みんなの議会

幕別町議会 平成16年第4回定例会 2004年12月14日

実施状況や推進状況について

2004年12月14日、幕別町議会の一般質問で、中野敏勝議員が「実施状況や推進状況について」質問し、町長 岡田和夫、教育長 沢田治夫が答弁しました。

質問者
中野敏勝 議員
答弁者
町長 岡田和夫、教育長 沢田治夫

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 16番 中野敏勝

通告に基づきまして、質問をいたします。ブックスタート事業について。心豊かな子供の成長のために、本を通して赤ちゃんと楽しい一時が持てるよう応援するブックスタート事業が地方自治体の間で大きく広がっている。ブックスタート事業は、赤ちゃんと絵本を通して楽しい時間を分かち合うことを理念として、1992 年、イギリスのバーミンガムというところで始められた運動ですが、今ではイギリス国内の9割以上の地域で、地域事情に合わせた形で行われているということ。日本では、東京杉並区の協力を得て、2000 年 11 月に試験実施を行ったのが始まりで、赤ちゃんの身体の成長はミルクが必要なように、赤ちゃんの言葉と心を育むためには、だっこの暖かさの中で優しく語りかけてもらう時間が必要です。また、絵本を介して、赤ちゃんと保護者の心が通い合う、暖かい時間を持ってほしいとのメッセージを伝えることが大切です。子供が本に出会う機会を作ることの大切さを知ってもらうためにも、子育て支援活動の一環としてブックスタート事業も重要と考え、実施状況や推進状況についてお伺います。次に、子供議会の開催について。町の未来を担う子供たちの夢や希望、意見を町政に反映させていくことは幕別町の将来にとって大切なことと考える。わが町には4校の中学校があるが、少子化社会にあって生徒数も年々減少している中、さまざまな意見をもった若い力があると思う。中学生が町に対して興味を持ち、町の将来について話し合いをしていくことも教育のひとつの場と考える。本町の教育目標である「郷土を愛し、自ら学び、心豊かに生きる人作り」にもつながるものと考える。そのためには、大人が子供に関心を持ち、そして、大人が子供に深くかかわりを持つ。子供自らが町を愛し、幕別町をつくりあげていくことの必要性を考える場として、生徒が日ごろ日常生活の中で感じていること、また、地域の中で考えさせられたことなどを要望・意見として自由に発表してもらうことが、これからのまちづくりの第一歩にもなっていくものと思う。議会の仕組みを学びながら会議の様子なども学べる子供議会の開催を行ってはどうかと考え、次のことをお伺います。①子供議会は平成 11 年7月 25 日に一度行われている。第4期総合計画の策定に伴って実施されているが、この時はゴミなどの環境問題、学校施設の整備、給食についての疑問点が質問となっているが、どのように総合計画に反映されたのか。②中学生の海外研修時にあったこと、ホームステイ等で学んだこと、姉妹交流などの場も体験学習として参加し、体験と知識を思う存分、町民や同僚にむかって伝える機会にもなると思うのですが。以上。

答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)

最初に、私の方から中野議員のご質問にお答えさせていただきます。ご質問の2点目になるわけでありますけれども、子供議会の開催についてでありますが、子供議会につきましては、まちづくりを考える上で、時代を担う子供たちがどんなふうに町を捉え、どのような考えや要望を持っているのかを認識することが重要なことであろうというふうに思っております。また同時に、子供たちがまちづくりに対する意識を高め、行政の仕組みや役割に対する理解を深めてもらうことも大切なことであろうというふうに考えているところであります。このようなことから、平成 11 年に子供議会を開催いたしましたが、このときは、町内 13 の小中学校から、小学5年生と中学校2年生を対象に、それぞれ2名ずつ、都合 26 名の子供たちに出席をしていただき、これからのまちづくりに対する要望や意見を、質問・答弁という議会の一般質問の形式に則って、議事を進めたところであります。この子供議会での質問・要望等が、第4期総合計画にどう反映されたかというご質問でありますが、お話ありましたように、一つには、ごみなどの環境問題についての意見等が子供たちから多く出されましたが、これらにつきましては、当然のことながら、まちづくりの基本姿勢の一つであります環境重視といった点に、また、学校施設の整備や給食の充実、通学路の交通安全施設の整備、公園の整備など子供たちの身近な関する質問あるいは要望も多く出されましたが、これらにつきましては、それぞれ基本計画の施策の方向に反映されたものと思っているところであります。次に、海外研修や国内研修等で体験したことや学んだことの発表の場にもということでありますが、これらにつきましては、今、各学校での報告会、あるいは町の広報誌等を通じて、町民の皆さんに周知をいたしているところもあります。先ほど申し上げましたように、平成 11 年度の子供議会は、質問・答弁という形式で行われましたが、形式などを工夫することにより、中学生が学んださまざまな体験や知識、さらには、まちづくりへの夢などを発表する機会にもなり得ることとは、意を同じくするところであります。今後、子供議会の開催につきましては、たまたま昨年から、年1回教育委員会で開催されております中学生によるジュニア教育委員会等も参考にさせていただきながら、各学校でも準備等でかなりの時間と負担がかかりますことから、十分、学校・教育委員会ともご相談をさせていただく中で、考えてまいりたいというふうに思っておりますので、ご理解をいただきたいと思います。以上で、中野議員のご質問に対する私からの答弁とさせていただきます。

答弁 教育長 沢田治夫(教育長は2005年9月まで)

