紋別市議会 令和6年第3回定例会 2024年9月2日
(1)羽田紋別直行便について/(2)紋別市総合計画と総合戦略について/(3)広域紋別病院に対する市民の声について
2024年9月2日、紋別市議会の一般質問で、保村幸二議員が「羽田紋別直行便について」「紋別市総合計画と総合戦略について」「広域紋別病院に対する市民の声について」について質問し、市長 宮川良一が答弁しました。
- 質問者
- 保村幸二 議員
- 答弁者
- 市長 宮川良一
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 3番 保村幸二
冒頭で恐縮ではございますが、令和5年度の決算認定案が提出されました。昨年の第3回の定例会で令和4年度一般会計決算議案が不認定との議決の対応がいまだに明らかにされておりません。地方自治法第233条第7項の規定では、「決算の認定に関する議案が否決された場合において、当該議決を踏まえて必要と認める措置を講じたときは、速やかに、当該措置の内容を議会に報告するとともに、これを公表しなければならない。」とされております。まして、そのときの決算認定議案の反対討論として、紋別空港利用促進事業のエージェント対策費の不明朗な支出に関して明確な答弁がない中での決算認定はできないとのことがその理由として述べられております。その決算特別委員会では、調査委員会を立ち上げており、その調査委員会の結果待ちとのことでありましたので、中身の詳細が示されないまま採決を求められても認定できないとの不認定の理由を明確に指摘しています。今年の2月に最終報告書が議会宛てに提出されましたが、その後の議会においても、一般質問で、質問者からは、多額の不明金をそのままにしていいのかと問われ、市側の答弁は最終報告が全てであるとの答弁が繰り返されているにすぎません。私は、市側の決算不認定に対する認識と対応は、議員として到底納得のいかない、市民不在の、議会不在のものであると思っております。ここに昨年度の決算不認定に対する市側の認識と対応に大きな憤りと不満を表明いたします。以下、私は、市民の声の一員として、さきの質問通告に従い、以下、質問いたします。羽田-紋別直行便についてお尋ねいたします。羽田-紋別直行便は、紋別市、西紋地域のなくてはならない生命線であり、この航空路線が廃止されると、今後の地域の発展、観光産業や経済、医療までに及び、地域の発展の妨げになるものだと考えております。過去には、世界的な新型コロナウイルス感染症が長期化し、人の流れが全く止まり、海外からの往来も止まり、一時は路線の存続が危ぶまれることもございましたが、事態が鎮静化をしてきたことから、海外からや国内の観光客の動きが再び拡大し、また、航空路線のにぎわいが訪れたものと推察いたします。そこでお尋ねいたします。令和6年4月から直近の搭乗者数と搭乗率をお知らせ願います。また、今期、令和7年3月までの搭乗者数の見込み状況も併せてお知らせください。二つ目は、紋別市総合計画と総合戦略についてです。本市において第5次以降策定がされていない総合計画の策定についてお尋ねいたします。平成23年の地方自治法の改正により、総合計画の基となります基本構想策定の義務づけはなくなっております。そのため、本市につきましては、平成21年度から30年度までの第5次紋別市総合計画をもって総合計画が終了しているわけであります。この地方自治法の改正、いわゆる基本構想の策定義務が廃止された背景には、地方分権の一環として、市町村の自主性の尊重と創意工夫の発揮を期待する観点から措置されたものであり、従来からの総合計画がその役割を終えたということではないと私は認識しております。確かに、この総合計画につきましては総花的であり、ある意味、ビジョンが見えにくく、評価することが難しいところがあり、策定することそのものが目的となってしまい、各自治体の独自性が感じられず、形骸化している部分があるのは否めないものと考えております。しかし、この総合計画を策定する意味は大きく二つあると考えております。一つには、総合的かつ計画的な行政運営の指針を示すものであり、市民にまちづくりの長期的な展望を示すものであること、また、二つ目には、議会の関与があるということで、現在も総合計画を策定する自治体を見ますと、自主的な判断により、引き続き現行の基本構想について議会の議決を経て策定することが可能である、こういった総務大臣通知に準じ、市民の代表である市議会と行政の総意により策定された計画となることです。こういった点から、いまだに多くの自治体が策定しているわけであります。本市においても、総合計画なき後、紋別市総合戦略が策定されております。