みんなの議会

紋別市議会 平成26年第4回定例会 2014年12月8日

(1)平成27年度予算編成の見通しと市内経済の動向などについて/(2)人口減少社会と地方創生法案について/(3)紋別市総合計画について/(4)「終活」と終の住処・墓園に期待する新たな形について

2014年12月8日、紋別市議会の一般質問で、青木邦雄議員が「平成27年度予算編成の見通しと市内経済の動向などについて」「人口減少社会と地方創生法案について」「紋別市総合計画について」「「終活」と終の住処・墓園に期待する新たな形について」について質問し、市長 宮川良一、財政課長 牧野昌教、建設部長兼広域公園推進室長兼広域病院連携推進室次長 稲葉宏剛、企画調整課長 富樫豪志、観光交流推進室参事 高橋秀明、環境生活課長 高橋喜光が答弁しました。

質問者
青木邦雄 議員
答弁者
市長 宮川良一、財政課長 牧野昌教、建設部長兼広域公園推進室長兼広域病院連携推進室次長 稲葉宏剛、企画調整課長 富樫豪志、観光交流推進室参事 高橋秀明、環境生活課長 高橋喜光

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 8番 青木邦雄

おはようございます。私は未来の会の一員として、さきに通告しております事項につきまして質問させていただきます。質問に入ります前に、本年7月の市議会議員選挙におきまして、多くの皆様からのご支援をいただき、当選させていただきましたことに心から感謝を申し上げます。初心忘れることなく、努力、研さんをしてまいりますので、先輩議員の皆様、市理事者の皆様の厳しくも温かいご指導を何とぞよろしくお願い申し上げます。さて、宮川市長3期目の任期も来年度はや折り返しの年であります。新年度早々の広域紋別病院の開院に地域医療の再生という市民の大きな期待が実現する一方で、中心市街地の一角に位置する商業地の地価が道内1位、全国3位の下落率となるなど、道半ばと思われる懸案も少なくありません。今後とも、人口減少に歯どめがかからず、アベノミクスの光も届かない、疲弊する地方の再生に強い信念と指導力を持って立ち向かっていただけるものと期待し、私も微力ですが寄与したいと期するところであります。それでは、質問に入らせていただきます。最初に、平成27年度予算編成の見通しと市内経済の動向などにつきましてお伺いいたします。安倍政権は消費税再増税を1年半延期することへの信を問うとして国会を解散し、14日にその審判が下されます。医療や介護、年金など、膨れ続ける社会保障費の財源に増税分を充てるとするスキームが揺らぐとともに、財政健全化の先送りに対する明確な道筋も見えてきませんし、延期によって地方に配分される予定の年1兆7,000億円の財源も消失します。1点目として、再増税と一体になった税制改正も見直しされることと思いますが、当初予定の税率を前提にした場合に比べて、交付税などの増減見通しと予算編成への影響、財源確保が不透明になることで縮小や先送りなどを検討せざるを得ない事業の有無についてお尋ねいたします。2点目として、先日商工会議所が第3・四半期の景気調査の結果を公表しましたが、本年4月からの消費税増税や円安で石油など輸入に頼らざるを得ない原料、材料などの高騰が市内の産業に及ぼす影響と景気の判断、市税の来年度の見通しについてお尋ねいたします。また、公共工事の発注状況と契約額、前年度との比較についてもお尋ねいたします。本年度の普通交付税の決定額が前年度に比べてマイナス1.6%の60億7,000万円余りとなり、当初予算に比べて約5,800万円ほど不足する結果になりました。また、11月からの電気料金再値上げによる公共施設などの負担増が北海道新聞の調査で本市では新たに2,568万円とあり、若干圧縮されたにしても、重油なども合わせると相当な負担増が見込まれ、今議会にもロードヒーティング経費などの追加提案がされております。3点目として、さきのアンケートには、市役所庁舎などの直営分のほかに、町内会の街路灯や指定管理制度の施設を含むものか、含まない場合の追加額と新年度通年で積算した電気料と本年度当初との比較、あわせて市税の収納状況と26年度の決算見通しについてお尋ねいたします。次に、人口減少社会と地方創生法案につきましてお伺いいたします。11月21日に内閣は、最重要課題の一つと位置づけた地方創生関連法案を解散の直前に成立させました。本年、第2回定例会で阿部徹議員及び梶川議員が質問されたように、今年5月に民間有識者から成る日本創成会議が、少子化と東京一極集中がこのまま続けば全国で896、道内では147の市区町村が将来消滅する可能性があるとの試算を公表し、さらにこのまま有効な手だてを講じないと21世紀末には5,000万人を割り込むとの推計もあります。