みんなの議会

幕別町議会 平成30年第4回定例会 2018年12月12日

農業における鳥獣被害対策のさらなる推進について

2018年12月12日、幕別町議会の一般質問で、若山和幸議員が「農業における鳥獣被害対策のさらなる推進について」質問し、町長 飯田晴義、農林課長 香田裕一、経済部長 萬谷司が答弁しました。

質問者
若山和幸 議員
答弁者
町長 飯田晴義、農林課長 香田裕一、経済部長 萬谷司

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 7番 若山和幸

通告に従いまして、質問をさせていただきます。農業における鳥獣被害対策のさらなる推進についてであります。北海道が平成 30 年 10 月 24 日に発表した北海道全体における平成 29 年度の野生鳥獣による被害調査結果では、平成 23 年度をピークに年々減少していたものの、29 年度は増加に転じ、被害総額で約47 億 5,000 万円、対前年比約2%の増となったとあります。また、町の鳥獣被害実態調査によると、農業被害額は減少傾向にあるものの、平成 29 年度においても約 3,690 万円であり、依然として大きな被害が発生しています。この農業被害の約6割はエゾシカによるものですが、近年、キツネによるものも増加しており、また、昨年初めてアライグマによる被害も確認され、さまざまな動植物を捕食する雑食性の上、繁殖力も強いことから、今後の被害の拡大も懸念されるところであります。今後、さらなる被害防止対策を推進する必要があることから、その対策について以下のとおり伺います。①アライグマによる被害状況と捕獲実績、生息状況について。②ドローン等、ICT 技術を活用したエゾシカ一斉駆除の実績と今後の取組について。③狩猟者の減少、高齢化が進んでいます。駆除も大切ですが、エゾシカを圃場に寄せない対策も必要であります。侵入防止柵の整備に対する考えをお伺いいたします。以上です。

