みんなの議会

紋別市議会 平成24年第3回定例会 2012年9月10日

(1)行財政改革について/(2)新病院の建設について/(3)東日本大震災における災害廃棄物の処理について/(4)障がい者雇用率引き上げについて/(5)東京直行便(経由便)について

2012年9月10日、紋別市議会の一般質問で、藤田孝太郎議員が「行財政改革について」「新病院の建設について」「東日本大震災における災害廃棄物の処理について」「障がい者雇用率引き上げについて」「東京直行便(経由便)について」について質問し、市長 宮川良一、教育長 西田修次、庶務課長兼行財政改革推進室参事 吉野久寿、広域病院連携推進室次長 武田充光、技監兼広域病院連携推進室次長 高野昭一が答弁しました。

質問者
藤田孝太郎 議員
答弁者
市長 宮川良一、教育長 西田修次、庶務課長兼行財政改革推進室参事 吉野久寿、広域病院連携推進室次長 武田充光、技監兼広域病院連携推進室次長 高野昭一

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 16番 藤田孝太郎

おはようございます。私は21の会の一員として、さきに通告しております事項について質問をさせていただきます。初めに、行財政改革についてお尋ねいたします。宮川市政において、公の施設にかかわる指定管理者制度への移行や安養園の民間への譲り渡しなど、市長就任当初より民間ができることは民間でということで改革を推し進めてきたところであります。指定管理者制度につきましては、現在36施設に上り、残すところ大きな課題として学校給食調理場ぐらいかなと思っております。また、一定の作業が進んだことにより、行財政改革の取り組みの中で、その効果の期待の高かった指定管理者制度の成果を検証する時期も来ていると思います。市長2期目の終盤に当たり、今日までの行革の取り組みについてどのような感想を持たれているのか、お聞きいたします。宮川市政は、当初より市財政について、今後の財政支出を考えると危機感を持って行財政改革に当たると、市政執行方針に述べられてきております。現在も当時と変わらず人口の減少、民生費の増大、ごみ処理施設、新病院など財政の心配は尽きませんし、さらには市民サービスの向上にも努めなければなりません。今後の行財政改革実施計画はどのように考えておられるのか、概略お尋ねいたします。民間ができることは民間へと、まだ作業は残っておりますが、一方で市役所内部に向けた改革も重要であると私は考えます。先日来、新聞紙上をにぎわせている出張旅費の関係で、共済組合のホテル利用時に公費の二重取りにならないのかという件について、当市においてはどのような状況であったのか、またどのように対処したのかお尋ねします。紋別市の旅費規程では、公用車で日帰りの場合旅費は発生しませんが、日当が支払われております。こういったことも検討すべきと思いますが、いかがでしょうか。当市は今後、営業やPRのため出張が多くなるはずですし、有効な出張にブレーキがかからないように整理すべきと思います。次に、組織改革についてお尋ねいたします。一昨年より観光交流推進室として、観光担当、交流担当、空対担当、流氷研究国際都市担当など集約して、交流センターを事務所として活動しておりますが、今後も人員を含めてこの体制でいかれるのか、伺います。また、事務所には観光協会、観光案内所も入っており、非常に手狭となっております。来客もあり、業務に支障を来たすのではと思いますが、いかがでしょうか。この件につきましては、組織改革とは関係ございませんが、あわせてお聞きいたします。次に、新病院の建設について伺います。さきの6月定例会においても、新病院建設に伴う概算事業費が基本計画の中で示され、市民にとりましても計画どおり一日も早い開業を願っておるところでありますが、小樽市の新市立病院の入札が二度にわたって中止になったと北海道新聞が報じておりました。東日本大震災の復興需要で資材や人件費が高騰した結果、業者側が予定価格が低過ぎると嫌ったことが原因としております。また、根室市立病院も紋別と同様規模で建設中であり、参考になるかと思います。概算ですから小幅な増加はあり得るとして、大幅な建設費の増加は財源の手当てや長期の経営計画に大きな影響を与えると考えますが、企業団の対応をお聞きいたします。次に、地元にとって大きな事業でありますから、地元の業者にとっても仕事について期待が大きいものと思います。入札に当たって、地元業者の参加について企業団はどのように考えておられるのか、お尋ねいたします。次に、建設用地には段差があると思います。