みんなの議会

幕別町議会 令和3年第3回定例会 2021年9月8日

厚労省が発表した「乳幼児等に係る医療費の援助について

2021年9月8日、幕別町議会の一般質問で、酒井はやみ議員が「厚労省が発表した「乳幼児等に係る医療費の援助について」質問し、町長 飯田晴義、住民生活課長 谷口英将が答弁しました。

質問者
酒井はやみ 議員
答弁者
町長 飯田晴義、住民生活課長 谷口英将

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 9番 酒井はやみ

通告に従いまして、質問します。1、子どもの医療費 18 歳まで無料に。厚労省が発表した「乳幼児等に係る医療費の援助についての調査」の結果によると、2019 年4月現在、中学卒業まで医療費を助成している市区町村は、外来、入院とも9割超まで広がっています。18歳年度末まで助成する市区町村は、2015 年4月時点では通院・入院とも 16%程度でしたが、現在4割に達しています。一部自己負担や所得制限を設ける自治体も減っており、全ての子どもに必要な医療をという世論と運動で、無料化拡充が進んでいます。十勝では、18 町村中 10 町村が 18 歳年度末まで助成、全国的には、愛知県東海市や豊田市、春日井市などで、昨年度から 24 歳以下の大学生まで入院無料になるなど、流れはさらに広がりつつあります。幕別町では、2015 年 10 月から中学卒業まで無料となり、「幕別町に移住する決め手になった」「躊躇なく病院に連れていけるようになってありがたい」など、子育て世代をはじめ町民から歓迎されています。医療費助成が子育てを大きく支えることが実感されているだけに、助成年齢の引上げを求める声はますます強くなっています。とりわけ切実なのは、ぜんそくやアレルギー、精神疾患など、継続した医療を必要とする子どもたちです。保護者からは「高校生になって医療費の負担がずっしりと生活にのしかかる。病気とお金の二重の不安でつらい」などの声が寄せられています。加えて、子どもの貧困の深刻化、コロナ禍での収入減の影響が、子どもたちの心身の健康を脅かしています。今こそ、全ての子どもたちに必要な医療を保障することが求められていると考えます。子育てに大きな希望のメッセージとなる医療費助成の拡充について、以下の点を伺います。①子どもの医療費助成の拡充に向けて検討を開始するべきだと考えるが、町の認識は。②18 歳年度末まで医療費助成を実施した場合に、必要となる予算は。③国に対して、子どもの医療費助成制度の創設を求める考えは。2、高い国保税の軽減対策を。コロナ禍で深刻な影響を受けている事業者にとって、ただでさえ高い国保税が、ますます重くのしかかっています。事業収入等が前年より減少した世帯を対象に減免制度が創設され、来年度からは子どもの均等割軽減がスタートします。しかし、「既に収入が減っていた昨年との比較では減免対象にならない」「子どもの均等割自体廃止を」の声も聞かれます。国保税が、より事業主の実態に即した公平な内容となるよう、減免制度の充実が必要と考え、以下の点を伺います。①コロナ禍での収入減に対する国保の減免制度の活用状況は。また、制度を充実する考えは。②子どもの均等割軽減の前倒し実施と減免拡充を。

