幕別町議会 令和4年第4回定例会 2022年12月12日
持続可能な地域除雪のあり方
2022年12月12日、幕別町議会の一般質問で、内山美穂子議員が「持続可能な地域除雪のあり方」について質問し、町長 飯田晴義、土木課長 香田裕一、住民課長 本間淳、福祉課長 亀田貴仁が答弁しました。
- 質問者
- 内山美穂子 議員
- 答弁者
- 町長 飯田晴義、土木課長 香田裕一、住民課長 本間淳、福祉課長 亀田貴仁
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 3番 内山美穂子
通告に従いまして、質問させていただきます。1、持続可能な地域除雪のあり方は。少子高齢化の進行や 65 歳以上の就業率上昇など社会情勢の変化により、様々な分野で人手不足が大きな課題になっています。冬場においては、町道の除雪従事者や地域除排雪を支える担い手不足、さらに地球温暖化による近年の異常気象などによって除雪を取り巻く環境も一層厳しさを増しております。町は除雪を自ら行うことが困難な世帯への対策として、協働のまちづくり支援事業を実施、社会福祉協議会も高齢者就労センターによる除雪サービスや機械除雪サポート事業を実施しています。しかしながら利用が低迷しているものもあり、地域全体の高齢化がさらに進む中で除雪困難世帯の増加に対応できていないと認識しています。こうしたことから、世帯の変化や地域の実情に合った取組が求められおり、課題の解決に向けて町が早急に対策を行う必要があります。私たちが年を重ねても、住み慣れた地域で安心して暮らし続けていくために、持続可能な除排雪体制の構築や高齢者等支援など、地域の実情に合った制度設計を行う必要があることから、以下について伺います。(1)町道の除雪体制の現状と課題は。(2)町道除雪に対する理解と納得感を高めるための方策は。(3)除雪が困難な高齢者などの世帯への支援体制の課題と対策は。(4)除雪困難世帯へ福祉除雪の新たな支援制度を。2、環境に配慮したごみの減量化・資源化の推進について。幕別町は本年4月、平成 30 年度から令和8年度までを計画期間とする第2期ごみ処理基本計画を改定しました。本計画は循環型社会の形成に向けてごみの減量化・資源化と適正処理に関する施策を総合的に推進しているものです。この中でごみ減量化・資源化のための町民、事業者、行政の役割を具体的に提示し、家庭からごみステーションに出される可燃ごみ、不燃ごみ、資源ごみの1人当たりの排出量について目標値を定めています。地球温暖化対策推進法を踏まえ、循環型社会形成の基本である 3R(発生抑制・再利用・再生利用)活動の推進に向け、町民、事業者、行政が一体になって資源も含めた廃棄物全体の減量に取り組んでいかなければなりません。このことから以下について伺います。(1)生ごみの減量化への具体的な対策は。(2)高齢者就労センターによる落ち葉の堆肥化事業を町として支援する考えは。以上です。
答弁 町長 飯田晴義
内山議員のご質問にお答えいたします。はじめに、「持続可能な地域除雪のあり方は」についてであります。冬期間における除雪は、雪国で生活する私たちが、安全で安心な日常生活を営む上で欠かせないものでありますが、近年は、集中的で記録的な降雪が発生する一方で、少子高齢化や除雪車両を操作するオペレーターの減少など、地域除雪を取り巻く環境は大変厳しいものとなってきております。このような環境の変化に対応し、町民の皆さんが安心して暮らし続けられるようにするためには、町道や公共施設の除雪水準を維持していくことはもちろんのこと、住民、地域、行政が、除雪におけるそれぞれの役割を担い、実践する自助、共助、公助の取組、すなわち町民との協働による地域除雪体制を構築することが非常に重要であると認識しているところであります。ご質問の1点目「町道の除雪体制の現状と課題は」についてであります。本町の町道除雪は、町道 1,028 路線、延長 882 キロメートルのうち、専ら耕作道路として利用され、冬期間は利用が少ない町道を除いた 937 路線、車道 650 キロメートル、歩道 108 キロメートルを町が保有する貸与車両 16 台と除雪事業者の車両 41 台の合計 57 台で新雪時の除雪を行っております。新雪除雪は、降雪時間や降雪量によって異なりますが、安全確保のため、交通量の少ない深夜から早朝にかけて行うことを基本としており、通勤通学の支障とならないよう、午前7時までに完了することを目標として進めているところであります。このほか、公共施設 67 か所につきまして、貸与車両1台と除雪事業者の車両 19 台の合計 20 台で、施設の利用に支障を来さないよう除排雪を行っております。これらの除雪体制を維持するためには、除雪事業者の確保が必要となってまいりますが、近年は、除雪オペレーターの新規採用者が、減少傾向となっている上、平均年齢が 50 歳で 60 歳以上の割合が2割を超えるなど高齢化が進んでいるため、除雪経験のあるオペレーターの確保と経験の少ないオペレーターへの技術の伝承など担い手の確保が課題となっております。