人口問題は国家、社会の持続可能性に密接にかかわるもので、国が担う国家戦略そのものですが、歴代政権は真剣に向き合わず、有効な対策を立てずに先送りすることで深刻な事態を招いたもので、目をそらし続けたという点で国民にも責はあります。9月に政府が設置した、まち・ひと・しごと創生本部は、年内を目標に、50年後を見据えた長期ビジョン及び5カ年の総合戦略を策定するとし、50年後の人口を1億人程度に維持、若い世代の就労や結婚、子育ての希望の実現、地域の自主的な取り組みを基本とし、国が支援することなどを基本方針としています。人口対策は長期的には出生率の回復が不可欠ですが、その数字が多少向上しても、安定に反映されるのは、子や、子の子、さらにその子孫と、数世代も先のことです。本市も消滅可能性のまちの一つですが、昭和40年代ころから明らかな過疎化に対し、地場産業の振興や雇用の創出、移住者の誘致などに取り組んできた歴史と経験があり、背景は異なっても、ある意味、今日を先取りしてきた先駆者であります。しかし、総合戦略の素案では、一極集中への歯どめとして、高齢者、若者の地方移住促進や政府関係機関の地方移転、企業の本社機能の一部に移転などがあっても、医療対策や雇用、商店街の振興など、地方再生に最も必要な安心して暮らせるという視点も具体性も欠き、不十分と指摘されます。そこで1点目として、ふるさと創生など、過去の教訓を踏まえ、絵そらごとに終わることのないよう、国も地方も再生への明確なビジョンと数値目標、具体的な工程を描くことが重要ですが、地方創生法に対する見解、自由度の高い交付金など、国の支援への評価や活用について、お考えをお尋ねいたします。また、中間報告には、基幹となる集落への機能、サービスの集約化や都市のコンパクト化と周辺のネットワーク化、定住自立圏構想の推進も盛り込まれています。規模の小さな自治体が単独でこうした課題に対応することは至難であり、合併促進の布石とも受け取れますが、自治体間の連携についても見解をお尋ねいたします。創生法では、国の創生総合戦略を反映して、2015年度中に北海道が、さらに時期の明示はありませんが、市もそれぞれ戦略の策定が努力義務として課されます。策定に当たっては、これまでのように国の示すモデルを下敷きにした、全国どこのまちでも可能な無難さではなく、みずからの創意と明確な目標、時には国と対峙し、説得する気概が重要で、石破大臣もやる気で差をつけると明言しています。北海道では10月、知事を本部長とする対策本部を設置し、11月に実務を担う専門部署を新設しました。2点目として、地方創生は、総合性、継続性と不断の検証による見直しが重要と思いますが、第2回定例会で阿部議員の質問に、担当課の創設については研究課題とするとしておりました。これからどのような体制のもとで取り組もうとするのか、改めてお尋ねいたします。今年の赤ちゃんの誕生は上半期の状況から100万人を割り込む可能性もあり、直近、2013年の出生率は、2005年の過去最低から少し改善しても1.43、安定には2.07必要とされます。長期ビジョン骨子案では、50年後の出生率目標を1.8程度に引き上げるとしていますが、強制できるものではなく、人生において、結婚も、子供を持つことも、価値観はそれぞれであることは言うまでもありません。そのため、移住や定住の促進によって、都市に偏った人口の再配置がもう一つの柱となるのは当然のことですが、そもそも少なくなるパイを奪い合う地域間の競争と知恵比べが格段に厳しくなることは明らかです。おためし暮らしやふるさと納税でつながった都市住民とのパイプをもとに紋別への関心をつなぎとめる一方、速やかにニーズに沿った受け皿の充実を図ることが重要です。そこで3点目として、1つに、直近、2013年の紋別市の出生率について、2つに、総合計画に掲げる移住、2地域居住世帯数の目標11世帯について、これまでの成果と目標の見通しについて、また移住の決断を後押しするための具体的な支援策について、お考えがあればお尋ねいたします。次に、総合計画につきましてお伺いいたします。第5次紋別市総合計画は、平成21年度から10カ年を計画期間とし、27年度は7年目に入ることから、次期に向けて少しずつ庁内でも準備に取りかかることかと思います。総合計画は、都市経営における最上位計画であり、結婚、子育て、住まい、教育、産業、雇用、医療やまちづくりなど、幅広い分野にわたって地域の能力や可能性の分析に基づく綿密なプランで、消滅から持続に挑む地方再生に必要な視点、要素を網羅した長期計画であります。その点で、創生総合戦略の目指すところを本来包含するものと思いますが、1点目として、総合計画と創生戦略のそれぞれの位置づけと担う役割の違いについてお尋ねいたします。