幕別町議会 平成23年第2回定例会 2011年6月17日
脱原発依存と自然エネルギーの利用拡大について
2011年6月17日、幕別町議会の一般質問で、谷口和弥議員が「脱原発依存と自然エネルギーの利用拡大について」質問し、町長 岡田和夫、民生部長 菅好弘、町民課長 川瀬俊彦が答弁しました。
- 質問者
- 谷口和弥 議員
- 答弁者
- 町長 岡田和夫、民生部長 菅好弘、町民課長 川瀬俊彦
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 10番 谷口和弥
通告に従いまして質問させていただきたいと思います。脱原発依存と自然エネルギーの利用拡大について。ことし5月末、菅直人首相は、経済協力開発機構設立 50 周年記念行事で、原発依存度が高い現行エネルギー基本政策を見直す方針を表明しました。太陽光など、自然エネルギーの活用を前倒しし、2020 年代のできるだけ早い時期に、現行の 10%程度から 20%超に引き上げる目標を新たに掲げました。また、19 道県と某民間会社の社長が協働で、太陽光や風力による発電拡大を目指す「自然エネルギー協議会」を4月上旪に設立し、国への政策提言のほか、使われていない農地を活用した大規模太陽光発電所などを建設し、全国の発電に占める自然エネルギーの構成比を 30%にふやすことを目標として推進することが発表されています。東日本大地震と大津波によって、福島第一原子炉発電所で放射能が大量に漏れ出す事故が発生し、地球温暖化防止の視点からだけでなく、安全優先の原子力行政への転換と原発依存から抜け出すべきとの声が広がっています。幕別町では、2003 年に、エネルギー資源の有効活用について「幕別町地域省エネルギービジョン」を策定、2006 年には、本町の地域特性に適合した普及段階にある自然エネルギー導入の指針となる「幕別町地域新エネルギービジョン」を策定しました。新エネルギーを推進する施策を総合的、計画的に推進し、2015 年度までに二酸化炭素排出量を、年間 3,900 トン削減することを目標に取り組みを進めています。そこで、以下の点について伺います。①「幕別町地域新エネルギービジョン」の目標達成に向けた推進体制、また幕別町として行っている新エネルギー教育の推進状況や情報の提供の方法について伺います。②新エネルギー導入可能性の高いものに、道内でもトップクラスの基礎条件を持った太陽光発電がありますが、国や町の助成制度、余剰電力の買い取り制度など、幕別町としても町民への周知を強めるべきと考えますが、いかがでしょうか。③幕別町の庁舎、公共施設における新エネルギーの導入状況や省エネに向けた対策について伺います。④「幕別町地域新エネルギービジョン」で掲げた二酸化炭素排出量削減目標の達成状況及び新エネルギー目標の推進状況について伺います。⑤札幌市では、「脱原発依存」の方向性を明確に打ち出し、原発に依存せずに同市内の電力を賄う道筋を探る調査・研究事業を今年度、实施する予定と聞いています。幕別町においても、自然エネルギーのあらゆる導入の可能性を追求する調査・研究を行うべきと考えますが、いかがでしょうか。以上です。
答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)
谷口議員のご質問にお答えいたします。「脱原発依存と自然エネルギーの利用拡大について」であります。ご質問の要旨にもありますように、東日本大地震と大津波により、福島第一原子力発電所が甚大な被害を受け、その終息への道筋がいまだ見えず、避難を余儀なくされた方々を初め、農産物や水産物、学校生活など、広範囲にわたってさまざまな影響がもたらされております。そのような中、国のエネルギー施策において、再生可能エネルギー、いわゆる自然エネルギーの導入促進に向けて見直す方向性が示されております。ご質問の1点目、「幕別町地域新エネルギービジョン」の推進体制、新エネルギー教育の推進状況や情報提供の方法についてであります。幕別町地域新エネルギービジョンは、平成 18 年2月に策定をいたし、現在、民生部町民課環境衛生係がその目標達成に向けた推進事務を担っております。また、新エネルギー教育の推進状況と情報の提供の方法につきましては、同じビジョンの中で、平成 22 年度から平成 26 年度までの中期目標に位置づけ、取り組みを進めることといたしております。