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むかわ町議会 平成29年第2回定例会 2017年6月20日

地域助け合い型の移動サービスについて

2017年6月20日、むかわ町議会の一般質問で、野田省一議員が「地域助け合い型の移動サービスについて」質問し、町民生活課長 萬純二郎、地域振興課主幹 中澤十四三、副町長 渋谷昌彦、町長 竹中喜之が答弁しました。

質問者
野田省一 議員
答弁者
町民生活課長 萬純二郎、地域振興課主幹 中澤十四三、副町長 渋谷昌彦、町長 竹中喜之

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 13番 野田省一

それでは、通告に基づきまして一般質問をさせていただきます。通告の1番目でありますけれども、地域助け合い型の移動サービスについてお伺いをいたします。人口減少、少子高齢化が進み、合併後も人口は8,500人台へと減少し、体感でも人口減少、少子高齢化を感じとります。また、時代の変化で車社会化が進み、公共交通機関の運行数も減り、車社会の外にいる方は不安を感じてもいます。そこで、むかわ町の現実として、交通弱者を行政がどのように捉えて、どのような展望を持っているのかを伺います。1番目に、町全体、集落ごとの10年前と現在の戸数、年齢構成別人口、高齢化率、年齢構成別独居者の人口はどのようになっているかお伺いをいたします。2つ目でありますけれども、デマンドバスの利用実績の年度ごとの推移、町内で行われている移送サービスの現状と推移は、どのようになっているかお伺いいたします。3つ目でありますが、現在でも車を自分で利用できない方は生活に不安を感じておりますが、5年、10年後にはさらに不安を感じる方は倍増すると考えられます。行政として、この不安を解消する方法として今、展望を持ち、実践させていく必要があると思いますが、展望があればお伺いをいたします。4つ目でありますが、道路運送法で許可の要らない方法で、地域助け合い型の移動サービスが各地で導入されておりますが、本町でもボランティア、支え合う体制の育成が今から研究、実践が必要と思うが、見解を伺います。

答弁 町民生活課長 萬純二郎(町民生活課長は2020年12月まで)

それでは、御質問にお答えさせていただきたいと思います。まず、①の人口世帯数についてお答えさせていただきます。平成18年3月末と平成29年3月末の町全体と鵡川地区と穂別地区の地区区分及びその地区区分の中で、市街地と市街地以外の数値についてお答えさせていただきます。町の住民基本台帳システムは、字界ごと、美幸1、2、3だと4字、各地域ごとの字で51字ございますことから、集落ごとの数値とはなりませんが、鵡川地区は、町名区域、○○町という部分の町名区域と旧字地域区域として区分し、穂別地区につきましては、旧字穂別区域とそれ以外の区域で分けさせて回答させていただきます。町全体としましては、11年間で総人口が1万468人から8,472人となり、1,996人、19.1%の減となっており、世帯数は4,548世帯から4,306世帯となり、242世帯、5.3%の減となっております。鵡川地区の人口は、6,800人から5,782人となり、1,018人、15.0%の減となり、世帯数は2,872世帯から2,868世帯となり、4世帯、0.1%の減となっております。穂別地区の人口は、3,668人から2,690人となり、978人、26.7%の減となり、世帯数は1,676世帯から1,438世帯となり、238世帯、14.2%の減となっております。鵡川地区の市街地人口は、4,246人から3,701人となり、545人、12.8%の減で、市街地以外の人口は2,554人から2,081人となり、473人、18.5%の減となっております。穂別地区の市街地の人口は、2,293人から1,761人となり、532人、23.2%の減となり、市街地以外の人口は1,375人から929人となり、446人、32.4%の減となっております。高齢化率は、平成18年3月末で28.2%でしたが、平成29年3月末では38.3%となっており、10%増加しております。特に75歳以上の人口増加は著しく、14%から20.7%となっており、町民5人に1人が該当という形となっております。在宅の65歳以上の独居高齢者数は、平成25年3月末で599人でしたが、平成29年3月末で672人と4年間で70人以上増えており、うち75歳以上は381人と56%以上を占めております。続きまして、②のデマンドバスの利用実績の年推移について答えさせていただきます。鵡川地区のコミュニティバスと穂別地区のデマンドバスにつきましては、平成23年10月に町営バスの運行形態の見直しによりスタートしていることから、平成24年度から平成28年度までの5年間の推移をお答えさせていただきます。鵡川地区のコミュニティバスは2路線で、川西線の乗車数は3,203人から2,230人となり、973人、30.4%の減、川東線は2,871人から5,675人となり2,804人の増、97.8%の増となっております。穂別地区のデマンドバスは4路線で、穂別稲里線は5,049人から4,006人となり、1,043人、20.7%の減、キウス隆農線は2,160人から2,071人となり、89人、4.1%の減、穂別富内線は9,080人から5,147人となり、3,933人、43.3%の減、穂別栄線は1万4,009人から1万1,070人となり、2,939人、21.0%の減となっております。コミュニティバス及びデマンドバスにつきましては、スクールバス機能も有していることから、バス通学児童が増減すると年間登校数の往復回数分が増減することとなります。現実的に利用の現状を見ると、乗車数の増減は主に小中高校生の通学によるものが大きく、一般、高齢者の利用は安定して使っていただいていると見ているところでございます。

