幕別町議会 平成20年第1回定例会 2008年3月13日
産業振興政策について
2008年3月13日、幕別町議会の一般質問で、中橋友子議員が「産業振興政策について」質問し、町長 岡田和夫、教育長 金子隆司、経済部長 藤内和三が答弁しました。
- 質問者
- 中橋友子 議員
- 答弁者
- 町長 岡田和夫、教育長 金子隆司、経済部長 藤内和三
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 1番 中橋友子
通告に従いまして、2点について質問を行わせていただきます。はじめに、産業振興政策についてお伺いするものであります。地域経済の疲弊が深刻化する中で、地域経済の再生を進める取り組みが重要となっております。幕別町のこの10年間の経済状況は、農業産出額が、平成8年、158億1,000万円から、平成16年に199億5,000万円と、1.26倍と増額でありました。しかし、そのほかは、工業出荷額は177億円台で横ばい、商業販売額も42億円から37億円の減少と、この10年間に生まれています。農業においては、品目横断政策や飼料価格の高騰により、今後、このままでは農業産出額も減少となることが予想され、地域経済のさらなる疲弊は必至と考えます。町政執行方針におきまして、第5期総合計画に基づき農業を核にした産業の振興を図るとされておりますが、また、その具体策の一つとして、企業誘致対策の促進に力を注ぐことも示され、新年度の予算においては、企業誘致に対する経済支援や専門係の配置などが盛り込まれてきているところであります。そこで、この企業誘致に対する基本的な考え方について求めるものでありますが、幕別町の基幹産業は、もとより農業でありますから、企業誘致においては、地場産品や地域資源が活かされて、地域経済が拡大再生産され、雇用の規模や所得循環が持続的に拡大されていくことが非常に大事だと思っております。特に、輸入冷凍食品の安全性などが大問題になっている今日、食品加工など、豊富な幕別の農畜産物や、あるいは、地域の資源を活かすことが大事だと考えます。既存の企業も含めて、情報の提供や、環境の整備なども必要であり、次の点をお伺いするものです。一つ、地域資源を活かす循環型の企業誘致に力点を。二つ目、企画提案など人材の育成。三つ目、関係団体と連携した指導体制。四つ目、工業団地の環境の整備。最後は、新たな大型開発は行わず、既存の開発地の提供であります。2点目、学習指導要領の改定案について、お伺いいたします。文部科学省は2月15日「学習指導要領案」を10年ぶりに改定し公表いたしました。これは一昨年、多くの関係着の反対を押し切って改定された教育基本法、学校教育法に基づくもので、学校教育や青少年にかかわった数々の社会問題を背景に、生きる力の育成を基本的な教育のあり方として取り入れらたゆとり教育根本から見直しし、学習内容を、教科によっては3割も増やす。小学校1年生では、毎日5時間授業にするなど過密な内容にもなっています。さらに各教科の指導法を細かく規定し、教師の自主性や創造性を奪いかねない内容にもなっています。また、基本的人権や子どもの権利の見地が外される一方で、形式的な道徳が取り入れられ、小学校から英語、また、中学校体育では武道が必修化とされています。これまでも多忙を極める学校の現場や教師の状況において、条件整備が整わないまま、過密な教育内容を義務づけるようなことは、本来の教育においては、あってはならないことだと考えます。人権の尊重と基礎的な学力を身に付けることから離れ、学力格差をさらに広げる不安を禁じ得ません。子どもたちすべてに行き届いた教育と、教師の自主性を保障するため、このような改定案の撤回を求め、国民的な議論を求めていくべきではないでしょうか。また、昨年4月から実施されました全国一斉学カテストにつきましては、昨日も質問があったところではありますが、学校間格差や競争主義をもたらすものと考え、実施すべきではない。中止を求めるべきものであると考えます。
答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)
中橋議員のご質問にお答えいたします。はじめに、「地域産業振興政策について」であります。1990年代の「バブルの崩壊」に始まる日本経済の衰退は底を打ち上昇に転じたと、ここ数年言われておりますが、なかなか実感できないでいるのは、私だけではないと思います。この間、国の各種経済政策や構造改革が行われるとともに、地域再生本部による「地域再生プログラム」なども示されておりますが、特に北海道では地域経済の回復に至っていないのも現実であります。町といたしましては、先の行政執行方針の中でも述べさせていただきましたように、企業誘致対策の施策を新たにスタートさせるべく予算を計上させていただいたところでもありますが、我が町の基幹産業である「農業」を核にした産業の振興を積極的に推進していくことにつきましては意を同じくするものと考えているところです。ご質問の1点目、「地域資源を生かす循環型の企業誘致について」であります。今、申し上げましたように、本町は基幹産業である農業を資源として産業おこしができ、その可能性が高い地域であろうと思っております。農産物、家畜排泄物、木材などの生物由来の資源、バイオマスに関わる企業はもとより、食品加工や農業機材分野の企業誘致に努めてまいりたいというふうに考えております。2点目、「企画提案ができる人材の育成について」でありますが、幅広い業種の専門的な知識と豊富な情報をもとに、企業に対して企画提案をしていくということは、既存企業の育成や企業進出への足がかりとして重要な要素であろうと認識いたしておりますが、なかなか町独自で確保育成していくことは、現実においては大変難しい面があるとものというふうに考えております。