病院の建物と駐車場が北高校舎の跡地におさまると聞いておりますが、救急車両や介護車両が頻繁に行き交う中、面積的に大丈夫でしょうか、お尋ねいたします。次に、企業団として既にお医者さんや看護師さんの確保に努力されていると思いますが、今年の春紋別高校から紋別高等看護学院を受験した生徒に当初合格者はいなかったと父兄から聞いておりましたが、その後何人か入学したとも聞こえてきました。実際はどうであったのか、わかれば教えていただきたいと思います。次に、東日本大震災における災害廃棄物の処理についてお尋ねいたします。8月30日、西紋別地区環境衛生施設組合の運営委員会、議員全員協議会が開催され、その後、組合長名により構成市町村に対し、組合としては被災地の一日も早い復旧、復興に協力をすべく、災害廃棄物の処理について検討を行いたいとの旨通知がなされました。それを受け8月30日に、紋別市では各会派に対し、組合からの通知内容と方向性の説明があったところであります。東日本大震災による被災地の一日も早い復旧、復興は一個人としても、また被災地の大船渡で紋別の漁船が数多く建造しているつながりからも、さらには壊滅的打撃を受けた東北の漁業者たちの皆さんのためにも、同じ漁業者として私も被災地の一日も早い復興を心から祈る者の一人であります。そのため、災害廃棄物の処理については、ぜひとも検討すべきであり、可能であれば受け入れをすべきであると思うものであります。しかし、受け入れに当たってはさまざまな問題も内包していることも認識しておりますし、組合議会で議論されることを理解しつつも、施設設置の所在地ということもあり、以下何点かお尋ねをいたします。1点目は、災害廃棄物の処理に当たり、西紋別地区環境衛生施設組合で検討される内容についてまずお知らせください。2点目は、検討に当たっては受け入れが前提でないとの説明でありますが、この点について改めてお知らせください。3点目は、単なる震災瓦れきであればよいのですが、何より心配なのは放射能に汚染された廃棄物に対する基本的な考え方はどうなのか、お知らせください。4点目は、北海道は岩手県の災害廃棄物を受け入れるとなっておりましたが、8月8日付北海道新聞では、道議会において環境省は岩手県から可燃ごみや木くずの搬入はなくなったと報告されていた記事がありましたが、この点についてもお知らせください。次に、障害者雇用率の引き上げについてお尋ねいたします。国は、民間企業や国や自治体に義務づけられている障害者の雇用率について、来年度からそれぞれ引き上げると聞いております。障害者雇用促進法は、企業や国などに一定割合以上の障害者を雇用するように義務づけております。引き上げは15年ぶりで、企業においては1.8%から2.0%以上に、国や自治体も2.1%から2.3%以上に、都道府県の教育委員会も2.0%から2.2%以上に引き上げるとなっております。対象となる企業は、従業員56名以上の全国約7万5,000社で、昨年6月1日時点で障害者の雇用が約36万6,000人と過去最高だったとしておりますが、大企業を中心に雇用が進み、中小企業の雇用率は伸び悩んでいる状況であると報道されております。本年3月定例会での市長の市政執行方針では、障害者の就労について関係機関、団体、事業所などの意見をいただきながら支援策を検討するとしております。昨年12月の定例会から今年3月、6月と障害者の就労支援について質問がなされております。市長答弁では、主に民間企業に向けて雇用を働きかけるというふうに私には聞こえておりました。過去には、市として平成12年10月市のリサイクルセンターの運用が始まり、資源ごみの選別業務を社会福祉法人紋別市百年記念福祉会に業務委託しております。当時知的障害者5名が就労し、その後6名となり今日に至っておりますが、それ以来、市や関連の事業所において雇用については聞いておりません。当時福祉会からの要請があったかと思いますが、当時の担当者がよく考えてくれたものだと思います。このように、障害者の雇用が進まないのは、それなりの原因があるように思います。その一つは、西紋管内に雇用の義務を負う事業所は13社と聞いておりますが、長引く地方経済の低迷により、いずれの企業も体力の低下により、障害者まで雇用の対象となりにくい状況にあると思います。もう一つは、障害の種類や程度、年齢によっても障害者の就労意欲に大きな差があるのではと思います。障害者の多種多様な状況と就労意欲のありようによって、働きたい障害者と受け入れようとする事業所側の事情とニーズがなかなかかみ合わない、また互いの情報も持ち合わせていないのが現状で、そういったことから障害者の雇用促進にブレーキがかかっているのではと思います。