みんなの議会

幕別町議会 平成29年第1回定例会 2017年3月8日

子供の貧困の対策を

2017年3月8日、幕別町議会の一般質問で、板垣良輔議員が「子供の貧困の対策を」について質問し、町長 飯田晴義、教育長 田村修一、こども課長 杉崎峰之、住民福祉部長 境谷美智子が答弁しました。

質問者
板垣良輔 議員
答弁者
町長 飯田晴義、教育長 田村修一、こども課長 杉崎峰之、住民福祉部長 境谷美智子

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 1番 板垣良輔

通告に従いまして、質問を行います。子供の貧困の対策を。国民生活基礎調査の一環として実施された厚生労働省の調査において、子供の相対的貧困率は16.3%、6人に1人で約 325 万人が貧困状態にあると発表されました。平成 28 年度に行われました「北海道子どもの生活実態調査」によると、子供のいる世帯の家計状況は赤字が 23%に上り、そのうち4割が借金生活であることが判明しました。この調査には幕別町民も含まれており、貧困が身近にあることが示されております。子供の貧困は拡大し続けており、国全体にまたがる大きな課題であり、幕別町においても独自の施策が求められています。よって、以下の2点について町長の考えを伺います。1、幕別町の子供の貧困実態調査の実施を。相対的貧困は、表面にあらわれてこない見えにくいものです。しかし、地域の現状を知り、課題を抽出することなしに対策を打つことはできません。子供のいる世帯を対象に暮らしの実態調査アンケートを行う必要があると考えますが、いかがでしょうか。2、学校給食費の無償化を。最近、給食費を無償にする自治体がふえています。経済的な事情で生じる子供の食生活の格差は著しく、学校給食にはその格差を埋める役割があります。給食は子供の食のセーフティーネットであり、費用を惜しむべきではありません。給食を、将来を担う世代への健康に寄与する社会保障として捉え、社会全体で費用を負担すべきだと考えますが、いかがでしょうか。以上です。

答弁 町長 飯田晴義

板垣議員のご質問にお答えいたします。ご質問は、町と教育委員会にわたるものでありますので、私からはご質問の1点目につきましてご答弁をさせていただきます。「子供の貧困の対策を」についてであります。子供の貧困対策については、国においては「子どもの貧困対策の推進に関する法律」を制定するとともに、「子供の貧困対策に関する大綱」を定め、子供の貧困対策を総合的に取り組むこととしております。また、北海道においては「北海道子どもの貧困対策推進計画」を定め、全ての子供が将来に夢や希望を持って成長できる社会の実現に向けて、各種施策を総合的かつ効果的に推進しております。本町といたしましても、子供の将来がその生まれ育った環境に左右されることのないよう、また、次の世代にまで貧困状態が連鎖しないよう、国の子育て支援補助事業の活用や、北海道を初めとした関係機関等と連携して、「子供の貧困対策」を重要課題の一つとして取り組んでいるところであります。ご質問の1点目「子供子どもの貧困実態調査の実施を」についてであります。本年度、北海道が北海道大学と共同で実施した子供の生活実態調査では、13 カ所の市や町が対象となっており、十勝管内では幕別町と清水町が対象地区となりました。この調査では、小学校2年生と5年生、中学校2年生、高校2年生を対象とし、保護者と子供それぞれに分けて調査を行い、保護者の仕事や家計の状況、子供の進学希望等、70 項目以上の設問について回答するものとなっており、既に速報結果が公表されておりますが、道では調査結果を詳細に分析し、本年度中に最終報告をまとめるものとお聞きしております。本調査では、幕別町も調査の対象地区となっており、北海道との協議により最終報告後、調査結果について提供いただける予定でありますことから、町独自の調査を実施する考えはありません。基本的に子供の貧困対策は、国あるいは北海道で実施すべきものと考えておりますことから、今後、国や道が実施する貧困対策の動向を見きわめながら、町の施策の必要性については検討してまいりたいと考えております。以上で、板垣議員のご質問への私からの答弁とさせていただきます。

答弁 教育長 田村修一(教育長は2018年3月まで)