また、除雪事業者が使用している 60 台の車両のうち、事業者が保有する 44 台につきましては、全体の4割以上が 25 年を経過するなど車両の老朽化が進んでおり、さらに新型コロナウイルス感染症の影響による車両本体の価格高騰や部品調達の遅れなどから、除雪車両の更新や維持管理が除雪事業者にとっては大きな負担となっております。ご質問の2点目「町道除雪に対する理解と納得感を高めるための方策は」についてであります。町道除雪は、限られた時間と限られた除雪車両で、全ての道路が利用できるよう、車道の雪を左右にかき分ける「かき分け除雪」を基本としておりますが、昨年度の電話などによる町道除雪に対する苦情 257 件のうち、「間口に雪を置いていった」が 43 件、「除雪が不均等」が 32 件あり、玄関前の雪に関する苦情が約3割と、「かき分け除雪」に対する苦情が多数寄せられたところであります。また、除雪作業の妨げとなる路上駐車や道路への雪出しについても、依然として改善されていないため、除雪作業に遅れが生じるなどの問題が発生しております。こうした状況から、町道除雪に対する理解を深めていただくため、毎年広報 12 月号において、除雪に関するQ&Aや、出動基準、除雪に関するお願いなどを掲載するほか、本年度は、令和3年度決算における除雪費と町民1人当たりの負担額、公園を雪捨て場として利用する場合の注意事項を掲載し、周知に努めたところであります。また、オペレーターの確保や除雪機械の維持が困難となってきた除雪事業者の経営の安定化を図るため、町はこれまでに除雪経費の見直しや、最低保障の導入など除雪体制の維持に取り組んできたところであります。今後におきましても、除雪作業の障害となる路上駐車や道路への雪出しの禁止など、除雪に関する情報を様々な手法で発信するとともに、先進事例を参考としながら ICT を活用した除雪作業の効率化やオペレーターの確保等に取り組み、持続可能な除雪体制の維持に努めてまいります。ご質問の3点目「除雪が困難な高齢者などの世帯への支援体制の課題と対策は」と、ご質問の4点目「除雪困難世帯へ福祉除雪の新たな支援制度を」については、関連がありますので、併せて答弁させていただきます。除雪作業は、積雪の状況にかかわらず積もった雪について、敷地や建物の所有者または管理者が、それぞれの責任において除雪を行うことが基本となり、自らが除雪を行うほか、専門業者などへの依頼、家族や近隣住民による協力など様々な手法により、それぞれ冬季における住生活環境を確保しなければならないと考えております。除雪の支援につきましては、幕別町社会福祉協議会が運営している高齢者就労センターにおいて、60 歳以上で除雪作業のできる会員により、事前に登録した除雪困難世帯に対して有償による除雪サービス事業を行っており、その実績は、令和元年度が 99 世帯、2年度が 102 世帯、3年度が 92 世帯であります。しかしながら、高年齢化に伴い、年々除雪作業のできる会員が減少していることから、令和3年に民間事業者1社の協力を得て、作業員を確保したとのことでありますが、定年の延長などにより、高齢者就労センターに新規に加入する会員が少なく、新たな除雪困難世帯への対応ができないばかりか、現在の除雪サービスのレベルを維持するとしたならば、今後の事業継続も困難になるおそれがあると伺っております。また、町では、自ら除雪を行うことが困難な高齢者や障がい者世帯に、公区や町内会が行う、地域内の除雪に係る雪かき支援や雪堆積場確保、地域内除雪機械導入や地域内排雪に対して、協働のまちづくり支援事業の交付金により支援しているところであります。除雪困難世帯に対する雪かき支援事業の過去3年の利用実績は、令和元年度が 13 件 47 戸、2年度が 17 件 71 戸、3年度が 14 件 63 戸であり、市街地の空き地等における雪堆積場確保事業は、令和元年度が4件、2年度が5件、3年度が4件となっております。このように公区や町内会が実施主体となる除雪に関しては、支援する方の高年齢化などによる担い手不足に加え、事業の内容とニーズが合致していないことも、利用実績が伸びない原因になっていると考えております。このため、本年度から、雪かき支援事業の実施主体にボランティア団体などを加え、除雪の支援体制の拡充を図ったところであり、さらにこのほど、幕別建設業協会のご理解をいただき、大雪などの緊急時に玄関口の通路を確保し、居住者が孤立することのないよう協力体制を整えたところであります。これらのことから、今後の除雪困難世帯に対する支援の在り方につきましては、高齢者就労センターの除雪サービスを柱とし、これを補完する形で、協働のまちづくり支援事業を活用した町内会やボランティアによる除雪及び事業者による除雪を機能させることにより、新たな除雪体制を構築することができないか検討してまいります。次に「環境に配慮したごみの減量化・資源化の推進について」であります。