みんなの議会

幕別町議会 令和2年第4回定例会 2020年12月9日

公共施設等の在り方

2020年12月9日、幕別町議会の一般質問で、内山美穂子議員が「公共施設等の在り方」について質問し、町長 飯田晴義、総務課長 佐藤勝博、企画総務部長 山岸伸雄、学校教育課長 宮田哲が答弁しました。

質問者
内山美穂子 議員
答弁者
町長 飯田晴義、総務課長 佐藤勝博、企画総務部長 山岸伸雄、学校教育課長 宮田哲

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 3番 内山美穂子

通告に従いまして、質問させていただきます。公共施設等の在り方と将来を見据えた適正配置に向けて。幕別町はこれまで、公営住宅や小中学校、道路、上下水道など多くの公共施設等を整備してきました。これら公共施設等は生活基盤として、生活の向上に重要な役割を果たしましたが、時代の流れとともに取り巻く環境は、建設当初と大きく変化しています。公共施設等の老朽化や更新問題がクローズアップされる中で、人口減少や少子高齢化の進行等による厳しい財政状況が見込まれ、町は 2017 年に「幕別町公共施設等総合管理計画」を策定しました。計画では既存の施設等を全て改修や更新していくことは困難とし、計画期間において全体としての数値目標を掲げ、総量の縮減、更新費用を圧縮するという方向性を示しました。策定から4年近くが経過し、より詳細な内容を示す個別施設計画の策定に取り組んでいると認識しています。将来世代にわたって持続可能な住民サービスを受けられ安心して暮らせるよう、健全な行財政運営を進めながら、施設等の適正な維持管理、更新の方策や有効活用に取り組んでいただきたいと考えることから、以下について伺います。①総合管理計画で基本方針(数値目標)を定めたが、策定後の進捗状況は。②個別施設管理計画の策定状況は。③今後どのように計画を進めていくのか、推進体制や手法は。以上です。

答弁 町長 飯田晴義

内山議員のご質問にお答えいたします。「公共施設等の在り方と将来を見据えた適正配置に向けて」についてであります。国では、高度成長期以降に集中的に整備されたインフラの老朽化に的確に対応し、国民の安全・安心を確保するための方向性を示すものとして、国や地方公共団体、その他民間企業等が管理するあらゆるインフラを対象に、平成 25 年 11 月に「インフラ長寿命化基本計画」を策定いたしました。本町では、こうした国の動きと歩調を合わせ、中長期的な視点に立って、公共施設等の適正な配置や長寿命化対策を計画的に行うべく、平成 29 年3月に「幕別町公共施設等総合管理計画」を策定したところであります。ご質問の1点目、「公共施設等総合管理計画で基本方針を決めたが、策定後の進捗状況は」についてであります。幕別町公共施設等総合管理計画では、公共施設やインフラ施設の建設時期や施設の耐用年数などを考慮し、平成 28 年度から令和 37 年度までの 40 年間を計画期間とし、当面 20 年間における取組として、その間において2つの数値目標を掲げております。1つ目の目標は、利用の少ない施設等の廃止、施設の複合化及び民間や近隣市町村との連携により公共施設の延べ床面積を 10%縮減すること、2つ目の目標は、施設の長寿命化を基本とし、計画的・効率的な改修による管理運営費用や更新費用の縮減に努め、公共施設の更新費用を 20%圧縮するとともに、受益者負担の適正化などによる財源の確保に努めることとしています。この目標の下、平成 28 年度から令和2年度において、施設の総量の縮減に向けた主な取組として、公共施設については、老朽化した公営住宅の建て替えに当たり、将来的な需要と高齢化の進展に伴う高齢者の入居の増加を見据え、団地単位で 12 戸を減らすとともに、バリアフリーにより整備したところであります。さらに、教職員住宅においては、教職員の生活環境の変化等により恒常的に空き家となり、老朽化が進んでいる 18 戸の解体や物置への用途転用等を行ったところであります。また、インフラ施設については、4本の橋梁の修繕等を実施し、長寿命化によるコストの縮減を図ったものであります。さらに、受益者負担の適正化による財源の確保については、現在、使用料及び減免制度の見直しに着手しており、令和4年度を目途に新たな料金制度等を導入すべく、今後、使用料等審議会で議論していただくこととしております。ご質問の2点目、「個別施設管理計画の策定状況は」と3点目、「今後どのように計画を進めていくのか、推進体制や手法は」については、関連がありますので、併せて答弁させていただきます。個別施設計画は、公共施設等総合管理計画に基づき、個別の施設ごとに老朽化の状況、果たしている役割や機能、利用状況等を踏まえ、施設等の継続利用、建て替え、集約化・複合化、転用、廃止の具体的な対応方針を定めるものであります。本町の公共施設等総合管理計画では、公共施設を「町民文化系施設」「社会教育系施設」「スポーツ・レクリエーション系施設」「産業系施設」「学校教育系施設」「子育て支援施設」「保健・福祉施設」「医療施設」「行政系施設」「公営住宅等」「公園(建築物のみ)」「その他」の 12 の種類に分類し、また、インフラ施設を「道路」「橋梁」「上水道」「下水道」「公園(公園数・面積)」の5種類に分類しており、合計で 17 種類に分類しています。このうち、8つの分類においては、「学校施設長寿命化計画」「公営住宅等長寿命化計画」「公園施設長寿命化計画(建築物含む)」「舗装個別施設計画」「橋梁長寿命化修繕計画」「水道事業ビジョン」及び「下水道ストックマネジメント計画」として個別施設計画を策定済みであります。今後、残り9つの分類に係る個別施設計画を策定する際には、その検討過程において、施設の老朽化の状況や利用実態、将来の人口動態や地域の実情、さらには財政計画等を総合的に勘案するとともに、施設等の統廃合を行う場合においては、地域住民との合意形成に十分配慮し策定していくことが重要であると考えています。また、今後の個別施設計画の推進体制及び手法につきましては、平成 28 年度に導入した建築物保全システムにより、各部署で管理している公共施設の補修・改修履歴、劣化の状況や利用状況等について、情報の一元的管理を図っているところでありますので、公共施設等総合管理計画の推進管理や個別施設計画の策定・見直しをする際の資料として活用を図るとともに、施設の統廃合や改築、改修の必要が生じた際には、総合計画3か年実施計画に計上の上、実施してまいりたいと考えております。以上で、内山議員のご質問への答弁とさせていただきます。