板垣議員のご質問にお答えいたします。「学校給食費の無償化を」についてであります。本町では昭和 42 年4月に豊頃町と一部事務組合を設立し、共同で学校給食を実施してまいりましたが、平成 10 年4月からは、現在の幕別学校給食センターにおいて単独で給食を開始し、忠類村との合併に伴い、18 年2月からは忠類学校給食センターとの2カ所体制により給食の提供を行っております。また、給食センターでは、現在、町内全小中学校、わかば幼稚園、幕別幼稚園、へき地保育所及び、中札内高等養護学校幕別分校に対し、1日平均 2,670 食の給食を提供しているところであります。学校給食法におきまして、学校給食は栄養バランスにすぐれた献立を提供することにより、成長過程にある児童生徒の心身の健全な発達を図ることが目的であるとともに、児童生徒へ食に対する正しい知識と食習慣を身につかせる食育の教材としても、重要な役割を担っております。また、地場産品の活用により、地域の文化や産業に対する理解を深めていただくことも目的としているところであります。一方、給食センターを運営するに当たり、学校給食に係る経費につきましては、学校給食法の定めるところにより、人件費を初め、施設・設備に係る費用は町が負担し、食材料費相当は給食費として保護者に負担をいただいているところであります。昨今、社会の構造的な問題や経済格差の拡大等により、子供の食生活の格差拡大や食のセーフティーネットに関する課題について問題となっているものと認識しております。しかしながら、ご質問の、「給食を社会保障費と捉え、社会全体で給食費の費用を負担すべき」につきましては、学校給食法に基づく本来の目的と異なるものであり、社会的な課題に対する施策の展開として、別途検討していかなければならないことであると考えております。現在、給食を無償で提供している自治体は全国で 55 市町村あり、十勝管内においても、陸別町、足寄町、浦幌町において実施しており、これらの市町村の多くは、定住化対策や子育て支援対策の一つとして実施しているとお聞きいたしております。本町では、これまでも給食費につきましては、給食の地場産品の活用を図るため、一食8円分を町で負担しているところであり、本町における食料の生産と自然の思恵について理解を深める意義があるとともに、実質給食費の一部について負担の軽減を図っているところであります。また、義務教育に係る保護者負担の経済的な軽減を図るため、今定例会に新年度予算で提案しております、修学旅行費に係る費用の軽減や就学援助等により支援を行ってまいりたいと考えており、本町において給食費相当分について無料化を行うことにつきましては、現在のところ考えておりませんので、ご理解願います。以上で、板垣議員のご質問に対する私からの答弁とさせていただきます。

再質問 1番 板垣良輔

それでは、再質問を行います。国民の可処分所得を順番に並べていきまして、その中央値、人口が仮に1億人いたとしたら 5,000万人目、中央値、そのちょうど半分の所得額のさらに半分にも満たない可処分所得しかない世帯のことを相対的貧困というふうにされております。具体的な数値で言いますと、その年によりますが、2012 年は年間の可処分所得が 122 万円程度の世帯の方、世帯員ということになりました。所得、その家の世帯の所得と学力、学歴には、はっきりとした相関関係がありまして、何となく感覚でイメージできると思いますが、子供自身の学習を行う意欲の問題、あるいは学習環境の問題ということ以前に、生活そのものが困窮していては学習どころではないというふうに想定することができると思います。所得の低い家庭の子供は低学力、低学歴になってしまい、将来不安定な就業に陥ることが多くなってしまうことが、さまざまな調査で明らかになってきております。たまたま生まれた家庭が貧困状態にあるという、子供自身にとってはどうしようもない格差のために、その子供の自己実現の可能性が著しく制限されてしまう。学ぶ機会が狭められて技術が身につけられないなど、安定した仕事につきにくい現状が生まれてきております。そして、貧困状態が世代的に次へと連鎖してしまう。大きく聞きたいと思いますが、町長に伺います。町政の枠を超えるような質問だと思いますが、子供の貧困が社会全体に与える影響について、どのようにお考えでしょうか。

