幕別町議会 令和5年第3回定例会 2023年9月5日
ん対策とがん患者に対する支援について
2023年9月5日、幕別町議会の一般質問で、岡本眞利子議員が「ん対策とがん患者に対する支援について」質問し、町長 飯田晴義、保健課長 宇野和哉が答弁しました。
- 質問者
- 岡本眞利子 議員
- 答弁者
- 町長 飯田晴義、保健課長 宇野和哉
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 11番 岡本眞利子
通告に従いまして、一般質問をさせていただきます。がん対策とがん患者に対する支援について。毎年9月は、がんに関する正しい知識やがん検診の重要性などを訴える集中的な活動期間とする「がん征圧月間」であります。日本人の2人に1人が生涯のうち「がん」にかかると推計され、北海道でもがんにより亡くなられる方は全体のおよそ3割と死因の第1位となっています。一方、医療の技術の進歩などにより、病を患った方がこれまでの生活を続けながら通院で治療を継続したり、住み慣れた地域で過ごしたりできるよう支えていくことが大切であります。がんは早期に発見すれば治る可能性が高く、そのためには、がん検診の定期的な受診が非常に重要であります。国の「第4期がん対策推進基本計画」が今年3月に閣議決定され、4月よりスタートしており、全体目標として「誰一人取り残さないがん対策を推進し、全ての国民とがんの克服を目指す」と掲げられています。そこで本町としてどのように取り組み、今後支援をしていくのか、以下の点について伺います。1、がん検診受診率の向上に向けた取組について。(1)主ながん(胃、肺、大腸)の男女の罹患率は。(2)15 から 19 歳、20 歳代以降の年代別のがんの罹患率は。(3)無料クーポン券の発送数と受診率の現状は。(4)受診率の目標に近づけるための今後の手法は。2、アピアランスケアについて。(1)医療用ウイッグや補整用下着など、がん患者の生活の質の向上につながる支援は。3、膀胱がん、前立腺がん患者の支援として、公共施設の男性トイレの個室にサニタリーボックス(汚物入れ)の設置についての考えは。以上であります。
答弁 町長 飯田晴義
岡本議員のご質問にお答えいたします。はじめに、「がん対策とがん患者に対する支援について」であります。がんは昭和 56 年以降、連続して我が国の死因の第1位となっており、令和3年には年間約 38 万人、4人に1人ががんで亡くなっているほか、生涯で約2人に1人が何らかのがんになると推計されており、誰もがかかる可能性がある、身近な病気であることから、国では、がん対策推進基本計画に基づき、がん対策を総合的かつ計画的に推進しております。がんは不治の病と言われた時代もありましたが、治療法の進歩などにより、がんにかかった人の生存率は、多くの部位のがんで向上する傾向にあり、全てのがんを完全に治すことができるわけではないものの、根治を目標とした治療を受けた後、定期的な検査を受けながら、転移や再発をすることなく生活している人はたくさんおり、転移や再発をした場合でも、治療を受けながら社会生活を続ける人は少なくありません。しかしながら、がんにかかってから治るまでには、手術のほか、抗がん剤などの化学療法や放射線による治療など、入院や通院が長期間にわたるものもあり、治療方法によっては、副作用などにより体調不良が起こったり、脱毛を伴ったりすることもあり、がん患者にとって肉体的にも精神的にもつらい時間を過ごさなければならないのが現実であります。本町におきましては、生活習慣を見直していただくなど、がんになる要因を減らしていただくとともに、早期治療に結びつけ、一日も早くふだんどおりの生活が送れるよう、がん検診の受診を促し、また定期的に検診を受診していただくよう、郵送による個別勧奨のほか、広報紙やホームページ等を通じた周知を行っております。ご質問の1点目、「がん検診受診率の向上に向けた取組について」であります。一つ目の「主ながん(胃、肺、大腸)の男女の罹患率は」についてであります。がんの罹患率は、1年間に人口 10 万人のうち何例、罹患したかという値で示されますが、本町におけるがんの罹患率は、胃がんは男性が 126.2 例、女性が 71.7 例、肺がんは男性が 197.1 例、女性が71.7 例、大腸がんは男性が 149.8 例、女性が 78.9 例となっており、この主な三つのがんにおける罹患率は、全てにおいて女性より男性が高くなっております。二つ目の「15 から 19 歳、20 歳代以降の年代別のがんの罹患率は」についてであります。