答弁 町長 飯田晴義

若山議員のご質問にお答えいたします。「農業における鳥獣被害対策のさらなる推進について」であります。鳥獣による農林水産業などに係る被害は、全国的に減少傾向ではありますが、平成 29 年度で 164億円と依然として高水準で推移しており、また、営農意欲の低下や耕作放棄地の増加など、被害額として数字にあらわれる以上に深刻な状況となっているところであります。このため、国では、平成 25 年 12 月に「抜本的な鳥獣捕獲強化対策」を定め、ニホンジカ及びイノシシの生息数を 35 年度までに半減することを捕獲目標とし、鳥獣の個体数削減、被害防除、捕獲従事者の育成などの被害防止対策を総合的かつ計画的に実施しているところであります。北海道におきましても、鳥獣被害額は、平成 23 年度の 72 億円をピークに減少傾向ではありますが、29 年度には 47 億円と5年ぶりに増加に転じており、特にエゾシカによる被害が約8割を超えるという深刻な状況にあることを踏まえ、29 年3月には、第5期となる「北海道エゾシカ管理計画」を定め、エゾシカの捕獲対策を重点的に実施しているところであります。本町におきましても、鳥獣被害は、平成 22 年度の 7,000 万円をピークに減少傾向となり、ここ数年は横ばいの状況にありますが、29 年度の被害も 3,690 万円と依然として高水準となっておりますことから、「幕別町鳥獣被害防止計画」に基づき、ゆとりみらい 21 推進協議会を中心として、継続的に被害の防止に努めているところであります。ご質問の1点目、「アライグマによる被害状況と捕獲実績、生息状況について」であります。はじめに、「生息状況と捕獲実績」について申し上げます。アライグマは、平成4年度に道内の 13 市町村で初めて確認されて以来、その生息域を全道各地に広げ、十勝においても 17 年度に初めて1頭捕獲されたことから、本町への侵入及び被害を防止するため、20 年 10 月に「幕別町アライグマ等防除実施計画書」を定め、これにより特定外来生物の防除として、23 年度に1頭、26 年度に1頭、29 年度に1頭、30 年度に4頭の計7頭を捕獲したところであります。また、「被害状況」についてでありますが、平成5年度に石狩地方の1市で1万 5,000 円の農業被害が初めて報告されて以降、急激に被害が拡大し、29 年度には道内の約半数となる 86 市町村で 9,750万円の農林業被害があり、本町におきましても、29 年度に初めて1件、1万 5,000 円の農業被害が発生しております。本町で初めてアライグマによる農業被害が発生したことを受け、平成 30 年度に「幕別町鳥獣被害防止計画」の指定鳥獣としてアライグマを追加するとともに、31 年度当初の「アライグマ春期捕獲推進期間」に合わせて、有害鳥獣としての駆除を実施するべく、アライグマ用箱わな6基、赤外線センサーカメラ6基を購入したところであります。ご質問の2点目、「ドローン等、ICT 技術を活用したエゾシカ一斉駆除の実績と今後の取組について」であります。エゾシカの一斉駆除につきましては、「幕別町鳥獣被害防止計画」に基づき、ゆとりみらい 21 推進協議会の鳥獣被害対策専門部会を中心に、北海道猟友会帯広支部幕別部会の協力のもと、平成 23 年度から駒畠地区と茂発谷地区で、25 年度からは茂発谷地区で、毎年4月に実施しているところであります。ドローンを活用した一斉駆除につきましては、本年3月に愛知県に本社を置く「キャリオ技研株式会社」と幕別町が、ドローンをエゾシカ駆除や防災、教育分野などに役立てることを目的に「連携協力に関する協定書」を締結し、本年4月には、同社が研究開発する「ドローンを活用したエゾシカ駆除システム」の実証実験の一環として、赤外線サーモカメラを搭載したドローン1台を活用した一斉駆除を実施いたしました。一斉駆除の際は、ドローンからの空撮技術と赤外線サーモカメラの画像解析技術により、エゾシカ4頭の位置が正確に把握され、また、これらの位置情報を猟友会と共有したことにより、雄1頭を駆除したものであります。なお、来年度の一斉駆除につきましては、ドローンのバッテリー交換時にエゾシカを見失うなどの課題も浮き彫りになりましたことから、複数台のドローンを使用するなど、効果的な捕獲体制に向け、キャリオ技研株式会社や猟友会と協議しているところであり、ドローンなど ICT を活用した効果的で効率的な捕獲方法については、今後とも継続して研究してまいりたいと考えております。ご質問の3点目、「エゾシカを圃場に寄せない対策として、侵入防止柵の整備に対する町の考えは」についてであります。侵入防止柵の整備につきましては、ゆとりみらい 21 推進協議会の鳥獣被害対策専門部会において、これまで協議しておりましたが、協議会の構成員であります農協から、管内の他農協が実施している、国の鳥獣被害防止総合対策交付金を活用した整備を行いたいとの要望を受け、本年度中に「幕別町鳥獣被害防止計画」を変更し、平成 31 年度からの事業化を予定しているところであります。なお、この事業は農協が事業主体となり、資材費が定額補助となる「農家・地域住民等参加型の直営施工」による実施が予定されており、農業者や地域住民等で構成される公区などの地域組織が施工に当たることになるものであります。また、実施箇所につきましては、侵入防止柵の十分な効果を得るため、計画的で広域的な設置や維持管理の徹底が重要でありますことから、地域内で合意が得られた地域組織から、順次、整備に着手していくことになるものと考えております。いずれにいたしましても、適正な個体数に至るまでは、個体数減少に直接結びつく、銃やわなによる捕獲を強化することが必要であるため、新年度から猟友会の担い手対策として、銃やわなの狩猟免許を新たに取得する場合の経費に対する補助制度を検討するとともに、森林周辺などの被害が多い地域においては、あわせて侵入防止柵の整備を実施することにより、被害の軽減と柵の出入り口付近での効率的な捕獲に期待をしているところであります。以上で、若山議員のご質問への答弁とさせていただきます。