本町では、平成 30 年を初年度とし、令和8年度を目標年とした「第2期ごみ処理基本計画」を策定し、循環型社会にふさわしい「リデュース、リユース、リサイクル」の 3R の推進により環境負荷をできる限り低減し、住民一人ひとりが快適に生活できるまちづくりを進めるため、「ごみ処理の適正化による循環型社会の形成」「不法投棄の防止」「環境にやさしいごみ処理の推進」の3点を基本方針として取り組んでいるところであります。また、近年の平均気温の上昇、大雨の頻発などによる災害の増加等、気候変動が、人類や生態系にとって、生存の基盤を揺るがす問題として、世界的にも地球環境について、対策が取られ始めているところであり、本町といたしましても、本年度から、有識者、団体、町民等 15 人で構成する「幕別町地球温暖化対策推進委員会」を設置し、地球温暖化要素であります、二酸化炭素等の排出抑制を図るべく検討を始めたところであります。ご質問の1点目「生ごみの減量化への具体的な対策は」についてであります。現在、生ごみや、再生がきかない紙類、衣類、木製品、おむつ類等は、本町を含む1市 14 町村で共同処理しております十勝圏複合事務組合のくりりんセンターに搬入し、焼却処分しております。また、町としてごみの減量化を推進するため、一般家庭から排出される可燃ごみのうち約5割を占める生ごみの減量化を図るための堆肥化資機材について、平成元年度から生ごみ処理容器、13 年度からは、電動生ごみ処理機の購入経費の一部助成を行ってきたところでありますが、生ごみの減量化や活用について一定程度普及が図られたことから、23 年度をもって事業を終了したところであります。この生ごみ処理容器及び電動処理機の助成台数につきましては、処理容器 1,853 台、電動処理機 245台で、これらの処理機材による事業開始から終了年度までの、生ごみの減量効果を試算しますと、それぞれ 273 トン、54 トンの合計 327 トンとなり、年間に換算しますと、約 218 トンの生ごみ減量効果がありました。また一方では、生ごみの発生自体を抑制することも大切であり、特に食材を購入する際は、事前に冷蔵庫内を確認する、必要量を小まめに購入する、調理は残っている食材を上手に活用する、宴会時などは、宴会の始め 30 分と終了前 10 分は自席で食事を楽しむ「30・10(さんまるいちまる)運動」など、食品ロスを減らす取組を行うことが大切であります。生ごみはその約8割が水分であることから、その水分含有量を減らすことによる重量の減と、それに伴う処理費用の軽減や、大量の水分投入による炉の温度低下を防止し、二酸化炭素排出量の削減にもつながることから、今後とも、生ごみ等の減量について、広報や出前講座等で啓発に努めてまいります。さらに、町として、生ごみを含めたごみの減量化を図るため、ごみの減量化対策等を審議する幕別町廃棄物減量等推進審議会や、くりりんセンターの構成市町村の担当者で構成するごみゼロ検討委員会での意見交換等の実施のほか、温室効果ガスの削減を目指し設置した、幕別町地球温暖化対策推進委員会において、生ごみ等の減量化による二酸化炭素等の排出抑制対策面からも、さらなる減量等を検討してまいりたいと考えております。ご質問の2点目「高齢者就労センターによる落ち葉の堆肥化事業を町として支援する考えは」についてであります。毎年、高齢者就労センターでは、園芸用の堆肥を製造し、20 リットル1袋を 600 円で販売しておりますが、落ち葉と刈り草を主な原料とした堆肥は、品質が良く好評を得ているとお聞きしており、令和4年度は 1,035 袋を製造し、完売しております。平成5年度から 25 年度までは、町の農業試験圃場の一部用地で堆肥を製造し、3,000 袋以上を販売した年もありましたが、害虫等の発生により、圃場の各種試験に支障をきたすことが懸念されましたことから、26 年度に堆肥場を町浄化センター空き地に、さらに、令和2年度から現在の旧猿別浄水場に移転し、製造を続けておりますが、敷地が狭隘のため製造量を 1,000 袋程度に減らしているとお聞きしております。町といたしましては、ごみの減量化や資源化の視点からも、この堆肥事業については有効な取組と考えておりますが、事業の拡大を推進するに当たっては、堆肥場となる用地や作業員の確保、さらには、安定した原料の確保なども必要となりますことから、実施主体であります幕別町社会福祉協議会と協議をしてまいります。以上で、内山議員のご質問への答弁とさせていただきます。
質問 3番 内山美穂子
