紋別市議会 平成23年第1回定例会 2011年3月10日
(1)市政執行方針/(2)広域紋別病院/(3)元市職員の公金横領問題/(4)農業問題/(5)林業問題/(6)議会改革
2011年3月10日、紋別市議会の一般質問で、阿部徹議員が「市政執行方針」「広域紋別病院」「元市職員の公金横領問題」「農業問題」「林業問題」「議会改革」について質問し、市長 宮川良一、広域病院開設準備室参事 久保田政弘、農政林務課長 西脇満弘が答弁しました。
- 質問者
- 阿部徹 議員
- 答弁者
- 市長 宮川良一、広域病院開設準備室参事 久保田政弘、農政林務課長 西脇満弘
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 14番 阿部徹
私は新風の会を代表して、さきに通告した順に従いまして質問をさせていただきます。さきの飯田議員、森本議員とかなりの部分重なっておりますが、また市長からも答弁も伺っておりますが、そのまま質問をさせていただきたいと思います。宮川市長も就任以来6年目を迎えようとしております。最大の紋別市の課題であった医療問題も紆余曲折はあったものの、命の大切さや、特にふるさと紋別の礎を築いたお年寄りが安心して暮らせるまちをつくるため努力され、4月1日より広域紋別病院としてスタートできることを私は評価をさせていただきたいと思います。今後も宮川市長とは議会の場で自由闊達な議論を重ねながら、是々非々の立場で協力をしてまいりたいと考えております。そこで、今議会における市長の市政執行方針について、何点かご見解を伺いたいと存じます。まず、市長は冒頭で、国勢調査における人口が2万4,745人、前回調査からの対比で7.1%、1,887人の減少を受け、要因の分析とともに、地域の活力やそこに暮らす人々の満足感、生き生きとした暮らしぶりを人口減で判断するのではなく、地方には地方のよさもあるのだから、そのことにスポットを当てて頑張ろうという姿勢を私は市民に表明をしたものと受けとめているところであります。つまり、環境をキーワードとしたまちづくりの理念ではないかと考えております。流氷と大地の恵みを生かし、人が輝き躍動する紋別は、我がまちの都市像であります。森林認証面積日本一、環境基本条例制定、コムケ湖のラムサール条約湿地登録への気運の高まり、ANAや港区との森づくり協定や国産材活用促進の協定、森・里・海の連環シンポジウムでは京都大学の教授よりCO2排出ゼロ宣言をしたらどうかなどのアドバイスをいただいたり、あるいは北方圏国際シンポジウムでのさまざまな学術的発表の場として、紋別は内外に環境をまちづくりの柱に据えようとする意思のあらわれであると考えるところであります。そこで、1点目の質問でありますが、まちづくりの基本的な考え方として、環境をキーワードとした理念と、それを具体的政策としてどう展開していくのか、その道筋についてお聞きをするものであります。2点目は、第5次総合計画の最終年度である平成30年度における推計人口は、今回の国勢調査における減少率をそのまま当てはめると、総合計画で示されている2万2,488人をさらに下回るのではと心配するものであります。しかし、紋別は産業振興、雇用の確保、保健・福祉・医療など、そして今議会、宮川市長が環境をキーワードとする事業展開を今後進めることとして、目標年次人口を2万3,000人としているわけであります。市長が語られたように、人口数のみで紋別の暮らしぶりを推しはかれないとしていますが、一方でまた、人口数がさまざまな形で都市像を左右するのも事実でありますので、いま一度、将来人口の見通し、人口減に対処するための戦略についてお示しをいただきたいと思います。3点目は、市長は緊急的課題と段階的に取り組む課題にも触れられておりますが、私も、すぐに取り組むべき政策的課題と時間をかけてでも処理をしていく課題に整理していくことは当然のことと思っています。したがって、市長の考えておられる緊急的政策課題は何であり、段階的に取り組む課題は何なのか、お示しをいただきたいと思います。4点目ですが、空港利用、搭乗率60%確保の戦略についてお尋ねいたします。東京直行便は紋別市のまちづくりにとって必要不可欠な航空路線であり、何としても守らなければならない、いわば生命線であると考えます。市長の重点政策である交流拡大プロジェクト、特にスポーツ合宿誘致事業で多くの大学が紋別を選んでいただいている背景には、紋別と東京が航空路線で直結している利便性があるものと考えます。そこで、市長の思いは市政執行方針で伝わったものの、私は今日までの取り組みにおいて目に見える効果が出ているとはなかなか思えないのであります。空港開設当時、空港対策室の職員が目の色を変えて市内の各種団体や組織、会社訪問に足を運んでいた姿を今思い出すのであります。したがいまして、搭乗率60%確保に向けた戦略をお示しいただくと同時に、今議会に提案された予算は昨年に比べて1,256万9,000円増額されております。航空機共同利用促進事業負担金で500万円、その他紋別空港利用促進事業で754万8,000円でありますが、その内容と、さらには、今は流氷観光の季節でありますので搭乗率もふだんよりは高いものと推察いたしますが、昨年1月から本年2月までの搭乗率と、団体割引ということで広報もんべつにチラシを入れ市民に呼びかけておりますが、今日までの実績をお聞きするものであります。5点目は、紋別-湧別間の防雪事業についてお尋ねをいたします。一般国道238号の湧別町川西から紋別市小向、これは紋別空港が起点でありますが、約15キロメートルの区間を現道の機能を向上させることで、当面旭川紋別自動車道の機能の一部を代替させる事業でありますが、紋別防雪を考える会の開催や地域での説明会も何度となく行われております。市長もこの整備促進について、市政執行方針で重要性を認識するとともに、一日も早い完成に向けて運動の展開を図るとしております。