妹背牛町議会 平成29年第1回定例会 2017年3月10日
国の減反政策の廃止について
2017年3月10日、妹背牛町議会の一般質問で、工藤正博議員が「国の減反政策の廃止について」質問し、農政課長 廣田徹、総務課長 廣瀬長留次、教育課長 浦本雅之、健康福祉課長 石井美雪、町長 寺崎一郎、教育長 土井康敬が答弁しました。
- 質問者
- 工藤正博 議員
- 答弁者
- 農政課長 廣田徹、総務課長 廣瀬長留次、教育課長 浦本雅之、健康福祉課長 石井美雪、町長 寺崎一郎、教育長 土井康敬
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は質問の本文をもとに当サイトで付けたものです
質問 1番 工藤正博
(登壇) それでは、通告に従い、質問をいたします。きょうは、あの東日本大震災から2,162日目です。既に丸6年となりますが、破壊された原発の廃炉はなかなか進まず、復興もままならない日が続いています。賠償、除染、健康など課題が山積しています。一日も早い復興を願うものでもあります。泊原発を抱える我が北海道も原発に頼らない自然エネルギーの転換も求められています。そんな中ですが、日本の食料の守り手がこの北海道であるということは疑う余地もありません。質問の第1は、国の減反政策の廃止に関連し、質問します。米の生産調整、減反政策が平成29年産限りで廃止する、つまり今年限りであります。平成30年産からは、生産数量目標を設けてきた国にかわり、生産団体や都道府県でつくる協議会が生産計画の目安を示すことになり、道内でもその準備が始まっています。まさに今国は国民の食料を守ることを放棄したと言われても仕方がありません。日本の農家は、45年以上にわたる減反政策に振り回されながらも、耐え忍んで今日まで頑張ってきました。その結果が政府は後は野となれ山となれと言わんばかりについに放り出しました。国がどんな移行措置をとろうとも、日本の主食、米を本当に守ることができるのだろうか。これに加えて、平成30年度以降は農家向けの定額補助金も廃止されます。生産団体や都道府県でつくる協議会が消費者、外食産業などの需要を充分に酌み取った上で生産目標を積み上げることができるでしょうか。農家には、過剰生産が起きないのかという根強い不安もあります。政府は、既に飼料用米、つまり餌米、この米に多額の補助金を出すなど転作を奨励して主食用の米の生産を抑えていますが、それがいつまで通用するでしょうか。ある報道では、つくり手の意欲と工夫で道産米の価値を高めることが望まれると農家に責任を負わせている報道もあります。率直に伺います。今の農政について、基幹産業を守ることについて、一言では無理かもしれませんが、その思いをぜひ聞かせていただきたいと思います。次に、税金の通知書にマイナンバーを記載することに関連して質問いたします。総務省は、今年5月に各事業者に郵送される市町村民税などの特別徴収税額の決定通知書にマイナンバーを記入するよう市町村に勧めています。今年6月の給料から住民税を天引きするために、各市町村は5月10日前後に事業者への従業員の税額が記載された決定通知書を郵送します。これまで通知書には従業員の名前、住所、税額が記載されていますが、マイナンバー制度普及のために総務省が書類の書式を変更します。5月に使用される通知書には、マイナンバー記入欄が設けられています。総務省は、自治体向けの通知などで番号を記載するよう指示しています。これは、昨年11月にもう既に報じられています。しかし、この通知書にマイナンバーを記載し、郵送することは、重大な個人情報の漏えいが危ぶまれます。そこで、今各地の地方議会で番号の記載中止を求めて陳情する動きが始まっていると言われていますが、通知書にマイナンバーを記載し、郵送することは、情報の漏えいが起こらないでしょうか。お答えいただきたいと思います。次に、就学援助の新入学児童生徒学用品費について質問いたします。この新入学児童生徒学用品費については、今までは6月に支給されてきたという経過がありますが、本来は新学期開始前にこそ支給されるべきではないかと私は考えます。私は、以前就学援助の学用品を学用品費が間に合わなくて中学入学の子のために利子の高いカードローンを借りて制服をつくるしかなかったという悲痛な声を聞いたことがあります。