そこで、事業所や自治体の雇用条件のハードルを見直し、就労意欲のある障害者の人材バンクをつくり、まずは市や市の関連団体が率先して雇用を進め、そのことで市内事業所へも雇用の促進を図っていくことができると思うのですが、いかがでしょうか。まずは、市役所みずから雇用の道を切り開いていただきたいと切に願うものであります。市長の前向きなご答弁をよろしくお願い申し上げます。最後に、東京直行便について、オホーツク紋別空港の一部経由便化についてお尋ねいたします。大手航空会社は、新規航空会社やLCCは幹線、高需要路線に過度に集中しているため、従来のような高需要路線の黒字分にて地方路線の赤字を内部補填していた仕組みが困難となったことで、赤字地方路線の維持が難しくなっており、大幅な減便や休止が行われてきております。地方路線はナショナルミニマム、国家が国民に対して保障する最低限の生活水準の確保の観点から必要不可欠であり、年間40万人未満の小需要路線で見るとANAが65%、JALが31%を占め、多様なネットワークの構築は大手航空会社が担い、その多くは赤字路線であります。紋別線は離島便のように国の補助制度がなく、年間4億円から5億円の赤字を抱える中で、昨年度実施した3カ月間の経由便化で1億円の収支改善となり、路線を維持する目的で社内の合意形成を得るために、今年度も経由便継続の提案があり、損失を最小限にとどめると判断した結果であると解釈しております。東京直行便は、従来の観光振興や産業振興に限らず、医師確保をはじめ交流拡大事業にも不可欠で、直行便運航が最大のキーポイントとなっており、このたびの交渉により路線廃止に一定の歯どめがかけられたことに安堵しながらも、航空業界の事情を考慮しても、交渉期間もなく結論ありきの提案に憤りを覚える面もあります。そこで何点かお尋ねいたします。1点目として、今までは126人乗り換算で60%を目標に、搭乗率向上対策を講じ、努力してきておりますが、本年2月の直行便再開後は従来の126人乗りから167人乗りへ機材が大型化し、目標のハードルが上げられております。ANAが路線維持を掲げた上での経由便の提案のため、承諾するしかなかったと思われますが、今後の交渉として繁忙期と閑散期で機材の使い分けができれば、採算ラインの目標値のハードルも下げられるのではないでしょうか。また、126人乗りのダッシュ500が旧型となり今後廃止していく方針のため、最新型の三菱重工の小型機リージョナルジェットの購入を予定していると思いますが、購入の見込み状況など、わかる範囲で教えていただきたいと思います。2点目として、今年度の目標値である、経由便の期間を除く4万7,000人達成に必要な5,200名ほどの不足分を補う対策をどのように考えておられるのか、伺います。3点目として、昨年度の経由便実施に伴い、どのようなデメリットが生じたのか、またそのことについて今回はどのように改善できるのか、教えてください。4点目として、紋別線は1日1便のため1便ルールが適用されており、航空会社だけの判断で廃止にならない路線であり、近年は廃線となった空港もないかと思っておりますが、このルールがある以上廃線とはならないと解釈していたのですが、廃線の可能性も十分考えられるということでしょうか。5点目として、航空運賃補助制度についてでありますが、グループ旅行補助は昨年同様に通年での実施としておりますが、エア・ドゥと同額程度で利用できる航空運賃補助は、繁忙期の8、9、2月を除いて実施するようですが、目標値の4万7,000人達成に向けて通年で実施すべきではないかと考えますが、いかがでしょうか。また、目標達成には圏域住民への働きかけに加えて、首都圏のエージェント対策が重要になってきます。予算が伴うことですが、さらなる対策が必要と考えます。市長の考え方をお尋ねいたします。6点目として、航空運賃補助制度の創設や首都圏のエージェントへの働きかけなどを行った結果、利用者数が向上しておりますが、年間利用者6万人を達成し続け、直行便の通年運行を安定的に確保するためには、この地域の魅力を高め、行ってみたくなる仕組みづくりが重要ではないかと思います。今日、観光も体験型へと幅が広がっておりますし、一人旅もオーケーな時代です。観光の形が変わってきているのです。合宿や修学旅行もまだまだ増やせる可能性があります。市内の施設や自然を生かし切れていない面もあるのではと思っていますし、東京直行便ですから、首都圏の官も含めた業界、業者との結びつきをもっと進めていける考え方や体制を構築していけばいずれビジネスにもつながると考えますが、市長のお考えをお聞きいたします。以上で私の質問は終わりますが、再質問については留保いたします。

