みんなの議会

幕別町議会 平成20年第1回定例会 2008年3月12日

2カ所のシーニックバイウェイ構想を進めて観光振興を

2008年3月12日、幕別町議会の一般質問で、藤原孟議員が「2カ所のシーニックバイウェイ構想を進めて観光振興を」について質問し、町長 岡田和夫、経済課長 飯田晴義が答弁しました。

質問者
藤原孟 議員
答弁者
町長 岡田和夫、経済課長 飯田晴義

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 4番 藤原孟

通告に従いまして、質問いたします。2カ所のシーニックバイウェイ構想を進めて観光振興を。幕別町の新しい観光ルートとして、すでに実施されている南十勝夢街道と、これから申請される十勝中央トカプチ雄大空間の2本のシーニックバイウェイ構想があります。これは、国の方針として、疲弊した地方の活性化の一つに、観光振興が目玉にできると捉えたことであり、地方の自然や文化などを発信し、国内や外国からの観光客を呼び込む取組みであります。当然ながら、今までのように、既存の観光場所の紹介だけでは、体験型を望む来るべき観光ビッグバンを迎えることはできないし、観光経済の活性化のカンフル剤にもなりません。とりわけ北海道観光の中でも知名度の低い十勝観光、そして取組み姿勢が弱い本町の現状では、国の進める施策からますます取り残されるだけであります。しかし、幸いにして、日本のシーニックバイウェイルートが一つの町に存在することになれば、本町の観光経済にとって貴重な資源となります。観光目玉の少ない地域の目的を交流人口を増やすということで始めるとするならば、まず、会員事業者の成果報酬の意識を使って、収益を確保しながら取組む集団をつくること。それと、身近な例でありますが、南十勝夢街道忠類カフェのように、民間の知恵と汗を結集して運営していく集団をつくること。それと、幕別の二つの団体が参加している歴史・文化・緑をキーワードとした今月立ち上がる十勝中央ルート、トカプチ雄大空間の集団のように、従来の枠を超えて、幅広い連係を行い、来る人と迎える人の価値観の違いのある現状の中で、情報整理や発信力のある人材の育成をして、将来どうなっていくかを提案し続ける集団をつくること。当然これらのことは、北海道開発局の提案が後ろ盾にあります。推進役の中心は、民間力であり、官と民との融合の形です。本町における観光の推進の熱意は、官の民も低いのが現状でありますが、シーニックバイウェイ構想を進める方々は、点在する観光地点を結びつけ、名称づくりという未来の夢づくりにかける情熱が高まっており、今、このようなときに、観光経済活性の大きなうねりを起こさせ、また、民間ボランティアが部分ごとに行政からの緒施策を構ずべきと考えますが、町長の見解を伺います。

答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)

藤原議員のご質問にお答えいたします。「2カ所のシーニックバイウェイ構想を進めた観光振興について」であります。ご質問の、「行政からの諸施策について」でありますが、シーニックバイウェイにつきましては、その土地固有の景観や自然、文化、歴史などの地域資源を活用し、地域の人達の発案する運営計画に基づき、美しい景観、活力ある地域、魅力ある観光空間を創設するものであります。幕別町においては、お話ありましたように、「南十勝夢街道」が候補ルートとして指定を受け、南十勝5町村内の38団体が連携協力し、本ルート指定に向けて事業展開をしているところであり、町といたしましては、代表者会議忠類地域部会が展開しております「シーニックカフェ」の周辺整備について取り組んできているところであります。平成19年度の「シーニックカフェ」の開催実績は、昨年7月から9月までの土日開催で、日数が28日、入場者数が5,000人を越え、平成18年度の2.2倍の入込み数となっており、周辺整備が進み広く周知されたことで、観光スポットとして定着しつつあるものと考えているところであります。また、十勝には「十勝平野・山麓ルート」が、同じく候補ルートとして認定を受けており、毎年、フォーラムなどを開催しながら両ルートの連携や参加団体の協力、課題の整理などが協議されているところです。これらのルートに加え、新たに計画されております「トカプチ雄大空間」ルートにつきましては、本町を含め、帯広市、音更町、芽室町、池田町、浦幌町、豊頃町に渡る十勝中央エリアで、去る3月9日に運営代表者会議が開催されました。この会議において活動計画などが了承され、同日付けで事業主体である北海道開発局に候補ルートとして正式に申請されたとお聞きをいたしております。本町から参加された団体のお話によりますと、本ルートの目指す姿としましては、十勝川河口から帯広市までのエリアにおける農耕、馬文化などの歴史を見ていただくことをコンセプトとされているようであります。今後、新ルートの運営団体として本町から参加されている団体とも充分協議しながら、「南十勝夢街道」「十勝平野・山麓ルート」との連携なども含め、活動団体の発案や運営の自主性を尊重しながら、行政としての役割を果たしてまいりたいというふうに考えております。地域住民を巻き込んだ魅力ある観光空間づくりを進めるため、素晴らしい地域資源を活かし、商業展開にも結びつけるなど、幕別町の観光を「造りだす」と言う視点で捕らえて、ご提言いただきましたことを踏まえ、今後、幕別町観光物産協会、商工会など、多くの皆さんのご意見をお聞きしながら、取り組んでまいりたいと考えているところであります。以上で藤原議員のご質問に対する答弁とさせていただきます。