再質問 7番 若山和幸

それでは、再質問させていただきます。まず、1番目のアライグマに関することであります。今年度4頭のアライグマを捕獲したと。過去7頭のアライグマを捕獲したということで、町内的にも増えてきているのではないかなと思うところであります。十勝管内でも昨年度の場合 282 匹というような新聞報道もありました。町内の過去の捕獲場所または昨年度の被害作物についてお伺いしたいと思います。

答弁 農林課長 香田裕一(農林課長は2021年9月まで)

過去7頭の捕獲場所ですけれども、平成 23 年度が札内川ゴルフ場、26 年度が南勢、29 年度が途別、それと 30 年度が明野、忠類朝日、それと忠類幌内で2件となっております。それと平成 29 年度の農業被害ですけれども、忠類幌内で発生しておりまして、被害作物はスイートコーンの 0.02 ヘクタールとなっております。以上です。

再質問 7番 若山和幸

害獣ではありますけれども、私自身、野生のアライグマは実際見たことはありませんが、捕獲したアライグマというのは、どういう状況で町民が目撃して捕獲に至ったのか、それとも偶然捕獲に至ったのか、その辺の経緯をお知らせください。

答弁 農林課長 香田裕一(農林課長は2021年9月まで)

7頭の捕獲ですけれども、平成 29 年度までの3頭につきましては、キツネ用の箱わなに偶然かかったものであります。その 29 年度の際に、地域住民からアライグマの目撃情報を募集しまして、それで4か所、目撃情報がありましたことから、4か所に 30 年度はわなを仕掛けて、そこで4頭の捕獲があったものです。以上です。

再質問 7番 若山和幸

先ほど言ったように、アライグマの生態といいますか、まだまだ知られていない部分が多いのですけれども、キツネの被害なのか、アライグマの被害なのかというのも、なかなか判断も今のところつけづらいところがあると思うのですが、決定的にこれはアライグマの被害だと言える状況というのは、どういうことが考えられるのでしょうか。

答弁 農林課長 香田裕一(農林課長は2021年9月まで)

アライグマの被害なのですけれども、やはりキツネ、タヌキと比べるのは難しいものがあります。食跡ですとかふんというのは、やっぱり似ているようで、一番大きな違いというのは足跡になると言われております。アライグマの足跡は人の手のような形なので、それを見て判断するしかないと思っております。以上です。

再質問 7番 若山和幸

先ほど町長の答弁の中に、アライグマの被害を減少させるために、箱わな、赤外線センサーカメラをそれぞれ6基購入するというお話がありましたけれども、これはアライグマは銃による捕獲駆除ということは、どういうふうになっているのでしょうか。

答弁 農林課長 香田裕一(農林課長は2021年9月まで)

平成 30 年度に有害鳥獣として鳥獣被害防止計画には追加しておるのですけれども、ここで補助事業を活用してわな等を購入しております。次年度から有害鳥獣、わなの捕獲の申請をいたしまして、31 年度からは銃による捕獲を予定しております。それに対しての補償費等もキツネと同額を予定しております。以上です。

再質問 7番 若山和幸

新聞報道によりますと、十勝でも西部地域がかなり被害が多いというような報道がありました。特に清水町あたりでは、その半分ぐらいが清水町の被害だというような報道もありましたけれども、幕別はまだ被害が始まったばかりというような状況でありますけれども、先進地と言ってはなんですけれども、被害の大きい町村での有効なアライグマの捕獲情報というのは、今のところどのようになっているのかお聞かせください。

答弁 農林課長 香田裕一(農林課長は2021年9月まで)

先月、十勝管内のエゾシカ対策、アライグマ対策の市町村打ち合わせ会議を持っております。その中でもいろいろ議論しておりましたが、やはり箱わなで捕獲するのがほとんどとなっておりまして、銃での捕獲はなかなか難しいというお話は聞いております。以上です。

再質問 7番 若山和幸

今月の初めだったでしょうか。テレビ報道で名古屋市の繁華街でアライグマの親子が車も人も恐れずに名古屋の中心部を徘回し、ペットの餌を盗んではしたたかに生きているという放送がありましたけれども、このアライグマに関しては、農村被害ばかりでなくて、どんなところでも順応して生きていける動物のようでありまして、これは市街地においても被害が出る動物であります。その辺の市街地での対策というのは、どのように考えているでしょうか。

