みんなの議会

妹背牛町議会 令和3年第4回定例会 2021年12月16日

町長選挙の選挙公約と今後4年間の町政について

2021年12月16日、妹背牛町議会の一般質問で、廣田毅議員が「町長選挙の選挙公約と今後4年間の町政について」質問し、町長 田中一典が答弁しました。

質問者
廣田毅 議員
答弁者
町長 田中一典

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は質問の本文をもとに当サイトで付けたものです

質問 5番 広田毅

(登壇) 通告に従いまして質問をいたします。まず冒頭に、再選を果たされました田中町長に対し祝意を表したいと思います。先ほど同僚議員であります石井議員のほうから質問がございましたけれども、私これから質問させていただく内容と重複する場面がございますけれども、どうかご答弁いただきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。さて、任期満了に伴います町長選挙で選挙公約についてのことと今後4年間の町政についてお伺いをいたしたいと思います。まず、1点目、1期目、13項目もの選挙公約を掲げられていました。当選後に選挙公約についてメディアのインタビューに、できることはやる、できないことはできないと学ぶことができたとお答えになっておられますが、2期目の選挙公約に継続した1期目の公約が見当たらないと感じております。それはなぜなのでしょうか。町民、有権者にとって選挙公約は何にも増して重要と考えますが、継続性を持った公約がないとすれば、1期目の選挙公約とは果たしてビジョンを持ったものだったのでしょうか。選挙公約についてお伺いをいたします。2点目、2期目の選挙公約に本町にとって大きな課題である小中学校の統合、町民会館の新築移転をあえて取り入れなかったのはなぜでしょうか。また、今回の公約ナンバー9に温泉リニューアルを通じてとありますが、町民に温泉改修に関するアンケート調査をお願いしている段階で、選挙公約とはいえリニューアルすることを前提とする表現はいかがなものかと思いますが、これらのことも含めてお考えをお伺いいたします。再質問を留保して終わります。

答弁 町長 田中一典(町長は2025年3月まで)

ただいまのご質問に対しご答弁をいたします。4年前の1期目の選挙公約で私は13項目を掲げ、当選することができました。しかし、実際には御存じのとおり実現不可能である内容も多々ございまして、何度かこの場でお詫びをさせていただいたことを記憶しております。この1期目の4年間の間にちょうど第9次妹背牛町総合振興計画の策定時期と合わさったことから、多くの町民皆様のご意見、ご要望を聞くことができました。さらに、町政懇談会におきましても各地区でのご意見、ご要望も多く聞かせていただく経験を持たせていただきました。その多くの声を聞いた中で、1期目で掲げた私のビジョンよりも町政のかじ取り役として現在町民の皆様が何を望んでいて、どのようなまちづくりを目指しているのかを考え、1期目に掲げた選挙公約の反省も踏まえまして、2期目の選挙公約は4年間聞いてきた町民の皆様の声と現在妹背牛町として進むべき方向を私自身も考えた中で2期目の4年間で実現可能な目標設定とさせていただきました。また、2期目の選挙公約に小中学校の統合、町民会館の新築移転をあえて取り入れなかったのには理由がございます。私の2期目の4年間におきましては、この2つの大きな計画に関しては計画を練る段階でございまして、様々な議論が活発に行われる時期に当たるという認識でございます。ですので、今期の中での建設には予算的に組み込まれないであろうこともあり、後年次の表明に譲るという認識の中でございました。ですから、重要な案件であることは充分承知の上で、今回は公約の中にはあえて入れなかったということでございます。誤解のないように申し上げたいのは、この2つの案件が重要案件であるという認識を議員ご指摘のとおり明確に私も自覚しているということでございます。また、公約9番、温泉のリニューアルを通じてと述べましたのは、3つの選択肢、これは議会議員の皆さんともお話ししている中でもありましたし、アンケートの中にも含まれていると思いますが、1、改修をやめる、2、町民向けの保養施設として最小限の改修を行う、3、町外客も意識した観光施設としての改修という3択の中で私の考えは選挙公約に述べたとおり、2の保養と3の観光での誘客の両面を踏まえた施設改修を行いたいという表明でございました。その理由でございますが、御存じのようにペペル温泉はもうすぐ開業から30年が経過し、これを維持するために老朽化した施設、設備を改修するだけでもおおよそ3億円が試算されております。また、この程度の改修のみでは全額が町の持ち出しとなるため、財政的には逆に厳しくなると考えられます。そこで、温泉施設の機能強化も含め改修を行うことで過疎債の借入れが可能となります。過疎債を使うことでその元利償還金の7割は地方交付税で算入されますので、財政的にも有利なこちらのほうを選択し、単純な改修ではなくある程度の規模の改修を行いたいと考えているわけでございます。これから結果の出てまいります町民アンケートなどを参考にさせてもらうのはもちろん、議会とどのような改修をどのような規模で行うかの議論は綿密に行わせていただくつもりでございます。ただ、ここでご理解を願いたいのは、妹背牛町の財政を預かる立場から考えるときに一定の方針を述べるべきと考え、リニューアルという表現を選ばせていただいたということでございます。私もまだ町民アンケートの結果報告は受けておりませんので、もし町民の大勢の意見が違う検討方針を支持している場合には充分に聞く耳を持つつもりでおりますことを申し添えまして、答弁とさせていただきます。

