幕別町議会 平成18年第3回定例会 2006年9月14日
季節労働者対策について
2006年9月14日、幕別町議会の一般質問で、野原惠子議員が「季節労働者対策について」質問し、町長 岡田和夫、建設部長 高橋政雄が答弁しました。
- 質問者
- 野原惠子 議員
- 答弁者
- 町長 岡田和夫、建設部長 高橋政雄
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 20番 野原恵子
通告に従いまして、3点について質問いたします。まず、1番目に、季節労働者対策についてです。北海道の建設業を中心に、農業、林業、コンクリートの製造業など多くの労働者は、積雪・寒冷という自然条件により仕事が激減し、毎年失業を余儀なくされています。国は、1977 年に、季節労働者冬期援護制度をつくり、30 年近くにわたって季節労働者の冬季間の雇用と生活を支える重要な役割を果たしてきました。政府・厚生労働省は、この制度を来年3月で廃止し、そのかわりに、通年雇用奨励金の拡充や、他の産業への労働移動で通年雇用化を進めるという対策を示していますが、北海道においては、長期にわたる不況と景気回復の遅れなどで、雇用状況は依然として深刻であり、多くの季節労働者はこのような対策では救われません。中小業者などが活用できて、通年雇用が難しい労働者のための対策が必要です。さらに、雇用保険の特例一時金の廃止や見直しが検討されていますが、講習制度ばかりか、特例一時金まで廃止されたら、冬季間の収入を絶たれ、季節労働者や家族は、積雪・寒冷の北海道では生活を保障していくことができなくなります。また、冬期雇用安定奨励金を活用している中小事業主にとっても深刻であり、地域経済や家庭の崩壊につながっていきます。従いまして、次の点について伺います。一つ、暫定2制度(冬期雇用安定奨励金・冬期技能講習助成給付金)と特例一時金の継続を国に求めていくこと。2、季節労働者の雇用対策に対して、国・道の財政支援を求めていくこと。3、町独自の施策を行うこと。2番目に、公営住宅の増設・営繕についてです。住民の暮らしは、不安定雇用、賃金の抑制、税の負担増などで大変厳しい状況になってきています。特に高齢者は、年金の受給額の引下げに加え、税の負担増が重なり、収入源となっています。公営住宅の基準住宅の世帯の入居状況では、50 歳以上の入居者は 52.9%となり、これから高齢化が進む中で入居希望者の増加が予想されます。また、若年世帯の中では、短期雇用や賃金の抑制などで、持家建設は厳しくなる可能性もあります。忠類地域では、民間の賃貸住宅がなく、忠類に職場があっても住宅がなく、居住できない状況です。また、公営住宅が古くなり、営繕の要望も出されております。したがいまして、次の点について伺います。一つ、募集と入居の状況について。二つ目、住宅マスタープランに公住増設の計画を。3番、営繕の実施状況について伺います。次に、行政の窓口業務の対応についてです。住民の雇用状況や共働きが増加している現在、お昼の休憩時間に窓口業務のサービスを利用する時、職員の休憩時間と重なり対応が不十分と、改善の要望が出されています。利用頻度の高い窓口業務の休憩時間の見直しが必要と考えます。また、業者から提出された書類の手続の遅れから、業者の事務処理や営業に支障を来している状況も指摘されております。したがいまして、次の点について伺います。1、住民の必要性の高い窓口業務の休憩時間の見直しを。二つ目は、手続書類の処理は迅速に、です。以上です。
答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)
野原議員のご質問にお答えいたします。初めに、季節労働者対策についてであります。1点目の「暫定2制度」と2点目の「国・道の財政支援を求めていくこと」についてでありますが、これまで冬期雇用安定奨励金・冬期技能講習助成給付金につきましては、数多くの改正や延長がなされてきたところであります。この制度は、季節労働者の冬期間の雇用と生活を支えるものであり、地域経済にも影響がありますことから、その見直しの都度、十勝町村会等を通じ、あるいは十勝活性化推進期成会などを通じながら、この冬期雇用援護制度の存続や延長を強く求めてきたところであります。しかしながら、お話ありましたように、国においては、冬期間の失業は、毎年同じ時期に発生する「循環失業」として、暫定2制度については平成 18 年度末をもって廃止し、通年雇用奨励金の拡大を図るとして、これら制度について閣議決定がなされたところであります。