創生戦略には、総合計画からの安易な借用ではなく、また根拠の乏しい期待値で目標を糊塗することのないことを求めますが、戦略が先行することで第6次計画の都市像や基本構想などにどのような影響が考えられるか、策定スケジュールの見通しなどもあわせてお尋ねいたします。社会や環境が目まぐるしく変化する中、既定の計画に固執して、機を見ての見直しを怠れば、時代にそぐわず、無用になるのは明らかで、さらに2015年は国勢調査の年でもあります。国では、第7期北海道総合開発計画を計画期間を待たずにこれを廃止し、次期の計画に移行するとのことです。2点目として、総合計画と創生戦略の意義を考えるとき、それぞれの実効性を高めるため、次期の総合計画のスタートを前倒しすることも選択の一つと思いますが、見解をお尋ねいたします。3点目として、総合計画は策定後5年の中間年で成果を評価し、見直すとされており、本年、平成26年がそれに該当する年かと思います。仮にそうだとして、検証の進捗状況、見直しが必要と判断したときの具体的な手順、検証結果の公表方法などについてお尋ねいたします。関連して、成果指標と25年度の実績について、観光の再生に関する以下3つについてお聞きします。1つ目に、年間観光入込客数67万3,000人、2つ目に、外国人宿泊者数2,600人、3つ目に、東京便搭乗率60%についてですが、最初に、観光入込客数は基準値の50万8,000人に対して25年度実績は55万2,000人余りと、増加基調にあることはそのとおりですが、目標には厳しく、これからの見通しや対策についてお聞きします。外国人宿泊者数について、今年日本を訪れた外国からの旅行者は、円安などの影響もあって、10月末で既に過去最高を記録しています。さきの25年度の実績と、先月市長がみずから率いたタイへの訪問の手応え、憧れや関心をもとに実際に足を運ばせるための仕掛けなり秘策についてお聞きいたします。最後に、東京直行便はチャレンジ60,000として、残り4カ月、これまでの実績と達成の見通し、率の目標との使い分けをお聞きいたします。最後に、終活と、ついの住みか、墓園に期待する新たな形につきましてお伺いいたします。当たり前のことですが、人は必ず死という人生の終わりを迎えます。残された家族の負担にならないよう、葬儀の営み方や墓など、生前の細やかな配慮の数々を終活と称し、それに類いする出版物も多く、私も幾つか手にしました。墓は先祖代々のつながりを象徴するよりどころとして、子から孫、その子孫へと引き継がれるもの、家族のきずなということに今まで疑問を抱くことはありませんでしたが、少子化や生涯未婚率の増加などで、こうした考えも根底から揺らいでいます。そこで、何点かお伺いいたします。1点目ですが、本年度紋別墓園において新たに45区画造成しております。市が管理し、市民からの申し込みで永代使用を認める市内の墓地、墓園のうち、紋別墓園の最近3カ年の新たな貸付区画件数と現在貸付可能な残りの区画数をお尋ねいたします。また、継承者が遠隔の地に生活の本拠を置き、維持管理が困難になったなどとして、更地にして返還された区画数もあわせてお尋ねいたします。2点目ですが、適切な管理がなされず、長期間放置され、荒れたままの墓を、墓地条例第13条の無縁墓地のこととしてですが、そうした墓も少なからず存在すると思います。そこで、改めて無縁墓地の明確な定義、継承者の確認や調査の有無と、その具体的な方法、推定区画数、無縁墓地と判断した場合の処分の法的な根拠と方法、特に遺骨の処分方法について、お尋ねいたします。3点目ですが、私の周囲にも、子供がいないか、遠く離れて将来戻る可能性もないなど、墓守不在が明らかで、自分たちのついの住みかを含めて、行く末に悩みを持つ人も少なくありません。近年、個別の墓ではなく、宗教、宗派にかかわりなく、不特定多数の遺骨を合わせて埋葬する合葬墓が、あるいは共同墓とも言うようですが、公営の墓園でも少なからず整備されております。こうした合葬墓では一定の期間、例えば30年など遺骨を預かり、その後は無縁墓地のような方法で処分することが多いようであります。手にした本では、散骨や自然葬はじめ、遺骨そのものを引き取らず、その処分を火葬場に一任するゼロ葬など、墓自体の存在を不要とする風潮も市民権を得つつあるとありました。そうだとしても、依然として多くは家単位の墓を求め、長寿化でも死亡数に大きな変化は見込まれないことから、需要に見合った整備は必要ですが、合葬墓についても十分合理性があると思います。この先の墓園整備の選択肢の一つとして検討していただきたいと思うのですが、見解をお尋ねいたします。以上で私の質問は終わりますが、再質問は留保いたします。