私の住む小向地区は、連続カーブが多いことや小向市街地区が狭いことなどにより別線検討区間となっており、現地説明会においても、既にそのルートが地域住民に示されているわけであります。今後のスケジュールについては、拡幅整備区間は平成24年本線工事着手、私どもの住む小向地区の別線区間は平成25年本線工事着手と説明を受けているわけでありますが、その状況に変わりがないのか、現在までの進捗状況とあわせてお知らせいただきたいと思います。さらには、一日も早い完成を望むのであれば、紋別側からの工事着手に、市長を先頭に議会も行動すべきであります。なぜなら、紋別空港から小向地区の北海道糖業ビート堆積場までは鉄道跡地を利用する拡幅整備区間であります。煩雑な用地買収等は余り時間は必要ないのではと考えるものであります。市長の決意と見通しについても、含めてお聞きをするものであります。次に、広域紋別病院についてお尋ねをいたします。「皆さんと心を一つに、互いに尊敬と感謝の気持ちを共有し、笑顔の医療を提供します」このような病院理念のもと、北海道立病院が広域紋別病院として西紋地域5市町村に移管され、4月1日からスタートすることになります。既に、企業団議会も構成され、初議会も終了し、病院運営のさまざまな議論の場は企業団議会にゆだねられると思いますが、私は実質的に紋別市立病院的要素を持った病院と思っているだけに、赤字補てんが可能な8年ぐらいの一定期間はいいとしても、現在毎年10億円もの赤字を出し続けている道立病院が広域紋別病院になってその体質から脱却できるのか、今でも心配であります。しかし、今は宮川市長を先頭に、議会もともに汗をかき、一人宮川市長に心配させるのではなく、理念にあるような市民に愛される病院になるよう、市民も含めた全員がそれぞれ責任を負い、愛される病院づくりに努力することが重要であり、さまざまな議論は、先ほども言ったように企業団議会の活発な議論に期待をするとして、私は何点か端的にお聞きをいたします。1点目であります。医師14人でスタートできる体制が整ったのでしょうか。2点目は、企業長は決定したのでしょうか。3点目、新病院の建設スケジュールについてお知らせをいただきたいと思います。4点目は、新病院の内装材に地元認証材を使う考えはないでしょうか。そして、最後に5点目でありますが、新病院内に地元産品も販売できる店舗を入れてはどうか。以上のことについてお知らせをいただきたいと思います。次に、紋別市職員の公金横領問題についてお尋ねをいたします。2月14日に起訴された元職員に対する3回目の公判が旭川地裁で開かれ、懲役2年執行猶予5年の有罪判決が言い渡されたわけであります。最大限の執行猶予とお聞きしておりますし、公務員として言語道断であると裁判官が量刑の理由を述べたようでありますが、私も元市職員に対しては強く反省を求めると同時に、一方紋別市にあっても行政責任を明確にするとともに、今後は絶対にこのような事案が起こらないよう綱紀粛正に努めることを、私どもも含めて確認するべきと考えます。そこで、私ども議会もこの問題の根の深さからして、あるいは市役所内部の問題として7年も8年も気がつかなかった、わからなかったとする紋別市側の見解に対して理解することができないとして、全会派一致のもと、全容解明を目指したいという思いから百条委員会を設置し、調査を進めているところであります。したがいまして、細部にわたるものについてはその議論を百条委員会でするとして、私は基本的な問題だけただしておきたいと思います。まず、その1点目は、紋別市が内部検証調査としている不正事件聞き取り調書の内容についてであります。百条委員会は資料として提出を求め、その内容に基づいて証人尋問をしたところであります。-------------------------------------------------------------------------------------この調書は重い意味を持っております。もし、百条委員会が設置されなければ、理事者はこの調書をもって処分の参考にする考えを持っていたと思います。私は、全体的な責任は首長たる市長もとらなければなりません。それは立場のある者の宿命であります。しかし、この検証調書の最高責任者は、私は棚橋副市長、あなたのはずだと思っております。---------------------------------------------------------------------------------------あの内容を見て市長にどんな報告をしたのか、ここでどんな言葉を言っても答弁されるのは市長でありますから、再質問の場で副市長と議論をさせていただくとして、ここで宮川市長に答弁を求めたいのは、市長はいつの時点で、だれから内部調査の報告を受けたのかお尋ねをするとともに、特に後任係長の発言内容に市長としてどんな感想を持たれたのか、お聞きするものであります。2点目は、市長と副市長の見過ごし発言についてであります。市長は年始の記者会見で、市の調査報告に問題はない、虚偽の答弁もない、総体として、後任係長やその上司に見過ごしがあったとしております。また、副市長は、一方の上司は記憶にないと言っているし、最終的な残高が合えばよしとしたのだから、見過ごされたということだと言っておられます。市長、副市長に申し上げたいのであります。見過ごすとは、見て知っていながら、特に問題にしないでそのままにすることを言うのであります。もう一度言います。見過ごすとは見て知っていながら、特に問題にしないことを言うのであります。だとすれば、みずから見て知っていたと言っていることにならないのか、この場合使う言葉は、見逃したとすべきであります。すなわち、見ても気づかずに過ごす、見落とすということであります。私は、市長に見過ごしであったとする言葉を使うようにだれがアドバイスしたかは知りませんが、ここはその発言を撤回し、見逃ししたとすべきと思いますが、ご見解を賜りたいと思います。(発言する者あり)