答弁 町長 飯田晴義

酒井議員のご質問にお答えいたします。はじめに、「子どもの医療費 18 歳まで無料に」についてであります。子どもの医療費助成につきましては、子育て世帯の経済的な負担を軽減し、子どもの保健と福祉の増進を図ることを目的に、現在、多くの自治体で実施されているところであり、本町におきましても、平成 23 年 10 月から小学校卒業までの医療費を無料化し、平成 27 年 10 月からは、助成の対象範囲をさらに中学校卒業までに拡充し、子育て世帯の経済的負担の軽減に取り組んでいるところであります。ご質問の1点目、「子どもの医療費助成の拡充に向けて検討を開始するべきと考えるが、町の認識は」、ご質問の2点目、「18 歳年度末まで医療費助成を実施した場合に、必要となる予算は」と、ご質問の3点目、「国に対して、子ども医療費助成制度の創設を求める考えは」につきましては、関連がありますので、併せて答弁させていただきます。子どもの医療費助成は、経済的支援を通じて、少子化対策や若年世代の定住対策に寄与できる施策として、大変重要であるものと認識しておりますが、一方で、医療費の無料化は、今後の医療技術の進展などにより、将来的な医療費の増加も予想されますことから、助成対象の拡充は慎重に考えなければなりません。前段でも申し上げましたが、本町では、町独自の子育て支援策として、平成 23 年 10 月から小学生までの医療費を無料化し、さらに次代を担う子どもたちの健やかな成長と安心して子どもを育てられるまちづくりを推進する観点から、子育て環境の一層の支援を図るべく、平成 27 年 10 月から所得制限を撤廃するとともに、中学生までの医療費の無料化に取り組んできたところであります。限られた財源の中で、子育て世帯に対する経済的負担の軽減を図るため、制度の安定的な実施に努めているところでありますが、現行の子ども医療費助成における町の一般財源は、平成 30 年度から令和2年度までの3か年の平均で約 7,800 万円となっております。仮に、18 歳年度末まで拡充した場合、過去3か年における国民健康保険被保険者の診療報酬明細書に基づき試算いたしますと、16 歳から 18 歳までの自己負担額の3か年平均が1人当たり約2万 8,000円でありますことから、令和2年度末現在における対象年齢の人数 738 人から福祉医療助成対象者と生活保護受給者を除く 617 人で推計いたしますと、約 1,700 万円の新たな費用の負担が見込まれるところであります。全国においては、医療費助成の対象年齢を拡大する取組が徐々に広がりを見せておりますが、本来、医療費の負担水準が各市町村において格差が生じることは適当ではなく、国の責任において統一した制度を実施するべきであると考えております。このため、次代を担う子ども一人ひとりが、いつどこにいても必要な医療が受けられるよう、子ども医療費助成制度の創設を含めた国による子育て支援策の拡充について、全国町村会等を通じて国に要望しておりますが、町といたしましても、子ども医療費助成を含む子育て支援策のバランスの中で制度の方向性を見極め、限られた財源の中で長期的な見通しを持ち、有効な子育て支援策の選択をしてまいりたいと考えております。次に、「高い国保税の軽減対策を」についてであります。日本における医療保険制度は、誰もが安心して医療を受けることができる世界に誇るべき国民皆保険が最大の特徴であり、その制度の根幹を成しているのが国民健康保険制度であります。しかしながら、医療保険制度においては、現役世代の納める保険税は保険給付の財源としての役割を果たしており、今後、急速な高齢化の進展を背景に社会保障給付費の増加が見込まれる中、現役世代の負担も上昇していくことが予想されます。こうした中、国は、現役世代への給付が少なく、給付は高齢者中心、負担は現役世代中心というこれまでの社会保障の構造を見直し、全ての世代で広く安心を支えていく「全世代対応型の社会保障制度」を構築するため、子どもに係る国民健康保険税の均等割額を減額し、公費で支援する制度の導入等を盛り込んだ健康保険法等の一部を改正したところであります。ご質問の1点目、「コロナ禍での収入減に対する国保の減免制度の活用状況は。また、制度を充実する考えは」についてであります。町では、国の財政支援措置に基づき、新型コロナウイルス感染症に罹患し重篤な傷病を負った方や、国や北海道の要請により事業等の休止を余儀なくされ、収入の減少により国民健康保険税の支払いが困難となった方に対して、対象となる期間を特定して、遡及して国民健康保険税を減免することができるとする特例措置を設けるため、令和2年第2回町議会定例会において、幕別町国民健康保険税条例の一部を改正いたしました。また、本年度につきましても、令和3年4月1日から令和4年3月 31 日までの間に納期限がある令和3年度分の国民健康保険税の減免を行った場合、減免に要する費用を財政支援の対象とすることが国から示されましたことから、減免の対象期間を延長するべく、本年5月に同条例の一部を改正したところであります。新型コロナウイルス感染症の影響に伴う国民健康保険税の減免実績につきましては、令和元年度分が5件、減免金額が8万円、令和2年度分は 37 件、612 万 8,300 円となっており、令和3年度分につきましては、8月末現在において、5件、57 万 7,400 円の減免を決定いたしております。町における新型コロナウイルス感染症の影響に伴う国民健康保険税の減免は、国の財政支援措置の基準に合わせて実施しているところでありますが、町の独自基準による減免の実施は、国からの財政支援を受けることができず、結果的に他の被保険者の負担となってしまうなど、税負担の公平性を欠くことにつながることから、今後におきましても、引き続き、国の財政支援措置の基準に合わせて実施してまいりたいと考えております。ご質問の2点目、「子どもの均等割軽減の前倒し実施と減免拡充を」についてであります。国民健康保険税の標準賦課総額につきましては、地方税法に基づき、世帯の被保険者に乗じて税額を算出する均等割と1世帯当たりの税額を算出する平等割を応益負担とし、また、世帯の被保険者の所得に応じて税額を算出する所得割を応能負担として、この応益負担と応能負担の原則に従い、被保険者に対し負担を求めているところであります。国においては、平成 27 年5月の国民健康保険法の改正に対する国会の附帯決議で「子どもに係る均等割保険税の軽減措置について、地方からの提案も踏まえ、引き続き議論すること」とされたことを受け、本年6月に成立した「全世代対応型の社会保障制度を構築するための健康保険法等の一部を改正する法律」において、令和4年4月1日から少子化対策の一環として、未就学児に係る均等割の課税額を5割軽減することとしたものであります。子どもの均等割軽減の前倒しの実施につきましては、税負担の公平性の観点から、町単独による軽減の実施は考えておりませんが、軽減の拡充につきましては、本年7月に全国町村会が、国に対し、国の負担割合の引上げと軽減対象範囲の拡大について要望を行っておりますことから、町といたしましては、その動向を注視してまいりたいと考えております。以上で、酒井議員のご質問への答弁とさせていただきます。

