幕別町議会 平成29年第1回定例会 2017年3月9日
空き家対策の体制整備と移住・定住促進に向けた利活用について
2017年3月9日、幕別町議会の一般質問で、内山美穂子議員が「空き家対策の体制整備と移住・定住促進に向けた利活用について」質問し、町長 飯田晴義、防災環境課長 天羽徹、住民福祉部長 境谷美智子が答弁しました。
- 質問者
- 内山美穂子 議員
- 答弁者
- 町長 飯田晴義、防災環境課長 天羽徹、住民福祉部長 境谷美智子
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 5番 内山美穂子
通告に従いまして、質問させていただきます。空き家対策の体制整備と移住・定住促進に向けた利活用について。人口構造の変化などに伴い、顕在化した空き家問題に対応するため、「空家等対策の推進に関する特別措置法」が全面施行され2年近くがたとうとしています。特措法で規定する管理不全な「特定空家等」が発生しないための対策を早期に講ずることが喫緊の課題であり、発生した場合の対処についても適切に行う必要があります。空き家は私有財産ということで、町の対策に限界はありますが、町民が安心して暮らせる地域社会の実現を図ることが町の責務であり、地域の実情を踏まえ、地域全体の課題として取り組んでいくことこそ重要だと考えます。来年度は幕別町でも空き家バンクを開設するとお聞きしています。移住・定住したいと思えるような安心して暮らせる魅力あるまちづくりに向け、次期総合計画に空き家対策を盛り込むとともに、今後、「空家等対策計画」を策定し、着実に環境改善に努めなければなりません。改めて空き家対策について以下の点を伺います。1、町内の空き家の現状と課題は。2、空き家対策への町の基本的な方針は。3、「空家等対策計画」の策定予定は。4、「特定空家等」の発生を予防する取り組みは。5、移住・定住促進など、空き家の利活用に向けた取り組みは。6、空き家の改修、活用、除却に関する助成制度の創設は。二つ目です。地域おこし協力隊制度の活用について。総務省の地域おこし協力隊制度を活用して、地域活性化や定住化を促進させている自治体が全国でふえ続け、道内でも平成 27 年の特別交付税ベースで 105 市町村で 369 人、十勝管内でも 14 市町村で導入し、61 人が活動しています。平成 27 年6月と平成 28 年3月に、地域活性化の観点から、協力隊の活用について一般質問しました。しかしながら、まだ予定が見えていません。導入が進まない理由と今後について伺います。
答弁 町長 飯田晴義
内山議員のご質問にお答えいたします。初めに、「空き家対策の体制整備と移住・定住促進向けた利活用について」であります。近年、全国的に空き家問題が深刻化しており、特に老朽化した危険な空き家が原因となり、家屋建材の飛散や落下などにより住民に危害が及ぶほか、地震や台風などの自然災害による倒壊等の防災上の問題や、放火や不審者の侵入などの防犯上の問題などから、その対応が求められております。こうした事態に対応するため、国におきましては「空家等対策の推進に関する特別措置法」、通称「空き家対策特別措置法」を制定し、平成 27 年5月から全面施行されているところであります。法施行後において、全国の自治体の中には、法に基づく協議会を設置して、空き家等対策の基本的な方針や実施体制等を定める「空家等対策計画」を策定するなど空き家対策を計画的に進めようとする動きが見え始めている状況にあります。ご質問の1点目、「町内の空き家の現状と課題は」についてであります。平成 26 年8月に実施いたしました、全町の水道給水エリア内において、水道閉栓届が出ている箇所を対象とした空き家の概略調査の結果では、227 軒が空き家であることが判明しております。判明した空き家のうち、8割に相当する 182 軒につきましては、特に問題となる状況ではなく、残る 45 軒についても、十分な管理状況ではないものの直ちに住民生活に深刻な影響を及ぼす危険な空き家ではない状況でありました。現在、実施しております空き家の確認調査においても、最終的な調査結果はまだ出ておりませんが、直ちに住民生活に深刻な影響を及ぼす危険な空き家が確認されていないことや、空き家数についても前回調査と大きく変わらないものと推測しております。現時点においては、とりたてて課題と言えるものはありませんが、空き家の確認調査が完了し次第、家屋所有者に対して、意向確認のためのアンケート調査を行う予定であり、その結果を踏まえ、利活用が可能なものなのか、特定空家になる可能性が高いものなのかを見きわめながら、今後の空き家対策の参考にしてまいりたいと考えております。ご質問の2点目、「空き家対策への町の基本的な方針は」についてであります。空き家の管理につきましては、その所有者がみずからの責任において適切に行うことが原則であり、空き家が地域住民の生活環境に深刻な影響を及ぼさないように、所有者に対して、空き家の適正管理をお願いしてまいります。