新エネルギー教育の推進状況といたしましては、一例を挙げますと、平成 22 年に太陽光発電施設を設置いたしました白人小学校では、年間5時間程度、環境教育の授業の中で設置した太陽光発電の仕組みや、その効果などについて、また、同じく平成 22 年に太陽光発電施設を設置いたしました幕別中学校では、技術家庭科の授業の中で、環境エネルギーの状況や太陽光発電の効果などについて学習しているとお聞きいたしております。また、住宅用太陽光発電システム導入補助金により設置された方には、発電等のデータ提供をお願いいたしており、今後、これらの資料をもとに、学校教育や地域並びに出前講座などで活用できる教材の研究に取り組んでまいりたいと考えております。情報の提供につきましては、現在、1名の省エネ普及指導員を委嘱いたしており、出前講座などで情報の提供に努めており、さらに1名増員を図るべく研修に参加をいただき、研修終了後、省エネ普及指導員を委嘱させていただきたいと考えております。また、今後、町広報誌などを活用し、情報の提供に努めてまいりたいと考えております。ご質問の2点目、「太陽光発電に関する助成制度の周知について」であります。毎年、町広報誌4月号におきまして、住宅用太陽光発電システム導入補助金の制度につきまして掲載するとともに、住宅建設業者や家電販売店などでも同様の PR 活動が行われておりますことから、なお一層の周知に努めてまいりたいと考えております。ご質問の3点目、「庁舎、公共施設における新エネルギーの導入状況や省エネに向けた対策について」であります。これまで、町といたしましては、新エネルギーの導入といたしまして、札内さかえ保育所や、先ほど申し上げました白人小学校、幕別中学校に太陽光発電施設の設置を行うとともに、省エネといたしましては、百年記念ホールでは地下水を利用した冷風換気システムや、旫町の幕別北ふれあい交流館では大気温と地球熱の温度差を利用した冷風換気システムの導入を行ってきたところであります。また、公用車の更新に合わせ、省エネ対応車の導入、防犯灯では LED やナトリウム灯への交換、札内福祉センターでは LED や省エネタイプの照明器具への交換と窓枠サッシの交換など、さらには役場庁舎での蛍光灯の節電、職員のエレベーター利用を控えるなど、取り組みを行ってきているところであります。今後とも、公共施設や改修事業や公用車の更新時に合わせた新エネルギーや省エネに向けた取り組みを進めていくとともに、新庁舎建設の検討に際しましても、環境負荷を軽減する新エネルギーの導入を検討し、省エネ・省資源対策の取り組みに十分配慮してまいりたいと考えております。ご質問の4点目、「幕別町地域新エネルギービジョンにおける二酸化炭素排出量削減目標の達成状況と新エネルギー目標の進捗状況について」であります。幕別町地域省エネルギービジョンを平成 16 年2月に、幕別町地域新エネルギービジョンを平成 18年2月にそれぞれ策定をいたし、一定の年数が経過いたしておりますことから、それぞれの目標の達成状況や進捗状況につきましての検証作業と今後の方策を検討するべく、今議会に所要の予算を計上させていただいたところであります。ご質問の5点目、「自然エネルギーの導入の可能性を追求する調査・研究について」であります。幕別町地域新エネルギービジョンは、幕別町における自然エネルギー導入の可能性についてまとめたものであります。先ほども申し上げましたが、今年度、このビジョンの検証と今後の方策について検討していただきたいと考えております。以上で、谷口議員のご質問への答弁とさせていただきます。
再質問 10番 谷口和弥
それでは、再質問をさせていただきたいというふうに思います。新エネルギービジョンの目標を達成するに当たって、このビジョンの中では、重点政策として4点が挙げられているところでありました。重点施策1、全町的な新エネルギー推進体制の確立、2は、新エネルギー教育の推進、3、新エネルギー情報の提供等による啓発。今、この一つ目の質問は、この1から3にかかわって質問させていただいたわけであります。それで、重点施策の1、推進体制の確立のところでありますけれども、このビジョンの中では、この推進体制については述べられておりまして、そして要綱ではありますけれども、幕別町エネルギー対策推進委員会要綱、これができておりまして、この省エネビジョンの中ではセンターの役割、情報の発生源の役割をするのがこの委員会ではないかなと、この要綱を見る限り、そのように感じるわけであります。エネルギー対策推進に関するすべてのことが、ここの委員会からの発生源となり、そして教育関係者や行政関係、それから識見を有する方、さまざまな立場の方が、住民以外で委員会構成すると、このことが定められています。しかし、今のご答弁の中では、この推進委員会のことについては一言も述べられていない。本来センターとなるべきこの委員会がどのような役割を果たしていたのか、そのことをお尋ねしたいというふうに思います。
