。現在良質粗飼料の確保等のための機械投資の軽減や労働力不足を補う簡易コントラクターの導入に向けた農家意向調査を行っておりますので、この意向調査内容を踏まえた農業経営支援システムの確立支援をしてまいりたいと思います。②の循環型農業推進のための具体的な方策につきましては、堆肥等の有機物の利用による土づくりやふん尿を適正に処理するため、個別完結型施設、集合処理型施設の導入を現在まで図ってきております。個別完結型の農家は、畜産環境整備リース事業で堆肥舎の整備を行ってきておりますが、平成17年度から3年間制度が延長されましたので、今後も希望する農家の整備を進めてまいりたいと思っております。さらに、シートで覆う簡易な方法等を用いて整備している農家もありますので、適正な管理及び適正な圃場への利用を図るよう、関係機関と連携し、指導してまいります。また、平成17年4月から運営開始いたしました集合処理型施設の循環農業支援センターには11戸の農家からふん尿を収集し、堆肥化、液肥化を行ってきました。良質な製品が完成し、農地に還元する循環型農業を実践しております。利用組合では今後組合員以外の利用を高めていくため、準組合員制度や農作業受委託事業などの導入を検討しておりますので、町としても循環型農業支援センターを核とした循環型農業を推進するため、関係機関と連携し、支援してまいります。③の町民が体験できる森づくりや森林の大切さを啓発していくための具体的な方策につきましては、中頓別鍾乳洞自然ふれあい公園周辺を体験できる森として位置づけ、町民植樹祭などを計画してまいります。また、平成17年度に設立しました中頓別町緑化推進委員会が進めております緑の羽根募金活動を通じ、森林の大切さを啓発するとともに、町民記念植樹事業、緑の募金緑化活動支援事業などを実施してまいります。④、地域の資源や地域の食にこだわる参加型、体験型観光への情報提供につきましては、道の駅ピンネシリを本町観光情報の発信基地として位置づけ、施設の運営に当たっている観光協会と連携を図りながら、頓別川カヌー体験、養蜂園見学、砂金掘り体験、ヤマベ釣り体験、かんじきトレッキングなど地域の資源を生かした参加型、体験型観光の受け入れや情報の発信を行っておりますので、町としても支援してまいります。また、地域の食については、農業体験交流施設やピンネシリ温泉との連携に向けて、山菜加工体験や山菜料理の提供など、地域の魅力につなげるため町として支援してまいります。以上です。
答弁 総務課長 安積明(総務課長は2007年3月まで)
行政評価制度に関してです。行政評価制度については、中長期行財政運営計画策定委員会の最終答申に基本的な考え方や制度の骨格などを含めて盛り込まれるものと想定しておりまして、答申を踏まえて平成18年度から試行を行う予定であります。重点的な事業など50から100程度の事業を抽出した上で事務事業評価を行いたいと考えております。また、外部評価を取り入れた施策評価を総合計画の後期計画策定事業と連携させながら試行できないか検討していきたいと考えているところであります。次に、移住関係の質問であります。北海道移住促進協議会と北海道が共同で実施する移住体験事業に本町も参加を予定しているほか、独自事業も検討していきます。具体的には、受け入れや滞在中の世話をするための地域支援組織づくりを働きかけた上で、敏音知地区の教職員の空き住宅などを活用し、滞在中にさまざまな体験活動ができる仕組みをつくっていきたいというふうに考えております。以上です。
質問 4番 柳澤雅宏
当然のことですけれども、我々としても町政執行方針というのは大変重く受けとめております。ことし1年間の町の行政にかかわる柱だというふうに思います。ただ、執行方針を読んだ段階では、例年から見ると積極的に方針を出されているなというふうに私は感じていたのですが、中身を聞いてみますと執行方針からかなりトーンダウンしている、そういう印象を私は受けました。具体的に言えば、農業経営支援システムの確立と言っていたのが確立を支援する、それから循環型農業を推進するのだと言っているのが関係課と連携して支援する。推進するというのは、みずから推し進めるということですよね。