みんなの議会

幕別町議会 平成18年第4回定例会 2006年12月13日

幕別男女平等参画推進条例の制定について

2006年12月13日、幕別町議会の一般質問で、野原惠子議員が「幕別男女平等参画推進条例の制定について」質問し、町長 岡田和夫、教育長 高橋平明が答弁しました。

質問者
野原惠子 議員
答弁者
町長 岡田和夫、教育長 高橋平明

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 20番 野原恵子

通告に従いまして、2点について伺います。まず、最初に、幕別男女平等参画推進条例の制定についてです。男女平等参画社会基本法は、1975年の国際婦人年以来の男女平等を求める世界と日本の運動の中で1999年に撤定されました。基本法は、基本理念として男女が人権の尊重、社会における制度等についての配慮、政策等の立案及び決定への協働参画、家庭生活における活動と他の活動の両立、国際的協調を掲げ、国、地方公共団体、国民にそれぞれ責務を定め、男女が社会のあらゆる分野の活動に参加する機会の拡大を目的にしたものです。女性に対する差別のない社会、女性が固定的な役割に縛られることなく主体的に生きることができる社会。これは、女性や障害を持つ人など誰にとっても個性が尊重される暮らし易い社会になります。国は男女共同参画基本法としていますが、北海道は男女差別の実態に目を向け、北海道男女平等参画推進条例とし、2001年4月から施行されています。幕別町でも、町の特性に応じた施策を推進するためにも、幕別男女平等参画推進条例の制定が必要と考えます。したがいまして、次の点について伺います。1、男女平等参画の啓発の推進をどのように取り組んできたのか。2、各種審議会・諮間委員会などの女性の参加状況は。3、幕別男女平等参画推進条例の制定を。次に、放課後子どもプランについてです。子供が放課後、事件に巻き込まれたり、被害に遭う問題が生じています。学校が週5日制となり、子供たちが安全に遊べる地域の環境づくりがクローズアップされています。放課後子どもプランは、放課後に子供たちの安全で健やかな居場所をつくるために、文部科学省と厚生労働省との連携により、放課後対策事業として今年4月に創設されました。原則として全小学校において、文部科学省の放課後子ども教室推進事業とし、厚生労働省の放課後児童健全育成事業(学童保育)を一体的あるいは連携して実施するとしています。放課後子ども教室推進事業は、全ての子供を対象とし、安全・安心な子どもの活動拠点(居場所)を設け、地域住民との交流活動等の取り組みを推進し、家庭の経済力にかかわらず、予習、復習、予習などの学習機会の提供や、支援をすることも検討されています。学童保育は、親が働いていて、放課後、親が家庭にいない小学生の子供たちに、放課後及び学校休業日を安全で生き生きと過ごしてほしいという、親たちの強い願いによって誕生した施設であり、子供たちにとっては、家庭に代わる毎日の生活の場となり得るものです。利用したい子供が利用したいときに利用する場と、家庭に代わる毎日の生活の場とでは大きく違います。目的・役割や内容も異なる二つの事業を、充実・発展させていくことにより、子供たちの放課後や学校休業日が安心できる居場所になると考えます。したがいまして、次の点について伺います。1、放課後子ども教室推進事業は、どのように実施・運営していくのか。二つ目、学童保育の設置・運営基準など条件整備をどのように進めていくのか。三つ目、二つの事業をそれぞれ充実・発展させるための対策は。

答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)

