みんなの議会

むかわ町議会 平成30年第2回定例会 2018年6月10日

今後の展開について

2018年6月10日、むかわ町議会の一般質問で、野田省一議員が「今後の展開について」質問し、恐竜ワールド戦略室主幹 櫻井和彦、恐竜ワールド戦略室長 加藤英樹、総務企画課主幹 西幸宏、支所長 田所隆が答弁しました。

質問者
野田省一 議員
答弁者
恐竜ワールド戦略室主幹 櫻井和彦、恐竜ワールド戦略室長 加藤英樹、総務企画課主幹 西幸宏、支所長 田所隆

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 7番 野田省一

それでは、通告に基づき一般質問をさせていただきます。長いので、一般質問、全て読ませていただきます。恐竜ワールド、今後の展開についてお尋ねをいたします。博物館エリア整備計画について。1、想定観覧者数の根拠についてお伺いいたします。年間想定観覧者数を3万5,000人の想定にしておりますが、29年度で1万8,959人であった実績も考えて、3年から5年前までの数値の平均を基本とするべきではないか。2つ目に、年間総定数を見誤ると、再整備計画のスケールが変わってくるのではないか。総定数の根拠が明白であればいいが、現状でのマックス時のマックス試算とも受け取られる駐車場などの規模など、平時を勘案して再考が必要ではないか。2点目でありますけれども、財政計画についてであります。再整備で、新館建設費、既存施設改修費、外構費、解体費など、それぞれの財源、財政の見込みの状況はどのように考えているか伺います。次に、財政フレームにおいて、今後の予測される事業を含めて、整合性はどのように考えているか伺います。3点目として、合併特例債を使用する場合についてお伺いをいたします。合併後に特例債を使用してきた事業名、金額はどのようになっているか、2つ目に、特例債の使用可能限度額、財政フレーム上の限度額内で整備できるものなのか、お伺いいたします。次に、建設費用の一部のため収益となる事業として、クラウドファンディング、ふるさと納税を活用する方法は考えていないか。大きな4つ目として、ランニングコストについてお伺いいたします。ランニングコストの試算はどのような試算をしているのか。2つ目に、博物館のみでは不採算は明らかであるが、赤字はどのぐらいあるのか。恐竜ワールド全体での収支をどのように考えているか。現状の博物館への支出よりも減額できる見込みはあるのか。大きく5点目として、ソフト事業について。入館者に入館料分の当日限りの町内で買い物ができる割引券などを考えられないか。2つ目に、SNSと言われるツイッターとかインスタグラムなど、恐竜ワールド関連で事業者を利用して情報を発信する事業をするべきではないか。3つ目に、ソフト事業でどのような収支を考えているか。大きな6つ目で、恐竜ワールド全体として、ハード、ソフト、財政を一緒に明らかにして、町民の皆さんから再整備計画について御意見をいただくことが必要と考えるが、早期にハード、ソフト、財政について具体的に示していく考えはあるかどうか伺います。大きな7点目として、建設後5年後、10年後の理想とする地域の姿を示して、今回の投資に理解をいただく必要があると思うが、考えがあればお伺いをいたします。

答弁 恐竜ワールド戦略室主幹 櫻井和彦

今の御質問につきまして、それぞれの質問について、担当者より順番に答えさせていただきます。まず1点目、入館者数の想定であります。まずは、平成25年から5カ年間の実績を御報告させていただきます。平成25年度は1万307人、26年度は1万951人、27年度は9,742人、28年度は1万1,506人、そして29年度は1万9,389人であり、その平均来館者数は1万2,379人となります。そこで、3万5,000人の根拠ですが、この数字は、地球体験館が開設されるとともに、現博物館の施設改修があった翌年である平成5年の来館者数、穂別博物館のこれまでの来館者数の最大値である3万5,035人に基づいています。さらに、地球体験館の来館者数の最大値は5万4,553人ということも考慮しております。このたびの博物館周辺エリア再整備基本計画の中で、新たな博物館のコンセプトである「海と陸の自然史博物館-海の古生物の水族館と陸の古生物の動物園-」を目指し、魅力ある施設改修が実施されることにより、過去最大値と同等の人数が来館されるものと想定し、この数字を用いていますので、御理解願います。以上です。

