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むかわ町議会 令和5年第3回定例会 2023年9月14日

漁業支援とししゃもふ化場事業について

2023年9月14日、むかわ町議会の一般質問で、東千吉議員が「漁業支援とししゃもふ化場事業について」質問し、町長 竹中喜之が答弁しました。

質問者
東千吉 議員
答弁者
町長 竹中喜之

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 5番 東千吉

議席番号5番、東 千吉です。令和5年第3回定例会で通告に基づきながら質問をさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いをいたします。まず、漁業支援とししゃもふ化場事業についてでございます。著しい海水温の上昇のため、これまでと全く違う今まで以上に苦しい漁業に直面している漁師、また、その漁師支援は、発想の転換までも迫られるくらいの状況にあるのではないかと思います。さらに、鵡川漁業協同組合においては、役員の任期を1年半超えても、いまだ新役員が決まっていないと聞いております。これは、従来どおりの組合運営と漁業の振興を進める組合員、それから状況の変化を感じ新たな組合運営と新たな漁業振興を求める組合員がおり、大きく二極化されているのが原因なのだと思われます。このような組合の方針がなかなか決まらない中での支援の方法は非常に難しいのではないかと思いますが、支援としてどう検討しているのか伺います。2点目でございます。ししゃものふ化事業について、昨年度から操業開始したこの事業、総工費約8億円もの巨費を投じたが、昨年は稼働率10%程度、本年においても、海水温の上昇による、さらなるししゃもの遡上条件の悪化が著しく、親魚の確保が昨年以上に困難な状況が予想されております。そんな中でのふ化場事業の機運となる親魚の確保についてどう考えているのか、伺います。

答弁 町長 竹中喜之

漁業支援とししゃもふ化場についての質問でございます。それぞれの、今回の質問項目につきましては、この間も所管事務調査、こういったところで随時審査されてきている事項と受け止めているところでございます。改めてでございますが、1点目の漁業支援の御質問でございます。漁業の経営を取り巻く環境、これは先ほど東議員がお話があったように、大変国をまたいでの気候変動というんでしょうか、そういったところも含めての取り巻くものの環境が厳しい、そして漁業者への直接な支援につきましても、これまでも、これも国をまたいでのコロナ禍、そして記録的な物価・燃油高騰等の状況に応じながら、町としても可能な限りの支援策を講じてきているところでもございます。現在も漁船の燃油支援というのを行っているところでもございます。また、さらなる支援の必要性につきましては、こういった現実をしっかりと直視しながら、そして、将来というのをしっかりと見定めながら、引き続き取り巻く状況、そして今後の動向、これらを注視した中での判断すべき事項と考えているところでもございます。2つ目のししゃもふ化場の親魚捕獲に関する質問でございます。昨年につきましては、3年連続の歴史的な不漁となっております。親魚の捕獲についても、計画よりも少なくなっております。今年のししゃも資源に関わる取組につきましては、今日も下の階で、北海道を含めた拡大合同役員会というのが開催されているところでもございます。えりも以西から苫小牧までの漁協で広域的に漁期前調査というのを実施して、資源管理に関わる今後の方向性というのを早期にまとめるべく検討を進めております。その結果というのを踏まえた上で、可能な限りの親魚を捕獲すべく取り組んでおりますので、御理解をお願いしたいかと思います。質問項目、質問要旨に沿った中での答弁に代えさせていただきます。