質問 3番 内山美穂子

ご答弁いただきました。公共建物、インフラ系両方含めたお答えでありましたが、策定から時間が経過する中で、現状の認識と今後に向けてのお考えについて、公共建物を中心に3項目全体を通しての質問とさせていただきたいと思います。まず、総合管理計画には、本町の保有する公共施設の1人当たりの面積が 7.59 平米と、北海道の平均の 1.2 倍以上、近隣1市3町平均の 1.4 倍以上とされています。これまでは、ほかの自治体より充実し、町民の暮らしに大変寄与してきた施策であったものが、時代の流れとともに、今は町政課題の一つになっていると認識しています。さらに、木造建築が公共建物全体の約1割になっています。耐用年数を超えているものが相当数あるのではないかと見込まれますが、これは施設を安全に利用していただくといった観点や維持管理などの面からも、しっかりと考えていかなければならない課題だと思っています。そこで、計画策定から4年がたとうとする今現在、耐用年数を超えている公共施設はどのくらいあるのか、全体の何割くらいに当たるのかお示しいただきたいと思います。

答弁 総務課長 佐藤勝博(総務課長は2024年3月まで)

施設の耐用年数を超えている施設ですけれども、全体の7割強と、耐用年数、計画の中にもございますけれども、耐用年数の半分以上超過している施設が全体の7割強ということで、実際に耐用年数を超えている施設の数等については、詳細、ちょっと今資料を持っておりません。

質問 3番 内山美穂子

計画の中には、耐用年数の半分を超えた物として表が載っているのですけれども、実際に耐用年数を超えているものは多く存在していると私は思っています。耐用年数については、あまり現在突然の質問ではっきりとお答えいただけなかったのですけれども、ただ、数字だけでは現状の老朽度、進み具合は把握できないと思いますし、建物の寿命と必ずしも一致するものではないと理解しています。大切なのは、適切な維持管理を継続しているかどうかによって、耐用年数を超えても使用できる。こうした現状を把握することだと思っております。このようなことを含めて施設の状況をデータなどに整理して、これをもとに客観的に評価していくのが、総合管理計画の基本的な考え方でもあります公共施設マネジメントの基本になっていくと思います。個別施設管理計画についてですが、策定するときの入り口となるのが、今お話ししているように施設の現状を把握することであります。ご答弁では、平成 28 年度に導入した建築物保全システムで情報の一元化、所管課でいろいろ補修、改修履歴とか劣化度とか、利用状況について、そういうものを一元化して管理しているというご答弁でありました。実態を把握して、今後に必要なデータをしっかりと押さえた上で検討していくことが極めてこれからは重要になってくると考えます。確認ですが、これについての認識と今後の考え方について伺いたいと思います。