関係団体の協力を得ながら連携して、調査研究、あるいは企画提案することが最善であるというふうに考えているところであります。3点目、「関係団体と連携した指導体制について」でありますが、北海道や北海道中小企業総合支援センターはもとより、十勝圏振興機構が食品加工技術センターと産業振興センターを核施設として運営しており、技術開発支援や地域産業支援、物産振興支援などを実施していることから、施設の利活用や調査研究イベントなどについて、企業に対しPRしてまいりたいと考えております。さらには、新たに、1市6町による「帯広十勝地域産業活性化協議会」が本年2月に設立されましたが、企業立地促進法に基づく国の支援などを活用しながら、地域の特性を活かした産業の集積と活性化を図るため、地域が一体となって取り組む体制を整備してまいります。4点目、「工業団地の環境整備について」でありますが、年に数回の草刈を実施いたしており、今後とも引き続き適切な維持管理をしていただくよう要請をしてまいりたいというふうに思います。終わりに、「新たな大型開発は行なわず、既存の開発地の提供について」でありますが、現在、土地開発公社が保有している工業団地の面積は「リバーサイド幕別」が7ヘクタール、「東工業団地」が2ヘクタールありますことから、既存開発地への誘致を優先することとなります。ただ、一団の面積では、最大で約7,000坪、2万5,000平方メートルとなっているため、これ以上の大規模な敷地が必要な企業が進出することが見込めることとなった場合は、公社とも協議をしながら、新たな団地として開発を進めていかなければならないものというふうにも考えているところであります。以上で、中橋議員のご質問に対する私からの答弁とさせていただきます。
答弁 教育長 金子隆司(教育長は2013年3月まで)
私の方から、学習指導要領改定について、お答えをいたします。各学校において編成される「教育課程」の基準となります学習指導要領は、教育基本法に定める「教育の目的」の実現を図るため、社会や子どもたちの変化を踏まえて、概ね10年に一度改訂されてまいりました。現行の学習指導要領は、変化の激しい次代を担う子どもたちに必要な力を「生きる力」であるとした上で、主に総合的な学習の時間の創設や中学校における選択教科の増加などを盛り込み、平成10年から11年にかけて改訂され、学校週5日制の完全実施と併せて平成14年度から実施されているものであります。現在、学校におきましては、現行の学習指導要領改訂前よりも授業時数が少なくなった中で、創意工夫ある教育活動に取り組んでいただいているところでありますが、じっくり学習をする、繰り返し学習をするといったことや学習習慣を確立することへの取り組みについては、必ずしも十分ではなかった点もあるのではないかというふうに考えております。こういった学校現場の状況を踏まえ、国では平成18年12月に教育基本法を改正し、その後、改正教育基本法の理念と教育改革を一層推進するために、学校教育法をはじめとする関連法を改正するとともに、学習指導要領の改訂について、文部科学大臣の諮問機関であります中央教育審議会において、検討が進められてきたものと承知をいたしております。このたびの改訂案では、確かな学力を確立するための必要な授業時数の確保、思考力・判断力・表現力等の育成、学習意欲の向上や学習習慣の確立などについて改善のポイントを示すなど、具体的な手立てを確立し、「生きる力」の理念の実現を図ろうとしているものであると受け止めております。したがいまして、今回の改訂にあっては、まず、社会の変化や子どもたちの現状を見据え、学校、教師、子どもたちが持っている大きな力をより一層十分に発揮できるように、そして、いかに教育の普遍的な目的の実現を図るのかとの観点から検討が加えられたものと理解をしており、改訂案の撤回を求めていく考えは持ち合わせてはおりません。次に、「全国一斉学力テストの中止について」でありますが、本調査は、児童生徒の学力の測定だけではなく、むしろ、それらを活用して、全国や都道府県等の状況を参考にしながら、自校の教育の実態と成果を把握し、改善に取り組むことこそが真の目的であり、極めて意義深いものと理解しております。したがいまして、その公表や活用にあたりましては、学校間格差や競争主義を助長することのないように努めながら、すべての学校が参加することによって、目的を効果的に達成できるものと考えておりますことから、中止を求める考えはありませんことをご理解いただきたいと思います。以上で、中橋議員のご質問に対する答弁とさせていただきます。
再質問 1番 中橋友子
それでは、再質問を行わせていただきます。はじめに申し上げましたように、企業誘致にかかわりまして、我が町として力を入れて取組んで行くと。特に新年度予算からやっていくということがありましたので、これまでこの分野においては、既存の企業の発展ももちろんなのですが、近隣から見て、あるいはうちの町独自の判断からしても、やはりあまり進んでいなかった分野というふうに思います。その点で今回力を入れられるということについては、意義があるというふうに思うわけですが、その取組む政策がこの町全体の真の経済の活性化といいますか、全体に循環型としてそこに住む人々にも大きな支えになる中身になっていくのが、公共の期間として誘致をする上で最も大事なことではないかというふうに思うわけです。そこで、町長も農業を基幹産業として、核として、企業誘致を進めることについては、同じような考えでおっしゃられておりますので、改めて私はうちの町をこの企業誘致の提言があった後に、再度見つめ直すといいますか、大事なところを活かして発展させることが必要だなというふうにわけです。