幕別町議会 平成27年第2回定例会 2015年6月23日
発達障がいへの支援について
2015年6月23日、幕別町議会の一般質問で、岡本眞利子議員が「発達障がいへの支援について」質問し、町長 飯田晴義、健康推進係長 伊丹恵、民生部長 境谷美智子、福祉課長 新居友敬、保健課長 合田利信が答弁しました。
- 質問者
- 岡本眞利子 議員
- 答弁者
- 町長 飯田晴義、健康推進係長 伊丹恵、民生部長 境谷美智子、福祉課長 新居友敬、保健課長 合田利信
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 12番 岡本眞利子
通告に従いまして、一般質問をさせていただきます。発達障がいへの支援についてであります。発達障害者支援法は平成 16 年 12 月 10 日に制定され、10 年がたちます。発達障がいという名前についても多くの方が知るようになり、障がいに対する理解も広がってきていると思われます。発達障がいは先天的なさまざまな要因や幼児期の病気、外傷によって起こる発達遅延で、生活に支障が出るといった症状が見られ、通常の育児ではうまくいかないことがあります。成長するにつれ、自分自身の持つ不得意な部分に気づき、社会生活になじめないと感じることもあります。しかし、先天的なハンディキャップではなく、一生発達しないわけでもありません。発達の仕方が通常の子どもと異なっていますが、支援のあり方によってはそれがハンディキャップになるかどうかが決まると言われております。子どもの発達は個々によって違います。しかし、「発達が遅いだけ」と放っておいては発達障がいに気づかず適切なサポートができない場合があります。今後は、先進的な取り組みを参考にしながら発達障がいの支援に取り組んでいくことが必要であると考えます。そこで、以下の点について伺います。①早期発見への取り組み。②過去3年間における乳幼児健診1歳6カ月児、3歳児別の対象者数、受診者数、受診率。③保健師のスキルアップ。④ペアレント・トレーニングの実施。⑤発達障がい者の就労支援についてであります。以上であります。
答弁 町長 飯田晴義
岡本議員のご質問にお答えいたします。「発達障がいへの支援について」であります。発達障がいは、脳の一部の発達が十分でないか、あるいは実年齢に対して緩慢であることから、注意力が続かないなど日常生活に支障を来してしまう状態をあらわしております。通常は低年齢であらわれる脳機能の障害で、人との接し方や社会性、感情のコントロール、特定の学習能力が未成熟であったり、アンバランスになったりする症状が見られるものとされておりますが、平成 24 年の文部科学省の調査では、全国の公立小中学校の通常学級の児童生徒の 6.5%にその可能性があるという推計が報告されております。また、平成 25 年1月に厚生労働省がまとめたところによりますと、少なくとも成人の 1.65%の人が注意欠陥・多動性障害などの発達障がいに当てはまるという推計が報告されております。国におきましては、平成 22 年 12 月に障害者自立支援法を改正し、発達障がい者が障がい者の範囲に含まれることを法律上、明示いたしました。幕別町では、昭和 54 年に札内南小学校内に「幕別町幼児ことばの教室」を開設し、ことば等の発達におくれのある幼児に対する療育に取り組み、平成8年には幕別町保健福祉センター内への移転を経て、24 年4月からは幕別町発達支援センターに改称し、幕別町発達支援システムを基本とし、保健、福祉、教育の連携に加え、就労支援などを一体的、継続的に取り組んでまいりました。ご質問の1点目、「早期発見の取り組みについて」であります。要配慮の状態を早期に見つけ、必要な支援に結びつけることは、本人だけではなく、保護者にとっても非常に大切なことであり、早期から支援することで生活上の困難が軽減され、不登校や引きこもりなどの社会生活への不適応を防ぐことにつながっていくと考えてます。早期発見のためには、保護者の自発的な気づきを促すように、健診や所属する保育所、幼稚園などの関係機関との連携のもとに、働きかけていくことが重要となります。本町においては、母子保健法に定められている幼児に対する健康診査などのほか、発達支援センター職員による保育所、幼稚園を対象とする巡回発達相談を実施しているほか、昨年度から2歳児と保護者を対象とする「すくすく相談」を開催し、保健師、管理栄養士、発達支援心理士、保育士が子どもの育ちに関する相談に応じているところであります。