答弁 恐竜ワールド戦略室長 加藤英樹

続きまして、年間総定数者数を見誤ると、というところを、私のほうから御答弁させていただきます。3万5,000人の来館者を受け入れる場合、駐車場に関しましては、事前のアンケート調査を行っております。自家用車1台当たりの乗車人数が3.4人となっております。また、土曜・日曜の来館者数につきましても、同様のアンケート調査から、図書館利用者を含め、1日当たり162台の来館となってございます。現実的に、ゴールデンウイークなどは、1日の来館者数が800人を超えることを考えますと、余裕ある整備が必要と考えておりますが、今後、基本設計に取り組む中で検討していきたいと考えております。私からは、以上でございます。

答弁 総務企画課主幹 西幸宏(総務企画課主幹は2020年3月まで)

私のほうからは、財政関係、今回でいきますと、中長期財政フレームと、あと合併特例債の関係でちょっとお答えをさせていただきたいと思います。まず、中長期財政フレームの件でございますが、現在の中長期財政フレームにつきましては、合併特例措置が終了しても持続可能な財政規模を目指すものとなっており、普通建設事業におきましては、毎年の目安を国庫補助金3億円、起債借入額6億円、一般財源は3億円の12億円程度としておりまして、町債残高につきましては、2020年度末におきまして100億円以内、償還額を12億円台に定めており、執行におきましては、フレーム内におさまるよう、常に意識をして取り組んできているところでございます。2016年度までの取り組みにおきましては、鵡川中央小学校学校給食施設整備などでは、一時的に事業費起債発行額がふえたものの、前後の年度で、事業費や起債発行額の調整、さらには基金の充当により対応してきたところでございます。博物館整備費に当たりましては、2020年度末の目標値と比較する必要がありますことから、今後予定されております政策事業等の内容により、2019年度、2020年度におきましては、他事業との調整を図るなどの対応も考えられるところでございます。続きまして、合併特例債の件でございます。合併特例債につきましては、市町村合併に伴い、特に必要となる事業につきまして、地方財政法第5条各号に規定する経費に該当しないものにでも充てることができるものでございまして、その元利償還金の70%について、今年度において、普通交付税の基準財政需要額に算入されるという地方債でございまして、2025年度まで発行可能期間が再延長されております。合併特例債は、建設事業への充当のほか基金造成にも充てられ、発行可能額52億5,370万円のうち、9億5,000万円は地域振興基金へ積み立てられております。また、建設事業分としまして、穂別地区情報通信基盤整備事業の8億30万円を初め、穂別町民センター改修事業の2億120万円、鵡川町民体育館耐震化事業の2億6,680万円、穂別地区学校給食設備事業1億3,500万円など18億3,250万円を発行しており、2018年度における合併特例債発行可能残額は24億3,000万円となっております。各種事業を進めるに当たりましては、合併特例債は有利な財源と考えますが、合併特例支援後の一般財源の減少に備えるためにも、事業を進める上で、国及び北海道からの補助金充当が大前提として考えております。以上でございます。

