みんなの議会

幕別町議会 平成27年第2回定例会 2015年6月23日

ふるさと納税について

2015年6月23日、幕別町議会の一般質問で、内山美穂子議員が「ふるさと納税について」質問し、町長 飯田晴義、総務部長 菅野勇次、経済部長 田井啓一、企画室長 細澤正典が答弁しました。

質問者
内山美穂子 議員
答弁者
町長 飯田晴義、総務部長 菅野勇次、経済部長 田井啓一、企画室長 細澤正典

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 5番 内山美穂子

新人議員の内山美穂子です。町民の皆様の負託に応えて全力で頑張りますので、よろしくお願いします。通告に従いまして、質問させていただきます。一つ目は、ふるさと納税についてお聞きします。ふるさと納税は、居住地の応援したい自治体に寄附すると居住地の住民税が減額される制度として7年がたちました。寄附者に特産品を贈呈する自治体も年々ふえ、自治体ホームページなどでは多種多様な特産品が紹介されています。ことし4月の税制改正によって、ふるさと納税をした場合に、居住地の住民税控除の上限額がおよそ1割から2割程度に拡大したことと、給与所得者は控除を受けるための確定申告が不要になったということで、より寄附しやすくなりました。特産品による寄附金集めとの声がある一方で、こうした現状を踏まえると、今後もふるさと納税制度は注目を集めることが予想されます。十勝管内で特産品の返礼に取り組んでいる町村は 15 町村に増加しました。管内のある町ではことし5月から1万円以上寄附した人に特産品を送る制度を始めたところ、申し込み開始後1週間で 550 万円の寄附が集まったといいます。全道一多くの寄附が寄せられた上士幌町では、昨年度のふるさと納税額が約 9.7 億円。この寄附金でスクールバスを購入したり、町立認定こども園の保育料を今後 10年間無料にすることを決めました。また、同町では、ことし2月に東京で寄附した人 1,000 人を招いて感謝イベントを開き、町への旅行や移住をPRしたといいます。幕別町では、国の法律改正でふるさと納税が制度化したのを受け、2008 年9月に幕別町ふるさと寄附条例を制定しました。これは、ふるさとに寄附をした人が税金の使い道を7項目から選べるというものです。今月からはこれに加えて1回1万円以上の寄附をした町外の人を対象に、特産品などを贈呈することになりました。これは、町の魅力や特産品のPR、産業の活性化を目的にと考えてのことです。各自治体の置かれている状況は違いますが、本町でも特産品の取り組みが始まるということについては期待しているところであります。そこで、次の3点について町長の考えを伺います。1点目ですが、平成 24 年度から 26 年度までの各年度別に、本町に寄附されたふるさと納税の件数と金額、反対に町民がほかの自治体にふるさと納税をしたことにより減少した住民税の件数と金額ですね。2点目が、広報4月号で町内の事業者や個人を対象に特産品を登録する協力事業者を募りましたが、締め切りまでの応募件数と内訳について。3点目ですが、ふるさと納税は活用してこそ意味があるものと考えますが、これまでの寄附金の運用状況と使途を選択されたもの以外の寄附金の活用ですね。二つ目は、地域おこし協力隊についてです。この制度は、地方自治体が地域おこしの支援協力要員として、都市部から人材を募集するものです。さまざまな専門分野の人材を呼び込み、新たな目線で地域おこし活動に従事してもらい、活動後は定着につなげるという目的で 2009 年に総務省が政策化しました。この制度の大きな魅力は国から特別交付税による財政支援を得られることです。十勝管内でも、地場産品の開発、販売、PRなどの活動支援で積極的に何人も受け入れているところがあり、今月は帯広市でもお菓子、スイーツのメニュー開発といった地域の観光振興などを目的に女性が着任しました。本町でも豊富な農産物を加工して地域ブランドを開発したり、販売方法を考えたり、情報発信や意見交換などをしてもらうといった地域の実情に合わせた独自のアイデアが必要です。地域の魅力を発掘するための活動の一つとして、こうした国の制度を活用してみたらどうかと考えます。本町の将来ビジョンに基づき、前向きに導入することについて、町長の所見を伺います。以上です。

