みんなの議会

紋別市議会 令和3年第1回定例会 2021年3月8日

(1)新型コロナウイルス感染拡大防止に係る市の対応について/(2)まちなかの民間交流施設等への支援について/(3)国際交流施策の推進について/(4)民間医療機関に対する新たな支援制度について/(5)障害福祉について/(6)介護保険事業について/(7)紋別高校支援と中学校部活動について/(8)避暑地化について/(9)オホーツク紋別空港利用状況と空港ターミナルビルの拡張について

2021年3月8日、紋別市議会の一般質問で、阿部秀明議員が「新型コロナウイルス感染拡大防止に係る市の対応について」「まちなかの民間交流施設等への支援について」「国際交流施策の推進について」「民間医療機関に対する新たな支援制度について」「障害福祉について」「介護保険事業について」「紋別高校支援と中学校部活動について」「避暑地化について」「オホーツク紋別空港利用状況と空港ターミナルビルの拡張について」について質問し、市長 宮川良一、教育長 堀籠康行が答弁しました。

質問者
阿部秀明 議員
答弁者
市長 宮川良一、教育長 堀籠康行

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 15番 阿部秀明

私は、市政会を代表いたしまして、さきの質問通告に従い、以下質問をいたします。初めに、新型コロナウイルス感染拡大防止に係る市の対応についてお尋ねをいたします。新型コロナウイルスの新規感染の動向についてはやや落ち着きを取り戻しつつあると感じておりますが、依然として終息の見通しは立っておらず、感染防止対策の徹底が不可欠な状況に変わりはなく、市におかれては、気を緩めることなく、感染拡大防止に向け、市民周知をはじめ、道や関係団体との連携など、引き続き最善を尽くしていただきたいと思っております。先般、市民の感染が公表され、市内において様々な憶測や風聞が飛び交うなど、大きな動揺が見られました。市長におかれては、地元新聞のインタビューに答える形で緊急的なメッセージを発信するなど、対応されているが、市民の間では市内の感染状況について市の情報発信不足を批判する声が出ております。市は、これまでも、議会の場において、感染症法における個人情報保護の観点から、市では十分な情報は得られず、また、発信も難しかったことなどを説明されており、私個人としては市が意図的に情報発信を怠っているわけではないことを十分に理解しておりますが、このたび市内で飛び交った様々な憶測や風聞、市民の動揺の大きさを目の当たりにし、現状の取扱いでよいのか、改善の余地はないのか、改めて感じたところであります。そこで、何点かお尋ねをいたします。1点目に、市では、新型コロナウイルスの感染状況について十分な情報を得ることができないとのことであるが、そのことが市の円滑な行政運営の妨げになったり、あるいは、支障を生じさせる要因になっているようにも感じるが、実際にそのようなことはないのか。2点目ですが、私としては、せめて、市内での発症の有無や感染者数など、個人のプライバシーを損なうことのない最低限の範囲で市民に対する情報提供ができれば、少しは市民の動揺も軽減できたのではないかと感じております。やはり、市においても一定の情報を把握できるよう、取扱いを改める必要があると感じておりますが、市長はどのように考えておられるのか、お尋ねをいたします。次に、令和3年度市政執行方針の「力強い産業活動が市民の暮らしを支え、まちに潤いをもたらす」から、まちなかの民間交流施設への支援についてお尋ねをいたします。市は、令和元年度より、市内唯一の公衆浴場である温浴施設の運営継続に向け、運営及び設備修繕に係る経費を予算化し、補助してきており、令和3年度一般会計当初予算案においても温浴施設運営費等補助金1,872万3,000円を提案しているほか、本年3月末をもって閉鎖予定であるボウリング場への支援として運営費等補助金3,960万円を提案しております。両施設は、中心市街地の活性化やにぎわい創出に欠かせない施設であるとともに、市民の交流の場、健康づくりの場としても必要な施設であることから、行政が支援すべき施設であるとの認識を持っているところであります。しかし、その一方で、市民からは、民間施設に行政が支援するのは妥当なのか疑問を感じるとの声も聞かれますので、市長が市民にしっかりと支援の必要性についてお示しするべきと考えます。そこで、何点かお尋ねいたします。1点目に、まちなか民間交流施設への支援について、どのような考えに基づき、支援を行っていくのか、施設支援に対してどのように考えておられるのか。2点目に、昨年の第4回定例会で、加藤議員の質問において、市長は、早急に運営会社とボウリング場の存続に向けて財政支援や運営方法などについて協議してまいりたいと答弁しておりますが、4月以降、現在運営している事業者が継続して運営するのか、それとも、新たな団体で運営するのかなど、運営方法についてお聞きするとともに、建物補修の支援内容についてもお尋ねをいたします。次に、「力強い産業活動が市民の暮らしを支え、まちに潤いをもたらす」と「交流人口の拡大により、地域の活性化を促進する」からであります。国際交流施策の推進についてお尋ねをいたします。市長は、これまで、他市町村に先駆け、外国人技能実習生や特定技能労働者をはじめとした外国人材との共生社会を実現するためにあらゆる施策を打ち出しており、常に市民に寄り添う政治姿勢が本市の国際的なまちづくりを着実に推進、先導しているものと認識しており、強く敬意を表するところであります。