答弁 恐竜ワールド戦略室長 加藤英樹

私のほうからは、私の担当分、先にお話をさせていただきます。少し戻りまして、財政計画の再整備での新館建設費、既存施設改修、外構解体など、それぞれの財政の見込みの状況というふうにお聞きされておりますので、そちらのほうでの答弁とさせていただきます。「町民等意見の募集」に掲載しておりますA案の1,600平米の20.3億円について御説明をいたします。新館建設費には、本体と展示工事に12億7,000万円、既存施設改修費として、現博物館の学習・体験施設への設備等改修と図書館の拡充、かせき学習館改修に3億5,000万円、その他事業費として、駐車場設備など外構、地球体験館の解体、設計・工事監理委託費に、備品合わせまして、4億1,000万円となってございます。続きまして、3つ目、博物館周辺の建設費収益となるクラウドファンディングのことについてでございます。3番の3つ目のポツとなります。議員御指摘のクラウドファンディングの活用につきましては、例えば、博物館における展示物の制作等に御支援いただくというような方法がありますし、ふるさと納税において運用中の恐竜の卵基金の取り組みにも、見える化などの工夫、充実が必要と考えており、どちらも全国に発信できる積極的な宣伝活動の展開が必要となります。さらに、企業版ふるさと納税の導入を進めるための調査研究に取り組み、施設等整備費全体の一般財源の圧縮に努力したいと考えます。続きまして、4つ目のランニングコストの1つ目のポツでございます。ランニングコストの試算はどのような試算をしているのかについて御回答させていただきます。平成28年度の博物館及び地球体験館の収入・支出について御説明し、改築後に考えられます収入と支出とを比較しましたので、あわせて説明いたします。3番議員にもお話をさせていただきましたが、平成28年度決算を踏まえた入館料や各種体験事業への参加料、物販としての収入は1,069万2,000円、人件費、施設管理などの支出は8,668万7,000円で、収支の差額は7,599万5,000円が一般財源となりました。一方、施設改修にあわせて、体験学習と物販を充実することで収入を確保するとした場合、あくまでも試算となりますが、4,700万円の収入を想定しました。支出については、事業の拡充により人件費等増加してしまうものの、学術研究部門における人件費等経費を3,200万円、施設管理部門における人件費、施設管理費を7,170万円の計1億370万円になると試算し、収支の差額5,670万円が一般財源になると想定しております。よって、このたびの再整備により、約1,900万円の一般財源の減額が見込まれると考えております。この数値は、あくまでも現時点における一つの試算であるということを御理解願います。続きまして、4番の2つ目のポツ、博物館のみでは不採算は明らかであるが、赤字はどのくらいかという内容についてでございます。平成28年策定されましたむかわ町恐竜ワールド構想、その翌年策定のむかわ町恐竜ワールド構想推進計画ともに、事業推進による収支についての具体的な数値を示してはおりません。しかし、この間、国費における地域再生加速化交付金、ふるさと財団の助成事業である地域再生マネージャー事業の活用、同費による地域づくり総合交付金など有利な財源を活用した事業展開を進めております。これらの事業等を実施することで、恐竜化石を生かした学術研究の進展はもとより、産業や観光化が創出・展開されることにより、地域経済等の活力が高まると考えております。この恐竜化石等を含む町内に広がる多くの地域資源の多様性を生かすことができるよう考えておりますので、御理解願います。続きまして、5番目、ソフト事業についてでございます。その中の2つ目の点になりますが、SNSといわれるツイッター、インスタグラムなどで、恐竜ワールド関連で事業者を利用して情報発信をする事業をすべきではないかとの質問に対する回答でございます。現在、情報発信の方法としましては、ホームページのほか、町広報誌やホッピーだよりなどの紙媒体にて対応してきております。議員御指摘の情報発信の媒体(ツール)活用につきまして、今回、補正予算にて提案させていただきます地域再生マネージャー事業において調査・研究したいと考えておりますので、御理解願います。続きまして、ソフト事業でどのような収入を考えているかについての回答でございます。現在の収入は、入館料と各種体験事業の参加料、博物館ガイドブック等の販売収入となっております。むかわ町恐竜ワールド構想推進計画においても実施することとされております博物館オリジナルグッズ等の開発を進め、お土産用の恐竜レプリカやフィギュアの製作、販売、化石発掘キットの作成、販売等、物販収入増の対策を進めたいと考えております。体験活動事業としましては、化石レプリカ製作、発掘現場での化石発掘体験ツアーなどの実施を予定しております。特に化石発掘体験は人気が高く、参加者数も多いことから、博物館周辺においても、一定期間化石採集が実施できるよう、発掘体験が可能な場所を設置したいと考えております。続きまして、6番目でございます。恐竜ワールド全体として、ハード、ソフト、財政を一緒に明らかにして、町民の皆さんから再整備計画について御意見をいただくことは必要と考える、早期にハード、ソフト、財政について具体的に示していく考えは、についての答弁でございます。この間の答弁の繰り返しとなってしまいますが、財源等の確保に関しましては、3番議員の質問にお答えしているとおり、国と道の補助金等をベースに考えながら、財政フレームの範囲内での有利な起債である合併特例債を活用した事業展開を模索しております。今後におきましては、議会の各常任委員会での所管事務調査等の機会を得て、丁寧な対応をしていきたいと考えております。さらに、町民への理解・浸透を図るため、本年中に、住民説明会の開催などに取り組んでまいりますので、御理解を願います。これは、先ほど町長からの答弁があったとおりでございます。私は最後となります、建設5年後、10年後の理想とする地域の姿を示して今回の投資に理解をいただく必要があると思うが、そのお考えはとの答弁でございます。議員御承知のとおり、むかわ町まち・ひと・しごと創生総合戦略のシンボル事業として、恐竜化石を生かしたまちづくりが掲げられております。穂別博物館とむかわ竜は、このたびの博物館周辺エリア再整備基本計画の中で、コンセプトである「海と陸の自然史博物館-海の古生物の水族館と陸の古生物の動物園-」を目指しており、穂別博物館を拠点として、周辺の環境を整備していくこととしております。この博物館周辺エリアが再整備されることで、多くの来庁者を迎えることとなり、ウエルカムゾーンとして、その来庁者の誘導拠点ともなる四季の館などの活性化や、さまざまな地域資源を活用して町全体での産業や観光振興につなげ、全町的な機運の高まりを推進したいと考えております。新たにソフト事業として取り組むこととしております地域再生マネージャー事業による機運の醸成や、桐生大学、桐生大学短期大学部との心に響くアート・デザインの導入、かわまちづくり計画によります事業の実施、さらにはにっぽん恐竜協議会や北海道恐竜・化石ネットワーク研究会など広域的な連携・交流を進めてきていることから、ハード事業にもつながる基礎を築いてきている状況があります。このたびの博物館周辺エリア基本計画に対する町民の皆様への丁寧な説明の機会を設けることにより、地域全体の活性化を目指す恐竜ワールドの持つ世界観を表現していきたいことから、議会議員の皆様や町民の皆様のさらなる御理解と御協力をお願いいたします。