ご答弁ありがとうございました。幕別町は、北海道の中で見れば、比較的降雪が少ない地域ですが、それでも近年の異常気象などで、町民生活を直撃しております。札幌の寒地土木研究所では、昨シーズンの雪の重さが、平年の3倍だったと公表しております。今シーズンも本格的な雪の季節に入りました。苦情についてお答えをいただきました。町民側のマナーの問題もあるということでしたが、一番多かったのが、除雪車のかき分け除雪の後の間口の雪についてです。これについては、後ほど触れたいと思います。排雪に関する苦情も多いと聞いています。除雪を進めるに当たって、特に配慮をしなければならないのは、通学路の安全です。除排雪が間に合わないことで、子どもたちが狭い歩道を避けて車道に降りてきて、車道の端を渡ったり、あとは急に雪山から飛び出してきて、冷やっとすることもあろうかと思いますが、帯広市では通学路の除排雪を早期に行うため、昨シーズンから新たな取組を始めたとお聞きしています。もし把握されていましたら、この内容についてお聞きしたいと思います。
答弁 土木課長 香田裕一
帯広市の取組については、ちょっと承知しておりません。申し訳ありません。本町におきましては、除排雪につきましては、道路パトロールを頻繁に行っておりまして、その状況から、支障のないような体制は取っております。
質問 3番 内山美穂子
把握されていないということでしたけれども、報道等では、何度も目にすることもあったので、お聞きしてみました。学校周辺の路線に堆積した雪なのですけれども、帯広市では、その雪を学校敷地内に排雪する取組を始めたのです。これは、事前に各学校と協議して、場所などを確認した上で、昨シーズンは 13 校が実施したとお聞きしています。これは、遠い雪捨て場までの運搬を極力減らすなどして、作業時間を短縮し、オペレーター不足に対応するということでありましたが、結果、除雪作業の円滑化、そして除雪費の抑制につながったとお聞きしています。幕別町も、市街地の学校周辺の除排雪につきましては、こうした手法も有効ではないかと思いますが、ご見解を。
答弁 町長 飯田晴義
今、除排雪とひとまとめにおっしゃっているわけでありますけれども、除雪と排雪は根本的に違いまして、まずは除雪をすることが大事であります。その後、何日かたって、これは見通しが悪いので、次は2日なりをかけて排雪をすると、そういう順番でやっていきますので、一緒に除雪と排雪をやるということは、車両の調達が必要になりますし、また、安全確保のために見張りをつけなければならない、そのようなこともありますので、まずはかき分け除雪で1線を確保する。次に2線を確保する。それで同時に通学路を確保するという、そういう手順でやっておりますので、その後の排雪については、今、おっしゃったことも参考にしながら、安全確保のために必要であれば、我が町も検討していきたいなというふうに思います。
質問 3番 内山美穂子
基本、除雪の後に排雪をするということは分かっているのですけれども、近年の急激にたくさん雪が降るということもありますから、そうしたことを含めて、できることであれば、学校周辺に関しては、たくさん積もってしまうと、安全に対してもちょっと不安視されますので、ぜひ取り組んでいただきたいと思います。排雪に関わってなのですけれども、市街地の生活道路なのですけれども、協働のまちづくり支援事業の中にも、メニューがありまして、私有地の空き地を雪捨て場として公区で借りている地域もあります。ただ、住宅が建ったため、利用できなくなったりして、雪捨て場に難儀しているといった声もよく聞きます。公区によって事情が異なってきますが、排雪が困難な地域の雪捨て場として、町の合意の下で、町有地などを一時的に使用している地域もあるとお聞きしています。こうした事例は、どのぐらいあるのかをお聞きします。
答弁 土木課長 香田裕一
町の町有地に排雪をということですけれども、町内には都市公園がありまして、市街地の街区公園に雪を捨てていいということで、人力ですけれども、そういう排雪は許可をしております。あと、町のほうで4か所雪捨て場を設けておりまして、そこにつきましては、町民の方も機械で排雪ができるような体制は取っております。
質問 3番 内山美穂子
質問をしたのは、街区公園ではなく町有地なのですけれども、把握されていないということでありましたので、街区公園についてお聞きしたいと思います。広報 12 月号では、除雪を特集しています。公園には現在、スコップやママさんダンプでの雪入れは可能としておりまして、皆さん入れていると思いますが、機械での雪入れによって、公園を破壊すると、刑法 261 条の器物損壊罪に該当するため、犯罪になりますと警告しています。広報でも壊れた公園施設の写真が載っておりましたが、機械での雪入れを黙認し常態化している公区もあると、そのようなところも聞いておりますが、実態はどうなのかをお聞きしたいと思います。
答弁 土木課長 香田裕一
街区公園の管理につきましては、各公区のほうに委託しておりますので、その間については、公区のほうのやり方というものがありますので、その辺は了承しているところなのですけれども、ただ、機械による搬入につきましては、やはり公園の周りに外周柵がありますので、それが破損される恐れがあるので、その外周柵が取り外しができるようなところについては、機械の搬入も許可はできるとは思うのですけれども、その辺は各公区と協議しながら、柔軟な対応をしているところであります。
質問 3番 内山美穂子