しかし一方で、急速に進む少子高齢化は、今後も長期にわたり人口減少が見込まれていることからも、生産年齢人口の減少は、本市の産業、経済活動に大きな支障を来す極めて重要な問題であり、この問題を解決するためには、もはや外国人材の存在が不可欠であるものと認識しております。私は、これからも増え続けることが考えられる外国人が不足する労働力を補完するのみならず、市民の一員として、将来にわたり、輝き続け、楽しみながら生活をしていただくためにも、外国人が安心して就労、生活ができる環境を支援する組織を明確にし、あわせて、企業や関連団体との調整や企業のニーズの把握、的確な情報を共有する仕組みも強化する必要があるのではないかと考えております。昨年の第4回定例会での田中議員の外国人から選ばれる魅力あるまちについての質問に対し、市長から日本語学校の開設を視野に入れているとのご答弁がありました。日本語学校は近隣では東川町で開設されており、日本語学校卒業後は、介護専門学校へ入学し、今後も、労働力が不足する介護業界に外国人材を参画させる仕組みを確立させていると承知しております。オホーツク管内には日本語学校が設置されていないため、他地域に先駆け、本市が日本語学校を開設すれば、話題性もさることながら、これまでの本市の国際交流施策との相乗効果や産業活動においても大変大きなメリットが期待されるほか、外国人との共生社会を目指す本市の象徴的な施策になることと思います。ぜひ、日本語学校の早期開設に向け、取り組んでいただきたいと考えております。また、市長は、近年深化を遂げている姉妹都市交流、外国人材の生活支援、外国人材就労、東南アジアからの青少年短期及び長期留学などの国際交流施策をさらに促進させることのほか、まちづくり施策との融合による複合的な効果もお考えの上で、旧まるせん会館を新たな国際交流施策の拠点にされたものと拝察いたします。私も、移転には賛成であり、今までの手狭なスペースでは限界のあった施策の推進や生まれ変わる国際交流サロンから新たに発信される施策の展開とまちなかへの相乗効果に大いに期待をしております。そこで、何点かお尋ねをいたします。1点目に、市内における労働力不足の業種の把握と外国人雇用企業のニーズ把握及び情報共有についてどのように進めていくのか、2点目に、日本語学校の開設について、これまでの検討経過と今後の進め方について、3点目に、外国人との共生社会の実現に向けてどのように取り組んでいくのか、お尋ねをいたします。次に、「市民の安全・安心な暮らしを支える」から、民間医療機関に対する新たな支援制度と、障害者福祉、介護保険事業について、それぞれお尋ねをいたします。初めに、民間医療機関に対する新たな支援制度についてお尋ねをいたします。昨年9月、市内の民間医療機関が閉院したことを受けて、第3回定例会において、同じ会派の石田議員が民間医療機関の現状認識と今後の対応に関して市の見解をお尋ねし、これに対し、市長は、将来的な開業医の減少を見据え、紋別医師会や広域紋別病院など、関係機関との協議を進めると答弁をされました。また、第4回定例会においても、未来の会の加藤議員が民間医療機関に対する新たな支援策の検討の必要について質問をされ、市長は新たな支援策について検討を進めると答弁されております。私は、この地域の安定した医療体制を確保するには、各民間医療機関が広域病院との連携協力体制を強化し、それぞれの持つ機能や強みを発揮することが欠かせないと考えており、市内の民間医療機関には引き続き重要な役割を担っていただくため、市においては何らかの支援策を検討することも必要ではないかと感じていたところであります。今般、市長は、市政執行方針において、民間医療機関によるかかりつけ医制度や在宅医療等の充実を図るため、既存の医療機関が行う診療機能の拡充や開業医の誘致を促進するための新たな支援制度の創設を検討すると述べられており、ぜひともスピード感のある検討を期待しております。そこで、民間医療機関に対する新たな支援制度について、これまでの検討状況や今後の見通しをお尋ねいたします。次に、障害者福祉についてお尋ねをいたします。第2期紋別市総合戦略において障害者就労の拡大や障害者が安心して暮らせる社会の確立を施策として挙げられるなど、市長におかれては障害者福祉を重点分野の一つに位置づけられていると私は認識しており、これまでも、障害者の就労支援を推進するため、専門部署や専任職員を配置し、紋別ベジタブルファクトリーの開設、障害者グループホーム入居者への経済的な支援、相談支援体制の充実強化などに粘り強く取り組まれていると思っております。また、障害者施策は、障害者本人やその家族の意向が何よりも尊重されるものであり、施策の効果や成果を生み出すことは簡単なことではない中で常に前向きに取り組まれていることに敬意を表します。このたびの市政執行方針においても、相談支援や就労支援などに積極的に取り組まれる姿勢を表明されていることから、その内容について何点かお尋ねをいたします。1点目に、相談支援について、相談支援事業の委託先を拡充するとのことであるが、拡充の理由と拡充によってどのような効果を期待しているのか、また、総合戦略のKPIでは、障害者の相談件数を平成30年度の750件から令和6年度には600件に減少させる目標を設定しており、相談支援の委託先を拡充することは総合戦略のKPIと一見矛盾しているように感じるが、相談件数の減少を目標としていることと委託先を拡充することとの整合性についてお尋ねいたします。