支援というのは、協力する、応援するということでしょう。そうすると、推進するということになれば、あるいは確立するということになれば、みずから率先してやっていくということだと思うのです。支援というのは、それに携わっている団体に応援するということだというふうに思います。そういう点ではかなりトーンダウンしてしまって、大変残念だなというふうには思いますが、今答弁いただいたのが本筋なのだろうと。私は具体的に方策をお聞きしているわけで、執行方針をもう一度お話しくださいという質問をしているつもりはございません。ですから、具体的な方策を聞いている以上、少なくともその支援の内容を答弁していただきたかった。1点目、2点目については、その点について本来ならば一番最初に出していただきたかったのですが、具体的な支援内容をまずお聞きしたいというふうに思います。それから、3点目も同じなのですけれども、森林の大切さを啓発する。だから、どういうふうにそれを啓発するのですかというふうに私は聞いたつもりです。事業内容等については多少なりとも触れておられるのでよしとして、森林の大切さをどう啓発するのだ、そこのところをもう一度お聞きしたい。この事業の中にもありますけれども、森林の大切さを理解していただく事業として記念植樹等で本当に森林の大切さを理解してもらえるのかなというふうに私は思うのです。先ほど岩田さんもちょっと触れておられましたけれども、少なくとも子供たちに森林の大切さというものを知識として理解してもらうような努力をする。あるいは、本当の意味での中頓での森林の大切さを機会あるごとに訴えていく。植樹だけで、年に1回、それも記念植樹でしょう。お話聞いたら、結婚式あるいは出産、そのときに植樹をしていただくのだ。それで本当に森林の大切さが理解してもらえるのかなというふうに私は思いますので、その点と先ほど申し上げた啓発の内容等についてお伺いします。それから、4点目なのですが、私が大変興味を持ったのが食にこだわるという言葉なのです。よく中身を聞いていきますと、山菜加工だとか山菜料理。食にこだわって山菜かという気が私はするので、山菜にこだわるならこだわるで、それはそれで私はいいと思います。ただ、現時点で山菜といったら本当にあるのかということです。我々は、小さな子供のころよくギョウジャニンニク食べて学校行って、よく笑われましたけれども、今は、もうギョウジャニンニクなんかないでしょう。食べたくたって口に入らないでしょう。タケノコだって昔はササやぶに入ればあったけれども、今は人が入らないようなところへ相当行かなかったらタケノコも手に入らないと思うのです。そういう面で、山菜にこだわるのならどうやってこだわるのか。「オガル」というああいう施設がありながら、ではあそこで山菜をつくろう、これを中頓の食として位置づけよう、そういう構想でもあるのなら私は山菜にこだわってもいいと思うのですけれども、そうではないみたいなので、循環型農業として位置づけられた家畜ふん尿処理施設があって、そこを利用して、「オガル」でという話は前々からされていました。では、何でそういう食のこだわり方にいかないのかなというのが私の疑問です。せっかくできた環境型の処理施設を利用して、当町は有機肥料によって野菜をつくっていくのだと、例えばです。それを「オガル」で栽培するのだ。あるいは、家畜ふん尿処理施設でできた有機肥料を町民みんなに利用してもらうのだ。少なくとも町民が自分たちの畑、家庭菜園でつくる野菜は、全部有機肥料でつくってもらうのだ。あるいは、「オガル」で育てたものを、先ほど教育行政執行方針にもありましたけれども、給食で安全な食材の選定にという言葉がありました。私は、「オガル」で少なくても夏期間だけでもやる有機肥料で栽培した野菜を給食に生かす。そうすれば、先ほどの教育行政執行方針のことにも貢献できる。ちょっと前後しますけれども、長期滞在型、登録されて、その中身を道のインターネットで見たのですけれども、もう74かな、登録されています。そこの中で中頓別というのは道内で一番北にあるのです、今登録されている中で。距離があるというハンディというのは、農業高校の生徒募集でも我々嫌というほど体験しました。