みんなの議会

幕別町議会 平成26年第1回定例会 2014年3月13日

地方財政計画と町民の暮らしを支えるまちづくりについて

2014年3月13日、幕別町議会の一般質問で、中橋友子議員が「地方財政計画と町民の暮らしを支えるまちづくりについて」質問し、町長 岡田和夫、教育長 飯田晴義、総務課長 菅野勇次が答弁しました。

質問者
中橋友子 議員
答弁者
町長 岡田和夫、教育長 飯田晴義、総務課長 菅野勇次

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 15番 中橋友子

通告に従いまして、質問を行わせていただきます。初めに、地方財政計画と町民の暮らしを支えるまちづくりについてです。2014 年度の地方財政計画が2月7日に閣議決定されました。新年度の予算の最大の特徴は、「社会保障・税一体改革」に基づく消費税増税と本格的な社会保障の改悪が始まる予算であり、かつてない国民負担が増大する予算となっています。地方財政計画では、交付税の削減など厳しい面を持ちながらも、補正予算と合わせて「15 カ月予算」で見ると、財源は一定程度確保されており、これらを生かし、住民負担の軽減と暮らしを支える政策を進めていくことが必要です。同時に地方財政計画に盛り込まれている各種事業に合わせ、地域内で経済が循環する事業に大いに取り組み、税収の向上にも努める必要があります。また、地方財政計画の中には、14 年度から交付税算定の見直しを行い、行革や地域活性化の自治体の「努力」を査定し配分するということや、「公共施設等総合管理計画」や「連携協約に基づく新しい広域連携」などで新たな自治体の広域化の推進など問題も含まれており、これらに対する対応も含め、以下の点を伺います。①補正予算「がんばる地方交付金」等の事業計画について。②地域支援策である地域経済循環創造事業交付金等の事業を生かし、地元の食糧、木材等の資源の活用で「域内循環型」の経済推進。特に自然エネルギーの推進に本腰を。③生活支援制度の充実、国保税の減免、窓口負担の減免、保険証の無条件交付、介護保険料・利用料の減免、上下水道料金の減免について。④地方交付税の行革実績等の「査定」による配分、新たな広域化の推進等は地方自治の権限を越えるものであり、中止を求めるべき。2番目は、行き届いた教育の推進についてです。国は 2011 年より小学校1年生の 35 人学級を法制化し、2年生については加配で対応してきました。さらに拡充が求められていますが、今年度は定数を削減し、あとは自治体任せとされています。また、小学校6年生と中学校3年生を対象に行われてきた全国学力テストについて、教育関係者の反対を押し切ってことしから市町村名、学校名を明らかにした成績の公表を可能としています。さらに異常な競争教育が加速されることになりかねません。土曜授業も設置者の判断で可能とされています。いずれの問題も子供たちに行き届いた教育を保障する上で大変大きな問題であり、次の点を伺います。①国の責任で小学校、中学校の少人数学級を実現するよう求めていくこと。②学力テストの公表は行わず、廃止に向けること。③土曜の授業は子供の余暇、休息の保障、教職員のかかわりなど現場の声を尊重し、見切り発車はしないこと。以上であります。

答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)