また、3歳児健診では医師・保健師によるスクリーニングにより、気になる子どもがいた場合には、同席する発達支援センターの職員が子どもや保護者と面談し、発達状況の確認を行うほか、定期的な相談や保護者からの要望があった場合には、発達検査等を実施するなど、早期発見・早期療育に努めているところであります。ご質問の2点目、「過去3年間における乳幼児健診1歳6カ月児、3歳児別の対象者数、受診者数、受診率について」であります。1歳6カ月児健診の状況であります。平成 24 年度の対象者 234 人中受診者は 225 人で受診率は 96.2%、同様に 25 年度は 247 人中 240 人で受診率が 97.2%、26 年度は 170 人中 166 人で受診率は 97.6%となっております。3歳児健診は、24 年度の対象者 223 人中 215 人で受診率は 96.4%、25 年度は 233 人中 230 人で受診率は 98.7%、26 年度は 232 人中 230 人で受診率は 99.1%でありました。いずれの健診におきましても、受診されなかった児童に対しましては、保護者と連絡をとり、全て確認いたしております。ご質問の3点目、「保健師のスキルアップについて」であります。乳幼児期は、発達の上で愛着形成や基本的な信頼感を育てる時期であり、自己肯定感を育むことで、その後の自立や社会参加の基盤を形成する時期でもあります。乳幼児健康診査は、身体発育や精神発達のチェック、病気の早期発見、保護者も含めた心理的な問題や育児に関するさまざまな相談に応じるなど、子どもが健やかに育つことを目的に総合的に実施しておりますことから、健診にかかわる職員の資質・能力の高さが重要であると認識いたしております。こうしたことから、さまざまな研修機会に積極的に参加するほか、新たに採用した職員に対しましては、1年目に乳児期から幼児期への定型発達に関する研修を北海道で実施し、2年目以降につきましては、発達障がいの子どもにあらわれやすい育ちの特性や保護者の支援方法についての研修を町で実施しております。今後とも、職員個々はもちろんのこと、チームとして対応していく必要性を十分理解し、保育士や発達支援心理士、管理栄養士など横の連携を図りながら、スキルアップに努めてまいります。ご質問の4点目、「ペアレント・トレーニングの実施について」であります。ペアレント・トレーニングは、ストレスや深刻な悩みを抱える家族を支援する方法の一つとして、アメリカの神経精神医学者であるハンス・ミラー博士によって提唱され、日本でもこの方法を改良した日本版が実施されるようになってまいりました。発達障がいにかかわるペアレント・トレーニングは、発達障がい児を持つ親のための子どもの育て方の実践的トレーニング方法であり、保護者の適切な接し方が、症状の改善や子どもが感じている困難の軽減につながると言われております。発達障がいを持つ子どもの保護者は、深刻な悩みや不安を抱える場合が多く、子育てにおいては、その障害についての知識を有していることが重要であり、ペアレント・トレーニングは、こうした保護者への支援方法として、有効な方法であるとされておりますことから、本町でも各事業の中にその理念を取り入れ、取り組んでまいりました。本町では、従前から各種健診時に保健師による保護者への助言を実施しているほか、発達支援センターにおいては、保育士や発達支援心理士などの支援者向けと保護者向けに発達支援講演会をそれぞれ年に1回開催しております。講演会では、大学教授や専門機関の職員等専門職による講演のほか、発達障がい児の育児を経験された保護者の方に、育児の体験談をお話しいただく機会も設けております。また、保護者会であります「ことばを育てる親の会」では、保護者同士が集い、懇談する「茶話会」を開催し、情報の交換や先輩保護者の経験談を聞くなど、それぞれの不安を少しでも取り除き、子育ての参考となるような交流に取り組んでいるところであります。今後におきましても、保護者を対象とした研修会や講演会を継続的に開催し、適切な情報提供を行うとともに、支援者の研さんを深め、相談支援体制の充実に努めてまいりたいと考えております。