一番最初にも申し上げましたように、うちの町全体の中では、これまでも議会でたびたび話題になってきておりますが、工業の出荷額が非常に音更や芽室に比べて少ないと。帯広が1,000億、芽室が600億、音更がそれをちょっと切って、3番手について、実に幕別はその次かと思えば、その次は本別町の350億で、うちの町は200億というような状況で、十勝管内でも5番目の状況なわけですね。ですから、こういう点では、このこと事態は、雇用の問題ですとか、事業者の数とか、そういうこともトータルで考え合わせなければならないので、そのことだけですべて遅れているという判断には立ってはならないと思いますが、歴然として出荷額が違うということはそうでありました。その中で、その工業出荷も、工業の停滞によって下がってきている。だから、上げていかなければならない。どこで上げるかということになろうかと思うのですけれども、やはり、このところずっと給食の問題でも、あるいは、産業の振興の中で、農業対策でも、この二日間の議論の中でも随分出されておりますけれども、食に対するその国民の関心事というのは、今、不幸な出来事ではありましたが、中国の冷凍食品問題なども含めて、富に安全に対する、それから、国内産に対する自給率も含めて見直す風潮というのが出てきているのだというふうに思うのです。農業を最大の基幹産業としている町にとっては、こういった時期を逃すことなく、それを本当に受け止めて活かして、産業に結びつけるという方向が大事ではないかと思うのですね。それで、今は農畜産物については、先に申し上げましたように、ずっと出荷が延びておりまして、その中でも、実態はどうかと見ますと、どこで伸びているのかみると、大変農業も困難な状況にありながら、うちの町は野菜の出荷のウエイトが非常に大きくなってきまして、それが全体の農業の出荷額を引き上げてきているというのが実態だと思います。数字で見ますと、平成17年度の数字でありますが、全体の生産額、これはまだ合併前でありますが、177億の中、実に野菜は52億8,800万という位置を占めています。その前の年も、全体で180億のところ、野菜は57億、その前は63億というようなことで、非常に大きいと。しかし、一方、生産分野ではどうかというふうに見ますと、必ずしもこれに比例していない。工業の出荷の種目の中の野菜加工製品というところを見ますと、全体の中ではやはり落ちてきているというのが実態であります。ですから、ここを押さえまして、農業のその野菜の出荷が上がっているということを押さえた上で、この食品の出荷額も上げていくということになっていって、初めて活かされることではないかと思います。ちなみにこの野菜の出荷額というのは、十勝の中でもどのぐらいのウエイトにあるのかというふうに見ますと、本当に頑張って高くて、今は十勝で一番なのですものね、幕別が。これも今始まったのではなくて、平成2年から、それまでは畜産分野が多かったのですけれども、平成2年から野菜の分野が力を発揮してきているということであります。それで、もちろんこれは地元でも消費されますが、そのまま生の野菜として全国に出荷している。レタスなどは沖縄にいっているということも理解しているところですが、こと加工品に至っては、どのぐらいのウエイトになっているのかというのがなかなか見えてこないのですね。私たちは、まずは消費者の立場としてみたときに、地元のスーパーや小売店でどのぐらい幕別町の加工品に出会うかというところから始まるのですけれども、これがもう大変残念なことに、生のものでは見かけても、加工品で見かけるというのはもう本当に至難の業、乾麺ですとか、そういうものについては目にするのですけれども、今問題になった冷凍食品については、地元の札内にありますスーパーなど回ってみてみましても、幕別産というものは皆無で、それで、地元であるのは芽室町と中札内の枝豆なんかが多いのですけれどもそれだけ。あとは、本当に残念なのですけど、うちの町でどんどんとれているほうれん草、ブロッコリー、ごぼうやインゲン、かぼちゃ、ポテト、枝豆、全部中国なのですね。とうもろこしだとかグリーンピースがアメリカ、あとは一部ニュージーランド。なぜうちの畑でとれているのに、アメリカから海を渡って、中国からというのはもう素朴な、前々から思っていたのですけれども、そのことも経済性というようなことが優先されてきて、のんできたところもあるわけですね。でも、結果として安全が脅かされ、自給率が下がって、将来の食の保障、食料そのものの保障にも影響を及ぼすということを考えれば、今、ここで奮起をして、我が町から加工品を出していく。我が町から地元の人たちにもそのいうものが提供できるというような、そういうその展開になっていかないかというふうなことを思うわけです。そのためには、町がいろいろ研究して、いろんな情報提供もしていかなければならないということで、2点、3点というふうな次の質問にも続いていくわけですが、まずは町長は、このような実態をどのように押さえられていて、工業誘致に当たっては、企業誘致に当たっては、どんな戦略を持ってやろうとされているのか、伺いたいと思います。
答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)