市町村別の年代別がん罹患者に関するデータがありませんので、国立がん研究センターの統計から、北海道における 2019 年の年代別の罹患率を申し上げますと、15 歳から 19 歳の全部位におけるがんの罹患率は 19.9 例、同じく 20 代では 37.6 例、30 代で 114.1 例、40 代では 298.9 例、50 代では 616.4例、60 代では 1,393.3 例、70 代で 2,214.1例、80 代で 2,713.7例、90 代以上で 2,741.4 例となっており、60 代以上で急激に高くなっております。三つ目の「無料クーポン券の発送数と受診率の現状は」についてであります。本町では、子宮がん検診ではその年度に 20 歳と 24 歳になる方、乳がん検診ではその年度に 40 歳になる方を対象に、毎年5月頃に無料クーポン券を配布し、受診勧奨を実施しております。令和4年度のクーポン券の発送数については、子宮がん検診の 20 歳と 24 歳で合わせて 207 人、乳がん検診は 142 人で、うち、受診された方は、子宮がん検診が 31 人で 15.0 パーセント、乳がん検診が 48 人で 33.8 パーセントとなっております。四つ目の「受診率の目標に近づけるための今後の手法は」についてであります。本町では、住民の健康維持増進のため、まくべつ健康 21 を策定し、各種検診や保健事業を実施しておりますが、この計画中、がん検診の受診率については、胃がん、肺がん、大腸がんについては 40パーセント、乳がん・子宮がんについては 50 パーセントと目標を立てており、毎年、目標の達成のために、がん検診の重要性やがん予防についてのパネル展の開催などの啓発に取り組んでおります。がん検診の受診率は、確定している令和3年度の数字で申し上げますと、胃がん検診で 12.2 パーセント、肺がん検診で 11.3 パーセント、大腸がん検診で 12.2 パーセント、子宮がん検診で 22.0 パーセント、乳がん検診で 22.8 パーセントであり、いずれも全道・全国の受診率を上回っておりますが、目標値の半分以下の達成率となっております。がん検診を多くの方に受診していただくには、検診を受けることで、がんを早い段階で発見し適切な治療を受けることにより、治る可能性が非常に高くなるというメリットや、がんに罹患すると手術や長期間に渡る治療と副作用等のリスクがあることについて、広報やパンフレットを通して周知するなど、未受診者への受診勧奨を行うとともに、受診いただいた方には、定期的に受診を継続していただけるよう、検診会場等において次回の受診に向けた勧奨をしております。次に、ご質問の2点目、「アピアランスケアについて」であります。アピアランスケアとは、医学的・整容的・心理社会的支援を用いて、外見の変化に起因するがん患者の苦痛を軽減するケアを指しますが、患者の中には、外見の変化により他人との関わりを避けたり、今までどおりの生活を送れなくなる方もおり、治療を継続しながら住み慣れた地域社会で生活を送るために、外見の変化を補完し、患者の苦痛を軽減することは重要なことであると言われております。一つ目の「医療用ウイッグや補整用下着など、がん患者の生活の質の向上につながる支援は」についてであります。がんの治療は外科手術、抗がん剤治療などの化学療法など、様々な治療方法がありますが、特に女性特有のがんである乳がんにおいては、手術による乳房の切除、あるいは手術前後の抗がん剤治療の副作用による脱毛など、外見の変化を伴う治療が多いため、ウイッグの装着や補整用下着をつけることにより、外見の変化を補完して、できる限り今までどおりの社会生活を送っております。特に乳がんは働き盛りである 40 代から 50 代の女性に罹患者が多く、仕事を持ちながらの通院治療や、がんが治った後の職場復帰や社会生活を送るために、外見の変化に対する意識が強まってきているところであります。本町としましては、医療用ウイッグや補整用下着の購入が各医療保険の給付対象外であることなどから、医療用ウイッグと補整用下着の購入に関する助成を行っている自治体の実績やがん患者の意向などを十分に踏まえ、「がんと共に生きる人生」の支援としてどのような役割を果たすことが適切なのか研究してまいります。次に、ご質問の3点目、「膀胱がん、前立腺がん患者の支援として、公共施設の男性トイレの個室にサニタリーボックス(汚物入れ)の設置についての考えは」についてであります。膀胱がん、前立腺がんは泌尿器がんと呼ばれ、特に前立腺がんは男性特有のがんで、高齢者に多く発症する傾向で近年もっとも増加しているがんであり、本町の膀胱がん・前立腺がんの罹患者は、国立がん研究センターの統計による罹患率から、45 人と推計されます。