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むかわ町議会 令和5年第3回定例会 2023年9月14日

第9期介護保険制度について

2023年9月14日、むかわ町議会の一般質問で、大松紀美子議員が「第9期介護保険制度について」質問し、町長 竹中喜之、保健介護課長 菅原光博、保健介護課参事 今井喜代子が答弁しました。

質問者
大松紀美子 議員
答弁者
町長 竹中喜之、保健介護課長 菅原光博、保健介護課参事 今井喜代子

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 8番 大松紀美子

次に移ります。第9期介護保険制度について伺います。令和4年度決算書によりますと、4年度末の介護保険給付費準備基金の現在高は1億2,074万4,532円となっています。必要以上の基金を保有することは、保険給付のために被保険者からお預かりした保険料の使途目的としては適切ではないと考えています。1つ目に、介護保険給付費準備基金を第9期保険料引下げに活用し、被保険者の負担軽減を図る考えはないか伺います。2つ目に、地域ケア推進会議で出された課題と対策について伺います。それから、3つ目に、第8期の中で、グループホームの増床が課題となっていました。実現できなかった原因と第9期に向けて増床の考えはあるのか、見解を伺います。

答弁 町長 竹中喜之

1点目の、介護保険給付費準備基金の活用につきましてですが、これまでも介護保険料の算定につきましては、保険料額の上昇を抑制するため、準備基金の一部取崩しを見込み、額を設定した経過がございます。現在、第9期計画策定に向けて推計を実施している段階です。第9期におきましても、これまで同様、被保険者の皆さんの安定した保険給付の提供、さらには介護保険事業の健全な運営、このための保険料の適正な設定に努めてまいりますので、御理解を願いたいと思います。次に、地域ケア推進会議で出されました課題についてですが、会議の中では、通所系サービスの不足、移動手段の確保、介護人材の不足などが上がっておりました。これらの課題につきましては、関係する事業者と検討会議というのを開催、課題の解決に向けた意見交換等々を随時実施することとしているところでございます。認知症グループホームの増床についてでございますが、これにつきましては、第8期の計画策定時は、要介護1から2の軽度者が入所する施設の不足が課題として上げられておりました。その対策の一つとして、認知症グループホームの増床について検討がされてきたところでございますが、しかしながら、8期計画を進める中で、申込者はいるものの入居につながらないケースが多いという事態が明らかになりました。今後の計画におきましては、必要な施設の種類と床数について、継続的に協議を進めることとし、その他の課題も含め取組を進めてまいりますので、御理解を願いたいかと思います。

質問 8番 大松紀美子

1番目の準備基金のことなんですが、給付費に備えると。そういうことは質問のたびにお伺いしております。令和2年度末は1億526万円、3年度は1億1,459万円、そして4年度末は1億2,000万、年々増え続けていますよね。そして、厚生労働省の介護保険計画課によりますと、この介護給付費準備基金の適正な水準というのは、保険者が決めると、こうなっているんです。保険者が決めるということは町が決めるんですけれども、これはどういう考えでいるんですか。

答弁 保健介護課長 菅原光博(保健介護課長は2024年3月まで)

介護保険の給付費準備基金につきましては、給付費の急な増加に備えまして、不足が生じた場合には取崩しして活用しまして、事業の安定的運営を目的としてございます。これまでも、保険料の設定につきましては、給付費の中にこの基金の部分も取崩しという形で組み込みまして、給付費の計画としまして設定をしてきたところでございます。しかしながら、結果として実績が計画を下回ったためにこのような形で余剰金が積み上がってございますが、今後におきましても、次期計画、給付計画につきましても、この準備基金を組み込んだ形で保険料の上昇抑制に努めてまいりますので、御理解ください。

質問 8番 大松紀美子

3年に一遍改正される、改正というか期が変わるたびに、私、同じことをお聞きしています。8期のときにも4,600円据え置いたんですけれども、この基金の状況を見ましたら引き下げてもよかったのではないかというふうにも思っています。ですから、第9期に向けても、町としては引き下げるという方向性は持っているのですか。

答弁 保健介護課長 菅原光博(保健介護課長は2024年3月まで)

まずは、8期計画の給付の状況をお知らせしたいと思いますが、令和3年度につきましては、計画額よりも1,590万下回ってございます。また、令和4年度につきましては、逆に2,240万計画よりも上回っているような現状でございます。さらに、令和5年度につきましては、現在、5か月間の実績で計画を1,700万上回っているような状況になります。このままいきますと令和5年度で約7,000万以上の計画を上回る実績になる見込みとなってございます。このあたりも考えながら、今後の9期計画というものの中で保険料の設定をしてまいりたいと考えてございますので、御理解ください。