一方、空き家の利活用につきましては、移住・定住の促進や住宅ストックの循環利用を図るため、空き家の需要と供給をマッチングする「空き地・空き家バンク」を平成 29 年度から開設する予定であります。バンク開設により、所有者は物件を多くの利用者に知っていただくことや、利用者が幅広く探すことが可能となり、町が協定を締結する協力宅建事業者に仲介を行ってもらうことにより、安心して取引ができる仕組みを構築してまいりたいと考えております。ご質問の3点目、「「空家等対策計画」の策定予定は」についてであります。「空家等対策計画」は、空き家対策特別措置法において、空き家等の発生の抑制や危険な空き家等の解消など空き家等に関する対策を総合的かつ計画的に実施するために策定することができるとされております。本町の空き家の状況につきましては、先ほど申し上げましたとおり、直ちに住民生活に深刻な影響を及ぼす危険な空き家が確認されていないことなどから、現段階において「空家等対策計画」の策定は考えておりませんが、今後、年数が経過し老朽化の著しい空き家が数多く生じるおそれがある場合には、「空家等対策計画」の策定について検討してまいりたいと考えております。ご質問の4点目、「「特定空家等」の発生を予防する取り組みは」についてであります。空き家対策特別措置法における特定空家等の定義につきましては、そのまま放置すれば倒壊等著しく保安上危険となるおそれのある状態、または著しく衛生上有害となるおそれのある状態、適切な管理が行われていないことにより著しく景観を損なっている状態、その他周辺の生活環境の保全を図るために放置することが不適切である状態にあると認められる空き家等をいうとされております。空き家は、その期間が長期化すると老朽化が進み、結果として特定空家等となる可能性が高くなりますことから、特定空家等となる前に「空き地・空き家バンク」に登録していただき、利用されやすい環境づくりに取り組むとともに、これまで以上に所有者に対して空き家の適正管理を促してまいりたいと考えております。ご質問の5点目、「移住・定住促進など、空き家の利活用に向けた取り組みは」についてであります。本町におきましては、町への移住促進と町内居住者の定住に資するため、平成 27 年度から「マイホーム応援事業」を実施しているところですが、本年1月末現在の交付実績は 152 件であり、そのうち29 件が中古住宅の購入でありました。中古住宅については、本事業を活用することにより移住・定住が促進されるとともに、空き家の解消にもつながりますことから、空き家の所有者に対し本事業を周知し、住宅ストックの有効活用に努めてまいりたいと考えております。また、先ほど申し上げました「空き地・空き家バンク」の開設により、登録された町内の空き家の情報をホームページにより公開する中で、マイホーム応援事業や住宅新築リフォーム奨励事業の各種補助制度や子育て支援に関する情報等とリンクさせ、移住・定住の促進や地域の活性化を図ってまいりたいと考えております。なお、移住・定住の促進施策以外に、他の自治体では、高齢者や子育て世代などが気軽に利用できるサロン等として、空き家を活用している事例もありますことから、空き家の有効活用について、さらに研究してまいりたいと考えております。ご質問の6点目、「空き家の改修、活用、除却に対する助成制度の創設は」についてであります。空き家の改修、活用、除却に対する助成制度につきましては、空き家は個人の財産であり、個々が責任を持って管理すべきものと考えておりますことから、当面の間は、新たに助成制度を創設する考えは持っておりません。しかしながら、町が助成することにより相当程度公共の福祉の増進が図られるなど、特段の事情がある場合においては、助成の可否について検討してまいりたいと考えております。次に、「地域おこし協力隊制度の活用について」であります。「地域おこし協力隊」の制度は、人口減少や高齢化等の進行が著しい地方において、都市圏などの地域外の人材を積極的に受け入れ、地域づくりの担い手となる人材の確保や地域協力活動を行いながら、その地域への定住・定着を図ることを目的として、平成 21 年に創設されたものであります。全国では隊員が年々増加しており、平成 27 年度の隊員数は 673 自治体で 2,625 人が地域の担い手として、住民の生活支援や地域資源を活用した商品開発、観光情報の発信など幅広い活動が行われております。国では、今後、さらに隊員数をふやしていく方針を示しておりますが、これまでの活用事例から地方が求める人材を確保するためには、隊員のサポート体制を整えることが大切であるとしております。ご質問の、「地域おこし協力隊の制度の導入が進まない理由と今後の対応について」であります。地域おこし協力隊は、地域の活性化や定住対策にもつながる制度であると認識しており、平成 27年度に、導入に向けての検討を行い、その後も、地域おこし協力隊に係る研修会等への参加や各市町村の取り組み、導入事例に基づく反省点などを参考に検討を継続してまいりました。しかしながら、多くの自治体で課題とされているように、隊員に担ってもらう明確な活動内容や役割、活動期間中の隊員へのサポート体制の構築、任期満了後の就職や起業に対するフォローアップなど、隊員に理解が得られ、なおかつ町にとって有益な活用方法を見いだすことができず、募集を見合わせていたところであります。なお、教育行政執行方針にありましたように、新年度におきましては、教育委員会において「ふるさと館」や「蝦夷文化考古館」の整備等に関する基本構想の策定に向けて、博物館学芸員資格がある地域おこし協力隊の募集を検討しているところであります。以上で、内山議員のご質問への答弁とさせていただきます。