総合計画が市の全政策を網羅的に整理していることに対して、総合戦略は持続可能な人口構造を維持することを目的に、まち、人、仕事に特化した取組に絞った計画となっており、それぞれの計画が有する機能は異なったものだと認識しております。また、総合戦略には、人口減少や地方創生といったことに関し、数値目標や重要業績評価指標、いわゆるKPIを設定することでその進捗度合いが明確になるといったメリットがあることも承知しております。そこでお尋ねいたします。総合計画がない中、紋別市総合戦略において、なぜ紋別市総合計画に代わる最上位計画と位置づけるのか、最上位計画にもかかわらず、市政執行方針でこのことに一言も触れていないのはなぜなのか、失礼ながら雑だなと思ったのです。紋別市の将来の都市像や流氷観光にしても、地域の観光産業の発展の確立を推し進める上で紋別市総合計画の必要性を求めるとともに、紋別市総合戦略が最上位計画と位置づけてよいものなのか、疑問を持っておりますので、果たしてこれで本当によいのか、お尋ねいたします。三つ目は、広域紋別病院に対する市民の声についてです。平成23年4月、道立紋別病院から西紋5市町村が運営する広域紋別病院に医療業務が移管され、その4年後には、かねてから進められていた新病院建設が旧北海道紋別北高等学校跡地で進められ、今日に至っております。宮川市長の地域自らが地域の医療を守るとの強い思いから、北海道との粘り強い交渉により移管を成立させたところであります。この広域紋別病院の存在意義は、市民はもちろん、西紋別の住民にとりましても、2次医療機能はこの地域における大きな財産であり、市民の生命を守るとりででもあります。しかし、残念なことに、現在の広域紋別病院の対応に不満を持っている市民もいるわけであります。この質問は、本来であれば企業団議会で質問されるものと思いますが、宮川市長のこれまでの地域医療に対する強い思いを考えるとき、広域紋別病院の対応に市民の声なき声が数多くあることを紋別市長としてご存じか、お聞きしたいと思います。ただし、これは市民の方々からのお話であり、そのときの状況を私が確認したものではありませんが、この市民の方々からの声は全くのつくり話ではないと思っていますし、このことが事実だとしたら、宮川市長の地域医療に対する思いが残念でならないと私は考えるものであります。市民の多くの方々は、広域紋別病院とはなくてはならぬ医療機関だと思っております。それだけに、このような声があることは残念でならないわけであります。以下、私に寄せられた市民の方からの一つの例を申し上げます。紋別市在住の男性が午前に体の不調を訴え、広域紋別病院に向かったとのことです。午前11時10分に行ったが、午前中の診療を受け付けてもらえなかったのです。そこで、隣まちの病院に行くしかなく、現地に到着し、診療を受けました。幸いなことに無事でしたが、数時間遅れたら心筋梗塞になっていただろうとのことでした。その他、数多くの事例を市民から伺っておりますが、これ以上の事例の紹介は、個人が特定されるほか、病院の医師やスタッフの特定になりかねませんので、控えさせていただきます。私としても、この地域に絶対必要な医療機関であり、市民の命を守る上でも広域紋別病院が市民に愛される病院であっていただきたいとの思いから質問させていただきました。以上、申し上げましたが、この点につき、紋別市長としての見解をお聞かせください。以上で質問を終わります。再質問は留保いたします。(降壇)
質問 15番 阿部秀明
ただいまの保村議員の質問についてであります。広域紋別病院に対する市民の声についてのことは、紋別市議会で行うことではなく、広域紋別病院企業団議会で行う質問であると私は考えます。宮川市長に対し、答弁を求めたということは、議長としてこの質問を認めたということなのでしょうか。もう一点、ただいまの質問の中で、保村議員本人から、市民の声を私は確認しておりませんがという発言内容があったかと思います。言わば、まちのうわさみたいなものをこの場で議論することがふさわしいのかどうか、それについての議長の見解をお願いいたしたいと思います。
答弁 市長 宮川良一(市長は2025年6月まで)