ご質問の5点目、「発達障がい者の就労支援について」であります。国におきましては、平成 25 年度に障がい者の法定雇用率を引き上げ、さらに障がい者の権利に関する条約の批准に向けた対応として、障がいのある人に対する差別の禁止や合理的配慮の提供義務などを盛り込んだ障害者雇用促進法の改正を行いました。昨年度、幕別町障がい者福祉計画と第4期幕別町障がい福祉計画を策定いたしましたが、その際に実施いたしました障がいのある方々に対するアンケートにおいては、一般就労を希望する方が多くいる一方、企業においては障がい者雇用への理解が十分に高まっていないことから、勤務条件や勤務内容などに関し柔軟な対応を求める意見も多数あったところであります。また、一般就労が困難な方に対しましては、作業訓練や福祉的就労などにより、就労意欲の向上とスキルアップを図っていく必要がありますことから、本町では、平成 21 年から「障がい者の職場体験」事業を実施しており、昨年度までで延べ 75 人の方が役場内の各部署やご協力をいただいた民間企業において就労を体験され、そのうち7人が一般就労に結びついております。加えて、昨年度からは、職場体験より長期間の就労訓練である「チャレンジ雇用事業」を実施し、役場内での就労体験をされた1人の方が一般就労されております。今後におきましても、幕別町自立支援協議会や各種関係機関と連携を図りながら、一人でも多くの就労につながるよう、発達障がい者を含めた障がい者の方の就労支援に努めてまいりたいと考えております。以上で、岡本議員のご質問への答弁とさせていただきます。
再質問 12番 岡本眞利子
では、再質問させていただきます。発達支援法が制定され 10 年がたち、支援のあり方について、これでいいということはないかと思われます。これまでも行ってきた一つ一つの事業も見直しが必要になってきているものもあるのではないでしょうか。そこで、先進的な取り組みを採用するなど、常に前進させていかなければならないとの思いで質問させていただきます。発達障害支援法では、2章第5条に市町村の責務として、母子支援法に規定する健康診断を行うに当たり、発達障がいの早期発見に十分に留意しなければならないとあります。早期発見のためには、大切な取り組みとして、ただいまご答弁いただきましたように健診でありますが、健診の内容でございます。問診、計測、診察、保育相談と年齢別にさまざまな健診項目が組み込まれております。その中の一つ、問診票を見せていただきましたが、随分とうちの町の問診票はボリュームがありました。そこでお伺いいたしますが、この問診票の改定はどのぐらいでされているのか、お聞きいたします。
答弁 健康推進係長 伊丹恵
問診票の改定につきましては、国・道からの指示がある場合については、その都度改定に取り組んでおります。今、国のほうでは、問診票を全国統一で虐待予防の問診項目を入れるように取り組んでいるところですので、今年度中にもう一度見直しがある予定です。
再質問 12番 岡本眞利子
その都度いろいろと中身も変えているということなのですが、大変私も見せていただきまして、本当に細かくて大変親としてもいろいろ大変なことが多いのではないかと思いました。そこで、あるところで、道外なのですけれども、1歳6カ月健診と3歳健診で先進的な取り組みをしているところ、自治体がありました。割とわかりやすく発達障がいと診断がつく子もいれば、判断までなかなか行かない、何らかの支援が必要、また保育園や幼稚園でもいわゆる気になる子など、診断のつかない子どもも少なくないようです。こうしたことを考えますと、乳幼児健診は大変重要であるということを私は認識いたしました。発達障がいのスクリーニングツールといたしまして、M-CHAT、PARS 等を活用しております。M-CHAT と申しますのは、国際的にも広く用いられており、乳幼児期のコミュニケーションやこだわりの行動について、23 種類の質問になっております。全てはい、いいえで回答するものであります。また、PARS も自閉症の診断ツールとして海外でも広く認められており、人へのかかわり、言葉、そしてこだわり等の行動の特徴を 12 種類の質問項目について、面談をしながら評定をするやり方です。これらは国が推奨するチェックリストですが、本町としてどのような認識をお持ちでいるか、お聞きいたします。
答弁 健康推進係長 伊丹恵