そうですか。それはよかったと思います。いろいろなケースが考えられると思います。周辺環境も地域によって、いろいろ違いますので、全て一くくりに考えるのではなく、ケース・バイ・ケースで対応していただきたいなと思ったところから、質問をさせていただきました。もちろん刑法や都市公園法の趣旨は理解しておりますが、その上で、地域の実情に応じて、私としては、実行主体を、例えば住民ボランティアなどに限定するとかにすると、公園に除雪機での雪入れを可能とすることはできるのかと思ったのですけれども、柔軟な対応にしていきますとの答えがありましたので、それ以上、言うことがなくなりました。今後、地域によって実情が本当に違ってきますので、排雪場所で困っているボランティア団体もおりますので、そうしたところに関しては、公園全てが柵とかガードパイプを外せるということにはならないと思いますけれども、ケース・バイ・ケースで対応していただければと思います。次の質問です。質問が長くなると思うのですけれども、質問させていただきます。いろいろと苦情があると思いまして、この苦情も早期に対応しなければならない事例もありますが、町が全てを解決できるものではないと理解しています。ただ、苦情処理や目先の対応には、かなりの労力を必要とされると思いますし、根本的な解決にもならないと思います。根本的な解決が容易に進まない中で、対応に追われることを極力少なくするために、いま一度、町民理解、納得度を高めて、みんなで考えていく姿勢が大切だと思います。今回の広報紙には、除雪費用が町民1人当たり1万 5,000 円かかっていますと載っています。総額約4億円を町民1人当たりの経費で示すことは、町民により分かりやすく示したということは分かりますが、それではこの水準は多いのか少ないのか、また、これまでと比べてどうなっているのかなど、皆さんに理解していただくためには、まだ不十分なところがあるのではないかと思います。私が調べたところによりますと、一部を除いて、昨シーズンですが、札幌市は1万 1,000 円、帯広市 4,000 円、音更町1万円、芽室町 7,000 円、旭川市、岩見沢市1万 7,000 円となっております。ちょっと違っているかもしれませんが、単純に比較するものではありませんが、これだけを見ますと、幕別町の降雪量も踏まえると、降雪に比較的予算はかけているようには映ります。広報の記事では、ご答弁で説明があったように、例年より内容を増やしているとのことでした。しかし、住民のマナーがまだ改善されていないということもあり、お願いの要素が目立って、町民に理解していただくには、十分とは言えないのではないかと思います。多くの人に理解してもらうためには、分かりやすく丁寧な情報発信が求められています。好事例が、岩見沢市で毎年発行している「冬のくらしのガイドブック」です。これは除雪体制、積雪や経費の状況、市の除雪弱者への支援体制、地域との協働支援事業、社協の事業、こうしたことが一目で分かるようになっており、18 ページにわたって除雪に関わる情報を載せています。帯広市も市の除雪対策について、少しでも苦情を減らして住民理解を得るため、毎年除雪実施計画をホームページなどで公表しています。今年は 20 ページになっていますが、この内容を各地域の町内会関係者が共有できる情報交換の場も設けています。加えて帯広市では、公式 LINE のメニューにも除雪情報として3つの項目、除雪、出動状況、問合せ先、支援体制など市民が知りたい情報がすぐに見られるようになっています。公式 LINE の有効活用については、委員会の場でも幕別町もしっかり取り組んでいただきたいとお伝えをしています。ぜひ取り組んでいただくことを求めます。また、町民の理解を得るための今後の方策について考えていること、検討中のことがありましたら、お示し願います。
答弁 土木課長 香田裕一
除雪に関する情報の発信方法ですけれども、本町におきましては、先ほど町長が答弁したとおり、広報 12 月号で見開き2ページで掲載しております。それと、あとホームページ、それと近年は SNS で一斉除雪が入るときには、お知らせをしているところであります。ただ、帯広市さんとかの実施計画書とかは参考にはしているのですけれども、本町においては除雪計画書というものを策定しているのですけれども、それは業者と町との間の確認事項ということの内容でしたので、今後はそれを拡充して、町民の皆さんにも分かりやすいような発信方法を検討してまいりたいと思います。
質問 3番 内山美穂子