中橋議員のご質問にお答えいたします。ご質問は、町と教育委員会にわたるものでありますが、私からはご質問の1点目につきましてご答弁させていただきます。「地方財政計画と町民の暮らしを支えるまちづくりについて」であります。先般、国が閣議決定した平成 26 年度の地方財政計画の規模は、前年度に比べ 1.8%増の 83 兆 4,000億円で、近年では最大規模となったところであります。歳出においては、社会保障費の増加や地域経済活性化対策の充実などに対応することとし、歳入においては、地方交付税を2年連続の減としたものの、地方税が大きく伸びた分、一般財源総額については、平成 25 年度水準を相当程度上回る額を確保したとされております。しかしながら、この計画が財政力の弱い市町村にそのまま当てはまるのかどうか疑問が残るところであり、特に地方交付税の減額がどの程度になるか懸念されるところであります。ご質問の1点目、「補正予算「がんばる地域交付金」等の事業計画について」であります。国は、本年2月6日、4月からの消費税率の引き上げに伴い、引き上げ前の駆け込み需要とその反動減を緩和し、景気の下振れリスクに対応するための経済対策として、臨時福祉給付金などを含めた総額5兆 5,000 億円規模の補正予算を成立させたところであります。そのうち「がんばる地域交付金」につきましては、経済対策において、アベノミクス効果の全国への波及が求められる中で、景気回復が十分ではない財政力の弱い市町村が行う地域活性化に向けた事業に対して交付金を交付することにより、歳出の追加に伴う地方負担の増加に必要な財政措置を講じようとするものであります。交付金の算定の対象となる事業につきましては、国の補正予算に計上された公共事業であり本町の場合は、さきの補正予算で議決をいただきました道営畑総事業の2事業と橋梁長寿命化修繕に関する2事業で、いずれも平成 26 年度以降の事業として、総合計画3カ年実施計画に計上していたものを前倒しで実施するものであります。交付金の交付限度額の算定は、当該事業に要する地方負担額に応じて算定されるものであり、現段階では、約 800 万円程度になるものと見込んでおります。また、交付金の充当対象事業につきましては、今後、市町村が策定する実施計画に掲載された地方単独事業などに充当できるものであり、具体的には道路整備事業など、新年度予算に計上している既存の単独事業に充当するよう考えているところであります。対象となる事業が少ないことや交付金の算定率が低いことから、昨年の「地域の元気臨時交付金」と比較いたしますと少額ではありますが、貴重な財源でありますので、有効に活用いたしたいと考えております。ご質問の2点目、「地元の食糧や木材等の資源活用による「域内循環型」の経済推進について」であります。初めに、地域経済循環創造事業交付金等を生かした「域内循環型」の経済推進についてであります。国は平成 25 年2月に、総務大臣を本部長とする「地域の元気創造本部」を設置し、地域力創造に向けた総務省の取り組みとして、地方圏からの衰退を食いとめ、自立的な地域活性化を推進するため、「地域経済循環創造事業交付金」を創設したところであります。この交付金は、「あと一歩」で実現できるような地域活性化に資する事業について、その事業の初期投資費用に充当されるものとし、その後の事業の状況・成果等について検証・研究を加え、産業界や大学界、地域金融機関等との連携により、各自治体が将来に富を生み出す仕組みづくりにつなげることを目的に交付されるものであります。具体的には、地域金融機関から融資を受けて事業化に取り組む民間事業者が、事業化段階で必要となる初期投資費用について、自治体が民間事業者に助成する経費に対し、国が自治体へ交付金として交付するものであり、産学金官がそれぞれの強みを生かして連携した、地域ラウンドテーブルを構築し、地域の「人材」「資源」「融資」、いわゆる「ひと」「もの」「かね」を活用して事業を起こし、雇用を生み出すモデルの構築を行う自治体を支援するものであります。これまでに全国で、67 事業に対して、21 億 8,000 万円が交付決定されたところであり、北海道では、北海道のエゾシカ製品オリジナルブランド化推進事業、芦別市のチップ製造事業などが交付決定されております。ご質問にありますように、地元農畜産物や木材資源の活用による域内循環型の経済推進のために有効な制度ではありますが、事業実施主体は民間でありますことから、先月、地域金融機関に対し、このような取り組みを進める民間事業者への融資を検討されている事業について照会するとともに、この交付金事業の周知をさせていただいたところであります。しかしながら、現時点では、本事業に該当するような事業はなかったところであり、今後も引き続き、制度内容等につきまして、民間事業者や金融機関に対しまして、周知を図るとともに、情報の収集に努めてまいりたいと考えております。次に、「自然エネルギーの推進」についてであります。本町では、「幕別町地域新エネルギービジョン」に基づき、本町の地域特性に適合した新エネルギーの導入に向けて取り組んでいるところでありますが、今後におきましても、先進事例などを参考にして、自然エネルギーの活用について努めてまいりたいと考えております。ご質問の3点目、「生活支援制度の充実について」であります。初めに、国保税の減免についてであります。国保税の減免につきましては、納税義務者の負担軽減を図るために所得に応じて7割、5割、2割の法定軽減措置を実施しておりますが、本年4月からは5割軽減と2割軽減に係る軽減判定所得の基準が見直されることとされております。具体的には、5割軽減では対象となる軽減判定所得の算定におきまして、被保険者数と特定同一世帯所属者数に世帯主を含めることになりますとともに、2割軽減の対象となる軽減判定所得の算定におきましては、被保険者数と同一世帯所属者数に乗ずる金額を現行の 35 万円から 45 万円に 10 万円引き上げられることになります。このことにより軽減措置が拡大されますので、現行よりも低所得者に配慮された改善が図られるものと考えているところであります。また、幕別町国民健康保険税条例第 29 条第2項におきまして、「災害等により生活が著しく困難となった者若しくはこれに準ずると認められる者又は特別な事情がある者に対し、減免することができる」と規定されていることに基づき、従前から個別に相談を受けて対応しているところであり、所得のみに着目した基準を定めて一律に減免を行うことにつきましては、結果的に他の被保険者の負担になるなど公平性を欠くことにもつながるため、新たな減免制度を設けることは難しいものと考えております。