いろいろお話をいただきました。お話ありましたように、特に本町の場合は、工業出荷額が少ないというのは昔からでありました。特に町の施策としては、どちらかというと住宅施策を推進してきたと。あるいは、農業を守ろうというようなことで、あまり、いわゆる国道沿線の開発も進められ、農業を守ってきた。それと、工業で多かったのは、水と空気がいいというようなことで、いわゆるコンクリート関係がほとんど工業出荷額の大半を占めているのが現状でありますが、これらもご案内のように、公共事業が減り、段々コンクリート製品なんかの使用も少なくなってきたというようなことで、なかなか工業出荷額を押し上げるというのは至難の業でなかろうかというふうに実は思っております。ただ、そんな中で、いろんな面での企業誘致、あるいは工業団体の造成などによって、工業の集約なんかをやってきたわけですけども、いかんせんそれなりの成果というのは、今、お話あったような状況であります。ただ、私どももやはり、機関産業が農業でありますから、農業を中心にした工業誘致、あるいは工業が立地していただくことが一番望ましいわけでありまして、その一つが実はホクレンの缶詰工場であったわけでありまして、当時は無償で用地を提供する中、来ていただいて、何年か続いた。しかし、残念ながら、時代的なこともあったのでしょうけれども、それでもおかげさまであれが今、十勝食品のところで利用していただいて、何人かの雇用もいただいている。そういう面ではありがたいのですけども、そういった意味で、なかなか私どもにすると、農業に関連する工業企業が立地していただけない部分は、私どもの力不足もあるのかもしれませんけども、何とか何とかそれらを実現することが、まずは私たちにとって大きな課題であろうということは今でも思っております。それから、今、お話ありましたように、私も農業で、幕別の野菜ではレタスなんかは全道一だというようなこともよく聞きますけども、なかなか市場といいますか、スーパーでも見られない。今、にらが旬だというのですけど、みたら知内産のにらで幕別産のにらはないのだということも聞かされるのですけども、これは私自信もよくわかりませんし、ただ、私は一昨年、沖縄へレタスと一緒に沖縄まで行ってきたのですけれども、すばらしい人気で、沖縄の那覇市の皆さんが、幕別産のレタスだけではだめだというぐらいの大人気でありました。そういった意味では、地元にないものが、いわゆる東京とか大阪とか、あるいは、大都市への流れというのが現状なのかなというふうにも見ておりますけれども、ただ、私どもが今言ったそういったものが、この地で加工されて、あれから発送していく、発信していくというのが何より望まれることだろうということは、意を同じくするところでありまして、何とかそういったことから、まずは基幹産業である農業にかかわる加工食品、あるいは、工場、あるいは、企業の立地を一番大きく望むわけでありますけども、なかなかこれとてそう簡単にはいかないのが現実でありますし、今は企業誘致となると、それだけではこだわっていられない、何でもいいからというとちょっと語弊があるかもしれませんけども、ぜひ、進出していただけるような企業があれば、我が町へと、そんな気持ちでこれからの企業誘致にも当たっていかなければならないのだろうというふうに思っておりますけども、そういった十勝として幕別が基幹産業農業であるということは、十分念頭に置きながら、これからの施策を進めていきたいというふうに思っております。
再質問 1番 中橋友子
もう1点、幕別の農畜産物の加工について思うことは、なかなか、生で出荷してももちろんそれは大事なことですが、付加価値をつけていくという、そこで雇用を生み出し、経済を潤わすという、そこから始まるわけですけれども、だから頑張ってほしいということと、もう一つは、なかなか、今、ブランドってよく言われるのですけれども、幕別ブランドというのが、例えば、地元の人たちがたまたま沖縄に行って出会うという、これもまた、それはそれで誇るべきことなのですが、よく加工食品の特産品なんかが、それぞれイベントなども含めて十勝管内で展示されることが機会としてはかなりあるのですけれども、そこでもやっぱり幕別産のものをいろいろ贈答品に使うとか、いろんな意味で求められてもその種類が限られていて、活かされないと。結局は他町のものにというようなことにもよく住民の方から届けられる意見なのですよね。そういうことも含めて、付加価値をつけていくことを、地元のブランド、もちろん相手の企業があることですから、それが、例えば相手のブランドになってしまうこともあるかもしれない。しかし、うちの町のものをつくってもらうというようなことが、大事ではないかと思うのですね。そこで、2番目の質問になっていくのですが、そうなってきますと、やはり企画をしていくだとか、そういうその昨日もありましたけれども、企業誘致に対する一つ戦略を持って、こういうこういうものやっていくというような一定のその方向性というのを持ちながら、一定のというのは企業を狭めるという意味ではなくて、熱意を持って我が町に来ていただく戦略というのを持たないと、なかなか計画倒れになってしまうという思うわけですね。新しく企業誘致係がつくられて、そこが窓口になってやっていかれると思うのですが、昨日の芳滝議員のご答弁の中では、新しい係はできるけれども、名前を変わるというようなことであって、実質的にはやることは変わらないのだというような町長のお答えであったと思うのですね。それは、私はやはり、それだけでは熱意というのは伝わってこないと。やっぱり専門の係をつくる以上は、そのことに本当に精通するといいますか、うちの町の企業誘致にかかわっては、この係が、この課が本当にやっていくのだというふうなものを見せていかないと、それぞれしのぎを削ってやっている中で、なかなかうちには来てもらえないということに、つまり、今までとあまり変わらない、あわよくば条件合えば、土地は1割安いし、雇用すればちょっと就くかなというふうな思いになってもらえるか方もいるかもしれませんが、それだけではいかないというふうに思うのですね。だから、ホクレンのお話もありましたけれども、やはりそこでは人材の育成、そして、その熱意、それから、誘致した企業を、誘致してもらうまでの努力と、それから、誘致して幕別に来られた後からのその一般的なケアと言いますけれども、そういったことも含めて、窓口が頑張るというふうになっていかなければならないと思うのです。その点でのお考えはいかがでしょうか。