答弁 町長 飯田晴義

今、内山議員からもお話ありましたけれども、建築物保全システムは平成 28 年度に導入をしておりますけれども、これは目視によって、どの程度の傷みがあるか、ひび割れがあったりとか劣化状態があるのかということを個別に、施設ごとに点検をしていくと。その結果がその施設の老朽度合いと、それと利用人数が表に表されるわけでありまして、それがひとつ今後どうしていくか、考える上での判断基準になろうかというふうに思うわけで、老朽化の状況と使用度合いというのは、これやっぱり両方考えなければならないわけでありまして、老朽化も非常に著しい、使用頻度が非常に少ないとなったら、では、これは建て替えをするのか、廃止をするのか、統合するのかとなったときには、どちらかというとなくしていく方向に考えていかなければならないということで、こういったシステムによって一戸一戸、一棟一棟の状況が分かりますので、これを見た中で客観的な判断をして、そしてどうしていくのか、建て替えをするのか、長寿命化するのか、統廃合するのかといったことを判断してまいりたいというふうに思います。

質問 3番 内山美穂子

こうした施設保全管理システムということを平成 28 年から導入しているということで、目視によって所管課が全ての建物を回ったのですよね。こういう情報だけで果たして今後評価、いろんな面で検討していくには十分な情報なのかどうかということで、その辺の認識についてもお聞きしたいと思います。また、これは一元化されているということなのですけれども、どういうふうに一元化されているのか、所管課だけではなくて、いろんなところでどういう形で利用できるようになっているかということもお聞きしたいと思います。

答弁 町長 飯田晴義

建築物保全システム、職員が目視によって状況を把握するということの信頼性についての疑義なのかなというふうに思います。ただ、これ、では専門性を高めればより精度の高い結果が得られますけれども、そこはやはり専門家に頼むとなると、それなりの費用がかかるわけでありますので、まずは第一歩としては職員の目視、中外の目視によって、ほぼ状況というのは分かりますし、建築年もそこには分かっている話でありますから、そういったところがまずは、その施設がどういう状況にあるかということを認識する第一歩であるというふうに思います。その後に、大規模施設の例えば RC などであれば、専門的に見てもらうということも必要なのかというふうに思いますけれども、まずはそこで全体、町にある全体の施設がどういう状況にあるか一戸一戸確認をするということは必要であろうということで、まずこのシステムを使うということであります。それと一元管理というか、それは各担当課が調査をした上で、それは集約されるので、それは平等な目で見れるということでありますので、具体的にはその後、個々の施設についてどう考えるのか、廃止をするのか、建て替えをするのかということは、そこは3か年の実施計画の中で、この事業をどうしていくか、この建物をどうしていくかということは大いに議論ができるわけで、それは私たちも入った中での議論ができますので、そこはまずデータとしては、ひとつ平等な目というか、均衡な目で見たデータを使って、その後はどうしていくかについては、私も含めて判断していくということになります。

質問 3番 内山美穂子

現状は分かりました。データ、これから積み上げて活用できるようなものになっていくと思いますが、必要に応じてさらに調査ということもあり得るのかと思います。どちらにしてもそうした情報というのは、これからは公表するようなことも必要になってくるかと思います。一例ですが、岩見沢市では個別の施設ごとに施設カルテというものを作成して、写真を入れて、構造ですとか床面積ですとか、維持管理費、利用状況などをまとめてホームページで公表しています。そして、計画の策定のときには、進捗状況を把握したり、施設評価に活用しております。また、自治体によっては、公共施設白書といった基礎資料になるものを公表しているところもあります。こうしたものは、町内だけの議論ではなく、今後、町民との合意形成をするときに、非常に重要なたたき台になると思っております。このような施設評価などに活用できるデータは自治体によって様々ですが、またぜひ先進事例などを参考にして取り組んでいただきたいと思いますが、いかがでしょうか。