なお、今後とも親切、丁寧な相談対応に努めてまいりたいと考えているところであります。次に、国保窓口負担の減免についてであります。幕別町国民健康保険条例施行規則第 18 条の規定に基づき、過去1年以内に特別な事由により、収入が著しく減少し、資産などの活用を図ったにもかかわらず、一時的に保険医療機関や保険薬局に支払うことが困難なときに、一部負担金を減額、免除並びに徴収を猶予する基準を新たに定めて、平成 23年4月1日から施行しているところでありますが、今後とも相談体制を充実させ適切な対応に努めてまいりたいと考えております。次に、国保保険証の無条件交付についてであります。国保の被保険者証の更新時におきまして、国保税の納入に関して過年度分に係る滞納がある世帯に対しましては、やむなく短期被保険者証を一斉交付しているところであります。また、担当課職員との納税相談等にも応じてもらえず、特別な事情がないにもかかわらず更新時において、納付期日より1年以上の間、保険料を滞納している世帯に対しましては、被保険者証資格証明書を交付しているところであります。滞納せざるを得ない理由もあろうかと思いますが、納税相談等をしていただくことにより、滞納状況が改善されていく事例もありますので、町といたしましても皆さんが一般被保険者証の交付となるように納税相談の充実に努めてまいりたいと考えております。次に、介護保険料の減免についてであります。介護保険料につきましては、所得に応じて保険料を設定するなど、所得の低い方に対して一定の軽減措置を行っているところであり、加えて平成 24 年度からの第5期介護保険料の設定に当たり、非課税世帯である「第3段階」に該当する方につきましては、所得に応じて2段階に分割し、基準保険料率を引き下げるとともに、全体として所得の高い方からは、応分の負担をいただくように所得段階をこれまでの「8段階9区分」から「9段階 11 区分」に設定したところであります。町といたしましては、今後も現行の制度の中で対応いたしたいと考えているところであり、支払いが困難な状況の方につきましては、個別にご相談をさせていただき適切な対応に努めてまいりたいと考えております。次に、介護保険利用料の減免についてであります。低所得者が介護サービスを利用する際の利用者負担につきましては、社会福祉法人が軽減を実施した場合にサービス利用料の 25%を軽減するほか、平成 21 年度からは、町独自の施策として社会福祉法人以外の事業に対しても利用者負担軽減を拡大したところであり、さらに平成 24 年度からは、訪問リハビリや訪問看護などの医療系在宅サービスも軽減を拡大しているところであります。加えて、町独自の施策として、訪問介護を利用する際の利用者負担の軽減を行うなど、低所得の方でも必要な介護サービスを安心して受けることができるような制度設計に努めておりますので、ご理解いただきたいと思います。次に、水道料金の減免についてであります。上下水道料金につきましては、地方公営企業法に基づく公営事業として、独立採算、受益者負担を原則として運営すべきものでありますことから、独自の減免につきましては、受益者以外の方からの負担を求めることになり、負担の公平性の観点からも難しいものと考えているところであります。ご質問の4点目、「地方交付税の行革実績等の「査定」による配分や新たな広域化の推進等の中止を求めること」についてであります。初めに、普通交付税の行革実績等による配分につきましては、今回の地方財政計画において、「地域の元気創造事業費」として普通交付税で措置されるものであり、地方交付税の総額確保という観点からは、一定程度、地方の要望に沿ったものであると認識いたしております。算定に当たりましては、人口を基本とした上で、各地方公共団体の職員数の削減率やラスパイレス指数などを用いた行革努力、農業産出額や製造品出荷額などの指標を用いた地域経済活性化の取り組み成果を反映するよう制度設計がなされているところであります。現段階では、これらの算定要素が結果的に本町にとってどのように作用するのかは不透明な状況にありますが、国においては、平成 27 年度以降、地方法人課税の交付税原資化により生じる財源を活用して増額することも検討されているところであり、今後の状況を注視するとともに、場合によっては、町村会等を通じて、よりよい仕組みとなるよう国に働きかけてまいりたいと考えております。次に、新たな広域化の推進についてであります。国においては、昨年6月の第 30 次地方制度調査会の「大都市制度の改革及び基礎自治体の行政サービス提供体制に関する答申」を踏まえ、「基礎自治体による行政サービス提供に関する研究会」を設置し、市町村が基礎自治体としての役割を持続可能な形で果たしていくため、「連携協約」に基づく地方公共団体間の新たな広域連携のあり方を検討してきたところであります。研究会の報告の中では、地方公共団体間で「連携協約」を締結できる新たな仕組みを制度化する必要性がうたわれ、それを受けて、国は地方自治法の改正など必要な措置の準備に着手したところであります。連携協約制度の内容といたしましては、昼夜間人口比率1以上の政令指定都市や人口 20 万人以上の新中核市を「地方中枢拠点都市」と位置づけ、圏域における成長エンジンの核となって、「圏域全体の経済成長の牽引」「高次の都市機能の集積」などの役割を担い、近隣市町村と連携協約を締結し、具体的な取り組みを推進していくものであります。北海道の場合、地方中枢拠点都市の要件を満たすのは札幌市と旭川市が想定されており、圏域では十勝圏まで及びませんが、地方中枢拠点都市圏以外の地域では、定住自立圏構想の取り組みを一層推進するため、地方交付税措置を拡充することとされております。連携協約制度のメリットといたしましては、単に事務分担だけでなく、圏域全体を見据えたまちづくりの方向性など政策面での役割分担についても、自由に盛り込むことが可能となり、組合や協議会などの別組織をつくらずに、より簡素で効率的な相互協力の仕組みができることや地方交付税による財政措置が講じられることであります。いずれにいたしましても、十勝圏全体としてメリットが受けられるような仕組みとなるよう、今後の国の動向を注視してまいりたいと考えております。以上で、中橋議員のご質問に対する私からの答弁とさせていただきます。