質問 5番 内山美穂子
答弁いただきました。私、空き家については、2度目の質問になります。来年度の町長の執行方針の中に、空き家バンクの開設が盛り込まれていましたので、一歩前進した答弁をいただけるかなと期待しておりましたが、ちょっとそうではなく、答弁を聞く限りでは具体的にどう始めていくのかといったところが見えてきませんでした。空き家バンクを開設するということをする前に、取り組まなければならない課題がたくさんあるかと思います。その辺のところを中心に質問していきたいと思います。まず、空き家の数字です。2年前のデータをもとに、きのうの答弁にもありましたが、確認を調査していることということでありましたが、全部で 227 軒。8割、182 軒については、さほど問題がないということで、残る 45 軒についても、十分な管理状態ではないものの、直ちに周辺の生活に影響を及ぼすような深刻な状態でないということには変わらないということだったのですけれども、町としては、この調査が終わり次第、家屋の所有者に意向確認のためのアンケートをするというお話をされていたのですけれども、ざっと今のところ見ていて、その 182 軒のそんな問題がない中で、居住可能な既存住宅というのは、大体どのくらいあるか、ざっと押さえていますでしょうか。
答弁 防災環境課長 天羽徹(防災環境課長は2017年12月まで)
きのうのご答弁でも申し上げましたけれども、今回、一昨年 227 軒の空き家について、所有者の方に意向調査を、アンケート調査という形で実施に当りまして、1年半前と空き家の状況も変わっているということもありますので、空き家になっているかどうかの確認を1年半前から、水道の閉栓届が出ている状況も確認した上で、大体 400 棟ぐらいを対象に空き家かどうかの確認を行っております。なおかつ、その空き家が売買契約等で空き家でなくなっている状況だとか、いろいろ確認しながら、確認を進めておりまして、ちょうど集計がまとまりまして、以前は 227 軒だったところ現在 214 軒ということで、答弁にもありますように、前回調査と大きく変わらない数字が出ております。そのうち、特に問題ない空き家につきましても、それから少し問題がある空き家につきましても、前回と同様の数字になっております。ご質問にありますとおり、現在も住める状態にあるかどうかの調査につきましては、今回の調査ではやっておりませんので、正確な数字は持ち合わせておりませんけれども、この 214 軒のうち、被災住宅やその後売買が成立しているような情報があったり、非課税により現段階では所有者、相続人の不明者を除く 172 軒について、アンケート調査を発送します。以上です。
答弁 防災環境課長 天羽徹(防災環境課長は2017年12月まで)
先ほども申し上げましたけれども、住めるかどうかの確認までは、今回の調査では行っておりません。
質問 5番 内山美穂子
空き家かどうかということを確認するためには、そこの建物が常態であるか、例えば夏場だけ住んでいて冬いなくなるですとか、いろいろな状況があると思うのですけれども、1回ぐらいの目視ではわからないということも出てくると思うのですね。そういうのも何回か見たというか、確認しているのでしょうか。それともう一つです。214 軒の空き家のうち、例えば登記簿謄本とかで確認して、所有者を判明して 172 軒ということになった数字なのでしょうか。空き家のアンケートをとるに当たって、やはり所有者を見つけるというのが、とてもなかなか時間も労力もかかると思うのですけれども、そういうことをした上での 172 軒なのでしょうか。どうでしょうか。
答弁 防災環境課長 天羽徹(防災環境課長は2017年12月まで)
調査について、何回かしたのかというご質問でありますけれども、今回につきましては、現在、空き家となっているかという調査をしておりまして、それに基づいて、調査票を送ることを考えております。その後、アンケート調査が回収しまして、その使い方についてどのような状況になっているかを確認しますので、それを参考にして今度は個別に当たっていきたいというふうに考えております。それから、所有権のお話でございますけれども、現在、課税されているだとか、非課税だとかというふうにありますので、その辺の調査から所有者に対して送付する形で、所有者がお亡くなりになったりなんかしますと、相続管理人という形で、こちらのほうで課税をしている場合には、そちらのほうに送っている形になります。
質問 5番 内山美穂子