答弁 市長 宮川良一(市長は2025年6月まで)

おはようございます。それでは、藤田議員のご質問にお答えいたします。初めに、行財政改革についてであります。1点目のこれまでの行革の取り組みについてでありますが、第5次紋別市行政改革実施計画や紋別市集中改革プランなどに基づき、市民の視点に立った行政サービスの確立や簡素で効率的な行政機能の確立などを目指し、安養園運営方針の見直しやアクアセンターの民間委託化、スポーツセンターなど公の施設への指定管理者制度の導入をはじめ、組織機構の改革や事務事業の見直し、定員管理、給与の適正化などに積極的に取り組み、着実に行財政改革が進んできたものと認識しております。2点目の今後の行財政改革についてでありますが、私としては行政の簡素化、効率化はもとより、市民サービスの向上や住民福祉の増進を図っていくためには、常に行財政改革に取り組んでいかなければならないと考えております。このため、民間の活力を生かす学校給食調理場の統廃合や、保育所の見直しをはじめ、市役所の総合力を高める組織機構や事務事業の見直しなど、より一層の行財政改革に取り組み、市民のために働く市役所づくりを全力で進めてまいりたいと考えております。次に、市の内部に向けた改革についてであります。初めに、共済組合利用券についてでありますが、市といたしましては今回の新聞報道を受け、宿泊助成制度の利用が公金の二重取りに当たるとの疑義が示されたことから、報道の翌日に庁内LANを通じ、出張の際には助成制度を利用しないよう職員に周知を図ったところであります。今後につきましては、現在市町村職員共済組合及び市町村職員福祉協会で宿泊助成制度のあり方や取り扱いについて検討中であり、近日中に方向性が出される予定でありますことから、その結果を待ち、適切に対応してまいりたいと考えております。また、議員ご指摘の日帰り出張の日当の取り扱いにつきましては、旅費全体のあり方の見直しを進める中で、あわせて検討してまいりたいと考えております。次に、組織改革についてであります。観光交流推進室につきましては、これまで観光担当、交流担当、空港対策担当、流氷研究国際都市担当がそれぞれ独自に行っていた施策や事業を横断的な取り組みにより一元的に推進するため、平成21年8月に設置したところでありますが、組織のあり方につきましては事務量の増減や職員数などについて適宜検証を行いながら、機動的に対応してまいりたいと考えております。次に、新病院の建設についてであります。1点目の基本計画で示された事業費につきましては、現在企業団において平成26年度中の開院を目指して基本設計に取り組んでおり、まとまり次第実施設計に着手し、本年度中に完了すると伺っております。さきの第2回定例会において阿部徳明議員のご質問にお答えした総額58億円の事業費につきましては、あくまでも基本計画策定時における概算事業費であり、今後基本設計を踏まえた実施設計の中で、病院本体の延べ面積あるいは医療機器の整備、駐車場を含めた外構整備などについて具体的な事業規模が決まってくることになりますので、全体の事業費は基本計画より多少増減が出てくるものと考えております。さらに、消費税増税を柱とする社会保障と税の一体改革関連法が先般国会で可決成立されましたことから、建設工事費や医療機器の整備等に係る消費税が増額となり、全体事業費に影響が生じるものと考えております。また、新病院の建設工事費は、国が示しております1平方メートル当たり30万円という目安で計画をしておりますが、患者が利用しやすく、また医療スタッフが使いやすい病院、そして環境対策、エネルギー対策も含めてランニングコストのかからない病院建設が求められておりますので、今後十分企業団において議論がなされ、将来にわたって安定した病院経営が確立されるよう期待するとともに、本市といたしましても市道の整備をはじめ上下水道の整備など、周辺インフラ整備について全面的に支援してまいりたいと考えております。2点目の地元企業の参加につきましては、新病院の改築準備が予定どおり進みますと、来年度から本格的に建設工事に着手することになります。これまでも議会で申し上げておりますとおり、病院建設は特殊な技術を要する部分もあり、施工技術等の経験や実績も重要視されると伺っておりますことから、企業団としても発注方法につきましては道内外の先進事例を十分考慮した中で、経済的にも技術的にも最も効果的な発注手法を検討していただけるものと考えております。3点目の病院本体と駐車場につきましては、基本計画で示されている建設位置は、北高跡地の校舎棟跡に整備する予定と伺っており、敷地的には標高が跡地全体の中では一番高く、用地面積も2万2,000平方メートルを有し、3カ所ある段差の土地形状の中でも、最も有効活用できる土地であると私も認識しております。現在、基本設計の中で病院本体と駐車場からの動線、あるいは救急車等の搬入口からの動線など、患者さんをはじめ、病院に訪れる方の目線に立った検討が進んでいると伺っており、校舎棟跡に病院本体と駐車場等を整備した場合には、来院者や救急対応等においてほぼ満足いただける配置状況になるものと伺っております。なお、今月下旬には企業団議会あるいは西紋の住民協議会に基本設計の概要、いわゆる中間報告がなされ、その中で一定の説明があると伺っておりますので、ご理解願います。次に、東日本大震災における災害廃棄物の処理についてであります。1点目の検討する内容についてでありますが、国及び北海道からの災害廃棄物の受け入れ要請に基づき、被災地の一日も早い復旧、復興のため、妨げとなっている災害廃棄物を受け入れて復興に協力することは組合として重要なものと考えられ、受け入れるためにはどのような課題、条件を解決しなければならないかを抽出して、これに基づき情報収集を進め、検討していくと伺っております。あわせて、循環型社会形成推進交付金の復旧、復興枠の活用についても検討されると伺っております。2点目の受け入れが前提でないことについてでありますが、検討の前提といたしましては、災害廃棄物の受け入れをするのかしないのかを検討するのではなく、前段で申し上げましたとおり、どのような課題、条件を解決しなければ受け入れられないのか検討するものであります。