再質問 9番 酒井はやみ

それでは再質問いたします。最初に医療費助成についての答弁の内容で確認させていただきたいのですが、最後に言われた「町といたしましても、子どもの医療費助成を含む子育て支援策のバランスの中で制度の方向性を見極め、限られた財源の中で長期的な見通しを持ち、有効な子育て支援策の選択をしてまいりたいと考えております」という内容ですが、これは国の制度創設待ちにせずに、町が必要とした段階で町として助成年齢の引上げに踏み切ることもあり得るという理解でよかったでしょうか。

答弁 町長 飯田晴義

子育て支援策、本当様々やらせていただいてきております。私が町長に就任した平成 27 年から、本当毎年のように何か新しいメニューを作って実施をさせていただきました。ですから、この医療費が一つの目玉になることは、これ間違いない。平成 27 年 10 月に早速まずは中学生まで拡大しましたので、それもありますし、様々なハードの面もやってまいりました。そういう様々な支援策の中での選択肢の一つとして考えられるけれども、それは状況次第でありますので、やらないともやるとも言っていなくて、これは総体の中で判断しなければならないということでこういうふうに答弁させていただいたところであります。

再質問 9番 酒井はやみ

国のほうは、住民運動や自治体からの働きかけでようやく動くという状況がありますので、国を動かすためにも自治体から積極的な動きを起こしていくという、そういう姿勢で医療費助成についても拡充の検討に臨んでいただきたいなというふうに感じています。それでは、ちょっと質問の内容に移っていきます。18 歳までの無料化について、優先して検討を開始するべきだなというふうに私は考えているのですが、その幾つかの理由について町の考えを伺っていきたいと思います。1つ目の理由ですが、このコロナ感染拡大の影響が長引く中で、必要な医療を受けられない子どもたちが生まれているのではないかという点です。経済の落ち込みや雇用、経営の悪化が家計を直撃しています。低所得者層や特に女性の非正規労働者は、最も厳しい状況に置かれており、ひとり親世帯の生活困窮や子どもの貧困化が深刻化していることが政府の分析でも明らかにされています。今、町で医療費の助成を受けていない高校生の年齢の 619 人の子どもたちの中にも、ひとり親家庭や家計が急変した子どもたちがいると考えられます。子どもの健康と生活費を、てんびんにかけなければいけないような状況にはさせてはいけないなと感じます。この7月から福岡市が子どもの医療費の助成を拡充していますが、その理由として新型コロナウイルス感染拡大の影響で経済的な理由で医療を受けられない子どもたちがいるというふうに見て、こうした家庭を支援するということで実施を始めています。生活苦や将来不安が広がるこのコロナ禍で、逼迫している家庭に、何があっても子どもたちの命は守るというメッセージを町が送り続ける意義は今とりわけ大きいと感じます。町としてこうしたメッセージを子どもたちに、ぜひ送ってもらいたいと思います。せめて医療費だけでも助成をという声に応えていただきたいと感じますが、この点について町の考えはいかがでしょうか。