これからこういう団塊の世代を的に、それぞれの町村がみんな駆使してくると思うのです。そこの中で中頓というのは、一番北にあるという点ではやっぱり距離的リスクをしょうなと。であるならば、先ほど申し上げたように食にこだわった有機肥料でというものを町の売りとして、そして滞在型の来る人たちにもそれを体験してもらう、あるいはつくってもらう。そのことで中頓の魅力というのが生まれて、その距離を超えて、では中頓に滞在してみようという、町を売る一つのシンボルにも私はなるのでないかと。その点については6番目の滞在型の質問等で総務課長が答えられましたけれども、その点についても総務課長あたりはどう考えておられるのか、これは両方にお聞きしたいというふうに思います。それから、そういう点では、何でそれぞれがリンクしないのだろうというふうに私は思うのです。行政というのは、要はまちづくりのコーディネーターだというふうに私は思います。それで、議員になって最初の道外視察のときに、大山町かな、行ったのですけれども、役場職員というのはまちづくりの演出家だと、舞台を構成する、つくっていく、劇をつくる演出家なのだと、まちづくりを楽しみなさいという話があったので、ちょっと思い出したのですけれども、それぞれの施設や政策をトータル的にリンクした形で進めていくべきでないかという点を思いますので、その点についてもお聞きしたいというふうに思います。最後、行政評価についてですけれども、当面50から100の事業について抽出してやっていく。今後は、施策評価が施行できないかどうか検討していくというお話なのですけれども、行政評価の必要性をどこまで考えておられるのかなというふうに思います。行政評価というのは、本来事務事業評価をすべてやった上で、そしてそれに対してコスト計算をして、その執行評価をして、それに政策評価というもの、全部加味しないと本当の意味での行政評価にはならないというふうに思います。そこまできちっと、中途半端な部分部分だけの事業評価をしても私は何の意味もないと思うのです。それは、一つの例えみたいにはなるのかもしれないけれども、中頓別町自体の行政評価ということを考えていくと、抽出してやっても余り意味がないというふうに私は思いますので、最終的には実のある行政評価へ持っていく意思があるのかないのか、まずその点についてお聞きしたいというふうに思います。
答弁 産業建設課参事 柴田弘(産業建設課参事は2006年3月まで)
再質問にお答えいたします。ちょっと数が多いものですから、答弁漏れ等があればご指摘いただきたいと思います。まず、1点目の農業支援システムの確立に向けてであります。確かに町政執行方針の中で中山間の支払制度の中で農業支援システムを確立していきたいということで出しております。この農業経営支援システムといいますのは、現在中山間地域等直接支払制度における集落協定の中の集落マスタープラン、これ基本方向ですけれども、そこにおいて本集落において担い手の高齢化による農家戸数の減少、農業所得の減少、施設の老朽化、労働力不足などさまざまな問題を解決するために、担い手の高齢化による農家戸数の減少を踏まえ、1戸当たりの経営規模の拡大を図り、施設の整備や機械化投資の実施、コスト低減、労働力不足の軽減を図り、農地の流動化対策、農業経営支援システムの確立をするという位置づけをしております。この中山間地域等直接支払制度は推進協議会で動いておりますので、町を含めた関係機関一体となった推進支援に向けて活動しているところであります。町としましても、この集落における5年間の活動の中で将来像を実現するために、この農業経営支援システムの確立に向けて努力してまいりたいと思います。今現在推進協議会の中で考えられている農業経営支援システムの一つといたしましては、簡易コントラクターの部分であります。簡易コントラクターというのは、農業関係の作業を外部に委託するということでありますけれども、外部委託作業としては肥料散布作業、それから堆肥処理作業、それから粗飼料収穫作業等、それら三つの部分でコントラクターの導入ができないか現在検討しております。これは、5年間の中で実施していただくことになりますけれども、確立に向けてそれぞれ関係機関一丸となって対策を講じてまいりたいと思っております。