質問 8番 大松紀美子

ぜひ被保険者の負担軽減を図れるような取組をお願いしたいと思います。それから、地域ケア推進会議で出された課題と対策ということで、通所系サービスが少ない、むかわ町はほかの町と比べてサービスの種類が非常に少ないんですね。そのことは、地域ケア会議の中でも出されて、その資料を見させていただきましたけれども、出されているところです。その中で、人材不足ということがありました。これはもう前からそういう状況は続いていて、結局、今のグループホームの議論の中でも出ますが、結局、例えば慶寿苑に80床あるのに50人しか入っていないとか、それから愛誠園も、今、44人しか入っていないと。これは希望者がいないのではなくて、これまでの議論だと介護の職員、介護従事者がいないということで、こういう状況になっているんだという説明もありますけれども、介護労働者の不足というところでは、保険者としてこの介護人材を確保するためにどのようなことを取り組んできたのか、まず、最初に伺います。

答弁 保健介護課参事 今井喜代子

人材確保の取組につきましては、今も、過去からもずっと大きな課題として、こちらも捉えているところです。その中で、今までも修学資金の補助であったりとか、あとキャリアアップ新事業によって事業者への協力であったりとか、あとは人材バンクであったりとかという形で、様々な確保の対策のほうは考えてきているところですけれども、なかなか増えるというところまで結びついていないというのが現状にあるところです。ただ、今後につきましても、またいろいろな形で実施はしていかなければいけないかなというふうに考えてはいるところです。

質問 8番 大松紀美子

人材確保のために、町として様々な事業、令和5年の予算でいえば320万ぐらいつけてやっていますけれども、増えていないと。これでは駄目だということになりますよね。じゃ、保険者として、この人材確保のためにもっと違う手段を考えるとかということを考えていかないと、ずっとこのままなりますよね。結局、入れないために町外に結局サービスを求めて行っている方が46人ぐらいいると、私は押さえているんですけれども、人口増につなげたいと言って、一生懸命町はやっているのに、結局、この介護の部分で人口流出ということになったら、やっていることが本当に何ていうんだろう、実を結ばないことになりますよね。保険者として、この人材確保、この今のやり方では駄目だということが分かっているんですから、何とかもっと別な方法を考えるべきだというふうに私は思うんです。例えば、もうここ何年も介護従事者に対して家賃補助をしたらどうかとか、いろんなことを提案してきましたよね。例えば厚生病院は、鵡川の厚生病院、寮も建ててやっぱりそこに入居する方々は、安い費用で入居できていますよね。やっぱりこらから介護の取組も本当に医療と同じでともかくこれ切り離して考えられないことですから、その辺も含めてそういう対策、別の対策を保険者として取り組んでいくという、こういう強い姿勢が必要だと思っているんです。それから、もう一つ、それは答弁ください。それから、さっきグループホームで入居につながらないケースが明らかになったとおっしゃったんですけれども、これはどうして入居につながらないんでしょうか。

答弁 保健介護課参事 今井喜代子

私のほうからは、入居につながらなかったという部分について、ちょっとまず、お答えさせていただきたいと思います。それで、現状といたしまして、グループホームのほうの待機の方とか、あと、それから、特別養護老人ホームの待機の方というところが、少し減ってきているような状況はあります。それで、特別養護老人ホームのほうにつきましても、愛誠園のほうにつきましては、今は60人弱ぐらいは入れているということで、少し入所人数のほうを増やして対応をしてきているところでございます。それで、まず、グループホームのほうが、入居の申込みはしているけれどもつながらなかったという理由といたしまして、申込みは何かあったときに安心のためにまず申込みをしておきたいという方もいらっしゃいまして、ほかの施設に入居している方が半分以上、申込みをされているというところで、お声がけをした際にも、まだ入らなくてもいいかなというような形でお断りされたという部分と、あとは在宅にいらっしゃる方につきましても、まだ在宅で生活をしていきたいという御希望があって入居にはつながらなかったという形で聞いておりますので、なかなかその部分のニーズの把握というところは、難しい部分があるかなというふうに考えているところです。以上です。

