幕別町議会 平成31年第1回定例会 2019年3月6日
消費税増税による町財政への影響と町民負担の対応について
2019年3月6日、幕別町議会の一般質問で、荒貴賀議員が「消費税増税による町財政への影響と町民負担の対応について」質問し、町長 飯田晴義、建設部長 笹原敏文、総務課長 新居友敬が答弁しました。
- 質問者
- 荒貴賀 議員
- 答弁者
- 町長 飯田晴義、建設部長 笹原敏文、総務課長 新居友敬
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 2番 荒貴賀
2番荒貴賀。通告に従いまして、質問をいたします。消費税増税による町財政への影響と町民負担の対応についてであります。政府はことし 10 月に消費税率を 10%へ引き上げると表明しました。2014 年4月の消費税8%への増税時には、日本経済が想定よりも大きく落ち込み、現在もなお回復の兆しが見えていません。長引く消費の低迷などを理由に、当初 2015 年 10 月に予定されていた消費税 10%への増税は、過去2度にわたり延期されてきています。総務省の家計調査を見ると、2014 年4月の消費税引き上げ以降、家計消費が増税前を上回ったことはなく、2018 年の年平均実質家計消費支出は、1世帯当たり約 25 万円も減りました。昨年秋に新聞社が実施した世論調査では、増税に対し 51%が反対し、経済対策にも 60%が期待できないと答えています。増税に賛成の専門家も、現在の景気情勢では増税すべきでないと述べる方も多くいます。8%の増税時は8兆円の国民負担があり、10%の増税では5兆円もの負担が試算されています。町民の暮らしを直撃することは避けられません。また、地方財政にとっても、大きな影響をもたらすことが予想されます。町民の生活を直撃する消費税の増税による町民への負担や町財政への影響について、以下の点を伺います。① 町の歳入歳出の影響額は。② 上下水道などの町の公共料金の値上げによる町民負担の影響額は。また、引き上げを行わないよう町独自の手だてを講ずるべきでは。③ 町の指定管理料に消費税が上乗せされているが、その想定額は。④ 景気の悪化を招く消費税増税は中止すべきだと国に求めること。以上です。
答弁 町長 飯田晴義
荒議員のご質問にお答えをいたします。「消費税増税による町財政への影響と町民負担の対応について」であります。平成 28 年 11 月の税制改正に伴い、消費税率の引き上げ時期は 29 年4月1日から本年 10 月1日に変更され、首相は昨年の 10 月 15 日の臨時閣議において、消費税率については、法律で定められたとおり、10 月1日に現行の8%から 10%に2%引き上げる予定であることを発言いたしました。加えて、あらゆる施策を総動員し、経済の回復基調が持続するよう、2019 年度、2020 年度当初予算を通じて、駆け込み消費と反動減を抑制するための臨時・特別な措置を実施するとした方針が示されたところであります。ご質問の1点目、「町の歳入歳出予算の影響額は」についてであります。はじめに、町の各会計の歳出に及ぼす影響についてでありますが、性質別には需用費や役務費、委託料などの物件費、維持補修費、普通建設事業などの経費が、消費税の課税対象となり、消費税増税に伴う直接的な影響を受け、増額となるものであります。平成 31 年度の各会計における当初予算では、本年 10 月からの消費税増税分を見込んで計上しており、これに伴う影響額といたしましては、一般会計で 2,963 万 4,000 円。国民健康保険特別会計ほか7特別会計と、水道事業会計の8会計で、775 万 2,000 円。全会計の合計は、3,738 万 6,000 円が増額となります。次に、歳入における影響といたしましては、地方消費税率が現行の 1.7%から、2.2%に引き上げられますことから、地方消費税交付金が増額となり、31 年度予算では同交付金のうち社会保障財源化分が 6,000 万円増額するものと見込んでいるところであります。地方交付税につきましては、今申し上げました地方消費税交付金の増加分の全額が基準財政収入額に算入されますことから、地方交付税の影響額といたしましては、6,000 万円の減額が見込まれるものの、一方で、消費税増税に伴い、基準財政需要額における単位費用などの増額も考えられるところであり、31 年度の普通交付税は、地方財税計画に鑑み、前年度決定額に対して 0.6%の増で計上しております。