2点目に、障害者就労について、専門的な知識、経験を有する人材を職員として登用するとされているが、どのような職員をどのような形で登用し、その業務内容と、どのような成果を目指しておられるのか。3点目に、紋別ベジタブルファクトリーに関して、新年度からの新たな運営事業者の今後の運営方針と取組の現状についてお尋ねをいたします。次に、介護保険事業についてお尋ねいたします。市長は、市政執行方針において、障害者福祉事業と同様、介護保険事業についても前向きな取組について述べられていることから、その具体的な内容についてお尋ねをいたします。令和3年度から5年度までの3か年を計画期間とする新たな介護保険事業計画がスタートしますが、私は、人口減少と高齢化が同時進行する中、今後、介護保険制度の支え手である1号及び2号被保険者は減少する一方で、介護サービスの受け手である要介護認定者は増加するものと認識をしております。このような厳しい状況下ではありますが、引き続き、介護保険制度の安定的な運営を確保することはもとより、サービスの質、量の充実に向けた取組が一層重要になると考えております。そこで、何点かお尋ねをいたします。1点目に、サービス利用の拡大に応じて、サービス内容の質、量の拡充を図ることで当然に給付費の増大が見込まれることと思います。市として、第8期計画期間を含め、今後の介護保険料率をどのように見通されているのか。2点目に、市長は、市政執行方針の中で在宅サービス及び施設サービスの充実を図ると述べられております。例えば、認知症に対応した在宅サービスや特別養護老人ホームの充実も必要と感じておりますが、利用者ニーズとしてはどのようなサービスが求められているのか、また、市としては、具体的にどのような介護サービスを充実させるお考えなのか。3点目に、同じく市政執行方針の中で、地域包括ケアシステムの構築において、認知症施策、在宅医療と介護連携、生活支援体制整備事業などの推進、強化に取り組むと述べられておりますが、具体的にはどのような取組を推進、強化するお考えなのか、お尋ねをいたします。次に、「子どもたちの成長を支え、未来を創造する人材を育む」から、紋別高校支援と中学校部活動についてお尋ねをいたします。紋別高校は、市内唯一の高校であり、将来の本市を支える人材を育てる重要な教育機関であります。平成19年、紋別北高校、紋別南高校の再編統合により、普通科4クラス、電子機械科1クラス、総合ビジネス科1クラスの1学年6クラス体制で設置され、その後、入学者の減少等により、平成21年度に普通科が1クラス減となり、平成30年度には普通科が1クラス減となりましたが、翌年度に復活し、現在は、1学年5クラス、定員200名となっております。しかしながら、近年は定員割れが続いており、今年の入試出願状況においても、出願者は158名にとどまり、42名の欠員が生じております。昨年、道教委が示した公立高等学校配置計画におきましても、今後、遠紋地区5校での欠員の状況や今後の中卒者の減少などを考慮し、定員調整の検討が必要として、1間口減とする可能性を示唆しております。このような状態が続くようであれば、間口削減が避けられない事態になることが予想され、大変危惧しているところであります。本市では、平成29年度から、紋別高校の魅力ある高校づくりを目指し、紋別高校支援事業を実施しておりますが、これらの施策をはじめ、今後の少子化の中、生徒の確保とともに、地元の人材を流出させない取組が重要になると考えます。これまでの高校支援の取組として、元北海道日本ハムファイターズの選手であった浅沼氏を全国初の自治体職員として採用し、外部指導者として紋別高校に派遣したことはマスコミにも取り上げられ、当時、大変話題となりました。その結果、部員数の増加や、平成30年の夏の選手権北北海道大会に出場し、ベスト8となるなど、野球部の活躍は記憶に新しいところであり、私も非常に感動し、多くの市民も歓喜し、まちに明るい話題を呼び込み、同時に今後の躍進を感じさせるものでありました。しかしながら、その後は、昨年3月に浅沼氏が球団職員に戻られたほか、部員数も減少するなど、これまでの取組が後退しつつあります。昨年12月、田中議員から後任の指導者について質問がありましたが、市では、指導力に定評がある外部指導者の招聘を検討しているとのことであり、市政執行方針でも述べられております。私は、高校支援において、進学・就職支援に限らず、部活動支援をすることは、高校の魅力の向上につながるものと考えており、部活動に立脚した新入生増加が高校間口維持対策に大きな力となるのではないかと考えます。高校野球部外部指導者に関連してですが、紋別中学校の野球部が残念ながら廃部となりました。私は、紋別中学校の野球部は高校野球へとつながる非常に重要な活動の場であると考えており、その裾野となる中学生の活動の場が失われることに大いに失望しております。高校の野球部が外部指導者の招聘により魅力あるものに変身を遂げたとしても、中学時代に野球ができないことは、紋別高校への進学や小学生の競技人口にも影響を及ぼすのではないかと懸念しているところであります。野球に限らず、地元の小・中学生の活動機会を確保し、紋別高校での活動を継続するには、小・中・高の連携した体系的な仕組みをつくり上げ、競技人口の拡大を図る必要があると考えます。そこで、何点かお尋ねをいたします。