答弁 農林課長 香田裕一(農林課長は2021年9月まで)

アライグマに関しましては、先ほど町長の答弁にもありましたけれども、特定外来生物としての捕獲を実施しております。このため、農業被害がなくても、市街地内でもわなを設置して捕獲することが可能となっております。以上です。

再質問 7番 若山和幸

わかりました。まだまだ数字にはあらわれていないでしょうけれども、かなりアライグマの被害というのは進行しているのだなというふうに私は思っております。その中にあって、私を含めて、アライグマがどういうふうな特徴を持っていて、どういうようなところに住んでいて、どのようなというのは、町民にもっと情報を配らないと、なかなか町民からの通報といいますか、目撃情報というのは、まだまだ薄いものだと思いますので、その辺をもっと充実した中でアライグマの駆除に向けて頑張っていただきたいと思います。続けて、それでは2番目の ICT を利用した、ドローンを利用したエゾシカの一斉駆除についてご質問させていただきます。まず、先ほどのアライグマもそうですけれども、鳥獣被害対策には猟友会の皆さんの大変な苦労あることに、心から敬意を表したいと思います。ことし、実証実験で一斉駆除をされました。私も産業建設常任委員のほかの議員と、短時間ではありましたけれども、一斉駆除を見させていただきました。ことしは実証実験ということでありますけれども、次年度からどのような体制でこのドローンを使った一斉駆除を考えておられるのか、お聞きしたいと思います。

答弁 農林課長 香田裕一(農林課長は2021年9月まで)

一斉駆除ですけれども、ことしの産業建設常任委員会の所管事務調査でもご報告したところでありますけれども、今回の一斉駆除でドローンを1台しか活用していなかったために、鹿4頭は捕獲できたのですけれども、バッテリーが今のドローンだとなかなか時間がもたないので、そのバッテリーを交換している際に見失ってしまって、また見つけるのに時間がかかったということがあります。先日、キャリオ技研さんともご相談して、猟友会ともお話して、次年度以降は複数台のドローンを使って、バッテリー交換をした際も見失わないようにという対策で考えております。以上です。

再質問 7番 若山和幸

次年度もまだ実証実験という形の中で進めていくということでありますか。

答弁 農林課長 香田裕一(農林課長は2021年9月まで)

そうですね。次年度もドローンを活用して実証実験という形でやる予定ではあります。

再質問 7番 若山和幸

先ほど言われたように、産業建設常任委員会でもそれを実証実験でなくて、実際、お金、予算にしたらどのぐらいかかるのかというような話もありましたけれども、次年度も実証実験ということですので、研究を重ねた中でのこれからの予算ということになると思いますが、まず一斉駆除の場所の決定についてお伺いしたいと思うのですが、ことし私どものところも鹿がひどくて、萬谷部長も何回か来ていただきましたし、農林課の方にもカメラを設置していただいたりとか、縄を仕掛けていただいたりとか、大変お世話になったのでありますけれども、私どものところは茂発谷沢の上にありますが、この一斉駆除の二、三日前から鹿が群れをなして私どもの古舞・栄地区のほうの畑に上がってきたというような経緯を農林課の方にもお話ししたのですけれども、当日、一斉駆除の日には、私も見ていましたけれども、ドローンで見た中では大きな群れはいなかったと。移動する動物ですので、1時間といえ、30 分といえ、すぐ移動しますから、なかなか一概なことは言えませんけれども、一斉駆除の場所を変更できるのか、また、一斉駆除にするに当たっての条件というのがあるのか、ちょっとお聞かせいただきたいと思います。

答弁 農林課長 香田裕一(農林課長は2021年9月まで)