野原議員のご質問にお答えいたします。はじめに、幕別男女平等参画推進条例の制定についてであります。ご質問の要旨にもありましたように、1975年に国連の提唱により「国際婦人年」が定められ、メキシコシティにおいて「国際婦人年世界会議」が開催され、合わせて「世界行動計画」が採択されたところであります。日本においては、国連を中心とした動きを踏まえ、昭和50年に「婦人問題企画推進本部」を設置するとともに、昭和52年には「国内行動計画」を策定し、女性の地位向上に関する総合的な取り組みを始めたところであります。その後、平成6年には「婦人問題企画推進本部」を改組し、「男女共同参画推進本部」を設置するとともに、内閣総理大臣の諮問機関として「男女共同参画審議会」が設置されております。また、平成11年には「男女共同参画社会基本法」の制定、平成12年には「男女共同参画基本計画」の策定がなされたところであります。ご質問の1点目の「男女平等参画の啓発の推進をどのように取り組んできたのか」とのご質問でありますが、平成16年第4回町議会定例会におきまして、同様のご質問を頂きました。「今後、いろいろな場面で啓発に努める」旨の答弁をさせていただいたというふうに記憶をいたしております。以来、町の各種の計画策定の場などにおいて女性の参加を積極的に働きかけ、意見等を頂くなど男女共同参画の理念に沿った各種取り組みの各場面において啓発に努めてきたところであります。ご質問の2点目の各種、審議会・諮問委員会などの女性の参加状況はとのご質問でありますが、平成18年4月現在における地方自治法第202条の3に基づく審議会等の女性の登用は、本町で25.2%となっておりまして、北海道平均の20.5%と比較いたしますと、かなり高い水準にあるものと考えております。次に、ご質問の3点目、幕別男女平等参画推進条例の制定をとのご質問でありますが、現在、道内でこれらの条例を制定している市町村は5市4町であります。幕別町といたしましては、今後とも先進自治体の状況等を十分に調査研究させていただきながら、町独自の条例の必要性などをさらに検討してまいりたいと考えているところであります。以上で、野原議員のご質問に対する私からの答弁とさせていただきます。

答弁 教育長 高橋平明(教育長は2007年3月まで)

野原議員のご質問にお答えをいたします。最初に、「放課後子ども教室推進事業はどのように実施・運営していくのか」についてであります。放課後子どもプランは、厚生労働省が所管している「放課後児童健全育成事業」いわゆる学童保育所、それと文部科学省が創設しようとしている「放課後子ども教室推進事業」の総称で、原則として全ての小学校区で、放課後の子どもの安全で健やかな活動場所を確保することを目的としています。新規事業である放課後子ども教室推進事業について、現時点で伝えられているのは、文科省の概算要求資料とQ&Aであり、細部にわたる実施要綱はまだ示されておりません。本町として近々に取り組むには未だ情報不足という感が拭えないのが正直なところであります。これまでに得ている情報をもとに教育委員会で検討を行いましたところ、事業実施に向けて解決しなければならない課題が幾つかございますので、以下申し述べます。一つには、人の確保が可能かということがあります。仮に町内の小学校10校全てに、文科省案どおりに人を置くとなりますと、コーディネーター、安全管理員、学習アドバイザー、合わせて42人が必要となります。また、1時間当たりの謝金がコーディネーター720円、安全管理員360円、学習アドバイザー540円と些少でありますので、ボランティアに近い立場とならざるを得ません。こうした条件のもと、全ての小学校区において放課後子ども教室開設に必要な人を常に確保できるかということがあります。二つ目には、「開設する場所について」であります。当初は学校の空き教室を利用してとのことでありましたが、既にほかの用途で使用をしていたり、将来とも放課後子ども教室として使えるとは限らないなどの問題があります。学校以外でもよいと最近は解釈が広がってきておりますが、ほかの公共施設であれば専用スペースを確保できるか。また、学校から離れている場合は、その途上の安全確保が新たな課題となってまいります。三つ目として、「所要経費と財源について」であります。全ての小学校区で実施した場合の経費は、最少でも約2,000万円となり、うち3分の1、660万円ほどが町負担となります。補助金としては法定化されず、地方交付税措置されるとの見方もある中で、町負担が果たして3分の1で収まるのか、現段階では微妙なところでもあります。このように事業実施に向けては、地域の力をお借りしなければ乗り越えられない課題が多く、学校協議員会をはじめ、関係機関と意見交換をし、地域の実態に即した「地域子ども教室」の在り方を見出したいと考えております。また、PTA連合会のご協力を得て、町内全ての小学生を対象に「放課後の過ごし方」の現状につきましても調査研究をし、事業プランに反映したいと考えております。こうした作業を重ね、条件が整った小学校区におきまして、まず事業を試行してみたいと考えております。次に、学童保育の設置・運営基準の整備についてであります。保育所は「児童福祉施設最低基準」により、小学校は「小学校設置基準」により整備水準が定められておりますが、学童保育所に関する法的な基準は定められておりません。全国的にみますと、自治体独自に設置・運営基準を定めている例は確かにありますが、県が制定している場合、その背景には学童保育所の設置主体がまちまちなため、施設整備や運営の基準を定めなければならない事情があるのではと想像をされます。幸い、本町の場合、5カ所の学童保育所すべてが直営でありますので、個々の学童保育所間において極端な差は生じていないものと考えております。従いまして、本町独自に基準を持たなければならない必要性は薄いのではないかと考えております。次に、「放課後児童健全育成事業」と「放課後子ども教室推進事業」を充実・発展させるための対策についてです。まずは、新たな取組となる「放課後子ども教室推進事業」を地域の皆さんと十分に協議し、それぞれの地域性に合致したものとして組み立てるよう努力してまいりたいと考えております。その際には、「放課後児童健全育成事業(学童保育所)」との役割分担につきましても重要なテーマとして検討を重ねたいと思っております。以上で、野原議員のご質問に対する答弁とさせていただきます。