当然この課題、条件が全て解決しなければ受け入れることはできないと伺っております。3点目の放射能に汚染された廃棄物に関する基本的な考え方についてでありますが、基本的には国の東日本大震災に係る災害廃棄物の処理指針や東日本大震災により生じた災害廃棄物の広域処理の推進に係るガイドライン及び北海道の運用基準に基づくものと思われますが、本地域は北海道における食料供給基地の一翼を担っておりますので、単に基準の数値だけではなく、安全・安心を確保するためには慎重に検討されるものと思われます。4点目の道議会においての報告についてでありますが、本年8月7日に開催されました道議会環境委員会におきまして、環境省は道に対し、震災瓦れきのうち可燃物と木くずについては道内に搬入しないとの説明がなされ、不燃物のうち岩手県の漁具、漁網について新たに受け入れ要請があったと報告されております。これを受けて、道は不燃物の受け入れ方針を表明しております道内3市町と2広域組合を含む全道179市町村に、受け入れの検討を要請することに決めたと報道されており、今後道から受け入れの要請が予想されることから、この点につきましても組合として検討されるものと思われます。次に、障害者雇用率引き上げについてであります。本市における障害者雇用率は、本年6月1日現在で2.22%と法定雇用率を上回っておりますが、障害者の方の自立と社会参加を進めるに当たっては、就労が非常に重要な課題でありますことから、実際の就職に向けた紋別高等養護学校生徒の現場実習を毎年受け入れるとともに、昨年緊急雇用対策枠で障害者1名を9カ月間臨時職員として採用するなどの取り組みも進めております。市といたしましては、今後とも障害者の適性に合った職種等についてきめ細かな情報提供を行うとともに、ハローワーク障害求職者情報を活用するなどしながら、意欲のある障害者の方の市や関係団体への雇用の拡大に積極的に取り組んでまいります。次に、東京直行便についてであります。1点目の繁忙期と閑散期での機材の使い分けについてでありますが、三菱重工が開発している次世代のリージョナルジェット機MRJにつきましては、90席程度で経済性、快適性が確保された小型機種であります。全日空では25機の購入を予定しており、導入は早くても平成27年ごろになると伺っております。経済性の高い小型機種は、航空会社の収支改善につながっていくとは思われますが、繁忙期と閑散期での機材の使い分けにつきましては、今後の推移を見ながら直行便通年運航の観点から対応してまいりたいと考えております。次に、2点目の目標値の不足分を補う対策についてでありますが、本年の取り組みとして、昨年度のグループ旅行補助制度に加え、エア・ドゥと同額程度で利用ができる新たな航空運賃補助や空港送迎バスの無償化、紋別振興公社の商品造成の拡大などを実施しているほか、遠紋地域住民に対してもグループ旅行補助や空港運賃補助を適用させるなど、利用向上対策を講じております。経由便期間を除く残り4カ月間で目標値である4万7,000人を達成するためには、紋別振興公社の商品造成をさらに拡大する一方、団体ツアー造成と個人向けウェブ商品を扱う旅行代理店への働きかけを目的とした補助額の拡充など既定の考え方を見直し、より効果的な対策を講じてまいります。また、情報発信を目的とした全日空のホームページの掲載や、個人型パッケージツアー予約システムの活用による新規個客の獲得を図ってまいります。さらに、遠紋圏域の自治体をはじめ各団体に、目標達成に向けた積極的に取り組みをお願いしているところであり、また市といたしましても、職員一人ひとりが営業マンとしての意識を持ち、搭乗率向上に向け取り組んでまいりますので、議員の皆様におかれましても、出張をはじめプライベートでの家族旅行に加え、市内の関係団体や市民への働きかけを、ぜひお願いを申し上げるところでございます。次に、3点目の昨年度の経由便のデメリットにつきましては、第1に千歳空港の天候不良に伴う欠航が2回、紋別着便の10分以上おくれが51回、紋別発千歳着便の20分以上おくれが16回あり、予約した乗り継ぎ便への搭乗に支障が生じたこと、第2に小児運賃や障害者運賃、特定乗継割引運賃などが直行便より高く設定されたことのほか、年末年始には乗継旅割や乗継特割が利用できない期間が設定されたこと、第3に昨年度の時刻表には直行便再開の掲載がなく、冬季間の団体ツアーの商品造成に影響したことが上げられます。こうしたことにより、経由便の3カ月間での前年度対比で4,860人の利用減少となったことを全日空へ強く訴えた結果、ダイヤの改正や紋別-千歳間の運賃の低廉化に加え、時刻表へ直行便再開の掲載がなされるなど、一定の改善がなされたところであります。次に、4点目の1便ルールについてでありますが、1便ルールとは平成12年の規制緩和により、路線の設定は航空会社の経営判断に委ねられたことから、減便による路線が廃止となる場合には、当該発着枠を国が回収し、当該路線を運航する航空会社を募集するルールであり、路線の維持が確約されているものではありません。次に、5点目の航空運賃補助制度についてでありますが、当初は8、9、2月の除外期間を設けておりましたが、9月、2月につきましても搭乗率向上のために実施してまいりたいと考えております。また、目標を達成するためには、圏域住民への働きかけやエージェント対策はもとより、航空運賃補助制度の見直しをはじめ、冬季合宿の誘致や紋別と交流のある東京都港区あるいは大手住宅メーカーへの積極的な売り込みなど、新たな利用拡大対策を講じる必要がありますことから、今後の状況を見ながら、補正予算を含め検討してまいりたいと考えております。次に、6点目の搭乗率アップに向けた施策についてでありますが、直行便の通年運航を安定的に確保していくためには、何よりもこの紋別に来てみたくなる、あるいは紋別の企業とビジネスをしてみたくなる魅力的なまちづくりを進めていくことが大切であると考えております。このため、それぞれの観光資源の磨き上げを行い、魅力アップをさせることはもとより、地域の資源を生かした産業の一層の振興を図るなどしながら、紋別市全体の総合力を高めるまちづくりを全力で進めてまいりたいと考えております。以上で答弁を終わらせていただきますが、教育問題につきましては教育長より答弁いたします。