質問 5番 東千吉

まず、1番目の部分、今、町長が答弁していただきました行政支援でございますけれども、全国的な、あるいは世界的な海水温関係で非常に状況が変化しているという中でございますけれども、そういった中でも、やっぱり我が町は、第1次産業を農業、漁業、林業を基幹産業とする町でございますので、この根幹となる部分については、しっかりと前へ進めていかなければならないというふうに思っております。そうした中で、今までのいわゆる組合の運営、あるいは漁業振興の部分を唱えている漁師の皆さん、あるいはまた、そうではなくてこういう状況をつぶさに感じ取って、こういう形にしていかなければ漁師はやっていけないぞと思うような組合員さんもいるということでございます。こういう協同組合、私も協同組合の役員を長らくやっておりましたけれども、こういう協同組合の不祥事等については、行政指導ができるというふうに法律で決まっていたはずでございます。そういった中で、いわゆる役員が任期の半分以上も決まっていない状況があるという部分では、何らかの形で行政指導をしていく必要性があるのではないかというふうに思いますが、その点はどうでしょうかというのが1点です。それから、先ほど町長おっしゃっておりましたししゃもの関係ですけれども、この拡大委員会、今日は14時30分からというふうにお伺いしたが、下で、これから始まる内容だというふうに思っております。その部分については、非常にししゃもの今年度の部分についての貴重な会議になるんだろうというふうに思っておりますので、私も至極注視をしているところでございます。以前、小坂議員おっしゃっていました、今年、令和5年休漁にするぐらいじゃないと資源の保全等ができないのではないかというふうなぐらい、ししゃもが非常に激減しているということでございますし、9月5日の、去年は8月末でございましたけれども、今年は9月5日にししゃもの資源調査をしておるようでございます。10メートル間隔で6区、60メートルまで捕獲をみましたけれども、去年何匹でしたっけ、18匹でしたでしょうか、今年は1匹だそうです。ということは、非常に去年よりも状況が悪い中で、いわゆるししゃものふ化場の事業をしなきゃいけないという内容のようでございます。そうした中で、当然親魚がなければふ化事業ができないという状況でございますから、そういう部分は担当者、資源調査等も既に御承知と思いますので、その辺、どういうふうに考えてこれからのいわゆるししゃものふ化事業をやっていくのか、その辺をお伺いしたいと思います。

答弁 町長 竹中喜之

質問要旨からして、漁業の役員体制のところまでの範囲というのは、答弁する……

答弁 町長 竹中喜之

答えられる範囲ということでございますので、漁業協同組合の役員体制、東議員がお話があったように、新体制が任期を迎えた中で決定していない状況というんでしょうか、新体制が。これについては、早期の解決というのも町として望むところでもございます。町は指導機関ではございません。ここは誤解しないでいただきたい。しかし、現状の事業活動について、職務執行体制の中で適切に行われているものと認識しております。これはなぜか、漁港の指導事業運営について、漁協の指導機関であります北海道においての実施した検査というんでしょうか、その中においても現段階、適正なものであるというふうな結果が出されており、繰り返しになりますけれども、町としてこれまでの支援は妥当なものと、今、捉えているところでございます。このぐらいでやめておいたほうがいいんじゃないですか。それと、経済活動についての新たな支援の関係でございますけれども、町としてもこれまでも実施しているとおり、今後についてもしっかりと漁業協同組合と向き合いながら、あくまでも主体というのは、これは生産者だとか、そして経済団体が主体となった取組というのが、これはどこの経済団体も、あるいは生産者も経済としては前提になるんではないかなと思っております。これまでの漁協の方針、現在の方針に基づきながら、町としても課題というのをしっかりと理解、共有、確認しながら、これから向き合い積極的な支援をこれからも行っていきたいと考えております。繰り返しますけれども、前提として、漁協、そして組合員等の主体的な考え、ここを基本とすべきと考えております。〔「ししゃもの答弁もやっていない」と言う人あり〕

答弁 町長 竹中喜之

ししゃも資源の維持、そして回復の問題でございますが、ここは町と漁協、こういったところがこれまで以上に連携、連絡、先ほど行政報告の中でも申し上げましたけれども、今後、新たな展開方策として、これまでの蓄積されている試験研究データ、それに新たな技術で、今後、資源回復にもできないのかといったところも含めながら、9月の後半、25日、9月25日に、冒頭申し上げましたように資源回復等に向けた新たな調査研究会議というのを設置する予定でございます。地元として、試験研究機関の協力を得てのさらなる調査研究、同時に、国だとか、あるいは北海道、こういったところの取組、むかわししゃもプラス太平洋希少固有のししゃもと、こういったところも含めて広域的な回遊魚の課題というふうな取扱い、この辺も含めながら国だとか北海道に我々も働きかけて、町の役割はそういったところにもウエイトがあるんではないかなと思っております。今後に向けましても、政策課題として、町としての政策提言の場において、しっかりと意見反映に努めていきたいと考えております。