所有者を特定するというのは、本当に大変だと思うのですけれども、登記簿上の所有者と現住所が違う場合もありますし、なかなか住民票からたどっていって、本籍地をたどって、そこまでしなくてはいけないというとても私は難しい問題ではないかと思うのですね、所有者を。その 172 軒というは、もうすぐ現住所に送れる状態で突きとめているのでしょうか、確認のためお聞きします。
答弁 防災環境課長 天羽徹(防災環境課長は2017年12月まで)
こちらのほうで調査した結果、所有者あるいは管理人の方の住所がわかるところに送っている形です。以上です。
質問 5番 内山美穂子
172 軒というのは、直接本人のもとに、現住所のところにいくということで理解してよろしいのですね。
答弁 住民福祉部長 境谷美智子(住民福祉部長は2017年3月まで)
おっしゃっているように、個人を突き詰めて特定するまでというのは、幾ら役場でも、やっていいこととやっていけないこともありますので、現段階で家屋台帳というか町で建っているもので、この人は誰の持ち物だよという、誰でも公開していいものの中の、その人に送るので、もしかしたらその中には戻ってくるものもあるかもしれないのですけれども、それはその際に考える。今は本当に、今わかる範囲でこの 172 軒、所有者がわかった 172 軒に対して、アンケートを送るという形でやっていこうと思っています。
質問 5番 内山美穂子
特措法が施行になって一番のメリットは、固定資産税情報を職員間でも見ることができるということなのですね。今までは、特措法施行前は、そういうことが壁になってなかなか所有者を突きとめられなかったと思うのですけれども、探しやすくなったと思うのですね。だから、壁があるというは、昔に比べたら情報が得られやすくなったということなのですけれども、その辺のところも大丈夫ですか。
答弁 住民福祉部長 境谷美智子(住民福祉部長は2017年3月まで)
確かに、法律ができたことで見られる情報もふえていますけれども、今、私たちが、今回この空き家バンク等々、利活用に対して空き家の所有者の方にアプローチしようとしているのは、細かく1軒1軒のことを突き詰めて積み上げていく前に、一歩前に、現状、私たちが知り得ている、前回は 227 軒、今回目視ではありますけれども、空き家だとはっきりわかった 214軒のうち、相手方をはっきり特定することができて、アンケートを送らせていただいて、利活用の意向があるかを確認したいというところの、今回、事業だというふうに考えていただきたいと思います。もちろんその後、おっしゃっているように、そういう1軒1軒の対応について、次にはどんな手を打っていくかという形では考えていこうとは思っています。
質問 5番 内山美穂子
多分、戻ってくるところがあると思いますので、また戻ってきたときには、いろいろと手続き上できることもあると思います。次にいきたいと思いますけれども、町の空き家対策の基本的な方針については、答弁で伺う限りでは、民事不介入の姿勢が伺えるのですけれども、個人の財産について、限界があるということは理解していますが、いろいろな課題があるのですけれども、それを置いておいて、まず空き家バンクを開設するというようなふうに思えてならないのですけれども、今や、空き家というのは個人の問題にとどまらなくて、社会全体の問題になってきていて、放置すれば個人の問題ではなくて地域全体のマイナスになってくると思うのですね。幕別町は、この間の 2015 年の国勢調査の結果で、札内地区で人口が伸びているので、余り危機感はないと思うのですけれども、そういったところ、もう少し積極的にやっていただきたいと思います。所有者がわかって、戻ってきたものに関しては、またいろいろ調べたりする中で、立入調査とか、そういうことができると思うのですけれども、どのくらいの期間でするということを考えていますか。どのくらいの期間というのは、アンケートを発送するのがどのくらいで、どのくらいまでにアンケートを発送して戻ってきて、まとめられるという状況か、お答え願いたいのですけれども。
答弁 防災環境課長 天羽徹(防災環境課長は2017年12月まで)
空き家実態アンケート調査につきましては、すぐにでも発送しまして、今月いっぱいのめどに回収期間を設けております。それを回収した後、回収率がどれぐらいなるかまだ不明ですけれども、その回収した結果に基づいて個別に当たるような形を考えております。以上です。
答弁 防災環境課長 天羽徹(防災環境課長は2017年12月まで)
まとめる期間につきましては、そのアンケート調査の状況にもよりますけれども、なるべく早くまとめて、随時交渉に当たっていくような形になります。
質問 5番 内山美穂子
わかりました。アンケート調査だけでなく、これまでも住民からいろいろな相談などが寄せられているかと思いますが、これまでの空き家に関する苦情とか相談はどのくらいあって、どういう対応をしているのか、また庁内でそういう情報を共有しているのかということをお伺いします。
答弁 防災環境課長 天羽徹(防災環境課長は2017年12月まで)