質問 14番 阿部徹
次に、農業問題についてお尋ねをいたします。平成21年6月議会であったと思いますが、上渚滑地区を除いて、私は当時、91戸の農家戸数は今後5年間で19戸ぐらい減少のおそれがあるのでは、と指摘をさせていただきました。したがいまして、本市の基幹産業である農業振興にあらゆる角度からの対応と、特に営農組織の育成や法人化の促進などにより経営の効率化を図るためにも、行政もしっかりとした対応をしてほしいと求めてきたところであります。しかしながら、その心配は思ったより早く来ております。沼の上地区2戸、藻別地区1戸、渚滑地区で5戸の離農が現実のものとなっております。今議会に提出された新年度予算において、大規模農業生産法人設立支援事業として予算措置されたことは、宮川市長の農業振興に対する意欲のあらわれであると私は高く評価させていただきます。この法人の規模は、事業費全体で12億円となる見込みであり、搾乳牛を常時500頭程度として、最終目標生乳生産は5,300トンを目標に、収入総額5億2,000万円を見込むものであり、紋別市農業の安定化はもちろんのこと、農地の集約化、新たな労働力確保の面からも期待を持って見守りたいと思います。第5次紋別市総合計画の主要事業としても位置づけがなされておりますことから、今後のさらなる法人化推進のきっかけになればとの思いであります。そこで何点かお尋ねをいたします。1点目は、今後のさらなる法人化推進であります。紋別市の現状を考えると今回のような大規模でなくても、沼の上地区にありますありぎりす規模の法人が、小向地区と渚滑地区にそれぞれ必要ではと考えるものであります。行政として、JAはまなす農協と連携のもと推進を図るべきと考えますが、今回の支援策の意図とするところとあわせて、ご見解を伺いたいと思います。2点目は、第3期中山間地域等直接支払制度の取り組みについてであります。今年度は6,157万円の予算措置がなされており、取り組む姿勢はうかがうことはできるとしても、その内容であります。平成22年よりの5カ年事業で開始されておりますし、第2期事業を基本に考えておられるようでありますが、3期事業では、これまでの1期、2期では対象とならなかった上渚滑、藻別、上藻別地区が対象農地として加えることになったわけであります。おのずと新たな取り組みも必要と思われるわけですが、私の知るところ、今日現在、東部集落、西部集落ともに、事業内容の細部の打ち合わせについて紋別市側から何の連絡もないとのことであり、したがって集落の役員体制並びに設立総会すら行われていないのが現状であるとのことであります。だとすれば、今回の予算6,157万円の積算根拠は何なのか、集落に事業内容を示さないで計画したことにならないのか、中山間地域等にお住まいの生産者を支援するという目的であるだけに疑問でありますので、予算の内容と集落との今後の協議についてお知らせいただきたいと思います。3点目は、農村地区にインターネット接続サービスADSL回線の導入をという視点からのお尋ねをさせていただきます。現在はインターネット時代であり、その普及は驚くべきスピードで進んでおります。エジプトをはじめとする中東諸国の民主化運動も、インターネット上でデモの参加の呼びかけに応じたことから始まっております。インターネットでさまざまな情報を得ることが、今私たちの生活に深く入り込んでいます。そのことは農業経営の分野でも重要な手段となっているのでありまして、組合員勘定、これは金銭出納でありますが、JA本部とのインターネット上での取引になっておりますし、天気予報をはじめさまざまな農業情報等を得る上でも重要なものであります。まちの中では既にフレッツ光回線になっておりますが、農村地帯は現在ISDN回線であります。これを本来ならフレッツ光が望ましいのでありますが、これは相当の費用がかかるようでありまして、せめてADSL回線にしてほしいという要望がたくさんの方から寄せられております。私の小向地区だけでも25戸の方がそのことを望んでおります。小向、沼の上、藻別にはそれぞれNTT基地局があり、何年かごとに機械の更新もあるとのことであります。これは行政からの要請がなければ取り組まないということを知り、2年ほど前かと思いますが、担当者に要請させていただいた経緯もありますが、改めて、市としてNTT側と協議に入っていただき、農村地帯にインターネット通信速度の速いADSL回線への転換をお願いしていただけないかお尋ねをするものであります。4点目は、第5次総合計画に示されている農村と都市との交流、グリーンツーリズムについてお尋ねをいたします。総合計画の中では、農業による地域の活性化ということで位置づけられており、私も都市との交流や農業を理解してもらう、あるいは観光と連携する紋別市の課題として、取り組むべき政策の一つであると思っております。私は以前実施したDOいなか博で、体験観光の芽はあるのではないかと思っています。先般、私どもの会派の行政調査として大分県安心院と書くんですが、これはあじむと読むそうでありますが、の取り組みを調査してきたところであります。それは民間主導でスタートしたこと、会員制農村民泊であり、普通の農家に泊まり、農家、農村のふだんの生活を体験する交流事業として宿泊を受け入れ、都市と農村の交流を目指す理念で始まっておりました。一方、行政は規制緩和に努力し、例えば旅館業法や食品衛生法などの緩和の後押しをしております。現在は、推進組織として21組織、民宿件数、これは漁業の方も含まれておりますが、261件、平成21年度実績で1万7,875人の宿泊者数だそうであります。そのうち1万2,793人は、修学旅行生の受け入れだとのことでありました。また、特徴的なことは、民宿のお母さん7人を選定し、地域のオピニオンリーダーとして活躍してもらっていることであります。