答弁 教育長 飯田晴義(教育長は2014年12月まで)

中橋議員のご質問にお答えいたします。「行き届いた教育の推進について」であります。ご質問にもありましたように、平成 23 年度から小学1年生の 35 人学級が実現し、学習意欲が向上するといった効果とともに、入学したばかりの小学校1年生がなかなか席に着かなかったり、席に着いても落ちつかないなどの、いわゆる「小1プロブレム」への対応や教職員の負担軽減が図られるなど、子供たち一人一人にきめ細かな指導ができる環境づくりが徐々にではありますが、整ってきているところであります。ご承知のとおり、新学習指導要領が小学校ではこの年から、中学校では翌平成 24 年度から全面実施となり、「知・徳・体」をバランスよく育成することを通じて、変化の激しいこれからの社会の中で「生きる力」をより一層育むことを目指して、さまざまな取り組みがなされてきているところであります。ご質問の1点目、「国の責任で小学校、中学校の少人数学級を実現するよう求めること」についてであります。公立の小・中学校の学級編制につきましては、公立義務教育諸学校の学級編制及び教職員定数の標準に関する法律、いわゆる「義務標準法」により定められており、平成 23 年の義務標準法等の改正により、小学校第1学年の学級編制の標準が 40 人から 35 人に引き下げられ、教職員の基礎定数化が図られましたが、小学校第2学年については、教職員の基礎定数化は見送られ、加配措置にとどまっているところであります。平成 24 年9月に文部科学省から示されました平成 25 年度から平成 29 年度までの5カ年計画である「子どもと正面から向き合うための新たな教職員定数改善計画」では、国の責任により教職員定数を確保し、今後5年間で、小学校第2学年から中学校第3学年までの 36 人以上学級の解消、さまざまな児童生徒の実態に対応できる加配定数措置、東日本大震災に係る教育復興支援を主な改善増の内容として盛り込んでおります。その中でも 36 人以上学級の解消につきましては、少人数学級推進分として加配教職員数を、平成25 年度から平成 26 年度までの各年度で 3,900 人ずつ、また、平成 27 年度から平成 29 年度までの各年度で 4,000 ずつをふやし、合計で1万 9,800 人を増員すると計画となっているものであります。しかしながら、平成 25 年度予算では計画どおりの予算措置がされず、財務省と間で「今後の少人数学級の推進については、平成 25 年度全国学力調査等を活用し十分な検証を行い、教職員の人事管理を含めた教職員定数の在り方全般を協議する」とされたところであり、平成 26 年度予算においても少人数学級の推進に係る教職員定数の確保は見送られたところであります。新学習指導要領の理念を踏まえ、必要な授業日数を確保しつつ、教員が個々の児童生徒と向き合いながら、きめ細かな教育を進めるためには、小学校並びに中学校の全学年における少人数学級の完全実施が必要であると考えておりますことから、北海道教育委員会連合会等を通して、今後も国に強く要望してまいりたいと考えております。ご質問の2点目、「学力テストの公表は行わず、廃止に向けること」についてであります。小学校6年生と中学校3年生を対象とした「全国学力・学習状況調査」につきましては、平成 19年度から全員参加の悉皆調査として始まり、平成 22 年度から平成 24 年度までの間は、3割抽出調査及び希望利用方式に変更されておりましたが、本年度からは全員参加の悉皆調査として実施されているところであります。全国学力・学習状況調査へ参加につきましては、学校とともに多面的な分析を行い、教育及び教育施策の成果と課題を把握・検証できること、学校では児童生徒の全般的な学習状況の改善等に努めることができ、教育指導等の改善に向けて取り組むことができることなど、当該調査結果を活用した取り組みの効果は、非常に大きいものとして考えております。ご質問では、「学力テストの廃止に向けること」ということでありますが、教育委員会といたしましては、引き続き当該調査へ参加し、調査結果を授業改善や児童生徒の生活習慣の改善などに生かしてまいりたいと考えております。次に、調査結果の公表についてでありますが、文部科学省は昨年の 11 月に、「平成 26 年度全国学力・学習状況調査に関する実施要領」を発表し、平成 26 年度から、市町村教育委員会において、それぞれの判断で、当該実施要領に定める配慮事項に基づき、個々の学校名を明らかにした調査結果の公表を行うことが可能となりました。本年まで続いてきた国の方針が大きく変わりますことから、来年度からは、都道府県間、あるいは市町村間で、当該調査の公表方法にばらつきが出るものと考えられるところであります。本町といたしましては、調査結果の公表が、保護者や地域住民に対して説明責任を果たすという重要な側面がありますものの、一つには調査により測定できるのは、学力の一部分であること、二つには学校の序列化や過度な競争が生じることが懸念されること、三つには小規模校においては、個人が特定されるおそれがあることなどから、今まで広報でお知らせしてまいりましたように、全国や全道との差を「同程度」などの数値以外の表現を用いまして公表してまいりたいと考えております。ご質問の3点目、「土曜の授業は見切り発車しないこと」についてであります。平成4年9月から段階的実施を経て、平成 14 年度から本格的に始まった公立学校の完全週5日制でありますが、学力向上を目指した新学習指導要領では、小学校が6年間で計 278 時間増、中学校が3年間で計 105 時間増とそれぞれ授業時間数がふえたため、5日制のままでは平日の授業時間数が多くなり、子供たちの学習負担の増加が懸念されるという理由や、子供ともっと向き合う時間を確保したいという点から、土曜日の授業を実施している自治体が道外でふえている状況にあります。文部科学省においては、土曜授業に関する検討チームを立ち上げ、検討した結果、学校教育法施行規則を一部改正し、公立小学校を設置する地方公共団体の教育委員会が必要と認める場合は、土曜日に授業を行うことが可能とするなど、法的な環境を整えてきているところであります。また、土曜授業の実施に関する基本的方向性につきましても検討されており、子供たちの成長にとって、土曜日をこれまで以上に充実したものとすることが肝要とし、学校、家庭、地域の三者が連携し役割分担しながら、学校における授業、地域における多様な学習や体験活動の機会の充実に取り組むべきと提言があり、全国一律での土曜授業の制度化は、今後、教育課程全体のあり方で検討するとされております。一方、北海道教育委員会では、新年度において道内小中学校各 14 校と高校5校を土曜授業実践校に指定し、実施に向けた課題の検討をすることとしております。土曜授業の実施につきましては、土曜日に定着している少年団活動や部活動、行事等の日程調整、教職員の勤務体制、教育課程全体の見直し、過密授業の加速化など課題も多くありますことから、現段階では実施を考えてはおりませんが、国や北海道の動向や他市町村の取り組みの状況などについて、今後も注視してまいりたいと考えているところであります。以上で、中橋議員のご質問に対する私からの答弁とさせていただきます。