空き家に対しての苦情につきましては、公区長さん等から寄せられておりまして、その都度対応して、例えば一番多いのが、家の問題ではなく、空き地といいますか、家が建ててもその敷地内の草が伸びているので、それを何とか所有者に言ってくれないかというような苦情が一番多くて、それにつきましては、所有者に対して、現状の写真を同封して、草刈りの管理のお願いを促しているような取り組みをしております。大体で申しわけないのですが、年間 10 軒以内の苦情が寄せられまして、その都度、所有者に対して適切な管理のお願いをしているところであります。今、空き家につきましては、実は町内で2軒、空き家の適切な管理を、今、直接、所有者の方と交渉しているところでございまして、時間はかかるとは思いますけれども、直接、所有者の方と連絡をとり合って、対策を講じていただけるよう交渉している最中でございます。それが2軒あるということです。以上です。
質問 5番 内山美穂子
もう一つある。庁内で共有しているか。
答弁 防災環境課長 天羽徹(防災環境課長は2017年12月まで)
失礼しました。庁内の連携につきましては、今、空き家対策ということで、空き家の適切な管理と空き家の利活用ということで、庁内と言いますか部内で連携して対応しているような状況でございます。
質問 5番 内山美穂子
空き家問題というのは、すごくいろいろな問題が多岐にわたっているので、部内ということよりも、庁内の関係部署が協力体制をつくって、情報を整理してデータベース化するということが重要だと思いますし、私自身はこういう取り組みをまとめた延長線上に空き家バンクがあると思っています。現在は、幕別町は、除却に対しては防災環境課、利活用に関しては住民生活課になっていますが、今後どういった課が連携していく段取りかというか、部を超えてどういったところまで連携してくかということは、今の時点でありますか。
答弁 防災環境課長 天羽徹(防災環境課長は2017年12月まで)
現在の時点では、この空き家の実態調査が回収されて状況がわかりましたら、個別に当たるのと同時に、今度は目視の空き家の確認実態調査ではなくて、問題ない空き家は別として、少しちょっと問題が出てきそうだという空き家について、建設部のほうとも連携して、これも立ち入ることは法的にもできないのですけれども、北海道の手引がございますので、それに基づいて、危険度合いについて調査していきたいなというふうに考えております。以上です。
質問 5番 内山美穂子
今、立ち入ることはできないとおっしゃったのですけれども、立入調査はできます。特措法の中にうたわれています。所有者がわかった場合に、5日以内にその旨を連絡したらできることになっておりますので、今後の活動をする上において、立ち入って、中に入って調査することはできると思います。3番目の空家等対策計画の策定についてなのですけれども、答弁では老朽化が進んでから考えたいと消極的だったのですけれども、調査結果を踏まえて次の段階に進むため、町として空き家問題にどう取り組んでいくか、空家等対策計画を策定することが望ましいというふうに考えています。というのは、町の空き家問題について、こういうふうに進んでいくという計画を立てるという意味のほかに、もう一つ、これは定めることができるというふうにやわらかい表現になっているのですけれども、こうした内容とは別に、もう一つの意味があるのですね。この空家等対策計画の策定をしないと受けられない国の財政支援があります。それは例えば、地域活性化の目的で、滞在・体験施設や文化施設として利用する空き家再生等推進事業、これは従来からある社会資本整備総合交付金なのですけれども、特措法の施行によって、要件に空き家対策の計画の中に定められた場所であるということが入っていたりですとか、対策計画に基づいて、空き家の調査とか解体についても特別交付税措置があるのですけれども、その場合も計画の策定が要件になっているのです。いろいろほかにも、モデル事業とか総合支援事業とかあるのですけれども、ほかの町でも、大体、国交省、総務省の調査では、2018 年度までに全国の 80%の市町村で作成を見込んでいるということになっていますけれども、もう一度見解をお伺いします。
答弁 町長 飯田晴義
空き家対策というのは、大きく分けて二つに分かれるかというふうに思っております。一番はやっぱり他人の生命、財産に危険を及ぼさないという、そういう問題が一つあります。それともう一つは、空き家は空き家でも使える空き家、これについては利活用を図っていくという二つの対応方法があるのだというふうに思います。その空き家が、今どれだけあるのかということが不明確なので、まずは調査をしましょうというのが、今回、盛んにやっていることでありまして、そういった中で、今 214 軒ですね、この空き家があって、実際に外見上は使えそうに見えても、実は中が使えないという場合も、これは多々あると思うのですよ。それで、アンケートを送って、まず使えるか使えないかっていうことを、それと本人の意思もあります。「利活用していいですよ」「いや、もう使わないわ、そのうち壊すわ」という方もいらっしゃいますから、そういったことの意向も含める。