親としても我が子に恥ずかしいという思いだけはさせたくないという強い思いで、本当につらい、せつない思いをしただろうと胸が裂ける思いをしたことがあります。この支給時期について、昨年5月24日の参議院文教科学委員会で日本共産党の田村智子議員が2月から3月に支給するよう強く求め、その結果、文部科学省は児童生徒が必要とする時期に支給されるよう市町村に働きかけることを約束しました。また、道議会でも真下紀子議員の質問を受けて、昨年9月30日付で道教育長が就学援助事業の実施についてという通達を出しました。その中で、新入学児童生徒用品費、修学旅行費等は児童生徒が援助を必要とする時期に速やかに給与することができるよう充分配慮する必要がありますと記されています。このような経過から、来年度からの入学生から支給を前倒しする自治体が広がっています。道内では、初めて実施するのが苫小牧市で、来年度の新中学生を先行して3月に前倒しして支給することも明らかにしています。空知管内では、私が知る限りでは奈井江町が来年度から実施されるようであります。今子供の貧困対策としても入学前の支給が徐々にふえてくる傾向にあると思われます。その一方で、安倍政権が平成25年度から生活保護の扶助基準を引き下げたことによって、就学援助の認定基準が改正され、それに追随し、対象者が減らされている自治体も生まれていると言われています。そこで、妹背牛町での児童生徒の就学援助受給状況、人数と新入学児童生徒学用品費の金額がおおむねで結構ですが、わかればお伺いしたいと思います。加えて支給日は何月でしょうか。最後に、乳がん検診は義務化にすべきという提案にどう応えていただけるのかについて質問いたします。日本女性の11人に1人が罹患すると言われているのが乳がんです。年間5万6,000人余りが乳がんと診断され、そのうち約1万人が亡くなっています。乳房の摘出を受けたりすると、失う悲しみや不安などはその人にしか理解できないほどの経験を味わうことになるのではないでしょうか。乳がんは、発見されたときは小さくても、それが急速に発育し、左右のわきの下のリンパ節や肝臓に転移しやすいと言われています。まさに一刻を争う対応が求められています。ある人は、この病気の兆候に気づいたのは自宅で何げなく胸を手でさわった、そのときだと。小豆ほどのこりっとしたものに触れました。乳腺炎かなと違和感があったものの、仕事がとても忙しくてすぐには病院に行かなかった。時は経過したけれども、札幌の専門病院を受診した。検査は良性だった。しかし、後日受けたMRI検査などで小さながんがあることがわかりました。この人は、自分の健康を過信していたと反省をしていました。しかし、多くの女性は仕事や子育てに追われていても、大きな病気をしたことがなく、ついつい乳がん検診をサボってしまうのではないでしょうか。それが現実ではないでしょうか。がんと診断されると、本人だけでなく周囲にも大きな心配をかけることになり、本人と家族の生活は一変してしまうことになります。それだけに乳がん検診の一部助成はされているものの、何物にもかえられない大切な女性の命を守るために、今こそがん検診は義務化すべきと提案いたします。マンモグラフィーやエコー検査も含めて、行政が支援し、検診を受けやすくする環境をつくることが大切です。会社や農作業が忙しくとも検診は義務なのだと、こういう環境をつくり、行政が担保することが重要になります。夫や家族に遠慮がちになるのがお母さんなのです。妻なのです。女性なのです。行政としてさまざまなハードルがあるでしょうが、大切なのは実行するために何が必要か、命を守るというこの崇高な取り組みに意欲を持って進められるのかが今試されていると思います。笑顔あふれるまちづくりのために、乳がん検診の義務化に取り組む意欲をぜひ示していただきたいと思います。以上、再質問を留保して終わります。
答弁 農政課長 廣田徹(農政課長は2020年12月まで)