ご質問の2点目、「上下水道などの町の公共料金の引き上げによる町民負担の影響額は、また引き上げを行わないよう町独自の手だてを講ずる考えは」であります。1つ目の「上下水道などの、町の公共料金の引き上げによる町民負担の影響額は」についてでありますが、上下水道に関わる特別会計及び企業会計の5会計の平成 31 年度当初予算につきましては、10月から実施される消費税増税に伴う使用料の引き上げを見込んでおりませんことから、町民負担の影響はない状況となっております。しかしながら、これら使用料の消費税は内税方式としていることから、このたびの消費税増税が、支出収入の減額となり、一方で支出に必要な消費税は増額となるなど、現行のままでは各会計の収支に少なからぬ影響が見込まれるものと認識いたしております。二つ目の「引き上げを行わないよう町独自の手だてを講ずる考えは」についてでありますが、上下水道に関わる特別会計及び企業会計については、本来それぞれの事業に伴う収入をもってその経費を賄うことが基本となっておりますことから、使用料である受益者負担と公費負担とのバランスを見ながら、適正に判断しなければならないものと考えております。ご質問の3点目「町の指定管理料に消費税が上乗せされているが、その想定額は」ついてであります。現在、本町において指定管理による施設管理を行っている施設は、アルコ 236、道の駅・忠類、百年記念ホール、忠類歯科診療所及び平成 31 年度から開始予定の札内スポーツセンター、農業者トレーニングセンターの6施設であります。指定管理料における増税後の消費税につきまして、平成 31 年度の想定額は、アルコ 236、道の駅・忠類では 30 万円の増、百年記念ホールでは 67 万 3,000 円の増、忠類歯科診療所では 12 万 4,000 円の増となる見込みであります。また、平成 31 年度から指定管理が開始される札内スポーツセンター、農業者トレーニングセンターは 42 万 8,000 円の増となり、指定管理施設全体での消費税額は 152 万 5,000 円の増となる見込みであります。ご質問の4点目「景気の悪化を招く消費税増税は中止すべきだと国に求めることについて」であります。消費税増税につきましては、社会保障と税の一体改革の一環として、全世代型社会保障の構築に向けた少子化対策や社会保障に対する安定財源を確保していくためのものであり、現役世代の不安等に対応し、受益と負担の均衡がとれた持続可能な社会保障制度を確立していくためには、避けて通ることができないものと認識したしております。また、多くの行政分野において、国や地方の役割分担等を法令により定め、地方自治体にその支出を義務付けていることから、法令により義務付けられた事務事業や地域住民の福祉を増進するためのサービスが安定的に提供することができるよう、その担い手である地方自治体に対して財源を保障することは、国の責務であると考えております。このため、消費税増税に向けたさまざまな施策の議論がされている現状において増税を中止することは、かえって混乱をもたらすことになり、現実的な対応とは思われませんが、安定した地方財政基盤の確立のため、社会保障制度改革などによって生じる地方負担については、その財源を確実に措置するよう、町村会などを通じて、国に対して働きかけてまいりたいと考えております。以上で、荒議員へのご質問への答弁とさせていただきます。
再質問 2番 荒貴賀
それでは再質問させていただきたいと思います。現在、消費税が8%へと増税され、その影響で国民の生活も日本経済も今までにないぐらいの厳しさとなっています。特に今回、増税の根拠となってきた政府が示した景気回復の数値も、勤労統計の不正問題から撤回がされました。あらゆる施策の根拠も怪しくなっているのが実情です。当然 10%の増税となれば、町民の生活はさらに厳しくなることはもちろん、地方財政にも影響があるものと考えまして、今回質問をいたしました。消費税の増税は、国政であります以上、町に対して大きなものを求めるというのはなかなか難しいとは思いますが、やはり町が住民の生活を守るという住民福祉の向上の観点で、何点か質問をしていきたいと思います。答弁にありましたが、地方消費税が 6,000 万円増加され、その分、地方交付税が減額されるというお話がありました。