答弁 町長 飯田晴義

話が大き過ぎて、今、ちょっとぴんときてないわけでありますけれども、子供の貧困が社会に与える影響というよりは、不幸な状況を何とかしなければならないということはもちろんありますけれども、与える影響と考えたときに、何かあるのでしょうか。ちょっとぴんと私はこないのですけれども、その人自身、その子自身が、非常に不幸な状況にあって、やりたいこともお金がないがために取り組めないという、そんなことは出てくるのだろうというふうに思います。ただ、逆に与える影響というか、むしろそういう子のことを思う、思いやるという、いい面もひょっとすると子供たちの中では出てくるのかなと。逆に、いじめというのもあるのかもしれませんけれども、ちょっと社会に与える影響といったときに、何が具体的にあるかなというと、私の中ではちょっとぴんとくるものは正直ないので、もう少し具体的な質問をしていただければありがたいなというふうに思います。

再質問 1番 板垣良輔

具体的な質問をというふうに言われてしましました。そのとおりかなとも思います。はい。社会に与える影響、そうですね、いや、あるのですけれども、日本財団という研究機関が「子供の貧困対策に関する大綱」という研究結果を発表しました。それによりますと、15 歳以下の貧しい子供たちへの十分な教育が受けられない事態をこのまま放置し続けると、全体で最終的に約 40 兆円の社会的損失が生じるというふうに分析しております。そういった感じの社会的損失というふうに、ごめんなさい、社会全体に与える影響。小さく幕別町の一つの学級のある誰かが貧困であるということが、日本全国、マクロの影響で考えると、そのように大きくなるというような意味合いで言ったものでした。もう少し具体的に言えばよかったと思います。行政の力で、この子供の貧困対策というのを、ぐっと後押ししていくべきだと考えております。急に、何か国際的になってしまいますが、イギリスでは 2020 年までに、子供の貧困を撲滅するというふうにして、10 年間で3割相対的貧困が減りました。ひとり親家庭の相対的貧困でいったら半分になりました。行政の力で貧困を減らせるということのあかしではないかというふうに考えます。先ほどの町長の答弁の中に、基本的に子供の貧困対策は、国あるいは北海道で実施すべきものだと考えているというふうな答弁があったと思います。国、道と比べて、基礎自治体、幕別町は住民と直接寄り添い、かつ迅速に、国や道と比べて迅速に行動することができると思います。国をまたがる大きな問題ですので、系統的な施策という意味で理解することはできますが、国、道の動向を待つというだけでなく、町の責任で子供の貧困対策ができること、何か追究すべきではないかというふうに考えますが、いかがでしょうか。

答弁 町長 飯田晴義

貧困対策というのは、あらゆる面での助成、補助金の支出につながっていくるのだろうというふうに思います。金を出さないで、知恵だけで貧困対策が解消できるなんて私は思いません。そうなると、この市町村において、どれだけの財政支出が必要になってくるのかなということが、一番頭をよぎるわけでありまして、そういう少ないお金の中でやれること、低所得者対策というのは、現実にもやっているわけですね。これは例えば就学援助なんかもそうだと思います。それと、今回出させていただいた、修学旅行に対する支援なんかもそうであります。少なくとも、低所得者対策というのは、保育所なんかもそうですが、あらゆる面において気を配っているところであります。ただ、それが根本的に貧困対策を解消するというところまでいくというのは、やっぱり町の財政の中では、私は難しいのだろうなというふうに思いますので、まずは、これは国の責任において、しっかりと貧困対策をやるべきだというのが私の考えで、そういう答弁をさせていただいたわけであります。