M-CHAT につきましては、私どもも参考にさせていただいております。1歳半健診の項目で、やりとりの部分ですとか、あとは指さしをするですとか、後追いをするですとか、そういう部分について取り入れさせていただいております。あと、後半の部分につきましては、ちょっと申しわけないのですけれども、勉強不足でまだ理解しておりません。
再質問 12番 岡本眞利子
自閉症の早期発見には、3歳という年齢が一つの区切りとされております。3歳未満の子どもが自閉症と診断される例は少ないといいますが、このような早期診断のツールを活用することによって、95%の精度で自閉症を予測することができると申しますので、先進的な手法も取り入れるべきではないかと思いますが、その点についてはいかがでしょうか。
答弁 民生部長 境谷美智子
今、係長が申し上げましたとおり、この診断ツールに関しては PARS を含め各種たくさんの診断ツールがございます。現在、一般の健診の中で実施するという形では考えておりませんけれども、発達支援センターでの個別の相談ですとか、この方法ではございませんが、診断をしていくためのツールとして、子どもたちによい方法という形で取り組みは進めています。でも今おっしゃっていただいたようなことも含めまして、さらに健診の中に取り入れ可能なものがあるかどうかとかは検討してまいりたいと思います。
再質問 12番 岡本眞利子
今ではやはり先進的な取り組みをどんどんと取り入れているところもあるということですので、そのようなこともうちの町も取り入れながら早期発見に努めていただきたいと思います。では、2問目の質問なのですけれども、1歳6カ月と3歳児健診の受診率が、ご答弁では大変高いということで 95%以上を超える非常に高い受診率だということがうかがえます。このように高い受診率ということは、本町において言葉のおくれ等の発達や気がかりな子どもを持つ保護者について個別的に相談され、対応し、必要に応じて療育機関への紹介を行うなど総合的な支援をされているということでありますので、とても安心したところでございます。また、これもぜひとも続けていただき、このように受診率が高いということを本当に引き続きしていただきたいと思います。そこで、厚生労働省の科学研究で行われた研究報告によりますと、3歳児健診で気づきにくい軽度発達障がいについて、5歳児健診が年齢的にも有用であることが報告されております。幕別町で行われている3歳児健診は、町で行う最後の健診であります。そして、4歳、5歳の健診がなくて就学健診診断が行われることになっております。現在では、子どもたちに切れ目のない対応が求められる中で、全国でも大半の自治体がそうなのですけれども、4歳、5歳健診が行われていないのが現状であります。そこで、3歳健診から就学までのこの空白の期間がありますが、町としてどのように対応されているのか、お聞きいたします。
答弁 福祉課長 新居友敬(福祉課長は2017年3月まで)
支援センターでは5歳児に限定した取り組みということではございませんけれども、早期発見の重点的な取り組みといたしまして、現在、年に2回、幼稚園、保育所への巡回相談を実施しております。この発達障がいでございますが、家庭での困り事がない場合でも、幼稚園や保育所などの所属に入ることによりまして、集団行動や他の子どものとのかかわり合いなどから、顕著にその症状が出るケースが非常に多いということで、私どものほうも、この巡回相談では所属している子どもたち、主に4歳、5歳、6歳と、その様子の確認、それから保育士などからの相談などを受けまして、それに対する指導・助言を行っているところでございます。
再質問 12番 岡本眞利子
では、4歳児や5歳児でどこにも通園していないという子どもは、幕別町にはいらっしゃいますでしょうか。
答弁 民生部長 境谷美智子
4歳で何人いる、5歳で何人いるというところは現況の中では把握できていません。ただ、おっしゃっていただいたとおり、小学校へ入る前の年の 10 月に就学児健診を行っておりますが、その段階で、どこにも所属がないというお子さんは毎年1人か2人はいらっしゃいます、実際。そこのお子さんたちに、今言ったような形でこちらからの働きかけというのは、今の状態ではなかなか難しい状態です。
再質問 12番 岡本眞利子