実際の財政の仕組みが少し複雑なんですが、地方消費税交付金が増額されても、地方消費税増額分、地方交付税の算定上、基準財政支出に入り 100%算入されてしまうだけに、地方消費税引き上げ分、増収分だけ地方交付税が減らされてしまうという仕組みがあります。これは当初、1997 年に消費税が5%導入時に、地方消費税が導入されたときに、地方からの理解を求めるために地方消費税が導入されて、財源を一部地方にということで進められてきました。しかし今現在、地方消費税分が、地方交付税に算定されることによって、結局増えないんです。答弁にもありましたが、地方消費税交付税が 6,000 万円増額となるが、地方交付税が 6,000 万円減額される。要はトータルでプラスマイナスで変わらないという認識でよろしいでしょうか。
答弁 町長 飯田晴義
全くそのとおりで、基準財政収入額に算入されますので、プラマイでゼロということになります。
再質問 2番 荒貴賀
当初、消費税を上げるときの、やはり政府のお約束といったらあれですけど、地方にしたことに対して、やはりどんどん変わってきているというのが現状にあります。特に今回も、0.6%増えるというような答弁で、単位費用などで 0.6%増額するという期待がありますが、これも例えばでいいんですが、どういったものが対応、どういったものが費用にあるか、お伺いしたいと思います。
答弁 町長 飯田晴義
地方交付税の算定の仕組みとして、その町にはいろいろな行政需要がありますけれども、それを細かく積み上げていくわけです。積み上げていくということは、その中には当然消費税分が入っているわけでありますから、その分は当然、基本財政需要額の単位費用をつくるときには、算定をするときには含まれるだろうということであります。ですから、地方交付税、もちろんその需要額と見込める収入額、収入額の差っ引きをして、足りないよとなったら地方交付税として交付するという、そういう仕組みでありますので、ともかく、町の行政経費としてかかるお金を積み上げたときには、当然、その中には消費税が含まれているということであります。
再質問 2番 荒貴賀
単位費用のことを聞いていたんですけれども、単位費用が消費税も入った上での0.6%増額ということですか、ちょっと違いますよね。
答弁 町長 飯田晴義
単位費用の話をすると、非常に複雑なんですよね。それで、単位費用というのは、例えば農業行政費だとすると、農業行政費にはいろいろかかるお金がありまして、それに対して人口1人当たり幾らというのは単位費用として出してくるわけです、算出してくるわけです。例えばそれが 300 円だとします。300 円に農業行政費であれば、農業者の人口をかけて、農業行政費の基準財政需要額が算出されるという仕組みでありまして、それぞれ農業行政だとか道路橋梁だとか保健衛生だとか、いろいろな行政分野がありますので、それごとに基準となる人口なら人口であったり、道路であれば延長と面積が基準となりますけれども、それにかけるもととなるのが単位費用といっているわけであります。その単位費用を出すには、係る行政費用を1人当たりあるいは1キロ当たりとか、あるいは1平方キロ当たりとか、幾らになりますかということを、国において算出するわけであります。それに、 測定単位が、人口であったり面積であったりあるいは道路延長であったりとか、あるいは対象となる人口だったりとか、それぞれ測定単位が決まっておりまして、それに単位費用を乗じて、その費目の基準財政需要額を出していく。それを全部積み上げて、町全体の基準財政需要額が幾らと。それに対して、収入額を差っ引いて、「あ、30 億円足りませんね。この部分は地方交付税で交付します」という仕組みであります。それを単位費用の中には、消費税が含まれているということであります。
再質問 2番 荒貴賀
分かりました。かなり複雑で一つひとつやるとかなりあるので、今回はちょっと次回にして、今回はやめて課題にしたいと思います。要は歳入がそれほど増えないという中で、消費税の負担だけが今回増えているような形になっているんです。その単位費用額の交付税負担が 0.6%増えるというような想定もありますけれども、しかし現状では、3,700 万円消費税の増額分によって、町が出費しなくてはいけないというようなことでよろしいですか。
答弁 町長 飯田晴義
