中札内村議会 令和5年12月定例会 2023年12月15日
「日本で最も美しい村」連合に加盟した村の防風林について
2023年12月15日、中札内村議会の一般質問で、北嶋信昭議員が質問し、村長 森田匡彦、副村長 山崎恵司、産業課長 尾野悟里が答弁しました。
- 質問者
- 北嶋信昭 議員
- 答弁者
- 村長 森田匡彦、副村長 山崎恵司、産業課長 尾野悟里
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 2番 北嶋信昭
それでは、許しをいただきましたので、一般質問をさせていただきます。「日本で最も美しい村」連合に加盟した村の防風林についてです。本村は、2016年に「日本で最も美しい村」連合に加盟しました。北海道では9町村が加盟し、各町村ではそれぞれ特長あるイメージ形成に努力していると思います。本村の特長である風景としては防風林が考えられます。防風林は農村景観の中で象徴的な役割を、良好な地域イメージに貢献しております。しかし、その防風林は長い年月の間に木の枝が伸び、その枝の下には雑草、雑木が生え、木の根までが農地に伸びております。中札内村の基幹産業は農業でありますが、防風林の影響により、防風林際の一部の農地では耕作ができなくなったり、大型機械が枝にぶつかったりするなどの影響が出ています。農村景観の象徴である防風林により、このような影響が出ておりますが、このような影響に対して、「日本で最も美しい村」連合に加盟した村としては、どのような対策を講じていく考えなのか伺います。また、中札内村では、村づくりを応援してくれる全国各地の人たちから多額のふるさと納税寄附金をいただいております。防風林の管理、整備を行うには、長い年月と多額の費用が必要だと思いますが、このふるさと納税を活用して、この美しい農村景観である防風林の枝処理、雑木処理や雑草処理をするなど、防風林の管理費用に充てることもできるのではないでしょうか。ふるさと納税をしていただいた人たちも喜ぶのではないでしょうか。村は、大切な農村景観、防風林を守るための資金として、ふるさと納税寄附金を活用する考えはあるのか伺いたいと思います。
答弁 村長 森田匡彦(村長は2025年6月まで)
本村の防風保安林は美しい農村風景の形成に寄与しており、「日本で最も美しい村」連合に加盟した際にもこの点が評価されたところであります。また、その名のとおり、開拓時代から農作物を風害から守る一助を担っており、森林法に基づき都道府県知事等から指定、保全される公益的資産でもあり、その管理については中札内村森林整備計画により進められております。北海道の造林事業補助金を活用した下刈り、間伐等の作業のほか、冬季労働者雇用対策事業等を活用した保安林内の下刈り、雑木処理等も行っているところであります。ご質問がありました営農活動に影響が出ている畑際の保安林対策についてですが、村では農業者からの連絡や職員の見回りによる目視点検により、その都度、十勝広域森林組合や高齢者就労センターに支障木伐採等の処理を依頼し、営農への支障を軽減する対応に努めております。また、一部の防風保安林では、知事指定を所管する十勝総合振興局とも協議を行いながら、防風効果を維持した上での伐採を行っております。畑際の植栽についても、樹種を変える工夫や、現場状況にもよりますが、伐採木より林帯内側に植栽をすることで、将来的に営農に支障がでないような取組みも進めております。その対応は現場ごとに異なりますが、今後も防風保安林に隣接する農業者と協議を行いながら、必要に応じて営農活動への影響を最小限に抑えるよう努力してまいります。併せて、風から大切な作物や土壌を守り、地温上昇により圃場の生産性向上が図られることなど、農業全体に多面的な効果を持つ防風保安林の意義を理解していただくような周知も進めてまいります。次に、防風保安林の管理、整備に関わる費用についてですが、法律に基づく公益的資産として計画的かつ恒久的に取組む事業の性質上、そのほかの生活基盤インフラの維持管理と同様に、安定的な財源を確保して取組むことが望ましいと考えます。ただ、北嶋議員のご指摘のとおり、防風保安林は、本村の美しい農村景観を維持する大切な要素でもあり、ふるさと納税寄附金を原資とした豊かな環境等創成基金を活用し、支援くださった寄附者の負託にこたえることも十分意義があると認識を新たにいたしました。国庫補助金等を活用し進めている造林事業とは別に、防風保安林の管理に係る雑木処理や支障木伐採処理などに対しては、ふるさと納税寄附金により取組むことを前向きに検討いたします。