質問 5番 広田毅

今2点について町長からご答弁いただきました。まず、1点目なのですけれども、1期目の13項目の公約についてなのですけれども、1期目は今町長申されたとおり、定例議会の中でもできないことについては真摯に謝罪をされたという経緯は確かにございます。1期目の公約のよしあしについては別として、私から見ると具体的であり、町民、有権者にとって分かりやすい公約であったかなと、そんなふうに思います。しかし、今回の公約については、町長述べられておりますように、学習されたのか、総論的、また抽象的な表現にとどめられております。ある意味公約に幅を持たせたとも言えますけれども、町民にとっては具体性がない分イメージがしづらい公約であると私は感じています。そんなことも踏まえまして、農業に関する公約についてとその継続性について次のことについてお伺いをいたします。まず、1点目、1期目の5番目の公約にある大規模圃場農家だけではなくJAS有機認証を含む将来農業の展開を見据え、検討し、賢く後押ししますとあるのです。しかし、残念ながら2期目の公約を拝見させていただきましたけれども、どこにもこの記述がございません。これは、私から見ると継続性のある公約ではないと理解しておりますが、町長先ほどおっしゃったように、1期目の4年間で町民が何を求めているのか、どんなまちづくりを求めていくのかというのを充分把握した中で今回の公約をつくったとおっしゃっておりましたけれども、町長常々挨拶でも、うちの町は農業が基幹産業だとおっしゃっていますよね。その割には、2期目の公約の中に米価下落対策の要請活動以外に何も見当たらないのです。ありますか、どこかに。ないですよね。これは、先ほど私申し上げましたとおり、1期目で町民がどんなまちづくりを望んでいるのか把握できたとおっしゃいましたけれども、農業というのは必要ないのですか、まちづくりに。これのことに対してお答えをいただきたいと思います。それから、2点目、選挙公約の3番目、これは今回の2期目の公約になります。コロナ禍の影響から派生した米価下落を下支えするための強力な要請活動を行うということでありますけれども、先ほど同僚議員の石井議員からも質問ございましたけれども、町長答弁されておりましたけれども、あまりよく分からなかったのです。具体的な内容についてどのような要請の内容だったのかを教えていただきたいと思います。また、行政独自の米価下落対策の支援策、私去年の12月の定例会から言っているのです。今回で3回目です。石井議員は9月とおっしゃっていましたけれども、3回目になるのです。いまだに準備ができていないというのは一体どうなっているのか、よく私には理解できないのですが、この支援策を今後は先ほどの答弁では議会とも相談しながら、臨時交付金ですか、臨時交付金というのは恐らくコロナ関係の地域振興の臨時交付金だと思いますけれども、それを使って支援策考えられているのかと思いますが、具体的に今分かればお話しいただきたいなと思います。この2つは、大きな1番目の1点目の質問であります。次に、大きな2番目の質問になります。2期目の公約ナンバー9にある温泉に関してですが、リニューアルを通じて地域資源の魅力アップを図るとの件でありますが、令和3年2月に委託先より温泉施設改修基本設計業務報告書が議会に、行財政ですね、提出されまして、説明を我々も受けております。その際、もう少し深掘りをしたほうがいいのではないかということで追加調査になっておりまして、町長先ほど答弁で言われたように、温泉改修について町民に対してアンケート調査を6月に行っております。この調査につきましては、無作為抽出された600人の方に行っておりまして、町長先ほど言われたように、主なものを言いますと、先ほど町長言われたとおりです。改修の規模について聞いている設問があります。その中に、設問の中に廃止という選択肢もあるのですよ、ペペル温泉。これは現実的ではないかもしれませんけれども、そんなアンケートを今取っている現状の中なのですけれども、先日企画振興課にお伺いしました、このアンケートについて。そうしましたら、この成果書がコロナの関係で予定より1か月遅れる見込みと伺いました。当然町長も先ほど私もまだ把握しておりませんと、説明を受けておりませんとおっしゃっていましたけれども、当然のごとく議会にも報告書の説明が現状ではありません。改めて、このリニューアル、町民に対してあたかもリニューアルする、規模は別にしてリニューアルするということを想起させる表現ではないのですか。こういったことを踏まえても、私は再度申し上げたいのですが、不適切ではないのか、そんなふうに考えています。町長は、この公約の意味をどのように、選挙公約です。選挙公約というものは町長はどういうふうに理解されていますか。ただ単なる努力目標として理解されているのか、町民に対するお約束として捉えられているのか、その辺のお考えをお聞かせいただいて、再々質問を留保して終わります。