1点目に、今後の紋別高校の入学者間口維持の見通しについての市の見解について、2点目に、新年度の紋別高校野球部への外部指導者について、どのような人材で、どのような効果を期待されているのか、3点目に、紋別中学校で野球を希望する生徒にはどのような対策を考えておられるのか、4点目に、小・中・高の連携した体系的な仕組みづくりについてどのように考えておられるのか、お尋ねをいたします。次に、「交流人口の拡大により、地域の活性化を促進する」から、避暑地化についてお尋ねをいたします。市長は、市政執行方針の中で、避暑地化の推進について、関係団体の意見を踏まえながら、森林公園・大山山頂エリアとコムケ湖エリアにゾーン分けした中で、それぞれの自然価値を活かしつつ、さらなる魅力向上につなげるための利活用構想を策定したと述べられました。市長は、これまで、地方創生の切り札として交流人口を挙げ、定住人口の減少により生じる様々な課題は交流人口の拡大により補うとの考えの下、紋別市の特徴である夏季の冷涼な気候と自然災害の少なさに加え、東京直行便を有する交通の利便性を最大限活かした国内外からの観光客の誘致をはじめ、2地域居住や避暑地化などを推し進めてこられ、私もこれらの取組は本市の持続的な発展にとって非常に重要であると認識しており、市長と思いを一緒にするものであります。そこで、何点かお尋ねをいたします。1点目に、コムケ湖エリアについては、市政執行方針の内容でおおむね理解しましたが、森林公園・大山山頂エリアにおける利活用構想についてはどのような内容になっているのか、また、今般の利活用構想策定を踏まえ、今後どのように避暑地化を進めていかれるのか、お示しできる範囲で結構ですので、お知らせください。2点目に、昨年の第3回定例会で、青木議員の質問において、市長は、新型コロナウイルス感染症の影響により、働きながらにして3密を防ぐ手段として、テレワーク等が改めて注目されており、人口が集中する都市部ではなく、地方を仕事場として選択する動きも少なからず出てきており、地方にとってチャンスの一つであると答弁されております。近隣では、北見市や斜里町が、コロナ禍以前の早くからテレワーク事業に取り組まれていることは承知しておりますが、私は、本市においても、ピンチをチャンスに変えるべく、この避暑地化推進の一環としてテレワークの拠点整備も併せて検討すべきではないかと思いますが、市長のお考えをお尋ねいたします。3点目に、私は、この避暑地化の推進により、市民や観光客にとってより魅力ある地域となるとともに、地域経済の活性化にも大きく寄与するものであると考えますが、市長は避暑地化推進による市内経済への波及効果についてどのように考えられておるのか、お尋ねをいたします。最後に、オホーツク紋別空港の利活用についてお尋ねをいたします。東京紋別線の搭乗者対策においては、市長も今般のコロナ禍の影響で振出しに戻ったと市政執行方針で述べられております。現在の東京紋別線の本年1月の搭乗者数と搭乗率をお聞きしておりますが、コロナ禍以前の数字と比べたときの落ち込みは、まさにその表現がいかにもふさわしい状況ではないでしょうか。そのような中でも、本年3月11日までは、曜日運航として継続され、12日以降は毎日運航か曜日運航かは状況により判断されるとの報道発表もありました。他の地域の路線が軒並み運休を余儀なくされる中、運休を回避し、曜日運航ながらも確実に運航していただいていることは、日頃から全日本空輸とのつながりを深める活動を継続してきた宮川市長をはじめ、関係部局の努力の結果であると考えており、多大なる敬意を表するものであります。空港が本地域に存在し、首都圏と空路で結ばれることは、地域医療への支援をはじめ、地域振興や活性化、地域住民の利便性向上など、その効果は多岐にわたるものであり、本地域においては既に欠かすことのできない大変重要な社会基盤であることは言うまでもありません。現在は、長引くコロナ禍の中にあり、市内観光関連業においても大変大きな経済的打撃を受けていることから、空港を最大限に活用し、札幌紋別線の再開や、国内の各空港を結ぶチャーター機の誘致など、誘客が見込まれる各施設に積極的に取り組んでいくことが影響を受けた産業の早期回復の実現に必要であると考えております。しかし、地域をまたいだ人の移動が活発になるまでにはまだ時間が必要となることは十分理解しておりますし、まずは、令和3年度の市政執行方針で東京紋別線の路線維持に全力を尽くすと市長も述べられているように、現状では、落ち込みが著しい東京紋別線の搭乗者数の回復を図り、路線を守るための路線維持対策が優先であることの認識は私も同じであります。コロナ禍の中では、失うものは最小限とし、ウィズコロナ、アフターコロナに対応した新たな取組を今からしっかりと構築し、準備を進めていっていただきたいと思います。また、空港ターミナルビルの拡張整備につきましては、さきの議会で、喜多議員、田中議員の一般質問にも取り上げられておりますが、市長からは、市有施設としての国の交付金を活用した整備が可能か、国と協議を進めると答弁がありました。私は、さきに述べた空港を活用した施策を積極的に進めるためには、空港ターミナルビルの拡張整備は必要不可欠と考えております。しかし、空港ターミナル拡張整備には多額の費用が必要となることは明白であり、空港ビル会社が進める事業としては大変厳しいのではないかと察しております。