答弁 町長 飯田晴義

コロナ禍において静岡市が新たに拡充したというお話を聞かせていただけましたけれども、そういうことも一つの手であるなと思います。ただ、今コロナ禍だから助成をしたいけれども、ではコロナが収まったら、それやめるとなかなか私は行政としてはできないわけで、やるからには相当な覚悟を持って、将来負担を考えながら実施しなければならないということがあって、非常に聞かされてびっくりしたわけでありますけれども、このコロナ禍においては、様々な町民の方が苦労されている。特に事業をやられている方が一番私は苦労しているというふうに、そう感じていまして、これまで第3弾事業者応援事業をやってきましたし、また無利子融資などについても支援をさせていただいているわけでありまして、そこにはやはり事業者を守っていくことが、そこに働く雇用を守る。その雇用を守ることがその人たちの生活を守るという、言ってみれば三段論法みたいな考え方の中でやらせていただいております。それと、ひとり親の話も出ましたけど、既存の制度を利用できる方は、それをやっぱりしっかり利用してもらいたいし、例えば国保税の減免なんかもそうですが、減免対象になる方は、そこをしっかり利用してもらう。あるいは国からの支援制度などもありますから、それを利用してもらった中で、町として何を選択していくかということで考えきたわけでありまして、現時点においては、医療費の助成、メッセージは大変大切なことかと思いますけれども、そこには至っていないなというふうに思っております。

再質問 9番 酒井はやみ

朝日新聞デジタルが、昨年6月に行ったアンケート結果があるのですが、そこでは 657 人が回答し、子育て世代対象なのですけれども、そのうち 49.8%の人が収入が減ったというふうに回答しています。内容で衝撃的だったのは、もともと所得が低かった人ほど減収幅が大きく、生活が急激に悪化しているという点です。子育て中の年収 400 万円以下の世帯をまとめてみると、減収したという人が7割、年収 200 万円未満の世帯になると、3割の世帯で収入が5割以上減っていました。一方、年収 600 万円以上の世帯は約6割が変わらない、むしろ増えたと回答し、5割以上収入が減ったと回答したのは 2.5%だけでした。公的な支援として、先ほどもいろいろと紹介されたように、様々な支援制度とか、コロナ禍での貸付けなどありますが、そうした制度は期間は限定され、貸付けも不安定です。低所得者であればあるほど回復にも時間がかかると思います。そして、そもそも戻る先が低所得ということでいいのかということも問われると思います。このコロナで貧困の実態がすごく浮き彫りになったというふうに思いますが、どんな家庭に生まれても子どもたちが安心して生活し、学べる環境、普通に働きながら子育てできる社会にしていかなかればならないというふうに感じます。そうした社会をつくっていく一歩として、医療費の助成の拡充を、本当は国としてなのですが、国を動かすためにも町として検討していただきたいなというふうに思います。2つ目の理由について伺います。経済的な負担が一気に増えると言われる高校生への助成ということになるのですが、そこはやっぱり子育てにとって心強い支援になるということです。様々な施策の恩恵で、義務教育までは何とか家庭の負担は比較的抑えられているのですが、高校生ともなると進学や塾や部活、さらに次の進路への準備金と、負担が一気に増えます。支援のはざまにある年代でもあり、ここへの支援が求められていると思います。2018 年に町が行った子どもの生活実態調査でも、子どもが高校生となると、通学するのにかなりの経済負担があります。子どもが高校生になっても支援の手が欲しいという声が寄せられていました。いろんな支援制度の中でも、医療費無料の年齢引上げをという声は大変大きいわけですが、それはやはり幕別町が先駆けて医療費助成を拡充してきたインパクトが大変大きく、それがどれだけ子育てに安心をもたらし、支えるものであるかが実感されているからだというふうに思います。私も何人もの保護者の方から、医療費の助成が充実しているので、この町を選んだという声をお聞きしましたが、私自身もそういう一人ですし、こういう町ならまだ子育て続けられるかなということで、3人目の出産に踏み切ったという経験もあります。まだ収入がない高校生にも助成拡充をというのは、自然な願いだというふうに感じます。幕別町としていろいろと子育て支援に力を入れてきたのですけれども、中でもやっぱり子どもをちゅうちょなく病院に連れて行けるというのは、大きな安心感につながり、ここでなら産み育てられるというふうな思いにつながると思います。それだけに、ほかの自治体でも助成制度が急速に広がっているのですが、やっぱり負担が増えていく高校生の子育て支援として検討する意義があると考えますが、この点はいかがでしょうか。