行政の力だけでも限界はあると思います。このためには、地域の皆さんの理解、さらには積極的な関わりが重要と考えます。そこでまた、事例を紹介させていただきたいのですけれども、札幌市の冬みち地域連携事業ですが、主に町内会を対象とした地域懇談会を、平成 27 年度から実施しております。ここではエリアマップを使って、参加者から、地域の冬期道路の課題を聞いて、お互いの事情を確認し合った上で、地域住民、事業者、行政の三者が話し合います。三者が課題の解決策を模索することで、よりよい冬期環境をつくろうというものです。ここでは、予算の範囲という制約の中で、話合いから生まれた実現可能なアイデアを、できるところから実行し、地域の特性に応じた除排雪を、三者の役割分担の下に協力し合って行うことが注目されます。私はこれこそが、協働のまちづくりと言えるのではないかと思います。本町においても、このような懇談会を開催しながら、自助、公助、共助が機能するような幕別方式ともいえるような持続可能な体制を実現することが望まれます。ぜひ対話を重視したこの取組に、取り組んでいただきたいと思います。いかがでしょうか。
答弁 町長 飯田晴義
今、お聞きして、これは除雪のことを言っているのか、いわゆる福祉的な除雪のことを言っているのか、ちょっとよく分からなかったのでありますけれども、除雪については、今の除雪体制を維持していくことを、まず第一に考えていきたいと思います。そして、1次除雪、2次除雪、3次除雪と、不足する部分、幅員の確保等については、一旦、雪がやんでからの除雪としてやっていかなければならない。ただ、問題は、今一番住民の方から言われているのは、かき分け除雪によって、庭先というか玄関先というか、道路の歩道部分だと思いますが、ここに重たい雪を置いていくと、これが一番の苦情で、これは私自身も除雪をやりますので、非常につらいなと思います。ここをいかに空けてあげるのかということが、大切だというふうに思っています。もう次の質問になってしまいますけれども、やはり住んでいる方が孤立しないように、玄関口から道路までの通路をしっかり空けてあげるということ、そこが一番、私は住民の皆さんにとって、今必要とされていることなのかなというふうに思っています。ですから、今の除雪については、今のレベルを維持していく。プラス協働のまちづくりということになれば、本当に庭先の部分を、どうやって共助、公助の手を差し伸べるかということは、非常に大切になっておりますので、ここは、今年はちょっと間に合わないのでありますけれども、来年度、社会福祉協議会の就労センターの除雪を柱としながら、そこに協働のまちづくりの交付金を生かした地域でのボランティアと、それでは足りないと思いますので、プラス業者にいかにそこを手伝っていただけるのかと、そういう中で、自助、共助、公助というものを組み合わせた中で、それぞれが役割分担をして、住んでいる方が不自由をしないような、そういった除雪の在り方を、検討していきたいというふうに思っております。
質問 3番 内山美穂子
間口除雪につきましては、そのことで詳しく触れたいと思っていたのですけれども、私がここで質問をしたのは、苦情もそういった間口除雪は多いのかもしれませんが、地域ごとにいろいろな細かい困難事があるのです。それは地域によって違うと思うので、そうしたことを町民との対話の中で、それぞれ一番いい方法、最適な方法でやっていけることを模索してほしいという意味で、質問をさせていただきました。間口につきましては、もうちょっとしたら触れます。協働のまちづくり支援事業については、ご答弁にもありましたが、今シーズンから雪かき支援を見直されたということで、公区に限っていたものを、ボランティア団体も加えたということで、それはそれで拡充されてよかったとは思いますが、ここで確認なのですけれども、このボランティア団体の要件として、社協の地域除雪サポートを実施しているということとしています。雪かき支援をした場合、両方の事業から支援を受けられるということで、理解してよろしいでしょうか。
答弁 住民課長 本間淳(住民課長は2024年3月まで)
まずは、これまでの社会福祉協議会の助成事業につきましては、趣旨としては燃料費相当部分ということであります。協働のまちづくり支援事業につきましては、作業をされた方に対する謝礼的な意味合いということで整理をしておりますので、1回の作業について、それぞれ申請していただくことは可能です。
質問 3番 内山美穂子
しっかり周知していただきたいと思います。除雪事業を個別に見ていきます。除雪機械に関わってですが、貸出しについては、社協でもう既に貸出しを行っている一方で、協働のまちづくり支援事業の中の、除雪機械導入事業は、過去に1件しか使われたことがありません。この除雪機械導入事業をどう評価しているのか、お聞きます。
答弁 住民課長 本間淳(住民課長は2024年3月まで)
除雪機械の購入についてでありますけれども、こちらにつきましては、過去3年も実績がないということであります。どういった経緯で、この事業の利用がされていないかという部分については、今後もいろいろな声をお聞きしなければいけないのですけれども、恐らくは、保管場所でありますとか、あとは実際にそういった機械を操縦して除雪をされる方の手が足りないという、いろいろな条件があると思いますので、そのことにつきましては、今後、協働のまちづくり検討委員会であったり、あとは公区長の皆さんからの声をお聞きしながら、よりよい制度となるように研究してまいりたいと思います。
質問 3番 内山美穂子