再質問 1番 板垣良輔

追求したいことはしたいけれども、子供の貧困対策、抜本的な解決をするためには町の権能といいますか、町の権限あるいは予算的な面でも大変難しいところがあるというふうな答弁だったというふうに思います。町の中でできることを追求するためには、次の質問に移るわけですけれども、「子供の貧困実態調査の実施を」ところです。まずは、我が町の子供の貧困の状況を正しく把握しなければいけないと思います。子供の貧困に対して、基礎自治体が実効的な対策を行うのに欠かせないのが、実態調査を行うことです。実態調査を行うのに2種類の方法があるのではないかと考えています。一つは、町民へアンケートを行うこと。もう一つは、自治体が、幕別町が持っている、既に持っている情報同士を照らし合わせるという方法です。まず、アンケートについてですが、この質問通告書にも書きました「北海道子どもの生活実態調査」の結果では、70 項目の設問というのがありましたが、例えば、保護者の健康状況、あるいは子供の健康状況、保護者の勤労状況や収入、学歴、暮らし向きとかというようなこと、あるいは子供の生活習慣や学習・自己肯定感などの設問を用意して、それに答えるという形をとっています。町長の答弁の中に、幕別町も調査の対象地区となっており、北海道との協議により最終報告後、調査結果について報告、提供いただける予定であるというふうにありましたが、それはこの北海道子どもの生活実態調査結果、全てのものでしょうか、それとも幕別町のものを抜粋したものでしょうか。

答弁 こども課長 杉崎峰之(こども課長は2017年3月まで)

情報としましては、うちの町のほうとして問い合わせしたのは、まず第一に、うちの町で、今回、幕別の対象者になった方の情報をいただけますかというような確認をしております。その後、全ての市町村に対しての情報を細かくまでいただけるかどうかまでは、返事はいただいていませんが、幕別の情報につきましては、細かいところまでいただけるということで伺っております。

再質問 1番 板垣良輔

小2、小5、中2、高2のそれぞれの学年に絞って調査を、この北海道子どもの生活実態調査ではやっております。幕別町で仮に実施するとするなら、より実態に合ったものといいましょうか、といった意味で、全ての学年で行うことができるのではないかというふうに考えます。この道の実態調査の中身に倣って、就学中の子供のいる家庭を対象に実態調査を行うべきだと考えますが、いかがでしょうか。

答弁 住民福祉部長 境谷美智子(住民福祉部長は2017年3月まで)

調査に関して、今回、道がやった調査ですとか、その前に札幌市も独自の調査を行って、その内容等も発表されております。ただ、発表されたその調査項目と内容が、どのように町としてその貧困の実態を捉えるものとなるかというのは、まだきちんとした形で私たちが分析をして、必要なものであるという確証を得られるところをきちんと見た上で、道の調査の、今回、幕別町も入っておりますので、その内容を得た上で必要がある場合については、やっていきたいという思いもありますが、今のところは、その調査結果の内容を確認していきたいと思っております。

再質問 1番 板垣良輔

その内容を精査して、北海道子どもの生活実態調査結果の内容を精査して行う必要があるというふうに感じた場合は、やるというふうなことでした。ぜひ、何といいましょうか、必要なものだと思います。内容はさておきというのですか、子供の貧困は大変な社会問題です。ですので、何はなくても、現在の幕別町の状況を把握しておくために必要なものだと思います。どうぞ実施されるようにお願いしたいなというふうに考えております。アンケートの次に、自治体の持っている情報同士を照らし合わせるというふうに、今、提案、これ一つの提案なのです。私の通告書で、実態調査アンケートと書いてしまったのがよくなかったと思うのですけれども、例えば、国民健康保険税を滞納している方、滞納している世帯あるいは水道料金を滞納している世帯、就学援助を利用している世帯というのは、これそれぞれの部や課をまたいで照らし合わせること、そのような自治体が既に持っている情報同士を照らし合わせることで、子供の貧困にある世帯、家庭を特定することができるのではないかと思うのです。そういった貧困にある家庭を特定した上で、現在ある既存の社会保障制度を活用し、その案内をする。いわゆる、「プッシュ型給付」をしてはどうでしょうかという、そういった提案なのですが、いかがでしょうか。