答弁 教育長 西田修次(教育長は2012年9月まで)

それでは、藤田議員の教育問題についてお答えいたします。紋別高等看護学院の地元高校からの進学状況についてでありますが、紋別高校にお聞きしたところ、平成23年度卒業生で紋別高等看護学院を受験された方が9名、合格者が6名、そのうち入学した者は3名と伺っております。市民が生き生きと安心して暮らし続けるためには、地域ぐるみで医療環境を支えていくことが大切であり、医療従事者の確保は欠かせないものであります。このため教育委員会といたしましても、病院建設担当の広域病院連携推進室、看護師等修学資金担当の健康推進課などと連携し、紋別高校からの紋別高等看護学院への進学拡大に向け、働きかけを行ってまいります。以上、答弁といたします。

再質問 16番 藤田孝太郎

それでは、何点か再質問させていただきます。旅費の二重取りの可能性というか、そういうことについてでございますけど、市長からいろいろとご説明いただきましたけれども、共済のほうが今しっかりと調査、今後の対策を進めているというお答えでしたけれども、もしうちらの市としてもそういう二重取りに当たるケースがあったとしたら、やはりその分についての差額ってのは本来市に返還しなきゃならないのではないかなというふうに、そうでなければ市民の皆さんに対する説明がつかないのではないかというそういった心配もしております。いろいろ共済のほうともお話が煮詰まっていくというふうなことですけども、その辺について市のほうの、そういった共済のことが出てきたら市としてどんな対応をするのか、もう一度ちょっとその辺についてお聞かせ願いたいと思います。

答弁 庶務課長兼行財政改革推進室参事 吉野久寿(庶務課長兼行財政改革推進室参事は2014年3月まで)

お答えいたします。今市長のほうから答弁がございましたけれども、現在共済組合等で制度のあり方ですとか、取り扱いについて検討しているところでございますので、その結果を待って、また他市町村の状況なども参考としながら適切に対応してまいりたいと考えてございます。以上でございます。