そのため、国の支援をいただきながら、市が事業主体となり、整備を進める方向性には全く異議はなく、ぜひ取り組んでいただきたいと思っておりますし、仮に国からの支援が厳しい状況になったとしても、必要性と優先性が高い施策であると認識しておりますことから、市の単独事業ででも整備を進めるべきだと思っております。今後も、引き続き、空港ターミナルビルの拡張整備に向け、市は空港ビル会社との協議を進められるものと思いますが、早期の空港ターミナルビル拡張整備事業への着手及び完成を期待しております。そこで、何点かお尋ねをいたします。1点目に、新型コロナウイルスによる東京紋別便の搭乗者数への影響と今後の見込みについて、2点目に、路線維持対策として、今後における首都圏への搭乗対策をどのように進められるのか、3点目に、空港ターミナルビル拡張整備に向けた空港ビルとの協議の進捗と整備に向けた市の考えについてお尋ねをいたします。以上で私の質問は終わりますが、再質問は留保いたします。(降壇)

答弁 市長 宮川良一(市長は2025年6月まで)

それでは、阿部議員のご質問にお答えいたします。初めに、新型コロナウイルス感染拡大防止に係る市町村の対応についてであります。1点目の市民の感染状況の情報収集、状況把握と行政運営への影響についてでありますが、感染症法に基づき、北海道の管轄であります紋別保健所が情報収集及び状況把握を行い、感染者の個人情報保護及び人権擁護の観点から市にも情報の共有がなされない仕組みとなっております。そのため、発生状況に応じた医療体制や感染拡大防止対策について、タイムリーな情報提供を市民に対して行えず、行政と市民が一体となって感染拡大防止対策に取り組む機運を高めることが難しい状況と感じております。2点目の市民への感染者情報の発信についてでありますが、現行の国の方針では、本人の同意が得られた内容については感染者ごとに公表されますが、居住地については都道府県単位で公表することを基本とする中、北海道は、広域性や人の動きなどに鑑み、振興局単位で公表しております。しかし、既に多くの都府県では市町村単位で居住地を公表しており、北海道においても、感染者情報の公表について、見直しの必要性と見直すべき項目についてアンケートを行っておりまして、本市といたしましては、個人情報に配慮しつつ、市町村単位で居住地を公表するよう見直す必要があると考えております。次に、令和3年度市政執行方針の1点目、「力強い産業活動が市民の暮らしを支え、まちに潤いをもたらす」についてであります。初めに、まちなかの民間交流施設等への支援についてでありますが、1点目のまちなか民間交流施設等の支援に対する私の考え方につきましては、これまで、中心市街地の再生を最重要課題の一つとして位置づけ、平成25年に策定した紋別市まちづくりビジョンの具現化に向け、まちなか公営住宅の整備による定住人口の増加や、空き地、空き店舗の利活用のほか、新たなイベントに支援するなど、中心市街地の活性化やにぎわい創出に取り組んでまいりました。こうした中、これまで、多世代にわたり多くの市民が利用し、市民の健康増進や本市の観光及びスポーツ振興に重要な役割を担ってきた施設の閉鎖は、中心市街地はもとより、まち全体の魅力を喪失させるもので、まちの衰退の象徴にもなりかねないものと考えております。紋別市まちづくりビジョンの基本目標には、誰もが楽しく生活できるまちを掲げており、これは、商業・業務・娯楽・公共施設等の都市機能がまちなかに集積し、歩行者空間やまち並み形成などの居住環境の整備を図りながら、子どもからお年寄りまで、誰もが安心して楽しく生き生きと暮らせるまちを目指したもので、市民の皆さんがこれからも住み続けたいと思える魅力あふれるまちであり続けることが、私をはじめ、行政がやるべき責務であると認識しております。そのためには、民間施設であっても、市民からの存続要望があったことや、中心市街地のにぎわいに欠かせない施設でほかに代替性がないこと、さらには、前段申し上げた考えを基に総合的に勘案して行政が支援すべきものと判断したところであります。2点目のボウリング場の運営方法につきましては、前段申し上げた考えの下、さきの第4回定例会終了後、ボウリング場の存続に向け、現運営事業者や紋別市ボウリング協会などと今後の運営形態や施設改修等を含めた財政支援について協議してまいりました。運営形態につきましては、現事業者による運営は令和3年3月末をもって終了する考えに変わりがないことから、4月以降、新たな運営先がボウリング場を借り上げ、運営する方式について、現在、市内事業者と協議を進めているところであります。また、支援の内容につきましては、引き続き、4月から運営を担っていただくため、建物借り上げ料分を運営費とし、300万円を補助するとともに、建物所有者や紋別市ボウリング協会との協議を踏まえ、早急に改善しなければならない建物補修及び設備更新の補助に3,660万円を予算案として本定例会に提案したところであります。建物補修等補助金の内訳を申し上げますと、雨漏り防止のため、屋根及び壁の防水工事に850万円、暖房機器の改善を図る空調設備更新及びPCB使用照明器具からLED照明器具への更新に1,540万円、老朽化したオートスコアラーの交換に1,000万円、ウッドレーンの表面を水平化するリサーフェイス工事等に270万円を計上し、新たな運営事業者の初期投資の負担をなくし、安定的かつ継続的な運営管理を行えるよう、建物補修等を支援したいと考えております。次に、国際交流施策の推進についてであります。