再質問 2番 北嶋信昭
それでは、再質問させていただきます。村も前向きにしていることもわかるのですけども、なぜこの質問をしたかというと、9月の決算委員会にも言いましたけども、やはり過去には、防風林は風があまり吹かない時代には枝が落ちる、苦情があったのですけども、近年、春先の強風により、畑作が防風林によってかなり守られていることもわかってきておりますし、農村関係の人も、この防風林の価値というのはものすごくいいものだと評価しているところでありますけども、その防風林も、今、冬期労働者雇用対策事業というものの中で整備をしているというのですけども、果たしてどのぐらいしているのですかね、それは。今、中札内号線が300間、300間、540メートル四方の中にあるのですけども、その540メートルの防風林、ずっと村の中にあるのですけども、その整理を、冬期労働者雇用対策事業としてどのぐらいの人数で、どのぐらいの費用で、どのぐらいの面積ぐらいしているのか、ちょっと教えていただきたいと思います。
答弁 副村長 山崎恵司(副村長は2025年6月まで)
冬期雇用対策の実施事業に関して、私の方からご説明したいと思います。さすがに面積までは計測していないのでわからないのですけれども、今、人数的には14名の方が冬期雇用対策に参加していただいております。12月の1日から現地入っておりまして、約2週間、土日を除くのですけども、2週間ちょっとの日数をかけて、除伐ですとか雑木整理ですね。そういったことで保安林内入っていただいております。今入っているのが、令和5年度、47号、48号間東1線、3線間、東1線から東3線までの間、約1,100メートル。それと、43号の途中からですけど、43、44号の間ぐらい、そこから47号、48号間の間の東3線、4線間の保安林、東4線、東3線の間、それに並行に走っている保安林。そこも一部入っていると。この後、協和37号、39号先、国道の手前までの東3線、4線間、約1,100メートルぐらいでしょうか。その間、今、除伐等入っています。ただ、これまでもずっと保安林については、冬季間、それぞれの保安林回って状況見ながら行っております。ただ、北嶋議員もご存知のとおり、それをやったからといって、複数年ずっときれいな状態が保てるかというと、新たに伸びてくるものも当然ございますから、これも継続的にやっぱりちょっと続けていかないとならないかなというふうには思っています。これ景観上のこともそうですけど、言ってみればそういうふうに木が生えていることで、そこにごみを捨てようだとか、そういった環境問題のこともございます。あと、有害鳥獣のシカ等が生息するのをできるだけ中を見えるようにすることで、できるだけ避けたいという思いもございますので、複合的な理由からそういった処理をしているということでございます。
再質問 2番 北嶋信昭
今聞くところによると、かなり面積がやられているようですけども、なぜこの質問をするかといったら、なかなかそういうことに目につかないときもあるし、今言われてはっきりわかることもあるのですよ。自分の言いたいことは、やはり美しい村の防風林を美しく保つために、そういうものがかなり計画的な形の中でやっていただきたいと。そういうことを言いたいことと、せっかくいい防風林なのに、農地に来て、農地の方に被害が被っているということに対しても、やはりそれは考えてもらわなくてはいけないなということなのですよね。これ、防風林というのは長い年月があって、小さい時にはそこそこやっていったのだけども、段々段々木が大きくなると、昔は馬で小さいトラクターでやっていた時代は、段々段々農地に入ってきても防ぎきれなくなってきている部分もあるのですよ。そういうことで、今、全部とは言わないけど、耕地防風林によっては、農地との堺は場所によっては違うよという話も聞いておりますけども、やはりせっかく美しい村連合に加盟していろんな形の中でうちの村は美しい村連合に加盟していますよって言っている中において、村としてもうちょっと目立つような形の中のものを整理してほしいと思うのです。過去には、東4線の41号から42号の間ぐらいかな、あそこに白樺を植えて、あそこに景観何だかという看板を一時立てた時代があるのですよ。それはうちの村はまだ美しい村連合に加盟していない時の話なのです。その時代からうちの村はそういうことに力を入れてきているからね。やっぱり、今後は、せっかくあれしたんだし、今言うように、ふるさと納税、いろんなものあるから、そういうものを使っていただいて、調査もしていただき、整備をしていただきたいと。