膀胱がんや前立腺がんの患者は、手術などの治療により、尿道を締める筋肉が傷ついてしまう影響で、排尿のコントロールが難しくなることがあり、ほとんどの方が外出時には尿漏れパッドを使用しており、その捨て場所に困るという現状があるとお聞きしております。公共施設は多くの方が来庁されるため、トイレについても多様性に配慮した対応が必要となっており、道内では札幌市のほか、釧路市や函館市、苫小牧市などの自治体で、本庁舎や保健福祉センターなどの公共施設の男性用トイレに、サニタリーボックスを設置しております。本町におきましても、町内の公共施設のうち、常時開放している施設で多機能トイレ等を設置している施設が 14 か所あり、これらのトイレには尿漏れパッドなどを捨てることが可能なサニタリーボックスを備え付けておりますので、これらの施設を利用していただくよう住民に周知してまいります。以上で、岡本議員のご質問への答弁とさせていただきます。
再質問 11番 岡本眞利子
では、再質問をさせていただきます。国立がん研究センター推計で、日本人の2人に1人が生涯でがんを経験するとされ、さらには定年延長などにより、現在ではがん患者の3人に1人は就労年齢でがんに罹患すると言われております。また、がん治療のため、通院での治療をする患者も増えており、今後は経済的な問題や生きる意欲を持ち続けるため、仕事と治療の両立を支援していくことが必要と私は考えるところでございます。また、日本人では毎年約2万人の AYA 世代ががんに罹患すると推定をされており、15 歳から 30 歳代と対象が広く、年代によって状況が異なることから、15 歳から 19 歳をA世代、20 代から 39 歳までを YA 世代と分けることもあるようです。がんになっても安心して生活し、尊厳を持って生きることのできる地域共生社会を実現することで、全てのがん患者、そしてその家族の療養生活の質の向上にもつながることを願い、質問をさせていただきます。まず1点目のがん検診受診率に向けた取組についてでありますが、がんの男女の罹患率についてお聞きをしたところでございます。男性は肺がん、大腸がん、胃がん、そして膵臓がん、肝臓がんの順に多く、女性は大腸がん、肺がん、膵臓、乳がん、胃がんの順に多いということです。このがん患者数は男女ともに膵臓がんが増加をし、一方では肝臓がんが減少しているということです。しかし、女性では乳がんが増加をしているようです。日本人が一生のうちにがんと診断される確率は、男性が 65.5 パーセント、2人に1人、女性は 51.2パーセント、2人に1人が罹患する。そして、考えたくはないのですけれども、この死亡確率は男性ですと 26.7 パーセント、4人に1人、女性ですと 17.9 パーセント、6人に1人という推計が出ております。いずれにいたしましても、働き盛りの年代であり、治療と仕事の両立は困難という思い込みから、がんと診断された労働者の 35 パーセントが依願退職、退職を余儀なくされているのが現状でございます。しかし、治療のため就労ができないのはがん患者ばかりでないのが分かっておりますが、我が国において、昭和 56 年から日本の死因第1位ということを踏まえましてお聞きをしたいと思います。北海道ではがん対策サポート企業登録制度を行っておりますが、がん治療と仕事の両立に配慮をし、新たにがん患者を雇用する事業者の促進をしておりますが、本町ではどのくらいの事業者が登録をされているのか、把握をされているかお聞きをいたします。
答弁 保健課長 宇野和哉(保健課長は2024年3月まで)
申し訳ありません。その数字については把握しておりません。
再質問 11番 岡本眞利子
私が調べたところで 2023 年の8月 24 日現在で、北海道では 966 社登録されているそうですが、我が町では4社ですね。我が町では4社が登録をされているということで、その中にはがん検診の受診を促進したり、がん患者に対しての就労支援、また受動喫煙などの推進をしたりということで、いろいろな点があるのですけれども、それに賛同しながら登録をされているということであります。事業者によってそれぞれのお考えがあるかとは思うのですが、町としても理解の促進をもっと促すべきではないかなというふうに思うのですが、その点についてはいかがでしょうか。
答弁 町長 飯田晴義
サポート企業については、今初めて聞きましたので、どんなものか十分調査をした上で、必要とあらば、それを広くお知らせをしていくということに取り組んでまいりたいというふうに思います。
再質問 11番 岡本眞利子