私は紋別でも、紋別空港を利用し、初日は市内の農家や漁業者の家に宿泊、農業体験や漁業体験をしてもらう、翌日は市内のホテルやペンションや三室番屋などに宿泊していただき、市内観光や渚滑川でのキャッチアンドリリース、川遊びなどをして楽しんでもらい、そして最終日は近隣の温泉地で宿泊し、再び紋別空港から帰っていただくような、魅力ある観光商品づくりをすることによって取り組みができるのでは考えます。市長が力を入れている交流人口拡大にもつながるのではと思います。DO田舎体験倶楽部もあるとのことでありますので、総合計画でも位置づけされているグリーンツーリズムの推進について、ご見解を伺いたいと思います。次に、林業問題についてお尋ねをいたします。紋別市を中心とする、いわゆる網走西部流域において、昨年1万143ヘクタールが新たにSGECの森林認証を取得し、名実ともに国内最大の森林認証ゾーンの実現にこぎつけたことは、地域間競争に勝ち残る要因になるものと考えるところであります。今日までエリア内の国有林と道有林の取得が日本一の要因でありましたが、昨年の取得は、興部町、西興部村の町村有林とオホーツク中央森林組合エリア内の私有林、これは私有林でありますが、7,593ヘクタール、そのうち紋別市だけでも76所有者、5,033ヘクタールの私有林も含まれており、その意義は大きいものであると思います。平成23年度も紋別市で140戸、3,100ヘクタール、西紋地域では230戸、7,200ヘクタールの私有林が取得する予定であり、宮川市長の積極的な推進に感謝を申し上げる次第であります。このような背景を踏まえた上で、以下お尋ねをするものであります。1点目は、森林認証取得者が森林施業を行う場合の紋別市の助成制度についてであります。紋別市は、平成6年度に市単独補助事業として民有林振興特別対策事業を創設し、造林、下刈り、除間伐、枝打ちに対して助成をしていたが、平成12年度及び13年に道と市がともに助成する制度として、除間伐に対する北の森づくり機能強化対策事業、造林に対する21世紀北の森づくり推進事業ができたため、縮小しております。さらに、平成14年度から森林整備地域活動支援交付金制度が創設されたため、中止された経緯があります。この事業の再度の取り組みについては、森林認証の取り組みが盛んになった平成18年9月定例会で再度取り組みの要請をしましたが、今後国、道の造林補助制度の動向を見て検討するとの答弁でありました。平成19年からの支援交付金制度は、事業費は半分、対象内容も大幅に縮小されている状況であります。また、間伐に対する北の森づくり機能強化対策事業は平成19年で廃止され、造林に対する21世紀北の森づくり推進事業も22年度が最終年度となっています。さらに、今年から間伐等の森林整備への直接支援として、集約化している計画的な森林施業を行う者を対象として、特に間伐については搬出間伐に限定され、間伐の半分以上を占める切り捨て間伐については補助の対象外となります。さらには、認証を取得した山林所有者や今後取得しようとする所有者も森林認証取得による目に見えたメリットを期待している中で、率先して認証に取り組んできた紋別市として、周辺市町村に先駆け、適切な森林整備に向けて何らかの誘導策を創設する必要があるものと考えます。そこでお尋ねをします。22年で終了する21世紀北の森づくり推進事業は、林業関係者や一般市民も含め大勢の住民が道に継続を要請していますが、道の情勢と、これは市町村の負担も伴うものでありますので、紋別市の考え方をお聞きしたいと存じます。また、平成18年の私の質問に、今後国、道の造林補助制度の動向を見て検討するとの答弁でありましたが、今年度予算では予算づけがされておりません。今こそ、検討して実施すべき時期ではないかと思いますが、いかがでしょうか。2点目は、フォレスター制度創設に伴い、その研修施設をぜひ紋別市に誘致すべきとの視点でお尋ねをいたします。昨年の第4回定例会において、石田哲夫議員もこのことについて質問をされておりましたが、民主党政権下での森林・林業再生プランの目玉政策であると考えます。森林認証林面積が日本一、ドイツの高性能機械が日本で初めて導入された地でもありますし、森から海の連関を考えるシンポジウムの開催など学術的にも先進地ではないでしょうか。私は、道都大学跡地の広大な敷地もあるわけでありますので、市長には積極的に取り組んでほしいと考えます。タイミングの問題もありますが、私も現在網走地区森林組合振興会の責任者でもありますので、管内森林組合の総意として、誘致活動に協力していただくよう私も率先して努力していく覚悟であります。市長のご見解を賜りたいと思います。3点目は、木質バイオマス構想の取り組みについてであります。今後間伐等が進む中で、切り捨て間伐などの未利用の間伐材や伐採現場における土場残材などの、いわゆる林地残材の活用の取り組みとして、地球環境や生物多様性に配慮した適正な森林整備や化石燃料の資源削減と低炭素社会の実現、地域資源の有効活用には、木材エネルギーの利用拡大につながる木質バイオマス利用に地域として取り組む必要があり、この地域は豊富な森林資源やよつ葉乳業オホーツク工場、水産加工場などの熱源を利用する施設もあり、バイオマスの拠点として適地ではないかと考えます。林地残材を活用した木質バイオマス構想を官民含めて取り組んでいくべきと考えますが、市長のご見解を賜りたいと思います。最後の質問になりますが、市長の考えを参考までにお聞かせをいただきたいと思います。それは理事者に反問権を付与すべきという視点であります。これは私ども議会がみずから取り組まなければならない課題であり、二元代表制の一方である首長に答弁を求めるべきではないと思いつつも、活発な議論の場にしたいという考えからすると、検討すべき議会改革の一環ではないかと私は思っています。今、私ども地方議会に対する目は厳しいものがあります。