一斉駆除ですけれども、本町では平成 23 年度から実施しております。そのときは、駒畠地区と茂発谷地区2か所で実施していたのですけれども、駒畠地区での一斉駆除の成果がなかなか上がらなかったもので、25 年度から茂発谷地区のみで実施しております。一斉駆除なのですけれども、事前に猟友会等とも打ち合わせをしまして、なかなか周りに人家、牛馬等の飼養農家がないことですとか、地域住民に危険が及ばない場所ですとか、なかなか場所の選定が難しいところであります。いろいろ被害調査等も行っておりますので、今後、一斉駆除は4月に行っているのですけれども、その時期に鹿の生息が確認できて、一斉駆除ができそうな場所がありましたら、また猟友会等と打ち合わせをして、場所の選定は行っていきたいと思っております。以上です。

再質問 7番 若山和幸

ドローンを活用した一斉駆除というのは、大変効率がいいと私も思って見ていましたが、一斉駆除当日に至るまでの追い込みといいますか、やっぱり何日も前から、例えば茂発谷の沢であったら、本当に茂発谷の下のほうにいるものなのか、もっと上にいるものかという、そういう調査というのが必要になってくるのだと思います、効率をさらに上げるとすれば。そういうような実証実験ということも、次年度は考えていかれるのでしょうか。

答弁 農林課長 香田裕一(農林課長は2021年9月まで)

そうですね。今回の一斉駆除の際にも、事前にドローンを飛ばして、生息場所等は確認していたのですけれども、何せ移動する動物なので、一斉駆除のその当日にそこにいるとは限らないという問題もありました。キャリオ技研とも協議しているのですけれども、事前に探すというよりも、その当日のもうちょっと早い時間にその生息を確認して、一斉駆除を行うほうが効率がよいのではないかということで、今後はそういった手法でちょっと考えております。それと、鹿が好む誘鹿材というものがありまして、塩のようなものなのですけれども、それを事前に置いて、呼びつけておいて捕獲をするというのも、来年度ちょっと考えてみようとは思っております。以上です。

再質問 7番 若山和幸

見ていて大変、赤外線つきのカメラですので、鹿がたとえ林の中でも容易にカメラで映るすばらしいものだと思って見ていたのですけれども、今いろんな場面でドローンが利用されて、またさらにドローンの活用というのは増えていくのでしょうけれども、これを町単独で持って、これから災害のときであろうと、一斉駆除であろうと、いろんな場面で利活用というのが考えられると思うのですけれども、その辺はいかがお考えでしょう。

答弁 経済部長 萬谷司(経済部長は2018年12月まで)

ドローンの関係でございますけれども、今回、農林課というか、経済部では一斉駆除の活用ということでございます。キャリオ技研との協定の中では、さまざまな方面でドローンを活用できるかなということで協定を結んでおりますけれども、そういった全体的な活用方法を今後いろいろな活用、実証実験を踏まえて、町としてもドローンを購入するのがいいのかどうか、そこら辺は検討してまいりたいというふうに考えております。

再質問 7番 若山和幸

ことしのドローンを使った一斉駆除の検証をさらに深めて、ますます有効な道具として活用していっていただきたいなと思います。それでは次に、3番目の鹿侵入防止柵についてお伺いいたします。先ほどの一斉駆除にもつながりますけれども、町内のエゾシカの冬、今時期はあまり姿は見られませんが、想像でしか仕方ないのかもしれませんけれども、町内に鹿が住んでいるのか、それとも例えばお隣の豊頃町の浜のほうから春になると移動されてくるのか、どのように捉えているのかお伺いします。

答弁 農林課長 香田裕一(農林課長は2021年9月まで)

あくまでも推測にしかならないのですけれども、越冬する際に恐らく大樹町晩成のほうに移動して、春先、餌が豊富な時期にまた移動して、全町に広がっているのではないかと思われます。以上です。

再質問 7番 若山和幸

そのことを踏まえて、防止柵についてお伺いしたいと思いますが、今回、町内の農協の要望を受けてということでありますけれども、農家地域住民参加型の直営施工というような、今、町長からの答弁がありましたけれども、具体的にその要望地区というのは、今のところ出ているのかどうかお伺いいたします。