答弁 町長 飯田晴義

内山議員のご質問にお答えいたします。初めに、「ふるさと納税について」であります。本町のふるさと納税につきましては、平成 20 年9月に「幕別町ふるさと寄附条例」を制定し、寄附という形を通して、町民、企業、幕別町出身者等、幕別町に思いを寄せる人々の意向をまちづくりに反映し、個性豊かで魅力あるふるさとづくりを進めることを目的に、同年 10 月からスタートしたものであります。ご質問にありますとおり、本制度は寄附者にとって、より身近な制度となるよう、平成 27 年度の税制改正で、寄附金の住民税の控除枠をこれまでの約2倍にするとともに、寄附先の自治体数が年間5自治体までであれば、給与所得者等の確定申告を不要とする「ワンストップ特例制度」を創設するなど制度の拡充が行われたところであります。また、寄附者へのお礼に、特産品などの特典を用意する自治体が増加していることから、全国的に見ましても、今後さらに多くの方が本制度を利用することが想定されるところであります。ご質問の1点目、「ふるさと納税の件数と金額について」であります。平成 24 年度からの寄附の実績を年度別に申し上げますと、24 年度が 38 件で 509 万 5,000 円、25年度が 21 件で 156 万 2,000 円、26 年度が 17 件で 155 万 2,000 円となっております。このうち、町外の個人からの寄附の実績を申し上げますと、24 年度が 26 件で 110 万円、25 年度が10 件で 66 万 5,000 円、26 年度が9件で 77 万 5,000 円となっております。なお、町外からの寄附につきましては、北海道内で申し上げますと近隣の帯広市や音更町を初め、札幌市や小樽市などにお住まいの方から、北海道外は、東京都や千葉県、茨城県など関東地方にお住まいの方からなど、広範囲にわたって寄附をいただいているところであります。また、他の自治体に納税された町民の方々に係る住民税の減収分の実績を申し上げますと、暦年にはなりますが、24 年が 19 件で 25 万 1,600 円、25 年が 11 件で 23 万 4,900 円、26 年が 49 件で 70 万9,900 円となっております。ご質問の2点目、「特産品を登録する協力事業者の応募件数と内訳について」であります。ふるさと納税につきまして、これまで、町のホームページや広報誌、ポスターを公共施設に掲示するなどして、制度の周知に努めてきたところでありますが、寄附者へ記念品等を贈呈することにより、ふるさと納税を推進することはもちろん、地域の魅力や本町の特産品等をインターネットを通じ、全国的に発信・PRすることで、町内産業の活性化やその振興にもつながることから、本町においても1回1万円以上の町外の個人の寄附者を対象に、記念品の贈呈を行うことといたしました。事業実施にあたり特産品等を登録する協力事業者について、広報まくべつ4月号で、町内に本社または事業所を有する法人・個人を対象に募集いたしましたところ、4月 30 日の応募締め切りまでに3事業者から申し込みがありました。記念品等の応募内容を申し上げますと、記念品ではトマトジュースやイチゴジャムなどの自家産加工品のセット、野菜などの特産品の産直セット、手延べ麺の詰め合わせセットの3種類、特典として墓石クリーニングサービスの1種類の応募となっております。なお、本事業につきましては、今月から寄附者への記念品贈呈を開始する予定でありましたが、記念品等の応募が少なかったことから、協力事業者をさらに募集するとともに、商品発送や代金支払いなどを管理するシステムの構築など細部にわたる調整を行うこととし、開始時期をおくらせ、本年9月からの実施に向けて、現在、準備を進めているところであります。ご質問の3点目、「これまでの寄附金の運用状況と活用法について」であります。寄附金につきましては、平成 20 年度から 26 年度までの間に 161 件、総額 2,012 万円の寄附をいただいたところでありますが、基本的に「幕別町まちづくり基金」に積み立てて管理・運用することとしており、まちづくり基金の中に、「未来を担う子どもたちを守り育てる事業」「地域で支え合う健康・福祉に関する事業」や「パークゴルフの振興に関する事業」など七つの具体的な事業の枠組みを整え、寄附者の意向が十分反映されるよう、管理・運用を行っているところであります。