これまた交付税の難しい話をしなければいけないんですけれども、要は交付税特別会計の中で、どれだけ国税五税から一定率が入っていますけれども、そこの部分が当然入ってきますから、総額が増えるということになりますから、当然、配分額は歳出面では消費税分を支出しなければならないですけれども、交付税特会の歳入ベースは増えてきますので、当然配分額は増えてくるという理屈になります。
再質問 2番 荒貴賀
分かりました。では、単位費用のほうで、要は消費税分が減らされるけれども、その交付税のほうで、消費税分の増やされる分も入ってくるという認識でよろしいんですね。違うんですか。
再質問 2番 荒貴賀
難しいですね。分かりました。分かりました。では、いいです、はい。
再質問 2番 荒貴賀
かみ合わなくなってあれなので、分かりました。消費税の仕組みが大変複雑ということがよく分かりました。では、上下水道の公共料金についてお伺いしたいと思います。今、今年度につきましては、値上げは考えていないというお話でありました。しかし、今後についてはバランスをとって考えていかなくてはいけないという答弁でありましたが、音更町では水道事業経営戦略を策定して、計画期間が 10 か年、10 年なんですが、安定経営が見込めることから水道料金の据え置きを決めているのです。幕別町も計画を策定するということにはなると思うのですが、やはりこうした長期計画を持って毎年度というわけではなくて、長期計画をもって示していくという方向が必要なのではないでしょうか。お伺いしたいと思いますが。
答弁 建設部長 笹原敏文(建設部長は2021年9月まで)
先日の新聞報道で音更町が 10 年間の計画をもってして、財政収支計画を示した結果、水道料金のことまで言及していたという記事だったというふうに思います。本町においては同じような計画自体は持ってはおりませんけれども、ただ、水道事業会計につきましては、独立採算制でございますので、まず3か年実施計画策定時点、その後の予算編成時点、その時点において、それぞれ財政収支計画を見た上で、収支のバランスですとかを随時確認している状況でございますので、結果としてその時点その時点での将来の見通しや何かを見定めた上で、計画を予算編成などに当たっている状況にあります。
再質問 2番 荒貴賀
やはり水道そうなんですけれども、ライフラインなんです。3か年で計画を考えるというお話ですが、やはり水道管の老朽化問題とかもありますから、もっと長期的な視点で計画を立てる必要があるんではないかと思うのです。ことし3か年は布設工事が少なかったので抑えられました。でも、その次の3か年で増えましたから、では値上げになるんですかということにはならないと思うのですよね。やはりもっと長期的な考えを持った計画をつくる必要があるのではないかと思うのですが、もう一度お伺いいたします。
答弁 建設部長 笹原敏文(建設部長は2021年9月まで)
当面のところとしましては、漏水調査などを行いまして、漏水箇所の解消をしながら有収率を上げていき、本町の場合は全量受水してますので、捨てる水をなるべく少なくしながら、財政収支の均衡を図っていくということに重点を置きながら、なおかつ得られた収入を最大限効果的に使用するために、老朽化の進んだ配水管の整備に努めていると、そのような状況で事業を行っているというところです。
再質問 2番 荒貴賀
長期的な計画を持つというふうには、なかなかおっしゃっていただけなかったわけではありますが、本当にライフラインですから、長期的な視野を持って進めていただければというふうには思います。指定管理についてお聞きしたいと思うのですが、今回、消費税増税に伴って 152 万円ほど消費税がかかるというお話でありました。幕別町では指定管理業者に対して、課税団体の場合は消費税を上乗せしてお支払いをしているという方法をとっています。指定管理料に対して、今現在の消費税、6施設、まあ今5施設なんですけれども、今現在どれほどかかっているのかお聞きいたします。
答弁 総務課長 新居友敬(総務課長は2020年3月まで)
これらの消費税の総額でございますけれども、1,220 万円ということになります。
再質問 2番 荒貴賀
年間で 1,220 万円ということですよね。要は、直営であればかからない分なんです、この 1,220 万円という数字は。指定管理を導入することによって、要は 1,220 万円支払う必要が出てきているんです。指定管理の導入のときに、理由とされてきた経費削減やサービスの向上という観点から、これは逆行とはいいませんけれども、どのように町は分析されていますか。