再質問 15番 中橋友子

地方財政計画のほうから再質問をさせていただきます。町長は今回の行政執行方針におきまして、平成 11 年に就任して以来、町民主役のまちづくりを推進し、活力のある経済、安心して住める地域社会の実現ということを申されました。同時に、任期の締めくくりの年ということでありますから、これまでもそういった政策に対しては誠心誠意取り組んでいただいた、さらなる強い思いがこの1年には込められているのではないかというふうに思います。したがいまして、私といたしましては、特にこの1年間の中で、今まで多面的な政策を展開されている中で、さらに力を入れていただきたい、この部分をもっと頑張っていただきたいのだということについてピックアップをした中身であります。細かいことにつきましては、後段の予算審議もございますので時間の関係もありますから、姿勢としてだけ伺いたいと思うのですが、まず1点目、2点目、リンクして伺います。今回、補正予算として提出された事業メニューはたくさんあるのですけれども、町長のお答えのようにそれほど金額的には効果がないということのように受けとめました。それで特に、私は2点目の域内循環型の経済の推進という点では、幕別町は本当に頑張らなければいけないのではないかと、これまでも何度も質問をさせていただいてきましたが、つまり地元の資源を生かして、それが地元の雇用や、あるいは経済にきちっと効果を発揮して、そのことによって安心して住める町、この町そのものも豊かになるという方向性を見出してほしいという思いで取り上げてまいりました。それで、この事業に、事業そのものは狭いものですから、これで全てなどということは思わないのですけれども、答弁ではそういうものがあって、せっかく提示はしたのだけれども、実際に取り組む企業がないのだということで、ここで愕然としてしまうといいますか、町長がここで答えられた、例えば芦別市あるいは江別市の小麦、それから北海道としてはシカ肉の事業というようなことで、それぞれこの事業にリンクされているのですけれども、一体そのこういった民間の人たちに力を注いでいただく事業を、いわば背中を押すわけですよね。しかしこういう事業があるのだというようなことについては、民間の方は金融機関等に行かない限り、そこにつながってこないということなのではないのでしょうか。こういう事業、民間の力を大いにかりる、背中を押していく、そういったときの手法として、これまで町は金融機関を通じて、商工会を通じてと随分言われてきましたけれども、それだけでは広がってきてないのが現状ではないでしょうか。その辺の問題意識はどのようにお持ちですか。

答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)

今、域内循環型の事業、お話ありましたように、道内では2カ所だけしか現実にはできていない。これは民間主体で新たな事業を起こして、それを採算性をとって事業を円滑な運営をしていく。大変こう難しい問題があるのだろう、それぞれにあるのだろうというふうに思います。これはいろんな面で周知はしますけれども、例えば今、ごく簡単にこれでやろうとすれば、いわゆるエネルギーのメガソーラーをやるだとか、あるいは木材を使った新たな問題、バイオプラントの問題、いろんなこともこうした施策の中でやれることにはなるのですけれども、ただそれを民間がやって採算をとって経営していくに当たっては、これそれぞれが大変大きな課題を抱えるというようなことで、少なくとも町がどうですか、あるいは町へ来てやりたいのだけれども、どうですか、あるいは金融機関や商工会も加わる、農協が加わる、そうした体制の中で新たな事業を構築していくということが大切なことなのだろうというふうに思っております。決して逃げるつもりはありませんし、できる限り支援はしていかなければならないという思いではおります。