答弁 民生部長 菅好弘(民生部長は2013年3月まで)
ただいま町長の答弁からは、役場の事務局体制としては、民生部町民課のほうに事務局を置いてというところでとまっておりましたけれども、今、推進計画の中にもありますように、全町的な組織としては、幕別町エネルギー対策推進委員会というようなものを設けまして行っております。平成 20 年に2回ほど委員会を開きまして、9名の方に委員をお願いをして、推進体制についての検討、またはご意見をいただいているというところでございます。
再質問 10番 谷口和弥
そういう9人で発足させたということについてはわかりましたけれども、果たしてきた役割については、いかがだったのでしょうか。経過をお話いただきたいと、ご答弁いただきたいというふうに思います。
答弁 民生部長 菅好弘(民生部長は2013年3月まで)
推進体制につきましては、先ほど申し上げましたように、平成 20 年の3月に1回目の委員会を開いて、以降2回、会議を開いているという状況でございます。その中で主に話し合われているのは、幕別町に合った新エネルギー、これについてのご意見、それから環境宠言が行われましたので、そういったことについての議論というようなことをさせていただいております。
再質問 10番 谷口和弥
ご答弁の中でわかったことは、私が理解したことは、9人で発足はしたと、2回の会議を開いたと、それは平成 20 年代の時期、今 23 年で、この省エネ・新エネルギービジョンの経過の中では、しばらくこの委員会が休眠している、そういったことだと理解してよろしかったでしょうか。
答弁 民生部長 菅好弘(民生部長は2013年3月まで)
休眠しているということではなくて、情報提供する部分、または情報をいただく部分について場面がなかったというところでございます。
再質問 10番 谷口和弥
了解しました。ご答弁の中には、情報提供の中でも、白人小学校、幕別中学校、学校の授業の中で新エネルギーについて経験をした、学習したということでありますけれども、お聞きしていますということなのですよね。町が働きをかけたというふうな文言ではない。私は、今のことからも、この新エネルギーに対する町の姿勢は尐し不十分な点もあったのではないかなと、そのように感じて、そのことをまずは訴えたいというふうに思います。そのことを踏まえた上で、さまざまなというか、何点か提言もさせていただきたいなというふうに思います。それでは、二つ目なのですけれども、今年度、太陽光発電に関する助成でありますけれども、20 件となりました。この 20 件ですけれども、町民からの申し込み、これは 20 件すべて埋まっていらっしゃるのでしょうか。もし埋まってないのであれば、その理由はどうしてなのか、そしてその埋まってない分があるとすれば、今後どのようなふうに穴埋めされるのか、もう打ち切られるのか、ご予定、お聞かせいただきたいというふうに思います。
答弁 町民課長 川瀬俊彦(町民課長は2012年3月まで)
平成 23 年度におきましては、一般住宅の太陽光発電システムに対する町の助成枠、これにつきましては、おっしゃるとおり 20 件ということで予算計上しております。現時点におきまして、15 件の申込みを受けております。あと残り5枠ということになりますが、これはまた随時募集ということをかけまして、そしてこれからどれぐらい出てくるかということの推移を見たいと思っております。それによりまして、果たしてその後に補正が必要かどうか、それはその募集の状況を見て判断させていただきたいと、そのように思っております。
再質問 10番 谷口和弥
なぜ埋まらなかったのですか。
答弁 民生部長 菅好弘(民生部長は2013年3月まで)
なぜ埋まらないのかということにつきましては、昨年も同じような経緯があるのですけれども、住宅建設に合わせて設置をしていくというようなことがあるものですから、春先に住宅建設を予定される方については、どうしても春先に集中して申請が行われると。秋口以降に住宅建設をされる場合については、その時期に問い合わせなどがありまして、昨年も補正をさせていただいたという経緯がありますように、昨年は上回る数、30 戸を上回る数でいきましたので、今後、秋に向けて、住宅建設に合わせてまた申請が上がってくるのではないかなというふうに思っております。
再質問 10番 谷口和弥
