むかわ町議会 平成27年第2回定例会 2015年6月15日
医療と介護の連携について
2015年6月15日、むかわ町議会の一般質問で、大松紀美子議員が「医療と介護の連携について」質問し、健康福祉課主幹 今井喜代子、国民健康保険穂別診療所事務長 石垣政志、副町長 渋谷昌彦、健康福祉課長 高橋道雄、町長 竹中喜之が答弁しました。
- 質問者
- 大松紀美子 議員
- 答弁者
- 健康福祉課主幹 今井喜代子、国民健康保険穂別診療所事務長 石垣政志、副町長 渋谷昌彦、健康福祉課長 高橋道雄、町長 竹中喜之
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 4番 大松紀美子
通告に基づき質問をさせていただきます。まず初めに、医療と介護の連携について伺います。鵡川厚生病院が町立病院となり改築、療養病床を廃止し、60床から一般病棟のみ40床となってから5年目となりました。高齢者が、退院後の居宅や施設での生活環境が整わないのに、何度も退院勧告を受けるなど、療養病床の廃止の影響と思われる事態が起きています。第5期高齢者保健福祉計画・介護保険事業計画では、医療及び関係機関との連携を計画推進の重点的な取り組みとし、1つ、入退院時のサービスの調整連携強化、2つ目に、地域ケア会議による連携体制強化と高齢者の支援体制について検討としていました。4月から始まった第6期計画では、さらにこの医療と介護の連携を強化するとしています。療養病床の廃止後、鵡川厚生病院との連携強化がどのように行われたのか具体的に伺います。また、患者にどのような事態が発生していたのか具体的に伺います。さらに、今後の対策についても伺います。2つ目に、穂別診療所での医療と介護の連携の取り組みについても伺います。
答弁 健康福祉課主幹 今井喜代子(健康福祉課主幹は2021年3月まで)
私のほうから、鵡川厚生病院の医療と介護の連携について報告いたします。むかわ町鵡川厚生病院は、平成20年2月末で介護療養病床を廃止し、平成22年9月末で医療療養病床を廃止し、一般病床40床として運営しています。療養病床廃止後においても、長期で医療が必要な患者の入院継続や急性期病院退院後でリハビリを目的とする入院を受け入れるなど、医療が必要なケースの入院対応をとっています。また、入退院時に、家族やケアマネジャー等の関係者を含めた担当者会議を開催したり、地域ケア会議を厚生病院内で開催し、医師、看護師、栄養士、理学療法士、ケアマネジャー等、病院スタッフが参加しやすい体制の中で、ケースの対応検討などを多職種協働で行うなど、医療と介護の連携を図っているところです。入院患者の退院に関する状況としては、入院を必要とする疾患の状態が安定した際には、医師から退院許可が出され、退院に向けての検討がなされます。その中で、退院に向けて生活に不安のあるケースについては、担当のケアマネジャーや地域包括支援センターに連絡が来ております。なお、入院患者の中には、不安を強く抱えるケースもあるかと思いますので、今後も個別において具体的な事例を把握しながら、状況に応じた対応に努めてまいりたいと考えております。また、厚生病院においては、地域の医療、介護、保健の連携を担う医療機関として、訪問看護体制の充実や在宅復帰支援など医療と介護の一層の連携強化を図っていきたいと考えております。さらに、町といたしましても、むかわ町介護保険事業計画において重点施策として、在宅医療・介護連携推進事業を平成30年度からの実施に向けて体制を整備することとしており、事業計画を推進することで充実を図ってまいりたいと考えておりますので、御理解をいただきたいと思います。
答弁 国民健康保険穂別診療所事務長 石垣政志(国民健康保険穂別診療所事務長は2016年6月まで)
それでは、私のほうから、2つ目の穂別診療所での医療と介護の連携ということでお答えしたいと思います。平成19年ですけれども、診療所の改築に伴いまして、医療と保健、福祉、介護の連携強化を目的といたしまして、診療所内に介護保険グループが配置されてございます。ふだんから医師、看護師等が保健師やケアマネ等と情報交換を行ってございます。毎週月曜日の夕方からは、医局が進行役といたしまして行われている院内の在宅カンファレンスには、保健師やケアマネも参加してございます。また、毎月1回開催されている穂別地区の地域ケア会議におきましても、診療所からは医師、看護師、リハビリスタッフが参加しておりまして、会議にかかわるスタッフ全員が情報を共有化しており、適切な連携が図られていると思われます。入退院時の対応につきましてでございますが、家族の方に治療方針の説明や家族の希望も伺いますし、退院時におかれましても、退院予定日や退院後の方針など、家族の要望を聞き入れながら対応してございます。御理解のほどよろしくお願いいたします。
質問 4番 大松紀美子