答弁 農林課長 香田裕一(農林課長は2021年9月まで)

侵入防止柵につきましては、ゆとり未来 21 推進協議会の鳥獣被害対策専門部会の中でお話をして、侵入防止柵を希望する農協があればということでお話ししておりました。現在1農協から希望がありまして、先月2か所で地域住民に対しての説明会を実施しております。以上です。

再質問 7番 若山和幸

私もその資料を見させていただいたのですけれども、侵入防止柵の整備というのですけれども、二つほどあるようですけれども、その内容についてもお知らせください。

答弁 農林課長 香田裕一(農林課長は2021年9月まで)

侵入防止柵ですけれども、種類は結構ありまして、ここ5年ぐらい十勝管内の各農協でも実施しております。その中で主流となっているのが、金網柵と電気柵となっております。その種類につきましては、地域での施工を予定しておりますので、どちらにするかというのは地域のほうの判断に任せております。以上です。

再質問 7番 若山和幸

地域施工ということでしたけれども、直営施工ということでしょうけれども、その中に先ほど定額補助というようなお話がありましたけれども、その内容についてもお話しください。

答弁 農林課長 香田裕一(農林課長は2021年9月まで)

定額補助ですけれども、この交付金を使って地域で自分たちで施工した場合に、上限額の補助金額が決まっておりまして、そこまでは補助金額が出るというものです。電気柵ですと、1段1メーター当たり 124 円となっております。それと金網柵が1メーター当たり 2,150 円が上限の額となっております。以上です。

再質問 7番 若山和幸

今の説明ですと、その金額内で施工できるということですか。もうちょっと詳しくお話しください。

答弁 農林課長 香田裕一(農林課長は2021年9月まで)

直営施工になりますので、資材費のみの価格となっております。事前に農協さんと資材メーカー等と、あと管内の農協の状況等も確認しておりまして、この定額の補助金内で資材費は購入できるということは確認しております。以上です。

再質問 7番 若山和幸

金額だけ聞くと電気柵のほうが安いということですが、施工も電気柵のほうが簡単なのか、それとも施工は大変だけれども単価が安いということなのか、もう少し詳しくお話しください。

答弁 農林課長 香田裕一(農林課長は2021年9月まで)

電気柵のほうが安価で、施工もやはりやりやすいというものであります。ただ、電気柵ですので漏電してしまう恐れがありますので、月に二、三回、草刈り等が必要になっております。あと、金網柵につきましては、大体2メーターから2メーター50 の鉄柱を打ち込んで、ネットを張り込むのですけれども、メーカー等に問い合わせると四、五人で1キロが四、五日かかるというお話も聞いております。十勝管内の状況なのですけれども、電気柵のほうが安価で施工しやすいということで、そちらのほうで進んでいたのですけれども、近年は維持管理費の問題ですとかがありまして、金網柵のほうにかわってきているということは聞いております。以上です。

再質問 7番 若山和幸

資材のほうの単価はわかりましたけれども、地域で施工ということでしたけれども、今、農家も野菜等を組み入れた中で、いつになったらこういうことができるとかという時期が今ないような状況なのですけれども、これをもし発注した工事ということになると、どのような単価になってくるのでしょうか。

答弁 農林課長 香田裕一(農林課長は2021年9月まで)

今回考えているのは直営施工にかかわるものなので、金網の場合 2,150 円なのですけれども、委託で実施することも可能となっております。その場合、事業費の2分の1までしか補助は出ないようになっております。十勝管内もほとんどが直営施工で実施している状況となっております。以上です。

再質問 7番 若山和幸

それでは、直営施工ということであれば、地権者の自己負担はないということでよろしいのでしょうか。

答弁 農林課長 香田裕一(農林課長は2021年9月まで)

そうですね。金網柵とか電気柵の中にもいろいろ種類がありまして、グレードがありまして、一番いいグレードにした場合には、やはり若干オーバーする場合があると聞いております。あと、地形等の問題もありますので、その2メーターにしたり2メーター50 にしたりというのもあるので、一概には言えないのですけれども、今の十勝管内の状況を見ると、定額補助の中でおさまっているような状況にはなっております。以上です。