もし使える場合は、間取りがどうあって、どのぐらいの金額を希望するだとか、あるいは宅建業者のほうに任せてもいいかどうかという、そういった多岐にわたる確認事項があるわけでありまして、活用するものはそういった情報をいただいて、バンクのほうに登録をし、そして実際の取引は宅建業者でやってもらうというようなことを、今、描いているわけで、それに対して特定空家等のほうにいく住宅については、今のところそんなに、そんなにというか特定空家はない。ないけれども、予備軍と言われるものは、今後、当然、経年とともに出てくるというふうに思われますので、それが今後、年次進行していく中で、必要が出てくる、本当に計画を立てて対応しなければならないという場面になれば、それは計画を立てると、そういうご答弁を申し上げたわけで、全くその計画を今から立てないということではなくて、時期としてはもうちょっと間があるだろうなというふうに思っているところであります。
質問 5番 内山美穂子
計画を立てるにも、結構すぐ立てるということではなくて、かなり時間もかかると思います。空き家バンクを開設するに当たって、安心して取引できる仕組みをつくっていきたいというご答弁があったのですけれども、今現在、売れるものに関しては流通市場に乗っていると思うのですね。今動いていないものに関しては、いろいろな課題があると思うのですね。空き家バンクにすぐのせられないような相続の問題ですとか、外側から見たらそんなに傷んでいなくても、中はやはり、1年2年空気の入れかえがないことによって、かなり中が傷んでくるので、リノベーションするにしても、すごくお金がかかりますし、所有者の問題、相続の問題、所有者が認知症になっている問題とかいろいろあるので、その問題を解決しないことには、空き家バンクにのせることができなくて、果たして空き家バンクにのせる物件がたくさんあればいいのですけれども、現状としては、私は、いろいろ調べる中では難しいのではないかなというふうには、私は思っているのですけれども、難しくない場合もあるかもしれないですけれども、ご答弁の中で進めていくにおいて、アンケート調査をして興味がありそうな人に電話勧誘をするというような内容もありましたけれども、やはりそれだけでは、なかなか数字も上がらないですし、さまざまな問題に対応する仕組みをつくって、そして空き家バンクにのせる物件をふやしていくということが大事になると思います。繰り返しになりますけれども、基本的な方針とか、体制を定めた上で、手順を踏んで、そこに向かって進んでいくのではないかと考えます。形だけで機能しないということにならないように、切に願っています。北海道空き家情報バンクと連携する予定ということなのですけれども、交渉から契約に関しては、宅建業者が仲介ということなのですけれども、宅建業者との連携が非常に大切になってくるかと思います。注意しなければならないのは、例えば宅建業者との間でも、あらかじめいろいろな取り決めをしなければならないと思うのですけれども、やはり例えば空き家バンクのホームページに載せて町に問い合わせが来たときに、具体的なことは宅建業者に任せていますからというふうに、そっけない態度をしてしまうと、せっかく興味と関心を持っているのに、対策に結びつかないということになりかねないので、ソフトの面を移住に結びつけるチャンスと思って充実させて、サポート体制を整える必要もあると思います。状況に応じては、出向いて必要な助言をしたり、専門的な知見を持っている人につなげることも大事ではないかと考えます。いろいろ高齢者に対する問題とか、とてもこれすごく奥が深いので、その辺のところをしっかり取り組んでほしいと思います。行政の社会的な信用力でホームページに載せたり、宅建業者の専門性を、宅建業者だけではないのですけれども、民間の専門的なそういうのを連携することによって、町の対策に結びつければいいなというふうに思っています。次に、特定空家等の発生を予防する取り組みについてですが、これも結局所有者に対して、空き家バンクに登録してもらい、適正管理を促していきたいとの答弁がありましたけれども、これもすぐそれに結びつくことであれば、それはもうほかに計画を立てることもないのですけれども、そこにいくまでが大変なので、意識改革をすることが大事だと思います。そのためには、早い段階でのアプローチが必要だと思います。空き家の情報提供や、相談窓口も必要だと思うのですけれども、例えば問題を解決するための、さっきもいいましたけれども、費用が足りないとか、売却についての相談先がわからないとか、相続などの問題が解決してないということに関して、一般の人はわからないことが多いわけですよね。そういうのを橋渡ししてくれるような、相談窓口、役場の中の窓口とはまた別に、そういうものがあれば、すごく自主解決につながるのではないかなと思います。帯広では、今年の4月から空き家対策を本格化させるのですけれども、その中で、町の中で空き家対策のワンストップ相談窓口を開設していって、弁護士とか司法書士、宅建取引士、建築士が対応するというふうに聞きました。同じようにはできないと思いますが、将来的には地域の実情に合った空き家の総合的な相談窓口を、利用者の多い札内コミュニティセンターなどに開設することも視野に入れてほしいと思いますが、いかがでしょうか。将来的にですが。