厚生病院のことについては十分行われていると、要するに退院のときも、きちんと会議をしながらやっていると。だから、十分行われているということなんですけれども、十分に行われているのであれば、私はこのような質問はしないということなんですね。今、穂別のほうのお話も、対応、取り組みについても聞きましたけれども、本当に確かに19床ですから、むかわと比べると小さな病床ですから、一人一人の方の状況とかということも十分把握できて、毎週月曜日にも行われているし、毎月1回も行われていると。そこには保健師さんも含めてやられているということなんですけれども、それに比べると厚生病院というのは指定管理者ですから、確かに穂別診療所のようにはいかないとは思うんですけれども、やはりちょっと不足しているのかなということを私は今感じました。それで、厚生病院との協定書が結ばれているんですけれども、その中に居宅介護支援事業をするということが書かれていますので、当然、今、今井さんがおっしゃったようなことも行われているんだと思うんですけれども、やっていらっしゃることをおっしゃいましたけれども、この居宅介護支援事業というのはどういう事業になりますか。
答弁 健康福祉課主幹 今井喜代子(健康福祉課主幹は2021年3月まで)
協定書のほうに書かれております居宅介護支援事業ですけれども、むかわ町の厚生病院内にむかわ町厚生病院居宅介護支援事業書というものがございまして、そちらのほうで介護の必要な方についてのケアプランを立てて支援をしているという状況がございますので、そちらのほうが書かれているという状況でございます。
質問 4番 大松紀美子
例えば、私がこの質問に至った相談事ですけれども、その方は、例えば厚生病院に入院する前に介護認定を受けていたと。でも、必要になって、病気だということで入院したと。そういう場合と、全く介護認定受けていないで、退院の際に介護認定を受けなければならないといったときは、厚生病院としてはどういう対応をするのですか。
答弁 健康福祉課主幹 今井喜代子(健康福祉課主幹は2021年3月まで)
まず、介護認定を受けている方についてですけれども、その方については、ほぼ担当のケアマネジャーがついておりますので、厚生病院から状況に応じまして担当のケアマネジャーのほうに連絡がいって、退院調整をするという形になっております。介護認定を受けていない方につきましては、厚生病院のほうで、その状況によっては介護認定が必要かなと思うケースについては、看護師さんのほうとかから介護認定を受けるようにということで、まずは役場の地域包括支援センターのほうに相談に行くようにということでお勧めしていただいているというふうに聞いております。
質問 4番 大松紀美子
介護認定受けていない方が退院すると、家での在宅でもちょっと無理があるとか、サービスを受けたいとかとなったときに、厚生病院からは連絡が来るだけなんですか、厚生病院のケアマネジャーさんというのは、そういうことの調整をしないのですか。
答弁 健康福祉課主幹 今井喜代子(健康福祉課主幹は2021年3月まで)
現状では、むかわ町厚生病院内にある居宅介護支援事業所のほうでは、担当する介護認定のケースを三十何名ぐらい持っておりまして、その方についての処遇については検討するということで、あくまでも事業所なので、厚生病院内の退院調整をするという役割ではございませんので、そのような調整はそこの中ではしておりません。
質問 4番 大松紀美子
そうすると、厚生病院と協定書を結んでいますよね、協定書。その中に、当然どことどこの、その事業所を置くということだけじゃなくて、例えばそこで入院していて退院する方が必要になったときに、その中で相談できるということではないのですか。
答弁 健康福祉課主幹 今井喜代子(健康福祉課主幹は2021年3月まで)
今、言っている、むかわ町鵡川厚生病院内の居宅介護支援事業所には、そのような役割ではないというふうに御理解いただければと思います。
質問 4番 大松紀美子
そうすると、何か余計に、今、私が質問に至った相談、今も言いましたけれども、退院後の居宅でも、それから施設にもなかなか入れないということで、結局そういう患者さんが退院を迫られると、何回もいつ退院するのですか、いつ退院するのですかと。そういうときに、本来であれば、例えば病院内で相談ができるということが必要だと思うんですよ。むかわ町の町立病院なのに、そういうことができないというのは、どうしてできないのですか。
答弁 健康福祉課主幹 今井喜代子(健康福祉課主幹は2021年3月まで)
現状の中では、そのような組織的なところでは、体制はないかもしれないのですけれども、その中で、むかわ町地域包括支援センターと一緒に連携をとりながら退院調整をやっていくという形で、こちらのほうに連絡が来た段階では、町のほうでも厚生病院に伺いながら退院調整をさせていただいているという状況です。
質問 4番 大松紀美子