質問 5番 東千吉

先ほどの町長の答弁のとおりだと私も思っております。もう一つ、ちょっと深入りするわけではないんですけれども、しゃべっておかなきゃいけないかなというふうに思いますけれども、漁協関係については、何とか小さい段階でまとまって、そして前へ進むような形を本当は私も期待をしておりましたし、求めておりました。しかしながら、ひょっとしたら不穏な動きがあって、もっと大きな形になりはしないか、そういうことが心配でございました。実際、私もこの関係については、道議会議員を通して道のほうに、そして振興局の水産関係のほうにもお伺いしましたら、非常に状況的に大変だということでございましたから、当然自助努力、当然必要なんですけれども、なかなかそこに至らないようなので、誰かがどこかで小さなアドバイス、助言でもいいですから、前に行くような形を取っていく必要があるのではないかというふうに私は思いましたので質問させていただいたという内容でございますので、誤解のなきようによろしくお願いしたいと思います。それから、ししゃもの関係ですけれども、現時点で我が町にあるようなししゃものふ化場はほかにございません。海水温が上がってししゃもがなかなか近くまで回遊できないという状況において、この資源を守るために我が町のふ化場の果たすべき役割はどこにあるのか、ここが非常に大事だと私は思っております。そういった中で、一番大事である親魚がいなければふ化もできないわけですけれども、残念ながら去年の状況を見ても親魚の確保が難しいということです。そうしたら、今年は資源調査の中を見たら一体どうなるんでしょうという部分があるので、そういう心配があるので、稼働率はともかくも、本当のこの資源をしっかりと確保して前向きに行ける地域として、全国中でも、当然我が町のふ化施設、ふ化場の活躍が期待をされているということは、北海道の水産栽培試験場、ちょっと名前は忘れたけれども、考えているということでございましたので、ぜひともこのししゃものふ化場については、聞くところによりますと、去年度みたいなとり方じゃなくて、もっと別なとり方だと親魚をもっと確保できるぞというふうに言っている漁師の方も数人おりますから、それがうそだったらあれですけれども、本当であれば参酌しながら親魚の確保をできれば、ぜひお願いしたいというふうな思いですけれども、その辺について何か情報、もし担当であるなら。

答弁 町長 竹中喜之

先ほどの答弁の中でも申し上げましたが、東議員も委員長であります所管の常任委員会の中でご意見いただいております、ししゃものふ化場については。この辺のししゃものふ化場というのは、なかなか成果は見えにくいが粘り強く継続すべきであると。この辺大事にしていきたいと思っておりますし、ふ化場では一定の年月というのをかけた中での個体の実態、それと把握、さらにはその先の資源回復に努めたいと考えているところでもございます。復活をこの町のエネルギーに何とかつなげていければなと。それと、新魚の確保の関係でございますけれども、これは御案内のとおり、ししゃも資源の減少、今回のは、試験研究機関の方も触れられておりますけれども、乱獲等によるものじゃないよと。近年の海水温の上昇、今年も記録的な上昇になっているのかと思いますが、その研究結果というのが示されているように、その対策については先ほども申し上げましたけれども、少し長期的なものになるものと捉えているところでもございます。繰り返しますけれども、町と漁協、そして道内の試験研究機関等々、こういったのを連携をした中でも研究会を9月25日に立ち上げをしているところでもございます。まずは、その中での操業の在り方、こういったところも検討した中で資源というのを少しでもこれからに残していくんだといった取組、えりも以西の漁協というのが連携しながら、今日も検討をするところでもございます。道東方面からの輸入についてのししゃもは、DNAというのが微妙にえりも以西とは異なって、これはまさに生態系への影響というんでしょうか、こういったところから科学的にすべきでないものとされているので、御理解を願いたいと思います。

質問 5番 東千吉

ししゃもは我が町に欠かせない産業振興です。観光もだし、商店関係の経済関係に大きく影響するものだと思いますので、ぜひとも小さな情報でもやっぱりできるものは一つずつ可能性があればやっていく、そういう形をお願いしたいというふうに思います。

出典:むかわ町議会 令和5年第3回定例会 2023年9月14日 議事録 PDF(38ページ) 間違いを知らせる