北海道で行っているサポート企業ということで、このようにあるのですが、まだまだ北海道の中でも 966 社ということで、そんなに多いわけではないのですが、もっともっと企業さんはたくさんいらっしゃるかと思うのですが、966 社が登録をされているということで、ある一企業なんかはすごく早い時期に登録をして、そのがんに罹患した従業員に対して、すごく理解がある支援をしているというようなところも、うちの町でもあるわけでありますので、ぜひともがんに罹患しても就労ができるような、そのような環境づくりに努めていただきたいというふうに思うところであります。では、2番目の質問の 15 歳から 19 歳、20 歳代以降の年代別のがん罹患者ということでお聞きしたところであります。私の質問の仕方がちょっと悪かったのですが、ここ AYA 世代のがんの罹患率の実態をお聞きしたかったところであります。全国で毎年2万人の AYA 世代ががんを発症すると推定され、年齢別に見ると 15 歳から 19 歳が約 900 人、また 20 代で約 4,200 人、30 代では1万 6,300 人と、AYA世代は年齢が高くなるほど頻度が増加し、25 歳未満では希少がん、25 歳以上の女性では子宮頸がん、乳がん患者の割合が多いということが分かっております。そこで、我が町の 20 代から 39 歳までの子宮頸がん、乳がんの受診率などは、お分かりになりますでしょうか。
答弁 保健課長 宇野和哉(保健課長は2024年3月まで)
すみません。年代別の子宮がんの受診率は分からないところですけれども、先ほど全体の罹患率についてお話しさせていただいたのですけれども、もう少し詳しく申し上げますと、15 歳から 19 歳の我が町に置き換えた罹患率で考えますと、推定 0.02 パーセントぐらい、人数にすると1人以下、20 歳代についても 0.037 パーセントで1人以下。ただ、30 から 39 歳、岡本議員おっしゃるように約3人となりますので、やはり我が町も全国と同じような傾向にあるかとは考えております。
再質問 11番 岡本眞利子
なぜ AYA 世代ということでお聞きしたかと申しますと、この年代はちょうど制度の狭間に当たるところであります。健康保険と高額医療制度しか使えないような状況になりますので、AYA 世代の方々の支援ということで、行政として何かしらサポートができないのかなというところをお聞きしたかったところであります。住み慣れた自宅で自分らしく安心して日常生活を送れるような在宅サービスの実情は、どのようになっているのかお聞きいたします。
答弁 保健課長 宇野和哉(保健課長は2024年3月まで)
がんの罹患者に対する在宅での特別なサービスというのは、町のほうでは行っておりません。ただ、がん検診に向けた今お話ししているような、受診率の向上に向けたお話については、各住民の方、対象の方にさせていただいているところです。以上です。
再質問 11番 岡本眞利子
がんに罹患した方に対しまして、40 歳以上ですと介護保険制度が利用することができるのですが、40 歳以下の場合、在宅療養生活支援ということで、例えば訪問介護とか訪問入浴、福祉用具の購入などというのは大変お金がかかるわけでありますが、そのところを行政が何とかしてお手伝いが、支援ができないのかということをお聞きしたくて質問に加えたわけなのですけれども、今、若年成人のがんは増えているということで、千葉県なんかでは若年がん患者在宅療養支援事業ということでされていたり、和歌山県などでも若年がん患者在宅医療支援事業ということで、独自に行われているところがあるわけなのですけれども、町独自でというようなことはなかなか、全部が全部支援をしろとは申しませんが、何とか支援ができる範囲ですることができないのかお伺いいたします。
答弁 町長 飯田晴義
先ほど課長からお答えしているように、実態は十分把握できていないところがあって、どの程度の方がそういう苦しんでおられるかということが分かりませんし、恐らく極めて少ないのだというふうなことは想像できるわけで。だとするならば、これ本当に町がやることなのか、必要だとするならば、まず国がやるべきだし、国ができないのだとする、道が補完するべきだという、やっぱりそういう順番になってくるのかなというふうに思います。いずれにしても、まずは実態がどうあるかということを把握した上で、町が本当にやるべきなのかどうかというのを判断してまいりたいというふうに思います。
再質問 11番 岡本眞利子