ご質問の運用状況についてでありますが、平成 26 年度に実施いたしましたパークゴルフ場等案内標識設置事業のうち、札内川河川敷地への大型案内標識設置に「パークゴルフの振興に関する事業」の枠組みから工事費の一部 128 万 8,000 円を充当したところであります。また、平成 21 年度に実施いたしました幕別幼稚園に対する学校給食提供事業に関しては、「未来を担う子どもたちを守り育てる事業」の枠組みから 20 万円を直接充当したところであります。その他の事業への寄附金の運用につきましては、今後の事業の展開や基金の残高などを総合的に勘案し、寄附者の意向が十分に反映されるよう、その活用を図ってまいりたいと考えております。次に、「地域おこし協力隊について」であります。近年、三大都市圏への人口の集中とともに、それ以外の地域では過疎化が進展し、人口減少や高齢化等の進行が著しい地域においては、地域力の維持・強化を図るためには、担い手となる人材の確保が特に重要な課題となっております。一方、生活の質や豊かさへの志向の高まりを背景として、豊かな自然環境や歴史、文化等に恵まれた地域で生活することや地域社会へ貢献することについて、都市住民のニーズの高まりが見受けられます。国ではこのような状況を踏まえ、地方の自治体が都市から住民を受け入れ、おおむね1年から最長3年までの期間、地域おこし協力隊として委嘱し、農林業の応援や水源保全・監視活動、住民の生活支援などの地域協力活動に従事していただき、あわせてその定住・定着を図り、地域を活性することを目的として、平成 21 年度に「地域おこし協力隊」の制度を創設いたしました。「地域おこし協力隊を導入する考えについて」であります。平成 21 年当初は、地方自治体がこの事業に取り組む場合に、隊員1人につき報酬を 200 万円と住居や活動用車両の借上料などのその他の経費として 150 万円の合計 350 万円を上限に特別交付税で財政支援することとしておりました。24 年度からは、その他の経費が隊員1人につき 200 万円に引き上げられ、財政支援の額が隊員一人につき 400 万円を上限に、加えて、隊員の募集等に要する経費として1団体当たり 200 万円を上限に支援されるように拡充されました。また、27 年度からは、活動期間を終了し、地域おこし協力隊員が起業する場合には、1人当たり 100万円を上限に支援されるほか、原則都市圏から地方部への転入が基本でありましたが、地域要件が緩和されるなど、より活用しやすい制度への見直しが図られてまいりました。地域おこし協力隊の活動実績は、平成 21 年度は全国 31 自治体に 89 人の隊員数でありましたが、26年度は、全国で7府県と 437 市町村の 444 自治体で 1,511 人まで増加し、国は、28 年度までには現在の倍の 3,000 人に拡大する目標を掲げております。道内においては 75 市町村で 225 人が、管内においては新得町の 12 人を初め、9町村で 35 人が観光振興や特産品の開発支援などの業務に活躍されています。また、総務省の調査では、全国で平成 25 年6月までに任期を終えた隊員 366 人のうち、活動地と同一市町村や近隣市町村に定住されている方は 204 人で 56%に及んでおります。地域おこし協力隊は、客観的な視点で町のよさを再発見できることや、新たな観光資源の発掘の可能性があることなど、さまざまな分野で町の活性化につながる制度であると認識いたしております。本町におきましても、地域おこし協力隊を活用できる事業などについて内部で協議を進めてまいりましたが、隊員に担っていただく業務内容や活動期間中のサポート体制、終了後の就職・起業に対するフォローアップ、地域住民などへの理解など、整理しなければならない課題があると判断いたしているところであります。このようなことから、地域おこし協力隊の必要性は十分認識いたしておりますので、引き続き課題の整理に努めた上で、来年度の導入を目指してまいりたいと考えております。以上で、内山議員のご質問への答弁とさせていただきます。