答弁 市長 宮川良一(市長は2025年6月まで)

それでは、青木議員のご質問にお答えいたします。初めに、平成27年度予算編成の見通しと市内経済の動向についてであります。1点目の再増税の延期などによる新年度予算への影響につきましては、まず増税分の消費税を財源としている子ども・子育て支援制度などは、国がつなぎ国債の発行により予定どおり実施する方針とのことであります。また、現行8%の消費税の内訳は、国が4.9%、地方消費税が1.7%、地方交付税率が1.4%となっており、10%の再増税時には通年ベースでそれぞれ6.28%、2.2%、1.52%となる予定でありました。これが延期されることにより、地方交付税原資が据え置きとなることから、地方の財源不足は、社会保障経費の自然増分が拡大しますが、国と地方がそれを折半し、負担することとなり、影響は生じないと考えております。地方交付税につきましては、例年12月末に公表される地方財政計画に基づき推計しておりますが、本年は衆議院選挙の影響で越年するとのことであり、再増税延期後の対応については何ら示されていないのが現状であります。8月の概算要求では地方一般財源総額は8,000億円の増となっておりますが、景気回復により地方税収が2.2兆円の増となり、地方全体の財源不足額が減少することから、地方交付税等は9,000億円の減となる要求でありましたが、4月からの駆け込み需要の反動減の長期化などの影響で地方税収の伸びは低く抑えられるとともに、地方消費税の収入が横ばいとなることから、地方交付税の削減額は小さくなるものと予想しております。しかし、地方交付税が最大の収入となっている本市におきましては、地方交付税総額の削減の影響は小さくないことから、得られる収入の範囲内で事業の取捨選択をしなければならない状況もあり得るものと考えております。2点目の市内景気判断、来年度の市税の見通し、公共工事の発注状況につきましては、まず市内景気判断につきましては、水産業は、漁業が昨年の大豊漁には及ばないものの、漁獲量、漁獲高とも好調とのことでありますが、水産加工業では、魚価高騰、原魚不足により厳しい状況にあります。農業は、生乳生産量が前年並みを維持し、乳価及び個体販売価格は上昇しているものの、円安による飼料価格の高どまりや燃油高、電気料金の値上がりにより収益が上がらない状況にあります。林業、林産業は、円安による国産材回帰が進む中、燃油高、電気料金値上げの影響を受けております。建設業は、広域紋別病院やバイオマス発電所などの大型工事により好調を維持しております。商業は、消費税増税後の消費マインドの冷え込み、円安による原材料の高騰、電気料金値上げなどにより利幅が圧縮され、厳しい状況となっております。以上申し上げたとおり、景気は一部の業界を除き依然として厳しい状況にあると認識しております。来年度の市税の見通しは、前段の市内景気動向に加え、固定資産税の評価替えによる影響などから、税収減は避けられない状況と考えております。公共工事の状況は、本年11月末時点で、未発注工事が3件、1,700万円を残すのみとなっております。前年度と比較いたしますと、発注件数では前年度の106件に対し103件で、前年比97.2%となっているものの、契約金額では前年度の16億5,500万円に対し24億900万円で、前年度比145.5%となっております。3点目の平成26年度決算見込み等につきましては、電気料金につきましては、北海道新聞の調査は本年9月に行われたもので、北海道電力の試算をもとに報告したことから、紋別市以外の契約者は含まれておりません。値上げの影響額は5,780万円と見込まれますが、今議会で補正提案している市道ロードヒーティング電気料を除き、電気を大量に使用する施設の契約更新時期が年度末であることや、多くの施設が年度当初から光熱水費の節約に取り組んでいることから、既定予算内でおさまる見込みであります。決算見込みにつきましては、歳入では、市税が市民税で1億2,000万円、固定資産税で2,000万円など、予算を1億4,000万円ほど上回る見込みです。普通交付税では5,800万円の減収ですが、臨時財政対策債が3,800万円増収になることから、合わせて予算を約2,000万円下回る状況であります。歳出では、電気料金や燃料費の増などのほか、工事請負費においても、労務単価等の上昇により、予定価格に対する落札率が高どまりで推移しており、例年並みの不用額の発生は見込めない状況であります。こうしたことから、財政調整基金繰入金について、予算現額の4億6,000万円のうち3億円程度の繰り入れが必要になると見込んでおります。次に、人口減少社会と地方創生法についてであります。1点目のまち・ひと・しごと創生法に対する見解及び国の支援に対する評価につきましては、今般の人口減少対策や地方創生に向けた取り組みは、国と地方が連携協力することでなし遂げられるものであり、国に対しては、地方を支援するという立場にとどまらず、地方への人の流れを創出するなど、国が主体的に人口減少対策等に一層取り組まなければならないと考えております。国の支援策の活用につきましては、今後の国の方針等を見きわめた上で具体的な施策検討を行ってまいります。自治体間の連携につきましては、従来から医療、福祉、環境衛生、観光などの各分野において進めてきたところであり、引き続き必要に応じてさらなる連携の可能性を検討してまいります。2点目の組織体制につきましては、さきの第2回定例会で阿部徹議員のご質問にお答えしたところでありますが、本市は産業、観光、医療、福祉など全庁的な体制で施策を展開するとともに、児童家庭課や産業振興・企業誘致担当部署の新設をはじめ、観光交流推進室や木質バイオマス火力発電所推進室など臨時的な組織強化を図ることで、まちづくりや地域振興などを積極的に推進してきたところであります。これらの取り組みは本市の人口減少抑制の一翼を担っているものと考えているところであります。3点目の本市の合計特殊出生率につきましては、毎年厚生労働省が公表する資料には市町村別数値が含まれていないため、平成25年度の本市の数値は把握できませんが、5年ごとに公表している資料によりますと、平成20年から24年までの5年間では、全国が1.38で、5年前との比較では0.07ポイントの増、北海道は1.25で、0.06ポイントの増、本市は1.48で、0.09ポイントの増となっております。移住、2地域居住につきましては、平成21年より現在まで、市の施策を通じて移住された世帯数は8世帯となっているところであり、数字の確定が難しい2地域居住とあわせて目標値に近いと考えております。