答弁 町長 飯田晴義

施設ごとのカルテというのは、これ1枚に表せるわけです。そして、それが例えばどういう状況、例えば近隣センターであれば、40 というふうにありますから、その施設がどういう、点々一つ一つが近隣センターを表すのですが、これが利用度が高い、縦軸が利用度が高いか低いか、この横軸が老朽化が進んでいるか進んでいないか、品質を表すものなのでありますけれども、それが一目で 40 の近隣センターが分かるわけでありまして、これはひとつその中でも例えば改修しなければ、もうほとんど廃止することが妥当だろうとなったときに、住民に対して、いや、うちは使っているし必要なのだと言われても、こういうものを見ていただくことによって、全体の 40 の近隣センターの中で、この近隣センターはどういう位置づけにあるということも理解してもらえる一つの材料でありますから、これは大いに住民の皆さんにも示させていただいて、理解をしていただいた上で、その施設の在り方をどうしていくかということは懇切丁寧に説明していきたいなというふうに思います。

質問 3番 内山美穂子

分かりました。町内の公共建物についてですが、公営住宅等が 30.9%。学校教育系施設が 25.6%、これに町民文化系施設 10.7%を加えると、全体の7割近くになり、総合管理計画の実効性を考えると、これらが検討の中心になっていくと思います。まず、公営住宅については、長寿命化計画の中で実施方針が具体的に示されており、先ほどの答弁にもありましたが、総量の縮減に向けて取り組んでいるということでありました。教員住宅については、ご答弁では老朽化が進んでいる 18 戸の解体などを行ったということでありました。この教員住宅に関しての個別計画はどこに位置付けているのかお聞きします。と言いますのも、総合管理計画の施設分類で、公営住宅等の中には教員住宅 80 施設、公営住宅 169 施設というのが入っておりまして、それで今回の学校等長寿命化計画の中には、教員住宅は盛り込まれていないので、いったいどこの中の計画なのかと思いまして、確認させていただきます。

答弁 総務課長 佐藤勝博(総務課長は2024年3月まで)

教員住宅につきましては、計画の中では、公営住宅等長寿命化計画の中で触れております。

質問 3番 内山美穂子

公営住宅等の中に入っているということですね。長寿命化計画の中には入っていないのですけれども。

答弁 企画総務部長 山岸伸雄(企画総務部長は2022年3月まで)

今、課長のほう答弁ちょっと不正確ですので、訂正させていただきますけれども、公営住宅の長寿命化計画の中には入っておりません。ただ、分類の中では、施設分類の中では公営住宅等の中に入っているという意味での答弁でございます。また、教員住宅はそうしたら長寿命化計画を立てているのかという話なのですけれども、それにつきましては、長寿命化計画ではなく、教育委員会の内部の中で、教員住宅適正化計画方針を定めて別個に教員の住居の実際居住状況だとか、そういうことを勘案して定めているということでございます。

質問 3番 内山美穂子

そうしたら、その内部で定めているものには方向性とか、そういったことが書かれているのでしょうか。

答弁 学校教育課長 宮田哲(学校教育課長は2021年3月まで)

教職員住宅の戸数の適正化方針についてでございます。こちらにつきましては、教育委員会におきまして、平成 28 年に策定をしてございまして、入居率等々勘案しまして、今後 10 年間の適正的な戸数を定めている計画を策定したところでございます。

質問 3番 内山美穂子

そういった中で、計画を持って進めていくということも、内部だけではなく、一般にも分かるような、何か例えば長寿命化計画の中に入っていると確認しやすいのですけれども、そういったものの中に入っていないとなると確認しようがないので、今後は何かの中に入れておくことも必要ではないかと考えています。次に、町民文化施設の各センターでは、木造建築で耐用年数を超えているものが多く、地震時の指定避難所になっているところもあり、建物の安全性から考えても適切な対応をしていく必要があると考えます。3か年実施計画では順次改修工事を行っていますが、総合管理計画の施設ごとの基本方針に沿った方向性を示すことも重要だと思います。はじめにお話ししたように、老朽度や更新費用を含めた施設の基本情報はもちろんですが、当然その利用実態、かかっているコスト、さらには機能なども踏まえる必要はあるかと思います。これは先ほど、町長が答弁してくださったのですけれども、今現在この町民文化系施設についてどのような検討がされているのかお聞きします。