答弁 町長 田中一典(町長は2025年3月まで)

議員の再質問に対し、答弁をさせていただきます。まず、農業を基幹産業として言っている割には第2期目の政策の中で米価の下落のことしか語っていないというご指摘をいただきました。それで、要請の具体的な内容をここで述べよということでございますので、述べさせていただきます。空知の町村会で理事として行ったときには、米価の下落問題は口火としてそのときの会長の北竜の佐野町長が切りました。それから、何かご意見ありますかということで、私が手を挙げまして、そのときに申しましたのは、米価の下落はもちろんですけれども、一番厳しいと思われる、その前にある与党のほうが5年前に水張りをやめたところから5年後、今年から水張りの補償金というか、お金を切るという農業新聞でのスクープが最初ございました。それで、私すぐその足で農政課長と相談した後にJAの組合長のところに話しに行きました。そして、これはとんでもないことになる可能性があると。もちろん場所によって、地図にありますけれども、全体としてはとんでもないことになる。JAの組合長も、中央に要請に行くけれども、町長も道に行く、あるいは国に行ったときにはぜひこのことに関して話をしてほしいと言って、お別れをしました。その後12月1日、私が発言した内容は、道農政部長を含めて、あれはちょっと改定されて、これから5年後それが施行されるので、5年間の猶予を与えるということの中で、農家の経営をブロックごとに転作していけるところはいく、あるいは高品質作物に移動していくところは移動していって、生き残りをそれぞれ考えてくれというちょっと突き放したような感じでお話しされました。しかし、それに関しては、こちらはのめる話ではございませんので、それはこちらが5年間の間にただ道を決めるというだけではなくて、制度として生き残っていける制度をこれはつくらなければいけないということで、それから陳情にも中央にも行かせてもらいました。そこで話をさせていただきました。それから、その後に与党の議員団が部屋を用意してくれまして、そこで陳情活動をさせていただきました。そのときには、その話はもう充分周知されていましたので、一々触れずに、その中の道10区の議会議員の方にうちの町にも寄っていただいて、うちの町の情報を持っていってほしいということで話を耳打ちさせていただきました。必ず行かせていただきますということで、その方は議会で一般質問をどういうふうになさったか、まだ分からないのですけれども、私としてはこの妹背牛町にとって非常に大きな問題をそこで発言させていただきました。要請の具体的な内容はそういうところですけれども、次に米価下落に対しての具体的な案は今どうなのかというところでございます。これは、先ほど同僚議員の石井議員にもお話をさせていただきましたけれども、もう一度、大切なので、話をさせていただきます。この米価下落は、もちろん現実的なものとなっておりまして、今具体的な本町への影響がどれくらいになるのか正確な数字を把握しようとしているところでございます。先ほど議員おっしゃったのは、コロナの特別交付金で充てるのかという疑問でしたけれども、コロナの特別交付金が出る前に、私たちとしてはそれに対応しようと、独自の財源でそこに充てようという話をもう既にしておりました。ほかのまちでは別の形で支援すると、その場合には農協さんはこういうふうにしてほしいという指示は今回は出さなかったと。私たちは私たちの町で一番やりやすい方法で営農が続いていく支援をしたいということで、農政課長共々、また財政とも話しておりました。そのうち約6,000万円近くの、まだ確定はしておりませんけれども、コロナ予算がつくということで、もしかするとそれが上手に使えるのかなということで、財政的にはありがたいのですけれども、その前からこの対応は進めていくと。私の選挙が始まる前からこのことに関しては準備を進めておりました。いつでもその対応ができるように、農政課長とも連絡を取って、次々と入ってくる情報に対応させていただきました。ですから、議員ご指摘の3番目のコロナ禍の影響から派生した米価の下落を下支えするためにと言ったのは、これはまず喫緊の問題です。次に、国会議員、道議会議員、空知町村会と共に行ってやりたいことは、大きな農政の転換に対して生き残っていける制度をきちんと残してほしい、そのことの提案をもって、それは空知町村会だけではなくて、北海道、全国の農業者に向かって一緒に共闘を組んでやっていく覚悟がなければこれは動かないことだと思いますし、そういうふうに動いていきたいと思っております。以上をもって答弁とさせていただきます。それから、もう一つありました。リニューアルについてです。私は、このリニューアルに関して先ほども答弁させていただきましたけれども、改修をやめるという選択肢もアンケートの中にあったことを覚えております。それから、町民向け保養施設として、あるいは町外も意識した観光施設として。私が選挙公約で言いましたのは、絶対こうするのだということだけではなくて、それはもちろん絶対こうするのだという気持ちはあったとしても、それを支持する町民、それから町民の代表であります議会の皆さんとも協議しなかったらこれは進みませんけれども、財政を預かる立場としては、皆さん御存じのように、今私たちが持っている資産というのは非常に少ないものでございます。ですから、妹背牛がまだ過疎の町として過疎債を使える段階でこの方向で考えてほしいという提案を強力にさせていただきました。この方向に持っていこうという意図はもちろんございませんし、町がやるのだから、それはやらせておけということにもなりません。皆さんが監視役としてこのことに関しては鋭意詰めていきながら、妹背牛町にふさわしい在り方を検討していきたいと思っておりますので、ご答弁とさせていただきます。