答弁 町長 飯田晴義
指定管理をしていないから消費税がゼロではないんです。そのようにおっしゃられましたけれども、例えば直接賃金、人を雇って賃金を払うような場合はこれはかかりませんけれども、物を買ったり、あるいは外部委託する、清掃にしても外部委託しているわけですから、かなりの部分は人件費以外は消費税がかかっているというのが実態だというふうに認識をしています。
再質問 2番 荒貴賀
では、指定管理料に対する消費税の負担額はどうですか。要は全体の、町長のお話だと、指定管理業者に対して全体の消費税、要は清掃分という話がありました。ではなくて、指定管理料にかかる消費税分は 1,250 万円ですね。その中には要は、清掃費も入るかもしれませんけれども、やはり直営であればかからないのですよ。
答弁 町長 飯田晴義
指定管理料は、例えばその施設に関わる経費と収入と相殺をして、持ち出さなければならない部分を指定管理料としてお支払いをしているのです。それで、それが仮に直営だとした場合は、経費というのは管理するのにいろいろとかかるわけです。その中で、例えば賃金あるいは職員を雇ってそこの管理に当たらせるのであれば、これは消費税の対象になりませんからかかりませんけれども、大概は施設管理というのは、電気にしても掃除にしても、ほとんど消費税かかるのです。ですから、指定管理をやめたからといって、1,200 万円が浮くということではないということを認識いただきたいなというふうに思います。
再質問 2番 荒貴賀
分かりました。そういうふうに受けとめていきます。はい。分かりました。最後になりますが、国に中止を求めるということでありますが、町長が安定財源のためには必要だというお話がありました。しかし、国策である以上、町がということはなかなか難しいのですが、消費税は社会保障のためといって、この間引き上げられてきたのです。でも、実際はそうなってはいないのです。年金が減る、介護保険料は上がる、後期高齢者制度は始まる、そんな中で負担だけが増え続けいるような現状があります。消費税が導入されて 30 年になります。こうしたことにも改善が見られないのは、世帯の収入が増えない中で消費税が増える。要は可処分所得が減っているというようなこともあります。そうした状況で消費税を上げても、政府が試算した税収に届かない、国の税収が増えても、その額に行かないという面もあります。消費税が導入されて、消費税の全額で大体この 30 年間で 370 兆円、国民全体から集めてきました。しかしその一方で、法人3税の税収が 290 兆円減税されてきているのです。やはりこうしたことも累進課税の逆をいくという、町の財政、国の財政を厳しくしている一つの要因とも考えています。このことは町に対してはということにはなりませんけれども、しかしそうした状況で、社会保障も地方に財政負担を求めているというようなこともあります。こうした地方財政の負担について、町の認識をお伺いしたいと思います。
答弁 町長 飯田晴義
増税分が社会保障に使われていないというようなご指摘でありましたけれども、ここで平成 31 年予算積算基礎の中で、地方消費税の交付金が2億 6,000 万円ほど入って、そして充当される対象となる経費については 17 億 3,000 万円あるということでありますから、これはまさしく社会保障費に使われている実態ではなかろうかというふうに思っておりますし、よその町は分かりませんけれども、少なくとも我が町においては、17 億かかるところに逆にいえば2億 6,000 万円しか入ってこないということがいえるかというふうに思います。
再質問 2番 荒貴賀
要は町長の答弁をしたのは、社会保障費として本来であればもっと充当するべきところが、なかなか地方財政、要は地方に社会保障を負担してもらっているというような現状があるのではないかと思います。要は、町長が今答弁されたように 17 億かかる。しかし国から2億 6,000 万円しか入ってきていない。本来であれば社会保障の充実を挙げられた以上はもっと充当するべきというふうに感じてはいるんですが、町長、その辺の認識についてお伺いいたします。
答弁 町長 飯田晴義