質問 5番 内山美穂子

再度、ご質問させていただきます。変わらず幕別町に思いを寄せて寄附してくださっている方に、感謝の気持ちでいっぱいです。町長のご答弁によりますと、本町に寄附されたふるさと納税につきまして、ここ2年間減っていますね。問題なのは流出した寄附金です。歴年ということですが、平成 26 年については5月までですか、確認のためにお聞きします。

答弁 総務部長 菅野勇次

26 年の1月から 26 年の 12 月まででございます。

質問 5番 内山美穂子

わかりました。ごめんなさい、勘違いしていました。

質問 5番 内山美穂子

ということは、ことしは 12 月までの間に納付されない住民税がどれだけふえるかまだわからないということですね。私はこれには大変危機感を持っています。といいますのは、この4月の改正以降は特に手続が簡単になったということで、テレビや新聞の報道、書店にはふるさと納税の特集本が並び、帯広市内の大型書店では問い合わせも多いと聞きました。有名なビジネス誌の今月号にはふるさと納税の達人という記事が紹介されていました。この制度、実質 2,000 円自己負担するだけ特産品をもらえることができるのですね。幾らまでの寄附なら 2,000 円で済むのかというと、年収や家族構成などで変わってきます。総務省のふるさと納税に関するインターネット上のサイトを見てみますと、夫婦2人年収 300 万円の家庭で2万 3,000 円、年収 500 万円では5万 9,000 円、年収が 1,500 万円だと何と 38 万 2,000 円が目安です。年収が高いほど高額な特産品が 2,000 円で届くことになるのです。最近は新たな特典もたくさん出回るようになってきました。例えば旅行券ですとか現地で使える商品券、また田植えとかスポーツなどを体験できる、そういう特典がどの自治体も知恵を絞って考えております。こうした現状を町長はどうお考えでおりますでしょうか、お伺いします。

答弁 町長 飯田晴義

十勝管内にも上士幌のように9億円以上の寄附を受けている、大体純益というのが3割程度だといいますから、3億円ぐらいは懐に入っていっているというような勘定になるかというふうに思います。これを仮に税だというふうに考えますと、税で3億円をふやすというのはもう本当に至難のわざでありまして、恐らく上士幌町は税収そのものは 10 億円ぐらいしかないのかなと、想像ですけれども思うのですが、そういう中で3億円のお金が入ってくるということは非常にすばらしい、いい材料を得ているのだろうというふうに思います。ただ、やはり言えますのは、単にお金を集めるだけではなくて、そこには地域内の製造業であったり、あるいは農業であったり、2次的な販売といいますかね、そこの販売があって、それを使って特産品を送るということでなければ、単にお金を集めるだけでは、その町の将来にとって何も残らないだろうというふうに思いますし、また上士幌などは、送り主がだんだんいなくなってきたわというような、そんな話も聞こえてくるわけでありますけれども、一過性になるような危険性も非常に高いわけでありまして、いわゆるネット通販だとか、カタログ通販みたいなはやり廃りが非常に危惧されるわけであります。ですから、私は地域の製造業なり農業に恩恵がもたらされつつ、それが一過性にならないような過大投資にならないような整備の中で、町内の経済が潤っていく、加工業、農産物が売れるという形であれば非常に好ましいなというふうに思っておりますし、よその町に負けないように私どもの町も今組み立てをしているところでございます。

質問 5番 内山美穂子

いろんな面がある中で、建設的なお考えをいただいたことをうれしく思います。ただ、私、この制度につきましては、本来のふるさとを応援する趣旨からそれてしまっていて、返礼品競争のあり方が問題だと認識はしています。国全体で考えるとマイナス面も多いかと思います。また、行政サービスを受けている住所地域の税金を払わなくて済むという仕組み、先ほど除雪の話もありましたが、やはり何かサービスを受けている以上、こういう受益者負担というのはしなければならないとは思っているので抵抗はありますし、所得が低い人にはメリットが少なくて、NPO法人ですとか社会福祉法人ですとか学校法人なんかには寄附が集まりづらくなってきたという話は聞きます。でも、矛盾は感じているのですけれども、国の政策としてもう既に進んでいるのですね。特典があるかどうかで寄附額が左右されるようになった今、寄附金が流出するのをとめることはできないので、この先、減収が大きくならないようこの制度を前向きに捉えて、幕別町の魅力を全国に発信するいい機会だと思って、地域の産業を活性化させたりする、歳入がふえるよう努力してほしいと思っています。2点目なのですけれども、ふるさと納税制度の周知についてはわかりました。協力事業者公募の告知は広報だけでしょうか。文書などでの郵送はありましたでしょうか。