確かに、今、町長のご答弁、よく分かります。道もやらないのに、なぜ町がやるのだというような順番があるかと思うのですが、私、道も遅いと思うのですよね。道の支援なんかもすごく遅いのではないかなと、この先に出てくるウイッグの件に関しましても、道はまだされていない中、うちの町だけが助成をできないのかというような質問になるのですけれども、そういうことを考えると、道は少し進むのが遅れているのではないかなというふうに感じるところではありますが、そこを飛び越えて、町は住民のために、がんで悩んでいる方に助けてはいけないのかなという思いで質問をさせていただいたわけなのですけれども、町長のおっしゃることももちろん十分分かるのですけれども、この年代となりますと、大変保険にもそんなにはかかっていいないというような状況もあり、また収入もそんなにあるわけではない、そして貯金もたくさんあるわけではないというような状況から、何とか住んでいる町で支援をしていけないのかなという思いでお聞きしたところであります。その点について、町長もう一回お願いいたします。
答弁 町長 飯田晴義
これは幕別町民であろうが帯広市民であろうが、全道のどこに住んでいても、あるいは全国のどこに住んでいても、その厳しさ、生活の厳しさというのは、私はどなたも同じだというふうに思っておりますので、それは本当に厳しい状況にあるのであれば、これはうちだけの問題ではない。いや、特に幕別は非常にがん患者が多くて、そういう方がたくさんいらっしゃるのであれば、これまた地域の特性からして何らかの手を差し伸べなければならないということもありましょうけれども、特に今までそういった状況も聞いておりませんし、やはりまずは国、そして道という順番で、支援すべきだというふうに思います
再質問 11番 岡本眞利子
分かりました。そこは理解するところであります。では次に、3番目の無料クーポン券の発送と受診率の現状についてであります。今、ご答弁いただきましたが、令和4年度の内訳では、大腸がん検診が 288 人中送付したのが 45人、そのうちの受診したのが 15.6 パーセントですね。子宮がんの検針は 207 人に送付をして 46 人が受診をし、22.2 パーセント。乳がん検診は 142 人に送付して 48 人が受診して 33.8 パーセントと出ておりますが、この結果を踏まえまして、町としてはどのようにこの受診率のパーセント、大変低いパーセントですが、この結果を踏まえまして、どのように分析をしているのかお伺いいたします。
答弁 保健課長 宇野和哉(保健課長は2024年3月まで)
まず大腸がんでございますけれども、大腸がんは今無料クーポンを送っておりませんので、基本的には受けに来ていただければ無料で受けられるというようなことで考えております。なので、無料クーポンのほうは送っておりません。子宮がんと乳がんの無料クーポンを送った後の受診率ですけれども、おっしゃられるとおり低い。ただ、無料クーポンというのはあくまでも対象となる年齢の初年度、例えば 20 歳以上の検診ですと、20 歳とそれから町単独で 24 歳というところに無料クーポンを配布しております。また、40 歳以上対象の検針については 40 歳の方にということで、あくまでもこの無料クーポンの配布時点では、きっかけづくりというようなことで考えておりますので、この後継続して受けていただいて、まずはその方たちを定期的な受診に結びつける、そして未受診の方については、その後再勧奨、リコールをしながら受診に結びつけるというようなことで、受診率の向上については積極的に周知を図りながら対策をしてまいりたいと考えております。
再質問 11番 岡本眞利子
確かにこの受診率は大変低いのですが、これは無料クーポンを発送して、その方が受診をしたかという数字ですから、無料クーポンがなくても受診した方は数字には入っていいないということは認識しております。この無料クーポンをいただいても受診しないという方と、または無料クーポンがなくてもきちっと行かれるという方を考えますと、本当にその人の持ち方というか、その人の考え方にもよるのかなというふうに、そこは分かるところなのですが、無料クーポンは他町村でもされていると思います。この他町村もそういうふうな無料クーポンをしている中で、そのような状況なのか、我が町だけなのか、その点は確認をしたことがあるのか。改善策には努めているとは思うのですが、医療機関などにご相談などをされ、どのようにしたら受診率が上がるのかということも改善策に努めているのか、お伺いしたいと思います。
答弁 保健課長 宇野和哉(保健課長は2024年3月まで)
無料クーポンの配布、それから受診の勧奨につきましては、国の補助事業を使いまして実施しておりますので、他市町村についても同じような無料クーポンの配布はしていると思いますけれども、その無料クーポンを配布して、どれぐらい受診率に結びついたかというようなところについては、把握は特別しておりませんでした。受診率の向上についてですけれども、やはり検診の受診の目的が、その個人の健康状態を把握するというようなことになりますので、私たちは受診をして早期に発見治療に結びつけてほしいということで周知はしていますけれども、特に自覚症状のない方、今言っている子宮がんですとか、乳がんはそうですけれども、自覚症状のない方ですとか、ふだんから健康に自信のある方はなかなか積極的に受信に結びつかないのかなと思っております。ただ、そんな中にあってもがんの、先ほど答弁にもありました、リスクですとか早期に発見することのできるメリット、そういったことを重ねて周知しながら受診率の向上につなげていきたいと考えております。