移住の決断を後押しするための具体的な支援策は、現在全国ではさまざまな移住支援策を講じている自治体があり、地域間競争が激しくなっておりますが、本市におきましては、これまでの取り組みの中で、補助金などの提供による過度な地域間競争よりは、移住を決断するには雇用や住居などさまざまなニーズがあることと認識しており、これらのニーズに適切に対応していくことが何よりも重要と考えております。次に、紋別市総合計画についてであります。1点目の総合計画と地方創生に係る総合戦略のそれぞれの位置づけと役割につきましては、総合計画は人口減少問題や地方創生への対応を含め、市政全般の運営を総合的かつ計画的に行うための長期指針となるものであり、基本構想に掲げる本市の将来の都市像を実現するため、課題や市民ニーズを踏まえながら、取り組むべき主要な施策を明らかにし、市政の目標とその実現に向けた方策の明確化を図るものであります。一方、地方創生に係る総合戦略は、国が示した骨子によりますと、我が国の人口の現状と将来の姿を踏まえ、人口減少を克服し、将来にわたって活力ある日本社会を実現するための5カ年計画であるとともに、毎年度必要に応じて見直しや改訂を行うものであり、人口減少と地域経済の縮小の悪循環を断ち切ることを目指し、東京圏における人口集中の是正、若い世代の就労、結婚、子育て環境の創出などを基本視点とされております。総合戦略の具体的な体系や役割につきましては、現時点では明確になっておりませんが、市町村は総合戦略の策定が努力義務とされており、今後国からの支援を受ける上で必要となることが予想されるところであります。次に、総合戦略を先行して策定することに伴う次期総合計画の都市像や基本構想などへの影響につきましては、総合計画は本市における最上位計画であり、たとえ総合戦略が次期総合計画に先行して策定されたとしても、次期総合計画における都市像や基本構想が常に優先されるべきものであると考えております。また、本市の総合戦略の策定スケジュールにつきましては、まち・ひと・しごと創生法に基づき、国、北海道の総合戦略を踏まえて策定する必要がありますことから、平成27年度中となる見通しであります。2点目の次期総合計画策定の前倒し、3点目の現総合計画の検証及び見直しにつきましては、関連がありますので、あわせてお答えいたします。総合計画の中間年における検証につきましては、44の施策について、それぞれ2項目ずつ、合計88項目の成果指標を定めており、平成25年度終了時点における進捗率の検証を行ったところであり、検証結果につきましては、88項目の成果指標のうち目標値を達成している項目は24項目で、達成率は27.3%、また目標値の8割を達成している項目は28項目で、達成率は31.8%、合計52項目、59.1%について、当初目標値の8割以上の達成率となっており、各種施策はおおむね計画どおり進んでおりますことから、現状では目指すべき方向性や各施策項目の大幅な見直しの必要はないものと判断しております。また、総合計画は長期的な展望のもとで策定する最上位計画であり、総合戦略は個別計画の位置づけと認識しておりますことから、現総合計画の見直しや次期総合計画策定の前倒しについては、いずれも考えておりません。4点目の観光の再生につきましては、観光入込客数は第5次総合計画の最終年度であります平成30年度には年間観光入込客数は67万3,000人となるよう、今後も観光協会や関連団体などと連携し、事業を実施してまいりたいと考えております。平成25年度外国人宿泊者数の実績は、計画では2,600人としておりますが、平成24年度実績で既に3,702人、平成25年度実績で4,268人と増加傾向となっており、今後もタイからの観光客誘致など、さらなる増加を目指してまいりたいと考えております。タイへの訪問での手応えや仕掛けなどは、手応えにつきましては、さきに石田議員のご質問にお答えしたことでご理解願います。仕掛けなどにつきましては、昨年度より、他の自治体に先駆け、タイ国政府観光庁と観光客誘致について互いに協力し合うこととしており、このことは本市がタイでセミナー等を行うことをテレビ局が事前に放映するなど、今般のタイ訪問の成果の一助となっていると考えております。東京直行便は、本年11月末時点の搭乗者数は4万6,594人と、東京直行便就航以来過去最高の値となっており、6万人の達成は十分視野に入っているものと考えております。総合計画での率と目標値である6万人との使い分けは、総合計画での60%は一般的に航空機運航の採算ラインと言われている数字を根拠としたものでありますが、その後167席の現行機材に変更されたことから、全日空との協議により、現在は6万人が目標値となっております。私といたしましては、この6万人を基礎として東京直行便のさらなる搭乗者数確保に努め、交流人口の拡大を図ることで本市及び圏域の経済活性化に寄与していきたいと考えております。次に、終活と、ついの住みか、墓園に期待する新たな形についてであります。1点目の紋別墓園につきましては、最近3カ年の新たな貸付区画件数は、平成24年度8区画、平成25年度21区画、平成26年度は11月末時点で8区画となっております。貸付可能な残りの区画数は11月末時点で132区画となっており、そのうち平成4年以降に造成しております新区画は53区画となっております。返還された区画数は、平成24年度5区画、平成25年度11区画、平成26年度は11月末時点で6区画となっております。2点目の無縁墓地につきましては、定義は、墓地、埋葬等に関する法律施行規則第3条の規定により、死亡者の縁故者がない墳墓または納骨堂とされております。継承者の確認等は、現状で申し上げますと、お参りされた形跡のない墓碑も見受けられますが、墓地管理上、特に支障は生じておりませんので、確認や調査等は行っておりません。無縁墓地の処分等は、紋別市墓地条例の規定に基づき処分することとなりますが、改葬を伴うことから、墓地、埋葬等に関する法律施行規則の規定に基づき、官報掲載や立て札による公告などを行うとともに、その他関係法令に沿った処理を行うこととなります。遺骨の処分方法は特に規定がないことから、以前の市内墓地廃止の際に納骨堂へ収蔵しておりますので、同様の処置を考えております。3点目の合葬墓の整備につきましては、亡くなられた後の納骨方法は近年さまざまな形式で行われるようになってきておりますが、紋別墓園に公営墓地として合葬墓が必要かどうかにつきましては、市民をはじめ幅広くご意見をいただいていかなければならないと考えておりますことから、研究課題とさせていただきます。以上で答弁を終わらせていただきます。