ぜひ、よりよい制度となるように、検討していただきたいと思います。付け加えて言いますと、今現在、4つのメニューがあるのですけれども、例えば公区で土地を借りている場合、安全対策として、ネットや柵等が必要になった場合、その購入費用を充てるという、そういうような要望がもしあれば、そういうものもメニューに入れていただきたいと思います。まずはニーズを把握して、どのような支援が必要とされているのか、見直していただきたいと思います。除雪は防災と同時に自助、共助、公助が基本とされています。これまで地域が主体となって行ってきたものが、煮詰まってきている状況もあります。また、コロナ禍が追い打ちをかけ、地域のコミュニティ、連帯意識は、揺らぎ始めているように感じます。自助のみならず共助も難しくなりつつあり、このままの制度では対応できないこともあるのではないでしょうか。こうしたことを踏まえ、次に、高齢者就労センターの除雪サービスについて伺います。私の下には、条件に当てはまっているのに、新たに申し込むことができないという声が寄せられています。改めて、この事業の目的と協力員の人数についてお聞きしたいと思います。
答弁 福祉課長 亀田貴仁(福祉課長は2023年12月まで)
高齢者就労センター事業の目的であります。この目的につきましては、高齢者の方の生きがいづくりの部分と、あとは健康増進というものが一つの目的となっていまして、その上で社会貢献を行うというのが、この事業であります。会員の人数ですけれども、今現在 119 人が会員として登録されているというふうにお聞きしております。そして、除雪に関しましては、令和4年度は除雪会員 28 人というふうにお聞きしております。以上です。
質問 3番 内山美穂子
高齢者就労センターの除雪サービスは、今、お話にありましたように、高齢者の就業と、それによる様々な低廉なサービスの提供ということにあります。あくまでも除雪サービスも就労センターのメニューの一つであり、その担い手も不足しているということであります。こうしたことを柱にというお話がありましたが、間口に関して、間口の処理は住民の負担によることが原則というふうにされています。ただ、高齢化社会における住民の実情を踏まえると、この課題解決をメインに掲げた何らかの新しい支援策を検討する時期に来ているのではないかと思います。私は、この間口除雪について、ほかの自治体の事例を少し調べてまいりました。札幌市は、福祉除雪として社協の事業に位置付けられてはおりますが、間口除雪を行うのは、地域協力員という方々で、個人、ボランティア団体、NPO、福祉施設、学校、企業、どなたでも可能となっています。ワンシーズンで、1世帯当たり2万 1,000 円の活動費が支払われます。需要は年々高まって、中には1人で 10世帯以上受け持つ方もいるとお聞きしています。このように、除雪の担い手を、高齢者に限定しないで広く募るということは、制度の持続性担保にとても重要であり、まちづくりを町民全ての参加によって進めていくという観点からも、大変有効ではないかと考えます。また、音更町は音更町除雪サービスとして、町が事業者に委託しております。対象者は 70 歳以上の除雪困難世帯で、家族や地域の協力を得られない非課税世帯などであり、現在、対象者は 45 人程度ということです。除雪方法は、札幌の福祉除雪とほぼ同様だとお聞きしておりますが、必要に応じた公平な仕組みとして運用できる点においても、制度への理解を高める、信頼を高めることにつながると思います。幕別町も、高齢者就労センターの除雪サポートが柱ということでしたが、それだけでは、持続性に問題があるのではないかと思います。新たな支援制度、こうしたことを参考に組み立てていっていただきたいと思います。そっくりそのままというのではなく、幕別町の実情に合わせた形が求められると思いますが、ぜひ、前向きに検討していただきたいと思います。
答弁 町長 飯田晴義
今、札幌市、音更町の事例を紹介していただきましたけれども、それぞれ特性を生かした除雪の方法をしているのだなというふうに、今、聞いて思いました。というのは、札幌はやはり若い方がいる、学生を中心にたくさんいるのです。ですから、そこの活用というのは、大学は道科大だとか、札幌大だとか、国際大とか、かなりの学生が参加している。そのような実情もお聞きしているわけで、それを我が町に当てはめると、どこにいるんだいという話になりますので、これは帯広でも畜大周辺なら、それは可能なのかなと思います。音更も、大谷短大の女性が主でしょうけれども、そういう協力も得られるのかなというふうに思います。音更の業者委託という話がありましたけれども、今、本当に町道除雪と公共施設の除雪で、目いっぱいのところにきている中で、さらに業者に頼むというのは、かなり難しい状況にあります。そういう中で、今年については緊急避難的に、幕別建設業協会の会長にお願いをして、最後の手段で、大雪が降ったときに、間口を空けていただくということをお願いして、了解を得た、協力していただけるということになりました。