私が言いたいのは、年度途中で引っ越してきたりして、保育所や保育園に入れなかったというようなお子さんがいるのではないかということをお聞きしたところです。
答弁 福祉課長 新居友敬(福祉課長は2017年3月まで)
所属に属していないお子さんについては、直接何か困り事がある場合は、支援センターのほうに相談いただくという形になろうかなとは思うのですが、支援センターとしましても、開所して既に3年がたちまして、年々相談件数、それから通所児童もふえてきているということで、支援センターの関係も認知が保護者の間にもされてきているという考えでございまして、今後ともその周知・広報に努めてまいりたいというふうに考えております。
答弁 民生部長 境谷美智子
保育所の入所の依頼があって、現況の中で、その4歳、5歳児が対応できない数字については把握しておりますが、現在、持ち合わせていないので、申しわけございません。
再質問 12番 岡本眞利子
やはり幼稚園や保育園に通園している子どもたちは、集団生活の中でちょっとおくれているとか、普通のほかのお子さんとちょっとおくれがあるというようなことがありますけれども、在宅で保育をしている子どもたちにはなかなかそういうところが気がつくことができないのではないかなと思いまして、このような質問をさせていただきました。したがいまして、本当に幕別町の4歳児、5歳児の全ての子どもたちに健診が受けられるような体制をつくっていただきたいと思います。また、5歳児健診のこの最大の目的といたしまして、保護者が発達障がいに気づくということにあります。5歳児健診の町の見解をお伺いいたします。
答弁 民生部長 境谷美智子
5歳児健診については、議員がおっしゃいますとおり、担当課においても研究いたしております。5歳児健診の要領の中にごらんいただいているかと思いますが、発達診断を専門的にする医師あるいは担当職員という欄がございまして、現行検討の段階ではそこの確保が難しいという段階もありました。ただ現在、発達支援センターのほうに専門職員の配置も考えておりますので、そういうことの中では体制としてはとれる可能性ができてきたかなというふうにも思います。ただ一方で、5歳児になりますと、所属に先ほど申し上げましたとおり、所属に入っていない子というのが本当にすごく少ないのですよね。逆にその間に結構大きくなった子どもたちを連れて健診に来るのも大変だという意見も、5歳児健診を検討したときには結局日中の昼間、保育所なり幼稚園を休んで連れて健診に来るという、そういうご意見もあったのは事実です。そのあたりも含めまして、議員がおっしゃるように、4歳、5歳でどこにも療育を受けていないとか集団を持っていないとかという子どもたちの対応の方策については、今後検討してまいりたいと思います。
再質問 12番 岡本眞利子
発達障がいにおきまして、早期発見が大変に有効であるということが検証されております。学童期になって発達障がいを見受けられるようになった場合、2次的と言われる不適当な状況になり得ることが多いと申します。したがいまして、幼児期の早期の段階で発見し、適切な対処を行うことで多くの予防ができるということから、先ほども申し上げましたように、最も適した年齢が5歳児であることは国の研究においても示されております。5歳児健診を行うには、児童精神科医または臨床心理士などさまざまなハードルがあるかと思いますが、本町の乳幼児健診に5歳児健診の導入の検討もぜひしていただきたいと思います。続きまして、3問目の質問なのですけれども、保健師のスキルアップについてであります。乳幼児健診に従事する保健師が発達障がいの知識を習得し、スキルの向上を図ることが大変重要であります。本町としてもさまざまな研修会に参加され、資質向上に努めているということで、ぜひとも研修の成果も発表できるような機会もつくってあげることも大切かと思いますが、その点についてはいかがでしょうか。16:21 乾議員退場
答弁 保健課長 合田利信(保健課長は2017年3月まで)
町長答弁にもございましたが、保健師採用1年目からさまざまな研修、2年目以降においてもいろんな研修に参加して、発達障がいの早期発見含めた研さんをしているところであります。そういった研修に参加した職員については、また戻った後、職員同士で研修の結果等を話し合っておりますので、常に新しい情報を保健師同士で共有し合っているというのが現状であります。