答弁 企画総務部長 山岸伸雄(企画総務部長は2022年3月まで)

町民系の施設、近隣センターだとコミセンだとかという話かなというふうに思うのですけれども、それらのどのように検討を加えていったかということに、なかなか難しい部分ですけれども、近隣センターなんかは基本的には3か年実施計画の中で近隣センター46 施設ございますから、使用状況だとか、それとか老朽度合いだとか、そういうのを勘案しまして、ほぼ大体毎年2つほどの改修を順次やっていっているということで、その際には住民の意向を聞きながら、どういうふうに改修すべきかということも踏まえて3か年の中で落とし込んでいっているということでございます。

質問 3番 内山美穂子

全体的な計画というものはまだ持っていないということですか。全体的な計画というか、3か年計画の中でその都度対応していくということで私は理解、そういう状況にあるということで押さえているのですけれども、そういう状況でよろしいですね。

答弁 町長 飯田晴義

公共施設全てを個別計画をつくるということではなくて、今言った近隣センターなどは維持補修の範疇であります。金額的にも 500 万円かからないような金額でやっていっておりますので、ここは予算査定の中で、もちろん3か年実施計画に位置付けはしますけれども、どちらかというと、当該年度予算査定の中で額を査定をしていくといった形になっているというのが実態であります。

質問 3番 内山美穂子

学校施設について伺います。長寿命化計画を策定済みということで、さらっとお聞きしたいと思いますが、学校は地域コミュニティの中心であり、児童生徒数、将来見通し、通学距離など様々なことを検討していかなければならないと思います。また、児童生徒数に応じた適正配置も必要になってくると思います。児童生徒数の推移は推測値で出ておりますが、適正配置についてはどのような計画をお持ちなのかお聞きします。また、策定した計画は総合管理計画の数値目標とどのような関係となっているのかお聞きします。

答弁 学校教育課長 宮田哲(学校教育課長は2021年3月まで)

学校施設の長寿命化計画を策定をいたしました。配置計画につきましては、計画自体は持っておりません。そういった現状でございます。

質問 3番 内山美穂子

配置計画の計画を持っていないということで、長寿命化計画の中を見ると、全ての学校施設を長寿命化するという内容になっています。いろんなことが背景にあるのかもしれないですけれども、総合計画との整合性について質問させていただきました。もし、そういった観点から全ての学校を長寿命化するとした場合、ほかの機能を学校に集約してコミュニティの拠点にするような方向についても検討しなければならないと思います。そうなってくると、所管だけの検討ではなく、部局をまたいだ体制が必要になってくるのではないでしょうか。学校施設に限ったことではありませんが、効果的な公共施設のマネジメントを行っていくには、そのためのセクション、ないし担当を置くのがスタートだと思います。全庁的な体制づくりにつきましては、総合管理計画の中にも書かれていますが、ご答弁にはなかったのですけれども、早急に必要と考えます。必要性についてどのようにお考えでしょうか。また、これまでどのような検討を重ねてきたのかお聞きします。

答弁 町長 飯田晴義

専門職の配置ということでありますけれども、内山議員、我々の職員見てお分かりかと思いますけれども、決して余裕のある状況ではありません。そういう中で、いかに重点的に人員を配置して課題を解決していくかという、そういうプロジェクト的な考え方の中でやっておりまして、今、現時点においてこの公共施設の配置、総合管理計画の推進管理が今直ちにやらなければならない仕事なのかというと、そういう認識は今はありませんので、そこに人を割くということはできない。ただ、これが年数がたってきて、これ 40 年間の計画で当面 20 年でどうしていこうかということを示させていただきました。これは経過年数がたっていく中で、だんだん建て替えとか統廃合とかの必要性は高まってくると思いますので、そこはその業務量に応じた人員配置もしてまいりたいというふうに思っております。

質問 3番 内山美穂子

町長の今時点での考え方はそのとおりなのだと思います。でも、今後やはりそういうことが必要になってくると思います。そうなってきたときには、同じような規模の自治体でもマネジメント係を設けて、そうしたフィルターにかけて回すようになっておりますので、そうしたことは必要だと思いますし、また総合計画の中にあるマネジメントの必要性を全ての職員が共有できるように、職員研修を行うことも大切だと考えますが、いかがでしょうか。もし予定されている取組などありましたら、お聞きします。

