むかわ町議会 平成30年第1回定例会 2018年3月6日
財源の問題について
2018年3月6日、むかわ町議会の一般質問で、北村修議員が「財源の問題について」質問し、支所長 田所隆、町長 竹中喜之が答弁しました。
- 質問者
- 北村修 議員
- 答弁者
- 支所長 田所隆、町長 竹中喜之
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。
質問 11番 北村修
次に、財源の問題について伺いたいというふうに思います。今度の計画では、4つの案のうち2つほどが15億から16億、もう二つが20億という形になっております。これらについて、現段階で財源の見通しがない中でこの計画どおり進めようということなんでしょうか。これによると、実施計画については今年度の後半になっております。やはり、あり方の問題について後にまた質疑しますけれども、こういう状況をつくり出すということになれば、少なくともそこら辺の見通しはある程度、おおむねの段階でも持っていなければ進まないんじゃないかというふうに思いますが、改めて伺います。
答弁 支所長 田所隆(支所長は2019年3月まで)
財源の問題でございますが、学校の改築、あるいは病院の改築というようないわゆる制度補助、義務教育国庫補助等のような補助金は博物館の整備に当たってはございません。ですから、補助金、交付金といったものを今後さまざまな調査を行いながら探して、あるいは補助制度創設要請をしながら財源を確保する。また、そのほかにも、さまざまな関係機関との連携を踏まえながら財源の確保に当たっていく。今後、先ほども申しましたが、あらゆる努力をしていきながら財源確保に当たっていきたいというふうに考えております。
質問 11番 北村修
極めて具体的ではない話でありまして、そういう中で今年度から実施計画というのはおよそあり得ない状況だなというふうに判断をせざるを得ません。我が町に起債ができないわけでもありませんし、基金が全くないわけでもありません。そういうものにまでいくというようなことになれば、これは私は大変なことだと思っています。今、我が町でいえば、これ以上新たなものに投資するというよりも、現状で高齢者の暮らしの問題などに対する、後半出ますけれども、それらの費用の問題等々がありますし、施設の面でいえば、今、公共施設の整備補修等の整備計画というのはあります。こうしたものを見ても壮大な費用が見込まれますし、直近で見ても、四季の館等々で施設の問題を初め運営の問題等々ですぐさまやっていかなきゃならない問題があります。そうしたときにこのような大規模工事がいかがなものかというのは、町民の皆さん当然のことだというふうに私は思います。そういう点では、今、説明の中でこれからいろいろなものを探し出すということでありますので、これではおよそ前に進むものではないという指摘をしておきたいと思います。続いて、施設に関連する、私は進入道路の問題でお尋ねしましたけれども、仮にこの施設を建設していくとなれば、単に進入路の問題だけではなしにさまざまなことが予想されてくるだろうというふうに私は思います。ましてや、この計画の中ではマックス3万人というふうなことも見込んでおられるようであります。そういうことになれば、単にこの博物館周辺の進入路だけではなくて、町全体として道路を含めてそういう整備も検討していかなきゃならないんではないかというふうに思うわけでありますけれども、そこら辺についてはどのように考えているのか、まず伺っておきたいと思います。
答弁 支所長 田所隆(支所長は2019年3月まで)
私の立場からは、あくまでも博物館周辺エリアの再整備基本計画の中身の説明でございますので、いわゆる町全体を見渡した、いわゆるインフラ整備、社会資本整備というものはこの基本計画には盛り込まれておりません。今後、町の道路整備等の考え方は所管のほうで整備計画を考えるというふうに思われます。
質問 11番 北村修
所管としては、田所支所長としては、博物館、この周辺エリアの再整備ということだけでの周辺ということになるんだというふうに思いますけれども、私が懸念していて今質問したのは、この間の委員会の説明でマックス3万人の人が来てもらうようなというようなことも言いました。そういうことになれば、単にそこの周辺だけの問題にとらわれないで、やっぱり穂別地域に入っていくそういう道路等の整備、あるいはそれに関連する、そういうことが町全体として普及できるような、そういう条件整備というのがどうしても必要になってくるんだというふうに私は思っています。そういう意味で御質問させていただきました。ぜひその点も今後検討していただきたいというふうに思います。それで、次に移りますが、この本格的な、本格的なといいますか、学術研究のところで、大規模な施設投資等については考えていないと、それらについては別な形で行うと、このいわゆる恐竜研究のやつですね、いうことであります。それであれば、なぜにこういう大規模な施設を設置していかなきゃならないというふうになるんですか。改めてそこを伺います。
答弁 支所長 田所隆(支所長は2019年3月まで)