答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)
昨日お話して、企業誘致に係に変わったから全く今までと同じだという意味で私はなくて、何か新たなことを進めるのかということですから、今、具体的に企業誘致係ができたから、今までと違ってどんなことをやるのだという具体論は今の段階ではない。もちろん、今まで以上のことを、係ですからやっていかなければならないのは当然でありますし、それと、もう一つは、企業誘致の係があったとしても、いつも言うことなのですけども、一人だけではなかなかできない。これは課を横断する。あるいは、極端なことを言えば、プロジェクトでも組んででも、やっぱりそうした大きな企業誘致に当たっていくということは、これは今までもやってきましたし、そういった意味では、先頭になって頑張っていただくのが企業誘致の係だろうというふうに思っておりますけども、まずは、企業誘致を進めるに当たっての一番大事なことは、やっぱりきっかけみたいな、出会いみたいな、何かがなかったらなかなか進めないというのが現実にあるわけですけども、そういった意味では、いろんな方々との出会い、あるいは、金融機関なんかもそうなのですけども、紹介をしていただく部分ですとか、農協関係のいろんな団体の皆さんからの紹介をいただくだとか、あるいは、昨日もお話しましたけども、東京幕別会の皆さんに、今、幕別町も何とか企業誘致に力を入れるので、何か情報あったらお願いしたいというようなことは、1月にもお願いの文書を出したのですけども、そういったきっかけの中で、まず、担当が行って、共同訪問を築くというようなことで、そして、具体的に進めていくというようなことが大事なのだろうというふうに思っております。そしてまた、先ほどお話ありましたように、専門的な分野、どの程度専門的なこの人材育成ができるのかどうか。難しいことは難しいと思いますけども、できることはできることで、あって、さらには専門的な知識や民間の方との連携を進める中で、企業誘致を進めていけばよろしいのでないかというふうに思っております。先ほどの加工の問題で、ちょっとどういうものがあると言われたのですけども、今、十勝大福なんかはかなり都会へ行きますと、人気商品だというようなことを聞いておりまして、大変ありがたいなというようなことであります。これらについても、地場産品を活用していただける。それと、もう一つこれもちょっとあれなのですけども、インカの目覚めといういもがあるのですけども、これを今、焼酎化をしようというような動きが実はありまして、これは2、3日中に新聞に出るかもしれませんけれども、そんな動きがあるようでありますけども、そういったもの。あるいは、今、話題になっているのが、けなし長いもと言われる和稔じょというのが、これがこれからどのように進んでいくのか。まだまだ先行き不透明な部分もありますけども、こういったものが特産的なことになっていくのかどうか。こういったものも含めながら、私どもは何とか先ほどのお話にありましたように、農業を核としながら、さらに企業誘致、さらに付加価値を高めるための施策を進めていければというふうに思っております。
再質問 1番 中橋友子
インカの目覚めは幕別のブランドで、そのままいただいてもものすごくおいしいもので、これは、大いにアピールする一つの食材ではないかというふうに思いますが。私はやはり、企業誘致係として何をするかということになろうかと思うのですけれども、徹底した情報収集と、それから、こちら側からの売り込みももう、まずは入り口はここだと思うのです。だから、それをやっていく中で、例えば、大掛かりにしようとするときには、プロジェクトなり必要でしょうから、そういうふうに発展させていかなければならないと思いますが、専門係になった以上は、もうそこに徹底して取組むというようなものがなかったらいかないのだと思うのですよね。そういう昨日のお答えではそんなふうにとれなかったものですから、ぜひ、力入れていただきたいというふうに思って、あえて申し上げました。それと、3点目の質問になりますが、関係団体、ここに今お答えの中で、十勝圏振興機機構や食品加工技術センター、いろいろ出されておりました。私はこういうところと併せまして、産官学とか、あまり自分で全て理解してお話するわけではありませんけれども、やはりここにはそういった研究機関と合わせて、畜産大学や大谷短期大学の食品関係のところも、それぞれ研究を進めてやるというような学ぶ場所もあるわけですから、やっぱりいろんな有効となる情報をいただきながら連係するという、ここが大事なのではないかというふうに思うのですよね。ですから、そういう、こういったところに今、町長がお答えいただいたさまざまな団体の中のその中で、そういう仕組みができているのかどうか、ちょっと見えませんけれども、もしそういう仕組みがないのであれば、そういった地元の大学などの知恵も大いにお借りしながら、商品開発に結び付けていく。誘致に結び付けていくということが大事だと思いますが、どうですか。
答弁 経済部長 藤内和三(経済部長は2008年3月まで)