答弁 町長 飯田晴義

内山議員おっしゃるように、職員全員が共通の認識を持ってこの公共施設の管理に当たっていくということは必要なことであるというふうに思います。これまで研修という形ではやってきておりません。こういうものができたということの周知はやっていますけれども、研修ということではやっていませんので、そこは認識を高めるために、職員が気持ち一つになって公共施設の管理をしていくというために研修の機会は設けたいなというふうに思います。

質問 3番 内山美穂子

ぜひ取り組んでいただきたいと思います。公共施設は町民の共有の財産であります。大切なことは、町民の声を聞くこと、町民と一緒に考えていくことです。まちづくりの基本理念に基づいて、町民にも先ほど来言いましたように、個別の客観的なデータを分かりやすく示して、その上で地域事情を含めて町民が自らのこととして考えていく場をつくっていく、一緒に知恵を出し合っていく、これが町民の納得感にもつながるのではないかと私は思っています。また、この前段として、町の公共施設の実態をきちんと理解してもらえるような取組が必要だと思います。町民を対象とした講演会やワークショップも一つの有効な方策と考えます。このような取組を今後実施していく考えについて伺います。

答弁 町長 飯田晴義

公共施設管理については、非常に先が長くて町民のお考えを伺うと言っても、ぴんとこないと思うのですね。例えば、このコミュニティセンターを何年後に廃止しますとか、統廃合しますというと、これぴんとくる話であるのですけれども、この 40 年間の中の計画を町民の皆さんから意見をいただくというのはなかなか有効というか、実のあるような議論になっていくのかなというふうな感じをしております。それよりも、今まさしく取り組んでおります事務事業評価ですね。これは客観的な数字が出ますので、こういったものを示した中で町民の皆さんにもご意見をいただいて、事務事業の見直しをしていくということは必要になってくるのかなというふうに思っています。その先に、公共施設をどうしていくかということが出てくるのかなというふうに思います。

質問 3番 内山美穂子

その事務事業評価、それを導入したということで、そういった結果を反映させるためには、私もそういう手法というか、町民と一緒に考えていくということはとても大切だと思います。今こうした講演会とかセミナーを行ってもなかなかまだ議論が深まらないのかなというところはあるのですが、参加手法には特徴の違ういろんなものがあって、それぞれ一長一短があるのですけれども、複数の手法を取り入れて段階的に合意形成を図っていくということが不可欠だと思います。幕別町は平成 30 年度からオリンピアンの町創生事業を展開しており、幅広い意見を掘り起こすために無作為に抽出した住民で構成する協議会を設置して、ワークショップを行って町に提言しています。これは合意形成だけを目的としたものではありませんが、これまで参加することのなかった関係者でない町民の声を聞くという意味でも、有意義な取組だったと評価しています。十勝管内の清水町でも現在第6期総合計画の策定に向けて無作為に抽出された町民で会議を重ねて議論した内容を6期総に反映させるという取組を行っております。一度幕別町ではやっているのですけれども、こうした取組をまたするお考えについてお聞きします。

答弁 町長 飯田晴義

行政を進めていく、まちづくりを進めていくのは基本的には町民の皆さんの意見、要望、思いをしっかりと受け止めて、それを一緒になって形にしていくということで、これ私が当選以来申し上げていることでもありますので、これはやはり日常的に住民の皆さんのお考えを聞くということは大切だろうと思います。ただ、物事というか課題によって、いろんな聞き方がありますので、そこはケース・バイ・ケース、その課題に応じて一番ふさわしい対応をしてもらいたいというふうに思います。

質問 3番 内山美穂子

ぜひ取り組んでいただきたいと思います。次の質問になりますが、総合計画では財政の長期的な見通しが書かれていますが、財政的な側面は極めて重要であります。令和元年度の決算では、町の実質公債費比率が改善してきてはいるものの、9.2%と類似団体に比べて相当数高い数値になっております。財政力指数も低く、基金残高、将来負担率ともに、道内多くの自治体と比べてよくない状況にあることは私も認識しています。加えて、今、このコロナ禍で税収、地方交付税もどうなるかなど、中期の財政見通しは必要であり、私は幕別町においても相当厳しい見通しになると考えております。こうしたことを踏まえると、面積 10%縮減、インフラ施設等を含めた更新費用 20%の圧縮の取組はもう既に4年たっておりますから、この先 16 年間で確実に、またそれ以上に公共施設の見直しを進めていかなければ今後の財政運営は支障を来すこともあると考えますが、認識を伺いたいと思います。