北海道新聞社と北大の共同世論調査では、議員が「多く経費がかかり過ぎ」50%、「住民の要望を反映していない」23%、「自治体を監視する役割を果たしていない」12%、つまりその他の項目も入れると91%が否定派であるそうであります。また、朝日新聞の調査でも、首長との良好な関係の維持には苦心をするのに、住民とは向き合おうとしない議員が多いとのことであります。これらは、私ども地方議会に身を置く者にとってしっかりと認識をすると同時に、常に議会改革に取り組まなければ、議員報酬や定数の削減要求を誘発しかねないと私は考えます。私は、報酬や定数の削減だけが議会改革でなくて、いかに議会での議論が活発であるか、そのことが市民の皆様に伝わっているのか、このことに努力すべきと考えます。したがって、現状では一方通行であります。市長の思いは、私どもは聞けないわけであります。答弁だけしか聞けないわけであります。理事者に私は反問権を付与し、議員もみずからの質問は責任を持つ、また批判ばかりせず、市長をはじめ理事者と議会の場で数々の政策的課題で意見を交えることができるようにする、そのことが議会の活性化につながるのだと私は考えます。私もこのことを議長や議運の委員長にも申し入れをしたいと考えていますが、ついては市長の反問権に対する考え方をお聞かせいただければと思う次第であります。以上で私の質問は終わりますが、再質問については留保いたします。
質問 11番 柴田央
今、阿部議員の質問がありました。その中で、元市職員の公金横領問題についての問題が取り上げられております。しかし、現在紋別の市議会においては、9月の議会で議長の判断のもとで百条委員会が設置をされております。そして、現在調査審議中であります。それらのことについて、該当する百条委員会のしかも委員である阿部議員がこの場で発言を、今言った中身を発言するということは、一方的に現執行部に対する責任を押しつけるものであるというふうに考えざるを得ません。したがって、議長が設置をした百条委員会と今の本会議における質問の整合性について、どういうふうに議長として判断されるのか、その見解をまず求めておきたいと思います。
答弁 市長 宮川良一(市長は2025年6月まで)
それでは、阿部議員のご質問にお答えします。初めに、市政執行方針についてであります。1点目の環境をキーワードとした理念等についてでありますが、これまで所信表明や市政執行方針等を通じて、将来を見据えた環境共生型の産業づくりの必要性を訴えてまいりました。本市は豊かな自然環境によってはぐくまれた全道有数の1次産業や暮らしやすい住環境のもと、産学官、市民の協働によって長年取り組まれてきた北方圏国際シンポジウムやオホーツクプログラムにより、環境との共生意識が市民から産業界に至るまで幅広く浸透しているという強みを持っております。私たちが直面している人口減少社会においては、物質的豊かさをもたらした従来の経済的成長から、新たな価値観による新しい豊かさの追求へと転換を図っていくことが不可欠であり、本市をはじめとする自然に恵まれた地方こそが新たな豊かさを育てる中心であり、担い手であると思っております。このたび、森林認証制度に代表される環境を基本的視点とした産業振興の取り組みが新しい局面を迎えていることを踏まえ、環境保全と資源確保の両立を実現する産業活動の展開をさらに支援していくとともに、環境基本計画を市民参画によって作成していく過程や新分別体制の市民説明会を通じて、身近な暮らしが時間的、空間的な広がりの先にある未来の地球へとつながっているという意識を醸成し、環境とともに生きるライフスタイルの推進を図ってまいりたいと考えております。2点目の将来人口の見通しと人口減少への戦略につきましては、さきに飯田議員、森本議員のご質問にお答えしたことでご理解願います。3点目の緊急的政策課題などについてでありますが、このたび掲げた、緊急に実施するもの、地域の活性化に結びつくもの、未来への投資となるものとした3つの分野につきましては、施策や事業の性質等を踏まえ、短期的、もしくは中長期的な時間軸に沿った観点から事業を位置づけたものでありますが、事業によっては、いずれの分野にも該当するものや政策実施段階を得る中で該当する分野が変化していくものであります。緊急に実施するものとは、市民生活に重大な影響を及ぼす課題への重点的対策であり、地域医療の確保、充実に向けた各種対策のほか、法律改正や国の政策決定等により時期を逃さず速やかに対応すべき対策であり、具体的な事業等では、大規模農業生産法人設立支援、中心市街地環境対策事業、緊急雇用創出推進事業、各種ワクチン接種助成制度などであります。次に、地域の活性化に結びつくものとは、まちの自立的発展を支え、暮らしの充実に大きな役割を果たす産業分野への支援であり、確かな産業を育てるまちづくりに掲げる中山間直接支払制度や緑の循環森林認証推進事業、地場製造業活性化支援事業、産業誘致推進事業など、一時的な取り組みにとどまらず、中期的展望に基づく継続性が求められる政策や事業であります。基幹産業である農林水産業が地域の個性、強みとして持続的に発展することによって、2次、3次産業も同時に進行していくよう強く支援していきたいと考えております。次に、未来への投資となるものとは、良質な社会資本の継承と人づくりであります。道路、空港、港湾をはじめライフラインである上下水道などの社会資本は、市民生活上欠かすことのできない都市基盤として長期的展望に立ち、計画的かつ効率的な整備に努め、大切な地域の財産として、将来の紋別市民に継承していかなければならないと考えております。また、人づくりにつきましては、道路や公共施設など物の社会資本とともに人の知恵や生き方も次世代に引き継いでいくことが大切であり、雇用や教育関連事業をはじめ産業活動や各種サービスの担い手として、保健・医療・福祉連携推進事業、子育て支援センター運営事業、地域ネットワーク推進事業、地域コミュニティ支援事業など各分野での人材育成等への取り組みを進めてまいります。