質問 4番 藤原孟

答弁で、幕別町の観光をつくり出すという力強い言葉を受けましたので、質問をさせていただきます。我が町の疲弊しだした商工会の活性化の一つとして、体験、観光成果報酬型の集団を早々につくることが急務であると考えております。今は、忠類から札内には、国道236号線の南十勝夢街道。また、札内から幕別には、国道38号線沿線におけるトカブチ雄大空間がつくられようとしております。しからば、幕別から忠類に向けて、つまり、道道幕別大樹線の沿線に、町独自のバイウェイ構想を設定することで、3点の忠類、札内、幕別市街を結ぶ環状型のいわゆるトライアングルバイウェイ構想が考えられると思います。特に、道道幕別大樹線の沿道には、現在運営されている女性初の南勢懇談会による小学生との農村交流会や駒畠には、手打ちそば道場があり、農村生活体験型を交流して実戦している集団があります。その集団と糠内中里地区に眠る500万年前、十勝平野の形成を学べる地質学上非常に貴重なタカハシホタテ化石を発掘し、約12年前のナウマンへとつながる忠類の太古の里を結びつければ、500万年前から今日の農村生活を知ることのできるいわゆる時間軸を加えた四次元的時空を楽しむ新しい成果報酬の高い体験型の観光を町として推薦することができるのではないかと考え、町長にこの考え方を進めるか、気持ちがあるか、お尋ねしたいと思います。

答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)

236から38を経て、幕大線をつないで三角、トライアングルに結ぶ観光資源。ご提言をいただきました。なかなか発想的にはユニークなものはあるのかなという気もします。ただ、今、お話聞きましたように、何百年前の何々と言われましても、実際のところ、私も始めて聞く言葉でありまして、なかなかそれに答えようがないのですけども、ただ、私は今、シーニックカフェもなんかもそうですけども、やはりこうしたシーニックバイウェイを進める上の中では、どうしても民間の力が必要になってくるのだろうというふうに思います。今のご提言ありましたこと、あるいは、南勢地区や駒畠地区のこと、お話もいただきました。そういった方々との意見効果などもする中で、これから、今のご提言に沿って、どのようなことが行政としてできるのかと、あるいは、住民の方がどのようなことを望んでいるのかというようなことなどを、十分聞かせていただいて、さらに検討を重ねながら、今のトライアングル構想ですか。これらに向けて、内部でも協議をさせていただきたいというふうに思っております。

質問 4番 藤原孟

次ですが、いわゆる今はやりの忠類カフェ、これの交流人口は、当初、2,278人、昨年は5,153人今年はそれ以上の見込みと聞いております。当然ながら、交流人口が増えれば、施設各所に不都合が生じるものであります。民間の知恵と汗を結集して成功した忠類地域のボランティア集団が、これからもほこりを持って、続けて受け入れ、協力しやすい態勢をより充実させるのが、行政の役割と考え、現状の問題点の整備について、お伺いいたします。一つは、いつまでも危険な坂道に駐車を続けてよいのでしょうか。二つ目は、高齢者来客に、簡易式おがくずトイレを設置してやることで、より多くの人たちがまた見にくることができるのではないか。まず、この2点について、お尋ねいたします。

