妹背牛町議会 令和6年第2回定例会 2024年6月18日
合葬墓について
2024年6月18日、妹背牛町議会の一般質問で、田中春夫議員が「合葬墓について」質問し、住民課長 石井昌宏、町長 田中一典が答弁しました。
- 質問者
- 田中春夫 議員
- 答弁者
- 住民課長 石井昌宏、町長 田中一典
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は質問の本文をもとに当サイトで付けたものです
質問 1番 田中春夫
(登壇) 田中春夫です。発言通告に従いまして、合葬墓についてお伺いいたします。NHKが2024年1月から7月にかけて首都圏の1都3県と人口10万人以上の市と合わせて97自治体に公益墓地についてのアンケート調査を行いました。その結果、自治体が設置する公益墓地で複数の遺骨を合同で埋める合同墓と呼ばれる墓の数がこの20年間で約4倍に増えています。2022年9月の調査で北海道合葬墓設置自治体が建設中のを含めて50自治体に上っています。これはもう一部の土地周辺で行っていることだけでなく、時代の流れではないかと言えます。合葬墓を設置してほしいという声が聞かれます。行政に届いていない一部の人の声という受け止めでなく、準備ができていますので、いつでもご利用くださいという前向きの規定が必要な段階ではないかと思いますが、見解をお伺いします。もう一点は、供養する親族や縁者がいなくなって管理が行き届いていないなど町民においても、妹背牛墓地を実際に見に行くと、墓はあるが、荒れ地状態のお墓を見かけました。単に無縁仏と言っているというものではありませんけれども、こうした墓地は現在どのくらいあるのかお伺いし、再質問を留保して終わります。
答弁 住民課長 石井昌宏
田中議員の合葬墓についてのご質問にご答弁申し上げます。まず、合葬墓の設置につきましては、これまでに田中議員から2回、ほかの議員の方からも1回の計3回同様のご質問がございましたので、今回が4回目となります。町として合葬墓に対する考え方に変更がないことから、これまでと答弁内容が重複しますが、ご理解をお願いいたします。遺骨の埋葬は自治体が設置する墓地や民間の霊園、寺院の納骨堂などに納めることとされ、これまでは家族単位で埋葬することが一般的でございましたが、少子高齢化の進行や核家族化、継承者の家庭事情等からお墓の管理や継承が難しいケースもございまして、他の墓地や納骨堂に移す改葬や生前にお墓を撤去して更地に戻す墓じまいをする方も増えてきてございまして、遺骨の埋葬先の一つとして血縁関係のない方と一緒に埋葬する合葬墓を利用する方も増えてきてございます。そうしたニーズに対応して、自治体でも合葬墓を整備する動きが少しずつ広がってきており、近隣では砂川市、深川市、赤平市、滝川市が合葬墓を整備しており、沼田町も現在整備中とお聞きしてございます。砂川、深川、滝川につきましては、市内関係者の方に利用を限定してございますが、赤平市は市外の方も利用することができます。また、旭川近郊でも他市町の方が利用できる合葬墓がございます。本町においては、合葬墓の整備についてこれまで数件の要望がございましたが、具体的に合葬墓のニーズが顕在化している状況にはございません。また、整備には多額の費用を要し、維持管理費もかさむことから現時点では合葬墓を整備する予定はございません。次に、無縁仏となっている墓が現在何墓あるかとのご質問ですが、正確に把握したものはございません。管理が行き届いていないことが無縁仏とイコールではないことから、その把握は難しい状況にございます。なお、管理が行き届いていない区画につきましては、数年にわたり区画に注意喚起や使用者確認の文書等を設置するなど、その把握に努めているところでございます。以上、ご理解賜りますようお願い申し上げ、ご答弁とさせていただきます。
質問 1番 田中春夫
合葬墓について墓地情勢についても福祉や公共政策の観点で必要があると。家族がいてもいなくても、お金はあってもなくても誰もが安心して最低ひとしく葬られる場所が用意されているということが必要ではないかと思います。令和2年2月に私が定例会で石井課長から答弁ありました。合葬墓の整備については数件の要望で具体的に顕在していない状況だということで、また整備についても多額の費用を要し、維持管理もかさむことから予定していないという答弁でありました。そうした中で、では具体的に聞きますけれども、整備費用、維持管理費用、これは一体どのぐらいかかるのか具体的にお考えであればお聞きします。やりません、できませんではなく、そういう人たちの声を聞くこと、こうした人たちの声もしっかりと受け止めていくことが大切ではないかと思い、お伺いして再々質問を留保して終わります。
答弁 住民課長 石井昌宏
田中議員の再質問についてご答弁申し上げます。まず、合葬墓の整備費につきましてですが、収容数、またはその形によって様々な経費が想定されてございまして、他町などの例からいいますと1,000体から3,000体ぐらいまで様々な整備状況がございまして、経費につきましても1,500万から3,000万程度が本町で調査した例で一番多かった価格となってございます。合葬墓につきましては、その形態、周辺の環境整備、それらをどのような形でするかによって価格が大きく違っていると聞いてございます。それともう一点、その合葬墓の整備についての本町の考え方でございますが、実際にやむを得ない事情で遺骨の処理に困っている方がいることも事実であると認識してございます。その対処については検討してまいりたいと考えてございますが、現時点といたしましては町民の要望に加え、事業の緊急性、必要性、整備の熟度、効果等を評価し、事業の優先度を判断する必要がございます。本町では今後大型の事業なども控えていることから、合葬墓の整備優先度は高くないと考えてございますので、本町以外でも現在のところ他市町の方が利用できる合葬墓もございますので、それらの利用をご検討いただくよう本町としては考えてございます。以上、答弁とさせていただきますので、ご理解をお願いいたします。
質問 1番 田中春夫
墓は単に遺骨の保管場所というだけではなくて、亡くなられた人と向き合う場としての意味があります。ライフスタイルも変わり、家族 人も大勢いる中、墓の在り方についても社会全体で考える時期に来ていると思われます。この点についてどのようにお考えか、質問を終わります。
答弁 町長 田中一典(町長は2025年3月まで)
ただいまの田中議員の再々質問についてお答えを申し上げます。現状は、第9次妹背牛町総合振興計画が令和2年から令和11年度まで続いております。その中での計画期間中には合葬墓の整備予定はございませんでした。ですから、広く町民の方にこの問題について検討してもらうためにも第10次妹背牛町総合振興計画の検討課題の中にこれをしっかりと入れていきたいと今のところは考えております。それから、現状宗教の範囲の中でお墓というものは扱われてきたということと、それを田中議員がおっしゃるように社会全体でというふうに大きな流れが来ているという判断を今お話しされたようですけれども、これも町民全体にお話を聞いて機運を醸成していくという手続が必要になると考えております。ですので、その令和12年度から始まる第10次妹背牛町総合振興計画の中に検討事項として盛り込みながら、現実にはそれが必要と思われる方たちのアンケートを取る以前に議員の皆さんが関心あれば町民の方に例えば署名を集めていただくとか、現実の数字を見せていただくという動きも必要になろうかと思っております。現時点でのアンケート調査を単独でこれに関しては行うつもりは現在のところございませんので、これをもって答弁とさせていただきます。