再質問 11番 岡本眞利子
今いただいた答えが、4番目のこの受診率の目標の今後の手法ということで結びつくのではないかなというふうに思います。日本のがん検診受診率は約 40 パーセントで、未受診者が6割近くに上るそうです。未受診者の方は受ける時間がない、健康状態に自信があり必要は感じないなど理由のようでありますが、受診勧奨は必須とは私も認識はしているところであります。が、今までのような手法では受診率には、つながらないのではないかなというふうに感じるところであります。そこで、答弁にもございましたが、受診率向上のためにパネル展なども開催しているというお答えをいただきましたが、これは私も認識はしておりますが、どれだけの人が見ているのか、展示物を見ているのか、展示しているところに来ていただいているのか、そういうところは把握をされているのか。ただ庁舎内のところに展示をされている、何か説明をするところがあるわけではない、保健師さんがついてくれているわけではない、毎年新しいものが何か追加されているようなこともなさそうに私は感じているのですが、この目先を変えながら、何を展示しているのかなというような真新しい物が展示されて、興味を引くような展示などにしているのかをお聞きいたします。
答弁 保健課長 宇野和哉(保健課長は2024年3月まで)
がん検診、乳がんのピンクリボンのパネル展ですとか、それからがん征圧月間ではないのですけれども、たばこに関するパネル展は 11 月にやっておりますが、それら公共施設のロビーとかで行っているものですから、特別何人がご覧になったかというのは、把握はしておりませんでした。ただ、興味を持っていただけるように、その年のデモの DVD ですとか、それから実際に乳がんですと、ご自身で触診していただけるようなモデルをそこに置いておいて、実際に触っていただいて自分でも触診をしてもらうとか、そういったような興味を引いていただけるようなパネル展というか、そのピンクリボンの運動になるように、毎年工夫しながら心がけているところであります。
再質問 11番 岡本眞利子
触診できるようにということも、予算でこれ買っていただいて、そして本当に乳がんになるとこういうふうにというところが分かるようにということで、そのような物の展示をしていただいているということは、はい、認識しております。が、一番やはり私たちが心に残り、関心を持ちやすいというのは、生の声、現場の声ではないかなというふうに感じるところであります。そこが、やはり生の声を聞くことがとても大きなことではないかなというふうに思っております。現在では NPO などでもがん支援に随分と関わっている方がいらっしゃいます。また実際経験された、実際がんに罹患した方が講演をしたりというような、また医療現場で働いている方などの講演なども聞いてもらうことも、またプラスになるのではないかというふうに思いますが、その点については、今後どのように考えますでしょうか。
答弁 保健課長 宇野和哉(保健課長は2024年3月まで)
実際にがんに罹患された方の講演会などというのは、確かに有効な手だてだと考えております。がんというものが専門的な症状ですとか治療法ですとか、そういったものが多いものですから、どうしても医療機関、治療されている医療機関で専門的なスタッフのお話を聞いたり、あるいはがん患者同士でお話をする中で、今後の生活の在り方ですとかということを聞かれることが多いようだというのは、がんの患者の皆さんにお聞きをしております。私たちもその保健課、保健師のスタッフが相談窓口でお聞きした際には、その専門的な窓口も北海道にもありますので、そういったところにアドバイスなども受けながら、適切な相談に応じていきたいと考えております。
再質問 11番 岡本眞利子
今後、このような講演などをする予定などは立てられないのか、お伺いいたします。
答弁 保健課長 宇野和哉(保健課長は2024年3月まで)
そうですね。講演会をするということになりますと、講師の方をお呼びしてというようなことにもなりますし、予算とかのこともありますので、どのような内容でどういうふうに行うことがいいのかも含めて、検討してまいりたいと考えております。
再質問 11番 岡本眞利子