再質問 8番 青木邦雄

ありがとうございました。それでは、何点か再質問させていただきます。最初に、増税再延期等の影響につきましてはわかりました。新聞では、選挙後に経済対策として2ないし3兆円程度の補正予算が予定されてるようですが、どのような事業メニューになるのか、現在の時点で何か情報として承知していればお尋ねいたします。

答弁 財政課長 牧野昌教(財政課長は2016年3月まで)

お答えいたします。こちらのほうにもほとんど新聞等の報道でしか情報入ってきていないというのが現状であります。その中で、やはり地方の消費対策というようなことで、いわゆる今までの公共事業主体の補正予算ではなくて、例えば地域の商品券に対するプレミア分を国が補助するとか、そういった消費拡大策について力を入れるようなことで、いろんな情報が入ってきております。そういうことで、当市のほうといたしましても、国の補正予算を受けて、そうした施策を今後推進してまいる予定でございます。以上でございます。

再質問 8番 青木邦雄

ありがとうございました。情報の入り口という意味では同じ新聞しかないとは思いますけども、中に1点、灯油購入補助という項目も見たような記憶があるんですけども、これをもし実施する場合、所得制限だとか、いろいろ条件もつくんでしょうけども、福祉灯油との関係で、対象者が重なるということは、あり得ないとは思うんですけども、何かこういう見通しというのはあるんでしょうか。

答弁 財政課長 牧野昌教(財政課長は2016年3月まで)

灯油ですとか農林漁業の燃油の部分も新聞報道等ではありました。それにつきましても、今市のほうでも単独で、さきの臨時会のほうで福祉灯油のほう議決していただきまして、今作業中でございます。それと重複するような中身になろうかと思いますが、今の現時点の情報では、既に市町村が実施しているそういう施策にも振り向けが可能だというような情報もございますので、そうした中で、さらに国のほうの指針といいますか基準がうちよりも拡大されれば当然そういった部分では拡大せざるを得ないかと思っておりますが、まだ全然そういった詳細が出ておりませんので、目先の市の単独の灯油の給付事業を先に進めたいと考えております。以上です。

再質問 8番 青木邦雄

わかりました。商工会議所の景気動向調査で、この後、第4・四半期もマイナスに陥るという予測が出ております。建設業は先ほど好調ということなんですけども、来年度、広域病院関係が終われば、それを補う民間の大型投資が果たしてあるのかなという疑問もございます。地方ではやっぱり一定量の公共工事というか公共投資が必要と思いますけども、新年度どのような、予算編成の中でのことでしょうけども、どのような見通しがあるのか、あるいは心づもりがあるのか、もしお答えできればお願いいたします。