それでは、保村議員のご質問にお答えいたします。初めに、羽田-紋別直行便についてであります。令和6年4月から直近の搭乗者数と搭乗率についてですが、本年4月1日から8月27日までの累計搭乗者数は2万7,694人で、搭乗率は56.8%となっております。昨年同時期と比較して、搭乗者数で1,587人の増、搭乗率で4ポイントの増で、年間搭乗者数が過去最高を記録した平成30年度の同時期と比較しましても85人の増、搭乗率では0.6ポイントの増となっており、コロナ禍前の状況に戻ってきております。令和7年3月までの見込み状況につきましては現時点でお示しできませんが、このまま順調に推移することを期待するとともに、目標である7万8,000人に少しでも近づけるよう、引き続き利用促進対策に取り組んでまいります。次に、紋別市総合計画と総合戦略についてであります。1点目及び3点目につきましては、総合計画と総合戦略の位置づけについて関連がありますので、併せてお答えいたします。さきの第2回定例会で野村議員のご質問にお答えしたとおり、目まぐるしく変化する時代背景や多様化する市民ニーズに柔軟に対応していくためには、中短期的な取組や数値目標を評価でき、より実践的な事業計画となる総合戦略を市の中心的な計画として位置づけることが望ましいと判断しているところであります。2点目の市政執行方針で総合戦略に一言も触れていない理由についてでありますが、市政執行方針では当年度の事業を私の5期目の所信表明に基づいた四つの視点で整理したものであり、各事業につきましては総合戦略を踏まえた施策となっております。次に、広域紋別病院に対する市民の声についてであります。広域紋別病院の対応に市民の声なき声が数多くあることについてでありますが、住民の方の医療に対するご意見が様々あることは存じており、私自身に対して、また、市長への手紙として届けられた声につきましては広域紋別病院にお伝えしております。議員のご指摘の事案につきましては病院長が事実関係を検証した上で真摯に対応いただくべきものであり、こうした市議会の場ではなく、議員や患者様ご自身が病院に声を直接届けることによって、よりよい医療の提供体制の改善につながっていくと考えております。広域紋別病院への私の思いについてでありますが、就任当初から、医療の再生を掲げ、紋別市休日夜間急病センターの開設や北海道立紋別病院の地域移管を実現し、広域紋別病院を設立し、地域医療の向上に努めてまいりました。住民が住み慣れた地域で当たり前の医療サービスを享受できることを目指し、広域紋別病院の公的な役割に対して支援をしているところであります。また、本年から懸案であった在宅医療の診療が市の支援の下で開始されたほか、地域での看護師の充足のために、市が主体となって北海道立紋別高等看護学院の移転、建て替えを進め、ようやく新校舎の完成にこぎ着けたところであります。一方、医療人材の確保につきましては、新型コロナウイルス感染症を経て、医療者の意識も変化しており、常勤医師の派遣を受けることがますます困難な状況となり、看護師の確保についても、学生数の減少などから充足に程遠い状況であります。少子高齢化社会の中、地域で医療者を育成し、充足させていくとともに、全国から医療者に来ていただける病院やまちを目指して人材を受け入れていかなければならないと考えております。将来、地域における医療提供体制を維持していくためには、ますます厳しい環境になっていくことが予想される中、広域紋別病院が中心となって地域医療を守っていかなければならないと考えております。以上で答弁を終わらせていただきます。(降壇)
質問 3番 保村幸二
2点ほどございます。いずれも答弁は要りません。エールというわけではないのですが、まず、観光空港対策室の皆さん、大変お疲れさまです。今、市長答弁で数字を聞かせていただきましたが、非常に好調だということで安心しております。来年3月までの見通しは分からないと思いますけれども、引き続き頑張っていただきたいなと思います。最後に、総合計画と総合戦略のことについてです。これも答弁は要りませんが、私は、目まぐるしく変化する時代背景の中、多様化する市民ニーズに対応していくための総合計画が必要だと私は思っています。この思いはいつまでたっても変わりません。前回、野村議員も同じような質問をしているのですね。一般質問でのやり取りで、紋別の流れを見たとき、避暑地化構想もそうですけれども、一体、どこに向かって何をしようとしているのかがよく分からない、また、日本語学校についてもいろいろな議論がされているが、本当に必要なのか、どこに向かっているのか、何のためなのか、よく分からないとのことでしたが、まさに本当にそのとおりだと思います。やはり、紋別のまちづくりについては、10年後、20年後を見越し、市民と一緒に検討した柱になるものがあってこそ、それぞれの個別計画が構築されていくと思うのです。それが今の紋別市には必要なのではないでしょうか。私は、総合計画がまちづくりそのものだと思っています。その考えはいつも変わりません。これに答弁は要りません。私の一般質問を終わります。ありがとうございました。