再質問 7番 若山和幸

わかりました。この3番目の質問の最初に鹿の動向というのを聞いたのですけれども、この侵入防止柵は何年かかるかわかりませんけれども、例えば本町から忠類にかけて、豊頃境にずっとつながったとしまして、鹿の侵入というのはかなり抑えられるのではないかと私は思っています。その中で、地権者だけが施工に従事して負担がかかって、その恩恵を西のほうに人たちが受けるというようなことになると、ちょっとかわいそうだなと私は思うのであります。そこで、町が助成というか、幕別の基幹産業の農業を守るという観点から、町が主体的になって幕別の農業を守るという観点から、その点の考えは町長いかがでしょうか。

答弁 町長 飯田晴義

今、前提としている直営方式につきましては、この補助単価 2,150 円の中でやれるということでありますので、その中でやっていただくのが一番であろうと。ただ、超過負担がかなり出てくるということになれば、これは町だけでなくて、農協を含めた4分の1ルールで、町が4分の1、農協も4分の1、そして事業実施団体が2分の1を負担すると、そういったことも考える必要もあるのかなというふうに思います。ただ、現状では補助単価の中でおさまるということでありますので、当面はまず事業の実施について見させていただきたいなというふうに思います。

再質問 7番 若山和幸

この鳥獣被害について質問するというときに、かなり私のところにも農家の方から電話が入りまして、侵入防止柵についてもお電話がありましたけれども、今の町長の答弁でいきますと、最初にこの事業に乗っていった人たちは、自分たちで施工して、幕別の犠牲と言っては変ですけれども、幕別の農業のために施工していくと。後半になってくると、これは大変だということで、農協なり町なりの助成がついていくということでは、ちょっとかわいそうではないかなと、不平等が生じてくるのではないかなと。次年度、31 年度からはもっと積極的に進めていくことはできないのか、もう一度お伺いしたいと思います。

答弁 町長 飯田晴義

これは本当に、私は現時点では補助単価の中でおさまるというような説明を受けておりますので、大丈夫だろうなというふうに思っております。ただ、超過負担が出るといっても、その出方次第だというふうに思うのですね。それが倍もかかるよということになれば、やっぱり交付をするということになりますし、実施状況を見ながら、多少の負担はこれはお願いをするしかないのかなというふうに思っていますので、それで来年からということはちょっと言い切れないなというふうに思っておりました。いずれにしても、農業施策につきましては4分の1ルールがありますので、そういう中で、農協の合意を得た中でやっていかなければならないなというふうにも思っております。

再質問 7番 若山和幸

ぜひとも積極的な助成というか、いろいろ考えていっていただきたいと思います。この侵入防止柵ですけれども、まだ始まった、希望を取りまとめている状況だと思いますけれども、例えば地区内にあって、その地域にあって、皆さんがつくってほしいと言いながらも、ある地権者は、いや、俺は嫌なのだよとなって、歯抜けになることも考えられると思うのですけれども、その場合の対処の仕方というのは、どのように考えているのかお聞かせください。

答弁 農林課長 香田裕一(農林課長は2021年9月まで)

侵入防止柵の設置場所につきましては、地域と猟友会と農協と町とで話して、効果的に設置しなければならないなというお話はしております。ただ、隣の本別町の農協さんのお話なのですけれども、やはり山際に直線でつけたいのですけれども、賛同を得られない場所もあって、飛び飛びになっている箇所もあるというお話も聞いております。あと、林道への入り口ですとか、町道、そういう箇所につきましては、わなを仕掛けたり、折り返しをつけたりですとか、場所によってはスズランテープ等で代替したりですとか、いろいろ方策を考えながらやっていきたいと思っております。以上です。

再質問 7番 若山和幸

いろいろ工夫しながら進めていっていただきたいと思います。以上で終わります。

出典:幕別町議会 平成30年第4回定例会 2018年12月12日 議事録 PDF(102ページ) 間違いを知らせる