答弁 総務部長 菅野勇次

協力事業者の周知につきましては、今回の場合は広報のみ、広報とホームページでの周知を行ったところであります。

質問 5番 内山美穂子

特産品を扱っている事業者は町内にあるのですけれども、先ほど3件申し込みがあったとお聞きしたのですけれども、実は複数の業者を訪ねてきました。申し込まなかった理由を聞くと、町がこの取り組みを始めたのを知らなかったという声が多かったです。広報での申し込み期間は 10 日から 30 日までの 20 日間の短い期間でした。この4月の新年度の 20 日間、結構忙しいらしく、目にすることはほとんどなかったのではないかと思います。また、実際にお話しする中で登録するとしても具体的な進め方がわかりづらいとの声もありました。町長のご答弁にもありましたように、生産や管理、発送の体制をつくらなければならないといった課題もあります。多くの事業者は余裕を持った生産体制で動いているわけではないので、新たな取り組みを始めるにはそれなりの人手も要りますし、計画を練らなければなりません。上士幌町はふるさと納税を始める前から、町がNPOと連携してネットで販売する仕組みをもうつくり上げていたので、そういうところと比べると条件が違うと思います。私が訪ねたところの一つ、ある事業者はここも取り組みが始まったことは知らなかったというお話でしたが、もし行政側から積極的に足を運んで打診して説明してもらえれば参加しますし、町の活性化に幾らでも協力しますという心強いお話をいただきました。この事業者は将来を見据えた観光事業も展開していて、特産品の詰め合わせだけでなく食事や体験の特典などさまざまなことに対応できます。町の魅力を発信できる大きな存在になると思っています。ここを含めて事業者などに打診して、協力しながら地域の実情に合わせた仕組みをつくっていくことについては、いかがお考えでしょうか。ご参考までに、ふるさと納税日本一の長崎県平戸市企画財政課の担当の方は、特産品のラインナップを決めるとき、関係しそうな団体に片っ端から電話をかけたそうです。今後どういう形で協力者をふやしていくのか、伺いたいと思います。

答弁 総務部長 菅野勇次

協力事業者の募集の関係でございますけれども、答弁の中にもありましたように、先ほど私ちょっと答弁不十分でしたけれども、広報誌あるいはホームページで募集をしたというお話を差し上げたのですけれども、あわせまして商工会等を通じまして、商工会、観光物産協会等を通じまして、個々の事業者にもお話を差し上げたところでございまして、実際のその4月 30 日までの募集期間の中では3事業者ということで少なかったのですけれども、さらなる協力事業者の募集ということで、現在も協力事業者を募るべく、個々の事業者と協議を進めているところでございます。今後においても事業者のご理解をいただきながら進めてまいりたいというふうに思っております。

質問 5番 内山美穂子

今のお話を聞きまして、そういう商工会ですとか物産協会に打診する形で事業者にお話を少しずつ広げているということだと受け取ってよろしいのですか。それであれば、9月の開始には少しラインナップがふえるかと期待しております。品目については多いことが重要です。町内には埋もれている特産品もあります。どんどん発掘してPRしていただきたいというふうに思っています。十勝管内でも、幕別町の特産品は余り知られていません。町内も町民も自分の町にもし自慢できるこれだという特産品があれば、それはそれはうれしいと思います。また、多くの人に支持してもらえる商品にするためには、既存の商品であってもラベルやネーミングなどを見直すといった工夫ができるような支援も必要だと思っています。ふるさと納税制度の特産品として登録する場合は、価格帯の物がそろわない場合は詰め合わせのセット、価格帯結構高くなってきますよね、それに見合うだけの商品があるかというと、どうかわからないので、そういう形ですとか通年でなくても農産物に関しては数量限定と季節ごとでもいいと思いますし、内容をそのときのお任せにしても、そういうことをしているところもありますし、そういうことでもいいと思います。また、もし9月にスタートされるとしても、スタート以降も継続して事業者なり、そういうものを随時募集するということをして、追加していったらいいのではないかと思います。町内には原材料は豊富にあるのですから、新たな特産品の開発については本当に期待しています。農協や商工会、また帯広の食品加工センターなど横の連携をつくり早急に進めるべきだと考えます。きょうの町長の町政運営のお話の中でも、必要な支援は行うというお話だったので、実際に特産品の開発について、もし意欲的な事業者とか個人に対して、具体的にどのような支援の方法があると考えますか。また、こうしたことを総合的にコーディネートする人材も行政に中に必要になってくるのではないかと思いますが、この2点について伺いたいと思います。