これにより、道や経済団体、労働団体で構成しております「北海道季節労働者雇用対策協議会」では、オール北海道として、国に新たな通年雇用化を促進する施策を充実・強化するよう要望いたしているところであります。また、季節労働者が失業時に雇用保険から支給を受ける特例一時金については、厚生労働省で廃止を含む検討がなされております。この特例一時金は、平均約 25 万円が支給されており、季節労働者の冬場の生活を支えるものでもあります。この制度が廃止されますと、道内では 13万 5,000 人、十勝管内でも1万 2,000 人の季節労働者や地域経済に大きな影響が生じますことから、本町といたしましても十勝町村会を通じ、現行維持を強く求めているところでありますし、季節労働者の雇用対策につきましても、雇用の安定と通年雇用化を促進するため、国、道に対し、財政の支援を含めて要望いたしているところであります。3点目の、「町独自の施策を行うこと」についてでありますが、町といたしましては、季節労働者対策として、街路の清掃事業、歩道等の除雪事業を行っておりますが、新たに冬場における雇用の確保については、町単独ではなかなか難しいものがありますことから、引き続き雇用確保について努力はさせていただきたいというふうには考えております。次に、公営住宅の増設・営繕についてであります。1点目の「公営住宅の募集と入居の現状」についてでありますが、幕別地区では、平成 15 年度は30 戸の募集戸数に対して延べ 248 戸、応募倍率 8.3 倍。平成 16 年度は 27 戸の募集戸数に対し、延べ169 戸、応募倍率 6.3 倍。平成 17 年度は 45 戸の募集戸数に対して延べ 272 戸、応募倍率 6.0 倍と応募倍率は減尐してきている状況であります。また、忠類地区につきましては、平成 15 年度は 15 戸の募集戸数に対し、延べ 51 戸、応募倍率 3.4倍。平成 16 年度は 27 戸の募集戸数に対して延べ 63 戸、応募倍率は 2.3 倍。平成 17 年度は 11 戸の募集戸数に対して延べ 23 戸で、応募倍率は 2.1 倍と、忠類地区についても応募倍率は減尐してきている状況であります。応募状況につきましては、募集する地区や建設年度によって応募倍率にも違いがあり、平成 17 年度においては、建設年の経過している住宅では応募件数がなかった住宅が3件あるという実態となっております。2点目の「住宅マスタープランに公住増設の計画を」についてでありますが、現在、町が管理する戸数 1,182 戸に対し、幕別地区の再生マスタープランでは供給目標戸数 950 戸、忠類地区については190 戸、合わせて 1,140 戸となっております。平成 17 年度の応募状況を見てみますと、応募戸数延べ295 戸でありますが、実戸数では 199 戸で、そのうち3割近くの方が町外からの申込みであり、実質町内で入居を希望されている方は 140 戸程度と考えております。現在、公営住宅の入居者のうち 75戸程度が収入超過者となっており、最長5年後には近傍同種の家賃になりますことから、自主退去される方が出てまいります。さらには大規模団地の改修計画により、政策空き家として公募していない状況もあり、それらの建て替え、あるいは改修が進んできますと、将来的に公営住宅が大きく不足してくる状況にはないものと考えております。なお、公営住宅の適正な戸数につきましては、現在、合併によりまして再生マスタープランに代わる「公営住宅ストック総合活用計画」を平成 19 年度中に策定する予定であります。この計画では経済性及び環境保護の観点から、既存の公営住宅の改善計画も持った計画となりますことから、その中で、建て替えが必要なもの、改善を行うもの、あるいは用途を廃止するものなどを明らかにしながら、公営住宅が、真に住宅に困窮する低額所得者に対して、公平・的確に供給できるよう、適正な管理戸数を明らかにしてまいりたいと考えております。3点目の「営繕の実施状況」でありますが、昨年の営繕の実施状況につきましては、計画的な営繕と随時出てまいります営繕を、町営住宅で 302 件、道営住宅で 175 件実施してきたところであります。特に、退去時において原状回復に要する営繕につきましては、国土交通省が示す「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」を基本として、町が負担するものと、入居者が負担するものとに分けて入居者に請求をさせていただいております。