みんなの議会

中札内村議会 令和元年12月定例会 2019年12月13日

日本で最も美しい村連合に加盟した村の今後について

2019年12月13日、中札内村議会の一般質問で、北嶋信昭議員が「日本で最も美しい村連合に加盟した村の今後について」質問し、村長 森田匡彦、産業課長 尾野悟里、副村長 山崎恵司が答弁しました。

質問者
北嶋信昭 議員
答弁者
村長 森田匡彦、産業課長 尾野悟里、副村長 山崎恵司

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 5番 北嶋信昭

それでは、許しをいただきましたので、質問させていただきます。日本で最も美しい村連合に加盟した村の今後について。本村は2016年に日本で最も美しい村連合に加盟いたしました。北海道では、9町村が加盟し各町村でそれぞれの特長あるイメージ形成に努力していると思います。本村の特長である風景は何かと考えたとき、防風林が考えられます。防風林は、農村景観の中で象徴的な役割を持ち、良好な地域イメージ形成に貢献しています。日高山脈、ポロシリ岳を背景に四季により変る農地の畑作物、防風林こそが中札内だと思います。防風林は、植林、下草刈等、長い時間と資金が必要だと思いますが、この防風林を活用した景観づくりをどのように考えているか伺いたいと思います。

答弁 村長 森田匡彦(村長は2025年6月まで)

日本で最も美しい村連合に加盟した村として、防風林を活用した景観づくりについてお答えします。本村は、2016年10月に農業を中心とした生活の営みから育まれた農村自然景観と北の大地を彩るアート文化、花いっぱい運動などが評価を受け、日本で最も美しい村連合に加盟することができました。これを機に、本村の交流人口の拡大や経済の発展を期待し、全国各地で加盟する町村で開催される総会に、景観まちづくり委員や職員等が参加し、それぞれの取り組んでいる美しい村づくりの先進事例や情報交換を行うとともに、北海道連携会議の加盟町村等で、本連合の活動とは別に、独自に東京都で開催する北海道PR事業や本年10月からはじめた「クリーンデイ」の景観や環境に配慮するゴミ拾い活動を行っております。議員から質問のありました防風林を活用した景観づくりについてですが、2018年景観まちづくり委員が中心となって、本村の美しい景観を再確認する取り組みとして、「農業と景観防風林」をテーマに景観ツアーが実施されました。その中で、農業を営んでいる生産者から、耕地防風林と農業の関係についてお話を聞くことができ、十勝管内において、農業機械の大型化により農作業の効率化を図るために、耕地防風林が伐採され、減少している状況を聞きました。本村においても例外ではない状況であります。また、防風林には、耕地防風林と自治体が管理する防風保安林があり、双方とも風の力を弱め、風害から作物を保護する機能があることや、美しい農村景観を維持していく観点からも守る必要があると認識したところであります。本村では、耕地防風林について、「新元気な畑づくり事業」における耕地防風林の植栽事業に対して助成を行っており、今後も助成の継続を執り進めてまいりたいと考えております。最後になりますが、耕地防風林の植栽事業への助成継続および、防風保安林における枝打ちや除間伐の適切な管理をしっかりと行い、本村の美しい農村景観の形成に努めてまいります。

質問 5番 北嶋信昭

全体的に耕地防風林の答えがありましたけども、個人的に言いたいのは、今、村で管理している村有林をどうするかという話をしたかったわけですよね。今、過去にも言ったことがあるのですけども、今、からまつの60年前後のものが結構ありますよね。これが50年過ぎるともう大体中が空洞になって、それでどんどん倒れていくと。平成28年の台風のときにもかなり倒れましたし、今、過去にはあまりなかったのですけど、このごろ春の大風で、作物も傷めることがあったのですけども、そんなことで、からまつというのはかなり倒れて、景観的にはものすごくみにくくなっていると。こういうこともありますし、前に質問したシカの集まる場所というのも、大体、下草刈りをしないで枝を払わないでというところが、かなりシカの集まり場所になっていると。これをやることによっての一石二鳥になるのでないかと。今、この答弁書を見ますと、今までどおりやっていくということでしかないようにしか、自分としては受け取れないのですよね。そうではなくて、やっぱりこの中札内としては、景観をつくるためには、防風林を計画的にいろいろ、何を植えてどういうふうにするかという計画の中に、金もかかるしいろんなことがあるのですけど、そういうふうに前向きに考えていってほしいということを言いたかったわけですよ。今、栄地区には、しらかばの防風林がありますよね。あれは一時村で看板立てて、それは何か書いてあったですよね。今、個人的に言えば、共栄地区の35号のところの防風林の中に、春先桜がものすごく咲くわけですよ。こういうものが一つのメインとなって、その地区その地区の防風林のあり方を出しているわけですよ。今後もそういう形の中で、今、防風林の植栽については、何か12、3種類の何かそういうものがあるみたいですけども、計画的にそういうものをやっていったらどうですかという質問をしたつもりなのですけども、その辺の考えっていかがですか。