ぜひとも来年度の予算には、このようなところもちょっと考慮しながら、予算組みをしていただきたいというふうに申し上げてまいりたいと思います。それでは2点目のアピアランスケアについて質問をさせていただきます。これは、2019 年9月でも医療用ウイッグについて質問を私はさせていただきました。そのときにウイッグは直接的な治療ではなく、抗がん剤の副作用であり、治療終了後は髪が生えてくるため、ウイッグの購入助成制度よりは、がんにならない予防に重点を置くことが重要であるとの答弁をいただいております。しかしながら、これはがんにかかる前に予防ということでとても大事なことかとは思うのですが、がんに罹患してしまった方の社会復帰、患者さんの心の支えの一環として、一人に寄り添うということが重要ではないかと感じます。抗がん剤は段階的、ステージによって違います。人によっては1年以上もされる方もあり、その1年の間にどれだけ髪の毛が伸びるかということ、普通の人で1か月に1センチは伸びるということでありますが、そのようなことを考えますと、一人に寄り添うというようなこのアピアランスケア、医療用のウイッグにつきましても、町として支えていける一つなのではないかなというふうに思いますが、その点についてはいかがでしょうか。
答弁 町長 飯田晴義
アピアランスケアについては、全く否定するものではありません。ただ、我が町もそうなのですが、全道を見ても音更が1番でした。2番が函館、この8月からでした。なぜ追随しないのかな。どこかに問題があるのではないのかな、それが物すごく気になっております。しかも、その補助制度が3分の1で2万とか2分の1で2万円とかなのです。実際 20 万かかるというふうに言われています、20 万円程度。果たしてそれが本当に、要らないという人はいないと思います。多分申請はしますけれども、本当に効果的な施策としてどう組み立てていくべきなのか、ニーズがどうあるのかというところを、まだ押さえ切れていない。全国的に見れば、県が主導してその県単位で補助制度を持っているところがありますし、県内で全然制度がない、そういうところもあるので、まずこれ北海道はどうやって考えているのかなというところもちょっと疑問ではあるわけで。やはり制度を立ち上げる、補助制度を立ち上げるのであれば、寄り添うということはもう当然必要ですので、その寄り添い方をどういうふうに寄り添っていくのかということも含めて、もう少し研究させてもらわなければならないなというふうに思っています。
再質問 11番 岡本眞利子
4年前に質問したときも、町長そのようにおっしゃったのですけれども、4年間たっていろいろ研究をしていただいているとは思うのですが、本当に町長がおっしゃるように、これ北海道がなかなかやらないのですよね。鈴木知事がどうしてやらないのかなというのも、ちょっと頭をかしげるところもあるのですが、そうですね、音更が 2022 年の4月から、函館が 2023 年の8月から、このウイッグの助成をしております。以前も町長おっしゃったのですけれども、このウイッグのレンタルもあるのではないかということでおっしゃったのですけれども、これも初回は 3,000 円、1日 1,000 円ということで、ウイッグのレンタルができるのです。そして、自分で買ってしまうと、その形しかないのであれなのですけれども、レンタルするといろんな髪型が楽しめるのではないかと、ちょっとそこで心も明るくなってくるのではないかというようなご答弁もいただいたのですが、やはりそれだけではなくて、またこのウイッグをかぶるのにネットも、頭皮保護ネット、これも 2,000 円ほどするのですけれども、そのようなものももろもろかかるわけなのです。それで、ウイッグに対しては、そのようなこともかかるし、また女性が胸を手術した後ということの下着なんかも、大変高価な物ということで、なかなか手に入りづらいというようなこともありますので、このようなことも、今後、ぜひともうちの町としても考えていただきたいなというふうに思うところであります。この質問は、この辺でとどめてまいりたいと思います。それでは、3点目の膀胱がん、前立腺がんの患者支援についてであります。国立がん研究センターの統計によりますと、2019 年、膀胱がんは男性で 6,244 人、女性では 2,944 人、そして前立腺がんと診断された方は9万 4,784 例と圧倒的に男性の罹患率が高くなっております。前立腺がんの摘出手術を受けた人の大半は、手術後しばらく尿のコントロールが難しく、尿漏れパッドが必要だそうです。前立腺がんや膀胱がんの増加に伴い、男性で尿漏れパッドを使用する人が増えているそうで、男性用トイレの個室トイレには、サニタリーボックス、いわゆる汚物入れの設置がされていない状況であります。そこで、まず庁舎内の男性用個室のトイレのサニタリーボックスの設置について伺います。