それで、過去に質問した中において、中札内村では今、シカの被害が、そういう防風林を整備することによって、有害鳥獣が住んだり通ったりするところがなくなるような形を早くつくってほしいと。前回質問したのですけど、うちの村でシカによる被害は2,000万円前後あります。その2,000万円というのは、農業に対してはマイナスになっている。これも全部詳しく調べると、もっともっとあるのだけども、一部被害あるところの大きいところだけは計算すると2,000万円ぐらいなのですよ。それをやはり、その被害があるということに対して、やっぱり村として、その被害分だけでも使ったらいかがなものですか。今聞いているわけですよね。だから、村として、本当に景観をつくりますよ。それから、雑木をなくしますよというような形を、今後もうちょっと見えるような形の中でやっていただきたいなというのが今回の質問なのですよ。そんなことで、もう我々も引退する齢になりましたけども、若い人たちがこれから。そうやって雑草が生えて農地のところにいるのはもう当たり前だって考えている人もいるわけですよ。過去には、村にそこを補償をすれという話をした人もいますけども、なにかなくなっちまったよという形なのですよ。やはり、村としてもうちょっと景観を良くするために、今、面積あれしたけども、14人で云々と言っておりますけども、面積的にはそんなものでない、たいしたことないと思うのですよ。計画的に、300間、540メートルですか、540メートルは今年これだけ、全部ここをきれいにしますよという順番を追ってやっていくような形というのはできないものでしょうか。
答弁 産業課長 尾野悟里(産業課長は2025年6月まで)
それでは、私の方から、前段の農業被害のところも含めて、保安林の農業被害のところも含めて、お答えをさせていただければなというふうに思っておりますけども、北嶋議員がおっしゃるとおり、畑際、保安林があることによって、例えば、枝払い、枝が畑に侵食しているですとか、雑木が畑側に入り込んでいるというご指摘もございましたけども、それに対しては、村としても、先ほど村長答弁したとおりで、都度の対応にはなりますけども、畑に影響を及ぼさないように、きちっとそこの部分については対応をしていきたいというふうには考えておりますし、今おっしゃいました保安林全体の雑木処理も含めた管理ですけども、村全体で、やはり一度にということには当然なりませんので、そこはある程度計画的に、失対事業も活用しながら、計画的に管理運営は行っていきたいというふうに思っておりますし、その財源につきましては、先ほど村長が答弁あったとおり、ふるさと納税を活用した原資を使いながら整備することも、今後考えていきたいというふうに考えております。
再質問 2番 北嶋信昭
そこまで答弁してもらうと、あと段々続かなくなる部分もあるのですけども、やはり、日高山脈を背景に、防風林、そして畑の作物の花が咲いた時。そういう時には中札内村で一番美しい時ではないかと、そういうふうにいつも思っております。その横に、防風林の横に雑草が生えていたり、雑木が生えたというのは、ちょっと美しい村としては寂しいところがあるのかなと。そういうふうに感じて、今質問しているわけですよね。今回、前向きなかなりの答弁をいただいて、これより何も言う必要はないと思うのですけども、ただ一つ気になることは、これから務めてまいります、努力します、進めてまいります、前向きに考えます。これは前の議会で、講演を受けた時に、こういう言葉は、もうこの場で終わりですよということですよという話も聞いたことありますし、前にいた役場の課長さんにもそういう話を聞いております。なんとか、こういう言葉でなくて、実施に向けていけるように、例えば、最小限にむかえるよう努力しますでなくて、実施してまいりますぐらいの言葉を入れていただいて、やはり前向きな言葉で進めていくというのが本来でないかと思うのですけども、その辺いかがなものでしょうか。
答弁 副村長 山崎恵司(副村長は2025年6月まで)
特にふるさと納税の寄附をいただいたその財源をもとに、計画的に進めるということは、実施してまいりたいというふうに思います。ただし、新年度予算、6年度予算というのは3月の定例会に議案として上程させていただいて、議会の皆さんのご承認をいただいた後、執行ということになりますから、財源をそういった事業に充てるというスタンスは基本的に持って、予算編成に、これから6年度の予算編成なのですが、予算編成をしてまいりたいというふうに考えます。
再質問 2番 北嶋信昭