答弁 町長 竹中喜之

この介護人材の養成、確保、これはもう全国的な課題で、保険者として自治体としてどうするんだというところ、これは大きなとりわけ今後に向けても喫緊な課題と捉えているところでございます。そして、これについては、議員も新たな取組の一助になるんではないかなというところで、押さえておられるかと思うんですけれども、昨年、栗山のほうの介護福祉学校というんでしょうか、こういったところと介護人材の確保に関する包括連携協定というのをしっかりと結んで、昨年、結んだばかりでございますけれども、それを結びっぱなしにしないで、しっかりと開いていくんだと、その循環をしていくんだという、また、こういったところも含めながら、角度を広げた中の町としての人材確保、そして養成、循環、こういったところを狙っていければなと思っておりますので、一助として捉えていただければと思います。

質問 8番 大松紀美子

この介護の介護従事者の不足というのは、むかわ町だけが困っているわけじゃなくて、全国的なんです。ただ、だけれども、やっぱり町として、毎年、毎年、同じことを議論しているというのは、どうかと思うんです。ですから、例えば、デイサービスにもっと行きたいけれども、通所デイサービスいっぱいだから本当は2回行きたいけれども1回にするとか、3回行きたいけれども2回にするとか、実際出ていますよね。そういうことが。だから、今、グループホームは穂別、鵡川一括ずつです、18人です、2ユニット。これやっぱり増やしていく。何でその計画3年もたっているのにこれを増やすというふうに踏み出さないのか不思議です、それはどうしてなのか。それから、通所サービスも地域密着型、それから、前も言いましたけれども、小規模多機能施設などの設置なんかも本当に必要だと思うんですけれども、それがどうして考えが及ばないのかなと。いつまでも仕方がないんですみたいなことで続けていくのかというのが、もう不思議でしようがないです。ほかの町見ても、やっていますよね、いろんな事業。本当にむかわ町の施設の整備って本当少ないんです。この辺、種類を増やしていくというふうなことができないものでしょうか。その辺検討はしているということはないんですか。

答弁 保健介護課長 菅原光博(保健介護課長は2024年3月まで)

グループホームの件についてでございますが、先ほども申しましたとおり、利用者のニーズというところで、再度、このグループホームも含めまして、そういった別の施設も含めた形で、今後、事業者の意見も聞きながら検討してまいりたいと思っておりますので、御理解いただきたいと思います。

質問 8番 大松紀美子

8月3日に地域ケア推進会議開いていますよね。実は、これちょっと相談ありまして、いただいています。地域ケア推進会議の検討で毎度出ていますよね。でもずっと変わんないです、町の姿勢として。何で着手しないんだろうと。本気でやっぱりグループホーム増やしていくとか、通所介護を増やしていくとか、何か取組しなかったら、頂いた保険料、もちろん保険料だけで介護保険事業をやっているわけじゃありませんから、こういうふうに基金が増えていくと。でも増えていくということは、保険料払っていただいた方に十分なサービスを提供していなということだって言えるわけですから。やっぱり何かアクション起こしていかなかったら、何、また町は増やしてくれないのという不安しか残らないというふうに私は思うんです。その辺は、原課としても町としてもどのように考えていますか。

答弁 保健介護課長 菅原光博(保健介護課長は2024年3月まで)

これまで、地域ケア推進会議等でそういった検討されてきてございますが、今後は、さらにコンパクト化を図って、関係する事業所を集めた形でそういった具体的な対策について話合いを行う場を、今後予定してございます。例えば、法人でしたら法人だけをちょっと来ていただいて、施設の在り方ですとか、そういったところを協議する、そういった地域ケア推進会議よりももうちょっと小さな集まりの中で、そういったことを検討してまいりたいというふうに考えてございます。また、事業所を例えば小規模多機能等増やすに当たっても、そういった実施できる事業者、先ほどもありましたとおり、人材不足ということもございますので、そういったところも事業所に聞きながら進めていかないと、なかなかそういった運営の部分、例えば収支の部分ですとか、そういったところもございますので、そういった今後のむかわ町のあるべき、そういった介護サービスの部分を、さらに細かく事業者の皆さんと協議してまいりたいと思いますので、御理解いただきたいと思います。

質問 8番 大松紀美子

このお話は、8期が始まる前にもやっております。何も変わっていません。9期の、9期を前にしても変わっていません。この状況、各町経済団体もありますけれども、皆さん努力していますよね、人を集めるためとか、事業所がどうとか、皆さんやっぱり様々な苦労をされながらやっています。介護保険は町が保険者になりますから、経済団体じゃありませんけれども、やっぱり同じような思いで町民の暮らしの向上、介護制度を利用する人たちのニーズに応えるような取組を、ぜひやっていただきたいというふうに申し上げたいと思います。

出典:むかわ町議会 令和5年第3回定例会 2023年9月14日 議事録 PDF(29ページ) 間違いを知らせる