答弁 町長 飯田晴義

ちょっと言っていることが、私はよく理解できないのですが、個人を特定する必要は何らないのであって、貧困の状態、傾向、トレンドというものが、どういう状況であるのだということを把握する必要は、これはあると思います。そうした上で、町として対策を打たなければならないことは何だろうというふうになるのだと、そういう道筋になるかというふうに思います。ただ、実態調査をやることは、おっしゃるとおりまさしく実態を把握することで大切なことだと思うのですが、その生かし方ということを考えたときに、今まさにおっしゃったように、いろいろな就学援助をしても、データというか、傾向もわかるわけです。毎年どれだけの申請があって、どれだけの決定をしているということもわかるわけです。他も税の減免だとか、あるいは納税相談によって、どういう傾向にきているのだということは、子供がいる世帯、いない世帯、それはつかめるというふうに思います。そうした中で、では具体的にどういった施策を打つのだといったら、私、非常に難しいなと、思い浮かばないのです。というのは、今かなりの部分で低所得者対策、子育て支援をやってきています。さらに何が必要なのだ、さらにこれを加えて、もっと上積みをしなければならない、上乗せをしなければならないといったときに、なかなかやることが浮かんでこないのです。ほとんど今やられているというふうに考えておりまして、新たな傾向が出てきたら、それは考えなければならない。それは、道の実態調査でも明らかになるのではないのかなと思っております。ですから、町が事細かく実態調査をやる意味というのは余り感じていないわけで、労力ばかりかかって、それを具体の施策に分析をして、具体の施策にどれだけ生かしていけるのかと考えたときに、甚だ疑問に思っておりますので、まずは、その道の実態調査で町の中の状態もある程度わかります。それと、他の制度でも給付しているもの、行政で把握しているものがありますので、そういったものをトータルで情報収集しながら、足りない部分については、ある程度私はわかるのかなというふうに思っております。

再質問 1番 板垣良輔

ありとあらゆる施策をもう既に打っていて、これ以上何をしたらいいのかよくわからないという答弁だったというふうに思います。(違いますの声あり)

再質問 1番 板垣良輔

違いますね、ごめんなさい、失礼いたしました。何といいましょうか、これ以上、さらにさらにと実態調査を行ったところで、労力ばかり食ってという、まあそれもそうかなという気も多少しないわけでもないのですけれども、小2、小5、中2、高2というふうに、それぞれ3年間といいましょうか、それぞれバランスよく抜粋したところもあると思います。これも生かしながらでもいけるなというふうに思うのですけれども、ひとつ周知されていないということがあるのではないかというふうに考えています。北海道の、何度も出していますけれども、その生活実態調査の中で、あなたは就学援助を受けていますかというので、「受けています」「受けていない」「わからない」という中で「わからない」が相当結構あったのです。自分が就学援助という制度そのものをよくわかっていないという家庭、そういうところに申請を経ずに給付をする、プッシュ型給付というのは一つの方法なのではないかな。これはもっともっと新しいメニューをふやせという意味ではなく、本当の意味での周知ということにつながるのではないかと思います。同じようなことを聞いているかもしれませんが、もう一度お願いします。

答弁 町長 飯田晴義

私は対策、施策についてはかなりやり尽くしているので、なかなか新しいものを見出すというのは難しいという意味で、先ほどお答えしたわけなのです。今おっしゃっていることは、まさしく一理あるわけで、周知不足というのはやはりもしあるとするならば、その結果を踏まえてしっかり周知をしなければならないというふうに思っております。

再質問 1番 板垣良輔

はい、ぜひ周知不足といいますか、あるいは子供の貧困のために、撲滅のために、ぜひさらにもう一歩というふうに進めていっていただきたいというふうに思います。給食費のほうに移りたいと思います。給食費の無償化をというふうに求めていきました。この無償化というのは、こだわった部分なのです。貧困層への減免措置の充実とか、あるいは対象の拡大とかということではなく、所得制限なしの給食費無償化にこだわっています。というのも、全国の自治体で給食費無償化が少なからず実現していますが、特に困っていないといいますか、富裕層の子供にも無償化にする意義が果たしてあるのかというような疑問が、全国の自治体、給食費を無償化にした自治体でも出ているそうですが、しかしいわゆる減免措置を希望する人が申請するやり方、貧しい子供だけが無料の給食を申し込むというやり方では、子供たちの間で貧困のレッテル張りになってしまい、人格形成期の子供の自尊心を傷つけてしまうのではないかというふうな議論になりました。何でもそうですが、全体の制度にすることでこそ、本当の意味での低所得者対策になると、支援になるというふうな強い思いを持っております。町長は、子供を育ててみたいと思ってもらえるまちづくりを掲げております。その具体化のための一つの方策として、給食費無償化を検討すべきだと考えますが、いかがでしょうか。