答弁 財政課長 牧野昌教(財政課長は2016年3月まで)

公共事業でございますが、本年度は病院関連の、広域病院のほうの工事、さらには市も関連事業ということで北高跡地中心にさまざまな事業をさせていただいて、公共工事の金額は、先ほどの市長の答弁のとおり、25年度に比べ6億円、7億円程度ですか、伸びてございます。来年につきましては、そういった事業が一段落するということと、さらに昨年度から、国の補正予算の関係で、地域の元気臨時交付金といった、地方の単独事業に対して一定割合で補助金が支出されたというような補助がございまして、それで多くの単独事業を今年、26年度においては約3億円程度、施設の修繕等で発注したところでございます。そういった事業が一段落したのと、やはりそういった財源がなくなるということで、来年についてはかなり厳しい公共事業の発注になろうかと思いますが、その中でも土木ですとか水道につきましては、バイオマス関連の水道、上水の供給対策等で、事業費は今年並みか、それ以上になる予定でございます。ただ、建築関連につきましては、新たな施設というのが、来年ちょうどはざまとなっておりまして、公営住宅なんかは設計のみですとか、そういった年になっておりますので、ちょっとその辺では発注額は落ちるのではないかという予想しております。以上です。

再質問 8番 青木邦雄

わかりました。公共工事でもう一点だけ。入札の予定と入札の結果が市のホームページに出ております。その中で、潮見小学校、南丘小学校の耐震工事が当初予定6月となっていましたが、実際の入札は8月になっていました。素人考えでも、夏休み期間は子供たちも当然いないわけですし、工事上は非常に効率が高まるとは思うんですけども、そういう意味での配慮というか、2カ月おくれた背景と理由みたいなものがありましたらお伺いいたします。

答弁 建設部長兼広域公園推進室長兼広域病院連携推進室次長 稲葉宏剛

工事発注に関連してのお尋ねですので、私のほうからお答えいたします。学校施設の耐震化につきましては、国の交付金を受けるという事業ですので、交付申請手続というのは当然必要になります。標準的な申請事務手続では、市町村から5月初旬に施設整備計画の提出を行って、5月上旬に都道府県が取りまとめたものを文部科学大臣のほうへ提出して、内定を受けた後に交付申請手続を行って、7月上旬に交付決定というのが標準的なものです。工事起工については交付決定後に行う必要がございますんで、また北海道ではこの手続のほかに工事内容についての技術審査というものを受ける必要があったため、これらの手続を踏まえた上で工事起工、入札、契約、現場の準備という手順を踏んでまいりますと、このような状況になってると。あと、当初、6月、実際には北海道のほうも頑張ってくれてまして、交付決定が5月21日付でおりてはいたんですが、その後の技術審査が7月の上旬までちょっとずれ込んで、上旬ごろに電話で6月27日付で審査済みで出せるというようなこと連絡受けまして、即、7月11日付で起工したというような状況ですんで、事務手続上やむを得なかったというような内容でございます。以上でございます。

再質問 8番 青木邦雄

わかりました。ありがとうございました。決算、予算について、決算については大変厳しい状況わかりました。27年度予算についても入りをはかりてという、その入りの部分がかなり厳しい状況もわかりましたので、市内の経済環境に目くばせをした財政運営をどうぞよろしくお願い申し上げます。次に、地方創生について、創生法が成立しただけで、具体的な内容、方向も見えるのはまだもう少し先ですので、機会があれば改めてお伺いしたいと思います。1点、これは再質問ではないんですけども、長年紋別は過疎問題に向かい合ってきまして、市長には国に対して何を今さらというような思いもきっと胸の中にはあるんではなかろうかと思いますけども、交付金など財政支援を断る理由もないと思います。ただ、地方のつくり方は地域それぞれによって異なって当然で、安易に国の施策におもねることなく、時には厳しく対峙することも必要ですし、最後まで独自の方向性を示す気概を持って当たることを期待してます。これはもちろん要望ということでお願いいたします。それで、これも本当にこれからの具体的な話になるんでしょうけども、中間報告の中での70事業、6次産業化ですとか地域ブランド、あるいは2地域居住など、紋別でも大なり小なり手がけているメニューもございますけども、見た目で、今後市として取り組むに価値があるような、期待できるような事業が担当課であったかどうかをお伺いいたします。

答弁 企画調整課長 富樫豪志(企画調整課長は2020年3月まで)