私から減反政策の廃止についてお答えをいたします。国は平成30年より米の配分から撤退し、各地域市場経済に委ねるとしたことは、日本の主食として食料安保の意味からも納得できないものがあります。また、国はかわりにきめ細かい情報提供や需給見通しを出すとされており、余り影響がないのではないかと言われておりますけれども、不安は解消できないものと思います。一方、農業関係者からは、飼料用米の転換が進んだことや現在の需給動向から見ても極端な価格変動は起こらないのではないかという声、また起こってほしくないという声が聞こえておりますが、絶対価格が下がらないという保証はなく、一度需給バランスが崩れ価格低下を招きますとそれをもとの価格に戻すことは大変難しいと思いますし、ただでさえ農家の経営が厳しい中、経営がもたないことが非常に懸念されるところでございます。国では、これに対応するために収入保険制度の導入を予定しておりますが、基準収入を5中5、5年間の平均で算出することになっておりまして、これでは農家を守ることにはならないと思いますし、少なくとも戸別所得補償であったように生産費を補償するような基準収入にすることを今後強く要請していかなければならないというふうに考えております。それと同時に、今まで実施してきたところでございますが、町としても土地基盤整備、先端技術の導入、ブランド化などをさらに進めまして、これからも米どころとしての評価をもっと高め、農業を守っていきたいというふうに思っておりますし、今後とも農業者、関係団体、機関とともに一緒に対応していきたいというふうに考えております。以上、答弁とさせていただきます。
答弁 総務課長 廣瀬長留次(総務課長は2017年12月まで)
それでは、私のほうから2番目の税金の通知書への番号記載を進めるのかというご質問についてご答弁申し上げます。総務省は、平成27年12月に地方税分野における個人番号、法人番号の利用と取り扱いを示したところでございます。これにより各事業所に通知する道町民税に係る特別徴収税額の決定、変更通知書、これにつきましては総務省令で定める様式に準じて作成するものでございますが、この様式に12桁の個人番号の記載欄が加わったことは先ほど議員ご指摘のとおりでございます。さて、議員ご指摘の当該通知書の郵送、これは普通郵便ではマイナンバーが漏えいするというリスクへの危惧でありますが、これまでも普通郵便により住所、氏名、勤務先が記載の当該通知書を各事業所に送付してきており、これがマイナンバーがプラスされたことで情報漏えいの危険性を強調することにいささかの疑問を感じるところであります。さらに、事業所ではなく本人へ交付される当該通知書に至っては、住所、氏名はもとより給与収入、所得、さらには控除に係る扶養親族該当区分までが記載されておりますし、税に限らず、役場からの発送物はそのほとんどが普通郵便で、個人情報が記載された書類も多数普通郵便で発送されているのが現状であります。確かに普通郵便よりも特定記録による送付、さらには簡易書留によればより確実にご本人に届くものと思いますが、やはりそこはコスト的な問題も発生してまいります。いずれにいたしましても、毎年5月10日に発送しております各事業所への当該通知書の様式については地方税法第43条の規定による総務省令で定める様式に準ずるマイナンバー12桁の記載欄があるもの、今回のものですが、それを採用することとしますが、ここにマイナンバーを記載するか否かは今後の各自治体の動向を見きわめた中で、特定記録、簡易書留での発送も含め検討してまいりたいと考えておりますので、ご理解をいただきたいと思います。
答弁 教育課長 浦本雅之(教育課長は2021年3月まで)
3番、就学援助についてご答弁申し上げます。本町の就学援助受給状況ですが、平成29年2月末現在におきましては要保護世帯3世帯、小学生が3名、準要保護世帯13世帯、小学生11名、中学生7名、計16世帯21名の児童生徒が就学援助を受けております。また、受給額につきましては、年額といたしまして小学1年生で約8万2,000円から中学3年生18万4,000円の給付となってございます。また、就学援助費のうち新入学児童生徒学用品の支給額は、小学生が2万470円、中学生が2万3,550円となってございます。これは、国の基準額に準じておりますが、平成29年度から小学生4万600円、中学生4万7,400円に引き上げられます。本町につきましてもこれに準じて引き上げる予定となってございます。また、支給の時期ですが、児童生徒の在籍確定後、所得審査を経まして5月の教育委員会において承認され、6月に学用品費、生徒会費、PTA会費、給食費等と合算されて支給されてございます。