中野議員のご質問にお答えさせていただきます。ブックスタート事業は、絵本そのものを一人ひとりの赤ちゃんのまわりに届けることに大きな意味を置いている運動であり、具体的には、乳児検診時に来られた保護者に、絵本や子育てに役立つ情報・資料等をその場で手渡すというものであります。幕別町の図書館では、平成 15 年度から保健福祉センターとの連携のもと、この事業をマイファーストブックサポート事業という名称で実施しておりますが、乳児検診の際、単に絵本を手渡すだけではなく、図書館司書による本の紹介、あるいは読み聞かせなどの話をしてから、絵本セットを1カ月間貸し出しをし、図書館に返却していただく際に、その中から気に入った絵本1冊をプレゼントする方法をとっているわけであります。この2年間に実施状況を申し上げますと、平成 15 年度につきましては、9回の7カ月乳児検診の際に 115 名、平成 16 年度は、11 月末現在でありますけども、12 回 142 名でありますが、最終的には、212名ぐらいになるのだろうというふうに予測をしているところであります。なお、乳児検診率はおおむね 100%に近い状況でありますけども、都合で検診に来られなかった保護者の方に対しては、別途、保健福祉センターと連携をとりながら対応をしているところでもあります。事業実施にあたりましては、図書館利用カードの作成、離乳食・子育てに関する本の案内、お勧め本コーナーの紹介等を行っているほか、ベビーカーやおむつ替えベッドを設置し、図書館に赤ちゃん連れのお母さんが一人でも多く来館していただけるような環境整備にも、併せて努めているところであります。なお、今後の取り組みについてでありますけども、1歳6カ月検診時に実施したアンケート調査では、絵本を読むきっかけとなった時期は、本事業、いわゆるブックスタート事業でありますけども、これを実施してからという保護者が多く、また、図書館に足を運んで絵本などに触れ合う機会が増えたと。このことによって、絵本の貸し出し冊数が多くなっていることも事実として受け止めているところであります。こうしたことから、先に策定した幕別町子供読書推進計画の中でも、マイファーストブックサポート事業を具体的な取り組みとして位置付けをしておりますので、今後とも本事業推進に向け一層努力をしてまいりたいと考えているところであります。また、町内の主要公共施設7カ所に、返却・貸し出し自由の図書コーナーを昨年から開設しておりますけども、こうした場におきましても、新たに絵本を含めた児童書を置くなどいたしまして、親子ともに身近に本がある環境、すなわち読書のまち構想幕別実現に向けまして、さらに積極的に取り組んでまいりたいと考えております。以上で、中野議員の質問に対する答弁とさせていただきます。

質問 16番 中野敏勝

ブックスタートにつきましては、幕別町独自のやり方ということでいろいろ努力をしているようですけれども、このブックスタートについては北海道知事である高橋知事も、自らこの状況を把握されたりしながら、道の教育委員会などでも、初年度分として本の購入2分の1の助成をしているということなのですけれども、これらは活用されているのでしょうか。さらに、このブックスタート事業そのものというのは、非常に効果があるものだと思います。今、学校崩壊とか、あるいはさまざまな発達多動性の子供がいるとかおりますけれども、そういう精神面の援助というか、そういうものが非常に効果があるものではないかと。小さいときから、良書に触れ合うことによって、そういうものがなくなってくるとも言われております。少ない予算で、計り知れないすばらしい子育て支援の部分にもつながっていくのではないかというふうに思うわけです。読書の推進、親子のコミュニケーションも大きな核となっているものと思います。さらに、今、核家族の中で、子供にどう接していいかわからない親が非常に増えていると。これらのことが虐待事件というようなものにもつながっていく可能性も否定できないわけです。その意味から、子育て支援の強力な事業として、今、教育長から答弁がありましたけれども、保健センターとか、あるいは図書館、それからボランティアの方々というような方とも連携をとりながら、より以上充実したものにされていくことが必要でないかと思うのですが、この点についてお伺いします。さらに、子供議会の開催ということについては、前向きに進めていくということで理解をしましたので、この点はよろしいです。1番のブックスタートの部分だけ、今の質問、よろしくお願いします。

答弁 教育長 沢田治夫(教育長は2005年9月まで)

今、お話ありましたように、このブックスタート事業、いわゆる子供のときから、こうした本に慣れ親しむ、そういった意味で幕別町でも実施しておりますし、また、今、道でお話している、この活用しているか。このことについてちょっと、今ここで分かりませんので、そういった事業についてはさらに調べながら活用できるものは活用したいというふうに考えております。いずれにしても、効果につきましては、もうまさにお話があったとおりでありますし、これ以上どんな形でやっていくか。やっぱりこれは、今、子供の活字離れというのが叫ばれているわけですけども、その前にやっぱり保護者といいましょうか、親の人たちもどちらかというとそういった活字が離れていく。ですから、こういった機会を通しながら、いろんな形の中で本に慣れ親しむ。そのためには、先ほどもお話あったように、ボランティアの人たち、今も実際に支援をしていただいておりますけども、そういった多くの人たちの連携をともにしながら、一つひとつやっぱり進めていく必要があるだろうと、そんなふううに考えておりますので、よりいろんな形の中で、知恵・工夫をしながら進めていきたいということで、ご理解を賜りたいと思います。

出典:幕別町議会 平成16年第4回定例会 2004年12月14日 議事録 PDF(12ページ) 間違いを知らせる