なお、これらは公営住宅の入居時におきまして、公営住宅の使い方、あるいは営繕については入居者が負担するものを十分説明をさせていただき、入居者とのトラブルがないよう努めているところであります。入居者が負担するものの考え方といたしましては、入居者の故意・過失、善管注意義務違反、その他通常の使用を超えるような使用による損耗・毀損を復旧する費用が入居者負担となっております。例えば、タバコによる畳の焼け焦げ、引っ越し作業で生じた引っかきキズ、借主が結露を放置したために生じたカビなどは入居者の負担となっております。なお、経年変化、及び通常損耗につきましては町の負担となっております。退去時において原状回復に要する営繕につきましては、入居されておりました方に十分説明をし、了承を頂きながら進めさせていただいているところであります。今後も、計画的な営繕を実施して参りますとともに、随時出てまいります営繕を速やかに実施し、入居者の方が安心して住んでいただけるよう、努力してまいりたいと考えているところであります。次に、「行政の窓口業務の対応」についてでありますが、職員一同、業務執行に当たりましては、日ごろから町民の皆さんとの信頼関係を大切に、わかりやすい対応を心がけているところであります。ご質問の1点目の「住民の必要性の高い窓口業務の休憩時間の見直し」についてでありますが、現在、休憩時間、いわゆるお昼休みの町民対応といたしましては、庁舎内はもとより忠類総合支所・札内支所を含め、各部署を中心に当番制を取るなど、特別な状況を除き職員が不在とならないよう対応を行い、お昼休みに町民の皆さんが役場に来られても、十分に対応できるよう心がけている状況であります。また、職員につきましては、お昼休みの前後に休憩時間を割り当てるなど、職員の健康管理にも留意いたしているところでもあります。ご質問の2点目「手続書類の処理を迅速に」についてでありますが、町民の皆さんや事業所などから提出された申請書類等につきましては、迅速な対応が原則であり、特別な状況以外において、その処理が滞ることはあってはならないことであります。日ごろから職員にはそのように指導をいたしているところでありますので、ご理解を頂きたいと思います。以上で、野原議員のご質問に対する答弁とさせていただきます。
質問 20番 野原恵子
1点目の季節労働者対策についてですが、既に暫定2制度は廃止されるというふうに聞いてはおりますけれども、これは本当に地域に住んでいる労働者にしても、経済団体、そういうところにつきましても、本当に大きな影響を与える問題だというふうに思っております。国は通年雇用の促進、そういう制度をつくっていくと言っておりますけども、財政規模は今のところ4億円程度というふうに国は言っておりますけれども、この 18 年度の通年雇用と暫定2制度の実績は、18 年度では 90 億円というふうになっております。それからみましても、この対策4億円というのは本当に尐ない額ですので、これからの季節労働者対策ですとか、それから、地域経済にとっては、この額では本当に経済が疲弊するという状況になるのではないかと思います。確かに閣議決定はされているといたしましても、継続してほしい。そういう声を続けていくということは必要ではないかというふうに考えます。この通年雇用制度を適用していきたいという建設業者の中には、このような声も出されております。この長引く不況で支援制度を拡充しても、財政的な余力がないと。仕事のない時期に、季節労働者の方々にパソコンを使った一般業務、事務処理などを冬季間に行うのは非常に現実的ではなくて、とてもそれは無理があるのではないか。そして、年金などの手当などを、結局事業者負担になるのであれば通年雇用のメリットはないというふうに、このようにおっしゃっております。ですから、この支援策を、この4億円という規模では本当に効果を疑問視するということが、もう既に明らかになっているわけですから、支援策を行うのであれば予算をしっかりとつける。そうでなければ、この制度、継続を求めていくという姿勢が大事ではないかというふうに思います。それと、特例一時金の廃止、当面は、来年度は4割程度、6割かな、と言っておりますけれども、幕別町の季節労働者は、ハローワークの資料によりますと、幕別地域では特定一時金を受けている方は、平成 17 年度では 807 人で、忠類地域では 98 人となっております。