新入学児童生徒学用品費を新学期開始前に支給すべきとのご指摘ですが、認定根拠の一つである所得確定前に給付するのは難しいという現状ではございますが、議員ご指摘のとおり今年1月以降道内外の自治体におきまして入学前給付を実施する自治体が出てまいりました。給付方法の例としましては、新入学児童生徒学用品費に限り所得確定後の審査においては認定者とならなかった場合は給付金の返還も前提として、希望者にのみ入学前に支給を実施するという方法が多いようでございます。先日空知教育局からも入学前支給の実態調査がございました。まだ集約結果が出てきておりませんので、実際に空知管内で取り組んでいる自治体がどれだけあるのか現段階では把握できておりません。ちなみに、北空知管内では早期支給の実施予定はないという確認をとってございます。こうした動きを踏まえながら、先月2月24日開催の教育委員会におきまして、本町としても入学前給付に対しどう取り扱うか協議いただいたところでございます。その結果、教育委員会の意向としまして、これにつきましては前向きに検討していただきたいとの意向を受けてございます。したがいまして、今後は入学前給付の手法や問題点等さまざまな方向から実施に向けて検討を進めていきますので、ご理解賜りますようお願い申し上げ、答弁とさせていただきます。
答弁 健康福祉課長 石井美雪(健康福祉課長は2017年3月まで)
私のほうから乳がん検診の義務化について答弁いたします。現在若い世代に乳がんや子宮頸がんなどがふえているにもかかわらず、未受診者が多い理由として、心理的要因と時間的要因があると日本対がん協会が調査結果を発表しております。その中での1位が何をされるかわからず不安というのが40%を超えていたそうです。ほとんどのがんは、早期発見と早期治療により元気に長生きできる可能性があります。本町では、ご承知のとおり特定健診やがん検診に対して助成を行っており、本人負担への軽減措置をしているところでございます。新聞での折り込みチラシ、町内回覧、個々への電話による説明や啓発活動など検診受診率の向上に努めているところでございます。過去の乳がん検診の受診者数は、平成25年度138名、平成26年度181名、そして昨年度は209名ということで、人口減にもかかわらず、年々受診者は増加しているところでございます。がん検診は、健康増進法第19条の2に基づき健康増進事業として市町村が実施しております。国で検診の推進はしておりますが、義務化には至っていない現状です。本町でも国と同様義務化ではなく、あくまでも推進として取り組んでまいりたいと考えております。義務化にすることが受診率の向上につながるかどうかは、個々の意識レベルの問題が重視されているところでございます。町民が健康でいるためにがん検診の受診への丁寧な普及啓発と意識レベルの向上、さらには検診への不安の払拭も含めまして継続して努力していく所存でございますので、ご理解を賜りますよう答弁といたします。
質問 1番 工藤正博
初めに、米政策の問題ですが、課長るるお話しされたとおり、今の国の農政というのはまさに破壊の方向に向かっていると言っても過言ではないと私は思っています。それに加えて、アメリカのトランプ大統領にも今までの大統領以上に、私から見ても異常なべったりです。非常に危険を感じているところであります。しかし、率直に言って日本の食料を守り育てる、本気でこれに取り組む政治を求めていく、まさに今全国で知恵を出し合えばその道は必ず開けると私は思っています。今の方向を変える必要があると率直に言えると思います。今の流れを考える中で、今までこの妹背牛で構造改善事業から始まって、今の国営事業の中でさまざまな土地改良を進めてきたのは一体何だったのか。これをむざむざと埋没させてはいけないというふうに思います。この種の問題は、農業団体に任せればいいと、こういうものでもないと思うのです。いかにして餌米をつくるか、これではなくて、いかにして良食米の食料をつくるか、ここに本当に町を挙げて心を砕いていくことが必要です。主食を守る運動を絶対に緩めないことです。国と地方の関係で条件闘争には絶対入っていかない、こういう決意がないとなかなか本物の農政は生まれてこないと私は率直に思っています。