残念なことだなというふうに思ったのですけれども、この療養病床を廃止するときに、すごい前、何年前でしたっけ、21年10月27日の地域医療の充実確保に関する調査特別委員会というのを開いているのですけれども、その中で、今議論したような、私が心配して質問しているような、療養病床が廃止されることで、行き場のない高齢者が生まれることはないのですかと、生まれるんじゃないかとそういう心配があって、何人もの委員からそういう心配の声が出ました。そのときにも、行き場のない高齢者が生まれることはないということを御答弁されているのですよね。私は、この間のいろんな相談を受ける中で、療養病床の廃止の影響が出ているのかなと、出ているのだと。そんなふうに感じていてこの質問になっているのですけれども、町としてはそんなふうには受けとめていないということですか。もう行き場のない高齢者などいなくて、皆さんしっかりと居宅でも安心した生活を送っているし、施設も待たないで入れているという状況ですか、そういうふうに押さえているのですか。
答弁 副町長 渋谷昌彦(副町長は2022年3月まで)
21年当時のお話ということでございましたけれども、当時、医療系の療養病床を廃止をするということで、今後、町立病院の安定経営といいますか、そういったことも含めながら、そしてまた当時は病院の改築というのも視野に入れながら、どういった病院に今後していくのかということで、いろいろ議論をされたものというふうに思っております。そういったようなことで、今議員がおっしゃられたいろいろやりとりもあったようにも聞いております。そういった中で、今までの病床がなくなると、体制が変わるということは、当然何もないというよりも、多分、そういう問題を生じさせないというようなことにどうしていくのかということだったのだろうというふうに思います。そういった中では、今担当のほうもいろいろ説明をいたしましたけれども、病院といいますか、病院の中の医師を初め看護婦等のスタッフ、また介護側のスタッフ、または地域包括センター、そういったものと連携をきちっとしていく中で、そういった問題を生じさせていかないというようなことで今後とも進めていきますというようなことで、多分、当時話されているのだろうというふうに思います。そういった中で、今まさにちょっと問題が生じてきたというようなことでございますので、それについては、そういった対応を進めている中で、やはりどうしても説明がたりないといいますか、病院側と患者側の家族といいますか、そういった受け取り側といったところの意思のそごといいますか、そういったところもあるのかなというふうに思うところでもございます。そういった意味では、今後ともそういったものの問題が生じないような丁寧な取り組みといいますか、対応というのはしていきたいというふうに思いますし、町立病院としてその辺は果たしていかなきゃならないだろうというふうにも考えておりますし、地域包括センターとしての役割というものを果たしていきたいというふうにも思うところでございます。そういったことで、そういった事例があるとするならば、そういった時点でいろいろ情報提供もいただきながら、改善ができるような方向に進めていきたいというふうに思っておりますので、御理解を賜ればというふうに思います。
質問 4番 大松紀美子
療養病床を廃止して、一般病床のみにして、改築をしてというところの議論の中では、私自身も、その後の対応、路頭に迷うような高齢者を出さないということも含めて私も了承した側ですから、病院として、治療の必要な患者さんが必要がなくなったときに退院をしてくださいというのは、それ当然のことだと思っているんですよ。だけれども、もっと、今、副町長がおっしゃったような、本当にお互い患者さんや家族が納得できるような、そういう手厚いというか、温かいというか、患者側の立場に立った対応を町立病院であればこそ、なおのこそ行うべきであるということを私は今回の質問で言いたいことです。今、ちなみに、ここ数年の患者さんの推移というのはどんなふうになっていますか。
答弁 健康福祉課主幹 今井喜代子(健康福祉課主幹は2021年3月まで)
入院患者の人数ということでよろしかったでしょうか。
質問 4番 大松紀美子
両方お願いします。
答弁 健康福祉課主幹 今井喜代子(健康福祉課主幹は2021年3月まで)
外来のほうの部分とということでいいですか。
質問 4番 大松紀美子
はい。
答弁 健康福祉課主幹 今井喜代子(健康福祉課主幹は2021年3月まで)
人数ということになりますか。入院患者さんの人数につきましては、現在40床のうち大体二十数名ぐらいの入院率となっております。ちょっと外来のほう、今調べますので、少しお待ちいただけますでしょうか。すみません、1日平均の外来患者数なんですけれども、1日平均、外来のほうが88名、平成26年度です。入院のほうが1日平均23名、平成26年度となっております。
質問 4番 大松紀美子