答弁 経済課長 飯田晴義

忠類地域におけますシーニックカフェの運営につきましては、基本的にはまず南十勝夢街道の協議会で活動計画を定めまして、さらにその下に、下部の部会としまして、各町村に地域部会があって、その地域部会が実際の実働部隊として、各地の活動を行っているというのが現状であります。そういう中で、私どもとしましては、忠類の地域部会から出てまいります要望、これをお聞きしまして、互いに意見交換をしながら、どういうものが必要なのか、町としてどういうことができるのかということを話し合って、今やってきている段階であります。20年度に向けては、まだ活動計画が定まっておりません。ですから、具体的なお話はまだいただいておりません。ただ、今、藤原さんおっしゃいましたように、駐車場については、日によってはかなり混雑しているという状況も把握しておりますし、トイレについてはないのが現状であります。一部にはといいますか、代表などの話を聞きますと、トイレについては、確かに必要性はないわけではないけれども、仮にトイレを設置したときには、まず清潔さを保たなければならない。それと、臭いのことも考えなければならない。そういうことからすると、逆にそこにトイレを置かれることは、滞在時間が非常に1時間未満と短いことも考えまして、現状では、かえって面倒みきれないなというお話もお聞きしているところであります。実際には、トイレはという話が聞かれることもあるのですけども、その場合については、すぐ下に道の駅があって、きれいなトイレがありますと、そういう案内もしているということで、地域部会にしても、正式なお話ではありませんけれども、トイレにつきましては、今のところの、必要がないというようなお話は、今、伺っているところであります。駐車場は、まだ正式な話がありませんので、混雑している状況は、確かに私ども認識しておりますけども、これからの話し合いの中で、どの程度必要なのかということを詰めさせていただき、仮に通達するならば、牧場整備の一環として、対応させていただくことになろうかというふうに思っております。

質問 4番 藤原孟

3番目なのですけども、商店街の冬枯れ対策になると思いますが、写真マニアに十勝の青空、いわゆる冬期間の青空を最高のシャッターチャンスと捉えて、進入路の除雪体制、これを、いわゆる雪が降ったからすぐ開けるということではないのですが、時間的、時期的に遅らせてでも、ぜひ、開けることで、また、冬のお客さまも増えるのではないかと思いますが、そのような体制はとれることはできないでしょうか。

答弁 経済課長 飯田晴義

冬期間の牧場線の除雪についてでありますけども、やはり必要性がどれだけあるのかということは、やはり問題になるのかなというふうに思っております。現状は、イベントというものは全く行われておりませんし、今後のことを聞きますと、そういう予定は今のところないと。そのお話の写真マニアにとって、絶好のスポットといいますか、そういうものになるのでなかろうかという、そういう必要性からはどうなのかということなのですけれども、実はあそこ、冬に上ってみたとしても、景色が非常によろしくないわけでありまして、景色がいい時期というのは5月の連休に何日かしかないのですね。くっきりと晴れて山脈が見えるというのは、5月の連休が一番、マニアにとってはいい時期と。そういう関係もありますので、今のところはその必要性からすると、極めて低いのかなというふうに思っております。

質問 4番 藤原孟

最後ですが、今、団塊の世代といいますか、官庁からの退職者が非常に増えており、その中で、長年お世話になった町や地域に宝探し、つまり、名所づくり、名物づくりのため、社会貢献を果たしたいという声が集まっております。トカプチ雄大空間のように、大規模な構想には、経験豊かな60歳代に知恵を発揮してもらい、官と民の融和への大きなうねりを起こして、小さくてもよいから経済効果をもたらしてもらう。このために、行政の施策で彼らの背中を一押し押してもらい、体験型観光のため、その道に精通したシニア集団をガイドやリーダーとして人材育成を進める考えはないか、町長にお伺いしたいと思います。

答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)

お話ありましたように、団塊の世代の退職時期を迎えて、そういう方の持っているいろんなノウハウをこれからのまちづくりや、あるいは、今お話ありましたような観光なんかに活用することがよろしいのでないかというご提言でありました。なかなか言葉ではそう言いながらも、なかなか一つの組織として立ち上げていくとなると、難しい面もたくさんあるのだろうというふうに思っておりますし、先ほども言いましたように、行政が後押しすることももちろん必要なことだというふうに思いますし、まずは何よりも、民間の皆さん方がどういう意向でどういうような活動をしたいかというような意識の調査といいますか、意識を持っていただいている方を把握することも必要なことだというふうに思っております。まさに観光協会や商工会の皆さん方のご意見などもいただく中で、そうしたことについても、どういうような取組みができるか、検討させていただきたいというふうに思います。

出典:幕別町議会 平成20年第1回定例会 2008年3月12日 議事録 PDF(78ページ) 間違いを知らせる