今のご答弁ですと、まだ余力があると、そして理由は、住宅建設の時期と一致しなかったということになるわけでありますけれども、私もこの太陽光パネルについて、帯広の業者さんでありますけれども、懇談を申し込んで、そしてお話を聞いてきました。今申し込んでいらっしゃる 15 件、その中の何件か、そこの事業所さんを通しての、事業所を使ってやる予定の、そんな人ももちろんまじっておりました。わかったことというか、そこの中で聞かれたことは、幕別町の方は、この制度のことについてご存じないままご来店いただいていますということなのです。幕別町で助成制度をやっているということを周知しないで来ている。ただ、なぜ店に行っているか、そういうことになるかというと、ご本人がエコに対する、新エネルギーに対する意識が高くて、そして来ている。そして、商談に入っていく中で、幕別町にも助成があるのですねということがわかってということなのです。ですから、私が言わんとしていることは、この周知徹底がまだまだ十分でないのではないかなということもあるのではないかということなわけであります。それで、ちょっと二つ、自然エネルギーに対する先進的な事例ということで、よく紹介される自治体のことをお話させていただきたいと思うのです。一つは、岩手県の葛巻町であります。これは、新エネルギービジョンの中でも、水力発電のところで写真が紹介されている、そういう自治体になりますけれども、今、私の前の質問でホームページがということがありましたけれども、尐し対象が若くなるのではないか、ホームページも利用されるということでお話ししますけれども、大変わかりやすいホームページをつくってらっしゃるのですよね。ぱっと開きますと、一つ目の中にエコ紙芝居というのがあって、これを順次開いていくと、子供でもわかりやすくこのエコの重要性、この町のエコの取り組み、どんな制度があって、そんなものが出てくるわけであります。そして、助成の種類も大変多くて、今、幕別町の場合は、太陽光発電設備と、それからペレットでありますけれども、太陽熱、それからクリーンエネルギー自動車購入についても、それから風力発電や小水力発電、高効率エネルギー設備エコキュートなど、こういったものにも補助を出している、そんなことがあります。それからもう一つ、高知県の檮原町であります。これも大変多く紹介されている自治体であります。やはりホームページの中で、一つ目に、すぐクリックができるように、この新エネルギーに関するものの助成ということで見えるようにありまして、その辺のところなど、いろいろと工夫されているようであります。幕別町の場合は、ちょっとわかりづらい、そんなことがあります。ホームページからはわかりづらい。このホームページの利用や、それから新エネルギー、省エネルギーのイベントの開催など、この制度について、私はもっと強く広めていくべき、そのように考えるのですけれども、その辺についてはどうでしょうか。
答弁 民生部長 菅好弘(民生部長は2013年3月まで)
周知ということでございますけれども、どのような形で情報を仕入れていくのかという、地域一般住民が、そういう視点と、また私たち行政がどのように知らせていくのかという部分があるのだろうというふうに思います。その中で、行政側からの発信の部分で、もっと工夫が必要だという部分については、これから研究させていただいて、いい方向性を出していきたいというふうに思います。ただ、太陽光、こういったものを取り入れる方については2種類、2種類という言い方は悪いですね。二通りの方がおりまして、一つは、既存の住宅がもう既にお持ちで、新たに取りつけたいという方と、それから新築住宅に合わせて取りつけたいという方といらっしゃいまして、どちらかと申しますと、取りつけたいという希望のある方については、その事業者さんだとか、またはそういったところに関係している人たち、そういう人たちからのアプローチということもありますので、できるだけ周知に向けてはいろんな方向からの取り組みはしているものというふうに考えております。
再質問 10番 谷口和弥
周知については、更なる評価を求めていっていただきたいというふうに思います。3番目、庁舎、公共施設における新エネルギーの導入状況についてでありますけれども、ご答弁の中身については納得できる、ご案内と同じようにできる、そういう中身でありました。これからも、新しい施設ができる、そのときに積極的に導入していただくことを続けていただきたいというふうに思います。1点だけ、ここのところでお尋ねさせていただきたいというふうに思います。職員の服装の軽装化、クールビズについてであります。議会のほうは、議場内等においては、きょうから新しいルールでもってやっております。町職員のほうに当たっては、原則自由、内規もないということでありましたけれども、やはり軽装化ということにはなりづらい状況があるのだというふうに、軽装化になっていない状況があるというふうに私の中では見てとれています。町長のクールビズに対するご意見をお聞かせいただきたいというふうに思います。