再質問 5番 広田毅

今の再質問の中でちょっと答弁漏れがあるので、選挙公約について町長のお考えを最後に聞いたのですけれども、よろしいですか。

答弁 町長 田中一典(町長は2025年3月まで)

先ほど町長は公約をどの程度の重さで捉えているのかというご質問でございました。私は、努力目標として捉えている部分もありましたけれども、今回第2期に関しては努力目標だけではなくて、この方向に進みたいという意思を示して、それを皆さんのご批判の下にさらそうという覚悟で書いたつもりでございます。以上です。

再質問 5番 広田毅

町村会を通して今回の米価下落に対する要請活動、詳しく今町長からご答弁をいただきました。僕が本当は聞きたかったのは、もっと具体的にどのようなことを要請されたのかということをもう少し細かくかみ砕いてご答弁いただきたかったのですけれども、それはいいです。私は、ご案内かと思いますけれども、米価下落対策の国の方針が産地の長期の計画的販売を支援する米穀周年供給というのがあります。これと需要拡大支援事業に申請済みであります20年産米の37万トン、このうちコロナ関連で需要が減った相当分の15万トンを特別枠として支援すると、そんなような内容になっているわけなのです。この内容を2つに分けて説明しますと、この15万トンの保管期間を長く延長するということと、保管料についてはたしか従前は2分の1だったと思いますけれども、今回は全額助成するということになったかと理解しています。2番目は、保管後のこの米の取扱いなのですけれども、中、外食、中食というのは簡単に言うと、町長分かっていますよね、スーパーなんかで弁当だとか売っていますよね、それを買ってテークアウトして、そしてうちで食べるのを中食というのです。それから、外食はわかりますね、外食などへの販売に半額の助成をする。子ども食堂など生活弱者への提供については全額助成すると。この2つが柱になっているのです。コロナの米価下落対策、これが大きな柱になっているのです。しかし、特別枠の15万トン、これいずれ市場に出てくるのです、試食米用として。幾ら管理、保管していてもいずれは出てくるのです。今後機会があればではなくて、それこそ機会を見つけて要請していただきたいのですけれども、やはり市場隔離をしないと根本的な解決にはならぬのです。そして、市場隔離をしていただいて、概算金の追加払いが可能となるような価格水準が見通せるような要請をしていただきたいのです。できるだけ機会を見つけて、つくって要請をお願いしたいと思います。このことについて、今私勝手にお願いをしましたけれども、町長、今私の話聞いてどんなふうにお考えになっているのかお聞かせいただきたいのと、先ほど町長も道に行かれたときに水活、水田活用直接支払交付金のことをおっしゃっていましたけれども、これは本当に唐突、突然に示されました。最初は過去5年ということだったのですけれども、このとおりやったら大変なことになるところだったのですが、今後5年間ということで麦だとか大豆を含めて一度も水張りのなかった水田について交付対象から除外するということになっています。まだ正式に決定されているわけではありませんが、ほぼ決定されていると考えてもよろしいかなと思います。ですから、このことについては米価下落で苦しんでいる農家に対して傷口に塩を塗り込むような本当に乱暴な見直しであると、そういうふうに私は考えます。到底容認できるものではありません。それで、町長も御覧になったかと思いますけれども、農政課から、妹背牛町で全転、農地を全部休耕されている方の影響について農政課長から資料をいただいています。妹背牛で全転をされている方が31件、147ヘクタールあります。一番影響を受けるのは秋小麦です。これが2,300万ほど。2番目が花卉です。これが820万円ほど。3番目が黒大豆、710万円ほどです。合計6,000万が影響を受けると、これ全転者だけです。今妹背牛町の農家の平均耕作面積が20町ちょっと切れるぐらい、19町ぐらいになっています。当然大規模化していますから、転作面積もでかいのです。直播で水稲ばかりやっている方もいますけれども、妹背牛はさっき言ったように1,000町歩転作しているわけですから、結構な面積だと思います。3分の1転作しているのですけれども、そういった方はここに含まれていませんから、簡単に田んぼに水張り、戻せばいいのではないかと、そう思われては困るのです。簡単な問題ではないのです。特に大豆なんかというのは土を細かくするわけです。