答弁 町長 飯田晴義

検討する意義は、私は否定しているわけではありませんので、あると思います。ただ、やっぱり根本の話になってきますと、これは私は地方創生にまで遡るかなと思っています。2014年に増田寛也さんが代表やっていた日本創生会議ですか、ここからの提言を受けて、このままでは半分以上の市町村が消滅可能性の市町村になってしまう。だから、人口を何とか維持していかなければならない。それを受けて内閣のほうで、各市町村が創意工夫をした中でまちづくりしていくことで、そのまま推移すれば 2060 年に 8,600 万になってしまう人口を、何とか1億を確保したいというふうに始まったのが地方創生。私はこの地方創生は全く相入れないわけでありまして、本来であれば、人口を維持するのであれば、しっかりと子育て支援やらなければ駄目だ。これは医療費の助成であったり、教育費の無料化、これをやれば安心して私は多くの方が子どもが産み育てられるのかなというふうに私は感じておりました。今もそうでありますから、そういう中で、国がなかなか動いてくれないところもあって、いかに町としてその制度の隙間を埋められるかということで、平成 27 年の 10 月から中学生のこの無料化をやらせていただきましたし、この間、挙げれば、何か自慢話のようになってしまいますけれども、平成 28 年度は保育所に温かいご飯を提供するようにしました。29 年には中学生の修学旅行の助成をやらせていただきましたし、子育て支援という意味では、まくはぐハンドブックを新たに更新もいたしました。また、30 年には保育所、幼稚園のエアコンの整備をしましたし、令和元年にはデイサービス型の拡充をした。さらに令和2年においては、マイホーム応援事業の子ども3人目の人方に 20 万円を 30 万円にしただとか、なるべく若い世代に幕別町に入ってきて子育てをしてほしいと。そういう環境づくりとして、マイホーム応援事業も拡充しましたし、さらには学童保育、小中学校のエアコン整備も、これで言ってみれば、小さい子どもたちの教育環境、保育環境の整備は全て終わったということになりまして、かなりこうやってきた中で、一番はじめに医療費の助成に取り組んだわけでありまして、やはりやるということは、それなりにお金がその後かかってくるわけで、今後、子育て支援の中で何が必要なのかということについては、スクラップアンドビルドということも当然考えながら考えていかなければならない。そういう中での一つの課題であることは認識しておりますけれども、一番はじめに申し上げたように、基本はやっぱり国がやるべきだと。市町村によって受けられる医療というか、医療費の負担が異なるというのはやはりおかしい。これは私は国がやるべきことであって、コロナ対策の中で今必要とするならば、しっかりそれをお金を、予備費を使ってでも、緊急的にやるべきであろうというふうに思っております。

再質問 9番 酒井はやみ

幕別町がこの間、本当に多彩にいろんな支援を検討して、実現させてきているということは、私は大変恩恵も受けていて実感しているところです。それなのに、なぜこんなに大変なのかなというのが、まだ本当に疑問に思うところですが、それは国の、政治の流れの影響をやっぱり大きく受ける世代でもあるからだというふうにも感じております。医療費の拡充を求める理由の3点目に移ります。3つ目の理由は、ぜんそくやアレルギーなど慢性的な病気を持つ子どもたちを支えるのは、この制度しかないという点です。先日お話を伺った保護者の方は、4月にお子さんが高校に入学したということでしたが、入学準備で 30 万円ほどかかり、その上、医療費の負担も始まって大変だと、顔をゆがめておられました。お子さんは、アレルギーがあって定期的に耳鼻科に通っているそうですが、さらに心療内科にも通っているということでした。複数の疾患があるために、医療費が、しかも定期的にずっしりかかる。高校生まで無料にしてほしいと話されていました。町が行った生活実態調査に寄せられた声の中にも、医療費がとても助かっているので継続してほしい、子どもに持病がありこの先も通院や薬が必要なので、無料の期間が延びるとさらにありがたいという声がありました。ぜんそくやアレルギー性鼻炎、アトピー性皮膚炎などの持病を持ったお子さんは、国の小児慢性特定疾患の医療助成の対象になりません。しかし、軽いといえども、例えばぜんそくの子どもを持つ保護者の方は、レントゲンの負担が重いというふうに言われますし、先ほどの方のように複数疾患があるというケースもあります。また、別の保護者の方は、体質が似ているのか、兄弟がそろって共通して鼻炎とぜんそくを持っているということで、定期的な受診が下の子まで続き、負担もその分膨らむというふうに言われていました。その方は、高校生にもなると、本人が少しなら大丈夫だよというので、ちょっとならと我慢させてしまうこともあって、胸が痛むと。小さな子どもよりは、病院の回数は少ないかもしれないけれども、お金のことを気にせず病院に連れていけるとすごくありがたいというふうに話しておられました。医療費助成の拡充の重要な役割は、慢性的な病気に苦しむ子どもたちを支援することにあると思います。通常の風邪やけがは、成長とともに減って、そういう方にはありがたみを感じることはあんまり多くないかもしれませんが、こうした病気を持っている子どもたちや継続的に治療が必要な子どもたちにとってみれば、この制度が非常に大きな意味を持つというふうに考えます。答弁の中で、1人当たり年間2万 8,000 円の自己負担を、今、してもらっている状況にあるということでしたが、それもきっと個人で差があるのかなというふうに、保護者の皆さんの声を聞いて思いました。こうした子どもたちの実態や保護者からの要求など、町でつかんでいることがあればお聞きしたいと思います。また、こうした子どもたちの支えになるという点について、町の認識を伺います。