答弁 町長 飯田晴義
ここに帯広市の記事の切り抜きがありますけれども、帯広市の場合は空家等対策基本計画を策定する、何と言っても対象戸数が 1,100 戸に近いぐらいあるということで、それを何とかしようということで計画を立て、そしてその一環として専門の相談窓口も、これは委託ということになるのでしょうけれども、そういう形でトータルとして空き家の計画を立てて、それをいかに解消していくかというトータルの中での一つの手法として、相談窓口も設置したのだというふうに思います。当然、幕別町においても、こういう事態になれば、トータルで空き家の解消をしていくといったことをしなければならないなというふうに思います。
質問 5番 内山美穂子
数字的なものを比べたら、やはり帯広とはちょっと事情が違うと思います。ただ、そういうことになったときには、積極的に開設してほしいと思います。例えば、利活用に関しての一例なのですけれども、今、子育て世代を移住してもらうという取り組みをしているのですけれども、若年層でも住宅を持てる仕組みづくり、町にもいろいろな施策があるのですけれども、そういうものも大切だと思います。今、郊外に DIY ショップ、ホーマックみたいな何かいろいろありますよね。結構、自分で改築したりだとか、そういう人たちがふえてくる中で、リフォーム型賃貸借という、例えば、家の持ち主がちょっと傷んでいるのだけれども、改修するお金がないというときに、借り主に好きなように中を改修していいよ、壁を取っ払ったり、塗ったり、くぎ打ったりしてもいいよというふうにして貸して、そして返すときは原状回復しなくてもいいよということで、そういうことをやっている自治体もあります。そこの自治体は何をしているかというと、材料を提供するということをして、やっぱり若年層で、30 代くらいで住宅を持ちたい子育て世代が、広いところで生活させてあげたいというときに、やっぱり資金的な面で足りないときに、そういう方法もあるのではないかなというふうには思います。例えば、ある町では、空き家を若者の発想で快適な住空間に生まれ変わらせる DIY シェアハウスというのがありまして、例えば地域おこし協力隊とか、あと実家を離れてひとり暮らししたいという人が、勝手に改修して住んでいるというところがありまして、この町の「移住・定住応援室」というところでは、資材を助成して、空き家の DIY を満喫できる移住体験を検討したいということも言っていました。これは、今のニーズに合っているのではないかと思いますが、今後の参考にしていただきたいと思います。6番目、空き家の改修、活用、除却に関する助成制度の創設はで、当面は考えていないということで、個人の財産にかかわれないという考え、個人の財産なのでということも理解できるのですけれども、先ほども言いましたけれども、個人の財産でありながら、周辺の危険とか、公共の福祉とをはかりにかけて、そしてこれはお金をかけていいかどうかという判断をした上で進んでいってほしいと思います。個人の財産に税金を投入することがあっても、行く行くは深刻な事態になって町全体が不利益をこうむることを考えたら、空き家を減らすための町の仕組みづくりは大切だと思います。1番の終わりに、本当に幕別町は人口が札内地区を抱えているので、そんなに深刻な状況ではないのですけれども、今後、公共施設の見直しもそうなのですけれども、今あるものをしっかり管理して見直していく、このことが重要になってくると思います。幕別町の空き家も待ったなしでふえ続けるわけなので、一歩一歩着実に取り組まれるよう期待して、次の質問にいきたいと思います。次の質問が、地域おこし協力隊についてなのですけれども、ご答弁によると、かなり慎重なお答えでした。ここまでしっかり決めるということは、隊員にとってはすごくある意味いいことかもしれないのですけれども、この最初の通告に書いた数字にもありますように、かなりふえているのですね。総務省では4月から、さらに支援を強化してくるのですね。今、田舎で暮らしたいという若者がふえてきている中で、さっき町長も町職員は組み立てなんかの部分で役割を果たしていかなければならないということを話していたのですけれども、この進め方はいろいろあると思います。庁舎内でうまくどういうふうな活用をしていっていいかという考えがまとまらないのであれば、民間や団体に希望を募るという方法もあると思います。実際に、農業関係者とか、観光の仕事をされている方から、ぜひ利用したいという声を聞いていますし、またふるさとに U ターンしたいという若者が、そういう地域おこし協力隊のサイトを見て、自分の町で募集しているから、そういう今までのスキルを町に戻って生かしたいというふうにしている人もいるということを聞きます。募集を見合わせるのではなくて、コンサルな何かで中間新組織がアドバイスしているという、委託しているという外部機関があるのですけれども、そういうところを利用してサポートしている手法もありますし、そうしている自治体がたくさんあるのですけれども、そうしたことは検討されたのでしょうか。