これから予算編成に入るということですから、期待をしながら、本当に中札内に関しては、防風林がほかの町村よりは整っている部分もあります。しかし、やっぱり、これから日高山脈国立公園ができる中においての中札内を、ここにバックにした日高山脈というのは、ものすごく美しい村になります。そんなことで、これは意識してつくってほしいのですよ、防風林の整備だとか、いろんなものを。ちょっと横にそれるかもしれないけど、農道の草もいっぱい生えております。過去よりちょっと多めにしているのかなという部分もありますけども、やはり美しい村連合、美しい村連合と言っているのですから、村道の草刈りはしっかりしていただく。これも美しい村をつくる一つの原因でないかと思います。それから、過去に言ってみましたけども、村でやれないとしたら、農地・水、あの関係が各中札内村に、農村地区にあるはずです。そういうところに、村道を整備していただくための資金を出すとか、何とかそういうふうに、全部行政でやるというのはかなり難しい部分もありますから、農村地区にはそういう組織もあるはずなのです。そういうものを利用しながら、これは何回も言っていることですけども、本当に中札内村の道路には、村道には草が生えすぎていますので、その辺を美しい村には、ちょっと目障りなところがあります。そんなことで、言葉の中でなくて、自分まだ3年ちょっと任期ありますので、これ実施しなかったら、また質問しますけども、言葉だけでなくて、本当に中札内村は美しい村に対して、ものすごく積極的ですねというものの村づくりに、村政として務めていただきたいと思いますが、いかがなものでしょうか。
答弁 村長 森田匡彦(村長は2025年6月まで)
「日本で最も美しい村」連合に加盟している自治体として、その農村景観、美しい農村景観を形成している上での防風保安林の価値というのは、最初答弁させていただきましたとおり、我々としても十分認識しているところであります。そういった面では、そこをまだまだ可視化が足りないというようなご指摘もございました。先ほどご説明申し上げましたとおり、計画的に防風保安林は維持しておりますけれども、そういった取組みがまだまだ住民に周知されていないということもございます。あと、農地・水の関係の取組みも、実は農業者の方々、実は大変ご協力いただいて、農村景観、農村環境の維持にご協力いただいておりますので、そういったことを、我々としてはしっかり可視化して、住民の方にご理解いただくような努力はまだまだ足りないというふうに、今改めて認識したところでありますので、令和6年度、日高山脈が国立公園化指定という大変大きなマイルストーンになるような年になりますので、美しい村づくりに、これまで以上で全力的に取組んでまいりたいというふうに考えてございます。
再質問 2番 北嶋信昭
村長の答弁に対して、前向きでうれしいのですけど、ちょっと一つだけ、3日前ですか、38号、39号の間のうちの借地の横に、なぜか一生懸命、枝と雑木を切っておりました。急にああいうことをすることでなくて、調査してほしかったし、自分が言ったからああいうことをしてくれたのかなということに対しては、これは村民に対してものすごく申し訳ないこと言っているなって気もするのですけども。あの結果を見ますと、雑木は上の方から切っていって、また下から枝が出てくると。もう少し調査しながら、研究しながらやってほしいなということですけども、いかがなものでしょうか。
答弁 副村長 山崎恵司(副村長は2025年6月まで)
38号、39号間については、もともと冬期雇用対策で事業を入れることがもともと決まっているところで、それで入ったものだというふうに思います。
再質問 2番 北嶋信昭
わかりました。やってもらったことはうれしいし、計画的だということはいいのだけど、今この時期に言われると、北嶋がうるさいから先にやったのかなんて勘違いした部分はあるのですけども、もう一つそこに言いたいのですけども、雑木を切る時に、もっと下から切らないと、また枝が出てきて増えるのですよね。その辺もよく研究していただいてやっていただきたいなという部分でありますので、これ以上何も言うことないのですけど、このように立派な文章いただいたので、ぜひ、前向きに美しい村をつくっていっていただきたい。これは行政あげてやらないと、村民も参加できないし。それから、村民にもっと美しい村連合に加盟したということに対しての理解を得るような活動もしていただきたいなと、そういうふうに思います。村の答弁は違うこと出るかなと思ったのですけど、意外と前向きに出ましたので。何とか、ここに書いてある文章の中で、前向きに進んでいっていただきたいと思います。よろしくお願いします。