質問 20番 野原恵子

まず男女平等参画の方ですが、啓発の推進をどのように取り組んできたのかということで、町長のお答えなのですけれども、この点につきましてお聞きしたいことがありますので。この推進をどのように進めてきたかというところなのですけれども、この推進のためには学習の機会の提供とか、そのことは取り組んできたというお答えでしたけれども、この中で雇用の問題でも一つ重要な点があると思います。募集ですとか、採用、それから配置の問題、昇給や教育訓練、そういうところで、まず役場の中から取り組んでいかなければ、町全体にそれが波及していくという大きな波及効果はないのではないかと思いますが、その町職員の中での採用とか配置、それから昇給、教育訓練、これはどのようにされてきたのか、お聞きしたいと思います。それと、女性の能力を発揮させるために、積極的な取り組みも必要ではないかと思います。例えば、女性の場合には、結婚した場合には、子供を生み育てる、そういうこともあります。それから、産休をとる場合もあります。そういう後の手立てですとか、教育ですとか、そういうものをどのように進めてきたのか。そういう休むことによって、確かに職場とかそういうところに携わらないという部分はありましても、生活をしていく部分での蓄えていく生活の知恵、それから、人を見る目ですとか、その女性職員を何ていうのですか、膨らませていくとか、能力として膨らませていくとか、そういう部分はあると思うのですが、その点の取り組みはどのように進めてきたのかということをお聞きしたいと思います。それから、今回、ごみの収集に係りまして、ごみ袋などをつくる、そういうことがありましたけれども、そういうところに女性職員ですとか、それから地域の女性などの意見を組み入れていけば、ごみ袋に対する様々な町民の要望を組み入れてつくっていくことができたと思うのですが、今回のごみ袋は非常に住民からの要望が強かったのですが、そういうところにしっかりと女性の参画が必要だったのではないかと思いますが、そういうことはどのようにされてきたのか。それから、幕別には幕別の独自の地域性があると思います。そういうところで、その施策に対して女性の意見をどのように組み入れてきたか。ただ、その審議会などに女性が参加する、そういう参加率だけではなくて、実際に参画をして、意見をどのように組み入れて、町の施策にどのように反映させてきたのか。そこが一番大事だと思いますが、その点はいかがでしたでしょうか。

答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)