再質問 16番 藤田孝太郎

了解しました。市長も行財政改革はとても大事なことで、これからも重点事項として進めていくというお答えでしたけれども、特に給与の適正化、今までは退職者を補充しないということでの人件費の削減を図ってきたけれども、やはり指定管理なんていうのは、やっぱり外部のほうに仕事を分け与えてやっていただくという考えです。これからやっぱり一番難しいというか、市の職員の皆さんも身を切るような状況っていうのは、やっぱり内部に向けた行財政改革を進めていくっていったときにそういう、先ほど日当の問題もちょっと出させてもらいましたけれども、全体として給与の適正化っていうことはやっぱり考えていかなきゃならない。ただ、そういう仕組みを変えていく中で、ちょっと今回旅費に関してこういう話になったもんですからあれですけれども、やはり港区とのやりとりだとかこれからいろんなことを考えましたら、単独で出張しているというケースもあったんですけども、交渉の現場で1人というのはどうも適当ではない、やはり2人ぐらいで組んできちっと次につながるような交渉をしなければならないというような状況もあったように思いますんで、そのことで旅費が、旅費というか出張がしにくくなるというようなことだけは避けていただきたいなあというふうに思いますけれども、その辺についての今後の考えをもう一度ちょっとお知らせ願いたいと思います。

答弁 市長 宮川良一(市長は2025年6月まで)

いろいろご心配をいただいておりますけれども、先ほど答弁をいたしましたけれども、旅費全体のあり方の見直しが必要ではないかなというふうに思っております。先ほど二重取りというお話ありますけども、正直私ども全くそういう意識がなくこうした状態が続いていたっていう、大変申しわけないなというふうに思いますけれども、その中では二重取りという言葉がどうなのかという、二重取りなら一重取りはいいのかという話にもなりますので、そういう部分につきましてはやはり議会の皆さんとも協議をさらに進めていかなきゃならないと思いますけれども、旅費のあり方について今後いろんな形で早急に検討させていただきたいというふうに思います。

再質問 16番 藤田孝太郎

どうもありがとうございます。次に、病院の地元業者の参入についてちょっと、いろいろパターンがあって、大きな仕事ですから地元業者単独でっていうことはなかなか考えにくいかなと、病院の性格上も技術的な面からも、地元業者の参入はなかなか大変かなと思いますけども、そうでない部分も結構あるのかなと、例えばどんな仕事がその地元業者が請けれるのかって、その辺のところがちょっともし、企業団に質問しなきゃならないんですが、お答えできましたら教えていただきたいなというふうに思います。

答弁 広域病院連携推進室次長 武田充光

議員のほうの、地元業者発注の関係のご質問でございますけども、先ほど市長からご答弁させていただきましたとおり、企業団のほうで現在検討しているということでご理解をお願いしたいというふうに思います。

答弁 技監兼広域病院連携推進室次長 高野昭一

それともう一点ですけれども、地元企業についてでありますけれども、先ほど市長のほうから答弁ありましたけれども、企業団が発注する本体とは別に北高跡地のその周辺のインフラ整備、道路であるとか上水、下水の整備につきましても、先ほど市長のほうから市として全面的に支援をしていくという発言がありました。企業団の発注と市の発注っていう別になると思いますけれども、市の発注については市のほうで指名委員会がありますので、市のほうで今までと同じような基本的な考え方は変わらないと思いますので、そういうふうな形で発注されるのかなというふうには思っております。

再質問 16番 藤田孝太郎

企業団のほうには、やはり地元の企業もいろんな技術を持っているところもございますので、その活用をもうちょっと明らかにしていって、そういうニュースもまた流せれるような状況であったらいいなと思っているんですが、その辺についてちょっと、もう一度担当者の方お願いしたいと思います。

答弁 広域病院連携推進室次長 武田充光

地元企業のほうにおいても、技術的に経験を含めておありの企業、多々あるというふうにも聞いておりますので、その辺も含めて、今後企業団の中で発注方法を検討していきたいというふうに考えております。以上です。

再質問 16番 藤田孝太郎

どうもありがとうございます。それから、地元高校からの高等看護学院の進学のことをお聞きしたんですが、道立紋別高校ですから紋別市は直接関係ないといえば関係ないんですが、やはり私は紋別高校の、今回は高等看護学院のことについての質問なんですが、紋別高校はやはり紋別の高校でありますから、教育委員会としてもやはり高等看護学院に生徒さんが入るっていうことは、親御さんにとってもいろいろ子供の進路指導で地元の看護学院を卒業して医療機関に勤めさせるという、そういったことを非常に期待しているのではなかろうかなというふうに思うんです。それと一方では、これだけ大学の合宿が紋別で行われていて、相当レベルの高いそういう種目がここで合宿されているっていうことです。やはり高校もそういったことについても、私も今回このことでちょっと質問させていただいたのは、背景にはそういった大学が来ているにもかかわらず、紋別高校のその辺のところのいろんなスポーツだとか文化活動をしておると思うんです。しかし、こうやって地域のニュースがたくさん寄せられる中で、地元の高校の活躍も市民は期待しているのではなかろうかなと思います。そういったことも含めて、やはり道立紋別高校といえども、紋別市民としていろんな情報をいただきながら、応援もしながら、いい高校っていうか、市民が誇れる高校づくりに向けていけたらなというふうに思ってますけど、その辺についてちょっとお話を伺いたいと思います。教育長、ひとつお願いします。