それから、2番目の循環型農業の推進のための具体的政策でありますけれども、もちろん柳澤議員さんが言われるように集合型の堆肥処理施設ができ上がりましたので、当然それを核とした堆肥の有効利用を図っていくということはもちろんであります。後段の方でもおっしゃっておりましたが、そこから出る堆肥については町民の方々や公共施設等での利用の促進を図ってまいるよう努めてまいりますし、それから施設の運営については利用組合で行っていただいておりますので、利用組合といろいろ協議しながら推進策について取り進めていきたいということであります。それから、3番目の森林の大切さの啓発でありますけれども、特に子供たちへの啓発活動は、一番大きなウエートを占めるのが緑の羽根の募金活動であります。各小中学校、高校生が自主的に協力をしていただいているのですけれども、各自治会等を通じてやっておりますので、そういう部分で緑の羽根の共同募金を通じて木の大切さを十分その中で子供たちは理解されるとともに、記念植樹につきましては小学校6年生の子供たちが卒業記念のために、町の木でありますアカエゾマツですけれども、植樹もやられております。そういった活動を通じて子供たちへの啓発活動に努めてまいりたいと思います。それからまた、町全体に対しては、不十分ではありますけれども、広報紙等を通じて木の大切さ、森の大切さ等も含めて今後とも啓発をしてまいりますし、また平成19年度に全国植樹祭がございます。それに向けた全町的な記念植樹等も今後計画しながら啓発に努めてまいりたいと思います。それから、4点目の食にこだわる情報の提供でありますけれども、先ほども言いましたようにいろいろな部分で中頓別町にある食にこだわる部分と言えば山菜等になってくるかなと思いますが、中頓は酪農の町でありますので、山菜にばかりこだわるのでなく酪農を通じた部分からとか、それから堆肥施設を利用した形で「オガル」等で生産される野菜等も道の駅等にも置きまして販売しておりますけれども、そういったのを通じながら食にこだわる取り組みを続けてまいりたいと思います。情報の発信の部分につきましては、現在町ではインターネットでの情報と情報誌による情報発信を行っております。インターネット上での情報はかなりのボリュームを占めておりますけれども、町のホームページの観光情報や、それから管内的にいいますと宗谷支庁のホームページの中、それから開発局が中心になってやっておりますさいほくネット、それから道庁のホームページ等でも北海道の観光の中でそれぞれ情報の発信をしております。情報誌につきましては、丸ごと自然体験の観光パンフレット等を作成し、その活用。管内的には宗谷観光連盟や南宗谷観光推進連絡協議会の観光情報誌、それから北海動的には北海道のオートキャンプ協会やオートリゾートネットワーク、道の駅等に情報を出しながら町内の観光情報の発信、また体験観光の発信をしてきているところでありますので、そういう面でのご理解をお願いしたいと思います。
答弁 総務課長 安積明(総務課長は2007年3月まで)
私からお答え申し上げますが、質問が多岐にわたっておりましたので、的確な答弁になるかどうかわかりませんが、漏れがあったらご指摘ください。団塊の世代をターゲットにした移住を中頓別町に呼び込むという、そういう事業を行いたいということでありますが、ご指摘のとおり地理的ハンディを背負っているのは間違いございません。ただ、その中で何を売りにするのか、あるいはポイントにするのかということだと思いますけれども、必ずしも食だとかそういうことで決めているわけではありません。私が今一番考えているのは、来てもらって地域がどう魅力的に映るか、あるいはどう感じてもらえるかということだと思います。それは、つくりものという意味ではなくて、中頓別町の本当の姿をどう見せるかということでもあるかと思いますし、そのために行政ばかりでなくて地域と一丸となって、地域を挙げてといいますか、そういう意味で地域の支援組織をつくったり、地域の方々と一緒になってそのことを進めるということが大切なポイントなのかなというふうに思います。