4点目の空港利用についてでありますが、初めに搭乗率60%の確保につきましては、さきに飯田議員及び森本議員のご質問にお答えしておりますことでご理解願います。次に、航空機共同利用促進事業負担金の500万円の増につきましては、搭乗率60%を目指すために利用促進協議会を中心とした活動に不可欠と考え、増額しようとするものであります。なお、引き続き国や道の支援制度につきましても、その活用を図ってまいります。また、その他紋別空港利用促進事業の754万8,000円の増につきましては、市民団体割引の780万円の増によるものであります。次に、昨年1月から今年2月までの搭乗率につきましては、52.2%となっております。次に、団体割引の実績につきましては、昨年11月より実施し、2月末までに275名の利用があり、金額にして70万4,000円となっております。5点目の紋別-湧別間の豪雪事業についてでありますが、議員ご承知のとおり、平成元年にJR名寄本線が廃止となり、公共交通は国道に強く依存しております。しかし、冬季における紋別-湧別間は、地吹雪による視程障害や通行どめが発生し、安全性の低下や社会経済活動の停滞など、主要幹線道路の機能確保が課題であり、それらの対策として、平成20年度に紋別-湧別間約15キロメートルが紋別防雪として事業化されたところであります。本事業を進めていくためには住民との合意形成が重要であることから、紋別防雪を考える会や女性の視点を生かした道づくり懇談会を組織し、地域住民との道路計画に関する検討会を開催するなど、その内容について紋別防雪地区だよりを発行し、地域住民の方々はもとより、市民の皆さんへ事業の周知を図ってきたところであります。事業の進捗状況と今後のスケジュールでありますが、網走開発建設部では、当初の予定どおり平成21年度より沼の上、小向地区の測量設計や防雪林を造成するための植樹工事が進められており、平成23年度については、測量設計や植樹等の工事を継続するとともに、その後用地が取得された箇所においては、本線部分の工事に入る予定とのことであります。このことから、紋別防雪事業につきましては紋別側からの早期着手、一日も早い完成を目指し、高規格幹線道路旭川紋別自動車道早期建設促進期成会や市民団体との連携を図りながら、国及び各関係機関へ強く要望してまいります。次に、広域紋別病院についてでありますが、1点目の医師の体制につきましては、さきに飯田議員、森本議員のご質問にお答えしたところでご理解願います。2点目の企業長につきましては、さきに飯田議員のご質問にお答えしたことでご理解願います。3点目の新病院の建設スケジュールにつきましては、今後予定されております企業団議会の予算審議との兼ね合いもありますが、企業団の構成市町村である紋別市長としては、現道立紋別病院は建築後36年以上経過しており、老朽化も著しく、時代に対応したユニバーサルデザインの施設とは言いがたく、患者の皆様の利用面においても不便な面が多々あると伺っており、一日も早い改築を望んでおります。北海道との基本合意事項にも、改築費を含んで98億円が交付されることになっておりますことから、できれば平成23年度から新病院改築に向けての基本計画等の予算化が実現でき、平成26年度には新病院がオープンできるよう、企業団側と協議を深めてまいりたいと考えております。4点目の新病院の地元認証材活用につきましては、今申し上げたとおり、新病院の改築はこれからの協議となります。私も地場の認証材の利用拡大には関係団体とともに積極的に全国に発信し事業展開をしておりますことから、地域産業の振興面からも、ぜひ企業団側に活用を要請してまいりたいと考えております。しかしながら、病院改築に当たりましては、平成20年度から総務省が示した公的病院に係る建築単価があり、この中で1平方メートル当たり30万円という足かせがかかっております。病院自体は特殊な施設でありますので、木材を使用できる部分も限定されるのではないかと思いますが、管理コストも含めて、基本計画等の中で十分協議させていくことになりますので、これらを見きわめながら、地場の認証材の活用が実現できるよう努めてまいりたいと考えております。5点目の新病院に係る店舗につきましては、現在は患者さんのための売店が設置されておりますが、一定規模の病院には時代に対応したコンビニ等が設置されているところもあります。新病院内の売店につきましては、今後の改築計画の中で、採算面も含めて議論されることになりますが、病院内の売店設置の趣旨は、あくまでも入院、外来患者さん等のための日用品を中心として、院内での生活必需品の購入が目的となるのではないかと思っております。議員ご指摘の地元産品の販売は、地場の産業振興面からは理解をすることができますが、病院内での販売品としては、基本的になじまないと考えておりますことでご理解願います。次に、元職員の公金横領問題についてでありますが、1点目の内部調査報告につきましては、現在元職員の不祥事の調査に関する特別委員会で審議中でありますことから、答弁は控えさせていただきます。2点目の記者会見等での発言につきましては、私の見識を疑うようなご質問でありますのであえてお答えいたしますが、見過ごす、見逃すの意味合いにつきましては、さまざまな使われ方があり、間違えた使い方ではありません。広辞苑でも見ていただければ、すぐわかると思います。次に、農業問題についてでありますが、1点目の今後の法人化推進に対する見解についてでありますが、地域においては数年間のうちに複数戸の離農が予想され、このまま推移した場合には農地の集約が困難となり、遊休地の発生が見込まれることから、設立した農業生産法人にはスケールメリットを生かした低コスト生産はもとより、農地の集約と雇用の創出や農業生産額の増大など、地域農業の中核を担う法人となるよう期待をしているところであります。