これを金額にしますと約2億 5,000 万、これがこの幕別地域の経済に大きな役割を果たしていると思います。そして、冬期講習は、幕別は約 130 人で忠類が 50 人、平成 17 年度です。これも約 1,300万円の受給ということで、経済効果は非常に大きい制度だったと考えております。ですから、この冬期講習が廃止されますと、季節労働者の失業中の生活保障が、特定一時金と講習とすべて失われてしまうことになりますし、中小業者にとっても死活問題ではないかと思っております。これは、1974 年に雇用保険法の成立で、失業給付が 90 日から 50 日の一時金とされたときよりも、労働者や家族や地域経済に本当に申告な影響を与えるということでも、この制度は本当に続けていいかなければならない制度ではないかと思います。町内の季節労働者の方に何人かお聞きしたところ、今、年収約 180 万円で働いていると。それで、冬期講習と一時金で生活を支えているわけで、この制度がなくなったら、道外に出稼ぎに行かなければならないと考えているけれども、高齢の母親を一人幕別に残して出稼ぎに行くこともできないので、これからどういう生活設計を立てていったらいいのだろうか。そういう声も聞こえております。また、ご夫婦で季節労働者として生活を支えている 40 代のご夫婦は、この制度がなくなったらもう幕別町に住んでいられないのではないかと。それで、仕事のある本州に移住しなければならないかもしれない。こういうふうにして季節労働者たちの生活が本当に不安になっております。また、商店街の方たちは、今でも季節労働者の生活はかつかつな状況、買物や何かしていても本当によくわかりますということなのですよね。それで、これが全廃になったりしますと、もう消費は期待できない。商店街も寂れていくのではないかという、こういう不安の声も出されているわけなのです。ですから、閣議決定されたといいましても、やはり継続を望む、その声をやっぱり大きくしていかなければならないのではないかというふうに思っております。それと、町独自の施策なのですけれども、これは季節的に清掃ですとか、除雪だとか、そういうものをされていますが、やはり、町独自だけでは限界があるかなと思うのですよね。それで、経済団体である商工会ですとか農協ですとか、そういうところとも連携もとりまして、雇用対策を考えていく必要があるのではないかと思います。それと同時に、道に対しても、その地域での雇用に対する助成というのを求めていくということが必要ではないかと思いまして、町長のお考えを伺います。
答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)
1点目のお話ありました暫定2制度、あるいは特例一時金の継続を求めることについては、前段申し上げましたとおり、私ども地域にとっても町にとっても非常に大きな影響を及ぼすものであるということであります。ただ、暫定2制度については、今は知事をトップにしたオール北海道での協議会が設置されて、そこでの運動を続けている。それに当然私どもの自治体も加入するということになっていますので、その団体の構成員の一員としての仕事といいますか、役割を担っていきたいというふうに思いますし、特例一時金については、これは議会での意見書等もあるのでしょうけども、私どもとしても、町村会としても、当然、継続をしていただくような運動をさらに進めていきたいというふうに思います。3点目の町の単独施策。野原議員さんも難しいと言われたように、なかなか町単独では、今やっている除雪ですとか、道路清掃ぐらいのもの。かつては建物の解体なんかも実施させていただいたこともあったのですけど、今はなかなかそういうものもないというようなことで、お話がありました商工会、農協といった民間の方々の団体なり機関の協力がどの程度得られるかわかりませんけども、機会を通じていろいろご相談をさせていただきたいというふうに思います。
質問 20番 野原恵子