答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)
クールビズという言葉自体が、私どもが言われたクールビズというのは、大都市とか、暑い地域に住んでる人たちが、本当に冷房を尐しでも節約するためにネクタイを外したり、軽装で仕事をすることがクールビズ。うちらのように冷房も何も使っていないところで、私なんかどちらかというと、尐しぐらい暑くても背広も脱がないぐらいなものですから、大した気にしていないのですけれども。ただ、決してネクタイをしろということを強制しているわけではありませんし、中には作業服のまま仕事している者もおりますし、ノーネクタイの者もいますので、私は特別、そのクールビズに関して要綱をつくったり、職員にこうやりなさいというような周知は今のところはしていませんけれども、おっしゃられたように、人から見て恥ずかしくないような、批判を受けないような服装の中でやっていただけばというふうには思っております。もちろん、議員の皆さんがクールビズでやられることについて、我々が何も言うべきことではありませんので、それはそれでやっていただいて結構だというふうには思います。
再質問 10番 谷口和弥
四つ目ですけれども、幕別町地域新エネルギービジョンで掲げた二酸化炭素排出量削減目標、私は、このエネルギー政策というか、問題について質問させていただくのは2回目なのです。3年前のこの6月議会で質問をさせていただいている。そこでもこのことについてはお尋ねしているところであります。そのときには、平成 19 年度末で 1,061 トン削減で、目標の 27%削減しているのだ、達成しているのだというご答弁をいただいたところでありました。今回、その具体的な数字が何もない。きのうのエコに対する、この辺に対する質問の中では、太陽光発電が 52 戸、そして3施設、公用車が6台、ペレット補助4台、これはあくまでも町のものであったり、補助金を出したものであるわけなのですけれども、そういった数字も出ていて、何らかの具体的な数字も、私は町のほうでは持っていらっしゃるのではないかなと思うのですけれども、いかがですか。
答弁 民生部長 菅好弘(民生部長は2013年3月まで)
谷口議員が 20 年の6月議会でご質問されている部分については、私も承知しております。今回、省エネビジョンについては、策定から 10 年、新エネルギービジョンについては、策定から5年という経過を経ておりまして、私たちのほうでつかんでいる数字だけで数字を申し上げるというよりも、もう 10 年たっている部分がありますので、総体的に、この計画というのは行政だけの計画だけではなくて、事業者、それから町民が取り組むべきものと、このようなことがございます。ですから、それぞれにどの程度の取り組みが行われたのかということだとか、広く調査・研究をしながら、一定の数字を、推計数字を出していきたいと、そのような思いがありまして、今回、補正予算に出させていただいたというような形でございます。ですから、この調査・研究が1年ぐらいかけまして、終わりましたときは、一定の目標に対しての削減がどれぐらい行われたのかと、そのような達成度などもお示しできるのかなというふうに思いますので、しばらくお時間をいただきたいなというふうに思います。
再質問 10番 谷口和弥
わかりました。了解いたしました。国の施策によって左右されるものでもあるというふうに思います。太陽光発電で言うと、この計画、住宅用では 400 戸、今、補助金があってつけているところは 52戸、あと何軒がそれ以前につけていたり、補助金を申請しないでつけていたりするかわからないけども、なかなか高い到達の目標を立てられたというふうに思うわけであります。ハイブリッド車についても、民間で 680 台となっておりますけれども、またこれも数のつかみづらい、实際としてはつかみづらいものであると思いますけれども、どんな状況なのか、次の新しいビジョンに大いに期待させていただきたいなというふうに思います。5番目でありますけれども、札幌市がそういう姿勢であるということでありました。私はここで、町長がこのことについてどのようにお考えになっているのかということをお尋ねしたいと思うのです。