再質問 15番 中橋友子

芦別の木材を活用したこの事業などは、その木材の量の違いは芦別と幕別といいましたら幕別のほうがずっと少ないとは思うのですが、きちっとやれば幕別だってできる事業だなというふうに思うのですよね。あそこはホテルだとか公共施設のエネルギーをこれまで重油を使っていたのだけれども、それをそのチップに変えていった。チップ工場をつくり、そこで雇用をふやす、それから重油であったものを木材に変えていくことによって、お金に換算していくと地元に落ちる分が大変大きくなるというようなことが図式を示して今回の事業について説明の文章も出ていました。で、私は下のほうにも自然エネルギーに本腰を入れてほしいということも入れたのですけれども、これもたびたび議会では過去から含めて何人の議員も取り上げてこられている。増田議員が平成 23 年、24 年、25 年ですか、続けて取り上げてきた、例えばこの芦別にリンクさせて考えた場合に、町内で幕別町が平成 15 年でしたか、自然エネルギーにかかわる冊子を出されましたね。その資料の中では、例えば灯油ですとか重油を一体どのぐらい使っているのだということで、現在のお金に換算いたしますと、灯油で 15 億円ぐらい、重油で五、六億円ぐらいといういうふうに、あの数字で、例えば灯油を今 100 円というふうに考えるのであれば、なっていくのだと思うのですよね。それはもちろん、灯油業者さんもいらっしゃるし、そういった事業も守っていかなければならないということもありますが、それを外国から入ってくるお金、つまり外国にどんどん逃げていくと言いますか、流れていくわけですが、それを地元のエネルギー、熱源というふうになっていけば、その分が交換されていくのではないかと。そういうようなことで、結局そういうことはここにもありますけれども、要するに検証、研究を加えた上で産業界や大学界につながっていく、金融機関との連携ということでありますから、その検証や研究の部分がもう少し町が頑張らなければいけないのではないかというふうに思います。このことを申し上げて、これは終わります。それで、もう一つ、全体では5兆 5,000 億円の補正予算というお答えでありました。で、これ、幕別は補正予算の総額、積極的に活用して幾らになって一般財源などの効果としてはどれぐらいあらわれてくるのか。つまり来年やる仕事を前倒しで本年度の補正でやるわけですから、その前倒しをやって一般財源でお金が相当生まれるのではないかと思いますが、どうですか。

答弁 総務課長 菅野勇次(総務課長は2014年3月まで)

前倒しすることによって、有利な財源でできるということがございます。この「がんばる地域交付金」に関して言いますれば、今 800 万円ほどに、最大で 800 万円程度になろうかと思いますので、その分については、新たな財源として町に収入される形になりますので、その分については一般財源が浮くということで考えてよろしいかと思います。

再質問 15番 中橋友子

お尋ねしたのは、補正予算全体の中でどのぐらいになるのだ。例えば帯広市の場合にこの補正予算を使って、財政規模全然違いますからね、同じとは思いません。しかし、一般財源で 57 億 1,100 万円、これだけ生まれますよということが資料で出されておりました。で、幕別町は財政規模が違いますから、10 分の1とは言わなくても、それなりのお金が生まれるのだろうと思うのです。なぜお聞きするかというと、そういった生まれたお金が3番目の生活支援制度の充実につながっていかないかと。これは町の考え方がありますから、ストレートにお金が流れるということではありません。でも、いろんな要求をしても財政がなかったらできないというのは、私どもも十分承知しております。それで、こういった補正が出されたときに有効な活用とあわせて、細かい支援の中身については予算審議に回させていただきますが、考え方として、そういった有効活用ということはどうでしょうか。

答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)

帯広市の事例が、今お話ありましたけれども、どういった積算根拠があるのかわかりませんけれども、私の町で先般議決をいただいた補正予算は国からの交付金ですとか、あるいは今回補正予算をやることによって補正予算債という新たな町債、これは後ほど交付税措置がある一般の起債よりは有利な起債だと、そういったものを活用して補正予算を組んだと。そして、その事業には前倒しする部分があるということで、補正になったから交付税がその分ふえたとか、税がその分ふえたというようなことでは現実にはないわけですから、今言う交付金だとか、地方債だとかという新たなものはありますけれども、即補正を組んだ、特に大きいのは交付金なんかが入って、いわゆる福祉給付金だとかというのが入っていますが、これは言うなればツーツーみたいな感じですから、おっしゃられるように何億円、何十億円が今回の補正予算で財源が確保されたということにはちょっとなりづらいのかなと、まあ、精査させていただきます。