国民の食料をつくるのだという、この誇りをまさに守ることではないでしょうか。今課長言われたとおり、生産費を償う価格保証が確立するのは当然のことです。日本の食料を守ることですから。農家経済を守るために心血を注ぐことだというふうに思いますが、重ねて町の決意を町長も含めてお伺いしたいと思います。次に、マイナンバーに関連して決定通知書で、簡易書留だと留守の場合どうしても通知がおくれていくわけです。そういう状況が出てくると作業が間に合わないとか、それから郵送料の負担があるのは当然です。ただ、普通郵便だと誤配や紛失のリスクがある。このことだけを余り強調されるのはいかがなものかとお答えもありましたけれども、私はそこが大事だと思うのです。出てからでは遅いのです。法律や制度ではこの漏えい問題は絶対解決しない。韓国やアメリカは40年前から起きている。今のこれが解決できないのです。それを日本は手をつけてしまったわけですから、そういう点では今自治体独自で通知書に番号を記載しない方針、判断を出すというところが徐々にではありますが、広がってきています。東京中野区から始まって、今徐々に広がってきているのです。このマイナンバーを記載するということに関して、マイナンバー制度そのものを推進するという人の中でも通知書への番号記載は反対すべき大問題という税理士さんもいるのです。通知書に番号を記載することはしないと私は再考すべきだと思いますが、そのつもりはないでしょうか。いずれにしても、町民の持つ情報が少しでも外に漏れないようにする、その危険から逃れる、そういう努力が行政の宿命、役割でないでしょうか。率直にお伺いします。次に、入学準備費の前倒しについてでありますが、随分国の基準も引き上げて多くなったなというのを改めて今感じているところで、やや倍近い状況になってきている。これは、やはり全国の運動がここにも実ってきているのだなというふうに思います。そこで、結論からいうと前向きに実施に向けて検討していきたいという答弁ですが、検討したけれども、やっぱりうまくいかなかったなというふうにならないようにぜひお願いしたいと思うのですが、今月7日、道議会の文教委員会で日本共産党の佐野議員が質問しています。この中で就学援助制度のうち入学時にランドセルや制服などを購入するための入学準備金について、保護者に対して入学前に通知している自治体が約2割にとどまっているということがこの時点で明らかになりました。そこで、佐野道議は全ての自治体で入学前に周知するよう働きかけるべきだとただしたところに、道教委はこのように答えています。周知時期の具体的な把握と取り組みの工夫をしている市町村の事例を情報提供するなど、就学援助制度の積極的な活用を促す、こういうふうにまさに前向き、積極的に答弁されているわけです。まず、この点でさらにどのように感じられているかということを1つお伺いしたいと思います。私は、今課長の答弁のとおりできないことをやれと言っているわけではないのです。先日補正予算で、児童に真新しい机、椅子を130万円を超える予算で準備できたではありませんか。教育委員会は、そういう温かい心のある委員会なのです。さらに、5月、6月に支給されたら、本当の意味で生きたお金ではないのです。既に死んでしまっているお金、それを本当に生きている、生かしたお金を使おうではないかと。前倒しを実施していきたいということに加えて、進めていくという答弁をいただければと思い、質問いたします。最後に、乳がん検診。わざわざ私は一般的ながん検診のことを言っているわけではないのです。乳がん検診のことに限って質問しているわけです。対象年齢の範囲は、大体40歳から60歳がピークになるだろうという報道もあります。そこで、MRI検査などを受けるとすれば、その1回の検査料は幾らぐらいになるのでしょうか。いきなり全額保障をせいと、こういうむちゃな話を言っているわけではなくて、個々の意思に任せるのは第一義的にはそうでしょう。しかし、なお進まない危険が潜んでいる乳がん検診です。その辺はよく肝に銘じていただいて、積極的に予算に応じて、またその範囲で進めるとか、検診への軽減措置、その具体化が求められていると思います。一般的な助成、これを超えて義務化すべきだという私の主張であります。考える余地は全くありませんか。私は、このことを考えるときに各種検診を並列的に見ないということが大切だと思います。どの検診が最重要なのかも考えて、そしてそれらの検診率を引き上げ、大切な命を守る手助けが必要ではないでしょうか。人の命に上、下はありませんけれども、しかし特に女性の場合の乳がんは大変なことなのです。お父さんがんにかかっても、お父さんだけの問題になる。しかし、女性の場合は違うのです。課長も女性ですから、その点をよく理解していただけると思います。ぜひ積極的な答弁をいただきたいと思います。再々質問を留保して終わります。