1点目の市内における労働力不足の業種の把握と外国人雇用企業のニーズ把握及び情報共有をどのように進めていくかについてでありますが、市と紋別商工会議所のほか、本市の産業経済活動を牽引している事業者で組織された外国人受入支援協議会が中心となって労働力不足の状況や実態を把握し、外国人雇用のニーズ把握、情報共有をすることで外国人材の雇用につなげることとしておりましたが、新型コロナウイルスは終息の兆しが見えず、外国人材雇用促進のために開催予定であった北海道-ベトナム経済人材セミナーの中止や、国際的な人の往来が困難となるなど、国際情勢が不安定であったことから活動を見合わせていたところであります。しかしながら、産業や経済活動を停滞させないためには労働力の補完は重要であることから、外国人雇用や在留資格に識見のある方々にも参画していただき、外国人受入支援協議会の活動を活発化させてまいりたいと考えております。2点目の日本語学校開設に向けたこれまでの取組と今後の展開についてであります。東京都や札幌市の日本語学校や専門学校、大学等を訪問し、日本語学校開設に伴う学校職員の確保、留学生募集、運営方法等について調査研究をしてまいりました。今後につきましては、学校関係者との連携を深め、情報収集を行うとともに、目下の新型コロナウイルス蔓延による災禍の現状を見極めながら、地域にふさわしい学校の在り方や地域振興への効果的な検証をしながら進めてまいりたいと考えております。3点目の外国人との共生社会実現に向けた取組についてでありますが、旧まるせん会館を本市の国際交流の拠点とすることでまちなかに人の流れやにぎわいが創出されることから、日本人と外国人との親交を深め、互いが尊重し合える新たなコミュニティーの創造の醸成を図り、共に地域を支え、つくり上げる紋別市民の一員として暮らすことができる共生社会の実現に向けたまちづくりに取り組んでまいります。次に、令和3年度市政執行方針の2点目、「市民の安全・安心な暮らしを支える」について、初めに、民間医療機関に対する新たな支援制度についてでありますが、現在、民間医療機関の多くが、医療人材の不足や医師の高齢化など、診療を継続するための様々な問題を抱えており、将来的な開業医の減少が懸念されております。また、高齢化の一層の進行により医療や介護の需要が高まる中、地域の限られた医療資源を活用するため、広域紋別病院と民間医療機関が連携して診療機能の分化を行い、住民が地域の中で安心して医療を受けられるよう、地域完結型の医療体制の構築が必要であると考えております。この体制を確かなものにするためには、かかりつけ医機能や在宅医療を充実することが重要な課題となることから、それらの役割を担っていただく開業医の必要性はますます高まっていくものと考えられます。このような状況から、既存の医療機関による診療機能の拡充や開業医の誘致を促進し、地域の医療提供体制の安定を図るため、民間医療機関に対する支援制度の創出が喫緊の課題であると判断いたしました。支援制度の内容につきましては、現在、先進的に取り組んでいる道内他市の開業医誘致制度等も参考に具体的な検討を進めているところであり、今後、医師会など、関係機関の意見を伺いながら、市の実情に合った支援策となるよう調整を行い、早急な制度の創設に向けて取り組んでまいります。次に、障害者福祉についてであります。1点目の相談支援事業拡充の必要性と効果及び相談件数の減少を目標としている第2期総合戦略のKPIとの整合性についてであります。拡充の理由と効果につきましては、近年、ひきこもりや社会的孤立、経済的困窮など、様々な問題が生じており、市内に2か所ある相談支援事業所の時間的・人的負担が増加しているため、委託先を拡充することで、それぞれに事業所の特色を生かしながら、よりきめ細やかな対応ができる支援体制の構築につながると考えております。相談件数の減少を目標としていることと委託先を拡充することの整合性につきましては、相談支援事業所だけではなく、地域や身近な人が支え合い、安心して暮らせる地域共生社会の実現を推進することで日常的な不安や悩みに関わる相談件数の減少を目指しております。また、委託先の拡充については、複合的な相談ニーズに対応できる支援体制の構築につなげることを目的としており、相談件数の増加を目指すものではありません。2点目の障害者就労拡大に係る専門的人材の確保及び業務内容と目標とする成果についてでありますが、障害者就業・生活支援センターや障害福祉サービス事業所、特別支援学校等での就労経験があり、障害者就労に関しての専門的な知識が豊富な人材を任期付職員として登用することを想定しており、新たな就労先の開拓や就業訓練の場の拡大、障害者就労の促進を図ることで特別支援学校卒業生等の市内定着を進めてまいります。3点目のベジタブルファクトリーに係る新たな運営事業者の今後の運営方針と取組についてでありますが、新たな運営事業者により安定的な障害者就労の場を確立するため、通所者数の増加、地産地消に適した栽培品目への転換、安定的な地元販売先の確保、加工品製造や直売事業等の取組を進めるとの経営方針が示されております。また、取組の現状につきましては、本年4月からの円滑な業務開始に向け、現行事業者との引継ぎを行っているとお聞きしております。次に、介護保険事業についてであります。1点目の第8期の計画期間における本市の高齢者数や介護認定者数の推移と保険事業への影響についてでありますが、議員がご指摘のとおり、人口減少と高齢化が同時進行する中、介護保険を支える被保険者数も減少が見込まれております。