今、十勝圏振興機構のことも含めて、ご質問がございました。十勝圏振興、平成5年に立ち上がりまして、いわゆる人をつくる、ものをつくる、産業をつくる、流れをつくると、こういった観点で、まさに産官学が協調して研究開発をしていただいております。本町内の事業所からもですね、年間10件程度、そういったところに問題を持ちかけまして、いろいろ研究、討論や何かもしていただいているというお話は聞いております。それと、特に産官学という関係では、私ども町といたしましても、これからは、これは大きな視点として捉えなければいけないと思っております。本町には新和に味覚工房がございますけれども、あそこに2名の栄養士を配置いたしておりますけれども、そういった栄養士、これは十勝的にも非常にいろいろな面で活動されている方でございます。その中では、特に帯広畜産大学との関係で、人脈も含めてかなり構築されている部分ございますし、実際に味覚工房を拠点として、十勝の皆さんがそこに集まっていただいて、いろいろ研究討議をしていただいております。これが実際、企業誘致につながっていくかどうかということのことでは、まだ将来的なことまで申し上げられませんけれども、そういった小さな輪が大きくなって、幕別町全体の産業起こしができれば、私どもとしては大変ありがたいなと思っております。
再質問 1番 中橋友子
ぜひ、十勝のなかで、いろいろな総合的な力をお借りしながら、力を入れてやっていただきたいというふうに思います。それで、私はもう一つは、その係のあり方の中で、他町村などもお邪魔してみますと、それがいいか悪いか、固定的に言うわけはないのですが、そういった専門といいますか、特に帯広などは商業圏大きいということもありますから、専門のスタッフが職員として、専門というのは、うちの町はある程度年数くると、その人事異動という形でどんどん人変わってきますよね。しかし、あそこの町は、中小企業の経営診断を持っていらっしゃる方なども、職員としていらっしゃるということもあって、かなり固定した職員が系統的にその事業所の状況掌握しながら、いろいろ新しい手立てを打っていくというようなことをやられているように思うのですね。ですから、うちの町も、やはり今回こういうことでスタートしますが、そういうことも描きながら、単に係だから、その配属された期間だけこなすというような流れではなくて、人材育成も含めて、長期的な考えを持ってやっていくことが大事だと思いますが、その辺はいかがですか。
答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)
お話ありましたように、やはり専門的な職員を配置する。これはできれば一番いいのでしょうけども、今言うように、町村の規模からいくと、なかなか我が町程度では難しいのかなというふうに思っております。私、これは皆さんからのお話もありますように、いつも、これは職員は企業誘致係の係でなくても、幕別町の職員である限りは、どこへ行っても同じように企業誘致をやるのだ、そういう気持ちが必要でないかということを申し上げているわけであります。確かに係としては、3年、5年で人事異動で変わりますけども、そういった気持ちは皆さんが持って、先ほども言いましたように、一つでもきっかけを掴んでもいいから、それをつなぐような役割でも果たしてもらうことが、職員として私は大事でないかというようなことで、専門性のことも十分検討させていただきますけども、なかなか現実には難しいのでないかなというふうに思っております。先ほども言いましたように、それこそ私を筆頭に、職員一丸となって、取組む姿勢がより必要でないかなという、そんな思いでもおります。
再質問 1番 中橋友子
ぜひ、有効な配置のあり方を考えていただきたいと思います。次、4点目の工業団地の整備について書きましたけれども、今回、予算の中では工業団体に既存の整備したところに、誘致された企業については、それなりの優遇措置をというようなことでありますが、このうちの町の工業団地は、歴史的な経過もあって、一つの町の中に、何か所かに分かれていて、なかなかその団地としての形態というふうには見えづらいかなというような、小規模な工業団地が数箇所あるという形ですね。3カ所ですか。忠類の方にもあるのでしょうから。ですけども、そこで、やはりどうしても音更や芽室の方見てしまうのですけれども、団地としてのその姿というのが、非常にあかぬけしているといいますか、整備されているというふうに、特に芽室なんかは思うわけですね。それで、一つは公共の部分、道路の。公共の部分の整備、それから、もう一つは、張り付いていらっしゃる企業そのものの整備、これ、両面きちっとしなかったら、環境整備は整わないのですけれども、そこで、うちの町を見たときに、一つには、町が管理しなければならない部分、まだ売れていないところなどの整備などについては、やはり草刈などされているということはありますが、多くの機関が雑草が生えていたり、あるいは、道路の縁石のところに草が生えている。結局、張り付いていないから、車が通らないのでどうしてもそういうものが出てきていますというような、そういうことで、あまりちょっと見劣りするような状況なのですね。それともう一つは、張り付かれている企業も、本来であれば、こちら側が指導するのかどうか、自治組織のようなものができまして、そこできちっと管理する仕組みができていけばいいと思うのですけれども、中古自動車の販売だったら、その車が、動かない車が山積みにされたり、あるいは、そのいろいろな機材なども、その会社は置いているのですけど、放置されているように見えたりというようなところもありまして、やはり、来て、ここを買ってくださいというふうになったときには、少しでもきちっと整っている方が、相手に対する印象もよくなると思うのですよね。そういった努力もやはり必要でないかと思います。どうですか。
答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)