答弁 教育長 西田修次(教育長は2012年9月まで)

ただいまの、藤田議員のほうから地元の高校とのつながりっていいますか、教育委員会のスタンスでございますけど、地元の高校はやはり経過がありまして、南高とそれから北高と統廃合になって、再編されて19年から紋別高校になっているっていうことで、今同窓会もやはり一本化して市民挙げて紋別高校を盛り上げていこうっていう気運で盛り上がってございます。今お話ありましたように、生徒さんのご活躍につきましては、やはり先日も駅前の跡地で紋別高校のよさこいソーランを開催するなど、高校自体が地元の振興に一つ、一翼担っていきたいっていう気運も出てきております。そのことを踏まえまして、今回高等看護学院の進路の問題ですけど、合宿で来られている大学のほうとの交流だとか、いろんな面で教育委員会としても紋別高校を発展するために努力していきたいと思いますので、そのとおりやっていきたいと思いますんで、このことでご理解いただきたいと思います。

再質問 16番 藤田孝太郎

どうもありがとうございます。最後に東京直行便の維持について、私は市長は一生懸命、スタッフ一同非常によくやっていると私は思っております。本当に2万4,000人の紋別市が単独で直行便を飛ばしているんですから、本当によくやっているなと私は思っております。経由便につきましては、市長と同じ気持ちだと私は思うんですが、ANAから見れば非常に都合のいい千歳-羽田便っていうふうでしかないわけだと思うんです。利用する私たち紋別市民の側から見たら、今回何点か改善されるとしておりますけども、所要時間や欠航、おくれ、運賃など、やはり依然として利用者の負担は大きいわけだと思っております。東京直行便については、機材の選択はやはり航空会社側の問題だと私は思いますし、運賃についても片道正規の料金が4万2,000円でその他旅割、シニア割などなど同じ品物に、品物って言っていいか悪いかわかりませんが、同じものにいろんな料金設定がされています。私はほかの商売で、こんな価格設定をしているものってないんじゃなかろうかと思っているんです。格安の航空会社があっても相手を選ぶわけにはいかないのが紋別の立場だと思いますし、ローカル線に厳しくこのしわ寄せが寄ってきていることについて、国の交通行政は著しく私は公平を欠いたものになっているのではないかと思っています。そこで、離島並みの補助制度の創設とともに、運賃の格差解消に向けて、道や国に対してその辺をしっかり要望していくのも市の役割かなというふうに思いますし、これは紋別市だけじゃなく、やはりローカル空港を持つ各道内市町村は皆同じような立場かなというふうにも思います。どうか道や国に対しても、こういった本来国民が均一に受けれるはず、国からのそういった交通網サービスというんでしょうか、そういうことを国にしっかりと要望していただくのも一方では大事なことかと思いますけれども、市長のジレンマも私のジレンマもほぼ一緒だというふうに思っておりますんで、その辺一つ市長、お考えを聞かせてもらいたいと思います。

答弁 市長 宮川良一(市長は2025年6月まで)

航空業界ももう本当にLCCですか、低価格の航空会社が台頭してきたりしておりまして、総じて規制緩和っていうのは地方にとって大変いろんな部分で、航空業界だけではなくて非常に厳しい状況を迫られる、そういう形になります。しかしながら、それに向けて何らかの地方に対するセーフティーネットがあるかっていうと、決してない中で進められているっていうことで、それはもうまさに地方の崩壊を招くというそういう思いがありますので、そういう部分につきましてはこの部分も含めて、航空関係につきましてはやはり私どもが主張している離島並みの補助ですとか、いろんな形での支援策をお願いをしていきたいというふうに思いますし、相対的にもやはり国の地方に対するあり方について、もっと厚い対策を講じていただくような形で、西紋期成会あるいはオホーツク圏域の管内期成会を通じて要請をしてまいりたいというふうに思います。以上でございます。

出典:紋別市議会 平成24年第3回定例会 2012年9月10日 議事録 PDF(4ページ) 間違いを知らせる