今後の法人設立の取り組みにつきましても、地域リーダーの育成と農業者みずからの機運の醸成や地域的な結集が必要と考えておりますので、農協及び関係機関と十分な連携を図っていきたいと考えております。2点目の中山間地域等直接支払制度の取り組みについてでありますが、平成22年度から開始された第3期対策は、一段の農地要件の緩和により、第2期対策まで支払い対象地域となっていない山間部緩傾斜草地を既存の集落に取り組むことや、近隣の3市町村が地域農業の振興策として推進しているほ育・育成預託システムの確立を図るため、新たに対象農地となった中渚滑牧野は、指定管理費や基盤整備事業の課題が整理された後、広域連携集落協定の締結をしております。交付金は草地面積に応じて支払われることから、集落内農業者から聞き取りを行い、最終的な確定面積として交付金の増額を第4回定例会で措置をしております。この制度の集落共同取り組み活動は、平成22年度から26年度の5カ年間で取り組む計画を各集落が作成し、実施していくことになりますが、第3期対策の共同取り組み活動は平成23年度より実施していくことになり、北海道より今月4日付で集落協定が承認されたことから、今後早い時期に総会が開催され、事業が進められていくものと聞いております。3点目のADSL回線の導入についてでありますが、居住人口の少ない山間部や農業地帯では、都市部に比べ情報通信基盤の高速化が立ちおくれている状況にあり、良好なインターネット環境を確保し、地域間の情報格差を是正するため、ADSLや光回線などの情報基盤の整備が望まれるところであります。未整備地域である小向地区からの相談を受け、平成21年からADSL回線の敷設についてNTT東日本北見支店との折衝を行ってまいりましたが、通常、ADSL回線環境の整備には、費用対効果の観点から地域内での回線利用数が100件以上必要とされ、対象地域の世帯数から実現は難しいとされておりました。しかしながら、平成22年度以降に予定される小向交換局の改修時にあわせてADSL整備を図ることにより、加入者数の最低ラインが低くなる可能性があることから、利用希望者の仮加入申込書を準備し、改修整備方針が決定次第、地域代表取りまとめの上、市を窓口に提出する予定としたところであります。その後、交換局の改修時期や所要の手続き方法等の確認の照会を得て、昨年3月には小向地区25件、藻別地区16件の仮申込書を地域取りまとめ上、市からの依頼文書を添えて提出いたしました。NTTでは、札幌の設備部による社内協議が続けられておりましたが、交換機器更新時期は平成24年度以降とされ、サービス提供に要する設備投資規模の回収に必要な利用数が現段階では確保されないとして、昨年10月に回答がありました。高度な情報通信環境は本市の農業経営の近代化に資する基盤として有用であり、市としても引き続き整備要望を継続するとともに、採算性から見られた経過を踏まえ、情報通信技術を用いた具体的な農業経営手法等を研究するとともに、有線、無線に限らず、広く国、北海道等の支援制度の活用を検討してまいりたいと考えております。4点目のグリーンツーリズムの推進についてでありますが、第5次紋別市総合計画において、ゆとりある農業経営の確立をもとに、生産者と都会の消費者との交流を深めることが魅力ある農業の形成につながるものと位置づけております。本市では農業振興策として、酪農ヘルパー組織の運営支援や乳牛ほ育・育成広域預託牧場の建設支援など労働力を補完する農業経営支援システムの推進や、このたびの大規模農業生産法人の設立支援などの取り組みにより、労働力の軽減を図っております。しかしながら、本市の農業者は、収益性と生産性の高い農業基盤を確立するため日々の生産活動に邁進しており、本格的なグリーンツーリズムの取り組みには至らないのが現状であります。現時点では、近隣のまちで既に修学旅行生の受け入れやチーズ工房に加え、農家レストランや農家民宿を手がけている酪農家もいることから、広域観光としての連携を推進するとともに、異業種の人たちが宿泊、飲食、農業体験などの役割を分担するシステムを構築することで、紋別と都会で生活している人たちを結びつける事業展開ができるものと考えており、関係機関と連携した取り組みを進めてまいります。また、先月開催された北方圏国際シンポジウムにおいて、環境や安全・安心などの独自の視点に配慮しながら、生産者の努力や生産の場の景観や歴史など、地域の魅力を付加して地域振興を図るオホーツクテロワールについても議論がされており、これもグリーンツーリズムにつながる一つの取り組みとして期待しているところであります。次に、林業問題についてであります。1点目の森林認証取得者に対する森林施業の助成についてでありますが、昨年4月にオホーツク中央森林組合が主体となり設立されたオホーツクフォレストネットワークが12月に1万143ヘクタールの森林認証を取得したことは、環境に優しく、持続可能な森林経営の実現と認証森林からの安定的木材の供給が可能となるなど、地域認証材の消費拡大を進める上で大きな力になると考えております。全国的に見ても、一般民有林所有者が広域で森林認証を取得する取り組みは少なく、国が進める施業の集約化の模範となるべく、今後の取り組みに期待しているところであります。本市といたしましても、平成23年度も引き続き民有林森林認証取得推進事業を継続し、さらなる認証面積の拡大に向けて取り組む予定であります。議員ご質問の平成13年度から北海道と市町村が助成してきた植林への補助制度、21世紀北の森づくり推進事業は平成22年度をもって終了いたしますが、近年、伐採跡地の問題が危惧されており、同事業の後継事業の創設に向けて、北海道市長会をはじめ関係機関と連携し、北海道に要望してきているところであります。また、保育間伐等への市独自の補助制度につきましては、平成23年度より国の造林事業に関する補助制度が全面的に見直される予定となっていることから、持続可能な森林経営を後押しし、さらには認証森林に優位性を持たせるためにはどのような施策が有効か、国の事業の実施状況を見ながら検討してまいります。