むかわ町議会 令和元年第1回定例会 2019年3月14日
漁業法の改正について
2019年3月14日、むかわ町議会の一般質問で、北村修議員が「漁業法の改正について」質問し、産業振興課参事 太田剛雄、町長 竹中喜之が答弁しました。
- 質問者
- 北村修 議員
- 答弁者
- 産業振興課参事 太田剛雄、町長 竹中喜之
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は質問の本文をもとに当サイトで付けたものです
質問 11番 北村修
2つ目は、漁業法の改正にかかわっての問題でございます。御承知のように漁業法が改正されます。この大きな内容は、これまで漁民の人たちが前浜の権利を持ってやっていた暮らしでなりわいを立てていたわけですが、そこに今度は大手の企業を含めて企業が参入できるということが可能になったわけです。そうなると、私どもの町の名産でありますししゃも等にも、これは利益が上がるぞとなれば、大手がどんと入ってくる可能性はやはり否定できないわけでございまして、そういう状況から前浜の漁民、漁業をどうやって守っていくかということが大事になろうかと思います。さらに、これまでは海の農業委員と言われるこの状況の中に、首長なんかも参加したと思うんですけれども、そういうようなものの選出の方法も変わりました。そういう点では、不安がいっぱい広がるわけなんですが、それらについて、漁業等を本当に将来ともに守っていくぞという点で、これらに対してどのような見解をお持ちか伺っておきたいというふうに思います。
答弁 産業振興課参事 太田剛雄
私のほうから回答させていただきます。今回の漁業法改正につきましては、適切な資源管理と水産業の成長産業化を両立するため、資源管理措置及び漁業免許制度等の漁業生産に関する基本的制度を一体的に見直すために行われたものです。改正後の漁業法においては、漁業権については、既存の漁業権者が漁場を適切かつ有効に活用している場合はその者に免許、既存の漁業権がない等の場合は地域水産業に最も寄与する者に免許とすることとされております。このため、新規の漁業権につきましては企業参入の余地がありますが、現在活用されている漁業権については、更新に当たりましても現在の漁業権者に優先して与えられることとなります。次回の漁業権の更新は平成35年度となりますが、具体的には、刺し網やタコ漁業など前浜漁業の主体となる共同漁業権につきましては、今後も漁業協同組合のみに免許される形となります。サケの定置漁業権につきましては、むかわ町海域には3件ございますが、いずれも有効に活用されており、今後の更新に当たりましても現在の漁業権者が優先されることとなります。なお、ホタテ養殖などの区画漁業権、企業が参入しやすいとなれば区画漁業権を使った養殖業が中心になると思いますが、この区画漁業権につきましても、定置漁業権と同様の扱いでございますが、むかわ町海域におきましては、現在区画漁業権の設定はされておりません。また、漁業権の更新や設定は知事により行われますが、漁業権の前提となる漁場計画の策定に当たりましては、地元漁業者等の意見を聞くことが義務づけられておりますので、地元の意に反した企業参入を前提とするような漁業権の設定は行われないものと考えております。
質問 11番 北村修
今、答弁あった内容であることはそのとおりなんですが、いろいろありますが、1つだけやっぱり私が心配しなければいけないなというふうに思っているのは、その企業参入にしてもそれら、言われるように養殖関連が一番入りやすいのではないかというふうに言われておりますよね。これらはさまざまなことがこれからも行われていくというふうに思っているんですが、それらを含めて、それのいわゆる認めるか認めないかというのは、市町村ではないんだよね。北海道なんだよね。だから、これが非常に不安になるところなんだけれども、その辺でやっぱり町としてもしっかりとその辺を見て対応していかなければならないというふうに思っているんですが、改めてその辺伺っておきたい。
答弁 産業振興課参事 太田剛雄
おっしゃられるとおり、漁業権の設定、知事により行われております。漁業権改正決定前でございますが、平成30年度第3回北海道議会定例会一般質問におきまして、漁業権の民間企業への開放についての知事の認識と今後の取り組みの質問に対し、知事が国に対し、本土漁業の実態に即した制度となるように申し入れるほか、企業が参入する場合にあっても、これまで漁協が果たしてきた役割を十分尊重するとともに、資源の利用や雇用の維持など、地域が主体となった制度となるよう、引き続き関係団体と連携して取り組んでまいる考えと答弁しております。また、漁業権、先ほど言いましたけれども、漁場計画策定につきましては、漁協の意見が相当なウエイトを占めているものですから、漁協の意見を無視した漁場計画の策定、企業の参入というのはあり得ないと考えております。
答弁 町長 竹中喜之
答弁の中で、今までの法関係の解釈等々は振られたかと思いますけれども、改正法の施行というのが2年以内とされているかと思います。現行の許可、そして免許というのは存続期間中として維持されますよと。その間に、省令等で細かな中身というのがこれから整理されていくであろうと。それまでの間、先ほどから言われております地元の漁業者の皆さん、そしてそういった皆さんの意見を聞きながら、適切な制度がつくり上げられるよう進むべきと考えているところでもございます。こういったこと、全道、全国の町村会を通じて、いろいろと意見交換もしていきたいなと考えておりますので、御理解のほどよろしくお願いいたします。
質問 11番 北村修
おっしゃられる内容なんですが、この漁業法改正をめぐっては、北海道では関係者を含めて、俺たちのところにそんなに簡単に入ってこれるもんじゃないという、そういうものがありまして、比較的シビアな見方をしているんですが、しかし、全国的に見ると、やっぱりこの点で企業参入が相当恐れている、心配されるということがあって、そういうことで非常に危惧している地方がかなりあります。やっぱりこれらは、私たちもそれらもよく見て対応していく必要があるだろうなというふうに思っております。ぜひ引き続き努力をお願いしたいということを述べて、3つ目の質問に入りたいと思います。