今、お話がありました町職員にかかわる女性職員の待遇等につきましては、何らその一般男性職員と変わるものではありませんから、給与の面、あるいは育児休暇等、さらには人事、あるいは昇給、さらに各種研修、これらについては、町の服務規程なり条例・規則に基づいて、男女全く差別なく行われているというのが実情であります。さらに、例えば、女性の目で見て、行政に反映できる部分、これは確かにいろんな面であるのだろうと思いますし、今、一例を頂きましたようなごみ袋だとか、特に生活に関連する部分、密接に関連する部分の中には、そうした声を聞いていく、これは当然必要なことだろうというふうに思っておりますし、それは当然、通常の職場の仕事の範囲、あるいは職員としての行動の範囲の中で、それらの意見も行政の中で反映されているものというふうに、私は思っております。さらに、女性をいろんな場に参画していただく。当然のことながら、女性の意見、男性の意見、あるいは地域それぞれ年齢別、いろんな意見があるのは当然でありますし、それらそれぞれの皆さんの意見が一つでも二つでも、行政の中に、あるいは行政を推進していく中に反映されるように、それは今も考えは変わるものではありませんし、これからも十分大事にしながら、これからのまちづくりの中に生かしていきたいと、そういうふうに思っております。

質問 20番 野原恵子

町長はそのようにお答えになったのですが、ごみ袋にこだわるわけではないのですけれども、そういう参画がされていなかったというのは非常に感じるわけですよね。それは一つの例えなのですが、そういうところからも女性の参画が非常に薄かったのではないかということが一つ考えられますので、そういうことをされているというのであれば、なお一層女性の参画、計画、施策にかかわっていく、そういうところをしっかりとこれからも強めていくことが必要ではないかというふうに感じます。それと、いろいろな審議会や何かに、北海道よりも幕別町の方が、参加率は高い。このように、今お答えになりましたけれども、国の審議会の女性のそういう委員に参加は31%になっています。そういう点から見ましても、確かに北海道は低いです。幕別町はそれよりは高いといいますが、国の基準よりも低いというところでは、そこをもって引き上げていくことが必要ではないかというふうに思います。それと、管理職ということでは、やはり女性がそこに管理職にかかわっていくということでは、男性も女性も対等に管理職全体を見ていくという立場では、女性は女性の視点、男性は男性の視点というのはあると思います。そういう点でも、女性の管理職を育てていく。そういう姿勢が大事だと思います。女性にそういう視点がないと、町長は前回のときにお答えになったと思うのですが、それであれば、そういうところを育てていく、そういうことも必要ではないかと思います。ちなみに、厚生労働省の女性雇用管理基本調査、これは2003年の調査なのですけれども、係長職は8.2%、管理職は3%、部長職は1.8%、これは国の基準ですけれども、女性がこのように管理職に登用されているという実態があります。それから比べますと、幕別町のその実態は非常に低いのではないかと思うのですが、その点はいかがなのでしょうか。先ほども言いましたけれども、女性のそういう特性を生かした、そういうものをもっと町政に反映させていくという意味でも、この管理職の登用というのは必要ではないかというふうに思います。それと、条例の制定ですが、前回、町長がお答えになったのは、道のこの推進条例に併せて、これに基づいて進めていくというお答えでした。この北海道の男女平等参画推進条例、この中には道の責務、それから知事の責任、それがはっきり述べられております。そうすると、幕別町がこれに合わせていくということであれば、町独自の町の責任、町長の責任が明確にされないのではないかと思うのです。そのためにも、町独自の推進条例が必要ではないかと思うのですが、その点はいかがでしょうか。

答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)