答弁 住民生活課長 谷口英将

後段のご質問にありました住民の皆さまから、そういったぜんそくですとか、そういった医療費に関するニーズ、声を聞いているかということなのですけれども、その件に関しましては、具体的に今我々の担当のところまでは、具体的な声としてはまだ伺っていない状況であります。

再質問 9番 酒井はやみ

分かりました。そうした子どもたちの支えに、医療費助成の拡充がなるという考える点について町の認識はいかがですか。

答弁 町長 飯田晴義

支えになっていただいているのであれば、ありがたいなというふうに思っています。

再質問 9番 酒井はやみ

高校生まで拡充することで、そうした疾患で、きっと今1人当たりに高校生2万 8,000 円の自己負担をしているという話があって、もし助成するとなればそれを町が負担することになるという答弁があったのですけれども、きっと疾患を複数持つお子さんというのは、均等に2万8,000 円ではなくて、きっと傾斜があると思うのですよね。そうした方たちの支援につながるのではないかと。大変な負担ではないかというふうに考えるのですが、いかがですか。

答弁 町長 飯田晴義

ぜんそくであったりアトピーであったり、本当に困っている方は中にはいらっしゃる。でも、それは医療費がかかるという、その大変さはあるというふうに思います。ただ、その人方を救うがために、本当に困っていないって言ったらおかしいですね。そういう困っている方以外も救うことになってしまうわけで、私は本来でいけば、国の制度として、そういう本当に困っている方は、病気を指定して救っていくというのが本来であろうというふうに思っていますので、そこはどのぐらいの対象者がいて、どのぐらい困っているか、その程度も分かりませんので、それは大きなものというかかなりの困窮度にあるのであれば、これは幕別だけではなくて、十勝あるいは全道、全国とそういう中で制度創設に動いていかなければならないのかなというふうに思っておりますが、まずは実態が分からない限りは、ちょっと私は、今この場では答弁については明確な答弁はできないわけであります。

再質問 9番 酒井はやみ

先ほど紹介したような事例もありますので、ちょっとアンテナを張って、こちらもそういう声があったらお伝えするようにしますし、町としてもアンテナを張っていただきたいなというふうに思います。医療費の助成拡充を求める4つ目の理由についてです。コロナ禍が子育ての世代に大きな影響を及ぼしているだけに、町の人口ビジョンにとっても子育て支援をさらに充実させる必要があるのではという点です。国は、2030 年までに合計特殊出生率を 1.8にして、2040 年には 2.07 まで前進させるというふうに描いていますが、実際にはここ5年連続低下し続け、2020 年は 1.34 で前年の 1.36 よりさらに低下をしています。さらに婚姻数も一昨年の 59 万9,000 組から7万組以上減少し、生まれた赤ちゃんの出生数も 84 万人と、前年よりさらに2万人減って、過去最低となったことが話題になりました。今年度はさらにどの数値も下回ることが予想されています。幕別町は合計特殊出生率を 1.55 を目指しています。平成 25 から 29 年の合計特殊出生率は、厚生労働省の人口動態統計資料によりますと 1.41 と、前回5年前の調査結果、1.46 から低下をしています。そこからさらにこのコロナ禍で、全国の動向と同じように数値が下がることが懸念されます。産み育てやすいまちづくりの課題は、医療費助成だけではないと考えますので、私もあらゆる知恵を絞っていきたいと思いますが、その中でも子どもの医療費助成拡大は、子育て世代からも大きな要望として出されている課題です。人口ビジョンからの点からも、無料拡充の意義について検討する価値があると考えますが、どのようにお考えですか。

答弁 町長 飯田晴義

これ人口なるべく減少させないための施策というのはいろいろあるわけで、これ医療費もその一つかもしれませんし、うちは幕別がやっている定住、マイホーム応援事業もそうでありますし、先ほどご紹介した様々な子育て支援もそうでありまして、それは人それぞれ価値観が違いますので、町でやっているここが非常に助かるので行ってみたい、医療費がという人もいるかもしれませんので、そこはあまり総合的になるのは好ましいことではありませんけれども、やはり幕別町の将来のまちづくりの向かう方向性から考えると、なるべく若い世代に入ってきてほしい。そのための魅力ある対策をつくって、それをしっかりとPRしていきたい。そういう姿勢でやってきておりますので、医療費だけが私は切り札になっているとは思いませんので、全体の中で定住、人口減少対策につながるような対策を講じていかなければならないというふうに思っております。