今、町長から答弁いただきましたけれども、高橋知事を先頭に進めて、この制度の継続について、それから通年雇用について運動を進めているというご答弁だったのですけれども、やはり地方から声を大きく挙げていくということが、それをまた促進するということにもなると思いますので、十勝の町村会とも力を合わせて、声を大きくしていくということが、今、必要ではないかと思いますので、その点をこれからも大きくしていただきたいというふうに思います。それと、町独自の施策なのですけれども、これは本当に町だけでは難しいと、その通りでありまして、例えば、町有林の枝払いですとか、そういうものが今現状どうなっているのか。町でできる仕事、冬場できる仕事、もっと検討していく必要があるのかなというふうにも考えておりますので、その辺も参考にしていただければと思います。そういうことで、これからの雇用対策について、もうちょっと考えていただければと思うのですが、その点はいかがでしょうか。
答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)
後段お話ありました町有林の枝払いというようなお話がありましたが、今まで町有林の関係はほとんど森林組合にお願いしてやってきた経緯もあるのだろうと思いますから、その辺がそうした一般の冬季の仕事として可能なのかどうか。これはちょっと協議をさせていただければというふうに思います。それと、歩道の除雪ですとか、いろんな道路清掃なんかも、実は町単独の雇用施策として進めてきているのですけども、もう一方では、また、高齢者就労センターとの絡みもあって、就労センターにもお願いする部分も、清掃部分なんかが年間を通じて結構あるというようなこともありまして、ですから、もっともっと枞を広げていくことができれば、仕事の量を確保するという意味ではいいのかもしれませんけれども、新たな、今言った枝払いですとか、ほかにも新たな仕事も求めていくことがどの程度可能なのかについては、先ほど言いましたような民間も含めた中で、検討をさせていただければというふうに思っておりますので、できる限りそうした仕事の確保というのですか、町が進める施策の中でやれることがあれば進めていきたいというふうに思います。
質問 20番 野原恵子
次に、公営住宅の増設と営繕についてなのですが、今、ご答弁の中では、公営住宅は将来的には住民が困る状況にはならないのではないかというご答弁だったのですが、実際に幕別の町民が公営住宅に入りたいと希望しても、入居できないというのが現状であるというのは確かだと思います。また、そこに、札内の方にシルバーハウジングがつくられましたけれども、あれも結局建て替えのために入居するということで公募はされなかったという現状もあります。それから見ても、要望は非常に強いというふうに思います。それと、今の公営住宅に入っている方々をみましても、約 53%が高齢者の方々なのですよね。50代以上の方々が入居しているわけです。それで、今、格差社会と言われまして、高齢者とその若年層に貧困が増えてきているということを考えましても、これからの経済状況を考えますと、そういう世代で公営住宅に入居したいという希望が増えてくる可能性があるのではないかというふうに考えますので、その点についてお伺いしたいと思います。それと、これから古い住宅は建て替えに入っていくということになると思うのですが、そのときには地域の現状に見合った建て替え、住み替えをしていく必要があるのではないかと思うのですが、旭町の公営住宅が建て替えに入りまして、元町の方に高齢者用の住宅できましたよね。それと一般の人が入るのも本町の方に移ったのですが、そういうのも非常に買物とか、それからお医者さんに行くだとか、駅に近いとかで好評なのですよね。だから、そういうことも検討されていくことが必要ではないかというふうに思います。それと、公営住宅の営繕の問題なのですが、これは忠類の方から非常に要望が多いのですが、今、忠類地域には 190 戸の公営住宅がありまして、そのうちの 68 戸が昭和 48 年の建設。ですから、公営住宅の 35%が築後 33 年経った住宅というふうになるのではないかと思います。そこでは、床が落ちているだとか、雤漏りがするだとか、ベランダの戸の閉まりが悪いだとか、そういう要望が出されておりますので、速やかに修理するというふうにお答えになっておりますけれども、その辺は、やはりこういう要望が出ているということは速やかではないのかなというふうに思います。それで、忠類の 17 年度の住宅整備事業費の決算額は、532 万 1,000 円となっていますけれども、平成 18 年度の予算では、300 万、約 56%ですよね。そうなりますと、必要性が増しているのに、予算から見ると予算額が尐ないというふうになっておりますので、そこは矛盾するのではないかと思いますが、その点についてお伺いをいたします。