答弁 地域振興課主幹 中澤十四三(地域振興課主幹は2018年3月まで)

外出支援サービスにつきましては、担当のほうから述べさせていただきます。外出支援サービスは、一人での外出が困難で、家族の支援を受けることも難しい方に、町内医療機関や理美容室への送迎を行うサービスで、利用者は約90人が登録しており、利用状況は横ばいの状況です。また、町外の通院につきましては、平成28年度は、町の透析送迎を利用している方が28年度6人おります。民間の通院移送サービスとしては、宅老所日和が福祉有償運送として実施しており、毎月30から40件の利用があります。

答弁 町民生活課長 萬純二郎(町民生活課長は2020年12月まで)

それでは、3番目の内容についてお答えさせていただきます。町の公共交通体系として、鵡川地区コミュニティバス運行事業として2路線、穂別地区デマンドバス運行事業として4路線を、地域公共交通確保維持改善事業として町、国土交通省北海道運輸局、胆振総合振興局、管内バス会社、町内運送事業者、地域住民代表学識経験者等の構成メンバーによるむかわ町地域公共交通活性化協議会を設置し、事業の推進を図っているところであります。その基本目的としまして、民意を反映し、持続できる効率的な交通網と経営組織を構築、そして、2番目として、高齢者層や児童生徒等の交通弱者の交通を確保する、3番目に、町内外の交流を促し、生活交流交通ネットワークを構築するとしているところであり、今後も地域の要望及び事業者や専門家の意見を聞きながら、町内の公共交通体系を維持改善していきたいと考えているところでございます。

答弁 地域振興課主幹 中澤十四三(地域振興課主幹は2018年3月まで)

④番目の地域助け合い型の移動サービスにつきましては、平成28年2月と8月に実施しました地域支え合い研修のグループ討議の中で、参加者から送迎に関する意見が多数出されておりました。その意見をもとに、協議体という地域包括ケアシステムの生活支援を協議する組織で、さまざまな視点から話し合いを深め、今年度はボランティアの仕組みづくりについて協議しているところでございます。送迎につきましては、高齢者等の閉じこもり予防や介護予防など、地域包括ケアシステムの構築を進める上で重要な課題であると捉えており、より利用しやすい体制について協議体においても意見交換しているところでございます。ボランティアによる移動サービスの実施には、事故の補償を含めた体制整備が必要であるほか、ハイヤー会社などの民間サービスと競合しないような配慮等、課題がございます。今後の実施については慎重な協議が必要と考えています。現在実施されているサービスの検証をしながら、むかわ町の実態に合った移動サービスのあり方について、住民や関係者と連携しながら調査研究を進めてまいりますので、御理解賜りますようよろしくお願いいたします。

質問 13番 野田省一

1番目の件ですけれども、聞き取りだけではちょっと数字的なものは書き及べなかったんですけれども、それは資料提供していただくことは可能ですか。

答弁 町民生活課長 萬純二郎(町民生活課長は2020年12月まで)

字別の数値につきましては、今あります平成19年2月末と平成29年2月末の10年対比した資料を作成させていただきました。資料として配付させていただければと思っております。〔「もしよかったら議員さんみんなに」と言う人あり〕