工業団地の環境整備、先ほど、年に数回、草刈を実施している。その後は、今後も引き続き、適切な維持管理をしていただくよう要請してまいりますということで、実は土地開発公社の方が所有者といいますか、管理をするというようなことなものですから、私が答弁するのもどうかなとは思うのですけども、町の立場からすると、何とか公社にお願いして、見苦しくないような環境整備を進めていただきたいということ。併せて、明野地区に工業団地が最初できたころは、明野地区工業団地懇話会というようなものがあって、いわゆる張り付いた企業の皆さんがそういう親睦を兼ねた懇話会があって、いろいろな話し合い、仕事の話し合いなんかもできたのですけども、残念ながら、千住にしろリバーサイドにしろ、そういったものがないものですから、なかなか皆さんと公社なり町が話するという機会はないのですけども、何とかそういう見苦しくないようないわゆる環境整備に配慮していただくようなこと。公社とも協議しながら、対応を進めていければというふうに思っております。
再質問 1番 中橋友子
最後になりますけれども、やはり、今まで投資をしてきて、開発をしてきました工業団地、もちろん工業団地に企業が張り付くことによりまして、人口増、そうすると、その住宅地への張り付きというようなことも描きますと、環境整備も非常に大事だなと思うことと併せまして、その5点目の質問になりますけれども、今まで手掛けてきた用地に、優先的に、町長も優先的にここを紹介していくということでありますから、それを、ぜひ、力を入れていただきたい。あえて大型開発行わずというふうにしましたのは、今の経済状況の中で、投資対効果というのはいつも考えられていることでありますが、今、私は企業誘致に当たって、大きな大手のそのどんなところが来てくれるかわかりませんから、別に大型を拒むということではありませんけれども、本当にさっきお話しましたように、地場産品が活かされて力をつけていくということになれば、規模そのものはそんなに問題ではないだろうと。むしろ小さい規模であっても、今でもうちの町は雇用自体は音更や芽室よりも高いのですよね。企業の数も少なくない。しかし、全体としては出荷額が少ないということでありますから、そういうことを考えると、地元の今の開発した土地を有効に活用していただくと。そのことを最優先にすることが大事だと思って、お尋ねをしたところです。町長もそういう意向であるということでありますので、その点は十分に考えていただきたいというふうに思います。この質問の最後になりますけれども、そういうことを考えると、地元の資源を活かして、そして、積極的に町が誘致に取組んで、しかも、既存の企業にもその経済波及があるという、その流れがつくられることが大事だと思うのですよね。欲張ったような言い方なのですけれども、やっぱりうちの町として、その経済が全体に流れていくのだということを常に描いてやっていかなかったら、大手の企業が来ましたと。しかし、本社はうちの町ではなくて、法人税は落ちませんと。雇用もなかなか厳しい状況で、なかなかつながらないというようなことになっていくと、誘致の意味合いも薄くなる。だから、そうではなくて、本当の意味の循環型に展開することが基本だと思いまして、その点ではどんなふうにお考えになっていらっしゃいますか。
答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)
先ほど来申し上げておりますように、農業を核とする幕別の産業が振興していく。そのためのそれに見合う企業が誘致されると。これは一番我々も望むところでありますし、そのために努力をしていくことはもちろんでありますけども、ただ、こういう時勢でありますから、そう大規模でなくても、まずは幕別へ来てくれるというような企業がありましたら、私は積極的に誘致には取組んでいくべきだというふうにも思っております。たった一人でも、たった二人でもそれが雇用に結びつけば、私はそれはそれなりのものがあったのだろうというふうに思っておりますので、ぜひ、皆さんのご協力もいただければというふうに思います。
再質問 1番 中橋友子
それでは、学習指導要領の方に入ります。10年ぶりに改訂された指導要領につきまして、教育長のお答えでは、教育として有効な手法であるから撤回する考えはないというようなことで、お答えでありました。それで、まず、私、この学習指導要領の改訂に当たりまして、今回、問題だなと思う点を幾つか始めに申し上げました。その中で、まずは、この学習指導要領は、10年ぶりに改訂された。では、今のその学習指導要領の内容がどうであったのかというところから、その改訂されたものの良し悪しを評価していくということになるのですけれども、ここのその教育長のお答えにもありましたように、これまでの学習指導要領は、ゆとりを機軸にして、提示されたものでありましたよね。これはどうしてかといいますと、そのこれまでの受験競争だとか、あるいは、偏差値教育の問題だとか、そういうさまざまな問題がある。詰め込みというふうに言われてきたのですけれども、そういう中で、子どもの非行の問題ですとか、落ちこぼれもそうですし、いじめもそうですし、さまざまなその問題が生じてきたと。これを解決していくその手法として、ゆとり教育というのが出されまして、そして、2002年からでしたか、週五日制度などというのも導入されて、今日まできたのですね。ところが、それが成就したかどうか思えば、教育長の答弁の中にもあるのですけれども、じっくり学習をする。あるいは、繰り返し学習をするといった学習習慣確立などの取り組みは必ずしも十分でなかったと。ゆとり教育というのは、きちっと完成しなかったのですよね。これは教育委員会が悪いとかというのでなくて、現実にできなかったわけですよ。ところが、今回提案された新しい学習指導要領の案は、さらに今まで以上に、そのゆとりが失われる中身になっているわけです。一例でその教育時間の問題を申し上げますと、これは全学年で、小学校1年生から中学校3年生ま で、全学年で1週間の授業時間数というのが、増えまして、それで、年間を通しますと、小学校1年生で63時間、2年生で70時間というような形で、中学校は比較的少なくても35時間とかというような形で、授業数がどんどん増えていっていますよね。週休二日制でありますから、五日間の中で、今までも達成できなかったのだけれども、さらに授業時数を増やして、教育内容を増やして、そして、これから10年進めていくのだというふうになると、これまでの10年間の問題になったところが、克服されるどころか、さらにまた拡大されて、一層の落ちこぼれだとか、学習意欲を失うだとか、そういったことに直面するのでないかというふうに懸念されるわけですが、どうですか。