答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)
私の方で、最初のご質問にお答えをさせていただきたいと思いますけども、先ほども申し上げましたように、倍率によって入居ができない方もいらっしゃるのですけども、今は公営住宅の申込みも、公営住宅本来の低所得者で住宅がなくて、公営住宅を申し込む、それ以上に、尐しでも新しいところ、いいところへという申込者が非常に多いわけで、先ほどの答弁でも、昨年募集した3件は、ちょっと住宅が古いと申込みが1件もないという現実もあるわけで、そういったことも踏まえますと、必ずしも住宅が足りなくて入居できないというだけではない部分もあると。民間なんかの話をするとちょっと違うかもしれませんけど、民間なんかは今逆に、新しいのを建てても入らないぐらい空いているというような状況もあります。さらに、先ほど言いましたように、公営住宅に入っても、もう所得が、頭までいってしまって、もう出なければならないと。近傍の家賃と同じになる方も多くなってきている。そういうことを考えていくと、そう今公営住宅を新たに建ていかなければならないような状況ではないのか。それと、いつかも言いましたけども、今、公営住宅は帯広市からでもどこからでも申込みできる。一人で何箇所も申し込んでいるというような状況があるものですから、結果的には倍率は高くなっていくということもあるのですけれども、公営住宅本来の住宅困窮者の低所得者が、本当に公営住宅に入らなければならないという方が、全く入れないという状況までいっていないのかなというふうに、私は思っておりますし、旭町の建て替えも、来年もう一つやれば大体終わるというような状況であります。さらに、先ほど言いましたように、忠類のお話もありましたけども、それらも来年度の計画の中でどうしていくか。忠類も古いものについては、用途変更、用途廃止、公営住宅から町営住宅に変更するなどのことも、方策としてはあるのかなというふうに思っておりますけども、全体的な住宅施策の中で、それらの対応を考えていきたいというふうに思います。営繕の関係は、担当者からお答えいたします。
答弁 建設部長 高橋政雄(建設部長は2012年3月まで)
営繕の予算の関係でございますけれども、平成 17 年度においては、忠類地区、幕別地区、修繕に対して約 2,000 万ほどの予算がありましたけども、野原議員が言われる今年度の予算については、事業費の中で修繕費の 1,600 万と。忠類部分の要求額については 300 万ということでございます。確かに、予算的に落ちておりますけども、これは全体的に修繕等、管理等、全体予算が落ちている中での予算でございます。ただ、どうしてもそういう住み替え、建て替えの中でやっている。あるいは、入退去の中で修繕が必要な部分については、これは予算を確保しながらも修繕をやっていかなければならないものというふうに考えております。
質問 20番 野原恵子
民間も今空いている状況があるというお答えでしたけれども、民間の住宅とやっぱり公営住宅というものとは、やはり本質的に違うものがあるのではないかと。福祉政策に入ると思うのですよね、公営住宅の場合は。それで、今、件数を申し込んだけれども、古いところは入らないという状況があったということですが、その公募のときに申込みがなかったということで、需要はあると思うのです。毎月公募しているわけではありませんから。ですから、その空きがあったときには、次の月にでも公募するという、そういう状況で公募していくという姿勢も大事ではないかというふうに思います。相談や何か受けましても、本当になかなか入れないと、幕別の町民が入れないという状況も現実にあるわけなのですよね。ですから、毎月毎月公募するわけではありませんか、その時期に申し込まないと入れないという現状もありますので、空いているところがあったら、募集する月でなくても公募していくということも必要ではないかと思います。それと、高額になっていくですとか、それから、空いてくる公住が多くなるのではないかということをおっしゃいましたけれども、希望しているのは、やはり足りないことは現実だと思うのですよね。町民が入れないという現実があるわけですから。ですから、そういう対応も含めて、10 年、20 年の、マスタープランは 20 年計画ですけれども、これからの経済状況も見据えながら計画を立てて、住民が困らないような住宅対策をとっていくことも必要ではないかと思います。現実は入れない人がいるということですから、その出発点に立って、やっぱり考えていかなければならないと思うのですが、その点はいかがでしょうか。