ごみ袋の話があったのですけども、恐らくごみが有料化されるときに、ごみ袋の作成について、いろいろご意見を頂く、例えば、ごみ減量策定審議会というようなものを設けまして、ご意見を頂く、当然、その中にも、より多くの女性の方に出ていただいて、ご意見を頂いた。あるいは、町の担当職員の中にも女性を配置したというようなこともあって、決してその女性を遠ざけたというか、離したというような感覚は私どももありませんし、後半の管理職登用の問題も、決してその女性だから管理職どうのこうのなんていう考えは全くありませんので、先ほど申し上げましたように、それだけの能力なりそういう力のある者が出てくれば、当然管理職登用することは当然だろうというふうに思っておりますので、決して今言われるように、女性だからどうのこうのということはありません。国の率も言われましたけど、町村の場合はそこまで総体の人数がいませんから、必ずしもこれとは合わない部分があるのかもしれませんけども、ただ、自治法203条でいう審議会等の登用については、今お話ありました国が3.1%、うちはまだ2.5ということになれば、この辺についてはさらによく研究していかなければならない、検討していかなければならない問題だろうというふうには思っておりますけども、根本から言いますと、私どもは、町職員あるいは住民の皆さんに対して、決して女性だから、男性だからというような区分けということはもちろんしていませんし、お話にありましたように、女性の意見はより多く聞かなければならない場合には、それなりの対応もこれからも当然とっていかなければならないというふうに思っていますし、職員についても同様の取扱いはこれからもしてまいりたいというふうに思っております。それから、条例制定でありますけれども、今お話にありましたように、北海道あるいはそれぞれの町がやっているのですけども、先ほど言いましたように、非常に少ない、5市4町、札幌市ですとか、函館だとかというところがあって、ただ、4町の中には、芽室、士幌でしたか、管内では二つ含まれているというような状況で、これが私どもも十分調べていないのかもしれませんけども、なぜどんどん進んでいかないのかなというところ、再度、私どもも研究をさせていただきたいというふうに思っております。このほかに、計画、男女平等参画の推進計画を建てているところは、これは全道的にいくと30余りになるといいますか、それでもやはり何となく少ないといいますか低いような感を受けるわけでありますけども。これらも含めて、町として今後の対応をどうするか、さらに研究していきたいというふうに思います。

質問 20番 野原恵子

女性の管理職の場合ですが、そういう女性が出てくればということではなくて、やはり、積極的に教育をしていく。そういうことも必要ではないかというふうに私は思うのですね。例えば、やはり産休ですとか、そういう場合には、確かに空白はあるのです。でも、そういうところを補完していく、女性職員の教育ももちろん、女性自身の問題もあるとしても、そういうところに手立てをしっかりととっていく。そういうことも私は必要ではないかと思うのです。確かに空白はありましても、その生活の中で積み上げていった知識というのはあるわけです。子育てをしていく中で、そういうものを知識を積み上げていくわけですから、そういうところも十分に組み入れて対応していくということも、私は大事ではないかというふうに思います。それと、推進条例、全道的に確かに少ない。十勝では芽室と士幌できています。だからといって、幕別は少ないから、まだちょっと考えますではなくて、積極的にやはりそれを推進していって、女性もそういう仕事に携わる。そして、女性の地位向上を目指していく。これは、女性だけの問題ではないわけですね。男性に対しても、それから、障害のある人ですとか、弱い立場の人たち、そういう人たちを引き上げていくという言い方は大変失礼かもしれませんけれども、そういう対等の立場で町政に携わっていく。そして、生活をしていく。そういう意味でもこれは女性の問題ではなくて、幕別町住民の全体の対応・平等に町政にかかわっていく。生活をしていく。そういう意味につながっていくと思うのです。ですから、少ないから幕別町はまだいいのではないかではなくて、積極的に推進していく。そういうことが必要ではないかと思うのですが、その点はいかがでしょうか。

答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)

最初に、女性の管理職登用ですけれども、産休で休んだから、育児休業で休んだから、その分がロスになって、その管理職に登用しないとか、そういうことは、全く私は考えておりませんし、全職員、そのことで女性と男性との差があるなんていうことは全然思ってもいません。先ほど申し上げましたように、それなりの人が現れて、それなりの時期が来て、管理職で適用、まさに適材適所の人間が出れば登用するというのが、我々のいわば当然のことだというふうに思っておりまして、決して女性が産休とって、その間が駄目だとか、女性だけを集めて管理職に向けての教育をするなんていうことは、現実にはこれはあり得ないのだろうというふうに私は思っております。決して逆にそういうことになると、それこそ差をつけてしまうようなことになるのでないかというようなこともあるわけでありますから、私のみならず、今まで町がずっと職員の任用、あるいは登用ということについては、決して男女の差をつけたというような考えは全く持っておりませんので、ひとつご理解を頂きたいというふうに思います。それから、条例も確かにおっしゃるとおり、ほかが駄目だからうちがやらないということには、これは当然ならないのだろうというふうに思いますけども、ただ、意外と少ないというところが、ちょっと何かまだまだ遅れている部分が、何かがあるのかなということはちょっと思ったのと、もちろん条例があろうとなかろうと、現実にどんどん、今、野原議員が言われるように、町として進めていくということが大事なことなのだろうというふうに思っていますので、先ほど申し上げましたように、引き続き検討をさせていただきたいというふうに思います。