一方、介護サービスの需要は今後も高まることが予想されており、第8期介護保険事業計画における介護保険料は、第7期介護保険事業計画の基準月額に比べて300円増の4,950円とすることが必要で、今議会において紋別市介護保険条例の改正議案を提案させていただいておりますが、今後の計画においても介護保険料の上昇傾向は続くものと考えております。2点目の在宅サービス、施設サービスの充実についてでありますが、どのようなサービスが求められているのかにつきましては、近年は、要支援や軽度の要介護認定者の増加により、デイサービスや福祉用具のレンタル等の需要が高まっており、中度の要介護認定者についてはできる限り住み慣れた地域で在宅生活を送ることを支援する通所や訪問を組み合わせたサービスが求められております。重度の要介護認定者についても、特別養護老人ホーム等の待機者も一定程度おりますことから、施設サービスの充実も重要であると認識しております。どのような介護サービスを充実させるのかにつきましては、第8期介護保険事業計画では、在宅での生活を可能な限り継続できるよう、通所や訪問、ショートステイなど、複合的なサービスを提供する小規模多機能型居宅介護、看護小規模多機能型居宅介護を整備し、施設サービスの待機者の解消と、今後、団塊の世代の介護認定者が増加することを視野に入れ、地域密着型介護老人福祉施設入所者生活介護の整備に取り組んでまいります。3点目の認知症施策、在宅医療と介護連携、生活支援体制整備などの推進・強化についてでありますが、認知症施策といたしましては、紋別市地域包括支援センターと連携し、認知症を広く市民に理解していただくため、認知症サポーター養成講座、閉じ籠もりの防止等に向けた認知症カフェの開催、早期診断、早期治療による自立生活のサポートを行う認知症初期集中支援チームなどの取組をさらに推進してまいります。在宅医療と介護連携につきましては、退院から在宅生活への移行の際、かかりつけ医としての役割を担う民間医療機関との連携強化に努めるとともに、迅速な介護サービスの提供に向け、紋別市地域包括支援センターを中心として、広域紋別病院、当事者、家族の調査を円滑に進めるため、医療、介護等の支援ネットワークの構築に引き続き取り組んでまいります。生活支援体制整備事業については、生活支援コーディネーターとして、紋別市地域包括支援センターに作業療法士を配置し、地域住民が主体となって実施する体操等のサークルを立ち上げております。本年度は、ことぶき大学の講師に協力をいただき、自宅などでの体力維持・増進を目的とした「紋太GENKI体操」を作成し、動画配信を実施したほか、外出の機会を提供するために予約制の映画上映会を開催するなど、今後も関係団体と連携を図りながら介護予防事業や社会参加の促進を図ってまいります。次に、令和3年度市政執行方針の4点目、「交流人口の拡大により、地域の活性化を促進する」につきまして、初めに避暑地化についてであります。1点目の森林公園・大山山頂エリアにおける利活用構想と今後の進め方についてでありますが、森林公園エリアにおいては、従来からの公園機能に加え、バイパス側のエリアに来訪者の長期滞在拠点を新たに整備し、市民と来訪者双方にとってより魅力ある空間を創出していくことをコンセプトに設定いたしました。市民の里山として親しまれている大山エリアにおいては、山頂から望む雄大なオホーツク海の展望、流氷を眼下に滑るスキー場、カバ・ナラ類の数十種類に及ぶ樹木と野鳥のさえずりを聞きながら森林浴が楽しめる自然等、四季を通しての豊かな自然を満喫できる環境や、スカイタワー、コテージ、ヒュッテなど、既存資源を最大限活かしながらオールシーズンにわたって市民や来訪者が楽しめることをコンセプトに設定いたしました。懸案であります大山スキー場のリフトやナイター照明の更新等につきましても、スキーシーズンの運営にとどまらず、利用拡大に資するアクティビティーの創出を図るなど、オールシーズンの運営を視野に入れた再整備について、関係団体とともに検討していくこととしております。今後の進め方につきましては、今般策定した利活用構想に基づき、引き続き、関係団体の意見を伺いながら、具体的な整備内容等の検討に取りかかり、早期の事業着手を目指してまいります。避暑地化の推進に当たっては、民間活力の導入が不可欠であると考えていることから、大手旅行会社をはじめ、観光関連企業との連携を視野に入れ、進めてまいります。2点目のテレワーク拠点の整備についてでありますが、市では、テレワークの一つである旅先などを拠点に仕事と休暇の両立を目指すワーケーションに着目しているところであります。このワーケーションへの取組は、本市の自然豊かな地域特性を生かした都市部にはない仕事環境を提供することで本市と都市部の交流の促進につながるものであり、議員がご提案のとおり、避暑地化推進の一環となり得るものと考えております。このため、森林公園の自然空間を活用した長期滞在拠点の整備検討に当たっては、この観点も十分考慮し、検討を進めてまいります。3点目の市内経済への波及効果についてでありますが、構想の実現により、交流人口が拡大し、域内経済活動の活発化につながるほか、民間参入による新たな雇用の創出も期待できるなど、地域経済に活力と潤いをもたらすものと考えております。次に、オホーツク紋別空港の利用状況と空港ターミナルビルの拡張についてであります。1点目の新型コロナウイルス感染症による東京紋別線の搭乗者数への影響についてでありますが、2月末時点での本年度搭乗実績累計は2万2,263人、搭乗率は30.36%であります。