質問 13番 野田省一

何でこんなことを聞いたかということ、今のことに関しましては後でゆっくり現実を見させてもらいますけれども、特徴的に自分の体感するものの中で、今まで感じてきた、何か皆さんどの地域に行っても、やはり同じような体感は持っている。感覚的なものとしては、やはり高齢化率が非常に急速に上がってくる。これは数字でもわかることですし、この5年、10年後、きょう大体ここにいるこっち側の人は、みんなその範囲に、私も含めてですけれども入っていくわけですから、やはりそのときに考えたときに、交通弱者としてだんだんその世代に近づいていくわけです。その現状、それと、今の人たちがどういう状態にあるかということをこの数字から見ても、聞くまでもなくても、皆さんもわかっている現実なのかなと思っていますけれども、こういう現実、この推移とかこの数値から、地域が高齢化してもこのまま安心して暮らしていけるかどうか、このことについてはどのように考えておりますか。

答弁 地域振興課主幹 中澤十四三(地域振興課主幹は2018年3月まで)

地域に住む方々が高齢者になっていくとどのような課題があるかというところでは、先ほど4番目の質問、助け合い型の移動サービスにつきましてお答えしたところですが、重ねて申し上げたいと思います。高齢者が、現在、今後もどんどん増え続ける中で、お互いに何が課題になるかというところで、昨年2月、8月に地域支え合い事業として研修しているところでございますが、地域の中で、やはり買い物の送迎、それから、いろんな事業等の送迎ということで、特に交通に関する課題は出ております。この問題について、さらに地域の中でどうやって支えて乗り越えていくかということで、今回はボランティアの仕組みづくりというところに焦点を当てて、さまざまな課題をまずボランティアの視点から解決していこうというふうに討議を進めているところでございます。

質問 13番 野田省一

人口推移から見て、決して、交通問題について安心して暮らせるかという意味で聞かせていただいたんですけれども、この交通確保、自分の足、移動の確保ということを考えると、誰が考えても、やはり到底安心しては暮らしていけない状況になりつつあるんじゃないかなというふうに捉えておるんですけれども、そのことで、2つ目としてデマンドバス、地域の公共交通機関としてはバス運行しかなかったわけですけれども、これも、今から6年前ですか、6年ぐらい前だと思いますけれども、これを提案させていただいて、いち早くこの地域でも早く導入されて、今では全道でも相当数が、どの地域でも、都市部でもデマンド型バスを導入される実態となっていますけれども、やはりそのことだけでは補完できなかったという。それは最初から織り込み済みだったんだろうけれども、だんだんこのバスすらも利用しづらい、しづらいというか、移動手段としては物足りないということが現実的にあるわけです。その推移に関しましても、先ほど答弁いただきましたように、減少路線というのは、もう43%、富内なんか43%の減ということですから、実際には、人口の減少も加味されますから、何とも言えないところですけれども、40%も利用する方が減っているという実態もある。それは人口減少のほかに何か現象があるのかなということでもありますけれども、そのことから考えると、今、先ほど答弁いただきましたけれども、行政だけにお任せしていられない時代だということも認識しておりますので、この移動支援サービス、ボランティアによるものということで、実際には、今の答弁だと協議を始めたところ、課題解決のために始まったところというふうに捉えたんですけども、一定程度の成果を出そうという目標値というか、目標年度なんかは定めているんですか。

答弁 地域振興課主幹 中澤十四三(地域振興課主幹は2018年3月まで)

移動支援にかかわる今後の検討課題についての目標値を定めているかというところでございますが、現在、地域助け合い型の移動サービス、始めたばかりの中で、保険の問題、それから、いろんな補償の問題、民間会社との公共機関の調整の問題ということで、まだ改めての明確な解決年度というところは申し上げられないんですが、高齢者が一年でも早く安心できるようにということで、高齢化のスピードに応じながらも前向きに検討しているところでございます。

質問 13番 野田省一

その移動サービスですけれども、体系的にはどういうこと、もう完全無償で国土交通省の認可の要らないものを目指しているんですか。

答弁 地域振興課主幹 中澤十四三(地域振興課主幹は2018年3月まで)

現在のサービスの中では、無償ということではなく、まず、鵡川地区、穂別地区、それぞれに住む方がどんな生活のすき間を持っているか、その課題をまず整理しまして、その中で、有償という中で、多分使いやすい単価設定などもございますが、そこが民間サービスと競合しないような形も検討が必要ですので、金額等、具体的なところは今後の検討になっております。