それから、これらの事業を進めるに当たって、当然行政としては総務課だけで進めるということにはなりません。さまざまな関係あるセクションとしっかり連携しながら、連絡し合いながら、共同しながら進めていくということも重要なポイントかなというふうに思っております。それから、行政評価に関してでありますが、議員おっしゃるとおりだと思います。ただ、現実は難しいところもないわけではありません。現状では、中長期の行財政策定委員会の中でもいろいろ議論がなされておりましたけれども、できるところから、そのことによって過重な負荷がかからないような中でやっていったらどうかという意見が結構あります。したがって、将来像は将来像でしっかり持ちつつも、やはり今手をかけることが必要だという考え方でありますので、ぜひそういう意味で新年度から事務事業などについての評価を手がけていきたいというふうに思っております。以上です。
質問 4番 柳澤雅宏
それでは、まずふん尿処理施設についてもう一度お聞きしたいと思いますが、17年度からスタートいたしまして、清水建設の試験操業等の残のふん尿等の問題もあったりして、利用組合の面々も大変苦労されて1年間試行錯誤してやってこられたようですが、お話によりますと現時点で650万相当の赤を抱えているということであります。ただいま11名で運営されておりますが、離農される農家もありまして、18年度は10名ということで、この負担が余りにも大きいことによってそこに参画することができなくなる農家もひょっとすると今後出てくる可能性もあり得る。減れば減るほど、やはり運営というのは大変厳しくなると思うので、当面今650というマイナスを抱えているわけで、町としてこれらについて具体的に支援されるお気持ちがないのかどうか、まず1点お伺いしたい。それから、食の問題については、先ほどしっかりした答弁はいただけなかったのですけれども、私としては先ほど申し上げたようにふん尿処理センター、それから「オガル」、そういうものを絡めてリンクさせながら、本当に食にこだわるという姿勢を示していただきたい。山菜もいいです。ただ、あれもいい、これもいい、野菜も手をかける。それでは本当に食にこだわったことにはならないだろう。食にこだわる、そのポイントというものを明確にしていただきたいというふうに私は思いますので、その点についてもう一度ご答弁いただきたい。あと、行政評価についてですが、できるところからということで、まずは手をかけることが大事だということは私もそのとおりだと思います。そういう点で言えば、18年度に手をかけるということは大いに評価されるものだというふうに思います。いきなりベストな行政評価をつくれと言っても無理でしょうし、我々もその点はそこまで急には望まないというか、それはいたし方ないのかなというふうに思います。ですが、これから先に向けて、総務省の通知の中で自主性、自立性の高い財政運営の確保という中で、バランスシートや行政コスト計算書も含め、積極的な公表を行うことというふうに通知されております。この通知に基づけば、当然バランスシートあるいは行政コスト計算というのをやっていかなければならないというふうに思います。バランスシートそのものも行政の流れというものをつかむには必ず必要になるのかなというふうに思います。町長が2期8年やってきましたけれども、果たしてその流れというものはどうだったのだろう。あるいは、町民1人に対する負債というものがどれぐらいあるのだろう。今後町としてどういうふうな流れになっていくのだろう。借金は本当に返していけるのだろうかと。そういうところを評価する上でもバランスシートというものはやっぱりなければならないし、総務省もそう通知しているので、これらを今後作成されて公表されていくおつもりがあるのか。私はしなければならないというふうに思うのですけれども、その点についてお伺いしたい。それから、定住促進においては、先ほども地域のかかわり方、魅力ある地域という点で話はされましたが、もう少し具体的に、都市部から地方へ来るという流れになりますので、団塊の世代で一線を終えて、多少なりとも潤いのある生活を望んで地方へ来るのだろうと、来られる方がいればそういう流れになるのだろうと。潤いを持っていただくためにも、土地を無償で提供して、少なくとも自分が食する野菜をつくれるだけの家庭菜園を楽しめるぐらいの用地も用意して、無償で土地を提供します、そのかわり町民になってくださいというくらいのものがあってもいいのではないかなというふうに私は思いますので、その点について検討していただきたいと思いますが、以上の点について質問いたします。