前年同時期対比では、搭乗者数は4万7,899人の減、搭乗率は、機材を小型化しているとはいえ、34.09ポイントの減となっており、新型コロナウイルス感染症が東京紋別線に与えた影響は甚大であります。引き続き、3月も週4往復運航が継続しており、本日までの搭乗実績及びこの先の予約状況から3月の搭乗者数は約850人と伺っており、本年度の年間搭乗者数は約2万3,100人、年間搭乗率は30%前後と予想しております。今後の見込みにつきましては、全日本空輸株式会社と継続的に協議を重ねておりますANA総代理店である株式会社紋別観光振興公社によりますと、現在、全日本空輸株式会社において、4月における運航、運休の最終調整を行っているとお聞きしておりますが、それ以上の情報に関しましては、全日本空輸株式会社と総代理店の間にあります守秘義務契約上、現タイミングでの公表はできない旨、報告を受けております。本市といたしましては、株式会社紋別観光振興公社を通じて引き続き継続運航となりますよう強く要望してまいります。2点目の今後の首都圏への搭乗者対策についてでありますが、現在、東京紋別線の搭乗促進活動は株式会社紋別観光振興公社に委託しております。同社は、ANA総代理店の強みを駆使し、ANAグループ内ネットワークを用いて全日本空輸株式会社における個人型割引運賃設定への働きかけ及び全日本空輸株式会社の営業部門の子会社でありますANAセールスからの首都圏旅行会社に対してグループツアーの搭乗促進活動を実施しており、令和3年度においても継続して実施してまいります。また、近年伸びております個人型FITツアーへの対応に関しましては、このたび、3月末日で任期満了となります本市の観光連携室中島室長が、首都圏、東京証券取引所上場の旅行会社の役員に就任することから、東京紋別線への新たな販路拡大に期待するところであります。3点目の空港ターミナルビルの拡張整備に向けた空港ビルの協議の進捗と整備に向けた市の考え方についてでありますが、空港ビル拡張については、以前から申し上げてきたとおり、本地域の持続的発展のために進めなければならない重要な施策と認識しております。オホーツク紋別空港ビル株式会社では、今後必要と考えられる拡張整備に向けた増改築実施設計業務委託を本年2月に発注契約しているとお聞きしております。市といたしましても今後進められる実施設計工程の中で積極的に関与してまいりたいと考えており、空港ビル整備に伴って、利便性向上のほか、空港機能を活かし、人が集まり、憩い、楽しむなど、地域の振興に資する交流拠点機能を併せ持つ空の交通拠点となる場であるような整備手法の検討に加わってまいりたいと考えております。今後も国と交付金活用の可能性について協議を進め、協議の進捗状況を踏まえ、適切な時期に事業実施手法の判断をしてまいりたいと考えております。以上で答弁を終わらせていただきますが、教育問題につきましては教育長より答弁いたします。(降壇)

答弁 教育長 堀籠康行(教育長は2022年12月まで)

それでは、阿部議員のご質問にお答えいたします。紋別高校支援と中学校部活動についてであります。1点目の今後の入学者、間口維持の見通しにつきましては、過去、紋別高校への入学者は、西紋地区の中卒者の6割程度で推移しており、間口維持の見通しにつきましては、今後も中卒者の自然減が避けられないことから、非常に危惧しているところであります。今後も、紋別高校と連携を図り、市内及び近隣町村などの進学先として魅力ある高校となるよう支援してまいります。2点目の紋別高校野球部の新しい指導者につきましては、これまで、神奈川県の公立高校教員として、30年以上、高校野球指導に携わってきており、強豪校がひしめき合う神奈川県において、公立高校にもかかわらず、好成績の実績を持つ方を招聘いたします。専門的な指導による技術力の向上のほか、教員の経験を生かした生徒指導などについても期待しているところであります。また、これまでも、その方の野球指導を目的に生徒が入学してきているともお聞きしており、紋別高校の入学者数増や小・中学生の野球競技人口の拡大にも効果があるものと考えております。3点目の紋別中学校で野球を希望する生徒への対策と4点目の小・中・高の連携した体系的な仕組みづくりにつきましては関連がありますので、併せてお答えいたします。教育委員会では、新年度から中学校部活動の地域移行策の一つとして、合同部活動の導入を検討しているところであります。具体的に申し上げますと、部員不足により、単独では中体連等の大会に出場できない部活動について、複数の学校の生徒が拠点となる中学校で合同で活動するものであり、野球部のない紋別中学校の生徒は野球部のある潮見中学校で活動できるようにしたいと考えているところです。現在、野球部のほかにも複数の部活動を候補として検討しているところであります。また、中学校でスポーツや文化などの活動を続ける仕組みとして新たに部活動サポーターを配置し、学校での部活動の募集、地域人材の発掘や外部指導者との調整、合同部活動での学校間の移動、その他課題の把握や整理などを進めてまいります。今後とも、関係団体等と協議を行いながら、子どもたちが小・中・高と持続的な活動を行えるような仕組みづくりを検討してまいります。以上、答弁といたします。(降壇)

出典:紋別市議会 令和3年第1回定例会 2021年3月8日 議事録 PDF(7ページ) 間違いを知らせる