質問 20番 野原恵子

確かに、今、子育て中とか産休とかと言いましたけれども、町のいろんな施策にかかわる場合に、女性をそこに参画させていく。計画に携わっていく。そういうところで、女性職員も参画に加わっていく。そういう会議に参加する。そういうことが必要ではないかという意味では、どうでしょうか。

答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)

当然のことながら、先ほどから申し上げておりますように、何ら差別をつけていないわけでありますから、例えば、先ほどのお話に出た総合計画をつくるための審議会ですとか、あるいは行政改革の審議会であろうと、いろんな会議に、当然、女性職員がそこへ入っていく。そしてそこで意見を頂くということは、これは今までもやっておりますし、それはこれからも当然引き続きやっていかなければならない問題だというふうに思っています。

質問 20番 野原恵子

その推進条例なのですけれども、それはこれからどのように考えていくかということなのですけれども、他町村で少ないということ、おっしゃりました。なぜなのかということを町長はお考えだということなのですけれども、そういうところで、推進条例がつくっていない町村が少なくても、幕別町独自として、幕別町は農村地域でもありますし、そういうところの女性の地位向上とか、そういうことも考えまして、推進条例をこれからどういう方向で進めていきたいか。その点だけもう1点。これからお計画などもお聞きしたいと思います。

答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)

先ほど来申し上げておりますように、推進条例を決して否定するものではないということでありますから、条例を早急に立ち上げなければならないか、あるいは、先ほど言いましたように、推進計画を策定しているところが32市町村あると。そしたら、そこは現実にその条例と推進計画とどういうようなかかわりになっているのか。そういったことも含めて、私どもの町でこれからどういう対応をしていくかを検討させていただきたいということであります。

質問 20番 野原恵子

次に子どもプランの方なのですが、放課後子どもプランの計画ですね。教育長は、まだ国の方が計画して予算のこともはっきりしていない。このようにおっしゃっておりましたけれども、少子化対策、厚生労働省、文部科学省、この三つが2007年度から推進する。このように発表されております。そして、補助金の方の流れということもあらあらですけど示されております。そういう中で、実際に2007年度からスタートしなければならないということになると思うのですね。そうなりますと、この施策を実施していくということであれば、国のそういう施策がまだはっきりしていない、詳細が明らかでないのであれば、情報をしっかりと把握して、幕別町がどのように計画を立てていくかという検討もしていくことが必要ではないかと考えております。そういう意味でも、早急にとりかかる必要があると思います。それで、財政的に大変だということであれば、この計画を見ましても、国は文科省と福祉の面と両方から補助金を出すと言っておりますけれども、北海道で一本化されまして、そして町に来るのにも二つの予算が一本化されてきます。そういう意味で、子どもプランと学童保育の予算は一緒に来るということで、そういう財政の配分もどういうふうにするか。それもこれから大事だと思うのですが、そういう点も情報を把握して、計画を進めていくべきではないかと思いますが、その点はいかがでしょうか。

答弁 教育長 高橋平明(教育長は2007年3月まで)