答弁 保健課長 宇野和哉(保健課長は2024年3月まで)
本庁舎の中の男子トイレには、サニタリーボックスは設置してございません。
再質問 11番 岡本眞利子
ご答弁では多目的トイレ、日中ずっと常時開放している施設では、多機能トイレに設置をしているということでありますが、男性用トイレのサニタリーボックスの必要性について、どのような見解をお持ちかお伺いいたします。
答弁 町長 飯田晴義
これですね、不必要だとは言いません。ただ、やはりそれはどこで用を足せるかということが大事だと。用を足せる場所があるということが大切だというふうに思います。ですから、役場の男子トイレの個室に、全てサニタリーボックスが必要だとは思っていません。ただ、役場の多機能トイレがありますから、各階にありますから、そこにはサニタリーボックスがありますので、そこで用を足すということは可能だというふうに思っております。
再質問 11番 岡本眞利子
私は全部の個室につけてほしいと言っているのではなくて、うちの例えば庁舎内の男性トイレには3個の個室があるということですが、この三つのうちの1個にそのサニタリーボックスを置くことによって、それを利用する率が、設置することによって男性職員、また庁舎を訪れた人がとても気兼ねなくトイレを使うことができるのではないかなというふうに感じます。これ、多機能トイレ、そこは各階に全部ありますとおっしゃいますが、ここは女性も使えるのですよね。多機能ですから。ですから、その中で女性が使っていたら男性が使えないというような状況でありますので。そしてまた、多機能トイレに入るのにもちょっと躊躇してしまうというようなこともあるのではないかというふうに思います。普通のトイレに入っているのに、その三つのうちの一つのところの個室の中にあるということで、ちょっと安心感も、気兼ねなくトイレに入れるというところも、私、男性ではないので、ちょっとそこはあれなのですけれども、そのようなこともあるのではないかなという思いで、今回質問をさせていただいたのですが、役場、ここの庁舎内を見ましても、男性の方がとても多いわけでありますので、そのような配慮、または職員を思ってくれとはあれなのですけれども、そのような心遣いがあってもいいのではないかな。三つのうちの一つにつけてもというような思いがあるのですが、その点についてはいかがでしょうか。
答弁 町長 飯田晴義
本町の推計患者で 45 人、2万 6,000 人弱で 45 人であります。今、職員で該当者は聞いておりません。ですから、これ該当者がいれば、やっぱりしっかりとそこは対応しなければならないわけでありますので、仮に来庁者がいて該当者である場合については、多機能トイレに表示をすることで、気兼ねなく使ってもらえるというふうに思いますので、男性トイレの三つのうち一つ設置しましたとしても、そこ使っていたら使えないわけですから。ですから、これそれより私は数からしても、多機能トイレにしっかりした掲示をすれば、私は今のところそれで足りると思いますし、これ職員で該当者が出てくれば、そこは1階、2階、3階に3個あるわけですから、それが常時塞がっていることもありませんし、私は果たして、サニタリーボックスですから、大して高い物ではないと思いますけれども、でも、要は多機能トイレで十分間に合うのではないかなというふうには思います。
再質問 11番 岡本眞利子
確かに、町長おっしゃるように 45 人ということで、私もこんなに少ないのかなというふうに感じましたが、これ町長、この職員の中に該当する者がいないとおっしゃいましたが、自ら言う人はいらっしゃらないと思うのですよね。自分は前立腺のがんの手術をしました、何をしましたなんていうことは言う人はいないと思う。いや、休んだり、何したりで分かるのかもしれませんが、でもやはりこの来庁者の人にも、やはりがんということをいうわけではないので、自然な感じでトイレにそのように設置していただければ、扱いやすいかな。また、多機能のトイレには、そのような設置は、現在はされていませんよね。(されていますの声あり)
再質問 11番 岡本眞利子
されています。失礼しました。では、そのようにされているのでしたら、そこに行きやすいのですが、そこをもちろん男性も女性も使うということから、男性のトイレにそのように1か所でもあれば使いやすいかなという思いで、質問をさせていただいたところであります。最後になりますが、がん患者の心理的、経済的な負担を軽減し、療養生活の質の向上を図り、就労継続などの社会生活を支援することを第一に考える町、幕別町になるように努めていただきたいと申し上げて、質問を終わります。