答弁 町長 飯田晴義

支援ということでありますけれども、今お話出ましたように道立の食品加工センターあるいは産業振興センターというものもございます。そういったところへのつなぎということもありましょうし、また町では特産品開発の補助金制度を今ありますので、それを今のままでいいのか拡充すべきなのかということも検討しなければならないというふうに思っております。それと行政のコーディネートということでありますけれども、まずは担当であります商工観光課の職員が、課のスタッフをもって対応してまいりたいというふうに思っています。いずれにしても通り一遍のそうした物の紹介だとかということではなくて、ある程度寄り添った形での対応をしてまいりたいというふうに思っております。

質問 5番 内山美穂子

その特産品開発の補助金制度というのは、どういったものなのですか、お伺いします。

答弁 経済部長 田井啓一(経済部長は2017年3月まで)

幕別町特産品研究開発事業補助金ということで、これはホームページにも載せてございます。目的といたしましては、幕別町に関する特産品の開発及びその販売を促進し、情報発信することによって幕別町の知名度の向上を図るということが目的でございます。対象といたしましては、幕別町の特性を生かした特産品の開発のための調査、研究に要する経費であって町長が必要と認める事業ということであります。補助金の額としては、1件 15 万円以内ということでございまして、申請を希望する場合には商工観光課のほうにご相談いただきたいということでございます。

質問 5番 内山美穂子

ごめんなさい。それを私わからなかったので、周知とかはしてるんですか。

答弁 経済部長 田井啓一(経済部長は2017年3月まで)

済みません、ホームページで周知しておりますし、たしか年1回広報でもお知らせ、観光物産協会のホームページ等でもお知らせをしているかと思います。

質問 5番 内山美穂子

そういうことがあるのであれば、どんどん利用していただきたいと思うのですが、金額的に 15 万円というのはちょっと少ないかなというふうには思います。これについては、特産品開発とかというのは町長のお考えの6次産業化にも結びつくことなので、本当にぜひ実現されますように期待しています。3点目ですが、ふるさと納税について寄附金は使い方が競われるものだと思っています。幼稚園への学校給食を提供したこととか、大型案内標識の一部に使ったことなどは、寄附してくださった方へお知らせしましたでしょうか。

答弁 総務部長 菅野勇次

直接的にはお知らせはしてございませんけれども、毎年寄附金といいましょうか、ふるさと寄附の使途の状況につきましては、広報誌でお知らせをしてございます。

質問 5番 内山美穂子

昨年の9月の広報誌見たのですけれども、基金には積み立ててあるのですけれども、実際のそういうのはまだ出ていなかったので、そういうのはお知らせしていただきたいなと思っています。どう使ったかを寄附してくださっている方に発信することによって、応援してよかったと納得してもらって改めて思いを寄せてもらうこと、これこそが本来のふるさと納税のあり方ではないでしょうか。応援してくれた人たちは、自分もまちづくりにかかわっているという実感が湧くと思います。また、広報誌に年に1回載せているほかにホームページに載せていただくとか、あと例えば礼状については、一例なのですけれども、ただ文章とかではなくて季節ごとに町内の様子を文面に書いたり、写真を添えたりするなどのちょっとした心遣いがあると、寄附した方の心に伝わるのではないかなというふうに思っています。さらに幕別町の魅力を感じてもらえるように、さまざまなアイデアを出し合って、いいものに変えていくということが大切だと思います。いつまでたっても使われずに基金に積み立てているということになると、寄附者のせっかくの思いが冷めてしまって、心情的には好ましくないと思います。いろんな事情はあると思いますけれども、なるべく早く取り組んでいただきたいと思います。使い道を町独自の特色ある事業を企画するために使うことなのですけれども、外部の意見を聞くということについては重要と考えていますが、この点についてはいかがお考えですか。