そうすると、本当に隙間のないような、上から土を見ますとそんな状況になっているわけです。そこに水を入れて、全部水戸口から後ろのほうまで水がすぐ当たるかといったら、そんな簡単なものではないのです。ですから、いきなりすぐ水田に戻すといっても、非常に大変な作業になるのです。ですから、唐突な水活の見直しというのは容認できないのです。ほかにも、町でいえば固定資産税が減りますよ、大きく。もしくは、これ畑地化したら、今日農業委員会の局長、それから会長も見えていますけれども、畑地化すると農地の価格下がります。これ当然の話ですけれども、恐らく20万は切るのではないかなと思ったりもしますけれども、それともう一つは、そうしますと固定資産税が減るわけですよね、当然。もうどうもならぬということで、離農する方が急増するというようなおそれもあります。それから、さっき言ったように所得が大幅に減ると、転作している方ほど所得が減ると、減収するということになりますから、経営のほうも非常に悪化して大変な状況になるのでないかなと思います。それから、さっきの固定資産税収入の減少、これに伴って、それぞれJAさん、農協さんから農地を担保に借金しているわけです。その借金というのは今の農協で見ている農地の値段の何割かということで、例えば7割とすれば70%を見た中で貸付けを行っているわけなのです。でも、これ畑地化してしまって農地の評価が下がるとJAにとっても大変なことなのです。ですから、波及的というか、いろんな部分に大きな影響を及ぼすことになるのです。それぐらい大変なことなのですよ、この問題は。ですから、まだ正式には決定されていませんから、先ほどの米価下落のお話と同じように、機会をつくっていただいて、町長自ら強力に撤廃もしくは大幅な見直しをしていただきたいということをお願いしたいと思います。釈迦に説法だと思いますけれども、農業を守ることはこの地域を守ることになりますし、またそれが直結する問題であると、そんなふうに考えています。先ほど石井議員がおっしゃったように、くどいようですけれども、機会を町長自らつくっていただいて、積極的に要請活動していただくように。一番いいのは出向くのが一番いいですけれども、電話をかけていただくのも一つかと思います。そのぐらい国会議員、道議会議員とふだんの付き合いをしていく中でパイプをつくっておかないと、こういう大きな問題が出てきたときに機動的に対応できないのです。それがうちの問題、抱えている町の内情を国会議員にすぐ伝えられるという一つのツールにもなるのです。その辺よろしくお願いしたいので、その辺についてもご答弁いただきたいと思います。それから、最後になりますけれども、独自の支援についてです。町長、ほかの町村のことなので具体的には申されませんでしたけれども、私も議会事務局を通じて調べていただきました。この管内だけです。北空知管内だけです。北竜町では補正で玄米ばら調製集出荷施設の利用者に対して利用料の3割相当分を支援するということに決まったそうです。また、沼田町においても、今日恐らく議会開会されているのかな、妹背牛と同じく。まだ決定は、当然議会開かれているのだと思いますので、決定はされておりませんけれども、沼田町においても同じように集出荷施設の利用料の支援をされるそうです。また、JA北いぶき妹背牛支所に私出向きまして、担当の方にちょっとお話を伺いました。コロナ感染症の影響による資金の案内が11月に組合員さんにありました。名前は農林漁業セーフティーネット資金という名前でありますけれども、3年据置き、5年間無利子、15年償還という資金だったと思います。これらの申込みがどのぐらいあったのかお聞きしましたけれども、さすがに、議員でありますけれども、件数と融資総額についてはお答えはできないということだったですけれども、既に私の前に沼田町は町議会でJA北いぶきに問合せがあったそうです。沼田町には回答しているそうです。今回は残念ながら私一人の案件でお願いしたものですから、件数までは教えていただけませんでしたけれども、担当の方からは担当が予想していた以上に融資の申し込みがあったそうです。ですから、非常に米価下落の影響は大きかったのだなと改めて知らされた思いがします。これらのことを踏まえてぜひ、先ほどもご答弁いただいておりますけれども、支援策を早急に実施していただくようお願いを申し上げたいと思いますし、またこのことについて再度ご答弁いただきたいと思います。以上をもちまして私の質問を終わります。