答弁 町長 野邑智雄(町長は2015年3月まで)
再々質問にお答えをいたします。まず、1点目のふん尿処理施設、循環農業支援センターのことだと思いますけれども、17年度の運営の状況については3月の6日に会長さん、副会長さん等が私の方に見えられて、要望してまいりました。私は、基本的に農業の振興または環境の問題等々をあわせた中で、ふん尿処理をする必要性というのは中頓別町としては非常に高いだろうと、こういうような判断をしております。そういう中で、個別に堆肥舎等を建てた人との比較をしながら、どういう部分で農業支援センターに支援をするのが住民の理解が得られるのかと、そういうことを総合的に判断をしていかなければならないだろうと、こういうようなことで今内部で最終的な調整をしている段階でありまして、その調整がまとまり次第、できるのであれば今議会中に議会とも相談をしてまいりたいと、こういうような考え方を持っております。相談をするということは支援を基本的に考えていると、こういうことでご理解をいただきたいと思います。また、2点目の食の問題でありますけれども、大変難しい問題でもあります。特にここ数年、中頓別町の中で無農薬の生産をしているところもありますし、また「オガル」でも基本的にはそういう考えで生産を今までしてきたと。また、「オガル」の関係については研究会も立ち上げていただいて、その中でもどういう方向で食材を生産していくのかと、こういうこともこれから検討されるだろうと。総合的に考えて、この地域の地産地消を基本にするとしたら、まずは無農薬の野菜を生産していくと、それを基本的に町民の方、または観光客の方々に食してもらうと、こういうことが基本になるのでなかろうかなと思います。そういうことで、今後いろんな関係機関とも協議をしながら、中頓別のイメージアップのために食にこだわってみるのもすばらしいことではないかなと思いますので、今後その部分で協議、研究をしてまいりたい、このように思います。また、行政評価でありますけれども、今の時代に必要な分野でありますから、ことしできるものから試行していくと。また、そういう中で町の負債または財産、そういうもの等の比較をするバランスシートについても必要な分野でありますから、できるだけ早く町民の皆さん方に公表できるように、私どもも勉強しながら進めてまいりたいと、このように思います。また、最後の定住の問題でありますけれども、先ほど総務課長が話したとおり、今現在考えているのは敏音知の教員住宅であります。私どももそうでありますけれども、どこの町村でもそうでありますけれども、ただ住宅を提供し、土地を提供すればいいというものではありません。少なくともそこを取り巻く地域の人たちが定住をした人たちにどのぐらいの支援、協力をしていくのか。まずこの組織を立ち上げて、了解をいただいた中で進めなければならないだろうと基本的に考えております。そういう意味では、敏音知の教員住宅、私は無償で使ってもらうのもいいだろうと思いますし、またその近くにある土地を無償で貸し与えることも当然いいだろうと思います。ただ、それだけでは済まないだろうと。やはりさっき申し上げたとおり地域の人たちの協力なくしてこの事業は推進できない、私はこういうぐあいに認識をしておりますので、まずその辺の地域の皆さん方のご協力をいただけるかどうかと、まずそこからスタートをしないとならないだろうと思います。そういう意味では、柳澤議員が指摘を、また提言をしているように土地も建物も無償でお貸しをして住んでもらうと、また長期に住まない人でも夏の期間だけでも来て住んでもらうと、こういうようなことも考えていく必要性があるのかなと、こういうことでご理解をいただければと思います。
質問 4番 柳澤雅宏
大変明快な答弁をいただきまして、大変納得いたしました。では、質問を終わります。