答弁 町長 寺崎一郎(町長は2017年9月まで)
主食米を守り切れるかというご質問に答弁をいたしたいと思います。工藤議員ご指摘のとおりと私も全く考えているところでございます。また、1年間米の消費が毎年8万トンずつ減っていく中、これからさらに産地間競争が増すものと考えているところでございます。また、先日開催しました妹背牛町の地域農業再生協議会では、農協の組合長や委員の農家の方から国が米の配分をやめるとしても、この地域、北空知は今後とも主食用米の産地として守っていくべきという多くのご意見をいただいております。私も含め全委員、本町農家の総意であるものと理解をしておりますし、今後ともその方向で動いてもらいたいと思っております。つい先日も農政事務所の参事が来町し、意見交換をしたときにも米配分の廃止あるいは米の直接支払交付金の廃止、そして先ほどありました収入保険制度の内容、特に収入保険制度の導入に当たっては過去の金額ではなく1俵1万5,000円の生産費を補償できるような、そのような方向にして見直してほしいというような意見も伝えております。また、道土地連空知副支部長としての立場で上京するときにも地元国会議員及び農水省に要請をしているところでもございます。今後におきましても、道町村会、空知開発期成会など関係団体と連携して要請してまいりたいと思いますし、町内におきましては国営をはじめとする道営も含めましての土地基盤整備事業の継続、きのうも申しましたけれども、RTK―GPSリース事業への支援やふるさと納税返礼品に使っております北彩香プレミアム、頂寒熟米北彩香などさらに妹背牛米のブランド化を進め、今後とも主食米の産地として農業の振興に努めてまいりたいと考えておりますので、ご理解をいただきたいと思います。あとは担当のほうから。
答弁 総務課長 廣瀬長留次(総務課長は2017年12月まで)
私のほうから通知書へのマイナンバー記載に係る再質問についてご答弁申し上げます。本町における先ほどの特別徴収税額を通知する事業所、これが現在186ございます。納税者は約1,000人となっておりまして、現在のところこの個人番号を利用して事務処理を行う事業所はそう多くないものと考えているところでございますが、大企業等の事業所によっては効率的で利便性が図られるとのことですから、マイナンバーの記載が必要か否かの賛否は分かれるのは当然であると認識をいたしております。今回の通知書への個人番号記載に当たっては、普通郵便での紛失や誤送、そして先ほど議員ご指摘の簡易書留、これによって不在であればその受領がおくれるというようなこともございます。また、個人の承諾を得ないまま個人番号を通知することに対するプライバシー権の侵害、事業所側にとってもこれを厳格に管理することでの人員や費用の負担増などの声があるのも確かでございます。これらの声も踏まえつつ、先ほどの答弁でも申し上げましたとおり、通知書への個人番号の記載は今後の各自治体の動向、さらには記載の必要性、これを再度検証するとともに、仮に記載の場合の送付手段もあわせて検討してまいりたいと考えております。なお、情報漏えいを防ぐためには、事業所が電子データの受け取りを希望した場合にはエルタックスによる特別徴収税額通知の電子データによる送信の手段がございますが、今のところこのデータ送信希望事業所は少ないのが現状でありますことを申し添えまして、ご答弁とさせていただきます。
答弁 教育長 土井康敬(教育長は2019年9月まで)