答弁 町長 飯田晴義

寄附金条例はそもそも7項目の使途が定まっておりますので、そういう中からニーズの高いものに充当ををしていくということになろうかと思いますので、あえて住民の皆さんの意見を聞いてどれがいいですか、これがいいですかということにはならないのかなというふうに思っております。

質問 5番 内山美穂子

7項目の中で具体的にどういうことに使うかというそういうアイデアのことを言っていたので、7項目のどれというのではなくて、町ならではのそういうことに使っていただきたいという質問だったのです。

答弁 町長 飯田晴義

この住民参加というのも、どこまで参加すればいいのかという、これ難しいところはあろうかというふうに思いますし、すべからく行政、予算執行に関してご意見を伺うというのは果たしてどうかなということも私は思っておりまして、そこはふだんから我々は少なくとも広聴活動あるいは住民との対話の中からある程度どういうことを考えておられるのか、どういうことを要望しておられるのかということはわかっているつもりですし、私はこの選挙に際しても、そういうことをしっかりやっていきたいというふうに申し上げました。これは待つ姿勢ではなくて、しっかり住民の皆さんのところへ飛び込んでいって、そういったお話を聞く中で、私は対応できるものだというふうに思っております。

質問 5番 内山美穂子

わかりました。有効に使っていただけるよう、期待しております。二つ目は、地域おこし協力隊についてです。来年度の導入を目指して検討を進めたいとのお話でしたので、ぜひとも形になるように前へ進めていただきたいと思っています。十勝管内のある町では、今月、札幌に出向いて、隊員に情報提供をするマスコミ関係とか地域交流の専門家を集めて地域のよさをPRするイベントを開きました。これは、地域おこし協力隊というのは、地域とのかかわりが深くなるので町に来る前に事前に町のよさをわかってもらい、長く活躍してくれる人を集めたいという思いで始めており、今後は協力隊希望者を対象にバスツアーも企画していると聞きました。幕別町での業務内容については早急に煮詰めていただき、またご答弁にありました終了後については当事者ありきなので、今解決しなくてもいいのではないかなとは思っています。大切なことは意欲的な方に来ていただくために新聞などで告知するだけでなく、募集のための経費も国から出るので、行政が積極的にPRすることだと思います。この点についてはいかがでしょうか、伺います。

答弁 企画室長 細澤正典

管内に地域おこし協力隊の募集状況とかを見ますと、やはり多くは JOIN ということで、移住・定住の団体が地域おこし協力隊を募集するポータルサイト的な位置づけでそこを通して募集されているのが多いのかなというふうに思っています。当然町といたしましてもそこを通じての募集、それとあと年に1回、地域おこし協力隊のイベント的なものが1月に東京のほうでも開催されますので、そういうところに行く必要性とかも今後検討してまいりたいというふうに思っております。

質問 5番 内山美穂子

来年はぜひ行っていただきたいと思っています。この春、浦河町の地域おこし協力隊員で 30 歳の男性なのですけれども、町の未来を考えたいと町議に立候補し、当選しました。彼は隊員の活動のほかに、まちづくりのため新しい形の書店を立ち上げたアイデアマンです。若く、柔軟な発想のまちづくりに期待したいです。私自身も十勝出身ではありません。住み始めたころは、地元にとっては当たり前のことが新鮮であったり、反対にもっとこうすればいいのにと思う場面もありました。ずっと同じ地域に住んでいると、よいところも悪いところも気づきにくくなっていたりするかもしれません。なので、別の地域から来た人の新しい視点で、埋もれている財産を発見してもらうことはとても大切ではないかと考えます。協力隊に関しては、成功例ばかりではないと思いますが、導入は町の活性化に役立つ取り組みになるのではないかと期待しているところです。最後になりますが、6次産業化についても強力に推し進めていただきまして特産品をふやして、ふるさと納税以外でも販路を拡大するということを推進してもらいたいと思っています。そして、将来的には、幕別町で雇用や所得をつくり出せるよう力をつけてもらいたいと思っています。よく検討していただきたいと思います。これで、私の質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。(拍手)

出典:幕別町議会 平成27年第2回定例会 2015年6月23日 議事録 PDF(47ページ) 間違いを知らせる