お答えいたします。地域創生関連の今後の市の事業メニュー等につきましては、議員ご指摘のとおりでございますが、まずは国のほうで全体像を明らかにしていただく必要があるのかなというふうに考えております。その上で、全体像が明らかになって、そして国が率先して取り組むべきもの、それから市が国の支援を受けながら、さらに推進していくべきもの、こういったものを明らかにさせていただいた上で、我々がどういった部分に重点的に取り組むべきなのかという部分を今後さらに検証してまいりたいと考えております。なお、国のほうで現時点では東京人口一極集中の是正あるいは少子化対策などを柱に据えておりますので、そのあたりも意識しながら事業メニューの検討に努めてまいりたいというふうに考えております。以上でございます。

再質問 8番 青木邦雄

わかりました。ありがとうございます。次、総合計画でございますけど、これもこれから取り組みが始まるということで、機会があれば逐次お尋ねしたいと思います。1つだけ、東京直行便でチャレンジ60,000、これは達成が濃厚ということで安心しておりますけども、紋別-羽田線が国交省の地方航空路線活性化プログラム、全国にある路線のうち8路線の一つに採択されたということですが、このプログラムの目的や内容についてと、この後、それ当然検証なり評価があって何らかのアクションに結びつくのかなというふうに思いますけども、この先どのような動きというか流れになるのかをお伺いしたいと思います。

答弁 観光交流推進室参事 高橋秀明(観光交流推進室参事は2015年6月まで)

お答えいたします。地方空港活性化プログラムの詳細ということだと思うんですが、国のほうで採択する上での要件というか、一定の旅客需要はありますけど、代替の交通機関がない地域とか、それから不便な条件不利地で、発着する空港路線についても今後展開が必要だとか、国のほうで評価した、路線維持に向けた、モデル的な取り組みとして実証調査をするものとなってます。評価の内容等につきましては、すみません、その中身なんですけど、今まで地域でやってた取り組み、例えば当市でいいますと住民補助とか、それから3親等の補助、そのような施策については補助対象外ということで、新たな施策が補助対象となります。うちのほうで構成された、出してる提案内容、評価、目的等になるとは思うんですが、内容につきましては、第1点に、どうやった形でオホーツク紋別空港に羽田からどうやって持ってくるかということで、まず首都圏から観光客誘致をもう少し深くやろうということで、それの宣伝事業の費用、こちらのほうは先般掲載されました翼の王国等の費用とかにも充てられております。それから2点目に、先ほどから市長の答弁にもあるように、タイの観光客誘客事業の一部の費用も充てております。それから3点目、冬期間におけるオホーツク紋別空港からの二次交通の確保ということで、2月に稚内-紋別間の冬期の、名前は北オホーツクライナーという仮称がついているんですが、そのバスを1日1往復走らせる予定で、1日1便ですね、申しわけございません、走らせる予定となっております、そちらの運行費用。それから4点目に、オホーツク紋別空港の利便性の向上ということで、設備等の設置費用、こちらのほうの費用となっております。それらを提案いたしまして、個々の施策で何人搭乗したとかというところも含めて、PDCAサイクルに基づいて、国のほうに3月終わりましたら報告する予定となっております。なお、この事業、1回受けますと3カ年予定となっておりまして、平成26年、27年、28年の3カ年を予定としております。あわせて、こちらのプログラムについては国交省のほうのまち・ひと・しごとの創生施策のところに位置づけられておりまして、今般の地域創生の施策の一つとなっております。以上でございます。

再質問 8番 青木邦雄

わかりました。最後に、墓園の関係で、先ほど平成4年以降の新区画で53区画、多分新たに貸し付けを受けようとする人はそちらのほうに向かわれるんだろうと。ここ3年間、25年は多少、例年の3倍ぐらいですけども、3年ぐらいでその部分は埋まるのかなと。今後の墓園の整備の方向というか考え方、具体的にある程度構想され、予定されてましたらお尋ねいたします。

答弁 環境生活課長 高橋喜光(環境生活課長は2014年12月まで)

お答えいたします。現在、新区画、今議員さんが言われたとおり、今年度45区画造成させていただきました。この部分については今年度の申し込みはございません。そのまま残った状況になってございます。それと、旧区画のほうなんですが、これが今年度11月末の状況でございますが、78区画残ってございます。それで、100近く残っているものですから、当面は現状どおり行けるのかなという考え方でございます。年間10区画、最近は申し込みがないような状況になってございますので、特別なことがなければ相当長い年月を保っていけるのかなというふうに考えてございます。以上でございます。

再質問 8番 青木邦雄

わかりました。最後に、合葬墓でございますけども、研究課題ということなんで、これ以上申し上げませんけども、現実に道内でも公営で整備されつつありますので、結論が出る研究かどうかわかりませんけども、ひとつよろしくお願いしまして再質問終わらせていただきます。

出典:紋別市議会 平成26年第4回定例会 2014年12月8日 議事録 PDF(19ページ) 間違いを知らせる