答弁 町長 田中一典(町長は2025年3月まで)

委員の再質問に対してご答弁を申し上げます。まず、国の長期販売戦略及び保管料、それからまた15万トンの特別枠として支援するという話は、衆議院選挙の前から私はある与党候補のほうからお話は聞いておりました。ただ、私も聞いたときに、15万トンだけを特別枠として、子ども食堂へは全額助成、外食、中食に関しては50%とありましたけれども、私も同じようにこれは一度市場に出てくるのだと思わざるを得ませんでした、素人でも。そのときには、一定ほかの値段のお米の米価を引き下げる傾向が出るのではないかということは私も予想つきました。ですから、そのときにはまだ選挙前ですので、一々けちつける必要もありませんし、これはもちろん当選して国会議員の先生になられてからこのことに関してはこれからどうなるのですかということの中で、できたら長期販売戦略、市場隔離をしていただきたいと。それから、概算金の追加払いができるように値段をコントロールできるような動きをしてほしいという先ほどの要請のことに関しては、私もこれは機会をつくってといいますか、もちろんつくりながら、電話ででもいいです。最近これから会う機会もあるのですけれども、まずは直接私の町の実情として、先ほど石井議員からもありましたように、うちの町として今こうやって困っているのだという声を届けるつもりでございます。それから、先ほど秋小麦、それから花卉、それから黒大豆、転作面積が大きい20町平均の我が町の中で、また1,000町歩に及ぶ転作が今のところ含まれていないというご指摘もございました。これらに関しましては、本当に重大な問題で私もこれは容認することができませんし、先ほど来やっています道議会議員、それから中央の国会議員、それに対して強力な要請をしていく意味でもこれから足しげく通ったり連絡を取って密にこの町の状況を伝える役目をして、ぜひ生きていける町として残るように努力をしていくつもりでございます。それから、北竜の例、それから沼田町の例がございましたけれども、カントリーの利用枠、集出荷施設も30%支援金とございますが、妹背牛町におきましては今のところそこに100%出ている、あるいは高出荷率で全町の農業者の方が利用しているという案件がつかまえにくいというか、そういう形にはなっていないので、今農政とも協議しながら、それは営農する気持ちをかき立てるための支援金として現金として給付がいいのではないかというところの中で今話を詰めているところです。その金額の規模に関しましては、速やかに議会の皆さんと検討させていただいて、どの規模がいいか、私たちの財政規模の中ではどれが検討に値する数字なのかということをきちんと示していく機会をすぐにつくりたいと思っております。以上で答弁とさせていただきます。

出典:妹背牛町議会 令和3年第4回定例会 2021年12月16日 議事録 PDF(24ページ) 間違いを知らせる