この放課後子どもプランについての情報の収集についてでありますけれども、この案が示されたのが、およそ8月ごろですか。それから、情報収集には特に気を遣ってまいりました。厚生労働省の担当者が、たまたま十勝管内の町村の方に派遣で来られている職員がいらっしゃいますので、その方を中心として、担当者同士の会合を開いたり、あるいは、私どもの教育委員会の担当者が直接厚生労働省に電話で問い合わせをしております。その中で得られた情報がここまでであります。これ以上のことが出てこない。いわゆる詳細がまだ決まっていないというのか、詳細は市町村にお任せするのかな、そうもまた言わないわけなのですね。ですから、本当に十勝管内の担当者同士、みんな悩んでいまして、この件に関して、では、どのような手段、どのような手法を通じてやっていったらいいのか。それと、いわゆる学童保育所、これとのかかわりはどう捉えたらいいのだと、そういう詳細が全く示されていないという状態であります。私どもで考えますのは、これはやはりうちは学童保育所も運営をしておりますので、それとのかかわり、それから、先ほど言いました三つのことで、人の確保と場所の確保と財源の確保ですね。これをいかにうまい具合に融合させていかないと、これがまた運営できないのではないかと、そういう思いがありまして、まだ計画づくりに、なお時間を要するという今の状態です。ですから、国も2007年度から4月からすぐやれと言っているわけではなく、2007年度に補助事業が始まりますよと、そういう言い方でありますので、私どもとしては、若干時間をかけながら、お互いが有効的に活用できるようなものをつくっていきたい。そういうような思いであります。

質問 20番 野原恵子

私が情報を得たところによりますと、プランは、計画は各市町村でと、そして財政も要求していくという、そういうふうに要望していくという、そういうふうな情報を得ているものですから、やはりその計画がこの事業が実施されるというふうに、2007年度からというふうになっていますので、そういう情報のもとに、幕別町独自の計画を立てて、そして予算もきっちりと要望していく。そういうことが大事ではないかなっていうふうに思います。それと、今、サタデースクールもしていますので、そういういい面もしっかりと施策の中に入れて、放課後の子供たちの対策をどのようにしていくか。これは本当に地域とも協力していかなければならない問題ではあるのですけれども、これだけ子供の放課後のいろんな事件が起きている場合に、きちっとそういう施策の前取りという言い方はどうかと思うのですが、きちっと政策を立てていくということが大事でないかというふうに思います。それと、財政が道で一本化され、そして町村にも一本化されてくるということでは、学童保育のそういう予算というのも一本化されますので、そこのところの心配もあります。先ほど、教育長がきちっと学童保育は町指導でやっていますので、その施策や何かは大丈夫だというふうにお答えされまして、私もそう思うのです。でも、一つ心配されるのは、学童指導員に対する保護者の要望が出されております。そこのところをしっかりとこれから手立てをとっていくことが必要ではないかというふうに思います。それで、今、子どもたち、働いているお母さん、低学年で働いている子供の保護者は、やはり5割は働いている。共働きという状況の中では、その学童保育の役割というのは本当にこれからますます重要になってくると思います。そういう点では、指導員の役割も非常に大事だと思っております。指導員の中には、確かに幕別町の場合には、もと学校の校長先生ですとか、保母の資格がある人ですとか、資格のある方が指導員に当たっているわけですけれども、その学童保育の役割としての指導員としての研修というところでは、保護者から意見が出されていますように、ひとつ疑問視されているところもありますので、そこのところの研修というのは、これから非常に大事ではないかというふうに考えておりますが、その点はいかがでしょうか。

答弁 教育長 高橋平明(教育長は2007年3月まで)

先ほども申しましたけど、放課後子どもプラン、これについては、最初に申しましたとおり、PTAの連合会、あるいは学校協議員などとも、まずそのニーズがどのぐらいあるのかということもまだ把握していない状態でありますので、それらのことも含めて検討というか、準備を進めたいというふうに思っています。それから、学童保育所の指導員の研修についてでございますけれども、これは年3回、研修会を、これは町独自で開いておりますけども、それ以外に必要があれば、また違った手法で研修も必要だなというふうに思っておりますので、それも考えてまいりたいというふうに思っております。