答弁 恐竜ワールド戦略室主幹 櫻井和彦

最後になります。少し戻りまして、5番目の、入館者に入館料分の当日限りの町内で買い物ができる割引券など考えられないか、についてお答えさせていただきます。現在、地域へのさまざまな誘導策など、具体的な考えは持っていませんが、今後、博物館周辺エリア再整備に係る事業を進めていく中で、商工会等とも協議しながら進めていきたいと考えておりますので、御理解願います。以上になります。

質問 7番 野田省一

それでは、1つずつ。まず、1つ目の入館者数の想定の話ですけれども、思っていたとおりというか、ピーク時に対応して駐車場は要らないんでないかなと私は思っているんですよ。平常時というか、少なくなってきたときの、現状を今、見てもらえればわかりますけれども、駐車場、ほとんど関係者の駐車場、それと、その周辺で働いている方が駐車していると、平日は。ですから、ほとんど、お客さんの車というのは、数台しかないんですよ。それに162台分の駐車場をつくる必要は、僕はないと思う。ピーク時には、道路、町道でもありますから、町道にでも駐車場の人雇ってでも、どこかの、道民の森へ行くほうに、例えば、あそこ交通規制、町道ですから規制かけられますから、そこへ止まっていただくというような非常時のことを、やっぱり特異値をマックスに持ってくるというのは、これ、間違いだと思いますので、ぜひ、そこは再検討されたほうがよいかと思います。もちろん、駐車場、いっぱいあったに越したことないですけれども、ただ、いろんなところを見ていると、駐車場が広くて、一、二台しか止まっているところは止まりたくないですよね、皆さん。あ、これは人来ていないからおもしろくないんだわっていうような、車止まっていないお店の前には入らないという理屈と一緒で、やはり、そこはピーク時を想定をしないで、平時のもう入らないのは、ほかのところで何とか、道路で対応するという考えでいくということが正しいんでないかなと思うんですが、その辺、考えをまず1点。1つずついきます。

答弁 支所長 田所隆(支所長は2019年3月まで)

駐車場の件については、基本的には、今回の基本計画図であります。基本計画というのは、配置を想定した案を載せております。その中には、確かに駐車場の台数等も盛り込んでおりますが、今後、基本設計、実施設計の中で十分その辺を議論して、想定台数を何台にするかというのを考えていきたいというのが1つでありますし、さらに、我々が考えているのは、当初は3万になるのか、5万になるのか、かなりの人数の方々が来られるだろうと。問題は、その後、3年たって、5年たってどうなるのかという部分の懸念があるんだろうというふうに思っておりまして、我々もそのような部分で、どうしたら息の長い入館者を安定的にといいましょうか、余り減らさない方向での事業運営ができるかといった部分については、やはり博物館そのものの魅力もさることながら、体験学習事業、体験学習メニューを、さまざまなメニューを魅力ある、あるいはユニークな体験学習事業をしながら、そして、そこを拠点に、例えば発掘現場に誘導する、バス等で移動させるとか、そういったものにも駐車場は活用していきたいと。何よりも、入館者数を減らさない取り組みを、メニューをやはり考えていくと。そこにやはり重点を置きたいなというふうに思っておりますので、御理解をいただきたいと思います。

質問 7番 野田省一

この問題で余り長くやりたくなかったんですけれども、やはり、そういうこともわかるけれども、162台はないぞというふうに、やはりこれは、この次、この中で検討していくということだったので、意見を述べる機会、また特別委員会ができるかもしれませんけれども、できる予定でもありますけれども、ここはやっぱり考え直されたほうがいいかなと。どう見ても、マックス、経験値からいっても、経験していない以上の人が来れば、これはまた願ったり叶ったりでありますけれども、その辺もぜひ考慮に入れていただいていきたいと思っています。

出典:むかわ町議会 平成30年第2回定例会 2018年6月10日 議事録 PDF(40ページ) 間違いを知らせる