NHKが6月2日に放送された中身の中で、原発の防災対策に関する自治体アンケートというのがありました。道内 179 の市町村長にアンケート調査を出していると。164 の自治体でこれに答えていらっしゃる。町長がその中にきっと入っていらっしゃると思うのだけれども、今回の事故を受け、今後の原発の必要性について、原発の、脱原発の具体的な方向について、原発について国の、今の国の防災指針について適切かどうか、原発の防災対策としてもっとも重要なことは何か、4項目にわたっての質問でありますけれども、この項目に沿ってでなくても構いませんけれども、町長の原発の防災対策に関する思いというか、考えをお聞かせいただきたいなというふうに思います。
答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)
そのようなアンケートもあったのだろうなとちょっと思っていますけれども。ただ、本当に今回の原発事故で、我々も原発というものの恐ろしさというものを身にしみて感じたというのが实感であります。それまでは、泊に、北海道の場合は原発があるのだと言いながらも、なかなか人ごとのような感じをしていたのも現实ではありますけれども、私は、原発がなくなることにはもちろんすばらしい、いいことだというふうには思います。ただ、原発がなくなって、その分を即自然エネルギーで賄い切れるのかどうかとなってくると、またいろいろ難しい問題も出てくるのだろうと。いわゆる原発がなくて、それにかわる代替エネルギーがそれを賄ってくれるのであればいいのだろうと思いますけれども、原発がなくなった、さあ国民も皆さん、節電に協力しなさいというようなことで、今までの電気需要がますます減らされていくというようなことなってくると、生活や役場の仕事に影響してくるようなことになってくると、また違った意味で問題があるのかなというふうに思っていますけれども、あの原発がなくなって、それこそ自然エネルギーがそれにかわって電気量の供給がしてもらえるものであれば、それにこしたことはないと、私は思っております。
再質問 10番 谷口和弥
町長の考えはわかりました。それで、やっぱり幕別町なのですけれども、自然エネルギーの宝庫ではないかと私は考えているわけであります。元立命館の大学教授で、日本環境学会会長の和田武さんのちょっと文章を、短い文章ですのでちょっとご紹介させていただきたいと思います。日本ほど多様な再生可能エネルギーを持つ国は尐ない。日本は山がちで、急流の河川が多く、森林資源は豊富で、ダムなしの中小水力発電所をつくる余地があり、太陽光も強く、太陽風力も含む莫大な風力資源がある。地熱は世界第3位の資源国、政策によっては原発を廃止し、再生可能エネルギー中心へと切りかえることは可能というふうにおっしゃっております。それで、この新エネルギービジョンの中では、風力発電のことに触れますけれども、地上高さ 30メートルの地点で、年間平均秒速6メートルないと、これは採算が合わないのだよということが書かれています。それを新エネルギー・産業技術総合開発機構が調査した結果が書かれているわけであります。幕別町では、毎秒4メートルだからできないのだということが書かれています。しかし、今、さっきお話ししました岩手の葛巻町も、檮原町も、北海道の場合は確かに海岸線に沿って風の強い地域でやっておりますけれども、幕別町以上に海から離れた地域、ちょっと山間部に上がってきますけれども、そういった地域で風力発電を中心にエネルギーを発電させているということが紹介されています。檮原町においては、ちょっとまた短い文章なので読ませていただきますけれども、四国ではありますけれども、南国、雪が深く積もるところ、朝には道が凍結して凍りやすく、多くの歩くのが大変危険なところ、そこで風力発電があるわけです。風力発電機を建てて、その電力を四国電力に売っている、年間 4,000 余りの売電、販売収入が町財政に入ってくると。その一部を檮原町の民家の屋根に太陽光パネルを設置する町独自の助成にしていると、1キロワット当たり 20 万円助成していると、最大4キロワットまでしていると。大体普通の民家1軒で4キロワットぐらいなのですよね。80 万円、その発電の中でできると、そのように言っているわけであります。そして、その余った分の売電収入は、森林組合に出す間伐の助成にも使われて、さらにまた違う発電ですけれども、河川のつけかえやったときに8メートルぐらいの小さなダムを設けて、小水力発電もやっている。この電力は、昼間は学校で使われて、夜間は町の街路灯に使われる、そういったことなどが紹介されています。