答弁 教育長 田村修一(教育長は2018年3月まで)

給食費の無償化ということでございます。先ほど、私答弁させていただきましたとおり、学校給食法の中では、食材費相当分は保護者に負担していただくというふうに法律で定まっています。もちろん、それは法とは別に自治体が定めを持って減免するということは可能なのですけれども、文科省の健康教育・食育課学校教育係のほうでこの法の趣旨について説明しています。法の趣旨については、これはどこにいても昼食は食べるでしょうと。ですから、食材費については保護者の方に持っていただきたいと、そういう趣旨で昭和 29 年ですか、それはできたと。この説明しているのは最近ですけれども、法の趣旨はそういうことだというふうに言われています。言ってみれば、土曜日、日曜日、夏休み、そういうときも、学校に来ていても遠足だとかというときには給食は食べません。食べるときは、やはり食材費を負担していただきたいということで、この法律制定されています。そういった意味で、私は給食費を一律無償化するというのはいかがなものかなというふうには考えております。そういう意味で、先ほど町長も話しておりましたけれども、私の答弁でも申し上げましたけれども、別な形で、例えば就学援助、あるいは今年度新年度予算で子育て支援策として修学旅行の補助と、そういうようなものを考えていって、支援をしていきたいなというふうに考えています。

再質問 1番 板垣良輔

そうですね。そのようなどこにいても昼食食べるでしょうというような意見が出たということは存じております。ほかの管内の中で、足寄町であったり、陸別町、浦幌町であったりが、給食費を既に無償化している。何といいましょうか、定住化対策あるいは子供の支援対策として、修学旅行に係る費用の軽減あるいは就学援助の支援をさらに充実していく、これも大変すばらしいことだというふうに思います。これなかなか無償化というのが厳しかったら2分の1、あるいはそれが厳しかったら4分の1みたいな、そういうふうな段階的なやつでもいいと思うのです。そういう子供を育ててみたいと思ってもらえるようなまちづくりのために、給食費の無償化するべきではないのかというふうに考えております。同じことを聞きますが、もう一度お願いします。

答弁 教育長 田村修一(教育長は2018年3月まで)

私も子供を育ててみたいと思えるまちづくりということで、子供子育て世代を支援するということは、もう本当に議員と同じ思いで、もちろん町長の公約でありますし、教育委員会といたしましては、それの実現に向けて努力してまいりたいと考えております。そういう中で、私どもは一つの施策として修学旅行費の支援ということを考えているところでございます。保護者の方々に、私どもこの施策を立てるのに、保護者の方々、学校の先生たちにいろいろお伺いしてみたところ、何が負担かというと、やはり修学旅行費が非常に負担になっているというお話を承って、それでこのたび予算委員会の際にはご審議いただくことになりますけれども、そういう施策を組み立てたという経緯がありますので、学校給食については、やはり食のセーフティーネットというお話も出ていましたけれども、あくまでこれは生活全体、国民のセーフティーネットという社会保障、それこそ社会保障という考え方であれば、やはり国が他の政策でやるべきなのかなというふうに考えております。

再質問 1番 板垣良輔

そうですね、給食は子供の食のセーフティーネットであり、費用を惜しむべきではないと引き続き考えておりますが、いろいろな事情あるいは方針といいましょうか、というのがあって、なかなか現実的には難しいところがあるのではないかというふうに感じております。引き続きこの問題、子供の貧困全般に対して取り上げていきたいなというふうに考えております。以上で、私の一般質問を終わりたいと思います。

出典:幕別町議会 平成29年第1回定例会 2017年3月8日 議事録 PDF(83ページ) 間違いを知らせる