改築後の23年ぐらいまでは、計画書という、計画持っていましたよね、厚生病院の。現在のところ、例えば厚生病院、こういう入院患者と外来こんななっていると。町として、鵡川厚生病院業務報告書というのが毎年来ますでしょう。そこには、年間の平均の入院日数とか、外来患者が何人と全部出ていますよね、毎年平均したもの。それによると、23年度は年間の病床利用率は55.3%だったものが、24年度になったら49.7%、25年度ちょっと上がっていますけれども、やはりその程度なんですよ。これ、前の厚生病院の何でしたっけ、改革プランじゃないし、ちょっとごめんなさい。そういう計画を持っていたときに、そうです、改築のときです。病床の利用率は75%、そうしなかったら国の許可がおりなかったということもあって、75%ということで建てているんです、実は。それに比べても、非常に低いですよね。ですから、やっぱり地元のかかりつけ医として厚生病院を利用していただくということの立場に立てば、今、私が申し上げたような、患者や家族が不安になるようなことをもし起こしていたら、この病床の利用率も、外来も上がっていかないんですよね。町として、この病床利用率、外来の平均、これも全部持っていたはずですから、それに対して、現在としてどんなふうな考えをお持ちですか。
答弁 健康福祉課長 高橋道雄(健康福祉課長は2020年3月まで)
今、議員のほうからお話ありました利用率の関係なんですけれども、厚生病院のほうからもいろいろ話は伺っていますけれども、確かに利用率は50%の推移をちょっと継続しているという部分で、利用率を上げる方法はいろいろ検討をされています。40床の中で、本来であればもっと利用率を上げるという形でいく計画でしたけれども、なかなか至らないということがございます。新たに診療所が改築されたという部分での新しい患者さんたちのこちらへの誘導という意味で、近隣の市町村についても、苫小牧からあるいは近隣のところからもある意味来ている方もございます。町内の方を含めて、できるだけ病床の稼働率を上げていこうということで、厚生病院としては、厚生病院自体が苫小牧等に出向いて、そういうこちらへのむかわの入院した方々が戻ってきたときにまた受け入れるということも含めて、いろいろ検討を進めているところでございます。
質問 4番 大松紀美子
そういう努力もされているということですが、こういう私が質問しているような問題が起きないための努力、さっきこれからされていくということをおっしゃっていただいたんですけれども、それとともに医療ソーシャルワーカーという立場の仕事ありますよね。こういう方を置いて、どこに置くかは別にして、やはりそういう患者や家族が、気軽にそういういろんな問題を相談する、できる、私はそういう人を配置することが、これから高齢化率がどんどん上がるわけですし、10年後というと私も75とか過ぎたりしますから、だんだんふえてきますから、そういう人がやっぱりいることで、もうこういうような質問をしなくて済むのではないかというふうに思うんですけれども、その医療ソーシャルワーカーの配置についてはお考えはありますか。
答弁 町長 竹中喜之
私も平成21年の当時に、町長のこの答弁を受けたほうの立場だったわけですけれども、議員御指摘のように入院、そして退院、さらには在宅生活でしょうか、こういったことの地域包括ケアについてのあり方というのをお尋ねなのかと思います。まさに、議員が先ほど申し上げておりますように、2025年、社会保障制度が非常に不安となるような時代をすぐそこに控えながら、どう対応していくのかということで、厚生病院のほうとしましても、今大きな課題として、運営協議会等々もあるわけなんですけれども、地域包括ケアシステムの課題というのをしっかりと押さえているところでございます。こういった中で、厚生病院としての役割というのをこれから、先ほどの答弁を繰り返しますけれども、さらに明確化する中で、自治体、町としての展開するネットワークの構築、そこには町としても体制面での生活福祉というのでしょうか、ソーシャルワーカーの体制、こういったことも考え合わせながら、医療、介護、そして予防に関しての今後に向けての課題対応、極力患者さんに不安のないように、できるかぎり丁寧な対応に努めていきたいと思っているところでございます。あわせて、自治体としてできる対応、仕組みとともに、北海道村町会、さらには全国の町村会としても国に対しそれぞれの政も含めた中、高齢者福祉、さらには介護保険事業計画のサービスというのを一層適切に提供できるよう、これは基盤整備、体制の充実というのもあわせながらですけれども、サービスの充実等もあわせ、先ほど申し上げました全国、全道の町村の大会においても確認され、今後において国に対しても積極的に行政活動にも努めていきたいと考えているところでございます。
質問 4番 大松紀美子
医療ソーシャルワーカーの配置の件については、具体的には御答弁ないのですか。
答弁 町長 竹中喜之
先ほどの答弁の中で、ソーシャルワーカーも触れたつもりなんですけれども……
質問 4番 大松紀美子
そうですか、すみません。
答弁 町長 竹中喜之
今後に向けて必要な人員体制等々についても、しっかりと現実を見きわめながら、対応に努めていきたいと考えているところです。
質問 4番 大松紀美子
ぜひ穂別診療所との連携等もおっしゃっていましたので、よい点はお互いにやっぱり交流し合って、やはり安心してこの町で暮らしていけるような体制、そういうものを構築していただきたいというふうに思っています。