まず、今般の基本計画は、むかわ町まち・ひと・しごと創生総合戦略にうたわれている恐竜と化石を生かしたまちづくりと、これのいわゆるリーディングプロジェクトの一つとして取り組む中身でございます。その中身というのは、恐竜ワールド構想上の、また恐竜ワールド推進計画上のまずはこの第一段階でまちづくりの方向性を博物館や発掘現場等の核となる施設、あるいはエリアの魅力向上が第一弾の取り組みだというふうになっております。それで、戦略室としましては、この必要性を鑑み、また今般抜粋で基本計画に盛り込みました、新設する、新しく建てる建物というのは展示棟でございます。展示棟というのは、いわゆるむかわ竜、あるいは首長竜、そういったレプリカ、あるいは本物の化石等を展示をするという展示棟、これが新しく建てるという建物でございます。これは、施設工事費にして約8億8,000万円から12億7,000万円とちょっと幅はありますが、約10億円前後で整備をすると。それ以外の経費につきましては、あくまでも既存の施設の改修ということであります。既存施設の改修がなぜ必要かといいますと、全てを新設するとなると大規模な施設になってしまい、さらなる工事費がかかると。使える施設については使う形で、そして目的を新たにして、施設、エリア全体を一つの博物館エリアとして整備をしていきたいというものでございます。そういった部分で、建物の事業費というのは大きく分けて2つに分かれると。新しく建てる建物と改修する建物というふうに御理解をいただきたいと思います。
質問 11番 北村修
いわばレプリカを入れる、今発注している、それが巨大になるよと。そういうものとしても、そういう新しい施設が必要だということであります。私は、そういうことであれば、ここまでお金をかけなくても、もっと恐竜を広い意味で全町的なものとするという意味でも、例えば仁和の学校なりが、今学校がたくさん閉鎖されてあいています。そういうところを、既存のものを活用しただけでもいいんではないかと。そして、やはりいろんな計画をもっと積み重ねながら、この施設をどうするかとか、そういうことで検討していっていいんではないかというふうに思うんですが、その点が一つであります。そして、今度の再編整備については、恐竜研究とかではなくてと言いました。では、そこのところは国・道との関係でどのようにしようとしているのか、改めて伺っておきたいと思います。
答弁 支所長 田所隆(支所長は2019年3月まで)
博物館周辺エリア再整備基本計画の中では、博物館を核とした中で体験エリア、さらには研究エリア、そして収蔵エリア、また展示エリアというふうに複合的な目的を持った用途が一つのエリアに入っているということが大きな魅力向上につながるものと理解しておりますので、一部展示エリアを違う場所に置くというようなことは我々は考えていないところでございます。
答弁 町長 竹中喜之
恐竜ワールド構想、内容そのものについては、冒頭で北村議員が触れたように、壮大なロマンを持っているものということでは一致をしているのかなと思っているところでございます。そこで、恐竜の持つ価値でございますけれども、これはこの間小林先生も触れられているかと思いますけれども、非常に多様な価値があるかと思います。学術面、さらには教育面、資産価値の面、広報的な面、あるいは産業的な価値といったようなことが触れられているかと思います。ワールド構想では、これらの価値というのをつなぎながら、陸のむかわ竜というのを核に、海の首長竜、こういったところも、海生生物も含めながら、改めてそういった価値というのをまずは皆さんで共有し合おうと。そして、その価値を磨いて、生かして、つないでいくと。そして、将来に伝えていくのがこの構想の一つのストーリーともされております。そこで、御質問の学術研究の関係でございますが、議員御承知のとおり、先ほどの答弁の中でも触れられておりますが、平成26年9月に、発掘調査の段階でございますが、学術団体の連携として、まずは北海道大学総合博物館と町の間で相互連携協定というのを締結してきているところでもございます。この中身につきましては、恐竜を初めとする古生物の普及、啓発に関すること等々が記載されております。さらに、これからその発展性として、相互の協力の形態などについて、両者の間で今後もさらに研究も含めながら進めていこうという協定書になっているところでもございます。そこで、関係機関とのかかわりといったことも含めながら、施設の位置づけ、これには、御承知のとおり、周辺エリアの動線には道民の森といったエリアもございます。こういった道民の森を博物館とかかわりを持った中でどういうふうな道としてかかわりを持つのか、あるいは先ほど言った北海道大学総合博物館がこの博物館とどういうかかわりをさらに持てるのかといった、今、連携役割分担が可能かどうか、その辺のところもあわせて並行して詰めていくことが必要とされているところでもございます。あわせて、今回、道議会のほうで高橋知事の執行方針、これはもう既に議員もごらんになっているかと思いますが、新たに地域の活性化に向けた取り組みの推進の中で、胆振総合振興局と地域が一体となった地域に根差したプロジェクトというのを改めてさらに推進するとして言及されているかと思います。この中で、恐竜化石などの地域資源というのを活用した取り組みというのを展開するといったことも表記されていたかと思います。既に、今年度、胆振の総合振興局におきましては、つい最近でございますけれども、北海道命名150年の節目ということで、道庁赤れんがを舞台にした胆振の四大遺産の一つとしてむかわ竜アカデミーin赤れんがというのが開催されているところでもございます。あわせて、ことし1月には北海道におきまして、北海道そのものを恐竜王国にしていこうじゃないかということで、全道的な自治体との恐竜化石を生かしたネットワーク化といったことも進められているところでもございます。