答弁 町長 飯田晴義

内山議員おっしゃったように、我が町の財政状況は非常に厳しいわけでありまして、財政力指数も 35%程度ということで、それだけしか自主財源が集まらない、それだけ力が弱いということであります。そのことは十分認識しつつ、いかに将来にわたっての健全な財政運営をしていくかということは非常に大切であります。今回の公共施設管理計画、総合管理計画の中で、今おっしゃられたような面積の 10%であったり、維持管理経費の 20%ですか、これはそういう目標として掲げたわけであります。それは今かかっている経費、それと将来的に必要となる経費を比較した中で、最低でもそのぐらいは必要であろうと。プラス受益者負担をしっかりといただいた中で財政を維持していくことが必要でありますので、今まさに使用料・手数料の見直しについてやらしていただいております。さらには、今後、事務事業評価によって、どう事務事業を整理・統合していくかということも始めなければならないというふうに思っておりますので、そこは行政側が一方的にやるのではなくて、住民の皆さんの理解を得た中で、町の将来のためには致し方ないねとか、そういう理解がなければ押し切ることはできないというふうに思います。それともう一つは、そういう中にあっても、生活の厳しい人、低所得者に対する配慮をしつつ、しっかりとその行政改革というか、受益者負担の適正化について取り組んでまいりたいというふうに思います。

質問 3番 内山美穂子

健全な行財政改革に向けて大変ご努力されていること、これに対して敬意を表しておりますが、引き続き財源の確保等に取り組んでいただきたいと思います。もちろん、町だけ、行政だけではなく、やはりみんなで一緒に考えていくという姿勢も大切だと思います。さて、総合管理計画には、具体的にどう進めていくかが重要であり、計画に書かれている PDCA サイクルを回して定期的に検証して改善しながら進めていくためには、先ほど来指摘していますように必要なデータを把握して、今すぐではなくても庁内体制を構築して、町民との合意形成、財政の見直しなど、これを着実に進むことが必要だと思います。これからは、公共施設の在り方も大きく変わってくると考えています。国も大きく動き出していますが、デジタル化が進んでいきます。幕別町も、2022 年の供用を目指して町内全域で光回線の整備を進めています。また、コロナ禍においては人と人とが接触しない、密集は避けるということで、多くの人を集めることが現在難しくなっております。この先どうなるかは見通せませんが、今後は税収も落ち込み、公共施設のコストと収支についてはこれまで以上に注意を払わなければならないと思っています。最後になりますが、ポストコロナ、ウィズコロナの時代、これからの幕別町の公共施設をどのように捉えているのかというか、どのような公共施設の在り方を目指すのか、何に重点を置いて取組を進めていくのか、見解をお聞きします。

答弁 町長 飯田晴義

公共施設の持つ意味合いで一番大切なのは、そこにコミュニティが発生するということだと思っております。そこは、まちづくりの原点、人と人とのつながり、コミュニティが盛んになるということであろうと、そういう観点から必要な公共施設は残していく、役割終わったものについては統廃合させていただくということになってくると思います。ただ、難しいのは、人口減少社会において市街地が急激に縮まるということではないですね。周辺部がどんどんどんどん歯抜けするように、住む人が亡くなっていって、だんだん総体として人口が減っていくというところでは一番難しいわけで、そういうところに公共施設もやっぱり欲しいのだという思いが住民の皆さんあるわけでありますから、そこをしっかりと住民の皆さんと議論を重ねながら、意見をいただきながら公共施設の在り方については検討していかなければならないというふうに思います。

質問 3番 内山美穂子

私も同じ思いでおります。なかなかいろんなことを考えると容易にできることではありませんけれども、取り組んでいただきたいと思います。今言いましたが、デジタル化は町の移住政策にも大きく役に立つと思います。今後は公共施設の空きスペースをうまく活用して、移住者用の事務所などにするのも一つの方策だと思います。今、国内の多くの分野が転換期を迎え変革を迫られています。飯田町長のリーダーシップの下で、従来の考えにとらわれず、時代の変化を捉えながらまちづくりを進め、次の世代へよい形でつないでいただけることを期待して終わります。

出典:幕別町議会 令和2年第4回定例会 2020年12月9日 議事録 PDF(41ページ) 間違いを知らせる