ただ、これは急場しのぎの話になりますので、来年度は、もう少しきちっとした形の組立てが必要だと、これは十分に認識しております。そういう中においても、答弁でお答えしたように、まず社協の就労センターが柱になっていただく。この場合は、今はニーズに応じた除雪をしているのです。そうなると、ある人は通路だけでいいよという人もいる。庭の全部空いているところを全部やってくださいという人もいるわけでありまして、そこをまずは整理しなければ、生活していくために必要な部分のみに限ってやっていけば、そこで働いている方にも、そんなに肉体的には苦痛にならないし、多分、時間的にもっともっと今の倍とか3倍とかできるわけですから、そこをまず社協とお話合いをさせていただいて、そしてそれを補完するものとして、協働のまちづくりのボランティアに協力をいただく。そして、最後の最後に、どうしてもその手間が足りないとなったときに、建設業協会のほうに業者委託という形で、どこまでやっていただけるのかは分かりませんけれども、そういう社協を柱としてのボランティア、地域のボランティア、そして最後は業者という形の中で、手間を確保していければなというふうに思っています。これは来年度の話でありますので、しっかりとこれから協議を進めてまいりたいというふうに思います。
質問 3番 内山美穂子
本当に困っている人、助けを求めている人がいますので、そうした人たちに適切な支援がつながるように、持続可能な体制を講じていただきたいと思います。次に行きます。「生ごみの堆肥化への具体的な対策は」なのですけれども、現在、化学肥料や飼料の高騰を受けて、有機資源の地域内循環が見直されています。こうした地域内の有機資源を活用するといった観点も含めて、生ごみについてお聞きしたかったのですけれども、時間が迫っているので、これに関しては、積極的に脱炭素を進める観点からも、生ごみ減量化のための町民を巻き込んだ啓発と対策を行っていただきたいと思います。以前、コンポストの事業を行っていたのですけれども、今は普及が図られたということで、一旦、そういうことはしていないのですけれども、そういったことの見直しだとか、具体的な他の施策も考えていただきたいと思います。2つ目なのですけれども、高齢者就労センターの落ち葉なのですけれども、現在、脱炭素社会に向けて、幕別町の計画も策定中であり、省エネ、再生可能エネルギーの最大限の活用を目標として進めています。しかし、先行地域は何年も前から時間をかけて取り組んでいる一方で、受入れ態勢など、環境整備などの大きな課題もあり、どこの自治体もできるかといったら、道のりは大変厳しいと思っています。計画の策定過程ではありますが、同時に 2050 年、2030 年に向けて、取り組まなければならない課題も現在進行しています。そこで足元を見ていただきたいというので、落ち葉の堆肥化に関わってお聞きします。これは、本町の基幹産業が農業であるという観点からも、重要であると考えております。社協の堆肥作り、大変好評で、住民の需要に応え切れていないという現状で、また秋にたくさんの落ち葉を可燃ごみとして出している人から、堆肥にできるのに燃やしてもったいないという声も寄せられています。全体から見ると、量は少ないかもしれませんが、確実に CO₂削減になりますし、資源の地域内循環にもなります。そして意識を育んで、環境への思考を深める意味で、何よりも町民に身近な取り組みであると思います。そこで、町が社協と連携して、より多くの堆肥を提供できる仕組みを検討してまいりたいということだったのですが、改めてお聞きします。
答弁 町長 飯田晴義
就労センターでやられているこの堆肥作りについては、住民の方から非常に喜ばれて、それは安いということと、非常に良質のものだということだと思います。ただ、この事業をどこがやるんだという話になって、社協がこの事業に対する心意気といいますか、本当に本腰を入れてやる気があるかどうかというところを、これはやはり確認した上で、ではどこの場所で、どういう方法でやっていくのかということを詰めなければならない。これは、町でやるということは全く考えていませんので、ただ、支援はできるかもしれません。それはどういう方向でやっていくかという内容によって、支援はできるかもしれませんけれども、まず社協が、この事業を考えているのか、どう組み立てていくのかということを、はっきりとお聞きした上で、我々の提言も含めて、この事業の在り方については、検討していかなければならないなというふうに思います。
質問 3番 内山美穂子
町としてではなく、社協と一緒に連携するような形でということでありましたけれども、今、脱炭素社会に向けて、いろいろと動いているわけなのですけれども、目的が脱炭素計画とかではなく、やはり地域活性化というか、そのことによって地域が活性化しなければならないという側面もあるのではないかと思います。町長が将来のまちづくりに向けていろいろと思いというか、そうした姿勢を示していただきたいというふうに思います。以上です。