再質問 15番 中橋友子

こういったデータもありますので、十分精査していただいて、そして町民のかつてない困難な時代に入っていくであろう、特にきのうから子育て支援のことありましたけれども、高齢者の部分もこれから年金の削減、そして医療費は 70 歳から2割負担になってきます。そういう中で、今、町長がいろんなその町としても頑張ってきたとことは私どもも理解はするところですが、さらなる困難な状況に追われていく状況の中で、今でもたくさんの滞納とかがあるわけですから、その辺をきちっと精査していただいて、支援をしていただく政策に取り組んでいただきたい、このように思います。また、交付税の査定につきましても、本来は地方交付税というのは、もう私が申すまでもなく、どこに住んでいても公平な住民サービスを受けるというための国の財政配分措置でありますから、それが査定も本当に適切に行われるなら、それは考える余地もあるのかもしれないけれども、そんなことで動かされるものではないと思うのですよね。町長は、いずれにしても自分たちにとって不利益をこうむらないようにということでありますから、その点も十分留意していただきたいと思います。以上で、教育のほうに入らせていただきます。1点目の少人数学級、これは私は行き届いた教育の推進については、まずは少人数学級というのが本当に大きな効果をもたらす。うちの町もそれをきちっと受けとめていただいてきたからこそ、いきいきパートナー授業から始まって、特別支援にきたと。かなり努力されてきて、だから国に対しても期待は大きかったわけですよね。教育長もお答えのように、増員の人数を、人数まで示しながら今回になって、自然増の分まで若干の削減をしてくると。自然減の分ですね、ごめんなさい。そんな状況でありますから、改めて書きました。声を上げていかれるということでありますから、それを踏まえた上で、2番目の学力テストの問題です。この学力テストは、平成 23 年度に斉藤議員がその内容について、子供たちにもたらす影響について、必ずしもよいものではないというふうに私は受けとめて聞いてましたが、そういう質問もされておりました。それから3年が経過してことしで7年目です。一体、現場でどういうことが起きているのかということをまず押さえながら、このことを判断していかなければならないというふうに思います。最初に、教育長、公表は行わないということでありましたから、ここは何ていうのですか、適切といいますか、十分受けとめたいと思います。その上で、学力テストというのは、今、国語、算数ですね、その上に今回から理科が入って、3教科ということでありますが、教育長はね、効果としていろいろ述べられておりました。子供たちの、いわゆる児童生徒の全般的な学習状況の改善というふうに押さえられていると思うのですけれども、現場の声からはこういうことの評価ではなくて、逆にその学力テストによる、実施することによって、大変な負担がやっぱりかけられているのですね。一つには、当然、国会、よく言うのは、秋田が高いですとか、公表されてくわけですから、自分の学校が成績を上げていきたいという思いに当然立ちますよね。そのためには、そのための、試験のためのテスト、試験のための教育、過去問とかと言われて、1回出されたもの、類似の例、それをドリルでやっていくというようなことが、授業時間というのは限られてますからね、それをいろんな休み時間を利用するとか、プラス・アルファでやるというようなことで、逆に大変なストレスをためる。むしろ、そういうことに時間が割かれることによって、本来の教育に注ぐべきエネルギーがそがれてしまうというようなことまで含めて考えていけば、一体その全国的な平均をキャッチするために、ここまでやる必要があるのか。悉皆だったものがね、全部になってしまった。そこまでやる必要があるのか、疑問に思いますがどうですか。

答弁 教育長 飯田晴義(教育長は2014年12月まで)

学力テストについては、日ごろの指導がどの程度行き届いているかということを見定める、検証する一つの手法であるというふうに考えております。しかも、全国的に 26 年度においては、公立の全小中学校において参加するわけですから、それらと比較して、我が学校においてはどういう点が指導が欠けているのかということをしっかりと見定める、あるいはその学力以外にも質問紙調査というのがありますので、学力に密接に結びつく子供たちの生活習慣がどうであるか、家庭学習はどのぐらいやられているか、あるいは読書はどのぐらいやられているかという、そういったことも、学力・学習状況調査を通して把握ができるということで、私はこれはしっかりこの試験結果というものを生かしていくべきだというふうに考えております。

再質問 15番 中橋友子

期待も含めて教育長おっしゃっておられると思うのですけれども、私、この全国教職員組合の資料に基づいて、今、現場の声と言いましたけれども、そこで出された具体的な事例の中に、アンケート調査をやってるのですね、組合でね。それで、これまで宿題がなかった春休みに、小学校の5年生と中学2年生だけが宿題が出ると。これは春休みということは4月にテストありますから、そういったことになってきますよね。これが家庭の学習時間とされていくのかどうか、そしてそれが勉強して頑張ったねというふうに評価されるのかどうかということですよね。これ、本当の意味の学力をつけるということは、教育長の考えとしても違うのではないかと私思うのですけれども、今回の執行方針で随分その学力のこと言われてました。教育長の学力というのはどういうことでしょうか。

答弁 教育長 飯田晴義(教育長は2014年12月まで)

非常に厳しいお言葉でありますけれども、学校において、アンケートの中で、あたかも学力・学習状況調査に向けた傾向と対策が行われてるのだと。それがどこにおいても行われているのだということは、私は違うのだというように思っておりますし、少なくとも我が町の小学校あるいは中学校においては、そういった傾向と対策的な授業あるいは宿題を出すなんてことはやられてないと私は思っております。学力ということでありますけれども、学力というのは、やはり知・徳・体が備わるということもあります。それと、思考力、判断力、表現力というものをきちっと身につけると。これがやはり社会に出たときに、表現力がない。表現力というのは思考、判断して自分で組み立てた上での表現をしていくということがないと、これはやはり社会に出て通用しないわけで、しっかり社会に出てコミュニケーションが図れる、自分の考えを言えるのが、そういったものを身につけることが私は学力であるというふうに思っております。