答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)
先ほど言いましたように、8倍ですとか、6倍ですとかという倍率が現実にあるわけですから、入れない方が出てくるのは当然だと思いますけども、問題は今言いましたように、入れない方、あるいは倍率が6倍、8倍になる申込者の中に、本当に、今言ったように低所得者で、今の住宅が古くて寒くて駄目で、あるいは高い家賃で何とか公営住宅に入れてほしい。そういう人たちはもちろんいるわけですけども、一方では、先ほど言ったように、尐しでも新しいところへ移りたいというようなことで、あっちこっちの公営住宅を申し込んでいる人がいたり、そういったことが倍率をかなり上げている部分もあるわけですから、本当に今、公営住宅に入らなかったら、もう明日からの住まいもないというような困窮世帯といいますか、そういう方々がどのぐらいいるかということになってくると、また、ちょっと違ってくるのだろうと思いますけども、総体でいくと、今言う公営住宅が足りなくて困っている状況には、私はないのだろうというふうに思っています。ただ、希望者がいることだけは、これは事実ですから、今、野原議員がおっしゃるように、倍率もあるし、入れないというのも事実だというふうに思います。ただ、そういった人と、先ほど言ったように、給料が高くなる、所得が上がって出なければならないというような人もこれからどんどん出てくるとするならば、そこは必然的に空いて募集をしていくということになってきますから、民間とは関係ないということは確かにあると思いますけれども、そういった意味では、その出た人たちが、次は民間へいくのか、自分で家を建てられるのか。それはまた一つの住宅の施策の中でのことであろうと思いますけども、ただ、公営住宅については、今言ったように、いろんな要素があって倍率が高くなっているのは事実だと思いますし、入れない方いるのも事実だと思いますけども、全体的からいくと、公営住宅本来の役割は果たしてきているのかなというふうには思っています。
質問 20番 野原恵子
民間の住宅が高い家賃だから公営住宅に入りたい。これは住民の要望でもありますし、条件に合うのであれば、やはり応募する資格もあるわけですよね。新しい住宅に入りたい。これも、今、文化的な生活を営むという意味では、新しい住宅に入りたいというのも、これも住民の要求でもあると思うのです。ですから、そういうことも踏まえていきますと、やはり住宅政策として、公営住宅をどういうふうに建てていくか、建て直ししていくか。そして、住民の要求に応えていくかということも、やはり町の役割ではあるのではないかと考えます。それと、営繕なのですけれども、予算は、今回、忠類の分は尐ないけれども、要望があってそういう営繕の必要性があるところは速やかに営繕をしていくという、そういう姿勢で臨むということでよろしいのでしょうか。その点だけ、もう一度町長にお伺いいたします。町民の要望でもあるということですよね。高い家賃で公営住宅に住み替えたい。それから、新しい住宅に住みたいというのも、町民の要望ではあると思うのです。ですから、そういう点でも見直しして増設していくということも必要ではないかと思うのですが、その点についていかがでしょうか。
答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)
住民の方が、高い民間から公営住宅に入居したい。あるいは、古いところから新しい公営住宅に移りたい。それは要望として応募されることについて、私がとにかく言うことにはこれはもちろんないことだと思います。応募していただいて結構だと思いますけれども、全体の公営住宅の数ということになってきますと、今言うように、新しいところに入りたいという方は、現に今公営住宅には入っているわけですから。そうすると、戸数が増やすということにはならないのだろう。古いところはどんどん壊して、新しいところをどんどん建てていって、古い人が新しいところへどんどん移っていけば、住民の方には一番それは喜ばれるのかもしれませんけど、なかなかそうはいかないのが現実だろうというふうに思います。従いまして、公営住宅の本質は、先ほども言いましたように、低所得者で住宅に困窮している人が、速やかに公営住宅に入れるような体制をつくっていくことが、まず一番大事なことなのだろうということだと思います。そうした意味では、高い所得になった方には、速やかに出ていただいて、そして本当に低所得者の人が入っていただく。そして、安い高い、あるいは古い新しいはあるかと思いますけれども、しかし、それらは公営住宅のくくりの中でいえば、いわゆる住宅施策の中では古い新しいを含めて、公営住宅であることには変わりはないわけですから、何とかそういう面でのご理解もいただければというふうに思っています。