答弁 産業課長 尾野悟里(産業課長は2025年6月まで)

防風保安林の関係ですけれども、村としては、森林整備計画に基づきまして、基本的に保安林の管理というのをやってきています。北嶋議員がおっしゃるとおり、最近の保安林の課題として、かなり伐期を迎えている木が多くなっているというのは事実でございます。防風効果を高める、維持するために、保安林の場合、半分半分伐採して植栽しているという現状がありますけども、それぞれ今、保安林の樹齢も、先ほど言ったように、長くなってきているということから、かなり今後の見込みだと、例えば、半分今切ったとしても、残り半分はそのままということになりますので、樹齢が100年近くなるという場合、そういうことも想定されるということになっていますけども、なかなか今現状、ちょっと植栽とかが、伐採と植栽が正直追い付いていないというところはございます。その部分につきましては、森林整備計画、今の段階では、令和5年度まで、とりあえず現状の計画は立てておりますけども、次期計画の際には、その辺も十分踏まえながら、きちっと計画的な施業を行っていきたいというふうに考えております。また、植栽の方も、村の方でも、例えば、農作業に影響が出ないよう、畑際につきましては、現状もからまつからやちだも等の広葉樹の方へ変更したりする取り組みもしていますので、そういった部分、植える木についても、今後も十分研究しながら、植栽作業は進めていきたいというふうに思っています。

質問 5番 北嶋信昭

過去にも議会で防風林の見学もしたこともあるのですけども、今までは補助金等々少ないのだろうけども、そういう形の中で、少しずつ整備をしてきたという経過は分かっております。今後、この村長の掲げる美しい村連合の中の防風林の役割ということになったときに、今までどおりではだめですよということを言いたいわけですよ。やっぱり少し金をかけなくてはいけない、手間をかけなくてはいけない。そういうことに対して、やっぱりやっていかないと。今までどおりでやっていくと、雑草が生えたりいろんなことになってくるので。やっぱりその地区地区の中において、やっぱり整備をしていってほしいということを言いたいわけですね。それから、これからからまつというのは、需要がなくなって、間伐しても売りどころがなくなるので、からまつはどうなのかなと言いながらで考えたときに、今、中札内村、全道でそうですけども、芋の畑というのは、ものすごく喜ばれて見れるようになっております。そのためにも、その周りに防風林がしっかりして、それにポロシリ岳があって日高山脈があるという、そういううちの村で特徴のある村につくり上げてほしいということを言いたいわけなのですよ。大変金かかるのですけど、何かいろいろ調べてみますと、補助金もそういうのであるみたいですし、多分、何か理由でないけど美しい村連合の中の一つになれば、そういう補助金も見つかるのかなと思ったりもするのですけども、中札内、自己資金でやると大変ですけども、いろんなものを見つけながら、防風林の役割、しっかり村としても景観と、それから、農業に対しても、先ほども言いましたけども、過去には防風林なんていうのは、枝が落ちてきて、畑に根っこが入ってきて、こんな邪魔くさいものいらんというのが過去の中にかなりありました。でも今になって、この28年、この前後から、さっき言うように、台風とか春先の風の中において、防風林の役目がどんどん発揮しているような状態になっているのですよね。その中において、一石二鳥の中に、何とか村としても、計画的に金をかけて、手間をかけて、耕地防風林、個人の防風林はどんどんなくなってきているのです。村も補助金出したけど、その中になかったですよね、多分。ありましたか。いかがですか。村で補助金出して防風林をつくるという話、ありましたけど。今年何件かありましたか。

答弁 産業課長 尾野悟里(産業課長は2025年6月まで)

耕地防風林の助成に関しましては、平成29年度から新元気な畑づくり事業の方に盛り込んでおりまして、今年度については2件の申請がございます。なお、29年度については1件、30年度についても1件ということで、制度創設3年で、一応4件ということになってございます。