再質問 15番 中橋友子

子供にしっかりと判断力を身につけていく。私はやはり生きる力を育む、そのための基礎学力というようなことが、主としては同じではないかというふうに思います。私、今、言ったようなことは、幕別町では行われていないだろうということで、それはだろうということなのだと思うのです。実際、教育長、この学力テストというのは歴史的経過があって、過去やられていましたよね。しかし、そこに学校差が出てくるものですから、何とかその学校の成績を上げようということで、成績の悪いお子さんは試験のときには休んでいただくと。これはね、お笑いになりますが、実際、国会で答弁されているのですよ。2006 年3月1日、予算委員会、当時の文部科学大臣、小坂氏ですけれどもね、「そういった自校の成績を上げるために学力の差のある生徒に対して、受けさせないような事例が生じた」と、しっかりと言ってるのですよ。こういう経過があってね、それで、反対されていたのだけれども、取り入れられてきた。こういう流れもきちっと押さえて、実際に現場でどう、悩みも含めてね、教育長、これから掌握していただいて、取り組んで掌握をしていただいて、是正に向けていっていただきたい、このように思います。過度の競争、何ていうのですか、そういうものを生み出すということについては、日本の教育については、国連の子どもの権利委員会から再三勧告を受けてるのですよ。直近では 2010 年に、「日本の教育制度について高度に競争主義的な性格がいじめ、精神障がい、不登校、登校拒否、中退及び自殺の原因になっている」というようなことがずっと指摘されている。これ、1回ではないのですよね、1998 年からずっとということですから。だからこういう状況がある中で実施されているということを踏まえて、現場の状況をよく掌握されて、子供に適切な対応をしていただきたい。公表はしないということでありますので、そこはしっかりと受けとめていきたいと思います。最後なのですけれども、土曜の授業で十勝管内でも、実施に踏み切るところがあるということを聞きまして、本当に大丈夫かなという思いでいます。もともと子供たちにゆとりをということで、かなり準備して、試行期間も使いながら踏み切りましたよね、完全実施に。ところが、その後、日本の子供の学力が低いということで、授業時間数をふやされるのですよ。私、この間、今の授業時間数どんなものかということで調査してびっくりしたのですけれども、これは、今、年度末とこともありますから、小学校の1年生、2年生もびっちり5時間授業なのですね。それから、2年生、3年生、4年生、5年生も6時間授業が多くなってきています。そういう過密な状況の中に、現在、子供が置かれているということでありますから、当然、土曜どうするのだということにも、そりゃ考えが及ぶというのも理解できるのです。だけど、子供には子供のやはりゆとりの問題、あるいは社会的な週休2日制の問題、親子の関係、教育長言われるように、いろんな課外活動といいますか、少年団活動も含めてというふうになれば、やっぱりそういったものをきちっと検証した上で、現場の皆さんや一番は教育者ですよね、それから保護者や社会的な状況も含めて議論を重ねることが大事ではないでしょうか。どうですか。

答弁 教育長 飯田晴義(教育長は2014年12月まで)

学校における指導において一番大事なのは、指導というか教育活動において大事なのは、教師による指導と評価の一体化であると私は思っております。つまり、指導、ずっと見きわめておいて、見きわめた結果、評価をして、さらにまた指導に生かしていくと。それが土曜授業をやったときに果たしてどうなっていくのか。これは教育課程内の授業ということになれば、これは労基法の問題があって、教員が果たして土曜日に教科担任であったり、学級担任がそこにつけるのか、指導できるのかという問題が出てきます。ついた途端に、今、38 時間 45分でありますので、40 時間を超えてくるわけです。労基法違反ということになってきます。そうなると指導するかわりに、長期休業中にまとめて利用するという方法も実は一番現実的な対応として考えられるのかなと、そういうふうに思います。そうすることによって、指導と評価の一体化が唯一図れる方法なのかな。そうなったときに、やはり教師側の問題が出てくるのだろうと。やはりある程度子供に生活習慣をと言いますけれども、教員にとってもきちっと仕事をし、休んで仕事をしてという、きちっとした適当な適正な生活習慣がなければ、やはり校務能率も落ちてくるのだというように私は思っております。校務能率が落ちるということは、きちっとした見取りができないと、子供たちを見取りができないのでないかと、そこに穴が開いてくるのではなかろうかということも心配されるわけで、結果、児童、生徒にとっていいことになるのかどうなのかなという疑問を持っております。したがって、その辺、どういう形で今の試行というものが行われるかということについて、十分私は見きわめしていきたいなというふうに思っております。

再質問 15番 中橋友子

時間が来ましたので、終わらせていただきますが、幕別町の子供たちの目が本当に輝く、学びの場所が喜んで通えるというような学校づくりと、それから本当の意味の基礎学力をきちっと身につけさせる教育に、これからも十分傾注していただきたい。以上を申し上げて終わります。

出典:幕別町議会 平成26年第1回定例会 2014年3月13日 議事録 PDF(149ページ) 間違いを知らせる