再質問 12番 岡本眞利子
研修を受けても、やはり何もされないままですと、やはり人間って忘れてしまいますので、いかにそれを使っていけるかということも大事かと思いますので、ぜひともそういう機会も広げていただきたいと思います。そして、4番目の質問なのですけれども、ペアレント・トレーニングの実施についてでございます。発達障がいのある子は生活のさまざまな場面で困難を抱えがちです。失敗が多く、それを大人がつい叱ってしまいます。子どもが落ちつきがない、集団行動についていきにくい、かんしゃく、また怒りん坊など、子育てをするためのトレーニング、子育ての難しさを感じた保護者に対して、ペアレント・トレーニングを受ける体制が町といたしましても随分充実していることが伺えました。支援者向けと保護者向けに発達支援講演会なども行われているということでありますが、年に1回とは言わず、広く町民の方にも理解が得られるよう周知して、開かれたほうがよいのではないかと思いますが、その点についてはいかがでしょうか。
答弁 福祉課長 新居友敬(福祉課長は2017年3月まで)
本町においてもこのペアレント・トレーニングの取り組みについては大変有効であると認識しておりまして、答弁の中にもありましたけれども、そういう発達障がいに対しての有識者、また体験をされた方を招いて今のところ講演会を実施しているところであります。また、このトレーニングにつきましてはいろんなやり方といいますか、そういうことの情報等も入っておりまして、専門的な知識を受ける研修等ということもされているところもあると聞いております。また、今後ともそういった先進的な事例を参考にしながら、保護者への支援について検討してまいりたいと考えております。16:24 乾議員入場
再質問 12番 岡本眞利子
保護者がネグレクトにならないように、しっかりとサポートをしていただきたいと思います。次、5番目の質問ですが、発達障がい者の就労支援であります。障がい者の雇用については、障がいの特性に応じたきめ細かい支援が求められております。しかし、就労支援は大変に厳しいのが現状でございます。本町では職場体験ということが行われておりますが、26 年度は何人ぐらい体験されたのかをお伺いいたします。
答弁 福祉課長 新居友敬(福祉課長は2017年3月まで)
26 年度においては 11 名が参加されております。
再質問 12番 岡本眞利子
11 名の方が職場体験をされたということでございます。大変本人といたしましても、働く意欲または働くことの楽しさなどもこれから徐々にということであると思いますので、さらにこういうところにも行政として力を入れていただきたいと思います。そして、障がい者の雇用の促進法によりまして、法律の改正により、平成 30 年には精神障がい者が雇用率の算定の基礎に加わることから法定雇用率が引き上げの見直しがされることになりました。さらなる雇用促進が求められると思いますが、その点についてどのようにお考えされているか、お聞きいたします。
答弁 福祉課長 新居友敬(福祉課長は2017年3月まで)
雇用率のアップというか、そういうことが2%という標準雇用者の2%という義務づけがされたところでございます。この体験事業を通じて、企業者側のほうに相談、協力をいただく中では、障がい者への理解、それから雇用の必要性についてそれぞれの企業者さんのほうに周知をして理解を求めているところでございまして、今後においても、こういう体験事業、障がい者雇用の体験事業といいまして、障がいを持たれている方の事業であるとともに、企業者側においてもその障がい者雇用の理解、体験の場でもあろうかなというふうに思っておりますので、今後においても、この町内企業者への周知、協力をお願いしていきたいと思っております。
再質問 12番 岡本眞利子
一人でも多くの職場体験をしていただき、自信が持てるよう、また働く喜びにつながるよう、行政としても企業への理解を促し、一般就労につながるようさらに支援をしていただきたいと思うところであります。最後に、障がいがある方も含め、全ての町民が住みなれた地域で安心して生活ができるよう、きめ細やかな福祉政策にスピード感を持って優先課題の一つに取り入れて進めていただきたいことを申し上げて、私の質問を終わります。以上です。