私から就学援助についての再質問についてご答弁を申し上げたと思います。まず、課長が答弁したとおり、前向きに検討するという前提のもとでの答弁とさせていただきますが、何を検討するかということでございますが、やはり事務的に取り扱いが難しいというのが前提になります。先ほども課長答弁したとおり、返還が前提の中で援助していくというような制度になっているところであります。この返還が前提ということでありますが、もしそういうようなことが起きた場合には対象者に大変迷惑をかけるし、多分工藤議員から事務把握が悪いのではないかと指摘を受けるようなことになりかねないということでございますので、やはり事務局といたしましては返還という状況が出ないような、そういった事務的なシステムを考えなければいけないというふうに思っておりますので、その辺を充分検討した上で、前向きに検討した中で今後の対応を考えていきたいということでご理解をいただきたいと思います。以上、答弁とさせていただきます。
答弁 健康福祉課長 石井美雪(健康福祉課長は2017年3月まで)
乳がん検診の再質問を答弁いたします。乳がん検診の実施義務を法律で規定している国は、イギリス、ドイツ、フィンランドの3カ国ございます。国と地方自治体の両方に実施義務を課しておりまして、イギリス、ドイツにおきましては国、自治体に加えて医療機関にも実施義務を課しております。また、受診義務を法律に規定している国はイギリス、フィンランドの2カ国でございます。厚労省は、あくまでも推進として行っております。乳がん検診を義務化にすることで受診率の向上につながるかもしれません。しかし、その前に義務という言葉について少し触れたいと思います。義務とは、しなければならないということでございます。しなければならないことをしない人には、何らかの罰則を設けなければいけません。さらに、職員が検診を拒否する人をつかまえて連れていくことは残念ながらできません。あくまでも検診とは本人が本人のために受けるもので、検査により健康状態を評価し、健康の維持や疾患の予防、早期発見に役立てるものでございます。そのために町として引き続きできる限り個別の啓発、勧奨及び支援を継続してまいりますので、どうぞご理解をいただきたく、答弁といたします。
質問 1番 工藤正博
最後に、乳がん検診について質問したいと思います。そこで、今乳がん検診の受診率は何%までに伸びてきているのでしょうか。もう一つは、北海道が北大と共同して実施した子供の貧困に関する全道実態調査、この速報値を見ると、小学2年生から高校2年生までの児童生徒のいる世帯のうち、家計が赤字だと、このように答えた世帯は2割を超えているのです。地方ほど経済的に余裕のない状況が明らかになってきています。こういう中だからこそ、お年寄りを守り、子供を慈しみ、育てる。そのために頑張っている女性、そしてまた特に夫を支える妻として懸命に働いている妻の命、この人たちの乳がんから命を守るために、しっかりと知恵をささげる行政が今求められていると思います。本人が本人のために検診するのは当たり前のことなのです。しかし、それがなかなか進めることができない女性の置かれている立場、特に農家の奥さん方は大変なのです。回覧板でさえ、お父ちゃんが先に見たら奥さん見る前にもう回ってしまっているのです。そういう点では、ぜひ再度検討を進めていきたいというお考えにならないのか、明確な答弁を求めて終わります。
答弁 町長 寺崎一郎(町長は2017年9月まで)
私のほうから乳がんの義務化について答弁をしたいと思いますけれども、まず金額的なベースでいいますと……工藤議員さんの受診率については今データを持ちませんので、後日結果を送りたいと思いますけれども、妹背牛町の保健センターでやりますと、乳がんって一方方向と2方向からする検査があるそうです。保健センターでやりますと、2方向の人で6,130円のうち本人が払うのが1,100円、深川市立病院でやりますと、2方向でやりますと7,000円ということになっておりますし、昨年のデータでは課長答弁のとおり約200人ほどの受診をされているところでございます。また、私も老人クラブあるいは老人の集いでも必ず妹背牛町の死亡原因の半数以上ががんですよということで、特にそういうところでは会合でお話ししておりますし、やはり課長の答弁のように自分の命は自分で守るのだよ、守ってくださいというようなことで説明をしているところでございますけれども、工藤議員のご指摘のとおり特に女性の乳がんについては今後一度検討してみたいと考えておりますので、よろしくお願いしたいと思います。