こういったところを、先ほど申し上げましたように、工期というのを好機に捉えながら、今のむかわの町の宝から胆振の、北海道の、そして日本の宝、世界の宝としてどういうふうに段階的に息の長い価値創造に努めていくことが今まさに求められているんではないかなと思っているところでございます。また、それに沿った計画というのも必要とされているかと思います。あわせて、これは財源の関係の一部にかかわるかと思いますけれども、参考までに合併特例債の発行期間の再延長というのが今回の議会で議員立法として提案される予定でございます。もうされているのかどうかちょっと定かではございませんけれども、そういった中、この間東日本大震災等々から期間延長がされてきた地域がありますが、北海道においてもご案内のとおり一昨年の台風災害、さらには熊本の大震災と、こういったことを受けて、状況が状況ということで国に対して合併市町村においてさらに再延長をということで有利な起債の延長を求め、さらにそれが今国会で実現の道にたどるのかなと思います。あわせて、その辺も参考にしていただければなと思っているところでございます。
質問 11番 北村修
今のことについて後で質問しますが、先に、この案でいきますと、それぞれでランニングコストはどれぐらい見込まれているんでしょうか、5年なり10年の計画で。教えてください。
答弁 支所長 田所隆(支所長は2019年3月まで)
一応、成果品の段階では、事業手法あるいは運営手法という形の項目である程度のランニングコスト、あるいはイニシャルコストも含めた中身が出てくるんですが、今現在はまだお話しできる段階ではございません。申しわけございません。
質問 11番 北村修
ランニングコストについても、現段階では難しいと。そういう状況の中で、私はこの計画そのものをこのとおり進めるというのはやはりいかがなものかと、その後に出ます議会の委員さん方のそれぞれの委員会からの内容についても慎重にせよという意見であります。そこで、先ほど町長から答弁があった問題について質問しますが、私は、今、竹中町長が言われた北海道を挙げてやろうという状況になってきている、そしてこのすばらしいロマンを持った、海と水族館と動物園というふうな形でのロマンを持った、こういうものが本当にでき上がっていくためには、今本当につくり上げていっているその努力、その中から道や国が本当に学術研究も含めてそういうものをこのむかわ町でやりましょうというようなところまで持っていった中で、そして今のような大きな計画を実施に移していく、そういう方向を検討すべきでないかというふうに思うんです。やはり、町としてやっていくのは、そういう中にあって、本当に地域住民がかかわって、そこで何らかの経済効果を生み出していくような、そういうものが地域でできていくものだというふうに思うんですけれども、そういうふうなことを待ちながら、これらの計画については急がないでその立場をきちっと持ちながらやっていくということになっていく必要があるというふうに思うんですが、改めてそこのところを伺っておきたい。
答弁 町長 竹中喜之
重ねた答弁となるかと思いますが、先ほど申し上げましたように、かかわり方として、例えば北大博物館とのかかわり、北海道とのかかわり、その他国とのかかわりと、こういったことも今並行しながら進めている段階であるということは御理解をいただきたいかと思います。そういった中で、ワールド構想を進めるに当たり、博物館、そしてその周辺エリアという全体といったことも踏まえながら、町以外のさまざまな関係機関との具体的にどういったかかわり方を連携役割分担が可能なのかということも並行して、そこには期間的にパブリックコメントを5月ごろから整えながら、先ほど議員、恐らく新年度ということを今年度と置きかえたのかもわかりませんけれども、実施設計ではなくて基本計画を受けての基本設計……
質問 11番 北村修
実施設計が30年だよ。
答弁 町長 竹中喜之
基本設計でいいんだね。基本設計が新年度に予定ということで御理解願いたいかと思います。
質問 11番 北村修
私が言ったのは、ここで見れば実施、今年度、30年度後半に実施設計となっているということで言わせていただきました。いずれにしても、財源の問題、あるいはランニングコストの問題含めて、いずれもこれからこの具体化については検討するという内容で、急がれるものではありません。財源について、合併特例債ということも町長から言われました。しかし、これが延期されたとしても、我が町はこれまでかなり大きいものをやっています。そして、今後、かんぱいを初め、いろんなものがまだ見えています。それを借りたとしたら、これらがいろんな複層作用のようになって財政計画が非常に大変になるということは明らかであります。そういう点では、本当に住民の意見をよく聞く、地域協議会を含めて、そうしたものをパブリックコメントだけにとどまらずやって、本当に納得のいくような形で、もし進めるんであれば進めていかなきゃならないと思いますし、私はやはりもっとじっくりと腰を据えて、これまで20年前に私どもの町が経験したようなことが起きないようにぜひ取り組みをしていただきたいということを申し上げて終わります。────────────────────────────────────────────◎議案第1号の上程、説明、質疑、討論、採決