再質問 9番 酒井はやみ

私もいろんな策が必要だというふうには考えています。その中でも、今回、医療費の助成拡充を求める声が大きかったので、その理由というか、検討を進める意義について、考えた点について考えをお伺いしたところでした。本来は国の責任において、統一した制度を実施すべきという町の考えには全く同感です。運動も広がっています。ぜひ町の方向性として、今後も検討を続けていただきたいというふうに考えて、次の質問に移ります。国保の軽減対策をについてです。答弁の中で、コロナの影響を受けたとして、国民健康保険税の減免を実施した件数が紹介されました。令和2年は 37 件あるのですが、令和3年分については8月末で5件だけという数で、ちょっと私の印象では少ないのかなというふうに思いましたが、町のほうとしてはこれ予想どおりというような内容ですか。

答弁 住民生活課長 谷口英将

今現在、8月末現在で、減免を決定されている方は5件ということでありますが、今、実際ご相談を頂いているのが、この5件を含めて全体で 25 件ほど相談を頂いております。この1年間の収入の減を見込まなければならないものですので、今状況を見させてもらって、もう少し減少になった場合は、書類をこれこれこういうふうに出してくださいねということで、いろいろと今やり取りされている方もいらっしゃいますので、今後さらに増えてくるのかなというふうに考えております。

再質問 9番 酒井はやみ

この減免制度については、昨年の同時期と比べて3割減収、売上げ減だとかそういう場合に申請できるということになっていまして、昨年との比較ということでは、もう既にコロナ禍で収入が減っているところと比べて、さらに3割以上減らないと対象にならないということで、ちょっと事業者の方からも、不十分でないかという声も伺ったのですが、そういった声なんかは町のほうではつかんでおられませんか。

答弁 住民生活課長 谷口英将

今、ご質問にあったような内容のご相談はございません。

再質問 9番 酒井はやみ

令和2年度よりも、今回相談含めて 25 件ということですが、昨年の 37 よりもそれでも少ないという点については、そうした制度の内容がちょっと申請に結びついていないというようなことではないのでしょうか。

答弁 住民生活課長 谷口英将

その前のご質問からいいますと、令和2年度中の収入の減に基づいて、令和3年度の保険税を決定させていただいております。コロナの減免に関しましては、令和2年度中の収入に対して、今年度どうなるのだろうかということで決定をするものでありますので、我々は広報、そういった発布時期にもご案内を同封させていただいておりますけれども、各課いろんな町内で関係部署がございますので、そういったところからでも十分に周知をしてまいりたいというふうに考えております。

再質問 9番 酒井はやみ

分かりました。町としては、昨年度との比較での売上げ減、3割減が対象というこの制度の内容については、それではちょっと十分申請の対象にならないということで、こちらでは不自由分ではないかという声が寄せられているのですけれども、町の認識としてはいかがですか。

答弁 町長 飯田晴義

これは国の財源補填措置に基づいてやるというのは原則であります。でないと、それを町が一般財源で補填すると、他の国保以外の方、国保の中で負担するとなると、これは国保の中の他の被保険者が負担をするという、誰かが負担をしなければならないということになりますので、そうなるとやはり税の負担公平の原則からはみ出してしまうということでありますので、ここは国の財源補填がある分に限ってやるということ。それともう一つ、応能割については、前年所得を元に課税をしますので、令和3年度は令和2年の所得に応じて課税をするということになりますから、落ちていますから、もともと担税力に応じた、少なくとも応能割については担税力に応じた課税がなされるというふうに考えております。

再質問 9番 酒井はやみ

分かりました。次の質問に移ります。子どもの均等割軽減についてです。18 歳未満の均等割を免除してほしいというか、する必要があるのではないのかというふうに考えるわけですが、万が一それをした場合に、対象者は何人で、減額の総額が幾らになるのかというのは分かりますでしょうか。

答弁 住民生活課長 谷口英将

18 歳までの対象者ということでありますね。令和3年の当初も含む状況で申し上げますと、18 歳未満の世帯のいる個々の加入者が 347 世帯 632人いらっしゃいます。この方々に対して均等割での金額が 1,500 万円になっております。それの半分ということでありますので、約 800 万円ほどと、750 万円ほどという計算になるのかなというふうに考えております。