答弁 教育長 金子隆司(教育長は2013年3月まで)
確かにおっしゃっていることのほとんど意味はよくわかります。ゆとり教育そのものが、完全に検証されたのかということもありますけれども、ゆとり教育の中での生きる力というものについては、継続的に行っていくということであります。私、素人ですけれども、これらのことがきちっとできなかったという部分も実は少しあるのではないかなと思っています。その原因は一体何なのかなと考えますときに、幕別町の大家でありますどなたかがおっしゃっておりますが、事業改善、周辺環境の整備、それから、教職員の資質向上、これが十分ではなかったのではないかと。これらを集約していきますと、やっぱり人材を確保する。教職員の数をきちっと揃えると。そういうことが十分に行われていなかったがために、いろんな意味での成果がうやむやになったのではないかなとしたがって、この学習指導要領が、確かに授業時数の増もあります。それから、授業内容の増、これもありますが、それらを越える人材の確保について、これからそういう意味で充足されていけば、より高い質のいいものが求められるのではないかなと、そんな期待もしております。
再質問 1番 中橋友子
学校現場でのそういったその教職員を増やすこと、そして、そのことが子どもたちにしっかりとした教育力を見につけさせること。有効なことであるというふうには思います。しかし、それは指導のあり方の問題の中で、問われることでありまして、現実のその子どもたちの、例えば、小学校1年生で5時間だとか、教育時間が増えると。しかし、5日間でやらなければならない。こういうようなそのベースになるところが改善されない限り、その今教育長のおっしゃられることも本当の意味で生きてはこないのではないでしょうか。だから、私は、そういうことを思うと、それにさらに時間がないので続けて言いますけれども、今度は英語の教育ですとか、あるいは、道徳、それから、武道とか、新しいものがどんどん入ってきます。この授業時数のほかの入ってきます。そういうふうになってくると、単に教職員の増加だけでは、解消、解決できない。ですから、私はその学習指導要領は、今回、その案として出されまして、今、パブリックコメントに入っているのですか。実際に活用されるのは2年後ですよね。小学校で2年後、中学校で3年度、そうすると、それだけの期間があるわけですから、大いにその点で現場からの、委員会からの意見をきちっと上げていって、これが本当に教育に役立つのだということにしていかなければ、やはり、私は撤回を求めるわけですけれども、そういう大事なものだと思うのですが、どうでしょうか。
答弁 教育長 金子隆司(教育長は2013年3月まで)
おっしゃるとおりだと思います。これからすぐ始まるということでありません。段階を踏んで進んでいくわけですけども、その中で、私どもの協議会組織ってございます。協議会の会議のもありますし、教育長会もございます。いろんな意見があろうかと思います。その中で、集約された、こうあるべしというようなものについては、当然、その組織的な上の段階に上げていきたいと、その思いはあります。ありますというよりも、当然のことですが。いろんな意見をお伝えをしたいというふうに思います。それと小学校なんかは、確かに低学年、2駒増えます。週ですね。非常にきつい部分もあるのではないかなと。体力的にどうなのかなというようなこともありますが、一番授業時数の多かった43年ころ、私ども卒業したころですが、これらからすれば、まだ授業時数はほんの少しというふうにも取れるわけであります。ただ、今、やっぱり先ほど申し上げましたようなことを人材確保するという観点から、いわゆる国の事業で職員数の配置を受けられるもの、道の事業、加配を受けられるもの、それから、今回、ご提案させていただいておりますけれども、いわゆる特別支援教育の支援員、これは町単であります。そういうもろもろの配慮をしながら、求められるところに、私どもとしては一歩でも二歩でも努力していきたいと、そういう思いであります。
再質問 1番 中橋友子
時間ですので、最後に考え方を申し上げて終りたいと思いますが、この学習指導要領の改訂、あるいは、中止を求めました学力テストの問題。いずれにスタートのところには、その日本の教育力、学力がどうであるか。OECDで行いました調査の結果などで、低かったと。昨日もありましたけれども、低かったと。そういうようなことを受けて、あるいは、学力テストの結果であれば、北海道は47都道府県中、44位、46位ですか。そういう状況があると。そこからやはりまた詰め込みに戻るというようなことが見えるわけです。だから、本当の意味の解決はそうでないだろうと。真の子どもの生きる力やその教育力をつけようとするのであれば、その満たされなかった詰め込みのところを、もうちょっときちっと分析し、考えて、その順番だけでことを進めるというやり方はすべきではないということを申し上げて終わります。