質問 13番 野田省一

有償の形だと民間の力を借りてということもあると思うんですけれども、その選択肢の中に、本当にガソリン代だけ、利益の出ないような形で、例えば具体的なことを言えば、町が車を用意して、そこは認められるはずですから、いろいろこう見ていくと、車を用意してあげて、本当にガソリン代だけで送り迎えをするようなシステムというのが、これだといろいろな規制の外で実施できると思うんですけれども、実際には、今行われようと考えているという話は、恐らくタクシーの半額ぐらいというようなことなのかなと思って聞いたんですけれども、なかなかそれすらも、なかなかやはり高齢者の中には負担も大変だという声も実態としてやはり聞こえてきますし、私たちも身の回りにそういう人たちの話を聞きますから。やはり、金銭的な問題ももちろんですけれども、いろんな規制の外、規制をかぶらないような無償でのボランティア、移動ということを念頭に、一つの選択肢の中に入れていく考えはございませんか。

答弁 副町長 渋谷昌彦(副町長は2022年3月まで)

人口減少といいますか、高齢化が進むという中で、ましてや地域包括ケアシステム、こういったものを整備していく中で、地域で住み続けられていく、そういう社会をつくっていこうというところで目指しているというところでございます。そういった中での一部のその移動サービスというものをどうしていくかというところを、今まさに検討を始めたといったようなところでございまして、委員がおっしゃっていたような無償ボランティア等々いろいろな制度が、今、いろいろ出てきているようでございますけれども、そちらについては今後の課題ということで進めていきたいと思っております。まずは、現行実施しておりますデマンドバス、こういったものの利便性、これをさらに追求していくような取り組み、そういったことも必要ですし、福祉型の今の移動サービス、こういったものの検証等々も必要だというふうに思っています。まずはそういった既存のものをしっかり点検しながら、そういったものをまずは活用していく、そういう中で補完していけるものは今後何があるのかというところは、しっかり今後検討させていただきたいというふうに思ってございます。今、無償、有償というようなところまでの議論には進んでいないところでございますので、御理解をいただければというふうに思ってございます。

質問 13番 野田省一

始まったところで、最初から選択肢としてその中にぜひ、始まったんであれば、各地でいろんな無償でできるボランティアの制度というのも実施しているところ、全国各地でもぱらぱらとですけれども出てきています。やはりそういった事象を、業者の方々、それは、調べれば僕が調べるよりきっとたくさん見つけられるし、現実的にこの北海道内、ちょっと北海道内では見つけられなかったんですけれども、どこかでもう既に始まっている可能性も、考えられている可能性もありますんで、ぜひそのことを検討の課題の中にひとつ、今の副町長のお話からしても検討していただけるということなので、期待をしていきたいと思っています。いつも言わせてもらうんですけれども、本当にできない理由を考えないで、ぜひ、できるということを、できる理由というか、できる方法を見つけ出すことが私たちの仕事だと思っています。皆さんの仕事だと思いますので、ぜひ、このことについても取り組んでいく必要があると思うんですが、町長、この人口減少、少子高齢化時代に向けてこの辺、今までの議論を聞いていただいて、どのような考えを持っているか、改めてお伺いいたします。

答弁 町長 竹中喜之

先ほど人口減少、高齢化等の動態が報告されたところでございますけれども、御存じのとおり人口減少率、この胆振管内においてもこれはトップクラスでございます。この速いテンポでの高齢化率と。こういったところをしっかりと向き合いながら、今、議員御存じのとおり、地方創生に向けて、向かおうとして、何とかその歯どめというところも追いながら進めてきているところでもございます。あわせて、今回の提案されております地域助け合い型の移動サービス、移動外出支援の関係でございますけれども、これも先ほどから申し上げていますように、無償も含めてさまざまな形態というのがあります。制度的に縛られるものもあるかと思います。今、一概に無償に絞り込むということはこの場では避けさせていただきますが、いずれにしましても、基本理念というのは、今、全国で目指しております2025年というのを一つの目安にして、地域包括ケアシステムの構築と、こういったところでの助け合い活動の推進、これには移動サービスも含めて生活あるいは介護、医療等々の形態というのが出てきているかと思います。そういったところの展開に向けながら、先ほど答弁申し上げましたように、現実に今、穂別地区、鵡川地区で協議体という形で、その今後に向けた、地域助け合い型に向けての移動サービスが、どうこれからあるべきかといったところも含めて、対応方進めていきたいと思いますので、御理解をお願いしたいと思います。────────────────────────────────────────────

出典:むかわ町議会 平成29年第2回定例会 2017年6月20日 議事録 PDF(51ページ) 間違いを知らせる