答弁 町長 飯田晴義
委託ということは今まで考えたことはないのでありますけれども、やはり他町村の失敗事例というものをいろいろお聞きする中では、ひどい例は役場の仕事をやらせるために呼んだと。それで、この仕事、役場の今まであった仕事を、職員のかわりにやれなんていうケースもあった。あるいは、何も業務内容を指示されないで、自分が何をやったらいいのか、何のために来たんだろうかという、そういう感じを覚えている人もいたということであって、いわゆるそういう悪いうわさがあっという間にネット上で流れてしまって、その町にとってもマイナスになるというようなこともあるものですから、そういったこともあって、きちっとした1人工の仕事があって、これをこうこうやってくださいという考え方がないと、遊ばせてしまうのももったいないですし、失礼だし、やりがいも感じてもらいながらやってもらうことが必要でありますし、またその任期が終わった後のケアといいますか、できればそのまま定着して起業するなり、あるいはどこか就業先を見つけて、そのまま住んでいただきたいというのが、やはりこの制度の趣旨でもありますので、そこにちょっと今まで不安というか、きちっとした仕事量であったり、ケア体制であったりというところが不十分であったために、なかなか踏み出せないできたわけであります。ただ、実は、町でこういった業務に携わる人を探しているのだけどという、エントリーというか申し込みをすれば、その情報を見て応募してくる人がいる、そうすると、こちらからその人に対して問いかけをして、お互いある程度意思調整、意思統一が図られた上で来ていただけるという、そんなことも可能だということでありますので、そういったことも含めて、少し前向きにやらなくてはだめだなというふうに思っています。
質問 5番 内山美穂子
すごく慎重にやっているお気持ちはわかります。ただ、臨時職員とは違うのですね。臨時職員みたいな感覚で雇ってしまうと、外から来るいろいろな発想とかアイデアが活用されないまま、ただ本当にその3年の任期が過ぎてしまうということになりかねないし、確かにそういう人たちの話も私は聞いておりますが、いい面もいっぱいあると思います。なので、そういういい面を利用して、例えば半分はどこか例えば観光協会とか、一例なのですけれどね、籍を置きながら、あと半分は自由な時間で町のいいところを探し出す、プラプラしている時間も私は大事ではないかなと。町で暮らしていいところを見つけ出すという時間も大事ではないかなというふうに思います。なかなか外から来ないと発見できないこともあるので、そういうふうにしている人もおります。従来の固定観念にとらわれない柔軟な発想こそ重要で、あれこれやることをしっかり決めてしまうと、反対に本当のよさがなくなりますね。任期終了後の就職や起業に対するフォローアップについてですが、これは国の要綱とかもありますが、そんなに拘束力がなくて、来てやっぱり暮らしてみて気がつくこともあると思うのですね。来て暮らしてみて、3年後には、こういうふうになりたいとか、あと活動しながら起業に向けた活動することもできるというふうに聞いています。なので、そういう例も実際に十勝管内であります。地域おこし協力隊の活動をしながら、例えば移住の、そういう NPO を立ち上げたりとか、そういったことも可能なので、これからは本当に課題の整理に1年とかかけることなく、力を入れて、本腰を入れて、できないことは専門とする組織のほうの力をかりるということも考えながら、取り組んでほしいと思います。総括して伺います。
答弁 町長 飯田晴義
ちょっと繰り返しになりますけれども、足踏みしていたというのは、やはり面談をして、この人だったらこういう仕事いいねと決められるものではないですよね、どちらかといったらね。こういう仕事に意欲的な人を求めますといって来てもらうわけで、繰り返し面談しながら、この人だったらこういう仕事やってくれるのなら大丈夫だなというところができないということが、一つはやっぱりあったわけで、きのう谷口議員から地域おこし企業人のお話もありましたけれども、そことの違いは、決定的に私はあるのかなというふうに思うのですよ。やはり、資本金1億以上の大企業に勤めている人と、経歴というのはあるかもしれませんけれども、どの程度のスキルを持った方か、どういうことに適した方かなというのがわからない部分があって、ちょっと足踏みしたということはありましたけれども、やはり一歩踏み出すことも大切でありますし、こちらがエントリーをすれば、ある程度のやりとりもできるということでありますので、そういったことを踏まえた中で、積極的にいきたいというふうには思います。
質問 5番 内山美穂子
実際、幕別で募集したら、すごい人気になるよという話を聞いていますので、ぜひその辺のところを前向きに考えていただきたいと思いまして、質問を終わらせていただきます。