質問 20番 野原恵子

確かに子どもプランの場合は、これからだということだと思うのです。だから、できるところからされていくということで、そこはこれから膨らませていく条件はいっぱいあると思います。そこでは、地域の要望ですとか、それから地域のボランティアの方ですとか、それからおじいちゃん、おばあちゃんですとか、そういうところもいっぱい組み入れて放課後を豊かにしていくという、そういうことを加味されていると思うのですけれども、今、核家族でありまして、子育てを伝えていく場が非常に少ないとう、そういう状況も幕別でもあると思うのです。例えば、保護者の要求でも、保健師ですとか保育士とか、そういう方から子育てを伝えてほしい、そういうこともあるのですけれども、どうしても普通の子育て、そういうところを伝えていく、子どもを育てていく。そういうところでも、そういう場が欲しいという要望がありますので、この放課後子どもプランの中では、そういうところもしっかりと取り入れて、施策をつくっていくということも今大事ではないかというふうに思います。それと、指導員の問題、しつこいように思うかもしれませんけれども、こういう中では学童保育の役割、そういうところもしっかりと研修していくということが必要ではないかというふうに思うのですが、指導員の全国のアンケートをとったという資料も私見せていただいたのですが、その指導員の中にも、まだ午後から勤務ができるですとか、子供が好きな人であればいいですとか、そういう状況で指導に携わっているということもアンケートの中に出てきているということなのですね。ですから、その指導員の役割とはどういうことなのかということも、しっかりと、今、指導されていくとおっしゃったのですが、そういう指導の役割、それもきちっと情報を集めて指導していくということも、そして研修をしていくということも大事ではないかと思います。そういう点も、これから留意されていくということでしたので、これからの研修の中身ということにも期待していきたいと思います。もう一つ、子どもプランとそれから学童保育の役割をしっかりと分けて、学童保育は学童の役割としてこれから位置づけて、一本化していかない。ここが大事だと思うのですが、その点だけお聞きしたと思います。

答弁 教育長 高橋平明(教育長は2007年3月まで)

今、国が言っているいわゆる子ども教室ですね。これを実施するに当たって、ある大きな政令市では学童保育所を廃止したというふうに、そういうこともお聞きをしております。確かに、学童保育所の場合は一応有料でありますよね。お預かりするのに料金を頂く。子ども教室の方は、これは有料ではありません。無料で子供を預かるというか、子供の居場所をつくるという形であります。ですから、そういった面で、果たしてそれを実施したときに、学童保育所そのものにいく子供がいなくなったらどうするのだろうと。そういった思いもあるのです。このときに、両立せよと言いながら、では両立は当然できないということもありますので。それらのことも併せて、私どもの方は検討の視野の中には入れていきたいというふうに思っております。

質問 20番 野原恵子

今、その子どもプランの方に子供たちが行って、そして学童保育所に行かなくなる子供たちが出た場合どうするか危惧があるとおっしゃいました。でも、学童保育所の場合には、しっかりと放課後、親が仕事を終わるまで、きちっと責任を持って預かるということがその学童保育所の役割です。子どもプランの場合には、そういうふうな時間の制限とか、そういうものをきちっと定められていくのかどうかというのはこれからのことだと思うのです。ですから、一本化されて、放課後子どもプランと学童保育所が一体化されてしまったら困るという、そういう保護者の非常に不安があるわけですから、その役割をしっかりと定めて、学童保育所は学童保育所の役割を充実させていくという、そういう姿勢を持っていくことが必要ではないか。一番心配なのはそこなのですよね。ですから、そこのところをきちっと確認して進めていくことが必要だと思うのですが、その点はいかがですか。

答弁 教育長 高橋平明(教育長は2007年3月まで)

私どもは決して統合するとかって、そういう思いはないです。ですから、前段申し上げましたように、まず放課後子ども教室の方にどのぐらいのニーズがあるのか。どのぐらい通う子供がいるのか。それには、当然開設する場所とかも問題になります。現在ある学童保育所が、今最大6時までですよね。国から示されている子ども教室の方も5時ということですけども、大体恐らく6時までなのだろうなという基準がまだ曖昧ですからわかりませんけど、大体同じぐらいの時間なのです。そういう意味でいくと、どこが違うのかというと、保護者が働いている世帯が通うのは学童保育所で、それ以外の子供たちが通うのが、放課後子ども教室。そういった位置づけはできますけども、実際上としてではどうなのだろうと。そういう思いはあるのです。私どもの方でも。その部分をしっかり整理しながら、これからの方向を見定めたいという考えでいます。

出典:幕別町議会 平成18年第4回定例会 2006年12月13日 議事録 PDF(73ページ) 間違いを知らせる