例えば福祉関係で、町が4分の1払わなければならないとかありますけれども、そういうことを多分、もっと減らすような形に消費税が充当されてもいいんじゃないかという、そのようなお話だと、そういう質問だと思いますけれども、逆に言うと、これまた交付税の話になるんですが、その4分の1の町負担分については、交付税の基準財政需要額の中で算定をされていまして、かかる経費だよというふうにみなされているわけです。ですからこれも、国は基本的には面倒を見てという言い方はおかしいですね、地方に対して交付しているという仕組みになっているわけであります。
再質問 2番 荒貴賀
分かりました。町長の答弁の中で一つひっかかったんですけれども、かえって消費税の増税を中止することは、かえって混乱を招いて、減税政策をとっている以上、今、かえって混乱を招いて現実的な対応とは思えないというような答弁がありましたが、やはり町民の生活を考えたときに、消費税の増税が町民に与える影響というのは、非常に本当に大きくなっているのです。やはり町民がどういう生活をされてきたのか、それでどれほどこの消費税の増税が住民にとって負担になってきたのかというのを、やはり一度は考えて町財政を運営していただきたいというふうに思っております。最後になりますが、消費税を上げることを、今ぎりぎりで生活している人にとっては、本当に死活問題なのです。切り詰めるところまで切り詰めて、生活が破綻する。そうなるとやはり町にとっても生活相談が多くなってくるというような状態も出てくるのではないかと思っています。少し前に、冬期間のストーブを節約した年金生活の方が、厳しい実態が報道されて福祉灯油が始まったというようなこともあります。やはり消費税の増税は、そうした人たちにとって、どういった状態になるのかというのを、いま一度、町財政の運営について考えていただいて、町長の答弁をいただきたいと思います。
答弁 町長 飯田晴義
町民の中には、本当に生活に困っておられる方がいるということは承知をしているわけであります。そういう真に困っている方については、福祉政策として低所得者対策をこれまで講じてきているわけであります。ただ、今回の消費税については、これは功罪確かにあろうかというふうには思いますけれども、社会保障関係経費が安定的に確保できるという、非常にマクロ的な視点に立っての将来の我が国あるいは地方の財政が円滑に進むということの視点を持ってやっているわけでありますので、これを今、誰かが困っているからやめるということではなくて、まずは全体が円滑に財政運営ができる、国も地方もそうですね、できるということがあって、そしてそうした中で本当に困っている方がいれば、そこはきちっとした支援の手を差し伸べるというのが、私たちの役割だろうというふうに思っているところであります。
再質問 2番 荒貴賀
消費税の考え方ですので、なかなか一致するのは難しいのかなとは思うのですが、やはり消費税をする前に、私は先にメスを入れるべきところがあるんだと思うのです。これは国の関係なので、なかなか町長の答弁は難しいところはあると思うのですが、例えば、それこそものすごくもうかっている企業に課税をしっかりとるとか、それこそ法人税がどんどん下げられた中で、そこにこそ税金を求めるとか、やはり国民健康保険や本当に厳しいところに、町は対応しているというお話ではありますが、やはりまだまだ厳しいところはあるのです。そうした中、だからこそ滞納者が一定程度いるのだと思うのですよね。やはり町長としましても、消費税だけではなくて、そうした本来もっと日本の憲法にある応能負担の原則にのっとったところからしっかり求めるというような認識に立っていただければと思うのですが、町長の見解をお聞きいたします。
答弁 町長 飯田晴義
まず、国家的なマクロ的なお話については、それは国は国で、財政諮問会議であったり税制調査会であったり、そういったところの意見を広く国民から意見を聞いて、それは税制を確立している、あるいは歳入を確保しているというところではありますので、そこについてはなかなか私の立場で、文句を言うとか意見を言うとかそういうことにはならない。そこはしっかりやっていただいているということがまず一つ前提になっている中で、そういう中で町政として、いかに住民の皆さんの生活が困らないような形で、いろいろな分野があります、それは。ありますけれどもそれは、細かいところまで目を向けながら、私は町政運営をさせていただいているというふうに思っているところであります。