質問 20番 野原恵子
先ほど、公募しても、3件ほど公募がなかったというお答えでしたけれども、そういう場合には、またすぐ公募するという、そういう改善はできるのでしょうか。その点だけお聞きしたいと思います。
答弁 建設部長 高橋政雄(建設部長は2012年3月まで)
先ほど、3件がなかったと。要するに経過年数が古い住宅には応募がなかったということでございますけども、随時といいますか、本町側では約3カ月置きに公募しているということもありますので、それまでの間はちょっと難しいものがありますけれども、あと、忠類につきましては、随時、今年度でいいますと、今期に入って4回の募集を行っているという状況でありますので、ちょっと幕別と忠類の地域が違いますけれども、その中では随時募集をやっていくということになります。
質問 20番 野原恵子
そういう古い住宅でも、今、入りたいという要望は、この地域を歩いてもあるのですよね。そこに公募がなかったということであれば、3カ月待たなくても、次の月に公募するとか、そういう手立ても必要ではないでしょうか。
答弁 建設部長 高橋政雄(建設部長は2012年3月まで)
現状は、先ほど話した3カ月単位ということが、本町の方ではやっておりますけども、議員が言われるように、今後、応募のないものについては、その内容も変えて随時やっていけるような形で検討してみたいと思います。
質問 20番 野原恵子
次に、窓口業務の件ですが、町長のお答えでは、職員に対し、いつもきちっと指導をしているというお答えでした。その点につきましては、今後も心がけていただけるということなのですけれども、これから期待していきたいと思います。それと、お昼休みの職員の休憩の時間なのですが、これも交代にお昼休みの時間をとっているということですけれども、2、3の窓口で、そういう状況は、ときどき、私、お昼休み通らせてもらうのですけど、そういう状況ではないなと思われるところも2、3あるかなと思うのですよね。それで、しっかりと職員のお昼休みを保障するということは、健康管理の上からでも大事ではないかと思いますので、そこは上司の方のしっかりした指導が、お昼休みは保障するという姿勢が必要だと思います。それで、この間、住民からいろんな意見も出されている中での一般質問なのですけれども、これは職員に対する町長のリーダーシップが問われるのかなというふうに思いますので、そういうところもしっかりとこれから指導していっていただきたいというふうに思います。それが住民の、職員に対する信頼回復につながると思いまして、私たちも町民から、役場職員はしっかり住民の立場に立っているという声を聞きますと大変うれしいものですから、そういう点をしっかりこれからしていただきたいと思います。その点について。
答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)
お昼休みの窓口は、先ほど言いましたように、忠類総合支所とか札内支所、それから、本町では住民係、あるいは出納室、そういったところが交代で窓口に待機していて、1時になるとその人たちが休憩に入って、いわゆる当番制で窓口対応をしていますし、それ以外の各課においては、尐なくとも、誰もいない、いわゆるゼロにはしないように、必ず誰かが、当番は決めてはおりませんけども、誰かがいて、町民の皆さんが来たときに窓口対応できるようにというようなことで、今まで進めてきたものですから、そういったことをさらに徹底させていきたいと思いますし、後段お話がありましたように、やはり我々の仕事、公務員の仕事、全体の奉仕者であるというようなことを、私はいつも職員に申し上げますけども、誰のための仕事なのかということを、今一度自らが認識しながら仕事をしていくことが大事だというふうに思います。今、いろんな問題があちこちで出ております。飲酒運転なんかももちろんそうですけども、こういったことで町民の皆さんの信頼を失わないように十分気をつけていきたいというふうに思います。