2点目のフォレスター制度等研修施設の紋別市の誘致についてでありますが、さきの第4回定例会で石田哲夫議員のご質問にお答えしているところでありますが、川上から川下まで、森林・林業に先駆的に取り組む本市の姿は、先月ご来紋いただいた皆川林野庁長官の現地視察において、林野庁及び北海道森林管理局並びに北海道水産林務部の幹部の皆様にもご確認いただき、意見交換の場でも重ねて研修施設の誘致について要請をいたしました。今後も引き続き関係官庁はもとより、林業関係団体や関連する大学等とも連携し、情報収集を進めてまいります。また、研修施設や自習体験のフィールドとしては、道都大学跡地の利用を視野に入れて進めているところであります。3点目の木質バイオマス構想の取り組みについてでありますが、国が進める森林・林業再生プランでは、木材自給率50%を目指しており、切り捨て間伐から集約化施業による搬出間伐へシフトすること、及び木材資源の活用に向けて、再生可能エネルギーの全量買取制度等の木質バイオマス利用促進の方策が構築されることとなっております。そのため、間伐事業の補助制度も切捨間伐は補助対象外となる予定で、今後は適切な森林管理を進める上からも搬出間伐が増え、多くの未利用木材の搬出が予想されますことから、本市といたしましても林地残材等の木質バイオマスの賦存量の調査や木質バイオマスエネルギー利用事業に関する費用対効果等、関連する事業体とも十分連携し、調査研究してまいります。次に、議会改革についてであります。全国の自治体議会で、議会基本条例の制定や反問権の付与、自由討論会などについて活発な議論が交わされているものと認識しております。お尋ねの反問権につきましては、まずは議会で議論されるべきものと思いますので、私が今この場で申し上げることは甚だ不見識と考えております。以上で答弁を終わらせていただきます。
質問 14番 阿部徹
それでは、冒頭でありますけども、私の発言で議員各位、それから理事者等も含めて、こういう事態を起こしてしまったことに、私の本意ではありませんけれども、至らぬことがあったんだとすれば、おわび申し上げたいと思います。なお、この百条の件に関しては、特別委員会がありますから、またそこで議論をさせていただきたいと思います。それでは、2点ほど再質問をさせていただきます。1点は、広域紋別病院のことであります。それで、医師の14人体制でありますけども、市長の答弁から、午前中の質問の中で飯田議員とそれから森本議員にですね、努力してるよと、めども立ったような発言があったんですが、私はどうもこれが心配であります。この14人体制のことについて、思いは伝わったんですけど、めどは立っていないということではないのかなあと、私はそう感じたんですけども、これについていかがですか。
答弁 広域病院開設準備室参事 久保田政弘
お答えします。飯田議員、それから森本議員にもお答えしたところでございますけども、今現在相当、北海道とともに14名に向けて努力をしております。飯田議員にもお答えをしておりますけども、大学がまだ正式に公表時期にないということもございまして、いましばらくちょっと時間をいただきたいと、14名には相当近づいてきてるというふうに思っております。以上でございます。
質問 14番 阿部徹
これはもう本当に、病院経営で大変大切な14人体制でありますんで、これは市長を先頭に、我々もやっぱり頑張らなければならない課題でありますので、ぜひ、これは道が責任を持って14人をそろえてスタートさせるという約束が市長との間にされてるとこう思いますので、ぜひ道にも強く要請をしていただいて、14人でスタートできるように、ぜひ努力をしていただきたいと、こう思います。それでは、最後になりますけども、農業問題について1点だけ質問させていただきます。中山間の問題でありますけども、今、市長の答弁で、23年度から実施していくことになって、北海道より3月4日付で承認されたと、でありますから、早い時期に総会が開催されて進んでいくものと思うというご答弁でありました。しかし、今年度の予算で6,157万円の予算が組まれているわけであります。私の手元に農林水産省の資料があるんですが、この予算を策定する基本となるのは、協定の対象となる農用地の範囲だとか、そういうことがずっと積み重なってって予算をつくるということであります。したがって、現在まだ西部、東部ともに集団の総会等も行われない中でこの6,157万円っていうのが組まれているわけでありまして、私はやはり、大切な受益者である農民の方ときちっと積み上げをしてその6,157万円が積み上がったんならある程度理解するんでありますけれども、対象となる増えた面積等でとりあえずこの6,157万円を計上したというように思えてならないんですけども、この予算の中身の積み上げについてお知らせをいただきたいと思います。
答弁 農政林務課長 西脇満弘(農政林務課長は2011年3月まで)
お答えいたします。6,157万円の積算根拠につきましては、答弁の中でも触れておりますように、集落の対象面積で計算をしております。以上でございます。
質問 14番 阿部徹
それじゃ確認します。その対象面積で積み上げたものを基礎として、今後、両集落と具体的な計画の中身に入っていくということでいいんでしょうか。
答弁 農政林務課長 西脇満弘(農政林務課長は2011年3月まで)
お答えいたします。取り組みの事業内容につきましては、集落の役員会で事業案を作成して、受益の農家の方が出席する総会で今後5年間の事業計画と単年度の事業計画を決定していくような運びになっております。事業を進めるに当たっては、市のほうでアウトラインや何かをいろいろ役員の方と相談をして、お手伝いしたり、助言したりして今まで進めてきてますので、今後も早急に取り組むようにいたしますので。以上でございます。