質問 5番 北嶋信昭

少しでもあるだけは本当によろしいのだと思うのですけども、なかなか今、ここに書いてありますけども、機械の大型化になって、そしてなかなか耕地防風林が大規模にする中においては、邪魔になる形の中で、どんどん切られてきているわけですよね。そんな中で、少しでもこうやって植林してくれればありがたいのですけども、いずれにしても、村として、今後、何とか今までどおりではなくて、やっぱり意識してうちの村の風景の中の耕地防風林の位置付けをしっかりするためには、しっかりといろんな計画の中に、木もいっぱいあると思うのですよ。今、しらかば、これまた雪に弱いのですよね。だけども、景観的にはものすごくいいのですけども、そんなことも含めながら、前に耕地防風林の説明を聞いたときに、いかに生育の早い木をどこで考えていますという、そういう検討もされているみたいですけども、そういうことも含めながら、生育問題、それから、景観の中に、どういうものがいいのか。針葉樹は段々なくなってきて、広葉樹になりますけども、何とかそういう形の中で、今後も進めていきたい、行ってもらいたいのですけども、今、全体の話の説明は聞きましたけども、今後について、そういう形の中で検討できるのかできないのか、伺いたいと思います。

答弁 副村長 山崎恵司(副村長は2025年6月まで)

ご質問に対して限定的にできますというふうにはなかなか答えられないところがございます。村が持っている防風保安林、当然、保安林の目的というのは、防風というのがまず第一義的に。それが十勝の風景と。特に中札内は、その風景が顕著で、全国的にもアピールできるものだということでございます。村としては、どちらにしましてもと言いますか、防風効果を残しながら樹種の選定をしていくと。ということは、育林も当然やっていくと。ただ、単独でこれを更新したりだとか育林をするというところまでには、さすがに面積からいっても、なかなかこれはやりきれないというふうに思います。ただ、地区を限定してという考え方ももしかしたらあるのかもしれませんが、それは景観上の地区なのか、その防風上の地区なのかということも出てきますし、今のところはできるだけ補助対象として計画的に取り組んでいく育林については、できる限りのスピードを持ってやるというスタンスは変えない方向で行きたいなというふうに思っています。あと、冬期間、それほど進むというわけではありませんが、防風保安林内の雑木処理については、これまでも冬期間の事業ということで、雪の中に入っていただいて、12月、その後、2月、冬場ではありますけれども、雑木等の整理も村民の皆さんに参加いただいて、伐採等を行ってきております。そんなことも併せながら、これまでどおり防風効果の高い保安林の整備に努めたいというふうに思っております。そのことが、景観を維持していくことに、当然つながるというふうに思っているところであります。

質問 5番 北嶋信昭

もうちょっと前向きな話になるかなと思ったらなかなか、金のかかることだし大変だと思うのですけど、本当に、今言いたいのは、うちの村の景観の中に、この防風林というのを大きな位置付けをしているので、今までどおりで行くのでなくて、やっぱり少し金もかかるかもしれないし手間もかかるかもしれないけど、意識して防風林を、やっぱりうちの村の景観の中に大きく役立つような形の中で進めていってもらいたいということを言いたかったわけですよね。その辺に対してはいかがですか。

答弁 村長 森田匡彦(村長は2025年6月まで)

そうですね、いろいろな面で防風保安林、防風林の管理を進めてほしい、積極的に美しい村という観点からも進めてほしいというようなお話でございました。私もそれについては同感であります。ただ、今我々としても、十分なニーズが把握しきれていない面もございます。そういった面では、いろいろなご意見いただきながら、コスト等の兼ね合いも考えながら、どんな取り組みが費用対効果的にもいいのか。そういったことをしっかり研究してまいりたいなというふうに考えております。

質問 5番 北嶋信昭

大体話すことは話したのですけども、村として、本当に防風林の景観づくりの中に大きな役目を果たす。そのことによって、農家も風とか台風に役に立っていると。こういうものはしっかり位置付けしながらやっぱりやっていかなければいけないのと、しつこいようですけども、計画的に、今の状況では何の意味もないのですよ。あるものをただ言っているだけだから。やっぱりこれを計画的に、下草刈りをしたりとか枝払いをしたりとか。それで、これをやることによって、シカの住処がなくなる。これも大きな効果になるのでないかと思います。そんなことで、村もいろんな景観、ここにも書いてありますけど、いろんなことに美しい村連合という形の中で打ち出しているのですけども、我々農業としては、やっぱりそういう防風林の活用、それから、畑に行って芋畑の裏に防風林がきれいに見える。こういうものが、我が村の景観づくりの中に大きく役に立つという形の中で、進めていっていただきたいと思います。そんなことで、今後、もう1回伺いますけど、もうちょっと力を入れてやることに関してはいかがなものでしょうか。

答弁 村長 森田匡彦(村長は2025年6月まで)

ちょっと繰り返しになりますけれども、景観上の観点であったり、いわゆる防風効果ということであったり、先ほど副村長も答弁いたしましたけれども、そういった面をしっかり向上させたいという気持ちは全く同じでありますので。どういった取り組みをしていくのかというのはこれから研究してまいりたいというふうに思ってございます。

出典:中札内村議会 令和元年12月定例会 2019年12月13日 議事録 PDF(19ページ) 間違いを知らせる