再質問 9番 酒井はやみ

分かりました。今、もともと高いと言われている国保税ですが、特に均等割が所得がゼロの世帯にも、所得が減った世帯にも負担が重くのしかかります。赤ちゃんもすぐに均等割の保険税が発生し、子どもが多い家庭ほど税が高くなります。その上で、このコロナ禍ということなのですが、そもそも現在、国保の中の非正規労働者が3割、自営業者が 1.5 割というふうに言われています。年所得 200 万円以下が 80%で、2016 年時点での加入者の平均所得は 138 万円というふうになっています。国保加入者は、このコロナでとりわけ深刻な影響を受けていると考えられ、子どもの均等割の減免は待ったなしの課題だというふうに考えます。ようやく国が来年度から均等割の5割を軽減するということで、一歩前進ではありますが、この軽減の対象は、未就学児までとなっています。それでは十分な子育て支援策とは言えないというふうに思います。コロナ禍の影響が、より深刻だと思われる国保加入者の子育て世帯の支援を進めるために、子どもの均等割の前倒し実施や対象を 18 歳までに広げるということについて、検討するべきだと考えますが、改めて町の考えを伺います。

答弁 町長 飯田晴義

これやはり国がしっかり責任を持ってやっていただくことに尽きるというふうに思っていまして、まずは未就学児、来年4月から均等割については軽減をしていくということでありますけれども、特に小さい子どもを育てている、未就学児以外の小中学生を含めた対象を拡大していく、そして最終的にはさっきの議論ではないですけれども、やはり子育て支援の一環として保護者の負担を少なくしていくということが必要だろうと。段階的に、まずは未就学児から次は小学生だとか小中学生と、そういうことが必要であろうということで、私たちも全国町村会の一員として、国に対して要請をしているところであります。

再質問 9番 酒井はやみ

そうした方向性については、私も同意するところではあります。その時期がいつになるかということは、当事者にとってはとても切迫した事態もあると思いますので、検討が必要かなというふうに思います。2019 年現在で、24 市5町が子どもの均等割の減免を実施しています。町でも検討する材料になればと思い、少し紹介したいと思います。24 市5町のうち、12 自治体が 18 歳までの全ての子どもを対象にしています。それに加えて 14 自治体が 18 歳までの子どもが2人以上いる場合に、2人目から対象としています。所得制限については、23 自治体がなしとしています。人口規模は、旭川のように 33万というところもあれば、100 万人台の仙台市、5万人未満でも7自治体と、人口規模に関係なく実施されていることがうかがえます。減免額の総額が、各自治体の国保の年度当初予算額に対して、どれぐらいの割合に当たるかということでは、最も比率が高いのが福島県白河市の約 0.67%。0.1%以下というところが 18 自治体と多数でした。ちょっと先ほど幾らぐらいということでお答えいただいて、私ちょっと計算がすぐにできないのですが、町としてはどれぐらいなるのかなというふうに思うところです。こうした事例から、幕別町でも子育て世代の国保加入者の負担を少しでも軽くするために、検討の余地があるのではないかなというふうに考えるのですが、ほかの自治体の動向など、紹介した内容については幕別町ではどうかという点についてはいかがでしょうか。

答弁 町長 飯田晴義

子育て世帯といっても、いろんな健康保険が、医療保険があるわけですから、国保だけというのは、なかなか果たせて子育て支援という観点からどうなのかなということは、それ疑義があるわけでありまして、今ご紹介いただきましたけれども、それぞれの町、それぞれの力を入れる具合というのは、いろいろ違うわけでありまして、数としてはご紹介いただいた数はあるのでしょうけれども、そこの政策として、あるいは首長の公約として取り組んでいる。そういう事情もあるかというふうに思いますので、そこはしっかりと状況を見て、それが我が町に当てはまるのかどうなのかということは、しっかりと考えていかなければならないわけでありまして、数としては 29 もあるということは承知いたしました。

再質問 9番 酒井はやみ

確かに国保の均等割減免で、そこだけで子育て支援というのはどうかという点については確かにそうですので、いろんな支援策が併せて必要だというふうに思いますが、そもそも国保はほかの保険に比べると大変高いということと、均等割というちょっとほかの税と、所得に応じてというほかの税の制度と違う形態ということもあって、それで全国の知事会とか市町村会が均等割の廃止に向けて国に要請をしているところだというふうに考えていまして、町としても検討していく意義があるのではないかなというふうに感じています。18 歳までの均等割を軽減すれば、大きな子育て支援、特に大変になっていると考えられる国保加入者の支援につながります。ぜひ均等割軽減を実現する可能性について検討していただくことを期待して、質問を終わります。

出典:幕別町議会 令和3年第3回定例会 2021年9月8日 議事録 PDF(24ページ) 間違いを知らせる