地熱についても、ホテルに隣接した温泉大浴場では、地元の住民が地熱による温泉で憩うことができるし、温水プールも楽しめる。再生可能エネルギーに力を入れることが地域経済にもプラスになるし、エネルギーを 100%自給できる地産地消型のエネルギーシステムと、地域経済や地域社会への発展を实現する目標の達成に展望を開いていますということが書かれているわけであります。私は、この風力発電、それからもう一つ、小水力発電、これもビジョンによると、農業用水路でないと手続きが大変だから、そうなるとだめだしと、農業用水路であると期間限定だからだめなのだということも書かれています。しかし、これも身近なお話ですけれども、川西農協が管理する川西発電所は、昭和 27 年の送電開始以来、現在まで 60 年間ずっと稼働して、地域の住民の電力を補っていると、そんなことなどあります。新エネルギービジョンを見る中では、3月議会のバイオマスのこともありますけれども、コストのことなど、いろいろなことの中で、できない、厳しい、難しいという言葉が出てくるのですけれども、私は、ここの新しいビジョン策定に当たっては、繰り返しになりますけれども、売電の金額も変わってきていますし、施設もどんどんふえることの中で、初期投資も変わってきているのだと思うのです。私は、積極的に町自体が風力についても調べるなどのあれをしてもらいたいというふうに思うのですけれども、その辺についてはいかがでしょうか。
答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)
川西の話は、今初めて聞いたのですけれども、現实にどんな状況なのか聞いてみたいと思いますし、調査してみたいと思いますけれども、先ほど来申し上げておりますように、今回の原発事故をもとに、これから自然エネルギーがますます開発されていく、重要視されていくということは、これはもう当然だというふうに思いますし、私どももそうしたことを望むものであります。昨日も申し上げましたように、私はやっぱりエネルギーの根っこは、もちろん国の施策の中で進められていくべきものだと思いますけれども、町村として、地方自治体としてやっていかなければならないことは、これはやっていくのは当然だというふうに思います。恐らく今の時代ですから、これはだめだ、これはできないということはないのかもしれませんけれども、ただ一般的に本町の場合なんかは、風力発電なんていうことはなかなか今までからの経緯からすると、ちょっと考えられないのかなというようなこともありますけれども、これもゼロではないという今のお話もありました。そんなことも含めながら、これからそういった自然エネルギーにかかわって、町としてもやれることは当然研究もしていかなければならないのだろうというふうには思っております。
再質問 10番 谷口和弥
私の話が、ちょっと今二つの町の事例でもって尐し風力に発言の傾きが行っちゃったのかもしれませんけれども、それもあるし、やっぱりこの幕別の条件で言うと、この新エネルギービジョンにもある太陽光発電、これを積極的に広げていく、そのことをしていっていただきたいなというふうに考えるわけであります。新得町では、肉牛の牛舎に縦 20 メートル、横 70 メートルの、そういう太陽光パネルをつける農家があって、これが6月から稼働する、出力 110 キロワット、そのようなことも報道されています。鹿追町では、大型のは2台目ということになりますけれども、前のよりもさらに大きい集中型バイオガスプラント、最大出力 700 ワット、そんなものができていく、一般家庭 1,073 戸分。これも新ビジョンをつくる中での参考にしていっていただきたいなというふうに思います。まさに私の思いなのですけれどもね。メガソーラー、このことも今ありますけれども、これの設置について、誘致については非常に大切なのだ思うのですけれども、やっぱりこれも国の施策で、さまざまな条件がこれから必要なのだと思うのです。そんなこともあるのだけれども、やっぱり私は、いろんなところに太陽光パネルを乗せた家が各地にある。さっきお話ししました高知の檮原町は、既に100 軒がついている、人口 4,000 の町ですから、約 2,000 戸ぐらいなのでしょうね。その中の 100 軒がついている、そういう割合になってきているのだそうです。そういった自給自足の、自分で補える、賄える、そういうまちづくりビジョンになっていくことが望ましいなということを思いとして持っているということを発言させていただいて、質問を終わらせていただきたいなというふうに思います。